前回までのあらすじ

タカラの様子
図書館へ向かう途中にばったりとタカラと遭遇したハイン。
タカラの車に設置されていたテレビから現れたイリーガルデュエリスト、エクストプラズマンに襲われる二人。
一人なら脱出できたのにハインを庇ったせいでエクストプラズマンにテレビの中に引きずり込まれてしまうタカラ。
エクストプラズマンの作り出す仮想空間で傷つきながらも見事勝利することができ、謎のパーツを受け取った。

ハインの様子
ハインにできることはギコとモララーに連絡することだけだった。



从 ゚∀从「泣いてばっかりじゃ駄目だよな!よし、とりあえず足手まといにだけはならないようにこの場から離れるか…」

涙を拭き、立ち上がる。
すると背後からズドドドドと雪崩でも発生したかのような音が聞こえる。

从;゚∀从「な、なんだぁ!?」

それは米だった。
米崩と書いてなだれと読めるかのような勢いで大量の米がハインに襲い掛かる、
ハインはその米雪崩に飲み込まれてしまった。

从;゚∀从「なんじゃこりゃああああああああ!ぶえええ!ぺっぺっ!米が口にッ!米が口にッ!」

・・・

コツン。

从 ゚∀从「う〜ん…」

通常、こういう場面ではピチョン、と水滴で目を覚ますのだが、ハインを目覚めさせたのは米だった。

从 ゚∀从「なんなんだよ…」

辺りを見渡すとそこは米、米、米。
米しかなかった、空も、大地も、全て米に被われている米ドームの中にハインはいた。

从;゚∀从「いや、本当になんなんだよっ!」

状況が把握できずに頭を抱えているハインの肩にポン、と手がかけられる。

从;゚∀从「ひっ」

ハインは思わず飛びのいた。
後ろに立っていた人物は女性だった、それもとびっきりの美女。
肩まで伸びた髪はやたらとサラサラしていて、引っ込むところは引っ込み、出るところは出ているという、特に胸。
ハインにとってかなり羨ましい体型だった、特に胸。

lw´‐ _‐ノv「これは…米だ」

女性はじゃらじゃらと手に持っている米を指差して分かりきった事を言った。

从 ゚∀从「…米だ」

どう見ても米だった。
もしもそれが米ではなかったとしたら今まで自分が朝食、昼食、夕飯に食べていたものがなんだったのかと疑わなければならない。
それくらい米だった、米以外ではありえない。

从 ゚∀从「…米だ」

そう、米なのだ。


从;゚∀从「…米だからなんだってんだ!」

lw´‐ _‐ノv「米に米以上の何かを求めるのは間違っている、米は米でしかない。
       それでいてこの存在感、無いとさびしい、これ無しではおかずを完食するのは難しい、私はそんな米が大好きだ」

从 ゚∀从「…はい、俺も好きです、お米、朝食もお米じゃないと一日が始まりません」

lw´‐ _‐ノv「友達」

そう言って手を差し出してくる。ハインは何も言えずに手を取って握手してしまった。
状況がシュール過ぎて反応できないのではない。
いや、それもあるのだが、彼女の出す異様な雰囲気に完全に呑まれていた。

从 ゚∀从「…」

lw´‐ _‐ノv「おっと、安心してほしい、私は米が好きだからといって知識の少ない人間に対して米について語るような人間ではない。
       それによって相手をうんざりさせ、その結果自分が好きなものを嫌いになられたら困るからな」

