今日も制作速報大学、遊戯王同好会のメンバー達はカードショップに集まっている。

( ><)「究極の二択! 鳥の唐揚げとトンカツ、どちらかしか食べられないならどっち?」

(=゚ω゚)「そんなもん、究極の二択になってねえ。トンカツに決まってるょぅ。唐揚げとか普段から食ってるしょぅ」

( ・∀・)「うーん――オレは唐揚げかなあ」

( ><)「モララー君ありえないんです! 普通なら高そうなトンカツを選ぶんです!」

( ・∀・)「確かに、唐揚げはよく食ってるよ。でもな、オレは普段からお世話になってる唐揚げをトンカツをちらつかせられたくらいで裏切れないんだ」

( ・∀・)「オレは唐揚げがあれば、他のおかずなんていらない! 揚げ物ナンバーワンは唐揚げだ!」

(=;ω;)「うぅ……確かにそうだょぅ。俺が間違ってた。モララーすまんかったょぅ!」

( ;;)「モララー君のその姿勢、感動したんです! 唐揚げさんごめんなさい!」

( ;∀;)「ちなみにオレは唐揚げにたらふく胡椒をかける」

川 ゚ -゚) 「私はホイコーロー派だな」

 三人が泣いていると、その背後から会長であるクーと副会長つーが姿を見せた。

( ;∀;)「会長、いつの間に――ホイコーローは揚げ物じゃないですよ」

川 ゚ -゚) 「そうだったかな、いかん。チンジャオロースと間違えた」

川 ゚ -゚) 「そんなことより、これからゴールデンウィークの日程を伝える。ゴールデンウィークの五日間、朝から晩まで部活あるからね」

(=゚ω゚)「なん……だと……? 俺は遊ぶ予定入れてるんだょぅ! ゴールデンウィークくらい遊びたいょぅ!」

(*゚∀゚)「そんなもん、オレだってあったよ。キャンセルしたけどな。お前も断っておけよ」

川 ゚ -゚) 「今回の特訓に出なかった奴は大会には絶対に出させないからね」

(=;ω;)「ちくしょおおおおおおおおおおおお!」

( ;∀;)「またあいつらに付き合い悪いとか何とか言われちゃう」

( ><)(僕は特に予定はなかったんです……)

川 ゚ -゚) 「それと、今回は遊戯王が上達する秘密道具もみんなに配るから、楽しみにしてるように!」

( ><)「秘密道具って、もしかして最強カード?」

川 ゚ -゚) 「それは当日まで秘密だ」

第五話「ドラグニティ・ドライブ」

 そして、五月がやってきた。
 朝の八時、部室に同好会メンバーが集められた。

( ><)「秘密道具って……」

( ・∀・)「これただの大学ノートじゃないですか!」

(#=゚ω゚)「デストロォォォォォイ!!」

(*゚∀゚)「おいてめえ破くんじゃねえ! 勿体ないだろうが!」

川 ゚ -゚) 「――減点」

(=゚ω゚)「は?」

川 ゚ -゚) 「これから大会――正式名称は全国大学対抗遊戯王選手権大会 デュエルモンスターズインターカレッジ県予選大会まで約一ヶ月、大会に出るメンバーを選抜しようと思う」

川 ゚ -゚) 「その選抜はこれからの皆の行動によって私が評価して決める」

(=゚ω゚)「ハァ? それだとビッグボスはどうなるんだょぅ」

川 ゚ -゚) 「私は会長だし、会長権限でメンバーは確定だしwwwwwwwwwwww」

( ><)「うおおおおお、横暴なんです!」

川 ゚ -゚) 「というのは冗談だ。これからのデュエルの結果によっても出るメンバーは決まる」

(=゚ω゚)「よっしゃ! デュエルなら負けねえょぅ!」

川 ゚ -゚) (ククク――だがもちろん会長アドバンテージはあるけどな)

