- 255 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 10:49:45 ID:VfrVtUx20
- あの騒動から約1週間が過ぎた……
何度も話し合いを重ねた結果、俺たちは結局4人で一緒に暮らすことになった
最終的にクーは俺の部屋で寝ることになったのだが……
(;-A-)「う〜ん……」
……俺自身はリビングにあるソファーで就寝することが決まった
あの日ジョルジュが言っていた『自分の行動には責任を持て』という信念に従い、俺なりに実行してみた結果がこのありさまだ
非常に寝苦しいことは請け合いだが、この際は仕方がないだろう
≪ 川;゚ -゚) 从'ー'*从 ≫
俺の提案を耳にして、クーは終始不機嫌そうな顔をしていたが渡辺はどこか安堵の表情を浮かべていた
一応は丸く収まったと言ってもいいのかな……?
(-A-)「とにかく明日も1日が平和でありますように……」
俺は意識の深淵へと沈んでいった……
- 256 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 10:52:21 ID:VfrVtUx20
- 体が大きく揺さぶられている感覚がする
そして、俺はいつも通りの朝がやってきたのだと理解した
起こしに来てくれたのは……
1、渡辺
2、クー
3、ツンさん
4、自由安価
安価>>257
- 257 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 10:55:33 ID:aEomI6Z20
- 1
- 258 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 11:04:35 ID:VfrVtUx20
- 从'ー'从「どっくん、起きてよぉ〜〜〜」
渡辺の間抜けな声が頭の上から聞こえてくる
('A-)「わかった、わかった……今起きるって」
こいつは今日もいつも通りだな
だけど、そのいつも通りの日常が俺にとってはかけがえのない物だったんだって、あの日の騒動で痛い程思い知らされることになった
だからこそ……
('A`)(今度こそは大切にしないとな……!)
从'ー'从「どっくん〜〜〜?」
('A`)「……今行くよ!」
俺だって渡辺を悲しませるような真似はもう二度としたくないからな
- 259 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 11:19:59 ID:VfrVtUx20
- 川 ゚ -゚)「どうぞ、みなさん 召し上がってください」
そうして、俺たちの目の前にクーの作った朝食が置かれた
とても良い匂いがする……実際にクーの作る飯は旨いんだけどな!
ξ*゚听)ξ「おおおおおお!!くーちゃんの作る料理はわたし大好きだよおおおおおおおおおお!!」
川 ゚ -゚)「ありがとうございます」
ξ*゚听)ξ「あ、でも!でもだよ!!どっくんの作る料理も刺激的で素敵なんだからねッ!!そのワイルドなところに思わず痺れちゃうんだからねッ!!」
ξ///)ξ「って、いやああああああぁぁぁあぁぁあああああ!!!!わたし恥ずかしいよおおおおお!!!!くーちゃんのばかあああああああッ!!!!」
川;゚ -゚)「私、関係ないですよね……?」
……ツンさんとクーは結構相性がいいのかもしれない
正反対の性格ということもあってお互いに上手く刺激し合う部分があるのだろう
こいつらには出来る限り仲良くやってほしいものだ
从'ー'从「どっくん、お醤油とって〜」
渡辺がこれからどうなるのか分からないことが唯一の心配の種だが……
- 260 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 11:48:39 ID:VfrVtUx20
- そして、通学路……
_
( -∀-)「あらら〜、坊主は今日も相変わらずだね〜!俺はお前をこんな非行少年に育てた覚えはないぜ?」
ミ,,゚Д;彡「ほんと羨ましい限りだぜ!見てろよッ!!俺もいつかはこの手にハーレム天国を……!!」
(;'A`)「俺はやましいことは一切していないッ!!」
ミ,,゚Д゚彡「犯罪者はみんな同じこと言うんだよな〜」
_
( -∀-)「ま、真偽の程はお嬢さん方に尋ねてみるとしようじゃねえか?」
('A`)「いいぜ!まあ、聞いたところで無駄……
川 ///)「わ、私は身も心も全て先輩に捧げる所存であります!先輩のお役に立てるのなら私なんだって……!!」
('A`)「…………」
ξ///)ξ「どどどどどっくんの好きなようにしてくれて構わないんだからね!!で、でも本音を言えばちょっとだけ、優しくしてほしいかな……なんちゃって〜」
ξ///)ξ「………って、いやあああああああぁぁぁぁぁあああああ!!!!わたし女の子なんだよ!!一応女の子なんだよ!!そんなこときかないでよおおおおおおおッ!!!!」
('A`)「…………」
- 261 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 11:52:26 ID:VfrVtUx20
- 从'ー'从「……言わなくてもわかるよね?わたしたち運命共同体なんだから」ボソッ
('A`)「…………」
ミ,,;゚Д゚彡「…………」ポカーン
_
( -∀゚)「責任はちゃんととれよ……な?」
(;'A`)「はい……」
せ、正解の選択肢が見えてこない……!
