- 7 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:48:16 ID:nfOmhW1E0
【第2話 : Shiro】
〜〜ヴィップ広場〜〜
※前回のあらすじ
ブーンは入団試験でなんと失格してしまった
(;^ω^)「ま、待ってくださいお!」
(;^ω^)「きっと太陽の光を浴びすぎたせいで、熱くなってて……。
それにちょっとビックリしちゃっただけですお!」
(;'A`)「そ、そうだ。それで不合格ってのは、ちょっと厳しすぎるんじゃないですか?」
(;^ω^)「だから、もう一回試験を」
(兵`Д´)「いいだろうやってみろ。」
(;゚ω゚)「あつっ!!!」
(;゚ω゚)「なななな……な、なんでこんなに熱いんだお……」
(;'A`)「お、おい、ブーン……!」
(兵`Д´)「ブーン、不合格」
- 8 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:49:11 ID:nfOmhW1E0
(兵`Д´)「これでわかっただろう。」
(;^ω^)「ま、待ってくださいお!」
(;^ω^)「きっと太陽の光を浴びすぎたせいで、熱くなってて……。
それにちょっとビックリしちゃっただけですお!」
(;'A`)「そ、そうだ。それで不合格ってのは、ちょっと厳しすぎるんじゃないですか?」
(;^ω^)「だから、もう一回試験を」
(兵`Д´)「いいだろうやってみろ。」
(;゚ω゚)「あつっ!!!」
(;゚ω゚)「なななな……な、なんでこんなに熱いんだお……」
(;'A`)「お、おい、ブーン……!」
(兵`Д´)「ブーン、不合格」
- 9 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:49:51 ID:nfOmhW1E0
(兵`Д´)「これでわかっただろう。」
(;^ω^)「ま、待ってくださいお!」
(;^ω^)「きっと太陽の光を浴びすぎたせいで、熱くなってて……。
それにちょっとビックリしちゃっただけですお!」
(;'A`)「そ、そうだ。それで不合格ってのは、ちょっと厳しすぎるんじゃないですか?」
(;^ω^)「だから、もう一回試験を」
(兵`Д´)「いいだろうやってみろ。」
※中略
(;゚ω゚)「あつっ!!!」
(;゚ω゚)「なななな……な、なんでこんなに熱いんだお……」
(;'A`)「お、おい、ブーン……!」
(兵`Д´)「ブーン、不合格」
(兵`Д´)「これでわかっただろう。」
(;^ω^)「ま、待ってくださいお!」
(兵`Д´)「もう40回目だ。だからだめだ。」
- 10 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:50:52 ID:nfOmhW1E0
(;^ω^)「そんなぁ。曇りの日だったらよかったのに。」
('A`)「ていうか太陽の熱であっつくなってんだから水かけてからにしましょうよ。」
( ^ω^)「それだお!」
(兵`Д´)「いいだろうやってみろ。」
('A`)「水持ってくるわ」
※中略
(;゚ω゚)「あつっ!!!」
(;゚ω゚)「なななな……な、なんでこんなに熱いんだお……」
(;'A`)「お、おい、ブーン……!」
(兵`Д´)「ブーン、不合格」
- 11 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:52:19 ID:nfOmhW1E0
(兵`Д´)「これでわかっただろう。」
(;^ω^)「ま、待ってくださいお!」
(;^ω^)「きっと太陽の光を浴びすぎたせいで、熱くなってて……。
それにちょっとビックリしちゃっただけですお!」
(兵`Д´)「……太陽の熱なんかじゃない。忍者刀の性質だ」
(;^ω^)「……性質?」
※忍者刀は一般人は持っていない。だからブーンは知らない。
(兵`Д´)「忍者刀は戦争専用に作られる。ただの剣などとは違い、特殊な、そして高性能な武器だ」
(兵`Д´)「この忍者刀は、ある意味で、意思を持っている。簡単に言うと、選別機能があるんだ」
(;^ω^)「……こんな、ただの鉄が……?」
(兵`Д´)「厳密に言えば、"SHINOBI"と呼ばれる特質な成分に、だがな……。
忍者刀を扱う力がない者が握った場合、発熱するようになっている」
