319 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 14:35:05 ID:jN7YLxLI0
教室は静寂に包まれている


現在のその空間には生徒たちのシャーペンの書き込む音しか存在していなかった



('、`*川「そこまでだ!さっさと筆記用具しまえ〜!答案用紙回収すんぞ〜!」



ペニサス先生のその一言でテストの全日程が終わりを告げる



(−@∀@)「僕の計算によると83%の確立で今は解放感を感じているよ」


( ゚∀゚ )「さいたま〜」


(゚、゚トソン「……ふー」


先ほどまでは緊張の表情を浮かべていた生徒も今では安堵の溜息をついている



\(^o^)/「俺の人生盛大にオワタ……wwww」


ミ,,;Д;彡「ママぁ、現実がこわいよぉ……」


中にはこのように若干落ち込んだような顔色をしている生徒も目に映ったが……

321 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 14:38:18 ID:jN7YLxLI0
('A`)「……うっし!」


その一方で、俺は最後まで自分の実力を全力で出し切れたことをその身に感じていた


今度こそはいい結果……のはず



从'ー'从「どっくん〜、テストどうだったぁ?」


そんな時、渡辺が話しかけてくる


('A`)「ん〜、まあ結構うまくいった方だと思うぜ」


从*'ー'从「そ、そうなんだ〜、よかったぁ!一緒に勉強した成果があるといいねぇ!」


('A`)「そ、そうだな……」



('A`)「こ」



(*'A`)「これも全部渡辺のおかげだよ!だから、ありがとう!」


やめればいいのに……気がつけば俺はいつものこっぱずかしい台詞を吐いてしまっていた

322 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 14:41:07 ID:jN7YLxLI0
从* ー 从「…………」


从* ー 从「……どっくん」


(*'A`)「え?」



从*^ー^从「えへへぇ、こちらこそありがとう……だよっ♪」



(*'A`)「お、おう!」


そんなやり取りの末に俺は恥ずかしくなったので顔を後ろに向けた


そこには……


  _
( -∀゚)「よう、坊主!お前も相変わらずだよな〜?」



いつも通りのにやけた面のジョルジュがいた

323 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 14:44:17 ID:2MXJqxxo0
そして……


('、`*川「……以上でHRは終わりだ!寄り道すんなよ〜!」


ペニサス先生はその発言を最後に教室を飛び出して行った


相変わらずあっさりしすぎている


……まあ、俺たち生徒にとってはだらだらと長話されるよりは100倍マシなんだけどな!



そうやって俺が思考に耽っている時だった……



ミ,,゚Д゚彡「さーて!テストも無事終わったということでみなさん今日はパアーっといきましょうよ!」



そう言ってフサギコが俺の肩に腕を回してくる


……はっきり言って暑苦しい


('A`)「……っていうか、さっきの様子からしてお前は無事終わったとは言い難いだろ」


ミ,,;゚Д゚彡「……ぎくっ!」


('A`)「のんびりと遊んでる余裕なんてあるのか?」


ミ,,;゚Д゚彡「……ぎくぎくっ!!」

324 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 14:47:12 ID:2MXJqxxo0
  _
( -∀-)「ドクオ、いいじゃねえか……そんな固いこと言うなよな!今日ぐらいはそんな些細な事は忘れようぜ?」


从'ー'从「そうだよ〜どっくん!テスト終わりの無礼講だよぉ!」


2人によって俺はたしなめられることになった


('A`)「じゃあ、いっか」


これ以上反論すると流石に空気が読めない奴なので俺は素直に従うことにした



ミ,,゚Д゚彡「はい!気を取り直したということで、今後の予定はどうしましょうかっ?」



フサギコがその場を取り仕切る


調子のいいやつ……

325 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 14:50:32 ID:2MXJqxxo0
  _
( ゚∀゚)「そうだな〜……ドクオは何がしたい?」


('A`)「俺は……」


みんなで盛り上がれるもの……か



('A`)「さて、どうしよう?」



1、カラオケ


2、ゲーセン


3、プロレスごっこ


4、おままごと


5、自由安価



安価>>327

327 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 15:14:17 ID:ATs8T0zo0
>>326

326 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 15:13:33 ID:ATs8T0zo0
5、下着泥棒

328 名前:な、なんと強引なwwww :2013/10/08(火) 15:32:06 ID:2MXJqxxo0
('A`)「下着盗もうぜ!」



从 ー 从「…………」



从; ー 从「……はい?」



('A`)「…………」


(;'A`)「……あれ?」


俺は今なんて言った……?


