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前回までのモララーが(ry!
ついに始まったバトルシティ!ファントムとユベルを倒すのは誰になるのか!?そもそも本当に参加してるのかよこいつら。
三人はそれぞれ別の道を行く。
プロデュエリスト、ぃょぅに続いてデュエル・ロウズという組織に所属しているデュエリスト、アヒャと闇のデュエルを繰り広げる。
苦しくもなんとか勝利を得、モララーはパーツとカードを手に入れた。
順調にパーツを集める事ができていた、が。モララーはタカラとのデュエルで後攻1ターンキルされて集めたパーツ3つを一瞬で失った。
パーツが6つ集まったことでタカラの本戦出場が決定した。
( ・∀・) パーツ1+α
(,,゚Д゚) パーツ1
(,,^Д^) パーツ6(予選突破)
残りデュエリスト40名
第四話「獣の王」
モララーとタカラが連戦している中、ギコはいまだにデュエルを一度もしていなかった。
(,,゚Д゚)「(どうすっかな)」
PLLLLLL
(,,゚Д゚)「誰だ?…もすもす」
つー「おい、やべえぞ店長!!」
ヒート「なにやってんだよおおおおお」
(;,,゚Д゚)「うおおっ!?お前らか、でかい声を出すな!」
つー「今、テレビでデュエル状況が出てるんだよ!タカラがもう6個集めちまった!」
(,,゚Д゚)「…まあ、早いのはあいつらしいな」
ヒート「落ち着いてる場合じゃないぞ!あと、モララーが負けて現在1個だ」
(,,゚Д゚)「負けたのかあいつ…。相手は?」
つー「タカラだよ、タカラ!デュエル内容確認したら1KILLっぽい」
(;,,゚Д゚)「なん…だと…。あいつら何やってるんだよ!」
つー「つーか!店長そろそろやばいぞ!デュエリストはもう半分以上減ったんだ!残ってるのは勝ち残ってる強いやつだけだ!」
(,,゚Д゚)「…そうか」
ヒート「さっさとデュエルしたほうがいいぞ!じゃあな!」
プツン
(,,゚Д゚)「…ふぅ。毎回、慎重に慎重にってしてるうちに逆にどつぼにはまっちまうんだよな、俺ってやつは。そろそろデュエルするか」
( `ー´)「おっと、ここにレーダーを見るからにまだデュエルしてない間抜けを発見したんじゃネーノ」
(,,゚Д゚)「(来たようだな)」
( `ー´)「俺の名は…フフフ、人呼んでビーストマスター、三獣使いのネーノ!」
(,,゚Д゚)「…プロデュエリストか、俺の名前はギコ、マイナーなカードショップの店長をしている」
( `ー´)「デュエルするよな、つーか、デュエルしなかったらかっこわりぃ〜んじゃネーノ」
(,,゚Д゚)「正直、ここまでデュエルしなかったのはかっこ悪かった…」
( `ー´)「お前の事は知ってるぜ、昔、ジュニアリーグとかにちょこちょこ参加してただろ?」
(,,゚Д゚)「小学生の頃の話だけどな」
( `ー´)「お前のケモナーっぷり…、嫌いじゃなかったけどな、どうしてやめた?」
(;,,゚Д゚)「ケモナーって言うな!ある男と出会っちまってな、そいつとつるんでる方が楽しくなったから、それだけだ」
( `ー´)「ふうん…ま、いいんじゃネーノ。昔話なんてどうでもいいか、デュエルだ!」
(,,゚Д゚)「デュエル!」
( `ー´)「三種族から繰り出される安定した連続攻撃に耐えられるかな?俺のターン」
(,,゚Д゚)「器用貧乏ってのはいつも損な役回りをするもんだ、…要するに俺の事だけどな」
( `ー´)「器用貧乏かどうかは、デュエルしてれば分かるんじゃネーノ!ドロー、そしてまずは、三獣の内の一種!獣戦士をお見せしよう」
(,,゚Д゚)「獣戦士、サポート面では一番薄い種族か」
( `ー´)「だが、サポートの薄さは単体での強力さの裏返しなんじゃネーノ!ブラッド・ヴォルスを召喚する!」
ATK:1900
( `ー´)「カードを1枚セットしてターンエンドだ」
(,,゚Д゚)「俺のターン、ドロー。モンスターをセット、リバースカードをセットしてターンエンド」
