28 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 01:54:39 ID:13wPO.No0

川д川「ほいよぉ。『マルガリータ』」

ノパ听)「うん、頂こう」

ノパ听)「」チビ

川д川「どうよぉ?」

ノハ*゚听)「美味いな! 私に会った当初からは考えられない程のクオリティだ」

川д川「そりゃあねぇ? あと1月もすりゃあ、出会ってから半年な訳だしぃ? 成長もするわなぁ」

ノパ听)「やはり元から膨大な知識を持っているだけあって成長のスピードが早いな。ウチの店で雇いたいくらいだよ」

川;д川「いやぁ、働くのは勘弁してくれぇ……」

ノハ;ー匆)「まだそんなことを言ってるのか、このニートは」

川д川「働かなくたって暮らせるんだからよぉ、別にいいじゃねぇかぁ。ぶっちゃけ一生遊んで暮らせる程の金はあるんだぜぇ?」

29 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 01:58:20 ID:13wPO.No0
ノハ#゚听)「労働は人間を大きく成長させてくれるんだ! 特にバーテンダーのような職人気質の仕事ならなおさらだ! 将来の旦那がそんなんでは私が困る!」

川;д川「だから旦那ってぇ……いやぁ、今さらかぁ」

ノパ听)(?? 最近あんまり反論しなくなってきたな)


<ウィスキーがお好きでしょ〜♪


川д川「ん? 電話かぁ?『もしもしぃ?』」

ノハ;゚听)(何で着うたが石川さゆりなんだ……?)

川#д川「はぁ!? テメェまたいきなり乗り込んで来る気かよぉ!? 前もって電話しろって前々から言ってるだろっ……って、おい!? もしもしぃ!?」

川;д川「もしもしぃ!? おいこらぁ!?」ブチッ

川#д川「あの糞ったれがぁ! いっつもいっつも言いたい事だけほざいて切りやがって!!」

ノパ听)「その様子だと誰か来るのか?」

30 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:02:04 ID:13wPO.No0
川;д川「ん? あぁ。糞ウザったいテキーラ馬鹿共が乗り込んで来るらしいわぁ。来るなら1時間前には電話しろって言ってるのによぉ……糞ったれがぁ」

ノパ听)「テキーラ馬鹿?」


ピンポーン


川#д川「あぁ、ちょうど来たみたいだわなぁ。『上がって来いよぉ! 糞ったれ共がぁ!!』」ガチャ

ノパ听)(もしやクールが言っていた噂の双子かな?)

31 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:02:55 ID:13wPO.No0





【糞ったれBAR NEETのようです】


     【OPEN】





.

32 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:03:46 ID:13wPO.No0
ガチャ カランカラン


(* ´_ゝ`)「闇に飲まれよ!!(お疲れ様です!!)」

(´<_`;)「だからそのネタ分かるやつは殆ど居ないと思うぞ? 兄者」」

川#д川「ケッ! 懲りずに来やがったな糞ったれ共がぁ!!」

( ´_ゝ`)「いやいや、そんな固いこと言わないでよミルナちゃ〜ん。ってあれ?」

ノパ听)「どうも」

(´<_` )「おや、今日も客人が来ていたのか。どうも、こんばんは」

( ´_ゝ`)「……」

( ^_ゝ^)「」ニコッ

川д川「あぁん?」






(# ゚_ゝ゚)「内臓ぶちまけて空中で華麗なるムーンサルトを決めながら死んじまいやがれこの糞ったれリア充ニートがああああああぁぁぁぁ!!」

川#д゚川「久々の登場で二番煎じとか止めてくれませんかねぇ!? 糞ったれがああああああぁぁぁぁ!!」

35 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:14:02 ID:13wPO.No0
(# ´_ゝ`)「何なんだよお前は!? この前のクールさんとは別の美女を侍らせやがって!! 本妻か!? この赤髪美女こそが本命なのかこの勝ち組ニートがああああああぁぁ!!」