  _
( -∀-)「まさに青春の暴走……だな?いや〜恐ろしいねえ……」


ミ,,*゚Д゚彡「ふおおおおおお!!最高だッ!!ドクオ!お前のこと見直したぜ!ついにお前もこっち側の人間に……」



(;'A`)「ち、違う!違うっ!」



俺の意思とは関係なく口が勝手に……!!

329 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 15:35:07 ID:2MXJqxxo0
从 ー 从「……どっくん」



从 ー 从「わたし、用事思い出しちゃったから帰るね……?」



(;'A`)「えっ!あっ!ちょ!」


そのまま渡辺はその場を走り去って行った


  _
( -∀-)「おいおい……ハメはずすのは結構だが、取り返しのつく範囲で頼むぜ?」


ミ,,*゚Д゚彡「今日からはお前のこと敬意を込めて師匠って呼んでいいか!?」



(;'A`)「はあ……」



盛り上がっているのはどうやらフサギコだけのようだった……

330 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 15:52:23 ID:2MXJqxxo0
ミ,,゚Д゚彡「よし!男連中だけになったということでまずは作戦会議だ」


('A`)「もう勝手にしてくれ」


ミ,,゚Д゚彡「まあまあまあまあ!!せっかくこっちは意気揚々だってのにそうやって士気を削ぐようなこと言うなって!」


('A`)「こいつはこんなこと言ってるけど、ジョルジュはどうなんだよ?」

  _
( ゚∀゚)「ま、いいじゃねえか!フサギコがこんなにも楽しそうにしてるんだ たまにはいいだろ」


(;'A`)「ほ、本気かよ!」

  _
( ゚∀゚)「俺は手を抜くのは嫌いな性質なんだ やるからには全力で行くぜ?」



……こいつも実は内心興味津々なんじゃないのか?

331 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 15:55:41 ID:2MXJqxxo0
ミ,,゚Д゚彡「よし!まとまったところで会議を始める!」


('A`)「待て!まとまってない!まとまってないからな!」

  _
( ゚∀゚)「おーーーー!!」


ミ,,゚Д゚彡「とりあえず、見張り役は俺で決定な!」


ミ,,゚Д゚彡「回収はお前ら2人に任せる!」


ミ,,゚Д゚彡「ターゲットは知り合いのうちの誰かにする!万が一、見つかった時に言い訳が通用するからな!」


ミ,,゚Д゚彡「……以上だ!!」

  _
( -∀-)「了解した!」


(;'A`)「えっ、ちょっと!なんか勝手に決められたんですけど!」


ミ,,゚Д゚彡「いざ出陣!!」

  _
( ゚∀゚)「おーーーー!!」


(;'A`)「お、おー……」



俺は半ば強制的に参加させられることになった……

332 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 15:57:51 ID:2MXJqxxo0
ミ,,゚Д゚彡「……で、ターゲットは誰にするよ?」

  _
( ゚∀゚)「ドクオが決めろ 俺は別に誰でも構わねえ」


どうやら俺には他の選択肢は用意されていないようだ……



(;'A`)「さて、どうしようか?」



1、クー


2、ツンさん


3、姫


4、渡辺


5、トソンさん


6、自由安価



安価>>334

334 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 16:01:03 ID:ATs8T0zo0


335 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 16:25:49 ID:2MXJqxxo0
('A`)「トソンさん、なんてどうだ?」



