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前回までのモララーが(ry!
ついに始まったバトルシティ!ファントムとユベルを倒すのは誰になるのか!?そもそも本当に参加してるのかよユベル。
モララー、ギコ、タカラの三人はそれぞれ別の道を行く。
プロデュエリスト、ぃょぅに続いてデュエル・ロウズという謎の組織に所属しているデュエリスト、アヒャと闇のデュエルを繰り広げる。
苦しくもなんとか勝利を得、モララーはパーツとカードを手に入れた。
順調にパーツを集める事ができていた、が。モララーはタカラとのデュエルで後攻1ターンキルされて集めたパーツ3つを一瞬で失った。
そしてmパーツが6つ集まったことでタカラの本戦出場が決定した。
初戦を誰とするかだらだらと悩んでいたギコだったが、つーとヒートから電話来て迷っている暇は無いと知る。
ビーストマスターを名乗るプロデュエリスト、ネーノに勝負を挑まれる。
ネーノにプレイスタイルを否定されるが、苦しくも自分の貫き通したデュエルでギコは勝利する。
背後から爆発が起き、そこへ駆けつけたギコとネーノは倒れるプロデュエリストのカルテット四郎とファントムに体を乗っ取られれたプロデュエリスト、バードマン鳥飼を発見する。
( ・∀・) パーツ1+α
(,,゚Д゚) パーツ2
(,,^Д^) パーツ6(予選突破予定)
残りデュエリスト39名
第六話「獣の王VS漆黒のBF!」
???「こっちの体の方が動きやすいな…、相性がいいようだな。中々いい感じだ」
(;`ー´)「お…お前…鳥飼クックル…だよな?バードマン鳥飼!何をしているんだ!」
???「鳥、飼クックル…?ああ、こいつの名前か」
(;`ー´)「違う…誰だお前」
( Ф∋Ф)「我が名はファントム、ユベルを打ち破り、再びこの世界で頂点となる者だ」
(;,,゚Д゚)「ついにお出ましってか…!」
(;`ー´)「ファントムって何だよ!お前何なんだ!意味分からないんじゃネーノ!」
(,,゚Д゚)「落ち着いて聞け!闇のゲームは存在する!」
(;`ー´)「な…。そんなもん、信じられる訳無いんじゃネーノ…」
(;,,゚Д゚)「現実を見ろ!信じようが信じまいが現に鳥飼は今、闇のゲームに敗北して体を奪われたんだ!なるほど、
合点がいったぞ、カルテット四郎が軽傷なのは元はこいつにファントムが憑依していたんだ!そしてデュエルに勝利し、体を入れ替えた!」
( Ф∋Ф)「ほう、中々の洞察力だ。それで、どうする?」
(;,,゚Д゚)「どう…する…って…(するのか?デュエルをこいつと?闇のゲームを?…俺がか?)」
( `ー´)「………あああああああああああああ!!!!」
( Ф∋Ф)「おや」
(;`ー´)「くそっ!デュエルにしか働かない頭を総動員して考えたぞ!俺とその闇のゲームをしてもらおうか、ファントムって奴!」
(;,,゚Д゚)「!」
( `ー´)「悪いな、本当は事情を知ってるお前がやる所なんだろうが、俺に譲ってくれ」
(,,゚Д゚)「お、俺は…」
( `ー´)「バードマン鳥飼…クックルは俺のライバルなんだ!俺がやらずして誰がやるって奴なんじゃネーノ!