どれを選んでも俺はただごとじゃ済まないような予感がする
一体どうすりゃいいってんだよ……
- 262 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 12:05:03 ID:VfrVtUx20
- 朝のHR……
('、`*川「お前らよく聞いとけ〜!今日からテスト期間始まるからな!まあ、ほどほどに頑張れよ〜」
担任のペニサス先生は今日も赤のジャージ姿だった
その格好の通り、言ってることも相変わらず適当だった
('A`)「…………」
まあ、今回のテストは俺もやる気十分なんだ
だから、この調子で気合を継続させていかないとな!
そして、午前の授業が始まる……
- 263 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 12:11:29 ID:VfrVtUx20
- 授業も終わり、昼休みがやってきた
今日の昼飯はクーの作ってくれた弁当があるから購買に行かずに済むだろう
昼食を共にするメンツは……
('A`)「さて、どうしようか?」
1、いつもの幼馴染連中
2、無謀にも姫
3、大穴のツンさん
4、健気な後輩、クー
5、隣の席のトソンさん
6、自由安価
安価>>265
- 265 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 12:16:02 ID:yk3OnCyc0
- 5
- 269 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 12:27:27 ID:VfrVtUx20
- ('A`)「そうだな」
たまにはあいつら以外のクラスメイトとの親交も深めてみるとするか
そういうわけで俺は隣の席のトソンさんと昼食をとることに決めた
見た感じ彼女はクラスでは誰ともつるまずに、お昼もいつも1人だから問題ないだろう
('A`)「トソンさん」
(゚、゚トソン「…………」
(゚、゚トソン「……なんですか?」
トソンさんは俺を怪訝そうな視線で見つめてきた
うっ!ちょっと気まずいかも……だが、俺は屈したりしないぞ!
('A`)「飯一緒に食おうぜ!」
(゚、゚トソン「……………」
(゚、゚トソン「……嫌です」
- 270 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 12:35:10 ID:VfrVtUx20
- (;'A`)「うっ!」
いきなり辛辣な一言だなあ……だが、俺は絶対に負けないぞ!
('A`)「よっこらせ!」
俺は自分の机をトソンさんの机に向かい合わせにぴったりとくっつけた
どうだ!これで逃げられまい!
(゚、゚トソン「…………」
(゚、゚トソン「……やめてください」
(゚、゚トソン「……お昼は1人で食べたいんです」
('A`)「そんなつれないこと言うなよ」
('A`)「同じクラスメイトなんだ せっかくだから仲良くしようぜ?」
俺はここぞとばかり粘った
- 271 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 12:39:54 ID:VfrVtUx20
- (゚、゚トソン「…………」
(゚、゚トソン「……わかりました」
('A`)「え?」
(゚、゚トソン「……今日だけですから」
そう言ってトソンさんは自分の弁当の中身を無言で食べ始めた
どうやら俺の必死の説得は見事に功を奏したらしい
('A`)「さんきゅ!」
俺もそれに続くことにした
結局、俺たちは昼休みが終わるまで一言も言葉を発することはなかった
- 272 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 12:52:17 ID:VfrVtUx20
- そして、午後の授業も終わり放課後……
('A`)「そう言えば今日からテスト週間だったよな?」
夕方からは渡辺と一緒に勉強するんだったな
それまで時間が微妙に余ってるんだよなあ……
('A`)「さて、どうしようか?」
1、とりあえず渡辺と一緒に帰る
2、たまにはツンさんと一緒に帰る
3、姫を探してみる
4、クーと一緒に帰ろう
5、トソンさん帰ろうぜ〜!
6、自由安価
安価>>274
- 274 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 13:14:10 ID:yk3OnCyc0
- 5
- 275 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 13:25:24 ID:VfrVtUx20
- ('A`)「トソンさん帰ろうぜ〜!」
(゚、゚トソン「…………」
(゚、゚トソン「……嫌です」
('A`)「まあまあ、そんな冷たいこと言うなって〜」
(゚、゚トソン「……しつこいです」
('A`)「……あっ!」
トソンさんはその場を急に駆け出して行ってしまった
彼女の後姿はどんどん小さくなっていく……
('A`)「まあ、めげずに頑張れば……」
いつかは心を開いてくれるだろ……
ポジティブ思考は人生を豊かにするよな?