ミ,,゚Д゚彡「え?」



ミ,,;゚Д゚彡「ええええええぇぇぇぇええええええッ!?」



ミ,,;゚Д゚彡「お、お前あの子と知り合いだったのかよ!?」



ミ,,;-Д-彡「いや、待て!おかしいなあ〜……見るからに友達がいなさそうな子だと思ったんだけど……」


  _
( ゚∀゚)「まあ、いいじゃねえか!……で、坊主はその子の家がどこにあるのか知ってんのか?」



('A`)「知らない」



ミ,,;゚Д゚彡「は?おいおい、ダメじゃん!ダメダメじゃんっ!!出だしからいきなり躓いちゃってどうすんのよ……」

336 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 16:28:22 ID:2MXJqxxo0
  _
( -∀-)「ま、そう悲観的になるんじゃねえ 方法が無いこともないぜ」


('A`)「え、本当か?」

  _
( ゚∀゚)「ああ、生徒名簿に生徒の住所と簡単な地図が載ってるだろ?あれを使うんだ」

  _
( -∀-)「それにうちの担任のことだ なんせあの性格だからな……もしかしたら上手く行くんじゃねえか?」


('A`)「いやー……果たして、そう上手く行くかねえ?」

  _
( ゚∀゚)「ま、どちらにせよ方法はこれしか残されてねえんだ とりあえずやってみようぜ!」


ミ,,*゚Д゚彡「うおおおおおおおおおお!!盛り上がってきたーーーーーーーーッ!!」

  _
( -∀-)「まあ、そう焦るんじゃねえ まだまだ時間はたっぷりとあるんだ……ここはひとつ慎重に行こうぜ」


(;'A`)「本当に大丈夫なのかよ……」



この作戦の先行きには不安しか見えて来なかった……

341 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 21:15:29 ID:Gfa4cmr.0
(;'A`)「まさか、こんなにも上手く行くなんてな……」

  _
( -∀゚)「な!人生なんて予想外の連続なんだ 不可能なんてことはそう簡単には言いきれねえだろ?」


俺たちは住所と地図のコピーを片手にトソンさんの家を目指していた


ミ,,*゚Д゚彡「神様が勇気ある俺たちに味方してくれたってことだな!ありがとう!エロスの神様ありがとう!!心からありがとう!!」


('A`)「違う」


ただ、担任の性格がだらしないだけだ……

  _
( -∀-)「ま、いいじゃねえか!これで問題は解決したんだ……あとは行動あるのみだぜ?」


ミ,,*゚Д゚彡「流石ジョルジュ……!!ドクオとは言葉の重みが格段に違うぜ!」

  _
( -∀゚)「……これからはおっぱいマイスターと呼んでくれよな?」


ミ,,*゚Д゚彡「イエス・サー!!おっぱいマイスターばんざーーーーーーいッ!!!!」


('A`)「…………」



……平和だな〜

343 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 21:37:19 ID:Gfa4cmr.0
(;'A`)「ここがトソンさんの家……か」


ミ,,;゚Д゚彡「す、すげー……!!」

  _
( -∀-)「真相はとんだお嬢様だったってことだな」


俺たちの目の前には巨大な豪邸がそびえたっていた……


▼#・ェ・▼「ぐるるるるる……わんっ!!」


ミ,,;Д;彡「……ひぃっ!!」ビクウ!!


中庭にはご丁寧にもドーベルマンと思われる番犬が数匹放し飼いにされている


('A`)「まずはこいつらを突破しなければ活路は見いだせないか」

  _
( ゚∀゚)「まともには中に入れそうにないぜ?これじゃあ、犬に腕を噛まれて泣いて帰るのが関の山ってもんだぜ」


ミ,,;Д;彡「お、俺たちの野望はこれで頓挫するのかよ……?神様のうそつきッ!!」


('A`)「……いや、方法はある!」


ミ,,゚Д゚彡「え?」

344 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 21:42:33 ID:Gfa4cmr.0
('A`)「誰かが一人囮になるんだ そして、その間に残りの二人が侵入する」