なんとなく分かったぜ、デュエルに負けて体が奪われるならその逆もまたしかり!」
( Ф∋Ф)「馬鹿ではないようだな。その通りだ。でだ、貴様は何を賭ける」
( `ー´)「そりゃそうだよな、俺も差し出さないと賭けにならないんじゃネーノ。何でもくれてやる!」
( Ф∋Ф)「…何でも、か。いい返事だ」
( `ー´)( Ф∋Ф)「デュエル!」
(;,,゚Д゚)「始まった!闇のゲームが!」
ファントムとネーノの周りを黒い霧が包みこむ。
( `ー´)「ふ、雰囲気出てるんじゃネーノ…」
( Ф∋Ф)「私が先攻を貰おうか。ドロー、モンスターをセットしてターンエンド」
( `ー´)「俺のターン、ドロー!レスキューキャットからのエアベルン!デス・コアラ!行くぜ!レベル6シンクロ!」
3つのリングを3つの星が潜りぬける。
( `ー´)「出でよ、ゴヨウ・ガーディアン!」
ATK:2800
(;`ー´)「お…っ。(モンスターが実体化して地面に足を付けてる…、本当に闇のデュエルってあるんだな)…へん、悪くないんじゃネーノ」
( Ф∋Ф)「ほう?見た目重視のプロにしては実践的なカードじゃないか」
( `ー´)「それがどうした、真剣勝負なんだから勝ち狙って当然じゃネーノ!」
( Ф∋Ф)「いや、な」
ファントムは自分の頭を人差し指で二回ほどこつんと叩く。
( Ф∋Ф)「この男の記憶では貴様はこの状況だったらフレムベル・ウルキサスを出していたのでな」
(#`ー´)「記憶だと…!人の記憶を勝手に盗み見るってのは随分と趣味と性格が悪いんじゃネーノ!」
( Ф∋Ф)「何を言う、この体は今は私のものだ」
(#`ー´)「…!」
(,;,゚Д゚)「落ち着け!乗せられるな!」
( `ー´)「分かってる…こちとら実践積んだプロだぜ?そんな心理作戦には簡単には乗らないんじゃネーノ」
( Ф∋Ф)「なるほどな、確かにそのようだ」
( `ー´)「チッ、だったらてめぇはぶちのめして盗み見た記憶を吹っ飛ばしてやるんじゃネーノ!行けゴヨウ・ガーディアン!ゴヨウ・ラリアットだ!」
( Ф∋Ф)「BF−大旆のヴァーユ、守備力は0だ」
(;`ー´)「BFだと…!?それってクックルのデッキじゃないんじゃネーノ!」
( Ф∋Ф)「持ち主が闇に染まった時、鳥獣達の羽は黒く染まった。そして誕生したのがこのBFだよ」
( `ー´)「どういう理屈か分からネーが…ゴヨウ・ガーディアンのモンスター効果でそいつを俺の場に特殊召喚するぜッ!」
( Ф∋Ф)「構わんよ」
( `ー´)「レベル1とはいえチューナーか…シンクロ召喚に繋げてやるぜ」
( Ф∋Ф)「残念だが、大旗のヴァーユはチューナーでありながら、フィールド上でシンクロ素材にすることができない」
(;`ー´)「なにィ!?なんのためのカードだよ!カードを1枚セットしてターンエンドだ」
状況
( Ф∋Ф)LP:8000 手札:5枚
場:無し 伏せ:無し
( `ー´)LP:8000 手札:4枚
場:ゴヨウ・ガーディアン 大旆のヴァーユ 伏せ:1枚
( Ф∋Ф)「私のターン、ドロー。永続魔法、黒い旋風を発動!」
ファントムの周りを黒い風が渦巻く。
(;`ー´)「何だ…何が起きる…」
( Ф∋Ф)「BFの連鎖は黒き旋風を巻き起こす。出でよ、BF−暁のシロッコを召喚する」
LEVEL:5 ATK:2000
( `ー´)「レベル5なのに出せるってことは半上級モンスターか!」
( Ф∋Ф)「察しが良くて助かる。そして、黒い旋風の効果を発動、召喚したBFより攻撃力の低いBFをデッキから手札へ」
《黒(くろ)い旋風(せんぷう)》
永続魔法
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが召喚された時、
自分のデッキからそのモンスターの攻撃力より低い攻撃力を持つ
「BF」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
( Ф∋Ф)「私は疾風のゲイルを手札に加えるとしようか」
( `ー´)「なにっ…!召喚するだけで後続を呼ぶなんて反則効果じゃネーノ!?しかし、サイドラと違って通常召喚。連続では呼べないのが幸いか」
( Ф∋Ф)「それはどうかな」
( `ー´)「!?」
( Ф∋Ф)「渦巻け!黒い旋風よ、疾風のゲイル、黒槍のブラストを攻撃表示で特殊召喚する!」
ATK:1300 チューナー
ATK:1700 貫通
(;`ー´)「何だとぉ!」
( Ф∋Ф)「BF−疾風のゲイル、黒槍のブラストは他のBFが私の場に存在する時、手札から特殊召喚できる。