川#д川「侍らせるとか止めてえぇ!? 俺とヒートはそういうんじゃ無いからあぁ!?」

ノパ听)「そうだぞ。勘違いされては私も困る」

川#д川「そうだヒートォ! お前からも言ってやってくれぇ!!」

ノハ////)「本命と言うか……私は未来の妻だから、つまりは本妻だ」ポッ

(# ゚_ゝ゚)「くたばれえええええぇぇぇ!! 物理的シネシネ光線――――!!」

川;д゚川「ギャ―――!! いきなり殴りかかって来るんじゃねえよ糞ったれがあああああぁぁぁ!! つうかヒートも馬鹿に燃料投下してんじゃねえええぇぇ!!」

36 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:14:54 ID:13wPO.No0
(´<_`;)「あの……ウチの馬鹿兄貴が騒いで申し訳無いです」

ノハ;゚听)「あ、あぁ。私は別に気にしていないよ。確か流石兄弟だったかな? テキーラ好きの」

(´<_` )「あれ? 俺達のことをご存じですか?」

ノパ听)「クールから聞いていてね。私はクールの姉の素直ヒートだ」

(´<_` )「なるほど、俺は流石弟者です。そしてあっちで騒いでる馬鹿が兄貴の流石兄者です」

ノパ听)「よろしく。しかしクールから聞いてはいたが……まるで鏡あわせのようにそっくりだな」

(´<_` )「ははっ、よく言われますよ。まあ今回の主役は俺達じゃないんですけどね」

ノパ听)「主役?」

(´<_` )「お―い、妹者! いい加減に入って来いよ!!」

37 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:16:15 ID:13wPO.No0
ガチャ カランカラン


l从;・∀・ノ!リ人「こ……こんばんはなのじゃ!」

川д川「あぁん? 見たこと無ぇ娘だなぁ」

l从;・∀・ノ!リ人「はっ、初めましてなのじゃミルナさん!! 妹者は『流石妹者』! おっきい兄者とまともな方の兄者の妹なのじゃ!!」

( ´_ゝ`)「ねえ、そのまともな方の兄者って俺の事だよね? ねえ? そうだよね?」

(´<_` )「兄者……現実を見るんだ」

川д川「流石んとこには妹も居たのかぁ。よろしくなぁ、妹者ぁ」

l从*・∀・ノ!リ人「兄者達からここで美味しいお酒をご馳走してくれるって聴いたから今日が待ち遠しかったのじゃ!!」

川#д川「……おいこらそこのテキーラ馬鹿共ぉ?」

(* ´_ゝ`)「いやぁ、風の噂でミルナがバーテンダー並みにカクテルが作れるようになったって聴いたからさ―。俺達も味わってみたくて」

(´<_` )「まあ、モララー君からラインで聴いたんだけどな。妹者のBARデビューだし、せっかくだからミルナの元でと思ってな」

川;д川「そういう事なら前もって連絡しとけっつうんだぁ、糞ったれぇ」

38 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:18:07 ID:13wPO.No0
ノハー听)(随分と歳の離れた兄妹だな。それに顔も似ていないが……)

l从・∀・ノ!リ人「お姉ちゃんも、初めましてなのじゃ!!」

ノパ听)「あ、あぁ、初めまして。ヒートだ、よろしくな」

l从・∀・ノ!リ人「よろしくなのじゃ!! ヒートお姉ちゃんはミルナさんの恋人さんなのじゃ?」

ノハ*ー匆)「いや……恋人というか、その……将来を約束した仲というか……」モジモジ

l从・∀・ノ!リ人「??」

川;д川(ガキ相手に何をしどろもどろしてるんだぁ? アイツゥ……)

ノハ;ー听)「んん! まあ、それは置いといてだ! BARデビューとの事だが妹者は何歳なんだ? かなり若く見えるが」

l从・∀・ノ!リ人「妹者はこの前やっと二十歳になったのじゃ! だから美味しいテキーラのカクテルを兄者達にいっぱい教えてもらうのじゃ!!」

ノハ*゚听)(可愛いな……)

