- 69 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:05:58 ID:VLlYTS/20
- 彡 l v lミ「ほらww俺達は誠意を見せてくれって言ってんだよwwww」
( l v l)「ぶつかったんだからそれなりの誠意を見せてくれなきゃダメだよな? あぁん?」
(;><)「で、でも! ぶつかって来たのはそっちからじゃないですか!?」
(# l v l)「あぁ!? テメェ被害者の俺達に難癖つけるつもりなのかよ!? あぁん!?」
彡 l v lミ「ねぇねぇww あんまりグダグダ言ってるとお兄さん達ちょっと手が出ちゃうかもよ〜wwwwwwww」
(;><)「ひっ……ひぃ!?」
(;><)(うぅ……課題で遅くなった日に限って絡まれるだなんて不幸にも程があるんです!)
(;><)(でもここでお金を渡しちゃったら今月のバイト代が出るまで無一文になっちゃうんです)
- 70 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:08:13 ID:VLlYTS/20
- (# l v l)「おら! 黙ってねえで出すもん出しやがれガキが!!」
彡 l v lミ「殺しちゃうよ〜んwwwwww」
(;><)「あうぅ……」
(;><)(誰か助けて……!)
ズド――――――ン!!!!!
(l v l )「ん?」クルッ
彡l v l ミ「へwwwwww?」クルッ
(;><)そ「ひぃ!?」
- 72 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:09:53 ID:VLlYTS/20
- / ゚、。#/「」ゴゴゴゴゴゴ……!
( l v l)「……」
彡 l v lミ「……」
(;><)「……」
/ ゚、。#/「」ゴゴゴゴゴゴ……!
(; l v l)((なんじゃこの馬鹿デカイ怪力女は―――――――!?))彡 l v l;ミ
- 73 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:14:03 ID:VLlYTS/20
- (;l v l)(あ……ありのまま今起こった事を話すぜ!『俺達は道ばたでチビなガキにカツアゲをしていたと思ったら、轟音と共に背後から急に馬鹿デカイ女が現れた』)
彡 l v l;ミ(そしてその女の拳はコンク リートの壁にまるで弾丸のようにぶちこまれていたんだ! つまり、その女は拳1つで壁をぶち壊しやがったんだ!!)
(;l v l)(な……何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をしたのかわからなかった……頭がどうにかなりそうだった……催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。)
彡 l v l;ミ(もっと恐ろしい怪力の片鱗を今まさに味わっているぜ……!)
/ ゚、。#/「」ゴゴゴゴゴゴ……!
- 74 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:15:14 ID:VLlYTS/20
- / ゚、。#/「……おい」ゴゴゴゴゴゴ……!
(;l v l)「ひぃ!?」
彡 l v l;ミ「パ……パねぇ……マジでパねぇ……」
/ ゚、。#/「…………この壁みたいになりたくなかったら……」ゴゴゴゴゴゴ……!
/ 、 #/「…………失せな……!!」ゴゴゴゴゴゴ……!
(;l v l)「「すんませんっした―――――!!」」彡 l v l;ミダダダダダダ!
- 75 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:16:13 ID:VLlYTS/20
- / ゚、。 /「……」
( ><)「あ……あぅ」
(;><)(助けて貰ったのはいいんですけど腰が抜けちゃったんです! 動けないんです!!)
(;><)(それに……このお姉ちゃん)
/ ゚、。 /「」ゴゴゴゴゴゴ……!
(;><)(凄くおっきくて怖いんです!! 絶対に190センチくらいあるんです!!)
/ ゚、。 /「」ゴゴゴゴゴゴ……!
(;><)(で、でも助けてくれたんだからしっかりお礼しないとダメなんです!)
( ><)「あ、あの!」
/ ゚、。 /「」ピクッ
(;><)「その、えと……!」
- 76 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:17:08 ID:VLlYTS/20
- (# ><)「たっ、助けてくれて、ありがとうございましゅ!!」
(;><)(あぅあぅ……噛んじゃったんです!)
/ ゚、。 /「……」ゴゴゴゴゴゴ……!
(;><)「……」
/ ゚、。 /「……」ゴゴゴゴゴゴ……!
(;><)「……」
/ 、 #/「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
(;><)そ「ひぃ!?」
/ ゚、。*/「」ポッ
( ><)「……ふぇ?」
- 77 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:18:01 ID:VLlYTS/20
【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
.