( `ー´)「おいおい、消極的なのはまずいんじゃネーノ、相手に展開を許したら場合によっちゃそのまま負けることだってあるんじゃネーノ」
(,,゚Д゚)「そうかもな。だが、これが俺のプレイスタイルだ」
( `ー´)LP:8000 手札:4枚
場:ブラッド・ヴォルス 伏せ:1枚
(,,゚Д゚)LP:8000 手札:4枚
場:裏守備 伏せ:1枚
( `ー´)「だったら、いかせてもらうぜ。俺のターン、ドロー!手札から激昂のミノタウロスを召喚」
ATK:1700
( `ー´)「こいつは自分の場の全ての三種族のビーストに貫通を付与するのさ!」
(;,,゚Д゚)「ぐっ!」
( `ー´)「オラオラ!まずはヴォルスでアタック!」
(,,゚Д゚)「ぐっ、素早いモモンガの効果発動だ!」
( `ー´)「まずは貫通ダメージじゃネーノ」
DEF:100
(;,,゚Д゚)LP:8000→6200→7200「1000のライフと同名モンスターをデッキから2枚セットする!」
( `ー´)「だったらミノタウロスで攻撃!」
(,,゚Д゚)LP:7200→5600→6600「回復する…が、それでも1500削られたか…」
( `ー´)「(だが、モンスターが一体だけ残った。さて、どう出る?)ターンエンド」
(,,゚Д゚)「俺のターン、ドロー!俺は裏守備の素早いモモンガを生け贄に、百獣王ベヒーモスを召喚する!」
ATK:2000
(,,゚Д゚)「ベヒーモスもバルバロスと同じく、妥協召喚する事ができるモンスターだ」
《百獣王 ベヒーモス/Behemoth the King of All Animals》
効果モンスター
星7/地属性/獣族/攻2700/守1500
このカードは生け贄1体で通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力は2000になる。
生け贄召喚に成功した時、生け贄に捧げた数だけ
自分の墓地の獣族モンスターを持ち主の手札に戻す事ができる。
(,,゚Д゚)「効果で素早いモモンガを手札に戻し、バトルだ」
( `ー´)「チッ、ヴォルスの攻撃力を100上回ったか!」
(,,゚Д゚)「ミノタウロスに攻撃!」
(;`ー´)LP:8000→7900「ぐっ…それだけじゃないだろ?」
(,,゚Д゚)「ああ、キャトル・ミューティレーションを発動、ベヒーモスを手札に戻し、手札から同じレベルの獣族モンスターを特殊召喚する」
( `ー´)「一回手札に戻して特殊召喚すりゃ、デメリットは消えるからな…」
(,,゚Д゚)「いや、俺が出すのはベヒーモスじゃない。森の番人グリーン・バブーン!」
( `ー´)「なにっ!?」
ATK:2600
(,,゚Д゚)「攻撃力は100落ちるが…これで十分だ。追撃!」
( `ー´)LP:7900→7000「フフフ…やるじゃネーノ」
(,,゚Д゚)「ターンエンド」
( `ー´)「(妥協召喚はグリーン・バブーンの布石かつ、ベヒーモスの再利用…!こいつの"安定"は大したもんじゃネーノ)」
( `ー´)LP:7000 手札:4枚
場:無し 伏せ:1枚
(,,゚Д゚)LP:6600 手札:5枚
場:グリーン・バブーン 伏せ:無し
( `ー´)「俺のターン、ドロー。じゃあ、次のやつをいかせてもらうぜ。レスキュー・キャットを召喚」
(,,゚Д゚)「(こいつも使うのか!)」
( `ー´)「レスキュー・キャットを生け贄に、デッキからX−セイバー・エアベルンとデスコアラを呼ぶぜ」
(;,,゚Д゚)「まさかッ!」
( `ー´)「計レベル6、ベルンとコアラを墓地送りでゴヨウ・ガーディアンだ。舞台の時には前口上付けるんだけどな」
LEVEL:3+3
ATK:2800
( `ー´)「そいつが墓地にいくのは厄介だからな、いただくぜ、バトル!ゴヨウ・ラリアットだ」
(,,゚Д゚)LP:6600→6400「うっ」
( `ー´)「そして、ゴヨウ・ガーディアンの効果でバブーンを俺の場に守備表示で特殊召喚…。これで不死身の番人も俺のしもべじゃネーノ」