从 ゚∀从「いや…別にそういう心配は…」

lw´‐ _‐ノv「ふむう…」

顎に手を当てて何かを考えている。

lw´‐ _‐ノv「おっと」

女性の服の下から米がボロボロと漏れ出す、それに伴って女性の胸がしぼんでいく。
つまりは─

lw´‐ _‐ノv「米なんだ」

从 ?∀从「コメダッタノカー」

巨乳は米だった。

从 ゚∀从「ハッ!いかんいかん、肝心な事を忘れていた…本当に何で忘れていたんだろう…」

lw´‐ _‐ノv「なんだい?親友の君のいう事ならできる限り答えてみせよう」

从 ゚∀从「ここはどこなんだ」

lw´‐ _‐ノv「米屋の前」

从 ゚∀从「あんたは何者だ」

lw´‐ _‐ノv「イリーガルデュエリスト、ダブルディスクプレイヤー・シュール」

从 ゚∀从「ダブルディスク…ってうわっ!」

よく見るとシュールと名乗る女性は両腕にデュエルディスクを装着しているではないか。
米のインパクトが凄すぎてまったく気づかなかった。

从 ゚∀从「ダ、ダブル…ディスク…………イリーガルデュエリストだって!?」

多分そこが一番重要なんだろうが、最後の最後でやっと出てきた。

从;゚∀从「イリーガルデュエリスト…」

lw´‐ _‐ノv「そう、私は米を操る超能力を持っていてね、米空間を作り出し、君をここに引きずり込んだのは私だ。
       親友の君にこんな事をするのは非常に心苦しいのだが…。ボスの命令でね」

シュールがすうっと手を上に上げると、米ドームの天井からデュエルディスクが落ちてきた。
デュエルディスクはそのまま米ドームの地面に突き刺ささった。

lw´‐ _‐ノv「ディスクはそれを使うといい」

从;゚∀从「(デュエル…デュエルなのか!?くっ、ここでやられたら自分を犠牲に俺を助けてくれたタカラに申し訳がたたねえ)」

lw´‐ _‐ノv「何をぼーっとしているんだ?」

从 ゚∀从「くっ、何が目的なんだ…カードか!?それともデッキか!?」

lw´‐ _‐ノv「目的?別にそのデュエルディスクを貸し出す事に私は君に対価を要求したりしない、親友だからな。
       なんならくれてやっても構わない」

从;゚∀从「そうじゃなくって!」

lw´‐ _‐ノv「?」

シュールは首を傾げた、本気で分からないようだ。

从;゚∀从「そうじゃなくって…おらえらは…うぐ」

早口すぎて舌が回らなかったようだ。
シュールはふっ、と笑ってハインの頭を撫でた。

lw´‐ _‐ノv「我が親友はかわいらしいな」

ハインはそれを振り払い、

从 ゚∀从「そうじゃなくって!お前ら…はっ!レアハンターなんじゃ…ないの…かっ」

なんとか言えたが、妙な喋り方になってしまう。

lw´‐ _‐ノv「もっとゆっくり話せ、我が親友」

从;゚∀从「ぐっ…質問に答えてくれ!ついでに言うと俺とあんたは親友じゃねえ!ちなみに友達でもない!」

lw´‐ _‐ノv「…がーん…そうだったのか」

ふざけたような口調だが、本気で落ち込んだようだった。
米ドームの隅っこで米とデュエルディスクを使って一人棒倒しを始めた。

lw´‐ _‐ノv「ふ…ふふふふ…」

从 ゚∀从「あ、あの〜…」

lw T -Tノv「ふ…ふふふ…知っているか…お米と…グスッ…デュエルディスクじゃ…グス…棒倒しはできないんだ…うっ…」

お米でデュエルディスクを立てようとするがすぐに倒れる、その動作をひたすら繰り返すシュール。

从;゚∀从「(…え?俺、悪い子?)」

lw T -Tノv「ふ…ふふふふふふふふ…初めての親友だったのに…」

从;゚∀从「(あんなんで初めての親友作っていいのかよ!)えーっと、友達!友達から始めよう!」

lw´‐ _‐ノv「いいのか…こんな私でも…」

从;゚∀从「あ…ああ…うん」

lw*´‐ _‐ノv「…そうか…そうか!」

シュールはハインに抱きついた。
ハインは苦笑いするしかなかった。

从;゚ー从「はっ…ははは…」


(;・∀・)「な、なにやってんのさ…」

気づけばモララーがいた。

从;゚∀从「あ、モララー…は、はははは…」

( ・∀・)「いやーびっくりしたよ、急いで言われた米屋まで来たらまさか米屋が米ドームになってるとはね。近寄ったら米に引きずり込まれちゃったんだ。
      いやー、こめったこめった…」