- 79 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:35:18 ID:VLlYTS/20
- (;<―><―>)「へっぽこ―……『ニューヨーク』お代わりだ―……はぁ」
( ・∀・)「ワカさん今日は随分と元気無いですね。何かあったんですか?」
(*‘ω‘ *)「ああ、このバカッテマスは無視して構わないっぽ。ブラコン拗らせ過ぎただけだから」
(;<―><●>)「おいこらうるせ―ぞ、ぽぽ……俺にとってビロードは命よりも大切なんだよ―……」
川д川「ビロ坊に何かあったのかぁ?」
(;<●><●>)「何かあったって訳じゃ無ぇけどよ……最近やけに帰りが遅いんだよ……」
(*‘ω‘ *)「んなもん年頃の男の子なら遊びまわって帰りが遅くなるのも普通じゃね―かっぽ」
(;<―><―>)「それだけじゃ無ぇよ……最近身体に打ち身みて―な痣が出来てて、何かあったのかって聞いても、はぐらかされるし……」
- 80 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:36:00 ID:VLlYTS/20
- ( ・∀・)「それは確かに不安かも……あ、『ニューヨーク』ロックグラス満タンです」
(;<―><―>)「おう……ご苦労……」チビチビ
(*‘ω‘ *)「元暴走族のヘッドが虐めの心配かっぽ? 専門学生にもなってそりゃ心配し過ぎだっぽ。男の子はちょっとヤンチャしてるくらいが丁度いいっぽ」
(;<―><●>)「んなこと言われてもよ―……もしかしたらって事があるじゃねえかよ。仮にビロードが本当に虐めにでもあってたらどうすんだよ?」
(*‘ω‘ *)「んなもん取り合えずキャバ時代に知り合ったヤクザに話つけて関係者は全員ゴートゥーヘルに決まってるっぽ」
川;д川「真顔で怖ぇこと言うなよぉ」
( <●><●>)「まあ俺も昔の仲間総動員させて肉塊になるまでドツキ回すだろうけど」チビ
(;・∀・)(この人達なら本当にやりかねないから恐ろしいよな―)
- 81 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:37:51 ID:VLlYTS/20
- ガチャ カランカラン
( ><)そ「お邪魔しま―す……ってあれ? お兄様にぽぽちゃんまで居るんです!!」
( <●><●>)そ「ん!? ビロードじゃねえか! 帰ってたのか!?」
川д川「おう、ビロ坊。久しぶりだなぁ」
(*‘ω‘ *)「ビロがミルナの部屋に来るのも珍しいっぽね」
( ・∀・)(ミルナの部屋って完璧に集会所みたいになってるよね。まあ、僕が言えた事じゃないけど)
( ><)「ミルナお兄ちゃんもモララーお兄ちゃんもお久しぶりなんです! みんな揃ってるなら丁度良かったんです!」
(*‘ω‘ *)「丁度良かった?」
- 82 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:38:55 ID:VLlYTS/20
- (* ><)「えへへ……今日はお友だちを連れて来たんです!」
( <●><●>)「ビロードがダチ連れて来るなんざ珍しいじゃねぇか。呼んでこいよ」チビチビ
( ><)「はいなんです! ダイお姉ちゃ―ん! 入って来て下さ―い!!」
(*‘ω‘ *)「……お姉ちゃん?」
ガチャ カランカラン
/ ゚、。 /「……」ゴゴゴゴゴゴ……!
川д゚川「」
( ・∀・)「」
( <●><●>)「」
(*‘ω‘ *)「」
/ ゚、。 /「……」ゴゴゴゴゴゴ……!
( ・∀・)(え? 世紀末覇者?)
- 84 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:40:02 ID:VLlYTS/20
- (* ><)「紹介するんです! 僕の新しいお友だちで、お世話になっているダイお姉ちゃんなんです!!」
/ ゚、。 /「……鈴木……ダイオードです……」ゴゴゴゴゴゴ…!
川;д゚川「……お、おう」
(;・∀・)(何だろう……何か効果音が地鳴りのように響き渡ってるんだけど)
(;<●><●>)(デッカ……周りのレディースにもこんなデカイ女居なかったぞ!?)