- 278 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 14:51:11 ID:VfrVtUx20
- ('A`)「渡辺〜、そろそろ頼むぞ〜!」
从'ー'从「ふえぇ、わかったよぉ〜」
夕食までの間の時間で渡辺に勉強をみてもらうことが最近の日課になっている
まあ、もちろんそれだけで慢心することなく、夜眠る前に今日の復習も近頃は毎日欠かさずやっているのだが……
从'ー'从「ふええ〜、今日はどこからやろうかぁ?」
渡辺が俺に顔を近づけてきて、ノートを覗き込んでくる
ふんわりと柔らかな香気が俺の鼻孔を刺激してくる
(*'A`)「……ッ!!」
思わずドキッとしてしまった
从'ー'从「……どっくん、どうしたのぉ?」
(*'A`)「な、なんでもねえよ!」
俺はわきあがってくる煩悩を奥へと封じ込めた
- 279 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 14:54:21 ID:VfrVtUx20
- まずはどの教科を片付けよう?
('A`)「さて、どうしようか?」
1、得意な国語
2、苦手な数学
3、まずまずの英語
4、恋の方程式
5、自由安価
安価>>280
- 280 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 14:54:54 ID:IMUFrE320
- 1
- 281 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 15:02:18 ID:VfrVtUx20
- ('A`)「よし!まずは得意な国語からだ!」
从'ー'从「わかったよぉ〜」
得意なものを先に片付けた方がモチベーションが上がるってもんだろ
こういうものは出だしが肝心だからな
俺は国語の中でも比較的手を付けやすい漢文から始めることにした
漢文は文法さえ覚えて、あとは問題の数をこなせばそこそこの点数は望める!
……国語のモナー先生が確かそんなことを言っていたような気がした
- 282 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 15:19:08 ID:VfrVtUx20
- ('A`)「子の矛を以て、子の盾を陥(とお)さば、何如(いかん)」ブツブツ…
この文章はかの有名な故事『矛盾』の中の一説だ
今の俺はその文章を口で呟きながら書きうつしている
暗記をする時はただ書き写すだけではなく、なるべく五感の全てを使って覚えるのが効率がいいらしい
味覚はちょっと難しいかもしれないけどな!
……英語のダディクール先生が確かそんなことを言っていたような気がした
从'ー'从「どっくん、その文章の『如何』の意味って何ページに載ってるの〜?」
渡辺が文法帳開いてこちらに見せてくる
('A`)「45ページだよ!目次にちゃんと載ってるだろ?」
从*^ー^从「ふぇぇ、本当だ〜!どっくん、ありがとぉ〜!」
('A`)「……ったく」
やっぱりこいつはいつも通りのポンコツだった
- 283 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 15:27:53 ID:VfrVtUx20
- それからしばらくして……
コンコン……
川 ゚ -゚)「そろそろ夕食が出来たので降りてきてくださーい!」
クーが扉を軽くノックしてきた
('A`)「わかった、すぐ行くー!」
今日の勉強会はどうやらここまでのようだな
('A`)「渡辺、さっさと降りるぞ!」
从'ー'从「うんっ!」
从*'ー'从「…………」
从*'ー'从「ねえ、どっくん!」
('A`)「ん、なんだよ?」
从*'ー'从「えへへ〜、ちょっとこっち向いて?」
('A`)「???」
なんだろう?嫌な予感がする……
- 284 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 15:35:32 ID:uY0KzdPg0
- 从* ー 从 スゥー…
从* ー 从「いくよぉ?」
从* ー 从「……んっ」
('A`)「……えっ?」
渡辺の顔が俺の方へとどんどん近づいていき……
从*>ー<从「えいっ!」
ちゅっ!
(;'A`)「!!」
从////从「えへ、えへへぇ……」
俺のほっぺたに彼女の柔らかい唇が触れた
- 285 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 15:45:44 ID:uY0KzdPg0
- (*'A`)「え、あ、ちょ……」
一瞬何が起こったのか理解が出来なかった
从////从「べ、べべ……勉強を頑張ったどっくんへの……わたしからのごほうびだよっ!」
从////从「えへ、へぇ……わ、わたし先に下降りてるからねぇ〜っ!!」
そう言って渡辺は駆け足で部屋を飛び出して行った
ごちん……!
