前回のあらすじ
○ファントムvsネーノ×
ギコは強くなりたいと強く思った。




タカラに負けたモララーはぃょぅと公園のベンチに座って休憩していた。

( ・∀・)「(新しいパックも出たし)そろそろデッキを改造するか」

(;=゚ω゚)ノ「ええっ、大会中なのにそれっていいのかょぅ?」

( ・∀・)「ルールに載って無いことは何をやってもいいんだよ!というか、とある人が飽きるんだよそれだと」

(=゚ω゚)ノ「主人公にあるまじき発言だょぅ…」



(;=゚ω゚)ノ「ぃょっ!?」

( ・∀・)「HAHAHA、何を驚いているんだい?」

(=゚ω゚)ノ「何こんな所で露出してるんだょぅ!」

( ・∀・)「大丈夫、下はタイツだ」

(=゚ω゚)ノ「ならいいょぅ」

( ・∀・)「さて、と」

モララーはカードの束を一つ、取り出した。

(;=゚ω゚)ノ「それ、全部デッキかょぅ?」

( ・∀・)「デッキっていうかカードの束かな、ライトロードとかアルカナフォースとかね。ちなみに、全部光属性のカードだ」

(=゚ω゚)ノ「何でまた…。相性のいいカードだったら光属性以外も入れたほうがいいんじゃないのかょぅ?」

( ・∀・)「ま、そうなんだろうけどね…。僕はデュエル始めてからずっと光属性だけでやってきたんだよね」

(,,^Д^)「そういえば、使ってるところ見た事無いですね」

( ・∀・)「いたんだね、君」

(;,,^Д^)「いましたよ!僕を空気キャラにしようとするのやめてください。根に持ってるんですか?そりゃ、こんな大会で1KILLしたのは悪いと思ってますけど」

(=゚ω゚)ノ「話を戻すょぅ…何でまた光属性ばっかりを?」

( ・∀・)「何でだろうね…。これが一番僕に合ってるからかな、大した理由は無いよ」

(=゚ω゚)ノ「ふぅむ…」

( ・∀・)「他の属性を扱わない代わりって言うのは何かもしれないけど光属性のカードは全部扱えるよ」

(,,^Д^)「光属性のエキスパートって所ですね」

( ・∀・)「かっこよく言えばね、さてと。どれとどれを抜き代えようかな…」

(,,^Д^)「長くなりそうですね…。この大会も終わるまで時間がかかりそうですし何か食べるものでも買ってきますよ」

(=゚ω゚)ノ「あっ、俺も行くょぅ」

( ・∀・)「頼むよ」

二人が離れてから無言でデッキを構築していると、モララーの隣に誰か座った。

( ・∀・)「ん?」

髪が長く、清楚な顔立ちの少女だった。

少女「隣、座らせてもらいますよ」

( ・∀・)「(普通先に言うんじゃ…。どうでもいいか)構わないよ」

少女「ありがとう」

( ・∀・)「ん…。君、どっかで合った事無かったっけ?」

少女「ナンパですか?」

( ・∀・)「いや…どっかて見た事あるような気がするんだよね…」

少女「"私"はあなたと合うのは初めてです。…っと、隣にずれたほうがいいですよ」

( ・∀・)「はい?」

少女「あと、5分後にあなたの上空に鳥のフンが落ちてきます」

(;・∀・)「ほえ?」

少女「そうですね、あと最低でも30cm、できる事ならギリギリまで端に寄ったほうがいい。いや、やっぱりベンチから離れましょう」

(;・∀・)「いや、意味が…」

少女「いいから」

少女の奇妙な迫力に押され、モララーは立ち上がった。
そして、五分後。
ベチョ。
みごとその少女が言った通り、鳥の糞が落下してきた。

(;・∀・)「…!」

少女「さて、まずは私の力を身を持って実感したでしょうから、自己紹介をしましょうか」

(;・∀・)「君は…ああっ!」

モララーは確かにこの少女を見た事がある。
それはファッション雑誌でもTVでもない。

川 ゚ -゚)「初めまして、と言ったほうがいいかな。素直田クールです」

(;・∀・)「クリスタルに封印されてたっていう…」

川 ゚ -゚)「ええ、ジェネレーションギャップと言ったらいいのでしょうか。
     封印されていた8年間での文明の発展とか、カードプールの変化とか、色々と驚かされますよ」