39 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:19:09 ID:13wPO.No0
(´<_` )「妹者には昔からテキーラがどんなに美味い酒かとたっぷりと聴かせていたからな」

( ´_ゝ`)「うむ。布教の効果がようやく現れたようで安心した」

川;д川「布教じゃなくて洗脳の間違いだろうが糞ったれどもがぁ……。つうかテメェは妹者に何を飲ませるつもりなんだぁ?」

(´<_` )「それはもちろん決まっているさ!」

( ´_ゝ`)「テキーラベースのカクテルと言ったらもはや1択! さあミルナよ!」

(* ´_ゝ`)「「可愛い妹者に最高の『マルガリータ』を頼んだ!!」」(´<_` *)









川д川「あ、嫌どすぅ」

(;´_ゝ`)そ「ちょっ!? ミルナさぁん!?」

Σ(´<_`;)「なぜ京都弁で速答!?」

40 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:20:22 ID:13wPO.No0
川д゚川「いやぁ……つぅかよぉ。妹者って二十歳になったばっかりなんだろぉ?」

l从・∀・ノ!リ人「そうなのじゃ!」

川д川「じゃあ今まで酒って飲んできた事はあるのかぁ?」

l从・へ・ノ!リ人「う―ん……兄者達がたまに買ってくる『ほろよい』っていう缶のやつしか飲んだ事が無いのじゃ」

川#д゚川「おいぃ、そこの双子ぉ」

ノハ;゚听)「まさかお前達は酒もまともに飲んだ事の無い、いたいけな少女にショートカクテルの『マルガリータ』を飲ませるつもりだったのか?」

(;´_ゝ`)「いやいや、だってさあ!? 気持ちは分かるだろミルナ!?」

(´<_`;)「テキーラの魅力を最大限に伝えるにはマルガリータが1番じゃないか! テキーラを愛する者なら誰だってそう結論づける筈さ!!」

川д川「度数に慣れてないやつに強い酒を飲ましても意味無いだろうがぁ……」

ノハー听)「むしろ舌が焼ける感覚がトラウマになって酒が嫌いになってしまうかもな」

41 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:21:36 ID:13wPO.No0
(´<_`;)「うぅ……それを言われると弱いな」

(;´_ゝ`)「う―ん。なら妹者の初テキーラカクテルは何がいいんだろうか?」

川д゚川「ったく糞ったれ共がぁ。勝手に作っちまうぜぇ?」

ノパ听)「何を作るつもりなんだ?」

川д川「『テコニック』ゥ」

( ´_ゝ`)そ「おお! それなら確かに飲みやすい!」

(´<_` )「流石だな、ミルナ!」

l从・∀・ノ!リ人(何だか可愛い名前のお酒なのじゃ)

42 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:22:22 ID:13wPO.No0
【テコニック】


<参考レシピ>

・テキーラ…45ミリ
・トニック ウォーター…適量
・カットライム


氷を入れたグラスにテキーラを注ぎ、トニックウォーターで満たして軽くステアして、カットライムを飾る。


『テキーラ&トニック』という名称を縮めたネーミング。
カクテルを扱うバーなら『テコニック』でも『テキーラトニック』でも通じる筈だ。
アルコール度数はトニックウォーターの比率にもよるが12°前後。

シンプルなレシピながら味わい深いカクテル。
ハマってしまえば『ジントニック』よりも夢中になってしまうことは間違い無い。
テキーラのクセとトニックの甘味、それからライムの渋みと酸味が意外なほどにマッチングする。

プレミアムテキーラをベースにしても美味しいが、ここはあえて安価で匂いの強い『クエルボ・エスペシャル・シルバー』や『オルメカ・ブランコ』などをベースにして試して欲しい。

.