DEF:1800
( `ー´)「中々守備力も高いじゃネーノ。ターンエンド」
(,,゚Д゚)「俺のターン、ドロー」
( `ー´)「さあ、どうする?」
(,,゚Д゚)「どうするもこうするも…」
ギコは手札のカードを1枚手に取り、ニヤリと笑った。
(,,゚Д゚)「両方を始末させてもらう。同じく、レスキューキャットを召喚し、効果発動。こい、コアラッコ!ラッコアラ!」
《コアラッコ/Sea Koala》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 100/守1600
このカード以外の獣族モンスターが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力を
エンドフェイズ時まで0にする事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
《ラッコアラ》
効果モンスター
星2/水属性/獣族/攻1200/守 100
このカード以外の獣族モンスターが
自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の
攻撃力をエンドフェイズ時まで1000ポイントアップする事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
( `ー´)「その二枚は…!」
(,,゚Д゚)「コアラッコの効果でゴヨウ・ガーディアンの攻撃力を0にし、ラッコアラの効果でラッコアラの攻撃力を1000ポイント上げる」
ゴヨウ ATK:2800→0
ラッコアラ ATK:1200→2200
(,,゚Д゚)「これで、2体とも戦闘破壊可能だ、コアラッコでゴヨウに、ラッコアラでバブーンに攻撃!」
( `ー´)LP:7000→6900「おうおう…」
(,,゚Д゚)「リバースカードをセットしてターンエンド、エンドフェイズにレスキューキャットの効果で二体のコアラは破壊されるが…」
( `ー´)「バブーンが墓地にいっちまった…」
(,,゚Д゚)LP:6400→5400「蘇れ!グリーン・バブーン!」
( `ー´)「ハハハハ!いいんじゃネーノ!こっちも体が暖まって来た所だし…そろそろ本気といこうか。リバースカード、手札断殺を発動。
互いに手札から2枚のカードを墓地に送って2枚ドローする」
(,,゚Д゚)「俺はみつこぶラクーダと怒れる類人猿を…」
( `ー´)「俺はダーク・シムルグと暗黒のマンティコアを墓地に送る!そして暗黒のマンティコアのモンスター効果!
俺の手札のグリーン・バブーンを生け贄に、墓地から復活する!」
ATK:2300
( `ー´)LP:7000 手札:4枚
場:暗黒のマンティコア 伏せ:無し
(,,゚Д゚)LP:5400 手札:5枚
場:グリーン・バブーン 伏せ:無し
( `ー´)「俺のターン、ドロー。まずは、ネフティスの導き手を召喚!効果発動し、マンティコアと導き手を生け贄に…デッキより、ネフティスの鳳凰神を特殊召喚」
ATK:2400
(,,゚Д゚)「(まだバブーンには及ばない…何かあるぞ)」
( `ー´)「そして、墓地の風属性、ネフティスの導き手、闇属性、デスコアラを除外し、手札のダーク・シムルグを特殊召喚!」
ATK:2700
( `ー´)「さあ、行くぜ!ダーク・シムルグでバブーンに攻撃!ダーク・ストーム!」
(,,゚Д゚)「リバースカードオープン!くず鉄のかかし!その攻撃を無効化する」
( `ー´)「おっ、いいカードじゃん。でもな…」
(,,゚Д゚)「そして、くず鉄のかかしをセット状態に…」
くず鉄のかかしはセットされること無く、墓地に送られた。
( `ー´)「はっはっは!ダーク・シムルグが場に存在する限り、お前はカードをセットできないのさ!」
《ダーク・シムルグ》
効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2700/守1000
