−あらすじ−
「貴様らにはこれからバトルロワイヤルをしてもらう―」
二日前、黒服の男はそう言い放った。
そして、そのバトルロワイヤルの一日目・・・、ドクオはジョルジュ相手に何とか1勝を収め生き残る事が出来た。
そして彼は、この争いの犠牲になった者達―そしてそれは彼以外の全ての人間になるであろう―を救う為に、このバトルロワイヤルを意地でも勝ち抜く決意を固め・・・
バトルロワイヤルは二日目を迎える―
〓遊戯王BR〓 「協奏曲」
从 ゚∀从「「さぁ、バトルロワイヤルも二日目を迎えました―」」
从 ゚∀从「「一日目を乗り越え、デッキ、腕共に優れた決闘者ばかりが残っている事でしょう・・・」」
既に今日の放送が始まっていた様だ・・・
全く迷惑な奴である。
俺は、ストレスのせいか重い身体をゆっくりと起こし、両手を頭の上で組み“伸び”をした・・・
从 ゚∀从「「皆さんにとっては、昨日に比べさらに厳しい闘いが待っている事かと思います。」」
从 ゚∀从「「しかし、妥協や諦めは許されない闘いです・・・」」
从 ゚∀从「「生き残る為には勝たなければなりません!!」」
从 ゚∀从「「その為にも・・・、皆さん一層の活躍に期待しておりま―」」
「「みみずだーって♪おけらだーって♪あめんぼだーって〜♪」」
ブツン・・・
放送は終わった様だ。
('A`;)「(クソ・・・、他人事だからって・・・)」
('A`;)「(あー・・・朝からイライラしてきた・・・)」
('A`) 「さて・・・どうするか・・・」
('A`) 「それにしても寒いな・・・」
('A`) 「(もう一眠りしよう・・・)」
ZZZ…ZZZ…
・・・・
・・・
・・
・
次に俺が起きたのは正午を過ぎた頃だった。
無論、昨日と同じく早めに決闘する相手を探した方が利口である事は確かだったが・・・
今更弱い相手も残っていないであろうし、起きたばかりの頭の上に冷たい外気の中では活発な思考は出来ないであろう・・・。何より朝の放送にやる気を削がれた気がしたので、仕方が無いと自分を納得させた。
('A`;)「(寝ている時もデュエルディスクを着けていたせいか、やたら腕が痛え・・・)」
('A`) 「(そろそろ活動を始めなければ・・・)」
('A`) 「(何か食べてから周りをぶらぶらしてみるか・・・)」
俺は机の上に置いてあった菓子パンを一つ食べ、何と無く周囲の音に耳を済ませてから外へと出た―
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
('A`) 「日が昇ってきたおかげか大分暖かくなってきたな・・・」
('A`) 「(ひとまず中央校舎の方に向かって歩いてみるとするか)」
外はとても静かだ・・・
それもそのはずである。
昨日の時点でのバトルロワイヤル参加者の人数より、少なくとも半数はリタイアしているのだ。
そして又、この広い敷地内に100人程度の人数では、数十メートル歩いたところで人と出遭う事の方が難しいだろう・・・
それに・・・、心の何処かで、なるべく人と会いたくないという気持ちが歩を遅くしていた。
('A`) 「(何つーか・・・)」
('A`) 「(いずれは闘わなければならないのに、やっぱり誰かと闘うのは避けたくなってしまうな・・・)」
('A`) 「(負けるのが怖いのは当たり前だが、それ以上に相手を倒してしまう事に気が引けるっつーか・・・)」
('A`) 「・・・・・・」
('A`;) 「クソ・・・、覚悟を決めたはずだろ・・・ッ!!」
('A`;) 「こんな気持ちくらいで揺らいでちゃいけないんだ・・・」
('A`;)「俺は・・・ッ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
暫く歩いたところで、壁に何か書かれているのを見つけた。
そして、そこに書いてあるものを見た俺はただただ驚くしか無かった―
__________________________________________
【トレード希望】
以下のカードを希望します。
『八汰烏の骸』、『強欲な瓶』、『成金ゴブリン』、『打ち出の小槌』、『手札抹殺』、etc・・・
下記のカードを提供出来ます。
『デーモン・テイマー』、『地帝グランマーグ』、『デストラクト・ポーション』、『融合呪印生物‐闇』、etc・・・
交換出来る方は、此処に提供して下さるカードを置き、希望されるカードを壁に書いておいて下さい。
そちらがカードを置いて此処から離れたのを確認した後、こちらがカードを取りに向かい、そちらの提供カードと希望されたカードを交換し、再び此処から離れます。
ちゃんとカードを置いたかどうか、遠くからこちらの様子を伺って頂いて構いません。
猶、こちらに決闘の意志は全く無いので悪しからず。
又、信用出来ないと言う方はトレードをなさらぬ様に。
__________________________________________
俺は慌てて周囲を見渡した。
誰かがこちらの様子を監視している―
パッと見たところ人影の様なものは見つからなかったが、恐らく近くの建物の中にでも隠れて、窓から時々こちらを伺っているのだろう・・・
ひとまず、誰かが襲ってくる様な気配は無い様だ。
改めて壁に書かれた文字を見てみる・・・
('A`;)「こいつ・・・、馬鹿なんじゃないだろうか・・・?」
('A`) 「(こんなトレード信用して受ける奴なんかいる訳無いだろ)」
('A`) 「(素直に提供カード置いて、交換せずに貰うだけ貰って逃げられたらどうすんだよ・・・)」
('A`) 「(例え相手がカードを置いていったとしても、こっちは現物を見るまで本物かどうか判断できないってのに・・・)」
('A`) 「(そういう事考えない馬鹿もいるんだろうか・・・?)」
('A`) 「(まぁ、それならもっと魅力的なリストを書いておくか・・・)」
('A`) 「(おまけに、決闘希望じゃないとか書くだけ無駄だろ・・・)」
('A`) 「(希望してる奴なら、寧ろ率先して釣ってくるだろうが・・・)」
('A`) 「(カードさえ置いときゃ、のこのこと相手の方から現れてくるんだから・・・)」
('A`;)「(ハァ・・・、呆れて物も言えないぜ・・・)」
('A`) 「(だが、このカードはちょっと欲しいなぁ・・・)」
('A`) 「(幸いアレとコレは持ってるし・・・)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気付いた時には、指定された場所にカードを置いて、物陰からトレ主の出現は待っている俺がいた。
もれなく馬鹿の仲間入りである。
それにしても、先程の希望カードリストにはドロー強化カードばかりが書かれていた気がする・・・
エクゾディアか・・・?何らかのコンボデッキか・・・?