43 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:23:12 ID:13wPO.No0
川д川「ほれぇ、『テコニック』だぁ。ベースのテキーラは兄者のオススメのやつだから安心しなぁ」

(´<_` )「兄者のオススメなら『エラドゥーラ プラタ』か」

l从*・∀・ノ!リ人「おぉ! 半分に切られたライムがゴロッと入ってて何だか贅沢なのじゃ!」

川д川「果物ケチると味が落ちるからなぁ。まあ、カクテルデビューには悪く無ぇ味だと思うぜぇ?」

( ´_ゝ`)「むぅ。俺はソーダアップやトニックアップするカクテルにはあえて『クエルボ』や『オルメカ』などの匂いの強いミクストをベースにするのだが……」

(´<_` )「初テキーラならアガベ100%のプレミアムの方が飲みやすいさ。ミルナもそこを考慮してくれたんだろうさ」

( ´_ゝ`)「まあ確かに『エラドゥーラ』なら間違い無いな」

ノパ听)(カウンターから会話だけ聞いてるが、この2人は本当にテキーラが大好きなんだな)

44 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:27:04 ID:13wPO.No0
l从・∀・ノ!リ人「美味しそうなのじゃ! さっそくいただきま―す」

l从・∀・ノ!リ人「」ゴクゴク

川д川「どうよぉ?」

l从・∀・ノ!リ人そ「これは……!」

(;´_ゝ`)「」ドキドキ

(´<_`;)「」ドキドキ





l从*・∀・ノ!リ人「すっごく美味しいのじゃ―――!!」ゴクゴク

川∀川「ケッケッケッ。ありがとよぉ」

(* ´_ゝ`)「「ほっ……」」(´<_` *)

45 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:30:00 ID:13wPO.No0
l从*・∀・ノ!リ人「炭酸でシュワシュワしてるのに甘くて、苦くて……その奥から今まで味わった事の無い爽やかな味がいっぱい出てくる感じなのじゃ!」

(´<_` )「甘味はトニック、苦味はライムだな。そしてその複雑な爽やかな風味がテキーラの味だろう」ゴクゴク

l从^∀^ノ!リ人「何だか複雑な味と香りなのに不思議とさっぱりまとまって、何杯だって飲んじゃいそうなのじゃ!!」ゴクゴク

( ´_ゝ`)「やはりテキーラは美味いな。『テコニック』は渋い物や辛いテキーラが合う」ゴクゴク

川д川「簡単で美味い酒だからなぁ。その気になれば家でも作れるから覚えとくと便利だわなぁ」

(´<_` )「うん。妹者、また飲みたくなったら今度俺が作ってやろう。この程度なら俺や兄者でも作れる筈さ」ゴクゴク

l从*・∀・ノ!リ人「やった! 楽しみにしてるのじゃ!!」ゴクゴク

ノパ听)(『テコニック』なんか飲んだの何年ぶりだ? ウチの店ではベースのテキーラは安物だから、やはり味が違うな)ゴクゴク

46 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:30:58 ID:13wPO.No0
l从・∀・ノ!リ人「ふぅ……美味しかったのじゃ」カラン

川д川「あぁん? 意外とペース早いなぁ」

(´<_` )「ウチの家系は酒が強いからな。母者しかり姉者しかり」

川д川「姉貴もいるのかぁ?」

( ´_ゝ`)「あぁ、銀座でクラブを経営しているよ。残念ながら姉者はテキーラではなくブランデー派だがな」

川д川「まあ、ブランデーも美味いからなぁ。気持ちは分かるぅ」

(´<_` )「さて、妹者。次はどういうのが飲みたいんだ?」

l从・∀・ノ!リ人「実は前からちょっと気になってるカクテルがあったのじゃ!」

(* ´_ゝ`)「おっ! どんなカクテルだ!? 『マルガリータ』か!? マルガリータなのか!?」

(´<_` *)「色んな種類があるからな! さあ、どんなマルガリータがいいんだ!?」

川#д川「落ち着きやがれこのテキーラ馬鹿共がぁ!!」

47 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:31:39 ID:13wPO.No0
l从・∀・ノ!リ人「んと、前に友達が言ってたんだけど……居酒屋にテキーラが入ってるのにジュースみたいなカクテルがあるって言ってたのじゃ!」