このカードの属性は「風」としても扱う。
自分の墓地の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを手札から特殊召喚する。
手札の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを自分の墓地から特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手はフィールド上にカードをセットする事ができない。
(;,,゚Д゚)「なっ!セットを…」
( `ー´)「カードを2枚セットしてターンエンド!」
(,,゚Д゚)「俺のターン、ドロー!手札からエネミー・コントローラーを発動してダーク・シムルグを守備表示に!」
( `ー´)「早速殺りに来たか。ま、妥当な判断じゃネーノ?」
(,,゚Д゚)「バブーンでダーク・シムルグに攻撃だ!」
( `ー´)「通すぜ」
(,,゚Д゚)「なら…リバースカードを2枚セットしてターンエンドだ」
( `ー´)「おっと、このタイミングで破壊指輪を発動するぜ」
(;,,゚Д゚)「破壊指輪だとッ!」
( `ー´)LP:7000→6000「自分フィールド上のモンスター一体…ネフティスの鳳凰神を破壊し、互いに1000ポイントのダメージを受ける!」
(,,゚Д゚)LP:5400→4400
( `ー´)LP:6000 手札:1枚
場:無し 伏せ:1枚
(,,゚Д゚)LP:4400 手札:3枚
場:グリーン・バブーン 伏せ:2枚
( `ー´)「俺のターン、ドロー。そしてスタンバイフェイズ!ネフティスの鳳凰神が復活するッッ!!」
《ネフティスの鳳凰神(ほうおうしん)/Sacred Phoenix of Nephthys》
効果モンスター
星8/炎属性/鳥獣族/攻2400/守1600
このモンスターがカードの効果によって破壊された場合、
次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを特殊召喚する。
この方法で特殊召喚に成功した場合、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
( `ー´)「それと同時にネフティスの破壊効果が発生する!フィールド上の魔法・罠カードを炎の嵐によって焼き尽くすぜ!チェーンはあるか?」
(,,゚Д゚)「…無い」
( `ー´)「だったらこっちが発動するんじゃネーノ!鎖付き爆弾を発動、ネフティスを対象に選択!」
(,,゚Д゚)「…ッ!」
( `ー´)「ククク…こいつの効果は知ってるよな?装備状態の鎖付き爆弾が破壊された時、場のカードを1枚破壊する!」
(,,゚Д゚)「だったら、俺はリバースカードを発動する。地霊術−「鉄」!」
( `ー´)「おっ?」
(,,゚Д゚)「バブーンを生け贄に、墓地の素早いモモンガを復活させる!」
( `ー´)「…俺はもうカードを発動しない」
(,,゚Д゚)「こっちもだ」
( `ー´)「ならば、チェーン終了だ!」
(,,゚Д゚)「まずは地霊術の効果で素早いモモンガを守備表示で特殊召喚する!」
( `ー´)「そして、鎖付き爆弾がネフティスに装着…そしてッ!」
爆風がネフティスを中心に渦巻き、炎の嵐となって場の魔法・罠カードを焼き尽くした。
( `ー´)「全ての魔法・罠を破壊!」
(,,゚Д゚)「(ミラーフォースは惜しかった…)」
( `ー´)「全てのカード処理が終了し、新たな効果が発生する!鎖付き爆弾!」
(,,゚Д゚)「(装備状態で破壊された時、場のカードを1枚破壊するカード。対象は2体…)」
( `ー´)「期待しても無駄なんじゃネーノ?ネフティスの鳳凰神を破壊だ!」
(;,,゚Д゚)「うっ…」
( `ー´)「互いに2枚もあればぶっぱされるとは思わないよな…、そこにつけこむのが1レベル高いデュエルというやつだ。覚えておけよ?
