581 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 21:23:48 ID:GlWG8JXU0
もうすぐで夜の9時……

俺たち3人は部屋に待機して作戦開始の時間を心待ちにしていた


(*'A`) ゴクリ…!


ついに……ついにこの時がやってきたんだ……!!

俺と姫が一つに結ばれる日……

きっとこの日は俺たち二人にとっての記念日になる……!!

そんな高揚感が俺の胸の中には確かに存在していた


ミ,,*゚Д゚彡「あと3分……!くううううううう!!この時間は長い!!とても長いぜッ!!」


フサギコはどうやら俺と同じ気持ちらしい

  _
( -∀-)「ま、そう焦んじゃねえ……慎重に行こうぜ?慎重に」


それに比べて、ジョルジュはいつも通り冷静な様子だったが……

583 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 21:29:57 ID:GlWG8JXU0
あと30秒……


(*'A`)


残り10秒……


ミ,,*゚Д゚彡


5…4…3……

  _
( -∀-)


2……


ミ,,*゚ー゚彡


1……

(゚A゚)


……作戦開始ッ!!


(#'A`)「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ミ,,#゚Д゚彡


そして、俺たちは一斉にその場を駆け出した……!

  _
( -∀゚)「……ったく、だから落ち着けって言ってんじゃねえか」

584 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 21:44:56 ID:GlWG8JXU0
('A`)「!!」


俺たちが勢いよく部屋を飛び出してあたりを見回すとそこには……


从'ー'从「〜〜〜♪」


歯磨き粉を片手にこっちへ向かってくる渡辺がいた

そういえば俺たちの部屋の方向には洗面所があったんだった……


ミ,,;゚Д゚彡「おいおい、いきなり敵軍の兵に遭遇ですかよ!!どうする!?」

  _
( -∀゚)「どうするもこうするも……ただの渡辺じゃねえか 適当にやり過ごせばいいだけだろ?」


ミ,,゚Д゚彡「いや、それは分からんぞ〜〜〜!あいつは抜けてるように見えて、意外と勘だけは鋭いからな!」

  _
( -∀-)「やれやれ……フサギコはこう言ってるがドクオはどうすんだよ?」


ジョルジュが呆れた表情で俺の方に顔を向けてくる

ここは俺が決めないといけないのか……

585 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 21:47:22 ID:GlWG8JXU0
('A`)「さて、どうしようか?」


俺は……


1、適当にやり過ごす


2、一緒に歯磨き


3、延髄チョップ


4、自由安価


安価>>587

587 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 21:56:41 ID:eJ8t/BAk0
4 スリーパーホールド

589 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 22:07:01 ID:GlWG8JXU0
('A`)「よし、お前らはここで待機していろ!奴は俺が仕留める!」


ミ,,;゚Д゚彡「え?おま……ちょ!」


俺の突然の申し出に戸惑うフサギコを後ろに残し、ゆっくりと渡辺に近づいていく


('A`)「…………」


もちろん、その気配を殺すことを忘れずに……

そしてついに――


从'ー'从「ふんふんふ〜んっ♪」


彼女の背後にピッタリとくっつくことに成功した

渡辺は相変わらず平和そうな顔をしている


('A`)「…………」


この幸せそうな顔が今から一瞬にして苦悶の表情に変わる……

その光景を想像してみると俺は思わず吹き出してしまいそうになった

591 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 22:20:27 ID:GlWG8JXU0
('A`)(いくぞ……!)


無垢な表情を浮かべている渡辺の首元に俺は両腕を回し……


从'ー'从「ふぇぇ?」


(#゚A゚)「ふんっ!!」


その頸動脈を一気に締め上げた……!


从; ー 从「……ふみぃッ!!」


突然の事態に渡辺は気の抜けたような悲鳴を上げる

そして、ジタバタと抵抗しようと試みるが俺も一端の男……力量の差は圧倒的なものだった


从; ー 从「かふ……!あぎぃ……!ぎぎぎ……!!」


時間が経つにつれて渡辺の顔はどんどん赤みを増していく

そして、俺の腕に向かって苦しそうに何度も手のひらを叩きつけてくる

だが――


('A`)「タップするには……まだ早いだろォ?」


俺が情け容赦をかけることは無かった……

593 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 22:31:24 ID:GlWG8JXU0
从;゚ー゚从「た……たひゅ……たひゅけへぇ……!」


渡辺は白目を剥きながら俺に対して懇願したが……


('A`)「許せ」


俺は一刀両断にそれを斬り捨てた

そんな時だった――


ミ,,;゚Д゚彡「ば、バカッ!!これ以上はよせ!!」


俺の腕はフサギコによって振りほどかれた


(;'A`)「な、なにをする!!」


ミ,,;゚Д゚彡「な、何事にも限度ってもんがあるだろ!!い、いい加減にしろッ!!」


俺は珍しくフサギコに説教されることになった


从; ー 从「けほっ!けほっ!」


('A`)「あ」


俺の目の前には苦しそうに咳をしている渡辺がいる

594 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 22:42:08 ID:GlWG8JXU0
('A`)「俺は……」


馬鹿か……?