それならば、あれらのカードが入ってない状態ではデッキが全く機能しないだろうに・・・
いずれにせよ安定性に欠けるデッキである様な気がしたが、ハイランダー構築の時点で安定性も何も無いな、と思い直した。
人のデッキの心配などしている場合ではなかったが、目的の人物が現れるまでの気紛れにはなった。
そうして思考を巡れせていると、前方に人影が現れた。
来た・・・!
とても背が小さいが、外見から判断するにどうやら男子生徒の様だ。
その人物は、俺が置いておいたカードを手に取ると、カードをよく確かめた後、ポケットからカードを一枚取り出し、こちらの提供カードが置いてあった場所にそっと置いた。
そして、周りに誰もいない事を確認すると、そそくさと去っていった・・・
その男子生徒が遠くまで走り去ったのを確認すると、俺は急いでカード取りに向かった。
置いてあるカードを手に取り、よく眺めてみる・・・
確かに、自分が希望したカードの様だ。
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〈 ー‐〈.: :,' ,',. ┬ '´ ', ヽ ヽ. ハ /, ∨ // i
'、 ',:,' ,′/ ̄ ̄`丶、 ', ヽ ヽ i /, ∨/ / |
'、 j' i. / }'__う } / ヽ ヽ l // ∨/ |
'. ,′ / / 、Y!/ ヽ ヽ | ///, V i |‐ァ
安堵するとともに、トレードが上手くいった時特有のホクホク感が溢れてきた。
幸いその感情を顔に出すには至らなかったが、トレードが上手くいったところを誰かに見つかると狙われかねないので、すぐにその場を立ち去る事にした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
物陰に隠れ、先程のカードをデッキに加えた後、暫く敷地内をぶらついてみた・・・
しかし、人に出会う事は無かった。
既に殆どの者が決闘を終えてしまっているんじゃないかという不安が過ぎったが、それについては考えるだけ無駄なので、歩きながら脳内デュエルに従事することにした。
すると、やや離れた処から叫び声が聞こえた―
('A`;)「この方角は・・・ッ!!」
俺は走った。
目的地に着くまでに人と出会うとか、そんな事は一切思考に入って来なかった・・・
ただ一つ、俺が気掛かりだったのは―
('A`) 「(まさか・・・、アイツじゃないだろうな・・・!?)」
声が聞こえたのは、先程トレードをした場所に近い方角だった・・・
もしかしたら、先程の男子生徒が決闘をしたのかもしれない。
もしそうであるならば、あれだけのトレードを希望している様なデッキで、勝てたかどうか疑わしい・・・
('A`) 「(・・・・・・)」
('A`) 「(俺は・・・、何故人の心配なんかしているんだろう・・・?)」
('A`) 「フフッ・・・」
俺は・・・、嬉しかったのかもしれない。
自分以外の全ての人間が敵となりかねない様なこの状況で、信用出来る相手に出会えた事が・・・
それも、一種の賭けの様なものだったが・・・
その賭けに相手が応えてくれた事が・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先程トレードした場所に到着すると、そこには大きな男が壁にもたれかかり煙草をふかしていた・・・
前髪はオールバック、裾の短い制服の前ボタンは全てはずれ、中にはどぎつい赤色のTシャツ、幅の広いズボンは色褪せテカテカになっていた。
('A`;)「(いつの時代の不良だよ・・・)」
('A`;)「(はぁ・・・、どう考えても関わるべきじゃないよな・・・)」
('A`) 「(俺の性格を呪うぜ・・・)」
決闘フィールドが展開されないよう、ある程度距離の離れた場所まで近づき、声をかけてみる事にした・・・
('A`) 「おい、そこのお前・・・!」
爪'ー`)y‐「あぁ?」
('A`) 「お前だよ、お前」
爪'ー`)y‐「俺に何の用だ・・・?決闘かァ・・・?」
('A`) 「残念だが違う・・・。ちょっと聞きたい事が在ってな・・・」
爪'ー`)y‐「俺に聞きたいことォ・・・?」
('A`) 「ほんの少し前・・・、この辺りで決闘してた奴がいなかったか?」
爪'ー`)y‐「あぁ・・・確かにいたなァ・・・」
('A`) 「じゃあ、背の小さな男子生徒がその決闘に参加してたかどうか知ってるか?」
爪'ー`)y‐「背の小さなァ・・・?あぁ・・・、そいつも決闘してたぜぇ・・・」
('A`) 「そうか・・・」
('A`) 「もう一つ・・・、お前はその決闘に参加してたか・・・?」
爪'ー`)y‐「あぁ・・・、そうかもしれんなァ・・・」
('A`) 「最後にもう一つ・・・、お前はそこの壁に書いてある文字が読めるか・・・?」
爪'ー`)y‐「文字・・・?」
男はもたれかかっていた壁から離れると、振り返って壁に書かれている文章を見た。
そこには、件の男子生徒が書いたトレードに関する文が書かれていた・・・
('A`) 「そいつは・・・、さっき話した背の小さな男子生徒が書いたものだ・・・」
爪'ー`)y‐「あぁ・・・、知ってるぜ・・・」
爪'ー`)y‐「ハッ・・・、全く馬鹿な奴もいるもんだよなァ・・・」
('A`) 「・・・・・・」
爪'ー`)y‐「馬鹿な奴は生き残れないってのに・・・」
('A`) 「・・・・・・」
爪'ー`)y‐「わざわざ騙して下さいと言わんばかりの事を書いて・・・」
爪'ー`)y‐「ま、いいカモではあったがなァ・・・」
爪'ー`)y‐「おかげでそこそこ良いカードが手に入ったぜぇ・・・」
('A`) 「そうか・・・」
('A`) 「それだけ聞けりゃ十分だ・・・」
('A`) 「わざわざ質問に答えて貰って悪かったな」