そして、疾風のゲイルのモンスター効果でゴヨウ・ガーディアンの攻撃力を半分にする」
ATK:2800→1400
(;`ー´)「ああっん!?」
( Ф∋Ф)「疾風のゲイルは1ターンに1度、モンスターの攻撃力を半分にできる。
バトルだ、まずは私のモンスターを返して貰おうか、黒槍のブラストの貫通攻撃!ハーケンディストール!」
ブラストは槍を高速で回転させ、ヴァーユに切りかかる。
( `ー´)「特殊召喚に加えて貫通持ちだ?どいつもこいつもイカれてやがる!進入禁止! No Entry!! 」
場の攻撃表示モンスターが全て守備耐性を取る。
( `ー´)「モンスター全てを守備表示に変更!高速展開が災いしたんじゃネーノ!」
( Ф∋Ф)「まあ、いい。ターンエンドだ」
ATK:1400
( `ー´)「…ん?攻撃力が戻らないぞ」
( Ф∋Ф)「ゲイルの効果は永続効果。表側表示で存在する限り攻撃力は永遠に戻らない」
( `ー´)「なん…だと…。くそったれ、制限カードが一気にブレイン・クラッシャー以下のへたれカードに…。まあ、いいんじゃネーノ!俺のターン、ドローだ!」
(,,゚Д゚)「ネーノ!あの男は…」
( Ф∋Ф)「デュエル中の助言はマナー違反…。だが、弱者は弱者同士、知恵を合わせて向かってくるのがお似合いだ」
( `ー´)「こいつの言う通りマナー違反。それに、こいつは俺のデュエルなんじゃネーノ!黙っててもらおうか!」
(,,゚Д゚)「し、しかし…!」
( `ー´)「…そんなに俺が頼りネーかい?安心していいんじゃネーノ。バシッと決めてやるからさ!」
(;,,゚Д゚)「(そうじゃない…だが、この男の中にいるのは…)」
( Ф∋Ф)「中々男らしいじゃないか」
(;,,゚Д゚)「(デュエルキングなんだぞ!)」
( `ー´)「行くぜ。生還の宝札を発動!そしてシンクロキャンセルだ!ゴヨウをEXに戻してデスコアラとエアベルンを蘇生、生還で1枚ドローだ」
( Ф∋Ф)「再度シンクロする事で攻撃力の現象をリセットする気か」
( `ー´)「違うね」
( Ф∋Ф)「ほう、ならば手数を増やして私の場のモンスターを一掃する気か?」
( `ー´)「それも違う。本当は、とっておきの、とっておきのフェイバリットカードだがな、今拝ませてやるぜ!」
( Ф∋Ф)「ほう」
( `ー´)「手札からシールド・ウィングを召喚!行くぜ、シンクロ召喚だ!レベル3のデスコアラ、レベル2のシールド・ウィングにレベル3のエアベルンをチューニング!」
三つの星の輪を五つの星が潜りぬける。
LEVEL:3+2+3
( `ー´)「弱肉強食を体現する王者現れし時、暗黒の森に獣達の咆哮が木霊する!光臨せよ!レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
ATK:3000
( `ー´)「レッド・デーモンズの攻撃!クリムゾン・ヘル・フレア!!吹っ飛びな、カラス野郎!」
レッド・デーモンズ・ドラゴンの吐き出す炎がファントムの場のモンスター全てを吹き飛ばす。
( `ー´)「こいつは守備モンスターを攻撃した時、相手の守備モンスター全てを破壊するのさ!」
( Ф∋Ф)「全滅、か」
( `ー´)「ターンエンドだ!王者の竜は戦う意志の無いモンスターの存在を許さない。攻撃宣言を行っていないモンスター、ヴァーユは破壊される!」
( Ф∋Ф)「私のモンスターを見せしめに破壊したつもりか。随分と性格が悪いじゃないか」
( `ー´)「お前ほどじゃないけどな」
状況
( Ф∋Ф)LP:8000 手札:3枚
場:無し 伏せ:無し
表:黒い旋風
( `ー´)LP:8000 手札:3枚
場:レモンスカッシュ 伏せ:無し
表:生還の宝札
( Ф∋Ф)「しかし、貴様はすぐに自分のしでかした事の愚かさに気づくだろう。私のターン、ドロー!」
( `ー´)「何だと…?」
( Ф∋Ф)「墓地のBF−大旆のヴァーユのモンスター効果を発動。このカードは場のシンクロに使用できない代わり、墓地でのシンクロを可能にする」
(;`ー´)「墓地シンクロだとぉ!?」
《BF−大旆のヴァーユ》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードをシンクロ素材とする事はできない。
このカードが墓地に存在する場合、このカードと墓地に存在するチューナー以外の
「BF」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、