从 ゚∀从「モララー…悪いが面白く無いぞ」

( ・∀・)「だろうね、本当に面白くないよ、ギャグもこの状況も」

そう言ってモララーはシュールを睨みつける。

( ・∀・)「やってくれたね…ガルーザス!」

lw´‐ _‐ノv「ふふふ、遅かったじゃないか。これでようやく揃った」

( ・∀・)「うるさいな、こっちは仕事中だったんだよ!それも相俟って心中穏やかじゃないよ今の僕は、
      僕の仲間に手を出したらただじゃおかないと言っておいたはずだけどね」

lw´‐ _‐ノv「やるなと言われた事は進んでやるのがうちのボス。
       ちなみに、食うなと言われてもお米を食べるのが私」

( ・∀・)「僕が狙いなんだったら最初から僕を狙えばいい!僕は逃げも隠れもしない」

lw´‐ _‐ノv「ちゃんと意味のある事なんだよこれは、さあデュエルをしようじゃないか。
       ここに入ってきたということは覚悟はできているはずだ」

( ・∀・)「ああ分かってるさ」

米地面に突き刺さっていたデュエルディスクを引き抜き、慣れた手付きで装着、さらにデッキをセットして構える。

( ・∀・)「デュエルだ!」

lw´‐ _‐ノv「痛みを恐れず格好付けてるところ悪いが、このデュエルはただのデュエルじゃない」

(;・∀・)「ま、まさか闇のゲーム!?」







lw´‐ _‐ノv「闇のゲームってなによ」

(;・∀・)「いやさ、こういう場合ってモンスターが実体化したり負けたら死んだりする闇のゲームとかじゃ…」

lw´‐ _‐ノv「…闇のゲームしなくてもダメージ受けたら苦しむ相手にそんなことするメリットは無いと思うが」

( ・∀・)「ですよねー」

lw´‐ _‐ノv「話が折れた、本編に入ろう」

シュールは指をパチンと鳴らす。
するとモララー、ハイン、シュールの立っていた米地面が盛り上がっていく。

从;゚∀从「うわっ、うわわ…!?」

( ・∀・)「こ、これは…」

lw´‐ _‐ノv「このゲームのルールを発表しよう。2on2、タッグデュエルだ」

从 ゚∀从「タッグ…?」

ハインが首を傾げる、どう見てもこの場には3人しかいない。

( ・∀・)「HAHAHA!…何を言っているんだい?」

lw´‐ _‐ノv「節穴か」

( ・∀・)「いや、現実を直視できないだけだ。うん、僕も学生時代に少しやったことがあるよ、それ。
      でもあくまでギャクだったから実践でやる人間を生きているうちに見るとは思わなかっただけだよ」

lw´‐ _‐ノv「なんだ、分かってたか。お察しの通り、私の一人タッグだ!この両腕に付けたディスクは伊達ではない」

从;゚∀从「な、なんだってええええええ!?つーかモララーやったことあるのかよ!」

lw´‐ _‐ノv「改めて自己紹介を、私の名前はシュール、イリーガルデュエリストの四天王にしてダブルディスクプレイヤーの異名を持つ!」


シュールのディスクが起動する、それに反応してモララーとハインのディスクが起動した。

lw´‐ _‐ノv「その前に細かいルールを説明しよう」

ルール1:バトルロワイヤル方式
味方プレイヤーを自分として扱わず、あくまで相手プレイヤーとして扱う。
よってミラーフォースなどの相手プレイヤーの場全体に効果を及ぼすカードを使えば味方を巻き込む形になってしまう。