('A`) 「もう用は無いから安心してくれ」
そう言い放つと同時に、俺は一歩前へ踏み出した・・・
キィィィィィィィィィィィィィィィン・・・・・・
瞬間、デュエルか起動し始め、デュエルフィールドが展開する―
爪'ー`)y‐「おいおい・・・、どういうつもりだァ・・・?」
('A`) 「おっとスマン・・・。うっかり近づき過ぎてしまった様だ・・・」
爪'ー`)y‐「ほう・・・」
爪'ー`)y‐「殺る気満々じゃあねぇかァ・・・!!!!」
('A`) 「反応しちまったもんは仕方無ぇよなぁ・・・?」
('A`) 「さぁ、始めようか・・・」
('A`) 「 今 度 は テ メ ェ が カ モ に な る 番 だ 」
爪'ー`)y‐「いい度胸じゃねぇかァ・・・」
爪'ー`)y‐「お前の名は・・・?」
('A`) 「・・・ドクオ」
爪'ー`)y‐「そうか・・・。俺様はフォックスだ・・・」
爪'ー`)y‐「冥土の土産に覚えておくんだなァ!!」
('A`) 「いちいち言い方が古いんだよ・・・テメェはッ!!」
爪'ー`)y‐LP8000「「デュエル!!!!」」LP8000('A`)
爪'ー`)y‐「先攻ドロー・・・」
爪'ー`)y‐「メイン、『おろかな埋葬』を発動だァ・・・!!」
《おろかな埋葬/Foolish Burial》 †
通常魔法(制限カード)
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。
\ ヽ、/ /
 ゙̄`'''''''''''''''''フ _,,....、 、 ヽ /
/ ヾ´ ,. 、 -, '、 l> \ / ,,..、-‐'
_/ く´! !ヽヽ ', ´, _,、v ヽ ,、‐゙,,, 、-‐ ' ´
 ̄´"゙ / `' .l ヽ ヽ ! 「 ̄,/! !ヽ 「 ̄
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l ',ー−''''"ヽヽ ヾ ','. '.l .! ! l
l ', ヾ, _,、- ' ,' , | i ! 爪'ー`)y‐「俺はこいつをデッキから墓地に送ろう・・・」
.l ヽ f´  ̄ヽ. '. ' , ! i
ニ=-, ', ! ヽ ' , ', . | /
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《馬頭鬼/Mezuki》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
('A`;)「なッ・・・!!『馬頭鬼』・・・だと・・・!?」
('A`;)「(こいつ・・・、そんな強力なカードをもうはや手に入れているのか・・・)」
('A`) 「(それが、実力によるものなのか・・・)」
('A`) 「(それとも運が良かったのか・・・)」
('A`) 「(いずれにせよ、いつかは出会っていた相手には違いない・・・)」
('A`) 「(今ここで、俺のものにしてやる・・・!!)」
爪'ー`)y‐「そして『魔人デスサタン』を召喚だァ・・・」
《魔人デスサタン/Witty Phantom》 †
通常モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1400/守1300
闇にとけ込む黒のタキシードに身をつつんだ、死を司る悪魔。
爪'ー`)y‐「ターンエンドだ・・・」
爪'ー`)y‐:LP:8000 手札:4
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「デスサたん/ATK1400」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」
('A`) 「俺のターン!! ドロー!!」
('A`) 「メインフェイズ!! 手札より『斬首の美女』を召喚!!」
《斬首の美女/Beautiful Headhuntress》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守 800
その美貌とはうらはらに、カタナで数多くの首をはねてきた女。
('A`) 「バトル!! 『斬首の美女』で『魔人デスサタン』に攻撃だ!!」
爪'ー`)y‐「『デスサタン』は破壊されるぜェ・・・」
爪'ー`)y‐:LP8000→7800
('A`) 「メイン2でカードを1枚セット・・・」
('A`) 「ターンエンドだ!!」
('A`) :LP:8000 手札:4
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「斬首の美女/ATK1600」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「■」2「」3「」4「」5「」
爪'ー`)y‐「俺様のターンだな・・・。ドロー・・・!!」
爪'ー`)y‐「メインフェイズ、俺は手札より『闇より出でし絶望』を捨て―」
爪'ー`)y‐「魔法カード『死者への手向け』を発動する!!」
《死者への手向け/Tribute to the Doomed》 †
通常魔法
手札を1枚捨て、フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを破壊する。
('A`;)「くッ・・・、『斬首の美女』が破壊される・・・」
爪'ー`)y‐「そして、墓地に存在する『馬頭鬼』を除外することで、『馬頭鬼』の効果を発動・・・」
爪'ー`)y‐「墓地にいる『闇より出でし絶望』を攻撃表示で特殊召喚だァ!!」
《闇より出でし絶望/Despair from the Dark》 †
効果モンスター