(*‘ω‘ *)(うん、慣れたっぽ。顔は割と美人だし出るとこ出てるし、ウチのモデル事務所にでも紹介してみるかっぽ)
…………………………………
……………………………
……………………
……………
………
…
- 85 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:41:30 ID:VLlYTS/20
- 川д゚川「地下格闘家ぁ?」
( ><)「はいなんです! ダイお姉ちゃんはとっても強いんです!!」
( ・∀・)「格闘家っていうのは分かるけど、地下ってどういう意味?」
( <●><●>)「ルール無用の殴り合いで試合するんだよ。ウチの後輩にも1人そういうとこで試合やってた奴がいたぜ? 雑魚だったけど」
(;*‘ω‘ *)「もしかしてここ最近ビロの帰りが遅かったのって……?」
( ><)「放課後はダイお姉ちゃんに簡単な護身術を教わってたんです! いつまでもお兄様やぽぽちゃんに護ってもらうばかりじゃカッコ悪いから!」
( <●><●>)「護身術。だから痣が出来てたのか……」
(*‘ω‘ *)「ほら、虐めなんかじゃなかったっぽ?」
( <―><―>)「うっせ―」
- 86 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:42:19 ID:VLlYTS/20
- (# ><)「僕も男だから! 自分だけじゃなくて、いつの日かぽぽちゃんやお兄様を護れるようになりたいんです!!」
(;><)「お兄様やぽぽちゃんには強くなれるまで黙っておきたかったんです……心配かけてごめんなさいなんです」
( <;><;>)「ビロード……立派になりやがって……」グスン
(*;ω; *)「ビロ、お前は最高の義弟だっぽ……まだ私達結婚してないけど」ウルウル
川;д川「どんだけ涙腺緩いんだよぉ……アンタらぁ」
(*‘ω‘ *)「あ、それと鈴木さん。さっき言ってた先月ビロに絡んでたチンピラの人相を詳しく教えて欲しいっぽ」キリッ
(#<∧><∧>)「おう……しっかりと俺らが『お礼』してやんなきゃいけねぇからなぁ?」ギリッ
(;><)そ「お兄様もぽぽちゃんも落ち着いて下さいなんです!!」
( ・∀・)(僕、絶対にこの人達を敵に回したりしないってたった今、誓ったんだ!!)
- 87 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:43:43 ID:VLlYTS/20
- (*ーωー *)「まあ、それはさておき。ビロがいつも世話になってるっぽ、本当にありがとうだっぽ」
/ ゚、。 /「……いえ……私は……別に」
( <●><●>)+「私からもお礼を言わせて頂きます。最愛の弟の面倒を見ていただいてありがとうございます。今日は私達が奢りますので存分に飲んでいって下さい」キリッ
(;*‘ω‘ *)「今さら教師モードしたって意味ね―だろっぽ」
/ ゚、。 /(……ビロードの家族は……面白いな……)
川д川「んでぇ? ダイオードは何を飲むんですかぁ?」
( ・∀・)「お酒強そうですよね―。普段は何を飲むんですか?」
- 88 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:44:46 ID:VLlYTS/20
- / ゚、。 /「……酒は……あまり強くない……が……」
/ ゚、。 /「……ナッツの……ミルク割りが……好きだ」
( ><)「ダイお姉ちゃんはポケットにいっつもミックスナッツを入れてるくらいナッツが大好きなんです」
/ ゚、。 /「……栄養と……油分に塩分が……手軽に取れるからな……」
川д川「なぁるほどなぁ。んじゃあ、取り合えず『フランジェリコ』でも出しとくかぁ」
/ ゚、。 /「あぁ……それは……好物だ……」
( <●><●>)(?? 聞かね―酒だな)
- 89 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:45:46 ID:VLlYTS/20
【フランジェリコ】
イタリアが産んだナッツリキュールの代表作。
ヘーゼルナッツの甘味と芳ばしさを極限までに濃縮した『フランジェリコ』は伝説に登場する僧侶が名前の由来。
ヘーゼルナッツだけではなくカカオ豆や珈琲豆、それからバニラなどの香料も抽出されているため、飽きの来ない贅沢な味わいとなっている。
代表的なカクテルは『フライアタック』。
アルコール度数は24°、エキス分は24%。
もちろんミルク割りも簡単ながら美味。
.