イグザリオン・ユニバースを召喚!」
ATK:1800
( `ー´)「こいつは攻撃力を400下げることで貫通を与えるのさ、バトルだ!」
ATK:1800→1400
(,,゚Д゚)LP:4400→3200→4200「くそ…!」
( `ー´)「回復はされたが、お釣りが出たぜ!ターンエンド」
(,,゚Д゚)「俺のターン、ドロー!(次のターンにネフティスが復活するからセットは出来ない…)」
ギコはチラッと自分の手札を覗く。
(,,゚Д゚)「(今の所関係無いか…。厳しい事には変わりないが)モンスターをセットしてターンエンド」
( `ー´)LP:6000 手札:1枚
場:イグザリオン・ユニバース 伏せ:無し
(,,゚Д゚)LP:4200 手札:3枚
場:裏守備 伏せ:無し
( `ー´)「俺のターン!ドロー。ネフティスの鳳凰神復活!そして、霞の谷の戦士を召喚」
LEVEL:4 ATK:1700 チューナー
( `ー´)「さて、俺ってばシンクロ召喚と洒落込んじゃうんじゃネーノ。こいつは俺のちょっとしたお気に入り、かっこよくいかせてもらうぜ」
(,,゚Д゚)「レベル8…!」
( `ー´)「レベル4、イグザリオン・ユニバースにレベル4、霞の谷の戦士をチューニング!」
LEVEL:4+4
( `ー´)「弱肉強食を体現する王者現れし時、暗黒の森に獣達の咆哮が木霊する!光臨せよ!レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算後相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを全て破壊する。
このカードが自分のエンドフェイズ時に表側表示で存在する場合、
このターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上の
このカード以外のモンスターを全て破壊する。
( `ー´)「はははは、決まったんじゃネーノ?二つの意味でな!バトルだ、レッド・デーモンズ・ドラゴンで裏守備に攻撃!クリムゾン・ヘル・フレア!」
(,,゚Д゚)「巨大ネズミだ!モンスター効果…」
( `ー´)「無駄なんじゃネーノ?こいつは守備モンスターに攻撃した時、守備表示モンスターを全て破壊する効果を持っている。
戦闘ではなく、効果でな!」
(;,,゚Д゚)「なっ!(そ、そういう裁定だったのか!)」
( `ー´)「だからそいつの効果は発動しない、ネフティスでダイレクトアタック!」
(;,,゚Д゚)LP:4200→1800「うおおお!」
( `ー´)「ターンエンドだ」
(,,゚Д゚)「俺のターン…」
( `ー´)「さあさあ、追い詰められたこの状況、獣なら牙を剥いて見せろ!いや、無理かな?」
(,,゚Д゚)「何…!?」
( `ー´)「まあ、人生経験豊富なネーノさんに言わせたらだな…。
アニメやら漫画ではよく言われてるけどよ…。デッキとデュエリストは別に一心同体って訳じゃネーんだヨ」
(,,゚Д゚)「それはどういう…」
( `ー´)「お前、どうやって次の俺のターンを守りきろうか考えてただろ」
(,,゚Д゚)「まあ、その通りそうだが」
( `ー´)「デッキとデュエリストの関係ってのはな、共に高みへ目指していくパートナーみたいなもんだ、
なのにお前は自分のデッキに自分の欠点を押し付けて入るだけに見えるぜ
カードには無限の可能性が秘められている、でもデュエリストが足枷になってたら、そりゃ器用貧乏にもなるんじゃネーノ」
(,,゚Д゚)「なるほど、足枷か…。ふっ、そうかもな」
( `ー´)「つまり、お前は俺には…」
(,,゚Д゚)「ただひたすら安定、爆発力がある訳でもない、常に一定のデュエルができるだけでバランスがいいという訳でもない。
コンボは一応投入されているが、状況を覆すほどのパワーは持っていない…。それがこのデッキであり、俺である訳だ」
ギコは腕を組む。
(,,゚Д゚)「カードショップの店長だが、他に収入が安定した職を持っている、平穏な生活を望み、酒も煙草も博打もしない。
野心一応は持っているが、そんなに大層なものでもない。自分から歩き出せなくてここぞと言うときに損をする…」