( ・∀・)「それで、このノートはどうするんですか?」

川 ゚ -゚)「これから遊戯王のことについて思ったこと、戦術面などについて気がついたことをそのノートに逐一書いて貰う。で、一日ごとに私に提出」

(*゚∀゚)「それも評価の対象になるってことだな」

川 ゚ -゚)「それだけじゃなくて、メモることは上達にも繋がる。例えばプレイミスについてのメモったことを見直せば、次からそのミスをすることは単に頭で記憶するより少なくなる」

川 ゚ -゚)「それに、ノートを見せ合えば皆で情報も共有しやすい」

( ><)「何か、すごく本気なんです!」

川 ゚ -゚)「当たり前だ。私達は本気で勝ちに行く。目標は全国優勝、頂点だ」

(;・∀・)「あ、オレヤバイっす……プレッシャーが」

(*゚∀゚)「おいおい、早過ぎるだろ!」

川 ゚ -゚)「そして、特訓は単にフリーデュエルするだけではない。ここに予定表を貼っておくからな」

(*゚∀゚)「よし、みんな。これから五日間、遊戯王漬けだ。嬉しいだろうこのデュエルバカども!」

( ・∀・)「あ、そういうのいらないです」

(#゚∀゚)「なんだとゴルァ!」

( ・∀・)「グハァ!」

川 ゚ -゚)「……特訓開始」

PM8:30 デッキ調整

(;・∀・)「えぇ、全員にデッキ見せるんですか!」

川 ゚ -゚)「そうだ、それによって皆で意見を出し合う。私達はチームだからな」

川 ゚ -゚)「他の子らも遠慮せずに積極的に意見を出してくれ、みんなの力で勝ちにいこう!」

( ><)「おお! 早速見るんです!」

(#=゚ω゚)「勝手にオレのマイハニー(デッキ)に触ってんじゃねえょぅ!」

( ><)「グハァ!」

(;・∀・)(あんまり見せたくないんだけど。これってオレって心が狭いのかなー)

川;゚ -゚)「…………」

川;゚ -゚)「と、とりあえずそうだな。まずは初心者のわかんないんです君からみんなで見ていこうか」

( ・∀・)「せんせー、わかんないんです君のデッキはなんとスターターデッキのままでーす」

(=゚ω゚)「バカでーす」

(;><)「うぅ……この前まではお金がなかったんです。今はあるけど、何組めばいいかわからないんです」

(*゚∀゚)「なるほど、資産は無制限でいいんだな?」

(;><)「う……まあ、大丈夫なんです。この前ゼクトマイザー買ったけど」

(;・∀・)「無駄遣い多いなあ」

(*゚∀゚)「じゃあ、この前出たストラク使ってドラグニティでも組んだらどうだ?」

( ><)「ドラグニティ?」

(*゚∀゚)「不勉強だなお前――ドラグニティは下級の鳥獣族の非チューナーとドラゴンのチューナーを組み合わせてシンクロする、といった感じのデッキかな、上級のドラゴンもあるが。色は緑っぽい」