星8/闇属性/アンデット族/攻2800/守3000
このカードが相手のカードの効果によって手札またはデッキから墓地に送られた時、このカードをフィールド上に特殊召喚する。
('A`;)「(マズイな・・・、いきなり大型モンスターを召喚されたか・・・)」
('A`;)「(これだからアンデットは・・・)」
爪'ー`)y‐「このターン俺は通常召喚を行っていない・・・」
爪'ー`)y‐「さらに、手札よりこいつを召喚するぜ・・・!!」
《再生ミイラ/Regenerating Mummy》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守1500
相手のカードの効果によって、このカードが手札から墓地へ送られた時、このカードを手札に戻す。
('A`;)「(クッ・・・、さらにアタッカーを追加されたか・・・)」
爪'ー`)y‐「バトル!! 『再生ミイラ』で貴様にダイレクトアタックだァ!!」
('A`) 「させるか・・・!!リバースカードオープン!!」
('A`) 「罠カード『イタクァの暴風』!!」
《イタクァの暴風/Windstorm of Etaqua》 †
通常罠
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。
('A`) 「貴様の場の2体は守備表示になる・・・!!」
爪'ー`)y‐「フン・・・」
('A`;)「(何とか大ダメージは喰らわずに済んだ・・・)」
('A`;)「(だが、『闇より出でし絶望』の守備力は3000もある・・・)」
('A`;)「(どうやって超えるか・・・)」
爪'ー`)y‐「そのままターンエンドしようかァ・・・」
爪'ー`)y‐:LP:7800 手札:2
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「闇より出でし絶望/DEF3000」 2「再生ミイラ/DEF1500」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」
('A`) 「ドロー!!」
('A`) 「(クッ・・・)」
('A`) 「メインフェイズ、モンスターをセット・・・」
('A`) 「ターンエンドだ」
('A`) 「(もし奴が、ライフへのダメージの多さを優先して『再生ミイラ』から攻撃してきたなら、ひとまずは次のターンの攻撃は凌ぎきれるが・・・)」
('A`) 「(それだけじゃ何の解決にもならない・・・)」
('A`) :LP:8000 手札:4
デッキ: 墓地: 除外:フィールド:
モンスター:1「●/」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」
爪'ー`)y‐「ドローだァ・・・!!」
爪'ー`)y‐「(奴の伏せモンスターは所詮その場凌ぎのカードだろう・・・)」
爪'ー`)y‐「(一気に方をつけてやるかァ・・・)」
爪'ー`)y‐「メイン、俺は場の『闇より出でし絶望』をリリースし・・・」
爪'ー`)y‐「『偉大魔獣ガーゼット』をアドバンス召喚だァ・・・!!」
《偉大魔獣ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げたモンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。
爪'ー`)y‐「こいつの攻撃力はリリースしたモンスターの攻撃力の倍の値になる・・・」
爪'ー`)y‐「つまり・・・、今のこいつの攻撃力は5600だァ!!」
('A`;)「5600・・・だと・・・!?」
('A`;)「(それにしても何て威圧感だ・・・)」
('A`;)「(こいつのダイレクトだけは絶対に喰らえない・・・)」
('A`;)「(早い内に・・・何とかしないと・・・)」
爪'ー`)y‐「さらに『再生ミイラ』を攻撃表示に・・・」
爪'ー`)y‐「バトルフェイズ!! 『再生ミイラ』で伏せモンスターに攻撃だァ・・・!!」
('A`;) 「(よし・・・!!このターンは凌いだ・・・!!)」
('A`) 「伏せモンスターは『地縛霊』!!お前には反射ダメージを受けてもらう・・・!!」
《地縛霊/Earthbound Spirit》 †
通常モンスター
星4/地属性/悪魔族/攻 500/守2000
闘いに敗れた兵士たちの魂が一つになった怨霊。
この地に足を踏み入れた者を地中に引きずり込もうとする。
爪'ー`)y‐「チッ・・・、高守備モンスターか・・・」
爪'ー`)y‐:LP7800→7600
爪'ー`)y‐「ならば・・・『偉大魔獣ガーゼット』で『地縛霊』に攻撃だァ・・・」
爪'ー`)y‐「サンダァー・・・ブレェーク!!!!」
('A`) 「ぐ・・・、『地縛霊』は破壊される・・・」
爪'ー`)y‐「俺はそのままターンエンドだァ・・・」
爪'ー`)y‐:LP:7600 手札:2
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「グレートマ◯ンガーZ/ATK5600」 2「再生ミイラ/ATK1800」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」
('A`;)「(クソ・・・、奴を何とかしないと・・・)」
('A`) 「俺のターン・・・、ドロー!!」
('A`) 「(こいつは・・・)」
('A`) 「メインフェイズ・・・」
('A`) 「俺は・・・未来に・・・希望を託す・・・!!」
('A`) 「魔法カード『タイムカプセル』を発動!!」
《タイムカプセル/Different Dimension Capsule》 †
通常魔法