そのレベルの合計と同じレベルの「BF」と名のついた
シンクロモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
( Ф∋Ф)「レベル5のシロッコにレベル1のヴァーユをチューニング」
LEVEL:5+1
( Ф∋Ф)「業を背負いし黒き剣よ、天を舞い、地を爆ぜよ。出でよ、BF−アームズ・ウィング」
ATK:2300
( Ф∋Ф)「貫通に加えて守備モンスターを攻撃した時、攻撃力を上げる能力を持っている。最もヴァーユの効果で無効化しているがな」
( `ー´)「攻撃力2300か、つー事はまだ何かあるってことじゃネーノ」
( Ф∋Ф)「本当に察しがいいな。手札からBF−漆黒のエルフェンを召喚」
《BF(ブラックフェザー)−漆黒(しっこく)のエルフェン》
効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2200/守1200
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードはリリースなしで召喚する事ができる。
このカードが召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在するモンスター1体の表示形式を変更する事ができる。
( `ー´)「また半上級かよ」
( Ф∋Ф)「黒い旋風の効果で月影のカルートを手札に加え、エルフェンの効果でレッド・デーモンズを守備表示にする!」
DEF:2000
(;`ー´)「イッ…」
( Ф∋Ф)「バトル。エルフェンでレッド・デーモンズを攻撃!」
(;`ー´)「レッド・デーモンズ!!」
( Ф∋Ф)「これで貴様を守る壁は消えた。喰らえ、アームズ・ウィングのダイレクトアタック」
アームズ・ウィングは飛び上がり、滑空してネーノに迫る。
(;`ー´)「実体化するってことは…」
( Ф∋Ф)「ブラック・チャージ!」
(;`ー´)LP:8000→5700「うおおおおおおおおおお!!」
ギリギリの所で身を捻り、避ける事ができた。
(;,,゚Д゚)「ネーノ!」
(;`ー´)「大丈夫…だ。多分な」
( Ф∋Ф)「ターンエンドだ」
( `ー´)「ああ…、こんな気分になるのはクックルと三日三晩の耐久デュエルをした時以来じゃネーノ」
(;,,゚Д゚)「三日三晩て…」
( `ー´)「どっちも意地になってて引くに引けなかっただけだけどな…。結局、87戦目の途中で空腹と睡眠不足で同時にぶっ倒れちまった。
あの時の高揚感は今でも忘れられネー…。あれほど勝利を欲した事は俺の人生で…へっ」
( Ф∋Ф)「…」
( `ー´)「思えば俺は"これ"を求めていたのかもしれないんじゃネーノ。てめーがあいつの体だからってのもあると思うが…。
この気の高ぶりはごまかせねェ!ククク…ハハハハ…!」
( Ф∋Ф)「フフフ、そこのお前、ギコ・ハニャーンだったか?現在、プロデュエリストの半数以上は闇のデュエリストだ。何故か分かるか?」
(,,゚Д゚)「…さあな」
( Ф∋Ф)「破壊の衝動、それは全てのデュエリストの内に潜んでいると言っても過言ではない、本能的に求めているのだよ、デュエリストは、闇のゲームを」
(,,゚Д゚)「(確かに…何となくだが、分かる気がする)」
( `ー´)「さあ、行く…んじゃネーノ!俺のターン、ドロー!」
( Ф∋Ф)「意気込んでいる所、悪いが、さきほどの黒い旋風で私の手札に加えたカードの説明をしておこうか」
《BF(ブラックフェザー)−月影(げつえい)のカルート》
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1400/守1000
自分フィールド上に表側表示で存在する「BF」と名のついたモンスターが
戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
そのモンスターの攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで1400ポイントアップする。
( Ф∋Ф)「支援迎撃効果、BF専用オネストとでも言っておこうか。さて、どうでる?」
( `ー´)「ご丁寧にwikiから引っ張ってもらって悪いが、俺はこいつを使う予定だったんでね。手札抹殺!」
OUT:暗黒のマンティコア 森の番人グリーン・バブーン ミノケンサティロス
( Ф∋Ф)「なるほど」