(;・∀・)「(ジェネレーションギャップは微妙に違うような…)か、体は大丈夫なの?」

川 ゚ -゚)「大丈夫も何も、私は病気で寝込んでいた訳じゃなく、ファントムに敗れた時点での"そのまま"の状態で私はクリスタルに封印されたいただけですから」

( ・∀・)「ああ…そう…なのか」

この編は理解しようと思っても無駄だと思ったのでなんとなく納得しておいた。

川 ゚ -゚)「さっきの事で私の力については理解できたでしょうが、一応、言っておきましょうか?」

( ・∀・)「未来予知…ってやつ?」

川 ゚ -゚)「その通り」

( ・∀・)「正直、一ヶ月前の僕だったら信じなかったかもしれないけど。随分と超常現象的なものに慣れたな、と自分でも驚きを隠せないよ」

川 ゚ -゚)「未来予知と言ってもファンタジーのように都合のいい力ではありませんけどね。ここでは重要ではないので割愛させてもらう」

( ・∀・)「まあ、うん。細かく説明されたら頭がこんがらがるかもしれないからね…。それで、僕に何の用だい」

川 ゚ -゚)「未来とは、簡単に捻じ曲がってしまうものだ。たとえば、あなたはこの後、鳥の糞を落とすために銭湯へ向かい、
     偶然出会った大会参加者とデュエルをする…という未来だった」

( ・∀・)「はぁ…」

川 ゚ -゚)「この話をする前に、まずは謝っておきます」

クールは立ち上がり、頭を下げた。

川 ゚ -゚)「…あなたの境遇は全て、私のせいだと言っても過言ではない」

(;・∀・)「へぇっ!?」

川 ゚ -゚)「本来ならば、この時点でファントム、そして、ユベルはこの世に存在していなかったのです」

( ・∀・)「それってどういう…」

川 ゚ -゚)「私がこんな能力を持ってしまったがために…未来は歪んでしまった。本来ならば、ユベルは内藤ホライゾンに打ち倒されたのです」

( ・∀・)「内藤っていうと…。デュエルキングの息子で狩野の友人だったっていう…」

川 ゚ -゚)「そして、つい最近までファントムに乗り移られていた。8年間もの間…私のせいで。現在は病院で療養中です」

( ・∀・)「とりあえず、説明してよ」

川 ゚ -゚)「…そうでしたね。私には生まれつき、未来を見る力がありました。1から説明していくとグダグダになりそうなので重要な部分だけを言います」

( ・∀・)「分かった」

川 ゚ -゚)「中学に上がり、進路を考えていた頃、見えてしまったのです。デュエルアカデミアで起きるであろう、惨劇を」

( ・∀・)「…惨劇」

川 ゚ -゚)「それは、ファントムよる三幻魔強奪、多くの生徒と教師が犠牲になる、そんな未来を見てしまった」

( ・∀・)「それを止めるためにデュエルアカデミアに?」

川 ゚ -゚)「ええ、私がアカデミアに入学した時点で未来は変わった。その頃には私の力は一段と強くなり、かなり先の未来まで見る事ができるようになってました」

( ・∀・)「かなり先ってどれくらい?」

川 ゚ -゚)「私が入学して、ファントムが現れる3年の夏まで。ユベルと倒すまでのシナリオが全て私には分かっていた。だから、その脚本通りに2年半を過ごした」

(;・∀・)「…」

川 ゚ -゚)「三年の夏、私は惨劇を回避するために三幻魔のカードを手に入れ、それを狙うファントムと対峙し、結果は引き分け、ファントムは消え、私は死ぬ。
     そしてそこへ駆けつけた内藤と、ファントムを倒した人間を一目見ようと現れるユベル。
     内藤は私を殺した相手がユベルだと、ユベルはファントムを倒した人間を内藤だと、両者の勘違いからデュエルが始まる」