  _
( -∀-)「おっ!お前にしては中々に頭が回るじゃねえか!とんだ軍師様がいたもんだぜ」


ミ,,゚Д゚彡「で、でもよぉ……」


('A`)「ん?」


ミ,,;゚Д゚彡「肝心の囮は誰がやるんだよ……」


(;'A`)「あ」


ミ,,;゚Д゚彡「お、俺は嫌だからな!あんな奴らと鬼ごっこなんて……じょ、冗談じゃないぜ!」


(;'A`)「いや、でも俺たち二人が回収班だから自動的に残りのお前が……」


▼#・ェ・▼「がるるるるるる……!!」


ミ,,;Д;彡「いやいやいや!!無理無理無理無理!!マジ勘弁してくださいって!!」


(;'A`)「じゃあ、どうすりゃいいんだよ……」

  _
( ゚∀゚)「どうするかはドクオが決めろ 俺は別に何でもかまわねえ」

345 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 21:45:38 ID:Gfa4cmr.0
本音としてはフサギコに行ってもらいたいところだが……



(;'A`)「さて、どうしようか?」



1、やっぱりフサギコ


2、俺


3、ジョルジュ


4、自由安価



安価>>346

346 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 21:46:05 ID:DXU8MA7E0
安価なら1のフサギコ安定

348 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 22:00:47 ID:Gfa4cmr.0
('A`)「やっぱりお前しかいない 頑張れ」


ミ,,;Д;彡「え!マジ無理ですって!本当に!!」


  _
(  ∀ )「フサギコ……」



ジョルジュが珍しく真剣な顔つきをしている


  _
(  ∀ )「分かるか?これはお前にとってチャンスなんだぜ?英雄になれるチャンスなんだぜ?」



ミ,,;Д;彡「えい、ゆう……?」


  _
(  ∀ )「ああ、そうだ 後世になっても人々の間で永遠に語り継がれるんだぜ」


  _
( ゚∀゚)「彼は勇敢な戦士であった……と」



ミ,,゚Д;彡「……あ!」


  _
( ゚∀゚)「考えてみろ?お前の雄姿に憧れる者は数知れず……もちろん女にだってモテまくりだぜ?」



ミ,, Д 彡 ゴクリ…!

349 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 22:12:07 ID:Gfa4cmr.0
  _
( -∀-)「……もう、お前の中に迷いは存在しないな?」


ミ,, Д 彡「ああ、おかげで目が覚めたぜ……」

  _
( -∀゚)「いい顔つきになったな……今のお前にはそこらの女なんてみんなイチコロだ 熱く燃えるような漢の目をしているからな」


ミ,, Д 彡「……へっ!抜かせ!犬畜生なんて今の俺の敵じゃないぜ!!」


▼#・ェ・▼「ぐるるるるるう……ぎゃうぎゃうッ!!」



ミ,,#゚Д゚彡「かかって来い!!ワン公ども!!俺を捕まえられるものならやってみろッ!!だが、そう簡単にはくたばりはしないぜッ!!」



そして、フサギコは走り出した


彼の背中は頼りがいのある漢そのものだった


  _
( -∀-)「行ったか……俺は一生忘れないぜ!お前の勇気ある生き様を……!」


('A`)「いや、まだ死んでないから」

  _
( ゚∀゚)「ま、さっさと終わらせてあいつを回収することにしようぜ」


('A`)「だな」


そして、俺たちは屋敷の中へと入って行った

352 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 22:30:50 ID:Gfa4cmr.0
(;'A`)「すげえ……!」

  _
( ゚∀゚)「まるで迷路みたいだな」


中に入ってみると改めてその広さを実感することが出来た


(;'A`)「こんだけ広かったら下着なんてどこにあるか分からないな」

  _
( ゚∀゚)「1番手っ取り早いのは彼女の部屋のタンスだな」

  _
( -∀-)「ただし、高確率で発見されるという問題点がある そして、何よりも重大なのは……」


  _
( ゚∀゚)「脱 ぎ た て ほ か ほ か じ ゃ な い !!」



(;'A`)「…………」


ジョルジュは拳を強く握りしめ、そう力説した


こいつは変なところで熱くなるんだよな……

  _
( ゚∀゚)「まあ、理想としては脱衣所もしくは洗濯機だな」

  _
( ゚∀゚)「それ以外にも干されているものを丸ごとっていうのもある こっちは比較的安全だな」

  _
( -∀-)「どうするかはドクオが決めろ 別に俺は何でも構わねえ」

354 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 22:35:22 ID:Gfa4cmr.0
('A`)「さて、どうしようか?」