OUT:月影のカルート フェザー・ウィンド・アタック 闇の誘惑 終末の騎士
( `ー´)「死者蘇生を発動し、レスキューキャットを復活!生還でドローして効果発動だ。デッキからエアベルンとコアラッコを呼ぶぜ」
ATK:1600 チューナー
ATK:100
( `ー´)「コアラッコの効果でアームズ・ウィングの攻撃力を0にする!」
ATK:2300→0
( `ー´)「まだまだ行くぜ。ネフティスの導き手を召喚して効果発動!コアラッコと導き手を生け贄に、デッキからネフティスの鳳凰神を特殊召喚するぜ」
《ネフティスの鳳凰神(ほうおうしん)/Sacred Phoenix of Nephthys》
効果モンスター
星8/炎属性/鳥獣族/攻2400/守1600
このモンスターがカードの効果によって破壊された場合、
次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを特殊召喚する。
この方法で特殊召喚に成功した場合、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
( Ф∋Ф)「これは中々…」
( `ー´)「まずはエアベルンでアームズ・ウィングを攻撃だ!クロス・セイバー!」
攻撃力を0にされたアームズ・ウィングはまるで紙切れのように切り裂かれた。
( Ф∋Ф)LP:8000→6400「ぐっ…!」
( `ー´)「そしてネフティスの鳳凰神の攻撃、ゴッド・フレア・ウィング・ストリーム!」
灼熱の嵐がエルフェンを吹き飛ばす。
( Ф∋Ф)LP:6400→6200「フフフ、これはかなり堪えるな。いいモンスターを持っている」
( `ー´)「お世辞なんて言っても手加減しないぜ」
( Ф∋Ф)「お世辞ではない。だが、そのモンスターが強さがこの肉体を痛めつける」
( `ー´)「へっ、そいつの体を人質にとろうってのかい?無駄なんじゃネーノ、クックルと俺は生ぬるいお友達関係じゃねーのさ
それに、この程度で死ぬ奴じゃねぇ。そもそもこの程度で死ぬような奴は俺のライバルじゃネーノさ」
( Ф∋Ф)「ふっ…なるほど…」
( `ー´)「底が見えたな、この程度で命乞いとはな」
( -∋-)「狩野の奴にも最初からこれくらいの気迫があれば…と思っただけだ。結局、奴は内藤ホライゾンのライバルにはなれなかったということか」
( `ー´)「あん?何の話だよ…」
( Ф∋Ф)「いや…何でも無い、続けようか」
( `ー´)「俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ。手札の隻眼のホワイトタイガーを生け贄に、墓地の暗黒のマンティコアを蘇生する!」
《暗黒(あんこく)のマンティコア/Manticore of Darkness》
効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2300/守1000
このカードが墓地に送られたターンのエンドフェイズ時に発動する事ができる。
獣族・獣戦士族・鳥獣族のいずれかのモンスターカード1枚を
手札または自分フィールド上から墓地に送る事で、
墓地に存在するこのカードを特殊召喚する。
( `ー´)「さらに、レスキューキャットの効果で特殊召喚されたエアベルンが破壊されたことで墓地のグリーン・バブーンを特殊召喚する条件が揃った!」
《森(もり)の番人(ばんにん)グリーン・バブーン/Green Baboon, Defender of the Forest》
効果モンスター(準制限カード)
星7/地属性/獣族/攻2600/守1800
自分フィールド上に存在する獣族モンスターが破壊され
墓地へ送られた時、1000ライフポイントを払う事で
手札または墓地からこのカードを特殊召喚する事ができる。
( `ー´)LP:5700→4700「チェーンの関係上、生還の宝札で1枚しかドローできないが…。上級最上級合わせて3体並べられたんだから上等じゃネーノ!」
状況
( Ф∋Ф)LP:6200 手札:4枚
場:無し 伏せ:無し
表:黒い旋風
( `ー´)LP:4700 手札:2枚
場:ネフティスの鳳凰神 暗黒のマンティコア 森の番人グリーン・バブーン 伏せ:無し
表:生還の宝札
(;,,゚Д゚)「凄い、俺と戦った時よりも数段…!」
( Ф∋Ф)「生活がかかってると言ってもしょせんはデュエルなどただのじゃれ合い…。しかし、闇のゲームによって敗北が自分の命に直結したらどうだ?