そのすぐあとに部屋の外で大きな音がした
恐らく渡辺が転んだのだろう
(*'A`)「…………」
(*'A`)「……柔らかかったなぁ」
俺はしばらくの間その場で呆けていた
それは多分相当に緩みきった顔だったに違いない
- 292 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 19:32:05 ID:PRLGfTzk0
- ('A`)「〜〜〜♪」
夕食も食べ終わってしばらくしたあと、俺は誰よりも一足先に風呂に入ることに成功した
いつもは俺が最後だったからな……たまにはいいだろ
今の俺は鼻歌を口ずさんでしまうほどに上機嫌だった
そうやって俺が1番風呂を満喫している最中のことだった……
コンコン……
「先輩、失礼します」
がちゃっ!
川*゚ -゚)
('A`)
( A )「……ぶっ!」
( A )「おまおまおまおま……なにおおおお!!」
そこには一糸まとわぬ姿のクーが立っていた
- 293 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 19:36:00 ID:PRLGfTzk0
- (* A )「どどどどどうして?どうしてきみは一体なにをやっているのッ!?」
クーの予期しない行動を目の前にして俺の言葉は支離滅裂になってしまっていた
川*゚ -゚)「いえ、私なりに日頃の感謝の表し方を一生懸命考えてみたのです!そうしたら……」
川*゚ -゚)「先輩は最近何かとお疲れのご様子でしたので、お背中をお流しするのが1番と思いましたので……」
その気持ちは物凄く嬉しい
嬉しいけど……
(* A )「と、とりあえず前だけは隠してねっ!」
川 ///)「……きゃっ!」
俺が注意するとクーはまるで今その状態に気が付いたかのようにその身をよじった
川 ///)「そ、そうでしたね!わ、私はしたない女ですよね?先輩はこんな私を……幻滅されましたよね?」
(* A )「い、いやそこまでは言ってないけど……ただ、ちょっとだけ気を付けて欲しいかな?」
川 ///)「は、はい……きをつけましゅ……」
- 294 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 19:39:13 ID:PRLGfTzk0
- ごしごし……
クーが俺の背中を一生懸命にこすってくれている
('A`)「…………」
川*゚ -゚)「先輩、どうですか?強さはこのぐらいで大丈夫ですか?もし、強すぎたり弱すぎたりしたらいつでもおっしゃってくださいね!」
('A`)「大丈夫だよ」
川*゚ -゚)「え?」
('A`)「クーはよくやってくれてるよ 俺なんかには勿体ぐらいにね」
川* - )「先輩……」
('A`)「それにな、むしろ感謝しないといけないのは俺の方だよ」
('A`)「だから……」
('A`)「だから、いつも本当にありがとう」
- 295 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 19:42:05 ID:PRLGfTzk0
- 川* - )「そんな、情けないことは言わないでください……」
川* - )「先輩は私の憧れの人なんですから……もっと自信を持ってください」
川* - )「ちゃんとその自覚を持ってください」
川* - )「……でないと私怒りますよ?」
('A`)「…………」
('A`)「ごめん……」
川* - )「……もぅ!だから、そんなことでいちいち謝っちゃダメです!先輩はもっと堂々としていてくださいっ」
そんな俺にクーは拗ねたような声を出したが……
川*゚ -゚)「〜〜〜♪」
不思議と上機嫌なようにも見えた
- 296 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 19:44:26 ID:PRLGfTzk0
- ('A`)「さて、どうしよう?」
俺は目の前の健気な後輩に対して……
1、頭を撫でてやる
2、こっちも背中を流してやる
3、とりあえず褒めまくる
4、自由安価
安価>>298
- 298 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 19:56:31 ID:mCDjMy520
- おっぱいもみもみ
- 300 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 20:05:06 ID:PRLGfTzk0
- ('A`)「クーのおっぱい」
川;゚ -゚)「……はい?」
(;'A`)「あ、いや!な、なんでもないんだ!気にしないでくれ!」
ああ、いかんいかん!目の前の可愛い後輩に対して俺はなんてことを考えているんだ!
煩悩よ!消し飛べっ!!
('A`)「よし、これでおーけいだな!」
('A`)「クー、後がつかえてるから俺たちはそろそろ出ることにしようぜ〜」
川 ゚ -゚)「そうですね」
そして、クーが立ち上がった次の瞬間……!
- 301 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 20:13:55 ID:PRLGfTzk0
- ……つるっ!