1、危険承知でトソンさんの部屋へ


2、脱ぎたてを手に入れるために脱衣所へ


3、干してある下着をぶんどる


4、腹ごしらえに食堂へ


5、自由安価



安価>>355

355 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 22:42:37 ID:jVHig26U0
2

357 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 22:55:27 ID:Gfa4cmr.0
('A`)「脱衣所へ行こう」

  _
( -∀-)「へっ!面白くなってきたぜ!ドクオにしては冒険するじゃねえか」


('A`)「だって、ジョルジュは中途半端な真似はしたくないんだろ?なら、俺も同じ気持ちだ!やるからには本気でやってやる!」

  _
( ゚∀゚)「…………」

  _
( -∀-)「……へっ!フサギコの奴に感化でもされたのか?」


('A`)「…………」


('A`)「……まさか」

  _
( -∀-)「よーし!熱くなってきたぜ!!じゃあ、さっさと行くとしますか?」


('A`)「おう!」



今の俺たちには迷いなど一切存在していなかった


同じ志持った同志と共に闘う


闘い抜く


……ただ、それだけだった

358 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 23:12:03 ID:Gfa4cmr.0
そして、俺たちはあっという間に脱衣所へと到着した


その横に繋がっている部屋は水の音がしているので恐らく風呂場なのだろう


幸運にも今は中で掃除の最中らしい



('A`)「なあ、ジョルジュ」

  _
( ゚∀゚)「どうした、ドクオ?何やら神妙な顔つきをしているじゃねえか」


('A`)「……『不自然』じゃないか?」

  _
( ゚∀゚)「『不自然』?」


('A`)「だって、俺たちは今ここに来るまで使用人の誰一人として遭遇することは無かった」

  _
( ゚∀゚)「……それがどうしたって言うんだよ」


('A`)「つまり、俺が言いたいのは……」

  _
( ゚∀゚)「…………」


('A`)「この屋敷の中には『人間』なんていない……ってことだ」

  _
( ゚∀゚)「!!」

360 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 23:19:34 ID:Gfa4cmr.0
  _
( ;゚∀゚)「なん、だと……?そ、それは何かの間違い……!!」



('A`)「いや、完全には否定できない……風呂の掃除をしている人の正体も実は幽霊……!」


  _
( ;゚∀゚)「ま、待てよ!!じゃ、じゃあ……トソンさんの正体も……?」



('A`)「ああ、間違いない 幽霊だ」


  _
( ;゚∀゚)「じゃあ、ここは……!」



('A`)「ああ、この豪邸は……」


  _
( ;゚∀゚)「幽霊屋敷……!!」('A`)

361 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 23:29:52 ID:Gfa4cmr.0
('A`)「…………」


('A`)「……なんて冗談はひとまず置いておいて、さっさと始めるとするか」

  _
( ゚∀゚)「……だな 人が来る前にさっさとやっちまおう」


そして、俺たちが下着に手をかけたその時だった……!!



<そこにいるのは誰ですか!!トソンお嬢様ではありませんね?神妙にしなさい!!



(;'A`)そ「やべっ!」


風呂場の方から女性の凛とした声が聞こえてくる

  _
( ;゚∀゚)「ここで顔バレするのはマズイ!!緊急事態だ!許せッ!!」


(;')(`)「うぶっ!」


突然、ジョルジュが俺の頭に『何か』をかぶせてきた


(')(`)「これは……」


パンツ……?


女性の甘酸っぱい匂いが俺の鼻をくすぐってくる

364 名前:名も無きAAのようです :2013/10/08(火) 23:55:31 ID:Gfa4cmr.0
(*')(`)「…………」クンクン…

  _
( -)(-)「へへっ!どうやら気に入ってくれたようだな……」


(;')(`)そ「!!」


(;')(`)「そ、それよりも……だ!もうこれで任務は無事達成できたよな!?」

  _
( ゚)(゚)「そうだな、もうここに用はない!さっさとずらかるとしようぜ!」


(')(`)「よ、よし!早く脱出しよう!」



<待ちなさい……!