集団の中でのぬるい生活を送る人類の中に潜む動物としての生存本能。それが開花し、デュエリストとして覚醒する。こっちの世界ではよくある話だ」
( `ー´)「どうでもいいうんちく語ってる暇があったらどうやって次の俺のターンを凌ぐか、考えた方がいいんじゃネーノ。
俺の獣達は不死身の軍団、下手なアンデットよりかは蘇るんじゃネーノ?」
( Ф∋Ф)「ふむ…そうだな。私のターン、ドロー。モンスターとリバースカードをセットしてターンエンド」
(,,゚Д゚)「(序盤からの激しい攻め合いの後、相手を先に防戦に追い込んだのはネーノか…!)」
( `ー´)「俺のターン、ドロー!墓地の隻眼のホワイトタイガーとデスコアラを除外し、ダーク・シムルグを特殊召喚!」
ATK:2700
( `ー´)「こいつがいる限り、お前はセットを行えない。バトルだ!暗黒のマンティコアで裏守備に攻撃する!」
(,,゚Д゚)「(しかし…底はまだ読めないぞ。こんなあっさりと防戦に持ち込むということは何か訳が…)」
( Ф∋Ф)「裏守備はBF−銀盾のミストラル」
《BF(ブラックフェザー)−銀盾(ぎんたて)のミストラル》
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/鳥獣族/攻 100/守1800
フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、
このターン自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
( Ф∋Ф)「一度だけ、私への戦闘ダメージを0にする」
( `ー´)「だったらネフティスで攻撃だ!」
( Ф∋Ф)「無効だ」
( `ー´)「続いてバブーンで攻撃!」
( Ф∋Ф)「では、リバースカードを使用する。フェイク・フェザー」
《フェイク・フェザー》
通常罠
手札から「BF」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
相手の墓地に存在する通常罠カード1枚を選択して発動する。
このカードの効果は選択した通常罠カードの効果と同じになる。
( Ф∋Ф)「手札のヴァーユを墓地に送り、貴様の墓地の進入禁止! No Entry!の効果を頂く!」
( `ー´)「お、俺のモンスターが全部守備表示に…。メインフェイズ2に移行。…しまった!」
(,,゚Д゚)「(このターンに召喚していない3体で攻撃してしまったせいでネーノは表示形式を変更できるモンスターが存在しない)」
(;`ー´)「(くそっ、攻撃力の低い順から攻撃するのが定石…いや、単なる俺のプレイングミス…?違う。奴に定石を逆手に取られたんだ!)」
( Ф∋Ф)「どうした?」
( `ー´)「…リバースカードを1枚伏せてターンエンドだ」
状況
( Ф∋Ф)LP:6200 手札:2枚
場:無し 伏せ:無し
表:黒い旋風
( `ー´)LP:4700 手札:1枚
場:ネフティスの鳳凰神 暗黒のマンティコア 森の番人グリーン・バブーン ダーク・シムルグ(全て守備表示) 伏せ:1枚
表:生還の宝札
( Ф∋Ф)「私のターン、ドロー。まずは貪欲な壺を発動、墓地のゲイル、カルート、エルフェン、アームズ・ウィング、ミストラルをデッキに戻して2枚をドロー」
( `ー´)「ちぃ!このタイミングで手札補充されたか…」
( Ф∋Ф)「手札には困っていないがな、どちらかというと手札では無く、デッキの補充だ。手札から2枚目のシロッコを召喚する」
ATK:2000
( Ф∋Ф)「黒い旋風の効果でデッキからゲイルを手札に加え、特殊召喚。効果でネフティスの守備力を半分に…」
(;`ー´)「鬱陶しいのがまたきやがった!」
( Ф∋Ф)「安心しろ、すぐに消える。レベル5のシロッコに、レベル3のゲイルをチューニング」
LEVEL:5+3
( `ー´)「レベル8…まさか!」
( Ф∋Ф)「これを使うのは貴様だけではない。それは、貴様が誰よりも知っている事だろう?出でよ、レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
ATK:3000
(;`ー´)「そのデッキは…あいつのデッキが変化したものっつーことは…そりゃ、入ってるわな!!」
( Ф∋Ф)「そして、墓地のヴァーユの効果により、再び墓地シンクロを行う!エルフェンにヴァーユをチューニング。」
LVEL:6+1
(;`ー´)「なっ…!そうか、フェイク・フェザーのコストで…」
( Ф∋Ф)「業を背負いし黒き鎧よ。千の矢を跳ね返し、万の剣を砕け。シンクロ召喚、BF−アーマード・ウィング」
ATK:2500
( Ф∋Ф)「説明するまでもないが、効果は無効化される。バトルだ、アーマード・ウィングでネフティスに攻撃!」
( `ー´)「器用にやりやがる…!」
( Ф∋Ф)「そして、レッド・デーモンズ・ドラゴンの攻撃!灼熱のクリムゾン・ヘル・フレア!」
まるで先ほどの光景を再生するように、ファントムのレッド・デーモンズがネーノのフィールドのモンスターを全て焼き払う。
(;`ー´)「俺のコンボを…この泥棒カラスが!」
( Ф∋Ф)「使える物は全て使う、それがデュエルではないのかね?」
( `ー´)「その通りだよ!」
( Ф∋Ф)「ターンエンドだ」
( `ー´)「そのエンドフェイズに暗黒のマンティコアの効果が発動する!手札のエアベルンを墓地に送り。復活!