( ><)「おお! なんだかすごそうなんです! それにするんです!」

(*゚∀゚)「少しは自分で考えろよ……」

( ><)「初心者の僕は考えるも何もないんです! ドラグニティに決定なんです」

( ・∀・)「うーん、オレもそれにしようかな。もう一つくらいデッキ組みたかったんだよね」

(=゚ω゚)「じゃあモララーの分も一緒に考えるょぅ!」

( ・∀・)「いや、自分で考えるからいいよ」

川 ゚ -゚)「何?」

( ・∀・)「すいません会長、オレは自分の力だけで勝ちたいんです」

川 ゚ -゚)「うーん――いいだろう。ただし条件がある。わかんないんです君に勝つことだ」

(;><)「え? いや、無理なんです。僕なんかが勝てるわけないんです!」

川 ゚ -゚)「わかんないんです君のデッキについては私達が構築を手伝う。デュエルは四日後、それでいいかな?」

( ・∀・)「ハァ、いいですけど」

川 ゚ -゚)「よし、決まりだな!」



 時は経ち、ゴールデンウィークまで残り二日となった日の正午を回った頃。

( ・∀・)「デッキ仕上げるんで先に帰りますね。お疲れ様でした!」

川 ゚ -゚)「お疲れー」

 モララーが出て行った後、クーはノートの切れ端を取り出し、皆に見えるようにして置いた。

川 ゚ -゚)「レシピはこれでいいだろうか」

(*゚∀゚)「うーん――適度にまとまってていい感じだな。調整する時間が欲しいところだが――」

(=゚ω゚)「時間がないのはモララーも同じだょぅ!」

(;><)「皆さんにお任せするんです」

川 ゚ -゚)「よし、私達も早めに切り上げてカードを買いにいこう!」



 一方、自宅についたモララーはインターネットで情報を集めていた。

(;・∀・)「明日までに組まなきゃいけないのにデッキが決まらない――紋切り型のドラグニティにはしたくないは思うんだけど思いつかない」

( ・∀・)「あまり使われないこのドラグニティをどうにか活かすことは出来ないかな――ん?」

( ・∀・)「こいつと相性がいいってことは――こいつとドラグニティのこいつを組み合わせるとあれが出る。でも召喚権の問題が……」

( ・∀・)「いや、待て。こいつの攻撃力は――よし、いける! こいつを使った型にしよう! あとはデッキとしてまとめあげるだけだ!」



 ゴールデンウィーク最終日。

(;><)「胸をお借りするんです、モララー君」

(;・∀・)「ほとんどテストしてないからオレも自身はない」

(=゚ω゚)「わかんないんですのは俺たちが協力して仕上げたデッキだから大丈夫だょぅ!」

(*゚∀゚)「がんばれよー!」

川 ゚ -゚)(わかんないんです君のデッキはレヴァティンなんかも入れてない、シンクロとアキュリスの除去に頼った普通のドラグニティだ。パワーは無駄なく保持できたはず)

川 ゚ -゚)(それに大してモララー君はどんな手でくるか)

( ><)「僕のデッキはみんなのおかげで今までとは比べものにならないほど強力なんです! いくです!」

( ・∀・)「よし、よろしくお願いします!」

 先攻はわかんないんですになった。

( ><)「ドローなんです! 手札から竜の渓谷を発動するんです!」

http://yugioh-wiki.net/?%A1%D4%CE%B5%A4%CE%B7%CC%C...

( ・∀・)(キーカードを初手か――まあ四〇%だしな)

( ><)「手札からドラグニティ−ファランクスを捨ててデッキからドラグニティ−ドゥクスを手札へ! さらにドゥクスを召喚!」

( ><)「ドゥクスの効果により墓地のファランクスを装備! ファランクスの効果によりファランクスを魔法、罠ゾーンから特殊召喚!」

http://yugioh-wiki.net/?%A1%D4%A5%C9%A5%E9%A5%B0%A...
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%C9%A5%E...

( ><)「ドゥクスとファランクスを墓地に送って、ドラグニティナイト−ヴァジュランダをシンクロ召喚するんです!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%C9%A5%E...

( ><)「ヴァジュランダの効果発動! 墓地のファランクスを装備! そしてファランクスをその効果により特殊召喚!」

( ><)「ヴァジュランダとファランクスを墓地に送って、レベル8――ギガンテック・ファイターをシンクロ召喚するんです! カードを一枚セットしてターンエンド!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%AE%A5%A...

(=゚ω゚)「うーん、何でスタダにしなかったんだょぅ」ヒソヒソ

(*゚∀゚)「攻撃力が高いからじゃね」ヒソヒソ

川 ゚ -゚)「ドラグニティはシンクロ中心だ。あっちも同様にドゥクス装備ファランクスとやられた場合、一番怖いのはゴヨウ・ガーディアンで奪われることだ。それを警戒したんだろう」ヒソヒソ

(=゚ω゚)「なるほど、わかんないんですの癖にナイス選択だょぅ」ヒソヒソ

( ・∀・)「ドロー! こっちも同じく手札から竜の渓谷を発動!」

(=゚ω゚)「あれ、重ねなくてもわかんないんですの渓谷の効果使えばいいんじゃないかょぅ?」

川 ゚ -゚)「渓谷の効果は持ち主しか使えないんだ」

(=゚ω゚)「知らかなったょぅ……」

( ・∀・)「そして手札のファランクスを捨て、竜の渓谷の効果発動」

( ><)「させないんです! 速攻魔法、サイクロン! 竜の渓谷を破壊するんです!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%B9%D3%CC%E...