( ・∀・)「そのデュエルで内藤が勝って、ユベルが消える、ってエンドだった訳だ」

川 ゚ -゚)「そのハッピーエンドへのルートは私の少しの気の迷いで砕け散った」

( ・∀・)「…」

川 ゚ -゚)「私は内藤ホライゾンを、ブーンを愛し、求めてしまっていた。だから恐れてしまった、死を。
     そして、私は知っていた、私が死なないルートを」

( ・∀・)「ファントムに負けてクリスタルに封印される、と」





クールは無言で頷いた。

川 ゚ -゚)「私が死を恐れてしまっただけで、多くの人間が不幸になった。狩野…内藤…」

( ・∀・)「そして、僕ってか、そして多くの人間がファントムの犠牲になった」

川 ゚ -゚)「…はい」

( -∀-)「ふぅー…」

モララーが溜息を付く。

( ・∀・)「パーツ、持ってる?」

川 ゚ -゚)「ええ、イリーガルデュエリストの…シュールという人から一つ渡されました」

( ・∀・)「僕と君がデュエルしたら、どうなる?」

川 ゚ -゚)「!」

( ・∀・)「ああ、ちなみに、何が何でもデュエルする気だから、僕は。これで君の言う未来は確定したんじゃないかな」

川 ゚ -゚)「少し、時間をください」

( ・∀・)「いいよ」



川;゚ -゚)「…!」

辛そうに喋りながらも、表情を崩さなかった彼女が初めて驚きを見せた。

( ・∀・)「見えたんだね」

川 ゚ -゚)「ええ…」

( ・∀・)「そして、勝つのは、君だ」

川 ゚ -゚)「!…その通りです」

( ・∀・)「じゃあ、デュエルしようか、手加減は無用だよ」

川 ゚ -゚)「なっ…」

( ・∀・)「言っただろう、何が何でもデュエルするって」

川;゚ -゚)「し、しかし…!」

( ・∀・)「君もデュエリストなら聞きわけたまえ、もう一度言うけど、手加減無用で本気のデュエルだ。
      僕は君の見た"君が本気を出したら僕が負ける"という未来という奴をぶち壊してみせる」

川 ゚ -゚)「……分かりました」

川 ゚ -゚)「デュエル!」(・∀・ )

( ・∀・)「僕のターン、ドロー!ジェネクス・ニュートロンを召喚し、リバースカードをセットしてターンエンドだ。
      ジェネクス・ニュートロンの効果でエンドフェイズにハイパー・シンクロンを手札に加えるよ」

川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー。手札から召喚僧サモン・プリーストを召喚、手札のライトニング・チューンを捨てて聖鳥クレインを特殊召喚し、クレインの効果で1枚ドロー」

( ・∀・)「(サモプリターボかな?)」

川 ゚ -゚)「手札から精神操作を発動。ジェネクス・ニュートロンのコントロールを奪い、私の場の三体のモンスターを墓地に送ります」

(;・∀・)「この召喚条件はまさかっ!」

川 ゚ -゚)「アルカナフォースEX−THE DARK RULERを召喚」

《アルカナフォースEX(エクストラ)−THE DARK RULER(ザ・ダーク・ルーラー)/Arcana Force EX - The Dark Ruler》
効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:このカードはバトルフェイズ中2回攻撃する事ができる。
この効果が適用された2回目の戦闘を行った場合、
このカードはバトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。
●裏:このカードが破壊される場合、フィールド上のカードを全て破壊する。