( `ー´)「そこまで分かっているんだったら…」
(,,゚Д゚)「だが、俺はそれで後悔はしない。そんな俺だからこそ、今の自分がある訳だ。
悪いが、このデッキには俺の維持に付き合ってもらう。俺は俺のやり方で勝利を掴んで見せる!」
( `ー´)「(意地、か。確かに貫き通す事で勝利を引き寄せる事もある、だがな)」
ネーノはニヤリと笑う。
( `ー´)「意地ってもんならこっちにもあるんじゃネーノ。プロの意地って奴がな!」
(,,゚Д゚)「しきり直そうか。俺のターンだ。俺が望むのはたった1枚のカード。それがこの圧倒的不利な戦況を覆すぜ」
( `ー´)「引けるかな」
(,,゚Д゚)「ドロー!…貪欲な壺を発動する!墓地のコアラッコ、ラッコアラ、そして3枚の素早いモモンガをデッキに戻して2枚ドロー」
(;`ー´)「ドローソースが来たか。だが、デッキが肥大する分引きは悪くなるんじゃネーノ」
(,,゚Д゚)「既に布石は打ってあった、救助猫とモモンガの連続したデッキ圧縮で俺のデッキは少しばかりだが、痩せていた。故に…」
ギコは1枚のカードをネーノに見せる。
(,,゚Д゚)「このカードを俺の手に呼び込む事ができた。そして、手札を1枚捨て、死者転生を発動する!」
( `ー´)「そのカードは…」
(,,゚Д゚)「レスキューキャットを手札に加え、召喚、効果発動でみつこぶラクーダを2体、特殊召喚!そして…俺が望んだカード!死者蘇生を発動する!」
( `ー´)「ぐっ、3枚ドローか…」
(,,゚Д゚)「ぬるいな…墓地のみつこぶラクーダを守備表示で特殊召喚。
まずは、優先権を行使してレスキューキャットで特殊召喚した2体のラクーダを墓地に送って効果を発動する」
( `ー´)「優先権の行使だと?俺の場には伏せカードが無いんだから無意味なんじゃネーノ?」
(,,゚Д゚)「それはどうかな。手札から速攻魔法、地獄の暴走召喚をみつこぶラクーダの効果にチェーンして発動する!」
(;`ー´)「んなっ!?」
(,,゚Д゚)「そっちに何も無ければチェーン終了。今墓地に送ったみつこぶラクーダを特殊召喚する!そして3枚ドロー!再度効果を発動し、3枚ドロー!」
(;`ー´)「一気に6枚ドローだと…、ふざけやがって!」
(,,゚Д゚)「だが、手札を増やしても増やしただけ強くなる訳でもないって所が決定力の無さの辛い所だ、じわじわいかせてもらうぜ。3枚セットしてターンエンド」
( `ー´)LP:6000 手札:1枚
場:レッドデーモンズ・ドラゴン ネフティスの鳳凰神 伏せ:無し
(,,゚Д゚)LP:4200 手札:4枚
場:みつこぶラクーダ 伏せ:3枚
( `ー´)「俺のターン、ドロー。…このままターンエンドじゃネーノ」
(,,゚Д゚)「偉そうな事を言っておきながら、随分と消極的じゃないか」
( `ー´)「それは、どうかな?」
ネフティスの鳳凰神が破壊された。
(,,゚Д゚)「なっ…」
( `ー´)「レッド・デーモンズ・ドラゴンは戦闘を行わなかった自分のモンスターをエンドフェイズに破壊する。次のターンにその伏せカードを吹き飛ばしてやる」
(,,゚Д゚)「俺のターン、ドロー!」
ドローしたカードを確認する。
(,,゚Д゚)「だったら…。このターンでケリを付けるまでだ!」
( `ー´)「爆発力が無いって事はそんなこと出来ないんじゃネーノ?俺のライフは6000もある、さらに攻撃力3000のレッド・デーモンズも存在する」
(,,゚Д゚)「確かに無い、だけどな。これだけのカードがあれば小爆発を連発させることはできる」
(;`ー´)「!」
(,,゚Д゚)「リバースカード、リミットリバース!墓地のレスキューキャットを特殊召喚する!そして効果発動、コアラッコとミリス・レディエントを特殊召喚だ」
ATK:100
ATK:300
(,,゚Д゚)「そして、逆ギレパンダを召喚する、お前のモンスターは一体、攻撃力は500ポイント上昇する」
ATK:800→1300
(,,゚Д゚)「攻撃力合計はわずか2200、だが!地属性モンスターはミリス・レディエントの効果で攻撃力を500ポイント上昇させる!」