(;・∀・)「う、不発だな」

(;・∀・)「仕方ない。テラ・フォーミングを発動し、デッキから二枚目の竜の渓谷を手札へ。そして竜の渓谷発動! そして竜の渓谷で手札のファランクスを捨て、ドゥクスを手札へ」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%C6%A5%E...

( ・∀・)「手札からドゥクス召喚してファランクス(ry。ドゥクスとファランクスを墓地に送り――」

(*゚∀゚)「この状況ならブリューナクか?」

( ・∀・)「こいつだ、ドラグニティナイト−ガジャルグを守備表示でシンクロ召喚!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%C9%A5%E...

川 ゚ -゚)(ガジャルグだと――少し前のドラグニティならともかく、渓谷の存在する今そのカードを出す必要があるのか?)

( ><)「そいつじゃ僕のギガンテック・ファイターには勝てないんです!」

( ・∀・)「わかってるよ。ドラグニティ−ガジャルグの効果を発動!」

( ・∀・)「デッキから加えるのは聖鳥クレイン、そしてそのまま聖鳥クレインを捨てる! ターンエンド!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%C0%BB%C4%B...

( ><)  LP8000 手札3枚
モンスター:ギガンテック・ファイター
魔法・罠:なし

( ・∀・) LP8000 手札2枚 
モンスター:ドラグニティ−ガジャルグ
魔法・罠:なし

川 ゚ -゚)(クレインか。恐らくあのカードとの組み合わせだろうけど――そこまでして使う意味はあるのか?)

( ><)「ドローするんです! 手札からドラグニティ−ドゥクスを召喚するんです!」

(;・∀・)(またシンクロで攻めてくるか!)

( ><)「さっきみたいに諸々やってヴァジュランダとファランクスを墓地に送るんです! 召喚するのはスクラップ・ドラゴンなんです!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%B9%A5%A...

( ><)「カードをセット! そしてスクラップ・ドラゴンの効果を発動するんです! 僕のセットカードとモララー君のガジャルグを破壊するんです!」

(;・∀・)「はい」

( ><)「おっと、これで終わりじゃないんです! 破壊されたセットカードは荒野の大竜巻! 破壊をトリガーにして効果発動! 竜の渓谷を破壊するんです!」

(;・∀・)「通しだ」

( ><)「いくです! スクラップ・ドラゴンとギガンテック・ファイターでダイレクトアタック!」

(;・∀・)LP8000→2400「ヤバイ、あと一撃で終わる」

( ><)「ターンエンドなんです!」

( ・∀・)「ドロー! 手札からドラグニティ−ブラックスピアを召喚。そして効果発動! ブラックスピアをリリースし、墓地の聖鳥クレインを特殊召喚!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%C9%A5%E...

川 ゚ -゚)(やはりブラックスピアによる蘇生か)

( ・∀・)「クレインの効果によりカードをドロー! カードをセットしてターンエンド!」

( ><)  LP8000 手札2枚
モンスター:ギガンテック・ファイター スクラップ・ドラゴン
魔法・罠:なし

( ・∀・) LP2400 手札2枚 
モンスター:聖鳥クレイン
魔法・罠:セット1

( ><)「ドローするんです! このターンで終わりなんです!」

( ><)「手札からドラグニティ−アキュリスを召喚! そしてスクラップ・ドラゴンの効果でアキュリスとモララーのセットカードを破壊するんです!」

( ・∀・)「トラップ発動! ゴッドバードアタック! 聖鳥クレインをリリースしてスクラップ・ドラゴンとギガンテック・ファイターを破壊する!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%B4%A5%C...