クールの頭上でカードが回る。

川 ゚ -゚)「正位置、即ち表。連続攻撃権を得る」

(;・∀・)「そう何度も1ターンキルを喰らってたまるか!威嚇する咆哮だ。このターン、相手は攻撃を行えない」

川 ゚ -゚)「リバースカードを2枚伏せ、ターンエンド」


状況
( ・∀・)LP:8000 手札:5枚
場:無し 伏せ:無し

川 ゚ -゚)LP:8000 手札:1枚
場:THE DARK RULER 伏せ:2枚

( ・∀・)「僕のターン、ドロー。モンスターをセット、リバースカードを2枚伏せ、ターンエンド」

川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー。サーチ・ストライカーを召喚」

《サーチ・ストライカー/Search Striker》
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1600/守1200
このカードが裏側守備表示モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する事ができる。
この効果を発動した場合、このカードはバトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。

川 ゚ -゚)「サーチ・ストライカーで裏守備を攻撃」

( ・∀・)「裏守備はハネクリボー!このターン、僕は戦闘ダメージを受けない」

川 ゚ -゚)「サーチ・ストライカーは守備表示になり、ターンエンド」

状況
( ・∀・)LP:8000 手札:3枚
場:無し 伏せ:2枚

川 ゚ -゚)LP:8000 手札:1枚
場:THE DARK RULER サーチ・ストライカー 伏せ:2枚

( ・∀・)「僕のターン、ドロー!(ハネクリボーのおかげで隙が出来た)カオスエンドマスターを召喚してサーチ・ストライカーに攻撃!」

川 ゚ -゚)「通ります」

( ・∀・)「カオスエンドマスターの効果でデッキからサテライト・キャノンを特殊召喚し、メインフェイズ2に移行!シンクロ召喚だ」

LEVEL:5+3

( ・∀・)「サテライト・キャノンにカオスエンドマスターをチューニング、ギガンティック・ファイター!」

川 ゚ -゚)「自己再生モンスターでお茶を濁すつもりですか。無駄ですよ、昇天の黒角笛」

《昇天(しょうてん)の黒角笛(ブラックホーン)/Black Horn of Heaven》
カウンター罠
相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。

(;・∀・)「うなっ!」

川 ゚ -゚)「さあ、がら空きですが、どうしますか」

( ・∀・)「手札のチューニング・サポーターを捨ててワン・フォー・ワンを発動、デッキからレベル1のモンスター、サイバー・ヴァリーを攻撃表示で特殊召喚してターンエンド」


その頃、ぃょぅとタカラはコンビニでランチパックを吟味していた。

(;=゚ω゚)ノ「はうっ!」

(,,^Д^)「どうしたんですか?」

(=゚ω゚)ノ「い、いや…何か、俺のカードがあっさりというか…。何でもないょぅ」

状況
( ・∀・)LP:8000 手札:1枚
場:サイバー・ヴァリー 伏せ:2枚

川 ゚ -゚)LP:8000 手札:1枚
場:THE DARK RULER  伏せ:1枚

川 ゚ -゚)「攻撃を防ぐだけで精一杯ですね」

( ・∀・)「そうだね」

川 ゚ -゚)「あなたは狩野に負けたそうですね」

( ・∀・)「うん」

川 ゚ -゚)「私は狩野よりも強いですよ、内藤ホライゾン…よりも」

( ・∀・)「ふーん、そうなんだ」

川 ゚ -゚)「…ダークルーラーでサイバー・ヴァリーに攻撃」

( ・∀・)「サイバー・ヴァリーの効果で自身を除外することでバトルフェイズを強制終了し、1枚ドロー」

川 ゚ -゚)「それでは、モンスターカードをセットしてターンエンドです」

( ・∀・)「僕のターン、ドロー。手札から死者蘇生を発動、聖鳥クレインを特殊召喚、1枚ドロー。ドローしたカードはワタポン、特殊召喚だ」

《ワタポン/Watapon》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 200/守 300
このカードが魔法・罠・効果モンスターの効果によって
自分のデッキから手札に加わった場合、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