  _
( -∀-)「責任を持って行動しろって俺はお前に言ったよな?」


('A`)「え?」


( A )「……いでっ!!」


俺の頭に向かってジョルジュは重たいげんこつを喰らわせた

ジンジンと焼けたような痛みが脳天を襲う……


ミ,,;゚Д゚彡「と、とりあえず一旦ここを離れようぜ!」

  _
( ゚∀゚)「ああ、渡辺には悪いが今回だけは仕方がねえ!」


そして、俺たちはその場を急いで離れることにした


从;ー;从「ふぇぇ……」


泣き顔の渡辺をその場に残して……

596 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:03:53 ID:GlWG8JXU0
それからしばらく道なりに進んでいくと、目の前には二つの分かれ道があった……

  _
( ゚∀゚)「どうやらここで別行動になりそうだな」


('A`)「あれ?姫の部屋とトソンさんとじぃさんの部屋は方向違うんだっけ?」

  _
( -∀-)「そういうこった!俺とフサギコは一緒だけどよ」


ミ,,゚Д゚彡「ドクオ」


('A`)「ん、どうした?」


フサギコが何やら真剣な顔つきをしている

どうしたんだろう?


ミ,,゚Д゚彡「……地獄で会おうぜ!」


('A`)「いや、それ死亡フラグだから」


本人は格好つけたつもりなのだろうが、アホ面でそんなキザな台詞を言われても滑稽なだけだった……

597 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:08:26 ID:GlWG8JXU0
  _
( -∀゚)「まあまあ、そんな縁起の悪いことは言うんじゃねえ!お互いにいい結果を残そうじゃないの」


ミ,,*゚Д゚彡「そうだとも!そうだとも!俺たちの成功を祈って!!」


('A`)「…………」


('A`)「……おう!」


その言葉を最後に俺はその場を走り抜けた

そして、決して後ろを振り返ることはしなかった

今はただ前だけを見つめる――

それ以外の余計なことはしたくない

する必要などどこにもない

598 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:21:46 ID:GqrzYfgc0
ついに姫の部屋の前まで到着することに成功した


(*'A`) ゴクリ…!


(*'A`)「失礼しまーす……」


そして、俺がゆっくりとドアを開けるとそこには――


ξ*--)ξ「すぴーひゅるるるるる……」


(;'A`)「あ、れ……?」


布団の中で穏やかな寝息を立てているツンさんがいた

姫の姿はどこにも見当たらない……


(;'A`)「あ」


よく見てみると誰かが布団を抜け出したような形跡が見える

ということは――


(;'A`)「姫は今は出かけている……のか」


さて、これは一体どうしたものか……

599 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:24:58 ID:GqrzYfgc0
('A`)「さて、どうしようか」


俺は……


1、姫を探しに行く


2、気になったんだけどツンさんの胸って……


3、姫の布団の中で寝る


4、自由安価


安価>>601

601 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:26:50 ID:eJ8t/BAk0
1

602 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:42:54 ID:GqrzYfgc0
('A`)「……行こう!」


彼女にずっと伝えたかった想い……

それを胸の中に抱えたまま、俺は勢いよく部屋を飛び出して行った

――――――――
――――
――


(;'A`)「ふう……ふう……!」


心当たりのある場所を全て見て回ったがどこにもいない……

姫は一体どこにいるんだ……?

俺は肩で息をしながら精一杯頭を振り絞った

603 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:44:38 ID:GqrzYfgc0
(;'A`)「さて、どうしようか?」


俺は……


1、浜辺に向かう


2、屋根の上に上る


3、姫の部屋に戻る


4、自由安価


安価>>605

605 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:48:42 ID:eJ8t/BAk0
1

606 名前:名も無きAAのようです :2013/10/24(木) 23:59:59 ID:GqrzYfgc0
('A`)「……待てよ?」


宿舎の中を散々に探し回ったのに見つからない……

ということは彼女は今どこにいる可能性が高い……?


( A )「考えろ……!考えるんだ!ドクオ!!」


俺は脳をフル回転させる

それからしばらくして、俺の思考はある一つの結果にたどり着いた……


('A`)「姫……!」


俺は全速力でその場所に向かって駆け出した

潮の匂いが香るあの浜辺へと飛び出して行った……

608 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 00:20:05 ID:lK2VMuJM0
――――――――
――――
――


<姫ーーーーーーッ!!


ζ(゚ー゚*ζ「……え?」


ζ(゚ー゚*ζ(ドクオ……くん?)


(;'A`)「ぜひゅーひゅー……」


俺の目の前にはちょっとだけ驚いたような表情の姫が体操座りで座っていた

まあ、驚くのも仕方ないだろう……

今の俺は息を荒くして大粒の汗を全身から垂れ流しながらここまでやってきたんだから

だけど――


(;'A`)「聞いて、くれ……俺のずっと言いたかった言葉……聞いてくれ!」


そんな些細なことよりも姫に聞いてほしい言葉がある

姫に伝えたい言葉がある


ζ(゚ー゚*ζ「え?」


('A`) スゥー…


そして、俺は大きく息を吸い込んだ――

609 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 00:24:12 ID:lK2VMuJM0
('A`)


俺は姫に向かって言い放った……


1、……好きだ


2、愛してる


3、俺のこと好き?