ルール2:ライフ4000

ルール3:勝利条件
相手プレイヤー二人のライフを0にする。

ルールその他:

lw´‐ _‐ノv「それに加えて最初の1ターン目は全員攻撃できない。では、始めようか」

lw´‐ _‐ノv「デュエル!」(・∀・ )从∀゚;从

lw´‐ _‐ノv左「私の左腕のターンから始める、ドロー。カイザー・シーホースを召喚し、1枚カードをセットしてターンエンド」

ATK:1700

( ・∀・)「僕のターン、ドロー!ジェネクス・ニュートロンを攻撃表示で召喚!」

ATK:1800

( ・∀・)「2枚のカードをセットしてターンエンド、ジェネクス・ニュートロンの効果でデッキから機械族のチューナー、ハイパー・シンクロンを手札に加えるよ」

lw´‐ _‐ノv右「私の右腕のターン、ドロー!リバースカードをセットしてターンエンド」

从 ゚∀从「俺が最後か、ドロー。モンスターとリバースカードをセットしてターンエンドだ」


状況(ターン準)

lw´‐ _‐ノv左LP:4000 手札:4枚
場:カイザー・シーホース 伏せ:1枚

( ・∀・)LP:4000 手札:4枚
場:ジェネクス・ニュートロン 伏せ:2枚

lw´‐ _‐ノv右LP:4000 手札:4枚
場:無し 伏せ:2枚

从 ゚∀从LP:4000 手札:4枚 
場:裏守備 伏せ:1枚


lw´‐ _‐ノv左「私のターン、ドロー!カイザー・シーホースの効果発動だ」

( ・∀・)「カイザー・シーホースは光属性の生け贄2体分の生け贄になるカード…」

lw´‐ _‐ノv左「そう、カイザー・シーホースを2体分の生け贄とし、手札から青眼の白龍を召喚!」

《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)/Blue-Eyes White Dragon》 †
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
凄くてカッコイイ伝説のドラゴン。
その値段は計り知れないという設定。


( ・∀・)「青眼か(すると右腕のほうは…)」

lw´‐ _‐ノv左「さらに永続魔法、絶対魔法禁止区域発動」

《絶対魔法禁止区域(ぜったいまほうきんしくいき)/Non-Spellcasting Area》 †
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する全ての
効果モンスター以外のモンスターは魔法の効果を受けない。

lw´‐ _‐ノv左「そして…滅びの爆裂疾風弾発動!」

《滅(ほろ)びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)/Burst Stream of Destruction》
通常魔法
自分フィールド上に「青眼の白龍」が表側表示で
存在する場合のみ発動する事ができる。
相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
このカードを発動するターン「青眼の白龍」は攻撃する事ができない。

从;゚∀从「んなっ!?」

( ・∀・)「(右腕がモンスターを出さなかったのはそれが理由か…)」

lw´‐ _‐ノv左「その効果で自分以外の全てのプレイヤーのモンスターを破壊、そして絶対魔法禁止区域の効果でデメリットは消滅する。
        バトルフェイズに入る」