自分のデッキからカードを1枚選択し、裏側表示でゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを破壊し、そのカードを手札に加える。
爪'ー`)y‐「(『タイムカプセル』・・・!?)」
('A`) 「タイムカプセルに封印するカードを1枚・・・、デッキから選択する・・・」
|'、
}:ハ
ヽ /:: :ハ _ -─¬ 、
V:.、 /:::::::.:ハ_ -‐  ̄: : : : : : : : : : `丶、
∨:ヽ 〈:::::::::::..j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :` 、
_ ∨::::ヽ. V::::::::.}:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \:..`丶、
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| |`ー─クョ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ -‐ ¨`
| ト、 ノ ヽ:.:.:-≦、_
| | `` '´ ̄|:.:.:.:.:`>:.:.:} 俺は・・・
| | ハ !:.:.:/:.:.:.:.:!
| ,. - l } j:.:/:.:.:.}:./:.| このカードをタイムカプセルに封印する!!
| ,. ⌒/ 丿 :l! j j/:.:.:.://:.:人
_,. '´ / / :!} ,. - '⌒` [:.:.:.:.:V:.:.:,.イ
| _,._‐'´ ,/_________||´ |:.:.:.:.〈:.:.´:.∧
| |:./ / ,r'─、:.:.:/:.:.:.:.:.:.| |:.:.:.:.∧:.:.:.:.∧
| ノ' / '´ /  ̄}:.:.:.:.:.:.:! __|:.:.:.:.:.∧:.:.:.:.∧
j / / j:、:.:.:.:./ 二 ̄ ∨:.:.:.:.∧:.:.:.:.∧
/ ハj:.:.:/ ∨:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:\
('A`) 「そして、タイムカプセルに封印されたカードは・・・」
('A`) 「2ターン後の未来へと転送される・・・!!」
爪'ー`)y‐「2ターン後・・・?」
爪'ー`)y‐「2ターン先にカードを送ったところで何をしようってんだァ・・・?」
('A`) 「俺は・・・、未来へと希望を託した・・・」
('A`) 「そして・・・、その希望は必ず俺を勝利へと導く!!」
爪'ー`)y‐「フン・・・戯言を・・・」
爪'ー`)y‐「(それにしてもアイツ・・・、タイムカプセルに一体何を入れやがったァ・・・?)」
('A`) 「そしてモンスターを1体セット・・・」
('A`) 「ターンエンドだ」
('A`) :LP:8000 手札:3
デッキ: 墓地: 除外:◆フィールド:
モンスター:1「●/」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「タイムカプセル」2「」3「」4「」5「」
爪'ー`)y‐「俺のターンだァ・・・ ドロー!!」
爪'ー`)y‐「(タイムカプセルに何を入れやがったのか知らねぇがァ・・・)」
爪'ー`)y‐「(そんなのをチンタラ待ってる程俺は甘くねェんだよ・・・)」
爪'ー`)y‐「(『タイムカプセル』で除外したカードが手札に加わる前に叩く・・・!!)」
爪'ー`)y‐「メイン、俺は『悪魔のくちづけ』を『再生ミイラ』に装備するぜェ・・・!!」
爪'ー`)y‐「(そう何度も高守備力のモンスターに足止め喰らってらんねェからなァ・・・)」
《悪魔のくちづけ/Malevolent Nuzzler》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は700ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、500ライフポイント払う事でデッキの一番上に戻す。
『再生ミイラ』ATK1800→2500
('A`;)「(攻撃力2500超えのモンスターが2体・・・)」
('A`;)「(ますますヤバいな・・・)」
爪'ー`)y‐「バトルだァ・・・!!『再生ミイラ』で伏せモンスターに攻撃!!」
('A`;)「『ベビー・ドラゴン』が破壊される・・・」
《ベビードラゴン/Baby Dragon》 †
通常モンスター
星3/風属性/ドラゴン族/攻1200/守 700
こどもドラゴンとあなどってはいけない。うちに秘める力は計り知れない。
爪'ー`)y‐「フン・・・雑魚モンスターか・・・」
('A`;)「クッ・・・」
爪'ー`)y‐「貴様の場はガラ空き・・・」
爪'ー`)y‐「ククク・・・、行くぜェ・・・!!」
爪'ー`)y‐「『偉大魔獣ガーゼット』でダイレクトアタックだァ・・・!!」
爪'ー`)y‐「サンダァァァ・・・ブレェェェエエエイク!!!!」
『偉大魔獣ガーゼット』ATK5600 VS ('A`) :LP8000
('A`;)「グッ・・・グァァァァっァあああアアアアアアアアアアアア!!!!」
('A`;)「クッ・・・ガハッ・・・」
('A`) :LP8000→2400
爪'ー`)y‐「ククク・・・ハーッハッハァー!!」
爪'ー`)y‐「さっきまでの威勢はどうしたよォ・・・?あァん・・・?」
爪'ー`)y‐「フン・・・所詮は強がりかァ・・・」
('A`;) 「・・・ぇよ・・・違ぇ・・・」
爪'ー`)y‐「あァ・・・?」
('A`;)「違ぇってんだよ・・・」