(;><)「うぅ……ターンエンドなんです」

川 ゚ -゚)(クレインを蘇生してゴッドバードアタック。確かにアドは取れてるが、そのためだけにわざわざクレイン、ブラックスピアを入れガジャルグを出すような戦術を取ったのなら――リターンが弱すぎる。何故、その程度のギミックを何故わざわざ組み込んだ?)

( ・∀・)「ドロー! モンスターをセットしてターンエンド!」

( ><)  LP8000 手札2枚
モンスター:なし
魔法・罠:なし

( ・∀・) LP2400 手札2枚 
モンスター:セット1
魔法・罠:なし

( ><)「ドローするんです! 手札からドラグニティ−レギオンを召喚! 墓地のアキュリスを装備するんです!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%C9%A5%E...
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%C9%A5%E...

(*゚∀゚)「このタイミングでレギオンアキュリスを出すのか。いや、他に出すカードがないならありかな」

( ><)「バトル! レギオンでセットモンスターを攻撃するんです!」

( ・∀・)「セットしていたのはクリッター! 効果発動! デッキからドラグニティ−レギオンを手札に加える!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%AF%A5%E...

川 ゚ -゚)(ドゥクスではなくレギオンだと――! 何故だ! アキュリスもないのにレギオンを使う利点がない)

( ><)「カードをセットしてターンエンドなんです!」

( ・∀・)「ドロー!」

( ・∀・)(ようやく状況が整った――ここからがオレのオリジナルドラグニティの本領発揮だ!)

( ・∀・)「手札からサイクロン! ゴドバっぽいその伏せカードを破壊!」

(;><)「あ、当たりなんです……」

( ・∀・)「手札からテラ・フォーミング発動!」

(*゚∀゚)「ここで最後の竜の渓谷がくるか」

( ・∀・)「デッキから手札に加えるのは、ブラック・ガーデンだ!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%D6%A5%E...

(=゚ω゚)「ブラック・ガーデン!?」

( ・∀・)「そしてフィールド魔法、ブラック・ガーデン発動! さらに手札からドラグニティ−レギオンを召喚! 装備するのはファランクス、そしてファランクスを特殊召喚!」

( ・∀・)「この二枚の攻撃力は半減され、相手の場に攻撃力800のローズ・トークン二体を特殊召喚する」

( ・∀・)「まだだ。ブラック・ガーデンの起動効果発動! ブラック・ガーデンとローズ・トークン二体を墓地に送り、墓地より聖鳥クレインを特殊召喚! クレインの効果でカードをドロー!」

川 ゚ -゚)(クレイン、ブラック・ガーデン、そしてレギオン――そうか、このコンボはあのカードのために。こっちが本命だったか)

(;><)「並んだモンスターのレベルは――!」

( ・∀・)「そう、もちろん出すのはこいつさ。クレイン、ファランクス、レギオンを墓地に送り、氷結界の龍 トリシューラをシンクロ召喚する!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%C9%B9%B7%E...

川 ゚ -゚)(トリシューラを出すのに使ったのはレギオンとブラック・ガーデン、そしてクレインでドローしたことにより実質一枚消費しただけか――なんというコンボだ)

( ・∀・)「トリシューラの効果発動。フィールドのアキュリス、墓地のファランクス、残りの手札一枚を除外する!」

( ・∀・)「トリシューラでレギオンを攻撃!」

(;><)LP8000→6500「うぅ、フィールドと手札のカードがなくなっちゃったんです!」

( ・∀・)「ターンエンド」

( ><)  LP6500 手札0枚
モンスター:なし
魔法・罠:なし

( ・∀・) LP2400 手札2枚 
モンスター:トリシューラ
魔法・罠:なし

(;><)「ドロー!」

 引いたカードは冥府の使者ゴーズ。

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%CC%BD%C9%D...