川 ゚ -゚)「ハネクリボーじゃないんですね」

( ・∀・)「それは、皮肉かい?」

川 ゚ -゚)「さあ」

( ・∀・)「手札からハイパー・シンクロンを召喚し、シンクロ召喚!」

LEVEL:4+4

( ・∀・)「白銀の翼が広がるとき、漆黒の世界を優しい光芒が照らし出す!輝け…ライトエンド・ドラゴン!」

《ライトエンド・ドラゴン/Light End Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外の光属性モンスター1体以上
このカードが戦闘を行う場合、モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は500ポイントダウンし、
このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力は
エンドフェイズ時まで1500ポイントダウンする。

( ・∀・)「ハイパー・シンクロンの効果で攻撃力は800ポイント上昇して3400となる」

ATK:3400

( ・∀・)「バトル!ライトエンド・ドラゴンでアルカナフォースEX−THE DARK RULERに攻撃!」

ATK:3400→2900

( ・∀・)「当然、効果発動だ。攻撃力を500ポイント下げ…」

ATK:4000→2500

( ・∀・)「アルカナフォースEX−THE DARK RULERの攻撃力を1500ポイントダウンする!」

川 ゚ -゚)「手札からオネストを発動、ライトエンドの攻撃力を加算」

(;・∀・)「!!!」

ATK:2500→5400

(;・∀・)LP:8000→5500「うっ…」

川 ゚ -゚)「あなたでは未来は変えられない」


( ・∀・)「…どうかな、ダメージを受けたこの瞬間、ダメージコンデンサーを発動する!」

川 ゚ -゚)「この状況下で何を呼ぶと言うのですか」

( ・∀・)「手札の神剣を捨て、デッキからロード・シンクロンを特殊召喚!」

《ロード・シンクロン》
チューナー(効果モンスター)
星4/光属性/機械族/攻1600/守 800
このカードを「ロード・ウォリアー」以外のシンクロ素材とする場合、
このカードのレベルを2つ下げたレベルとして扱う。
このカードが攻撃した場合、そのダメージステップ終了時に
このカードのレベルをエンドフェイズ時まで1つ上げる。

( ・∀・)「ロード・シンクロンで裏守備に攻撃!」

川 ゚ -゚)「裏守備はジェルエンデュオ。戦闘では破壊されない」

( ・∀・)「構わないさ、ロード・シンクロンの効果で攻撃したダメージステップ後にレベルを1つ上げる」

LEVEL:4→5

( ・∀・)「そしてメインフェイズ2だ、リバースカード、リミット・リバースを発動してチューニング・サポーターを特殊召喚!」

川 ゚ -゚)「これは…」

( ・∀・)「レベル1のワタポン、さらにレベル2として扱う、チューニング・サポーターにロードシンクロンをチューニング!」

LEVEL:1+2+5

( ・∀・)「光が照らす王者の道を歩め、シンクロ召喚、ロード・ウォリアー!」

《ロード・ウォリアー》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻3000/守1500
「ロード・シンクロン」+チューナー以外のモンスター2体以上
1ターンに1度、自分のデッキからレベル2以下の
戦士族または機械族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

( ・∀・)「ま、守備表示だけどね。チューニング・サポーターの効果で1枚ドロー。そしてロード・ウォリアーの効果でスキヤナーを守備表示で特殊召喚!」


《スキヤナー/Scanner》
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 ?/守 ?
ゲームから除外されている相手のモンスター1体を選択して発動する。
このカードはエンドフェイズ時まで選択した
モンスターと同名カードとして扱い、
選択したモンスターと同じ属性・レベル・攻撃力・守備力になる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
この効果が適用されたこのカードはフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される。