(;・∀・)「(ライフ4000ルールでこれはまずい!)その前にリバースカード発動、威嚇する咆哮!攻撃宣言を行えなくする!」

lw´‐ _‐ノv「む」

( ・∀・)「威嚇でよかったよ…和睦だったらハインが守れなかったからね」

从 ゚∀从「助かったぜ…」

lw´‐ _‐ノv右「それはどうかな、そのための右腕だ。カウンター罠、魔宮の賄賂を発動」

(;・∀・)「なッ!?」

lw´‐ _‐ノv右「威嚇を無効化し、1枚ドローするがいい」

( ・∀・)「…ドロー」

lw´‐ _‐ノv左「だが、そのドローが役立つことはないだろう。青眼の白龍でモララーに直接攻撃!滅びのバーストストリーム!」

(;・∀・)LP:4000→1000「…ッ!」

青眼の白龍の攻撃を受けた瞬間、モララーの体に激痛が走る。
胸を押さえて膝を付いた。

从;゚∀从「モララー!」

lw´‐ _‐ノv左「それが杉浦ロマネスクに掛けられた呪いか…」

从;゚∀从「杉浦ロマネスク?…もしかしてデュエルキングのロマネスクか!?それってどういう事なんだ」

(;・∀・)「ぐううう………はあはあ。できるだけ心配を掛けないように君達3人には言わなかったんだ…」

从;゚∀从「でもデュエルキングが悪党ってことで…そ、それってやばくいんじゃないのか!?」

(;・∀・)「ああ、やばいね。ただの悪党だったらどうにでもなるんだが…、相手はデュエルキングだ、だから僕も中々手を出せなかった」

lw´‐ _‐ノv左「話は終わったか?バトルフェイズを続けたいのだが」

( ・∀・)「ちょっとまった、ダメージを受けた瞬間、ダメージ・コンデンサーを発動。
      手札のハイパー・シンクロンを捨て、攻撃力3000以下のモンスターを特殊召喚する」

《ダメージ・コンデンサー/Damage Condenser》
通常罠
自分が戦闘ダメージを受けた時、手札を1枚捨てて発動する事ができる。
その時に受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体を
デッキから攻撃表示で特殊召喚する。


( ・∀・)「デッキからサイレント・ソードマンLV3を特殊召喚!」

lw´‐ _‐ノv左「あえてレベル3を出したのは後々3が腐ることを防止するためと墓地肥やしだな。いい選択だ。
        だが、その選択がお前の首を寿命を縮める。リバースカード発動。破壊神の系譜!」

《破壊神(はかいしん)の系譜(けいふ)》
通常罠
相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを破壊したターン、
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル8のモンスターを選択して発動する。
このターン選択したモンスターは一度のバトルフェイズで2回攻撃することができる。


lw´‐ _‐ノv左「このターン、ハインの場の裏守備モンスターを破壊している。よって青眼の白龍は連続攻撃を可能にする」

从;゚∀从「モ、モララーのリバースカードはもう無い…」

lw´‐ _‐ノv左「せめてレベル5を出していれば延命できていたものを、青眼の白龍の二度目の攻撃!サイレント・ソードマンLV3を破壊しろ」

この程度か、とシュールは溜息をついた。
だが、

( ・∀・)「愚かだね、それが読めていない僕だと思ったかい?」

lw´‐ _‐ノv左「む…」

( ・∀・)「手札からオネストの効果を発動!」

《オネスト/Honest》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守1900
自分のメインフェイズ時に、フィールド上に表側表示で存在する
このカードを手札に戻す事ができる。
また、自分フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスターが
戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
エンドフェイズ時までそのモンスターの攻撃力は、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の数値分アップする。

( ・∀・)「迎撃だ、オネスティ・エクスカリバーレベルスリー!」

ATK:1000→4000

lw;´‐ _‐ノv左LP:4000→3000「むぐ…」


( ・∀・)「このターンでケリを付ける予定らしいからそれに合わせて罠を貼らせてもらったよ、あえて攻撃力の低いモンスターを出して攻撃を引き付けた」

lw´‐ _‐ノv左「ならば、手札より儀式魔法、白竜光臨を発動。手札のカイザー・シーホースをリリースし、白竜の聖騎士を儀式召喚」

《白竜の聖騎士(ナイト・オブ・ホワイトドラゴン)/Paladin of White Dragon》
儀式・効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1900/守1200
「白竜降臨」により降臨。
フィールドか手札から、レベルが4以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。
また、このカードを生け贄に捧げる事で手札またはデッキから
「青眼の白龍」1体を特殊召喚する事ができる。
(そのターン「青眼の白龍」は攻撃できない。)

lw´‐ _‐ノv左「そしてその効果により、自身をリリースして青眼の白龍を特殊召喚し、ターンエンドだ」

ATK:3000

( ・∀・)「僕のターン、ドロー!このスタンバイフェイズ、サイレント・ソードマンLV3の効果が発動。
      LV3を生け贄にし、サイレント・ソードマンLV5を特殊召喚」