(;')(`)そ「だ、誰だ!!」



俺たちが振り返るとそこには……


爪 ― )「ああ、なんと汚らわしいのでしょう……もはや人間ではなく獣へと身をやつしてしまわれたのですね……かわいそうに」


爪 ― )「ならば……いっそ私がこの手で……」


爪#゚―゚)「楽にして差し上げましょう……!!」



怒りでその身を震わせている恐らくこの屋敷のメイドさんと思われる女性がブラシを片手に構えていた……!!

365 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 00:17:06 ID:U1bg79x.0
  _
( -)(-)「止めた方がいい 俺は女性には手は出さない主義なんd……


爪#゚ -゚)「問答無用!はあっ!!」


その言葉とともに女性はジョルジュの腹部へとブラシで突きを繰り出してきた……!!


  _
( ゚)(゚)「……甘いッ!!」



ジョルジュはそれを腕で軽く受け流したが……



爪゚ -゚)「甘いのはあなたの方でしたね……先ほどの攻撃はただの牽制です 本命は……」

  _
( ;゚)(゚)「なにっ!?」



ジョルジュの反応に一瞬だけ遅れが出来た



爪#゚ -゚)「……こちらですッ!!」



ヒュンッ!!スカーン!!



その一瞬の隙を見逃さずにメイドさんはジョルジュの脳天を叩き潰した……!!

367 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 00:23:48 ID:U1bg79x.0
  _
( ; )( )「どく、お……にげ、ろ……!!」


そして、ジョルジュは地面へと倒れ伏せてそのまま沈黙した……



(;')(`)「あ、あのジョルジュが……たったの一撃で!?」



このメイドさんは一体何者なんだ……!?



爪゚ -゚)「さて、残るはあなただけです どうしますか?」


(;')(`)(ま、まともにやり合って俺が敵う相手じゃない……!!)



だが……


  _
( )( )「」



ジョルジュをこのまま置き去りにして逃げるのは人としてどうなんだ……!?

368 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 00:26:54 ID:U1bg79x.0
(;')(`)「さて、どうしようか?」



1、真正面から立ち向かう


2、説得を試みる


3、ジョルジュを見捨てて自分だけ逃げる


4、自由安価



安価>>369

369 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 00:28:32 ID:LgXHXGGs0
4 ミセリ降臨

370 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 00:41:44 ID:U1bg79x.0
爪#゚ -゚)「……せいっ!!」


ばきっ!!


(;')(`)「ぐおっ!!」


一旦思考を停止させている間に、俺は自分の脳天に重い一撃をもらっていた



爪゚ -゚)「……おや?まだ、息の根があるようですね…… いっそのこと、とどめをさして差しあげましょうか?」



そう言ってメイドさんはもう一度ブラシを構えなおした……!!


マズイ……!このままでは『殺』られる……!!


絶望の淵に立たされた、そんな時だった



ミセ*゚ー゚)リ「やっほー!じぃさーーーん!」



ミセ;゚□゚)リ「……って、なんじゃこりゃああああああああああッ!?」



あれは……女の子?



その映像を最後に俺の意識は一旦途切れることになった……

371 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 00:49:51 ID:U1bg79x.0
('A-)「あれ……?」


目を覚ました時には大きなベッドの上に俺は横になっていた

  _
( -∀-)「…………」


その横のベッドでは同じようにジョルジュが寝かされていた


……なんとか命を繋ぎ留めることに成功したようだった



<お目覚めですか?



('A`)「え?」


声のした方向に俺が振り返るとそこには……



爪゚ -゚) ペコリ…



先ほどのメイドさんが立っていた

374 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 01:07:19 ID:U1bg79x.0
爪゚ -゚)「先ほどは失礼しました 私はトソンお嬢様にお仕えさせていただいているメイドのじぃと申します」