( ・∀・)「ターンエンド」

川 ゚ -゚)「(ここでまで、一寸の狂いなく私の見た通りの未来…)」

状況
( ・∀・)LP:5500 手札:1枚
場:ロード・ウォリアー スキヤナー 伏せ:無し

川 ゚ -゚)LP:8000 手札:1枚
場:THE DARK RULER ジェルエンデュオ  伏せ:1枚

川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー。創世の預言者を召喚、ジェルエンデュオを攻撃表示に変更する。
     これで終りだ、創世の預言者でロード・ウォリアーを、ジェルエンデュオでスキヤナーを破壊!」

( ・∀・)「…ニヤ」

川 ゚ -゚)「THE DARK RULERでダイレクト…」

( ・∀・)「待った、手札からモンスターを特殊召喚するよ。テュアラティン!」

《テュアラティン/Tualatin》
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2500
相手のバトルフェイズ時に発動する事ができる。
自分フィールド上にモンスターが2体以上存在し、
それらのモンスターが一度のバトルフェイズ中で戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、属性を1つ宣言する事で、
フィールド上に表側表示で存在する宣言した属性のモンスターを全て破壊する。
その後、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は宣言された属性のモンスターをフィールド上に召喚・特殊召喚できない。


川;゚ -゚)「…ッッッ!」

( ・∀・)「光属性を選択、場のモンスターは全て光属性だから…全滅だ!ま、自分も破壊されるけどね」

川;゚ -゚)「あの状況で…いや、そうじゃない…何で…」

( ・∀・)「ははっ、クールビューティーに冷や汗をかかせてやったぞ」

川 ゚ -゚)「はっ…。だから、どうしたというんですか。あなたの場はがら空きな上に手札もこれで0だ。ターンエンド」

( ・∀・)「僕のターン、ドロー!墓地のハイパー・シンクロンとジェネクス・ニュートロンを除外して神聖なる魂を特殊召喚!」

ATK:2000

川;゚ -゚)「(この状況下で出せる最強モンスターを引き当てたと言うのか…)」

( ・∀・)「神聖なる魂で直接攻撃!」

川 ゚ -゚)LP:8000→6000「…っ」

( ・∀・)「他に出来る事も無いし、このままターンエンドだ」


状況
( ・∀・)LP:5500 手札:無し
場:神聖なる魂 伏せ:無し

川 ゚ -゚)LP:6000 手札:1枚
場:無し 伏せ:1枚

川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー。モンスターをセットしてターンエンド」

( ・∀・)「僕のターン、ドロー。よし、サニー・ピクシーを召喚!」

LEVEL:1 チューナー

( ・∀・)「レベル6の神聖なる魂にレベル1のサニー・ピクシーをチューニング!」

LEVEL:6+1

( ・∀・)「聖なる白き大蛇が白銀の翼を手に入れ天を舞え!シンクロ召喚、エンシェント・ホーリー・ワイバーン!!」


《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/天使族/攻2100/守2000
光属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分のライフポイントが相手より上の場合、
その数値だけこのカードの攻撃力はアップする。
自分のライフポイントが相手より下の場合、
その数値だけこのカードの攻撃力がダウンする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
1000ライフポイントを払う事でこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。


( ・∀・)「サニー・ピクシーの効果発動」


《サニー・ピクシー》
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/魔法使い族/攻300/守400
このカードが光属性シンクロモンスターの
シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
自分は1000ライフポイント回復する。


( ・∀・)LP:5500→6500「僕のライフが君のライフを上回った事でエンシェント・ホーリー・ワイバーンの攻撃力は…」

ATK:2100→2600

( ・∀・)「2600だ、エンシェント・ホーリー・ワイバーンで裏守備モンスターに攻撃!ホーリー・ブレス!」

川 ゚ -゚)「素早いモモンガの効果発動、ライフを1000回復してデッキから同名モンスター2体をセット」

川 ゚ -゚)LP:6000→7000
ATK:2600→1600

( ・∀・)「うぇー…。ターンエンドだ」

状況
( ・∀・)LP:6500 手札:無し
場:エンシェント・ホーリー・ワイバーン 伏せ:無し

川 ゚ -゚)LP:7000 手札:1枚
場:裏守備×2(モモンガ) 伏せ:1枚

川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー。リバースカード発動、光の召集」

《光(ひかり)の召集(しょうしゅう)/Beckoning Light》
通常罠
自分の手札を全て墓地に捨て、その枚数だけ自分の墓地から
光属性モンスターを選択して手札に加える。