《サイレント・ソードマン LV(レベル)5/Silent Swordsman LV5》
効果モンスター
星5/光属性/戦士族/攻2300/守1000
このカードは相手の魔法の効果を受けない。
このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、
次の自分ターンのスタンバイフェイズ時に表側表示のこのカードを墓地に送る事で
「サイレント・ソードマン LV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。

( ・∀・)「さらに死者蘇生、墓地の青眼の白龍を特殊召喚」

lw;´‐ _‐ノv「なっ、私のカードを!」

ATK:3000

( ・∀・)「墓地のオネスト、ハイパー・シンクロンを除外して神聖なる魂を特殊召喚」

《神聖なる魂(ホーリーシャイン・ソウル)/Soul of Purity And Light》
効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2000/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手のバトルフェイズ中のみ
全ての相手モンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。

( ・∀・)「手札から救援光を発動、ライフを800払って除外された光属性モンスターを手札に回収する。
      当然、僕はオネストを回収」

LP:1000→200

从;゚∀从「凄い勢いでモンスターが並んでいく…」

( ・∀・)「いくよ、バトルだ!青眼の白龍でシュール(左)の青眼の白龍に攻撃!」

lw;´‐ _‐ノv「(右腕の場にはエネミー・コントローラーがセットされてあるけど…絶対魔法禁止区域が裏目に出た!)」

( ・∀・)「ダメージステップにオネストの効果を発動、オネスティ・バースト!」

ATK:3000→6000

lw;´‐ _‐ノv左LP:3000→0「くう…」

( ・∀・)「さらに右にサイレント・ソードマンLV5、神聖なる魂の直接攻撃だ」

lw´‐ _‐ノv右LP:4000→1700→700「ぐ。だが、神聖なる魂の攻撃はそのまま通さない、収縮で攻撃力を半分にする」

( ・∀・)「だったらリバースカードを1枚伏せてターンエンドだ」

从;゚∀从「モララーすげぇ!」

( ・∀・)「ふふふ…」

lw´‐ _‐ノv右「私のターン、ドロー!(せめてこのターン中にモララーだけでも…)黒竜の雛を召喚!」

《黒竜(こくりゅう)の雛(ひな)/Red-Eyes B. Chick》
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 800/守 500
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、
自分の手札から「真紅眼の黒竜」1体を特殊召喚する。

lw´‐ _‐ノv右「効果発動!」

( ・∀・)「やはり、左が青眼なら右は真紅眼か。だが、それにチェーンしてリバースカード発動、マインドクラッシュ!」

《マインドクラッシュ/Mind Crush》
通常罠(制限カード)
カード名を1つ宣言する。
相手は手札に宣言したカードを持っていた場合、
そのカードを全て墓地へ捨てる。
持っていなかった場合、自分はランダムに手札を1枚捨てる。

从 ゚∀从「おお、これで真紅眼を宣言すれば…」

( -∀-)「いや、違う。僕が宣言するのは真紅眼の黒竜じゃない」

lw;´‐ _‐ノv「!!」

( ・∀・)「黒炎弾だ!さあ、マインドクラッシュの効果で手札を見せてもらおうか」

lw;´‐ _‐ノv右「…」

手札:真紅眼の黒竜 黒炎弾 思い出のブランコ 仮面竜

( ・∀・)「危ない危ない、さあ、墓地に送ってもらおうよ」

从;゚∀从「思い出のブランコがあったのか…」

lw;´‐ _‐ノv右「くっ…。黒竜の雛の効果で真紅眼の黒竜を特殊召喚…。
         神聖なる魂の効果でバトルフェイズ中、攻撃力が下がってしまうからかすり傷程度しか与えられない…か」