('A`)「あ、そうなんですか……どうも」


('A`)「そう言えばこの屋敷には……トソンさんとあなたとあの女の子の3人だけで生活を……?」


ずっと気になっていたことがあったので俺は尋ねてみることにした


爪゚ -゚)「……あなたには関係のないことです」


しかし、返ってきたのは素っ気ない反応だった


爪゚ -゚)「そちらのご友人様も目をお覚ましになったら、ここを早々に立ち去ってください よろしいですね?」


(;'A`)「は、はい……」


爪゚ -゚)「あなたがたはお嬢様の『ご知り合い』ということなので今回の件については不問に致します」


('A`)「え?」


俺たちは彼女に助けられたのか……?こんなに最低ことをしたっていうのに……

377 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 01:18:06 ID:U1bg79x.0
爪゚ -゚)「……ですが、無礼を承知で本音を言わせていただきますと、私は今にも怒りで腸が煮えくり返りそうなのです」


(;'A`)「…………」


表情は無表情だが、なんとなく彼女の体の周りには見えないオーラのようなもが形成されているような気がした



爪゚ -゚)「今後は一切お嬢様に関わらないで下さいね?……それがお互いのためでもありますから」



('A`)「すみません、それは……今回の一件のせいですよね?」



爪゚ -゚)「…………」



爪゚ -゚)「……そう受け取っていただいても結構です」



('A`)(……ん?)



意外だ……はっきりと物を言いそうなこの人にしてはなんだか煮え切らない反応だなぁ……



他にもっと別の理由があるとでも言うのかな?

378 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 01:28:09 ID:U1bg79x.0
爪゚ -゚)「では、用事がありますので私はこれで失礼させていただきます」


そして、じぃさんは部屋を出て行った



('A`)(トソンさん、か……)



はっきりとは分からないが、彼女には色々とややこしい事情があるのはどうやら間違いないらしい


まあ、俺が気にしても仕方のないことではあるのだけれど……



('A`) ボフッ!



俺は枕に頭を預けて余計な思考をシャットダウンすることにした


そして、そのまま気怠いまどろみの中へと落ちて行った……

379 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 01:38:07 ID:U1bg79x.0
(おまけ)


▼*・ェ・▼「くぅ〜〜〜ん……はっはっはっはっ!!」


ミ,,*゚Д゚彡「なんだよ〜、お前ら意外と可愛げがあるじゃないか!このこの〜〜〜!」


▼*・ェ・▼「……わぅ〜〜〜ん」


ミ,,;゚Д゚彡「いたっ!ちょっ!お前!それはヤバいって!頸動脈コリコリいってるから……!!」



「ぎゃああああああああああああああああああああッ!!!!」



その頃、フサギコは番犬たちと仲良く(?)じゃれ合っていた


厳しい闘いを通して、彼らはお互いのことを強敵(とも)として認め合っていたのだ


彼らの友情よ!永遠なれ!

382 名前:名も無きAAのようです :2013/10/09(水) 04:17:05 ID:KPxoWkvk0
从'ー'从   渡辺     運命共同体      表裏一体型+他者依存型+愛情独占型


ξ゚听)ξ  ツン   先輩・ストーカー   あがり症型+おしかけ女房型+強襲同居型


ζ(゚ー゚*ζ デレ(姫)  同級生・生徒会長             ?


川 ゚ -゚)   クー     後輩・信者       神格化型+悪党殲滅先行型+他者愛型    


(゚、゚トソン  トソン   同級生・箱入り娘            ?

  _
( ゚∀゚)  ジョルジュ  おっぱいマイスター   頼れる兄貴分+ガチホモ(?)+おっぱい大好き


ミ,,゚Д゚彡 フサギコ     英雄     ハーレム願望持ちのヘタレ+エロゲ脳+周りに流されやすい


('A`) ドクオ      師匠      クズ+一級フラグ建築士+安価で化ける(可能性は無限大☆)


爪゚ -゚)   じぃ     メイドさん       絶対の忠誠心+今作一の戦闘力+毒舌


ミセ*゚ー゚)リ   ?        ?                 ?


('、`*川  ペニサス     担任             サバサバ+姉御肌       


▼・ェ・▼   番犬     強敵(とも)       第一印象は怖い+意外と人懐っこい


※〜型と表記してあるものはヤンデレキャラクターの性格です
実際の性格はひょっとしたら少し違っていたりするかもしれません
なので、参考程度でお願いします

参考ページ:ttp://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC


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