(兵`Д´)「絶対に扱えない、というわけではない。訓練次第では扱えるようにもなる。
が、忍者刀の内、最弱の"い"ごときを訓練しなければ扱えないような人間を……
忍者として採用するわけにはいかんのだ」
(;^ω^) ガーン
- 12 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:53:56 ID:nfOmhW1E0
(´・ω・`)「どうしたんだ、一体。騒がしいな」
※ショボン=ルギラウ ヴィップの大将で最も強い男
(兵;`Д´)「ショボン大将。何でもありません。試験は滞りなく進んでおります」
受験者1「あ、あれがショボン大将!?。」
受験者2「背中の忍者刀"と"が眩しいぜ。」
('A`)「なんというオーラだ。」
(´・ω・`)「不合格者が出た感じか?」
(兵;`Д´)「そ、そうなんですよ。」
(´・ω・`)「だろうな。何となくそんな感じがしたよ。」
受験者3「スゴイ洞察力だ。」
('A`)「さすが大将だ」
- 13 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:55:27 ID:nfOmhW1E0
(´・ω・`)「珍しいな……"い"で不合格者が出るとは……」
(;^ω^)「う……」
(´・ω・`)「……お前か……見たところ、落ちそうな感じじゃないがな……」
(´・ω・`)「この新品の忍者刀を握ってみろ」
( ^ω^)「はいギュッ」
(´・ω・`)「やはり、持てるじゃないか」
( ^ω^)「やったお!合格だお!」
(´・ω・`)「これからもがんばれよ。わっはっは」
( ^ω^)「はいですお!」
('A`)「やったなブーン」
こうしてブーンは合格したのだった。
目指す道はまだまだ険しい。
- 14 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:57:07 ID:nfOmhW1E0
――ビップ広場・忍者屋敷――
(´・ω・`)「面白いやつがいたぞ」
( ,,゚Д゚)「受験者にですか?」
※ギコ=エンデバー 熱き正義感の男
(´・ω・`)「忍者刀の老朽化で、"い"が発熱した。それで、ブーンという受験者が危うく落ちかけていた」
( ,,゚Д゚)「珍しいですね。あれは徐々に熱くなるものですから」
(´・ω・`)「そこで俺の持っていた忍者刀"と"を握らせた所、なんと握れたんだよ」
( ,,゚Д゚)「すげー、ショボンさんと同じくらい強いじゃないっすか」
(´^ω^`)「バカヤロ、まだまだルーキーには負けねえよ」
( ,,^Д^)「あははは!サーセン!」
(´・ω・`)「ブーンにはモララーほどの才能が有るかもしれない。奴はすごかったからな」
( ,,゚Д゚)「確かに奴はすごかったですもんね」
(´・ω・`)「入軍テストも、来てみるもんだな。案外、面白い」
( ,,゚Д゚)「ブーン=トルネード……楽しみですね」
ギコは天を仰ぐような形で、茶を飲み干した。
- 15 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:59:05 ID:nfOmhW1E0
〜〜ブーンの家〜〜
( ^ω^)「カーチャン。バーン。ビーン。ベーン。ボーン。ブーンは合格したお」
J( 'ー`)し「」
( ^∀^)「」
( ^〜^)「」
( ^_^)「」
( ^∇^)「」
( ^ω^)「ヴィップ忍者団に入ってオヤジのカタキを討つお」
( ^ω^)「復讐を意味ないという人もいる。でも俺はやる。」
ブーンは家族の遺影に固く誓うのであった。
(写真とかアルファ的にはないかもしれないけどここはスルーで、書きなおすの面倒いんで)
- 16 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 01:59:47 ID:nfOmhW1E0
〜〜ヴィップ城〜〜
('A`)「さすが一国一城の城だよな。大阪城とかそれぐらい豪華だよ」
(;^ω^)「驚きのあまり緊張してきたお」
※現在、3つの国があってヴィップ、シベリア、ソウサクの3つの国が存在する。
ヴィップは一番過疎っていて人気がなく、文明も経済力も軍事力も何もかもが一歩遅れている最低の国である。
('A`)「ヴィップの城でこの造りだぜ……ソウサクやシベリアは一体どんなんだろうな……」
ドロロロロロロロッ!