('A`;)「ゼッてー・・・テメェを倒してやる・・・ッ!!」
爪'ー`)y‐「チッ・・・うぜェ奴だなァ・・・」
爪'ー`)y‐「俺はターンエンドだァ・・・」
爪'ー`)y‐:LP:7600 手札:2
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「グレートマ◯ンガーZ/ATK5600」 2「再生ミイラ/ATK2500」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「悪魔のくちづけ」2「」3「」4「」5「」
('A`) 「ドロー!!」
('A`) 「(・・・・・・!!)」
('A`) 「フフ・・・」
('A`) 「俺はモンスターをセット・・・」
('A`) 「ターンエンドだ」
('A`) :LP:2400 手札:3
デッキ: 墓地: 除外:◆フィールド:
モンスター:1「●/」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「タイムカプセル」2「」3「」4「」5「」
爪'ー`)y‐「ハッ・・・」
爪'ー`)y‐「何だかんだ言ってそれで終わりかァ・・・?」
爪'ー`)y‐「情けねェなァ・・・?」
爪'ー`)y‐「ちゃっちゃとトドメを刺すとするかァ・・・」
爪'ー`)y‐「(・・・が、アイツの余裕が気になる・・・)」
爪'ー`)y‐「(万が一『バトルフェーダー』や『速攻のかかし』なんかが奴の手札にあったら厄介だ・・・)」
爪'ー`)y‐「(念には念を・・・)」
爪'ー`)y‐「俺は魔法カード『手札抹殺』を発動しよう・・・」
《手札抹殺/Card Destruction》 †
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから捨てた枚数分のカードをドローする。
爪'ー`)y‐「俺は・・・、『ワイト夫人』、『闇の破神剣』、『陽気な葬儀屋』を手札から捨て・・・」
爪'ー`)y‐「3枚ドローするぜェ・・・」
('A`) 「俺は・・・、『無敗将軍フリード』、『冥界の魔王ハ・デス』、『非常食』を捨てて・・・」
('A`) 「3枚ドローする・・・」
爪'ー`)y‐「(チッ・・・、ただの手札事故かァ・・・)」
爪'ー`)y‐「(まぁいい・・・。どの道奴はこのターンで終わり・・・)」
爪'ー`)y‐「バトルフェイズ!! 『再生ミイラ』で伏せモンスターに攻撃だァ・・・!!」
('A`) 「フフ・・・」
爪'ー`)y‐「何笑ってやがんだァ・・・?」
('A`) 「自分の強さの為に平気で他人を騙せるようなテメェには分かんねぇよ・・・」
爪'ー`)y‐「あァ・・・?」
('A`) 「伏せモンスターはこいつだ・・・!!」
《アルカナフォース0−THE FOOL/Arcana Force 0 - The Fool》 †
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 0/守 0
このカードは戦闘では破壊されない。
このカードは守備表示にする事ができない。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:このカードを対象にする自分の魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にし破壊する。
●裏:このカードを対象にする相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にし破壊する。
ノ;'ー`)「なッ・・・、戦闘破壊耐性モンスターだとォ・・・!?」
('A`) 「(ジョルジュ・・・!!お前のおかげで助かったぜ・・・!!)」
爪'ー`)y‐「チッ・・・、どうしようもねェ・・・」
爪'ー`)y‐「ターンエンドだァ・・・」
爪'ー`)y‐:LP:7600 手札:2
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「グレートマ◯ンガーZ/ATK5600」 2「再生ミイラ/ATK2500」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「悪魔のくちづけ」2「」3「」4「」5「」
('A`) 「俺のターン!! ドロー!!」
('A`) 「スタンバイフェイズ・・・!!」
('A`) 「おい、覚えているか・・・?」
爪'ー`)y‐「何だァ・・・?」
('A`) 「俺が未来へと届けた希望の事をだよ」
爪'ー`)y‐「・・・・・・!!」
('A`) 「俺は、場の『タイムカプセル』を破壊し・・・」
('A`) 「除外されているカードを手札に加える」
('A`) 「メインフェイズ、俺はモンスターをセット・・・」
('A`) 「ターンエンドだ」
('A`) :LP:2400 手札:4
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「FOOL/DEF0」 2「●/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」
爪'ー`)y‐「フン・・・、モンスターを伏せて終わりかァ・・・?」
爪'ー`)y‐「(アレがタイムカプセルに封印したカードかどうかは知らんがァ・・・)」
爪'ー`)y‐「(いずれにせよ、このターンで決める!!・・・)」
爪'ー`)y‐「ドロー・・・!!」
爪'ー`)y‐「クックック・・・、俺は運が良い!!」
爪'ー`)y‐「いや・・・、貴様の運が悪いのか・・・」
('A`;)「何・・・!?」
爪'ー`)y‐「メインフェイズ、俺はこのカードを『偉大魔獣ガーゼット』に装備しよう・・・」