- 90 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:46:43 ID:VLlYTS/20
- 川д川「ほいよぉ。『フランジェリコ・ミルク』だぁ」
/ ゚、。 /「……頂こう」
( ><)「頂きますなんです!」
/ ゚、。 /「」チビ
/ ゚、。*/「……美味い」
(* ><)「ふわぁ。甘くてまろやかなのに芳ばしくって美味しいんです!」ゴクゴク
( <●><●>)「何の酒なんだ? それ」
川д川「ヘーゼルナッツのリキュールだわなぁ」
(*‘ω‘ *)「ナッツの酒なんかあったのかっぽ」
( <●><●>)「ミルナ、俺にも寄越せ」
川д川「ほいよぉ。ワカッテマスにはストレートなぁ」
( <●><●>)「ご苦労」チビチビ
- 91 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:48:09 ID:VLlYTS/20
- ( <―><●>)「ん―あ―……」
( <●><●>)「アレだ。ナッツフレーバーのシロップあんじゃん? あれの味がする」チビチビ
(*‘ω‘ *)「ああ、なるほど」
川д川「まあ原料は同じだから味も似てるわなぁ」
(#<●><●>)「俺には甘ったるいぜ! ヘッポコ――『ニューヨーク』!!」ゴクゴクカラン
≡(;・∀・)「ロックグラスに満タンですね―――ただいま―――!!」
川д川(すっかり元の調子に戻りやがったなぁ)
/ ゚、。*/「……美味かった」カラン
(* ><)「御馳走様でした!」カラン
川д゚川「次は何を飲むんだぁ? ウチには何でもあるぜぇ?」
/ ゚、。 /「……なら……『ノチェロ』のミルク割りを……」
( ><)「僕もダイお姉ちゃんと同じのがいいんです!」
川д川「了解っとぉ」
- 92 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:48:54 ID:VLlYTS/20
【ノチェロ】
丸みをおびた愛らしいフォルムのボトルと、クルミを模したコルク栓が特徴のこのリキュールは見た目通りのクルミリキュール。
アルコール度数は24°でエキス分は30%。
クルミはイタリア語でノチェ。
イタリアでは女子の誕生と共に庭にクルミの木を植えて、結婚する時にその木で造った家具を持たせるという風習があり、クルミがいかにイタリア人に愛されていたのかがよく分かる。
日本ではマイナーなリキュールだが、芳ばしい芳ばしいクルミの味わいは女性に勧めるにもお勧めだ。
.
- 93 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:49:59 ID:VLlYTS/20
- (*‘ω‘ *)「これまたコロコロとした可愛いボトルの酒だっぽ」
( <●><●>)「これはアレか。見た感じクルミの酒か?」
川д川「ご名答ぅ。日本ではマイナー寄りだけどなぁ」
/ ゚、。*/「……美味い」
(* ><)「さっきのよりちょこっと苦いかな? でも甘くて美味しいんです!」
( <●><●>)「しっかし種が酒になるとは面白いよな―。珈琲くらいかと思ってたわ」
川д川「まあ世の中にはドングリの酒もある程だからなぁ」
(;*‘ω‘ *)「ドングリ酒って……それ美味いのかっぽ?」
川д川「俺は嫌いじゃ無ぇけどなぁ。まあ苦手な奴が多いんじゃねぇかぁ?」
- 94 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:51:28 ID:VLlYTS/20
- (;・∀・)「はいはいワカさんお待たせ――!」
(*<●><●>)「おう、ご苦労!!」ゴクゴク
(* ーω‘ *)「飲みすぎんなよ? あ、そういやダイオードは何歳なんだっぽ? 私と同い年くらいかっぽ?」
( ><)「あっ、そう言えば僕もダイお姉ちゃんの年齢は知らないんです」
/ ゚、。 /「……」チビチビ
/ ゚、。 /「……」チビチビ
/ ゚、。 /「……」チビチビ
( ><)「??」
/ 、 #/「…………ノーコメント……だ……!」ゴゴゴゴゴゴ……!