生還の宝札でドローし、リミットリバースを発動、猫を蘇生して1枚ドロー!」
( Ф∋Ф)「ほう、手札補充か?」
( `ー´)「俺のターン、ドロー!猫を守備表示に変更、リミット・リバースのデメリット効果で蘇生したモンスターは破壊される!」
( Ф∋Ф)「なるほどな、デメリットを利用したか」
( `ー´)LP:4700→3700「使えるもんは全て使わないとな、それがデメリットでもよ!獣族が破壊された事で、墓地のグリーン・バブーンを攻撃表示で特殊召喚する!」
ATK:2600
( `ー´)「そして、生還の宝札でドローする」
( Ф∋Ф)「なるほど、不死身の軍団とはよく言ったものだ、その蘇生能力には感服させられるな」
( `ー´)「褒めても何も出ねーって言ってるだろうが。ファントム・オブ・カオスを召喚して墓地のミノケンサテュロスを除外して能力をコピーだ!」
《ミノケンサテュロス》
効果モンスター
星6/地属性/獣戦士族/攻1800/守1000
このカードは特殊召喚できない。
このカードをリリースする事で、自分のデッキから
獣戦士族・レベル4の通常モンスター2体を特殊召喚する。
( `ー´)「効果発動!デッキからブラッド・ヴォルスとジェネティック・ワーウルフ体召喚するぜ!」
ATK:2000
ATK:1900
( Ф∋Ф)「数を並べるだけでは私には勝てない」
( `ー´)「焦るんじゃネーヨ。戦線復活の代償を発動!ブラッド・ヴォルスを墓地に送ってレッド・デーモンズを蘇生して1枚ドローだ!
さらに手札のウィングド・ライノとイグザリオン・ユニバースを除外してダーク・シムルグを蘇生する!生還の宝札でドロー!」
(;,,゚Д゚)「(一気にフィールドを埋め尽くした!)」
ATK:2000
ATK:2300
ATK:2600
ATK:2700
ATK:3000
( `ー´)「俺の場のモンスターの攻撃力合計は12600!そしてお前の場の攻撃力合計はわずか5500!小学生レベルの単純な計算だ…分かるよな?」
( Ф∋Ф)「12600−5500=8100、そして私の残りLPは6200。全ての攻撃で私のライフは0になる」
( `ー´)「上出来なんじゃネーノ。行くぜ!レッド・デーモンズ・ドラゴンでレッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃!」
( Ф∋Ф)「灼熱のクリムゾン・ヘル・フレア」
( `ー´)「クリムゾン・ヘル・フレア!!」
二体のレッドデーモンズの攻撃がぶつかり合い、大爆発がおきる。
( `ー´)「悪いな、レッド・デーモンズ!グリーン・バブーンの攻撃!ハンマークラブ・デス!」
( Ф∋Ф)「愚かな、私のデッキにこのカードが存在する事を忘れたか?」
ATK:2500→3900
(;`ー´)「!」
( Ф∋Ф)「手札から月影のカルートの効果を使わせてもらった」
グリーン・バブーンがこんぼうを振り上げた瞬間、背後から現れたカルートによってこんぼうを空中で掴まれ、振り下ろせなくなる。
がら空きの体をアーマード・ウィングの手刀が貫く。
(;`ー´)LP:4700→3400「しま…ぐおっ!!」
( Ф∋Ф)「単純計算では、私のライフは0になる。しかし、どれだけ数を揃えようと一点を貫く事ができなかれば私のかすり傷一つ付けられないのだよ」
( `ー´)「くそっ…だったらリバースカードを2枚伏せてターンエンドだ!」
状況
( Ф∋Ф)LP:6200 手札:2枚
場:BF−アーマード・ウィング 伏せ:無し
表:黒い旋風
( `ー´)LP:3400 手札:無し
場:ジェネティック・ワーウルフ 暗黒のマンティコア ダーク・シムルグ 伏せ:2枚
表:生還の宝札
( `ー´)「確かにこのターンでケリをつける事はできなかったが…。俺の場にダークシムルグが存在する場合、お前はカードをセットできない!」
( -∋-)「私のターン、ドロー。そして、また、逆もしかり…ということか」
( `ー´)「…?どういう意味だ」
( Ф∋Ф)「どんなに数が揃ってようと一点を貫かれるだけで勝負が決する事もある、という意味だ。手札から異次元からの埋葬を発動する」
( `ー´)「!」
( Ф∋Ф)「除外されたヴァーユ2枚とエルフェンを墓地に戻し、ヴァーユとシロッコ、ヴァーユとエルフェンをシンクロさせる」
BF−アームズ・ウィング ATK:2300
BF−アーマード・ウィング ATK:2500
(;`ー´)「一気に二体のシンクロだと…!」
( Ф∋Ф)「貴様はカードをセットできないと言ったな。それは、罠カードを仕掛ける事ができない、という意味か?」
( `ー´)「だったら何だよ…」
( Ф∋Ф)「ならば、私は貴様の上の上を行こう。手札からトラップ発動」
(;,,゚Д゚)(;`ー´)「手札からトラップを発動するだと!!」
( Ф∋Ф)「デルタ・クロウ−アンチ・リバース」
《デルタ・クロウ−アンチ・リバース/Delta Crow - Anti Reverse》 †