('A`;)「(またしても装備カードだと・・・?)」
爪'ー`)y‐「装備魔法カード『メテオ・ストライク』!!」
《メテオ・ストライク/Fairy Meteor Crush》 †
装備魔法
装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
爪'ー`)y‐「これにより・・・、『偉大魔獣ガーゼット』は貫通能力を得る・・・!!」
('A`;)「なッ・・・!!」
爪'ー`)y‐「壁モンスターなんて姑息な真似はもう通用しねェ・・・」
爪'ー`)y‐「ククク・・・、お前に最高の絶望を味あわせてやるぜェ・・・」
爪'ー`)y‐「(奴の場に伏せカードは無い・・・)」
爪'ー`)y‐「(このまま『FOOL』DEF0に攻撃すれば、5600pの貫通ダメージが通る・・・)」
爪'ー`)y‐「(勝ったな・・・)」
爪'ー`)y‐「バトルフェイズ!!」
('A`) 「待て!!!!」
爪'ー`)y‐「あァん・・・?」
('A`) 「メインフェイズ終了時・・・」
('A`) 「俺はこのカードの効果を発動する・・・!!」
爪'ー`)y‐「・・・・・・!?」
('A`) 「こいつは、2ターン前・・・俺がこのターンに託した希望・・・」
('A`) 「そして、ついさっきテメェに騙され、リタイアする事になった男が・・・」
('A`) 「俺を信じ・・・、俺に託してくれたカード・・・!!」
爪'ー`)y‐「易々と俺に騙され、ノコノコ自分からカモられにくるような間抜けな奴から貰ったカードが、一体何の役に立つって言うんだァ・・・?」
('A`) 「(力を借りるぜ・・・!!“名も無き友人”・・・!!)」
('A`) 「こいつは、手札から自身を墓地へ送ることにより効果を発動する・・・!!」
('A`) 「力を貸してくれ!!『エフェクト・ヴェーラー』!!!!」
..< _) , ´ ´ ヽ
(. , -‐ 、 / `ヽ / \
}. ( Y ,.:=- ... _ノ_, ー ´`ヽ ハ
/ /`Y-―- 、:.:.:.:.:.ノ l , ´ ` _ <
、 ヽ/:.:.:.:.rミ、:.:.ハ:.`ー:.、 ' l , ´ `ヽ `
\_ イ:.:.f `' 7ム } } ,ゝ、‐` / 〈 \ ヽ
ヽ -彳:.:ト _ くヒリYミー`ー' / / ノ ∨
>―― 、 ト 、ミ弋ゝ ハミ:.`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:―- 、 r .、 ∨ ハ
´ j .从> .`‐'ノ.:´>> 、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::`::.、 `ヽヽ ∨
/ ___ / r匕v‐ ´_ .イ `ヾ ` ー . ::::::::::::::::::::::::<ヽ \、 l
´ `>:´ r ´i!´ヽ/´ l .l }ー‐ァ'´ `` .::::::::::::::::::ヾ:、 ':. l :.
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.| |:.:l /ヽ \| ` !_l .l l r ´ lイ|::::| |:' . : ´
!. ヽヘ./:::::::::::`::、. イ l ノl L_ リ !:::! リ ,'
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:. !. ` <::::::::::::::`ヽ .Y:: ̄::`:Y
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∨ ` <::::ヽ.|::::::::::::,'
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l:::::::,'l
ト- '/
Lノ
《エフェクト・ヴェーラー/Effect Veiler》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードを手札から墓地へ送り、相手フィールド上に表側表示で存在する
効果モンスター1体を選択して発動する。
選択した相手モンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。
この効果は相手のメインフェイズ時のみ発動する事ができる。
,
f{.
|:ヘ
!:::::ヽ ,
/ ̄ ─- _ !::::::::::\ 〃
,. '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ:::::::::::::\ /:::!
,. '´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::〉/:::::|
_ - '´::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/イ:::::::::!
` ー───‐ァ'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'::::::::::::::j
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∨::::::::::::/::::::::::::;.< V:::::::://ヽ/ハ.Y::::::::::::/
∨::::::::::ヽ::::::::::代t:ュV:/ィヒフノ〃} ノ::::_,.-'´ 効果の対象は『偉大魔獣ガーゼット』だ!!