4、自由安価


安価>>611

611 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 00:28:56 ID:EE8EH/Mo0
1

614 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 00:42:40 ID:lK2VMuJM0
( A )「……好きだ」


ζ(゚ー゚*ζ「ドクオくん?」


( A )「好きだ!好きなんだよ!」


( A )「ずっと前から好きだ!今も大好きなんだよ!!」


ζ( ー *ζ「あ」


そんな俺の言葉に姫は戸惑ったような表情を見せる

そして彼女にしては遠慮がちに言葉を口にした……


ζ( ー *ζ「でも、私はあなたのこと……


( A )「わかってる!」


俺は姫の言葉を途中で遮った

その先の言葉を聞いてしまうと全てが終わってしまいそうだったから

その言葉を聞くのが怖かったから……


( A )「それでも俺は……」


姫のことが……


( A )「好き、なんだよ」

615 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 00:58:46 ID:lK2VMuJM0
( A )「勝手なことだって分かってる!分かってるけど……」


( A )「頼むから、俺に一度だけ……一度だけチャンスをくれないか?」


ζ( ー *ζ「ドクオくん、あなた……」


ζ( ー *ζ「さっきから、言ってることが滅茶苦茶よ……」


( A )「お願いだ!姫ッ!!」


俺は見っとも無くも自分の頭を地面に擦りつけた

そして、何度も懇願した


ζ( ー *ζ「や、やめなさい!!あなた、男でしょ!?そんな軽々しく頭を下げるなんて……


( A )「軽々しくなんてない!!」


俺は姫にそんなふうに思われるのだけは嫌だった

だからすぐにその発言に対して否定をした


( A )「俺の姫に対する想いは軽々しいものじゃないから!!だから……!!」


そんな俺の声はちょっとだけ震えていた

もう諦めろと俺の中の理性が告げている

だけど、俺は絶対に諦めたくは無かった……

617 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 01:18:41 ID:lK2VMuJM0
( A )「…………」


ζ( ー *ζ「…………」


冷たい身を切り裂くような沈黙がその場を支配する……

そして、しばらくして――


ζ( ー *ζ「…………」


ζ( ー *ζ「ふううううううううう……」


姫は大きな溜め息を吐いた後……


ζ( ー *ζ「明日の朝の6時……」


ボソッと何かをつぶやいた


('A`)「え?」


ζ( ー *ζ「ドクオくんが私の役に立てるかどうか明日からテストをしてあげるわ まずはそこで判断してあげるから」


ζ( ー *ζ「わかった?チャンスは一回だけ……だからね?」


そんな姫の言葉が返ってきた

619 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 01:28:56 ID:lK2VMuJM0
('A`)「あ」


ζ( ー *ζ「いい?明日の朝の6時に私の部屋に来なさい 遅刻なんてしたらそこで全部おしまいにするから」


ζ( ー *ζ「せいぜい私を失望させないようにね……?」


('A`)「…………」


(*'A`)「う、うん!」


ζ( ー *ζ「それじゃ、私はこれで戻るから」


姫は俺に背中を向けてさっさと去って行ってしまった……

その後ろ姿を見えなくなるまで俺は見送った

そして――


(*'A`)「う」


(*'A`)「うおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」


俺は海の中に頭から飛び込んで力の限り叫んだ

そして、明日から始まるいつもとちょっとだけ違う日常に胸を躍らせたのだった……

620 名前:名も無きAAのようです :2013/10/25(金) 01:32:21 ID:lK2VMuJM0
从'ー'从   渡辺     運命共同体      表裏一体型+他者依存型+愛情独占型


ξ゚听)ξ  ツン   先輩・ストーカー   あがり症型+おしかけ女房型+強襲同居型


ζ(゚ー゚*ζ デレ(姫)  同級生・生徒会長      先人の知恵型+鬼教師型+魔性型


川 ゚ -゚)   クー     後輩・信者       神格化型+悪党殲滅先行型+他者愛型    


(゚、゚トソン  トソン   同級生・箱入り娘       無口+不器用+????

  _
( ゚∀゚)  ジョルジュ  おっぱいマイスター   頼れる兄貴分+ガチホモ(?)+おっぱい大好き


ミ,,゚Д゚彡 フサギコ     英雄     ハーレム願望持ちのヘタレ+エロゲ脳+周りに流されやすい


('A`) ドクオ      師匠      クズ+一級フラグ建築士+安価で化ける(可能性は無限大☆)


爪゚ -゚)   じぃ     メイドさん       絶対の忠誠心+今作一の戦闘力+毒舌


ミセ*゚ー゚)リ   ?        ?                 ?


('、`*川  ペニサス     担任             サバサバ+姉御肌       


( ゚д゚ )    ミルナ    先輩・副会長        アレフガルドの聖騎士(自称)


※〜型と表記してあるものはヤンデレキャラクターの性格です
実際の性格はひょっとしたら少し違っていたりするかもしれません
なので、参考程度でお願いします

参考ページ:ttp://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC


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