(;><)(まだチャンスはあるんです)

(;><)「ターンエンド!」

( ・∀・)「ドロー! トリシューラに対してシンクロキャンセル発動!」

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%A5%B7%A5%F...

( ・∀・)「墓地からレギオン、ファランクス、クレインを特殊召喚。クレインの効果によりカードを一枚ドロー!」

( ・∀・)「再び、トリシューラをシンクロ召喚! その手札を除外! さらにドゥクスを召喚!」

(;><)「と、投了なんです。ありがとうございましたなんです」

( ・∀・)「ありがとうございました」



川;゚ -゚)「う〜む……まさかドラグニティでトリシューラを出すデッキに仕上げてくるとは」

(=゚ω゚)「どんだけトリシューラ好きなんだょぅwwwwwwwww」

( ・∀・)「だって最強カードだしwwwwwwwwwww」

(*゚∀゚)「このアドバンテージ狂がwwwwwwwwwww」

(;><)「…………」

(*゚∀゚)「おい、落ち込むなってわかんないんです。いい勝負だったぞ」

(;><)「せっかく皆さんの意見を貰ってまともなデッキを組んだのに勝てなかったんです……もうダメなんです」

川 ゚ -゚)「いや、ダメじゃない。デュエルはルールやカードを覚え、何かを参考にして強いデッキを組み上げれば終わりってものじゃない。限界はその程度のところじゃないんだ」

川 ゚ -゚)「デュエルでより多く勝つには組み上げたデッキを細かく調整し、入れ替えることも必要だし、メタに合わせて変化させることだって必要だろう。それに多彩な状況で正着を打つことが出来るように、いっぱいデュエルしてプレイングだって磨きあげなきゃいけない。そこに限界はないんだ」

(;><)「――僕と、僕のデッキはもっと強くなれるんですか?」

川 ゚ -゚)「もちろんだ」

( ><)「それなら頑張るんです! 次は勝つんです! モララー君!」

( ・∀・)「オレも負けないぜ!」

川 ゚ -゚)(しかし、通常のドラグニティの枠組みに囚われずに新たなドラグニティデッキを作り上げたモララー君には感服するな)

川 ゚ -゚)(限界はない――か。人のことばかり言ってる場合じゃないな。私ももっと頑張らないと、すぐに追い抜かれてしまう)

おまけ

今回使ったデッキ紹介

( ・∀・)デッキ

モンスター(16枚)
聖鳥クレイン×3枚
ドラグニティ−レギオン×3枚
ドラグニティ−ブラックスピア×3枚
ドラグニティ−ファランクス×3枚
ドラグニティ−ドゥクス×3枚
クリッター

魔法(17枚)
竜の渓谷×3枚
調和の宝札×3枚
大嵐
ブラック・ガーデン×3枚
テラ・フォーミング×3枚
シンクロキャンセル×2枚
サイクロン
おろかな埋葬

罠(7枚)
奈落の落とし穴×2枚
激流葬
リビングデッドの呼び声
ゴッドバードアタック×3枚

エクストラデッキ
ガジャルグ、トリシューラ等

( ><)デッキ(リアルで真面目に調整してない)

モンスター(17枚)
冥府の使者ゴーズ
魔轟神獣キャシー
ドラグニティ−レギオン×3枚
ドラグニティ−ファランクス×3枚
ドラグニティ−ドゥクス×3枚
ドラグニティ−アキュリス×3枚
クリッター
D.D.クロウ×2枚

魔法(14枚)
貪欲な壺×2枚
竜の渓谷×3枚
調和の宝札×3枚
大嵐
洗脳−ブレインコントロール
テラ・フォーミング×3枚
サイクロン

罠(9枚)
奈落の落とし穴×2枚
聖なるバリア−ミラーフォース−
荒野の大竜巻×3枚
激流葬
ダスト・シュート
ゴッドバードアタック

エクストラデッキ
ヴァジュランダ、スクラップ・ドラゴン等

←第四話 / 戻る / 特別編→




inserted by FC2 system