(;・∀・)そ「ひぃ!? 謎のプレッシャーが!?」
- 95 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:52:49 ID:VLlYTS/20
- 川д゚川「あぁ……もしかしてダイオードってまだ未成年かぁ?」
/ ゚、。 /「……」
/ 、 #/「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
(;・Д・)「ひいいぃぃ!?」
(#<●><●>)「うるせぇぞヘッポコ―!!」ゴクゴク
川д川「図星みてぇだなぁ」
/ ゚、。 /「…………実はまだ……18だ……」チビチビ
(;><)そ「僕より年下!? ダイお姉ちゃんじゃなくてダイちゃんだったんですか!?」
(*‘ω‘ *)「随分と大人びてるっぽ。ビロが歳上と間違えても無理はないっぽ」
- 96 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:56:24 ID:VLlYTS/20
- / ゚、。;/「……黙ってて……申し訳無い……」
川д川「気にすんなぁ、ウチには高校生のガキも飲みに来るからなぁ。死なない程度に飲むくらいなら文句は無ぇよぉ」
/ ゚、。 /「……感謝する」
(;><)「あぅあぅ……ダイお姉ちゃんがお姉ちゃんじゃなかった! でも僕にとってはお姉ちゃんだし……!?」
(*‘ω‘ *)(混乱してるビロも可愛いっぽ)
/ ゚、。 /「……出来れば……今までのまま……お姉ちゃんと呼んで……くれ……」
(;><)「は、はい! 分かったんですダイお姉ちゃん!!」
/ ゚、。 /「……」
/ ゚、。*/「……」ポッ
( ><)「?」
(*‘ω‘ *)(あぁ、なるほどだっぽ。ビロに春が来るのも直ぐかもしれないっぽね)
( <●><●>)(あのノッポはビロードに惚れてやがんな? ……まあボディーガード代わりになりそうだし、いいけどよ)ゴクゴク
- 97 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:57:35 ID:VLlYTS/20
- / ゚、。 /「……今日の酒は……美味いな……」チビチビカラン
(* ><)「ダイお姉ちゃんが喜んでくれたなら良かったんです!」チビチビカラン
川д川「もう一杯いっとくかぁ?」
/ ゚、。 /「あぁ……『アマレット』を……ミルク割りで……」
( ><)「あ! 僕も『アマレット』は好きなんです!」
/ ゚、。 /「…………そうか……」
(* ><)「お揃いですね! ダイお姉ちゃん!」
/ ゚、。*/「…………あぁ」ポッ
( <―><●>)(デレデレじゃねえか……あっ、『ニューヨーク』無くなった)カラン
川д川「ほいよぉ、っとぉ」
- 98 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:58:20 ID:VLlYTS/20
【ディサローノ・アマレット】
種子系リキュールではポピュラーな部類に入り、日本でも手軽に楽しまれているが『アマレット』。
その中でもやはり郡を抜いて有名なのは「サローノ町のアマレット」の名がついた『ディサローノ・アマレット』だろう。
杏仁豆腐のようなどこか懐かしい風味と甘味、アーモンドのような芳ばしい香りが魅力で、カクテルだけでなくお菓子作りに試用する人も多いとか。
カクテルのバリエーションも多いので、自宅に1本置いておくと重宝するだろう。
アルコール度数は28°、エキス分は26%だ。
.
- 99 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 23:59:30 ID:VLlYTS/20
- (* ><)「杏仁豆腐の味なんです! 懐かしくって美味しいんです!」ゴクゴク
/ ゚、。*/「…………あぁ……美味いな……」チビチビ
(*‘ω‘ *)「『アマレット』は確かに有名だっぽね。これも種の酒なのかっぽ?」
川д川「アプリコットストーンっつぅ、杏の核の部分の酒だぁ。香りがアーモンドに似てるからたまぁに誤解する奴もいるけどなぁ」
( <●><●>)「本当に何からでも酒って作れるんだな」
川д川「コツさえ覚えりゃ素人でもそれなりに造れちまうからなぁ、酒っつうのはぁ」
( ・∀・)「売ったら犯罪だけどね」
- 100 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/29(月) 00:00:50 ID:q9lHnr.o0
- (* ><)「えへへ……」ゴクゴク
/ ゚、。 /「……?」
(* ><)「お兄様とぽぽちゃんと。それからダイお姉ちゃんと皆で一緒にお酒が飲めるなんて」
(* ><)「僕は何だかとっても幸せな気分なんです!」
/ ゚、。*/「……そ……そう…………か……」
/ ゚、。 /「……」
/ ゚、。 /「…………ビロード……」
( ><)「何ですか?」
/ ゚、。;/「…………私も……その……」
/ 、 */「……お前と会えて……幸せだ……」プイッ
(* ><)「……えへへぇ」
- 101 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/29(月) 00:02:03 ID:q9lHnr.o0
- / 、 */「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
(;・∀・)(だからその謎のオーラは何なの!? 照れ隠し!? 照れ隠しでそんなジョジョっぽい音が鳴るの!?)
(*‘ω‘ *)(いつかダイオードとサシで飲みてぇっぽ。あ、ヒートを引っ張り出すのも面白いかも)
( <―><―>)(女を惚れさせるたぁ、ビロードも随分と大人になったなあ……)シミジミ
川д゚川(なぁんかよぉ? 今日はやけにマッタリしてんなぁ)
川д川(まぁ……)
(* ><)「えへへぇ……」ゴクゴク
/ 、 */「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
川―川(たまにはぁ、いいかぁ)
- 102 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/29(月) 00:02:56 ID:q9lHnr.o0
【CLOSE】
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