( ´_ゝ`)「ジュースみたいなカクテル? しかも居酒屋っていうと……」

(´<_` )「ああ、答えは1つだな」

川д川「オーダーは決まったかぁ?」

( ´_ゝ`)「あぁ、ミルナ。決まったよ」

(´<_` )「俺達の可愛い妹に……」




( ´_ゝ`)b「「最高の『テキーラ・サンライズ』を頼んだぜ」」d(´<_` )



.

48 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:34:06 ID:13wPO.No0
【テキーラ・サンライズ】


<参考レシピ>

・テキーラ…45ミリ
・オレンジジュース…90ミリ
・グレナデンシロップ…2tsp
・スライスオレンジ


氷を入れたグラスにテキーラとオレンジジュースを注ぎ、軽くステアした後にグレナデンシロップを沈めスライスオレンジを飾る。


テキーラベースのカクテルとしてはかなりの知名度を誇る代表的なかうの1つ。
アルコール度数は12°前後。

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが愛飲したことで一役有名になったこのカクテルは飲みやすさもあり日本でも親しまれている。
見た目も鮮やかなので女性からの人気も悪く無いようだ。

ただし、ベースのテキーラによってはかなり癖の強い味わいの酒となるため人に勧めるさいには注意が必要。

.

49 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:37:05 ID:13wPO.No0
l从・∀・ノ!リ人「おぉ! 見た目もグラデーションがかかって綺麗なのじゃ!」

ノパ听)「女性にも人気のカクテルだからな。ラム派の私も、たまに気分転換に飲んだりするよ」

川д゚川(ヒートに『テキーラ・サンライズ』ってイメージピッタリだわなぁ?)

l从・∀・ノ!リ人「いただきま―す!」ゴクゴク

l从・∀・ノ!リ人「……」

l从#・∀・ノ!リ人「……!!」ゴクゴクゴクゴク

川д川「おぉう?」

l从*・∀・ノ!リ人「プハァ! お代わりなのじゃ!!」カラン

川∀川「ケッケッケッ! 気に入ったようだなぁ?」

50 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:38:51 ID:13wPO.No0
l从^∀^ノ!リ人「ジュースみたいに飲みやすいのに甘さにコクがあって幸せな気分になれるのじゃ! それにテキーラの味もじんわり染み出て最高なのじゃ!!」

川д川「意外と味覚しっかりしてるじゃねぇかぁ……やっぱり流石んとこの血を引いてるんだなぁ」

( ´_ゝ`)「ミルナ、これベースは?」

川д川「甘さ重視で『ドンフリオ アネホ』だぁ」

ノハー听)(その酒がベースだと普通のバーで飲んだら1杯1200〜1800円はするな)

(´<_` )「グレナデンが入るカクテルに、そこまで甘味の強い高級なテキーラを入れなくても良かったんじゃないのか?」

川д川「まぁ、バーデビューだから特別だぁ。そんな高くも無ぇしなぁ」

(;´_ゝ`)(いや、高いよ。普通に6000円位するからね?)ゴクゴク

51 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:39:32 ID:13wPO.No0
川д川「んじゃ妹者にはサンライズのお代わりなぁ」

l从・∀・ノ!リ人「ありがとうなのじゃ!」ゴクゴク

川д川「んでテキーラ馬鹿共にはこいつだわなぁ」

( ´_ゝ`)「ん? ロックグラスに僅かに白く濁った透明色?」

(´<_` )「そしてほのかな柑橘系のこの香りは……」

川д川「普段ショットでパカスカとテキーラを飲んでるお前らにはサンライズじゃ物足りないと思ってなぁ。ササッと作っといたぜぇ?」

(* ´_ゝ`)「おお! 流石ミルナだ、気が利くな」チビ

52 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:40:36 ID:13wPO.No0
(´<_` *)「テキーラのこの酸味と香り、そしてコアントローが織り成す自然な甘味」