川 ゚ -゚)「手札を全て捨て、墓地のDARK RULERとオネストを回収するさらに、今捨てた魔轟神ルリーの効果を発動」

《魔轟神(まごうしん)ルリー/Fiend Roar Deity Luri》
効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 200/守 400
このカードが手札から墓地へ捨てられた時、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。

川 ゚ -゚)「三体のモンスターを墓地に送り、アルカナフォースEX−THE DARK RULERを特殊召喚する」

ATK:4000

川 ゚ -゚)「コインは表、再び連続攻撃。バトル!そしてオネストだ!」

ATK:4000→5600

(;・∀・)LP:6500→2500→1500「うぐっ!エンシェント・ホーリー・ワイバーンのモンスター効果。ライフを1000払い、守備表示で特殊召喚」

川 ゚ -゚)「ならば、復活した所に追撃だ!」

( ・∀・)LP:1500→500「再び蘇生だ」

川;゚ -゚)「はぁ…はぁ…」

( ・∀・)「敬語はどこにいったんだい、それと、随分と息が荒くなってるようだけど」

川;゚ -゚)「…ッ」

( ・∀・)「怖いのかい?それとも、憎たらしいのかい。自分の成し遂げる事ができなかった、敗北の運命を乗り越えようとしている男が」

川 ゚ -゚)「そんな事はありま…せん。二度の攻撃を行ったDARK RULERは守備表示になり、次のターン、表示形式を変更できない。ターンエンドです」

( ・∀・)「僕のターン、ドロー!リバースカードをセットしてターンエンドだ!」

状況
( ・∀・)LP:500 手札:無し
場:エンシェント・ホーリー・ワイバーン 伏せ:1枚

川 ゚ -゚)LP:7000 手札:無し
場:DARK RULER 伏せ:無し

川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー。…モンスターをセットしてターンエンド」

( ・∀・)「僕のターン。勝つよ、僕は。ドロー」

川 ゚ -゚)「ライフの差は6500、そのふぬけたドラゴン天使一匹で何ができると…」

エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK:0

( ・∀・)「何とかなるもんだよ。デュエリストのドローは運命を覆すのさ」

川 ゚ -゚)「そんな馬鹿な…」

( ・∀・)「ふふ、どうかな?」

モララーは地面に手をかざす。
すると地面は真っ赤に染まり、グツグツと煮えたぎる溶岩へと変化する。

川 ゚ -゚)「それは…?」

溶岩から剣が出てくる。

( ・∀・)「神剣−フェニックス・ブレード。墓地のカオスエンドマスターとロード・ウォリアーを除外して回収するよ」

川 ゚ -゚)「その剣で何をしようと…」

( ・∀・)「脆いな、運命。リバースカード、異次元からの帰還!」

川;゚ -゚)「…!」

( ・∀・)「結局の所、君のやってることは予言レベルなんだよね。聞いちゃえば覆すのはそう難しいことじゃないと思う」

川;゚ -゚)「難しく無いだって…(馬鹿言うな、私が未来を変えるのにどれだけ苦労してきたと思っているんだ)」

( ・∀・)「それにさ、気づいた事が一つある」

川 ゚ -゚)「…?」

( ・∀・)「君の見えていたものは全て、最悪の未来だったってことさ」

川 ゚ -゚)「最悪の未来?では、私が勝つという未来が最悪だったということですか」

( ・∀・)「ああ、もちろん。勝つ事を諦めたデュエリストが勝ち残る、最悪以外のなにものでもないね」

川 ゚ -゚)「諦めた、私が」

( ・∀・)「分かっている癖に。君は自分の見た運命を幾度となく変えてきた、だから分かっていたはずだ
      ファントムに勝利するという方向へ運命を切り開くことも可能だったということが!」