通常罠
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが
表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
また、自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが
3体存在する場合、このカードは手札から発動する事ができる。
三体のBFの連携でネーノの伏せカードを全て吹き飛ばす。
(;`ー´)「馬鹿な!」
( Ф∋Ф)「最後に…アームズ・ウィングを生け贄にシロッコを召喚し、黒い旋風の効果で黒槍のブラストを手札に加えて特殊召喚」
(;`ー´)「場の数をいくら増やしてもシムルグの攻撃力は…」
( Ф∋Ф)「だから、言ったはずだろう。一点を貫けば…とな。シロッコのモンスター効果を発動する!」
《BF(ブラックフェザー)−暁(あかつき)のシロッコ/Blackwing - Sirocco the Dawn》
効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守 900
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードはリリースなしで通常召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
「BF」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は、そのモンスター以外の
フィールド上に表側表示で存在する「BF」と名のついた
モンスターの攻撃力の合計分アップする。
この効果を発動するターン、選択したモンスター以外の
モンスターは攻撃する事ができない。
( Ф∋Ф)「黒槍のブラストに攻撃力を集中する!」
ATK:1700→8700
(;`ー´)「お…おおおおおお!?」
(;,,゚Д゚)「攻撃力8700…だと?圧倒的だ…圧倒的過ぎる!」
( Ф∋Ф)「一転突破…ダーク・シムルグに黒槍のブラストで攻撃、ブラッディースクライド!!」
回転する槍がダークシムルグを貫く。
(;`ー´)LP3400→0「ぐおあああああああああああああああああ!!」
( Ф∋Ф)「終わりだ」
(;,,゚Д゚)「はっ…はっ…」
──気づいたら自分は走っていた。
(,,゚Д゚)「はぁ…はぁ…ここは?」
空を見ると、さっきの爆発の煙が見える、ファントムとネーノがデュエルをしていた所から、かなり離れた場所ということは分かった。
(,,゚Д゚)「俺は…逃げたのか」
拳を握り締め。
(,,゚Д゚)「逃げたのか…俺は」
何度も自分に問いかける。
ネーノは壁に叩き付けられ、気絶していた。
( Ф∋Ф)「奴は逃げたか」
興味無さそうにギコの後姿から目を逸らし、ネーノを見た。
( Ф∋Ф)「悪くないデュエルだった。デュエルの中で覚醒し、きっと、デュエルを重ねればお前はもっと強くなるだろう。…羨ましいものだ」
そこでファントムははっと気づいた。
( Ф∋Ф)「羨ましい…か。そういった感情があったのだな、私にも。そういえば…」
数分前に自分の言った事を思い出す。
"( Ф∋Ф)「我が名はファントム、ユベルを打ち破り、再びこの世界で頂点となる者だ」"
( Ф∋Ф)「再びこの世界の頂点となる者…か。もう私には縁の無い世界だが、自然に言葉が出てきたということは何だかんだで楽しかったということか」
ファントムはネーノのデッキから1枚のカードを取り出す。
( Ф∋Ф)「ファントム・オブ・カオスか…ふふっ」
さらに数枚のカードをネーノのデッキから抜き取った。
( Ф∋Ф)「貴様のデュエルに免じてこれくらいで許しておいてやる」
そう言うとファントムは霧のようにどこかへ消えていった。
(,,-Д-)「俺は…逃げたんだな…」
壁に拳を叩きつける。
(,,゚Д゚)「俺は…!」
逃げた事に後悔はない。
勝てない勝負に意味はない。
問題は、そこだった。
(,,゚Д゚)「逃げなくちゃいけないほどの壁だった…。もしかしたら勝てるかも…なんて希望が見えないほどの」
悔しかった。
(,,゚Д゚)「モララーは昔から強いし才能もある。最近どんどん強くなって来てる。タカラも…普段はあんなだけどあの年で社長になった凄い奴だ」
─自分だけ何もない。
(,,゚Д゚)「はは…。あいつの力になるって言ったのに、結局、この様だ…」
ネーノを置いて逃げて、もし、ネーノがモララーやタカラだったらどうしていたのだろうか。
(,,゚Д゚)「俺は、ぐ…っ。なってやる」
再び拳を、さっきよりもっと強く握る。
(,,゚Д゚)「強く…!敵だけじゃない、モララーよりも、タカラよりも…もっとだ」
──俺は、あいつらと一緒に、肩を並べて歩いていきたいから。
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