('A`)「これはドラムロール!?」
( ^ω^)「強いオーラを感じるお!」
- 17 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 02:02:24 ID:nfOmhW1E0
ジャジャーン!
( ゚∀゚)「入軍おめでとう、新兵諸君」
皆が緊張を顔に浮かべた。
背に忍者刀"は"を負った、金髪の男。
体格はさほど大きくなく、他を威圧するような顔つきでもない。
だが、自然と滲み出る、汗。
微かに震える、手先、膝。
息苦しいとさえ感じた。
新兵1「あ、あのお方がジョルジュ大将!」
新兵2「ショボーン大将の次に強いと言われている!?」
( ゚∀゚)「おい」
ズッバァァァッ!!
( ^ω^)「!?」
('A`)「うわああああ!うっわああああ!」
- 18 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 02:03:11 ID:nfOmhW1E0
新兵2「」
( ゚∀゚)「俺はショボンより弱くない。覚えておきな」
新兵2は死んだ。
ジョルジュ大将に真っ二つにされてしまった。
('A`)「びっくりするよなあ。なあブーン?」
( ^ω^)「なんという乱暴者だお」
('A`)「俺達は気をつけようぜ。生き残るんだ」
( ^ω^)「ああ!」
( ,,゚Д゚)「それでは、規則などの説明を始める」
ギコ=エンデバーと名乗った男が、様々な説明を始めた。
そして終わった。
( ^ω^)「ドクオ!校舎の探検に行こうお!」
('A`)「おう!行こうぜ!」
( ,,゚Д゚)「まてまて。案内してやるからまてまて」
そして案内が終わった。
屋上の景色は見晴らしがよかった。
- 19 名前:宇宙忍者クロカゲ ◆BL/KGtS44s :2013/11/30(土) 02:04:46 ID:nfOmhW1E0
( ^ω^)「ドクオ!校舎の探検に行こうお!」
('A`)「おう!行こうぜ!」
( ,,゚Д゚)「まてまて。案内してやるからまてまて」
そして案内が終わった。
屋上の景色は見晴らしがよかった。
( ,,゚Д゚)「一応後で希望は聞くが、最終的にお前らの部屋の割り振りはこっちで決める。
どっちの塔になっても、不満は言うなよ」
( ^ω^)「はーい!」
('A`)「お前元気いいなあ」
( ,,゚Д゚)「まったく、わかってるのかなあ……」
※塔の最上階には大将軍が二人居る。東にはショボン大将、西にはジョルジュ大将だ。
つまり……東塔に入った者はショボン派、西塔ならジョルジュ派になる
ショボン大将とジョルジュ大将は、最悪に仲が悪ぃんだ。
共に協力しあって戦うべき、軍の頂点二人がな……
('A`)「気優しく、兵の団結力こそが戦争で大事と思う、ショボン大将……。
一方、冷徹で目的のためには手段を選ばない、冷淡なジョルジュ大将……。
考え方が全く違う二人は相容れず……ヴィップは最弱国へと転落した。
世間では"新参と古参が争っている"とよく言われている」
( ^ω^) (なんということだお。クラスわけにドキドキするなんてハリーポッターみたいだお)
黙々と階段を下るギコが、一旦歩みを止めたのにも気付かなかった。
不安と呼ぶべき感情が、思考を白く染めていた。
第2話 終わり
〜to be continued
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