川;゚ -゚)「それは…だって…」

( ・∀・)「僕には君を攻める事はできないけどね…。僕も、ファントム、デュエルキングだった杉浦ロマネスクを怖れ、
      運命を切り開く事を諦めていた。だからこそ言おう!僕が君に負ける確率は万に一つもありもしない!」

川 ゚ -゚)「何故!」

( ・∀・)LP:500→250「だってそうだろう?…異次元からの帰還の効果で
     ハイパーシンクロン、ジェネクス・ニュートロン、ロード・ウォリアー、カオスエンドマスターを帰還だ」

川 ゚ -゚)「負けない理由を聞いている…。それに数を並べた所でダークルーラーの守備力は4000」

( ・∀・)「何でも人に聞くんじゃ無い。自分で考えろ」

川 ゚ -゚)「…!(そうか、私は…結局の所自分で何かを考えて行動していた訳じゃない。自分の能力が作り出したレールを走っていただけだということか)」

(;・∀・)「(あぶねー。理由なんて知らないよ…)再びハイパー・シンクロン、ジェネクス・ニュートロンでシンクロ召喚…レベル8!」

LEVEL:4+4

( ・∀・)「スターダスト・ドラゴン!ハイパー・シンクロンの効果で攻撃力は800ポイント上昇する」

ATK:2500→3300

川 ゚ ー゚)「フフ、攻撃力が足りないじゃないですか(いや、この人は絶対に超えて来る)」

( ・∀・)「そして、これが最後の一手だ。手札からライトロードマジシャン ライラを召喚!」

ATK:1700

川 ゚ -゚)「そのモンスターは…?」

( ・∀・)「ライラ自身に意味は無い。重要なのは魔法使いということさ。ライトロードマジシャン ライラにカオスエンドマスターをチューニング!」

LEVEL:4+3

( ・∀・)「魔導の光りよ、天を打て。禁忌の魔導神官、アーカードナイト・マジシャン!」

《アーカナイト・マジシャン/Arcanite Magician》
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻 400/守1800
チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを1つ取り除く事で
相手フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。

魔:2
ATK:400→2400

( ・∀・)「アーカナイトは魔力カウンターを解放することで、相手のカードを破壊する!」

川;゚ -゚)「なる、ほど…!」

( ・∀・)「光芒魔法、シャイニング・アスセンション!アルカナフォースEX−THE DARK RULERを破壊。
      そして、もう一度発動することで裏守備も破壊だ!」

川;゚ ー゚)「くぅ…」

( ・∀・)「さあ、いくよ。アーカナイト・マジシャン、ロード・ウォリアー、スターダスト・ドラゴンでダイレクトアタック!」

川 ゚ -゚)LP:7000→6600→3600→300

( ・∀・)「君のライフが減ったからエンシェント・ホーリー・ワイバーンの攻撃力は上昇するよ」

ATK:2050

( ・∀・)「エンシェント・ホーリー・ワイバーンのダイレクトアタックだ!」

川 ゚ ー゚)LP:300→0「私の、負けですね。運命は覆された、流石です狩野が選んだことはある」

( ・∀・)「そんなに凄いことなのかな」

川 ゚ -゚)「横に動けば鳥のフンを避けられる。そんな簡単な話じゃないんですよ、デュエルの勝敗を変えるということは」

( ・∀・)「そうだったのか…。偉そうなことを言って悪かったね」

川 ゚ ー゚)「いえ、時間はあった。もっと私が頑張っていたら…。いや、いくら思っても
     過去は変えられない、重要なのはこれからどうするか、ですよね」

( ・∀・)「ああ」


続く

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