ATK:500→1000
ATK:100→600
ATK:300→800
ATK:1300→1800
(,,゚Д゚)「コアラッコの効果でレッド・デーモンズの攻撃力を0に」
ATK:3000→0
( `ー´)「それでも攻撃力は合計4200、足りないんじゃネーノ?」
(,,゚Д゚)「勝負を決めるカードはこいつだ」
( `ー´)「そ、そいつは…」
(,,゚Д゚)「ポイズン・ファング発動!」
《ポイズン・ファング/Poison Fangs》
永続魔法
獣族モンスターが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
(,,゚Д゚)「バトルだ!逆ギレパンダでレッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃!クロス・アンガー・スラッシュ!そしてポイズン・ファング」
(;`ー´)LP:6000→4200→3700「う…」
(,,゚Д゚)「みつこぶラクーダのダイレクトアタック!デルタ・KOBU・アタック!そしてポイズン・ファング」
(;`ー´)LP:3700→2700→2200「ぐへっ!」
(,,゚Д゚)「ミリス・レディエントのダイレクトアタック!レッツ・バイト!そしてポイズン・ファング」
(;`ー´)LP:2200→1400→900「がっ…!」
(,,゚Д゚)「とどめだ!コアラッコのダイレクトアタック!シー・コアラ・ダンク!そしてポイズン・ファングだ!!」
(;`ー´)LP:900→300→0「ぎゃふん!」
…
( `ー´)「やるじゃネーか…。ほらっ」
ネーノはパーツを一つ、ギコに投げ渡す。
(,,゚Д゚)「毎度ありっと。これで2つか…先は長いな」
( `ー´)「あーくそっ、これで2,3、6と増やしていく俺の計画が…。ま、いいんじゃネーノ、あと2回勝てばいい話だ」
(,,゚Д゚)「ってことは2勝してたのか、やっぱ強いんだなあんた」
( `ー´)「実力派プロを舐めるんじゃネーヨ。まあ、後2勝すればいいだけの話だ」
(,,゚Д゚)「…なぁ、闇のゲームって知ってるか?」
( `ー´)「ああ、知ってるぜ」
(,,゚Д゚)「!」
( `ー´)「都市伝説だろ?」
(,,゚Д゚)「いや、闇のゲームは…」
ギコが言いかけた瞬間、突如後ろの路地から爆発音が聞こえる。
もくもくと煙が立ち、煙の中に人が倒れているのを発見した。
(,;,゚Д゚)「うおっ!?」
(;`ー´)「なんだっ!?」
ネーノとギコはすぐにその場に駆けつた。
デュエルディスクを付けていたので大会参加者のデュエリストだという事が分かった。
(;`ー´)「おいおい、こいつはプロデュエリストのカルテット四郎じゃないか!おい、何があった!!」
四郎「う…うう…」
( `ー´)「よし、呼吸確認、脈もあるぞ。外傷はそんなに無いな…」
(,,゚Д゚)「(闇のゲームはモンスターが実体化したり痛みが実体化する聞いている。この爆発はおそらく本物、モンスターが実体化したと考えていいってことか。
だったら何故、敗北したデュエリストが軽傷ですんでいるんだ?)」
???「こっちの体の方が動きやすいな…、中々いい感じだ」
(;`ー´)「お…お前…鳥飼クックル…だよな?バードマン鳥飼!何をしているんだ!」
???「鳥、飼…?ああ、こいつの名前か」
(;`ー´)「違う…誰だお前」
( Ф∋Ф)「我が名はファントム、ユベルを打ち破り、再びこの世界で頂点となる者だ」
(;,,゚Д゚)「ついにお出ましってか…!」
続く
予告
( `ー´)「あいつは俺のライバルなんだ。だったら俺がやるしかねぇんじゃネーノ!」
( Ф∋Ф)「見せてやる、一度は王者を手にした決闘者の力を」
(;`ー´)「な、なんだそのモンスターは…クックルの使っていたカードとはパワーが段違いだ!」
ブラックフェザー
( Ф∋Ф)「これぞ、我が暗黒瘴気の産物、闇に染まりし鳥獣 B F!」
第六話「獣の王VS漆黒のBF!」
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