シュールは右腕のデュエルディスクのデッキに手を置いた。
サレンダー、降参を意味する。

lw´‐ _‐ノv「私の負けのようだ…」

( ・∀・)「やれやれだ」

从;゚∀从「ひ、一人で両方倒しちまった…。というか俺なにもやってねぇ!」

lw´‐ _‐ノv「まさかこれほどとは…」

( ・∀・)「僕が本気を出せばこんなもんだよ。ハインならともかく僕の事を知っている君達なら分かるはずじゃないかな?」

从 ゚∀从「それってどういう…」

( ・∀・)「ハイン、僕はね、世界大会の準々決勝で杉浦ロマネスクをデュエルをしてこの呪いを掛けられたんだ」

从;゚∀从「世界大会の準々決勝!?」

( ・∀・)「つまりは、僕は本気を出せば世界で最低でも8番目くらいに強いってことさ。
      しかも負けた相手はデュエルキング、さらに敗北した理由がこの呪いが原因の不戦勝だ。もっと強いかもね」

lw´‐ _‐ノv「それは知っていた、だからタッグデュエルを申し込んだんだ、デュエリストレベルの低いハインを巻き込んでな
       だが、ハインが何かする前に倒されるとは…」

从 ゚∀从「俺の扱いひでぇなあ…」

lw´‐ _‐ノv「すまないとは思っているが、でもしょうがないじゃないか…」

从 ゚∀从「…」

ハインはさっきのデュエルを思い出した。
容赦ない連続攻撃でガリガリとライフを削られ、キーカードを潰されて涙目になっていたシュールの姿を。

从;゚∀从「…確かにしょうがねぇな」

lw´T _Tノv「だろう?」

( ・∀・)「ま、僕に本気で勝つ気ならキングクラスを呼んで来いってことだよ。
      デュエルに勝ったんだからここから出してくれ。タカラを助けに行く」

lw´‐ _‐ノv「分かった、受け取れ」

シュールはポケットから何かの部品を取り出してモララーに投げた。

( ・∀・)「これって一体なんなんだい?」

lw´‐ _‐ノv「全て揃えば分かる。三沢のパーツと合わせれば合計2つ、残り2つだ」

( ・∀・)「…パーツねぇ」

シュールは部品を色々な角度から観察しているモララーを見て、微笑。

lw´‐ _‐ノv「ふっ、残りのパーツはすぐに揃うだろう」

そう言って上を見た。
モララーはシュールが何を見たのかと、目線の先を追う。

( ・∀・)「ん?」

その瞬間、米を突き破って何か落ちてきた、それはモララーに激突した。

(;・∀・)「ぐぇ!」

从;゚∀从「…何でこんなもんが落ちて来るんだよ!!」



イリーガルデュエリスト
四天王
≦6ll`・ω・)アンチデッカー三沢×
<_プー゚)フゴーストデュエリスト・エクストプラズマン×
lw´‐ _‐ノvダブルディスクプレイヤー・シュール×
?????

ボス
?????

何かが起こるまで残り1人。


おまけ

从 ゚∀从「ところで、何でいきなり親友だとか言い出したんだ?」

lw´‐ _‐ノv「うちの組織は全員朝食はパン派なんだ、しかも優雅にミルクティーとか言うんだ、
       だから朝は皆パン食べてる所に私だけご飯と味噌汁だひどいだろう?」

从 ゚∀从「別にいいと思うけど…」

( ・∀・)「僕もパン派」

lw´‐ _‐ノv「お前は敵だ」

( ・∀・)「いや、最初からそうだけどね」

続く

次回予告

(,,゚Д゚)「ギコです、実家から帰る途中、電車がトランスフォームして大変です」

「第四の刺客 空前絶後のエアデュエル!?」


上から落ちてきた物体とは一体!?
次回に続く。

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