川;゚ -゚)「……きゃっ!」
クーが風呂場の床で足を滑らせてしまい、その体を宙へと浮かせてしまった
(;'A`)「危ないッ!!」
俺は咄嗟に反応してクーの体をキャッチした……!!
川; - )「!!」
('A`)「……ん?」
ペタペタ……
クーの胸って歳の割には……
('A`)「小さい……」
貧乳だった
川*; -;)「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」
バキッ!!!!
後頭部が突如として何らかの強い衝撃に襲われ、俺の意識は一瞬のうちにブラックアウトした……
- 302 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 20:34:58 ID:PRLGfTzk0
- ('A-)「……あれ?」
次に目を覚ますと俺の目の前には……
川 ; -;)「先輩っ!先輩っ!!」
涙で腫れた目をしているクーの顔が間近にあった
そして、俺の頭はクーの膝の上だった
('A`)「……クー?」
川 ; -;)「!!」
川 ; -;)「ごめんなさい!ごめんなさい!私のせいで!私のせいでっ!!先輩が!!」
('A`)「え、どういうこと?」
つまり……俺が意識を失った原因はクーにあるってことなのかな?
でもまあ、そりゃ怒って当然だよなあ……?あの状況では仕方がないとはいえ、ムードもへったくれもなかったもんな……
おまけに彼女の身体的特徴をちょっと貶してしまったもんなあ……
これはどう考えても俺が悪い……たとえ、俺に悪気がなかったとしてもだ
- 303 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 20:49:26 ID:PRLGfTzk0
- 川 ; -;)「でも……」
川 ; -;)「でも!目を覚ましてくれてよかったぁ……!!」
川 ; -;)「先輩がいなくなると思ったら……私……!わた、しぃ……!!」
川 ; -;)「うああああああああぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
('A`)「…………」
クーは俺のことをいつも第一に考えて行動してくれている
しかし、それと同時に彼女の中での俺に対する比重はこんなにも大きくなっていたのか……
そうだとしたら……
('A`)「ごめん、許してくれ」
('A`)「いくらクーを助けようと思ったからといって女の子にあんなこと言うんじゃなかったよな?」
川 ; -;)「違うんです!先輩は何も悪くないんです!全部私が……」
( A )「う る さ い 黙 れ ッ!!」
川 ; -;)「……ッ!!」
- 304 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 21:07:24 ID:PRLGfTzk0
- ( A )「クーは悪くないんだよ……さっきも言ったろ?もう十分によくやってくれているんだ」
( A )「あと、そんなに自分を責めるなよ……そんなのただ自分が苦しいだけじゃないか……!」
川 ; -;)「…………」
( A )「クーが自分のことを素直に認めることが出来ないって言うのなら俺がいくらでも褒めてやる」
( A )「俺がクーのいいところをいくらでも教えてやる だから……」
( A )「もっと……クーにはもっと自信を持って欲しいんだよ」
( A )「クーの憧れの人が俺であるのと同じように、クーも俺にとっては信頼できる唯一の後輩なんだからさ」
川 ; -;)「…………」
川 ; -;)「せんぱぁい……!」
クーが俺のシャツの胸元をぎゅっと握ってきた
そして、そこにおでこを預けてきた
- 305 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 21:25:26 ID:PRLGfTzk0
- ('A`)「まだまだ頼りないかもしれないけど、こんな俺でよかったらこれからもよろしく頼むな」
川 ;ー;)「もぅ!そういう先輩も人のこと言えないですよ!さっきも言ったように自分にちゃんと自信を持っていただかないと……」
(;'A`)「あ、そういえばそうだったな!すまん!」
川 ;ー;)「……先輩って意外と抜けていますね」
('A`)「馬鹿、俺は最初からこんな性格だよ!」
川 ;ー;)「あはは、もしかすると私たちって結構似た者同士かもですね」
('A`)「…………」
('A`)「……かもな」
そして、俺たちは2人揃って笑い合った
一緒に生活を始めてから一週間ちょっと、俺たちはようやくお互いのことが色々と分かってきたのかもしれない
- 311 名前:名も無きAAのようです :2013/10/06(日) 21:54:57 ID:PRLGfTzk0
- (おまけ)
('A`)「そういえば気になったんだけどさあ……」
川 ゚ -゚)「はい?」
('A`)「俺っていつの間に服に着替えてたんだろう?目が覚めた時には既に……」
川 ゚ -゚)「…………」
川*゚ -゚)「…………」
川 ///)「え、えーっと……そ、それはですね……」
(;'A`)「あ、やっぱいいです ごめんなさい」
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