(* ´_ゝ`)「圧倒的な飲みやすさと度数の強さを兼ね備えたシンプルながら味わい深い1杯」

(´<_` *)「見ためも美しく、テキーラの魅力を最大限に引き出すロングドリンク」

(* ´_ゝ`)「やはり、流石だな。弟者?」

(´<_` *)「ああ、このカクテルは流石だよ。兄者」





(* ´_ゝ`)b「「流石だよな。『『フレンチ・カクタス』』」」d(´<_` *)




.

53 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:42:01 ID:13wPO.No0
【フレンチ・カクタス】


<参考レシピ>

・テキーラ…40ミリ
・コアントロー…20ミリ


氷を入れたグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。


「フランスのサボテン」という意味の名前のこのカクテルは手軽に作れるロングカクテル。
度数は34°前後と高め。

フランス産の『コアントロー』とメキシコ産のテキーラを使うことにより生まれる絶妙なハーモニーが癖になる。
比率にもよるが、甘さもありながら飽きの来ないキリッとした味わいは癖になる。

自宅でも簡単に作れるので、好みの銘柄で自分流のレシピを模索するのも面白いだろう。


.

54 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:42:55 ID:13wPO.No0
( ´_ゝ`)「簡単で美味いというのは本当に有りがたいな。再現も簡単だし」チビチビ

(´<_` )「材料さえ揃えば誰でも作れるからな。無論、技術の差はあるだろうが」チビチビ

川д川「ステアやらビルドこそが難しいって言うバーテンダーも多いからなぁ。まあ、ゆったり飲むときにそんなことを一々考える必要も無いだろぉ」

(* ´_ゝ`)「確かにな。しかし美味い」チビチビ

(´<_` )「ミルナ、ベースは?」

川д川「『カーサミーゴス ブランコ』ォ」

( ´_ゝ`)「ジョージ・クルーニーのブランドが。通りで上品な訳だ」

(´<_` )「テキーラの味が生きるカクテル……最高だよ」

55 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:44:58 ID:13wPO.No0
ノパ听)(ふむ……)

ノパ听)(やはりこの光景を見ているとミルナは立派にバーテンダーとして働けているな)

ノハー听)(友人が相手とは言え、相手が欲しているカクテルを瞬時に判断して提供すると言うのはバーテンダーにとって最低限のスキルでありながらかなりの高等技術でもある)

l从・∀・ノ!リ人「お代わりも美味しかったのじゃ!」

川д川「そりゃ良かったわぁ。サンライズと名前が似てる『テキーラ・サンセット』っつぅ、かき氷みたいなカクテルもあるが飲んでみるかぁ?」

l从*・∀・ノ!リ人「飲んでみたいのじゃ!」

川∀川「了解了解ぃ。ケッケッケッ!」

( ´_ゝ`)「ミルナ。俺達にも……」

川д川「『マルガリータ』の変型レシピで作ってやるからぁ、ちぃと待ってなぁ?」

( ´_ゝ`)「分かってるじゃないか」

d(´<_` )「流石だな。ミルナ」

ノパ听)(……)

56 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:46:52 ID:13wPO.No0
ノパ听)(酒に対する膨大な知識量と知識欲。決して品が良いとは言えない態度にも関わらず他人を引き寄せる魅力)

ノパ听)(モララーが「カクテル作りの天才」ならミルナは「雰囲気作りの天才」とでも言うべきだろうか)

ノハー匆)(……)

ノハー听)(……やはりミルナは)

ノパ听)(モララーや私とはだいぶタイプが違う人種ではあるが)






ノパ听)(バーテンダーとしては天性の才能を持つ男なのでは……?)





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57 名前: ◆eOod7XM/js :2015/06/28(日) 02:47:55 ID:13wPO.No0







     【CLOSE】







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