∨::::::::::ハ::::::::ハ り j'/:::≦zァ
∨:::::/ V::/:::ゝ、 r‐、 ,.ィ´::::_,.-'´ 『偉大魔獣ガーゼット』の効果はターン終了時まで無効となり・・・
∨/ <∨`丶、:`r  ̄/ !:/  ̄ ̄>
__V_,. -<`丶、.ノ ̄`´ ̄ ̄| ,.-'´ 効果が無効になった『偉大魔獣ガーゼット』の攻撃力は・・・
/ || \、 r'^=======く
/ o ,リ ヾ|〔o `ァ、 以降“0”となる・・・!!
ヾ、ィ/ } `===========《 ヽ
/ / |/ ヘ.V ', ヘV、 }
Y´ | ゝ` - 、_'.//イ 〉 ______マ777ト、
_ l | ` ー- 、i' | { V//ム.r v'|','
/ ヘ l | | :! i V/{ {. {/!:
′ ヘ. ノ ハ\ | │:i ,.Vハ ', V
', ヽ. 「 f' \ | | i ,. -=- 、./\'ー', ', '、
ゝ. ヽ! │ <ニ二 ヘ、 ! l/ ̄/77777ー┴ム. ` ノ }
` ー- ヽ.____ | / //丶.` イl| ////// / ,/
\ \__ `丶.! / //__||` '´|l.l. i/////! i、 /
/\ ``丶、 V i i └幵' |l.|‐-LLLLl」__j又  ̄´
_________,'_ノ ` ノ `丶、.} l l. l l |l |ミニ=─--―=彡‐┬──一
Y´ ,. '´ ̄ `丶、 l l l l |l ハ. l f⌒Y!
、 ヽ 丿 __,. ` ┴'--、. l_l. ハV ヘ. |.廴ノ.|
` 、 _ -z――‐イ _ ‐  ̄ >、 r'´ } /、 ハV ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ,. ‐ ´ _,.イ ,. '⌒ ー--‐'´ `ー、 ,.-',/ ハV ヽ
,. ‐ ´ _,. '´ /` ー'´\ _,. ‐ ´ ` ァー一 ´ / f ハV ヽ
ノ;'ー`)「クソ野郎がァ・・・」
爪'ー`)y‐「チッ・・・、ならば『偉大魔獣ガーゼット』の表示形式を守備表示へと変更するぜェ・・・」
爪'ー`)y‐「さて・・・、どうやらままごとはここまでになりそうだなァ・・・」
爪'ー`)y‐「お前は念を入れて殺してやるぜェ・・・ククク・・・」
爪'ー`)y‐「手札より『ダーク・リペアラー』を召喚だァ・・・」
《ダーク・リペアラー/Dark Tinker》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/悪魔族/攻1000/守1300
このカードが自分フィールド上から墓地へ送られた時、自分のデッキの一番上のカードを確認して自分のデッキの一番上または一番下に戻す。
('A`) 「チューナー・・・だと・・・!?」
爪'ー`)y‐「クク・・・、レベル4『再生ミイラ』にレベル2『ダーク・リペアラー』をチューニング・・・」
爪'ー`)y‐「爆炎纏いし拳は最強の矛となり、世に在る盾、なべてこれらを貫き通す・・・」
爪'ー`)y‐「我が要求は勝利のみ・・・」
爪'ー`)y‐「今こそ応えよ・・・!!『フレムベル・ウルキサス』!!」
《フレムベル・ウルキサス/Flamvell Uruquizas》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/炎族/攻2100/守 400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与える度に、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
('A`;)「(こいつ・・・、シンクロモンスターを持っていやがったのか・・・)」
爪'ー`)y‐「さぁ、改めてバトルフェイズといこうかァ・・・」
爪'ー`)y‐「『フレムベル・ウルキサス』で『アルカナフォース0−THE FOOL』に攻撃だァ!!」
('A`) 「だが、こいつは戦闘では破壊されない・・・!!」
爪'ー`)y‐「んなこたァ・・・知ってる・・・」
爪'ー`)y‐「コイツは貫通能力を持ってんだよォ・・・」
('A`;)「何・・・!?」
爪'ー`)y‐「さぁ・・・、差分2100pのダメージを受けるんだなァ・・・!!」
爪'ー`)y‐「メテオ・ウェーブ!!」
('A`;)「グァああああァっァああああぁっぁぁあああ!!!!」
('A`) :LP2400→300
爪'ー`)y‐「そしてコイツは、相手に戦闘ダメージを与える度に攻撃力が上がる・・・」
『フレムベル・ウルキサス』ATK2100→2400
爪'ー`)y‐「俺はそのままターンエンドだァ・・・」
爪'ー`)y‐:LP:7600 手札:1
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「がーぜっと/DEF0」 2「フレムベル・ウルキサス/ATK2400」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「メテオ・ストライク」3「」4「」5「」
('A`) 「俺のターン・・・、ドロー!!!!」
('A`) 「ああそうだ・・・」
('A`) 「良い事教えてやるよ」
爪'ー`)y‐「・・・・・・?」
('A`) 「お前はもう、次のターンの攻撃について算段を立てる必要は無い・・・」
爪'ー`)y‐「あァ・・・?」
('A`) 「このターンで終わらせてやるからな・・・」
('A`) 「感謝するんだな」
ノ#'ー`)y‐「・・・・・・」
('A`) 「俺は、フィールド上の伏せモンスターを反転召喚する!!」
('A`) 「『不意打ち又佐』・・・参上!!」
《不意打ち又佐/Mataza the Zapper》 †
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 800
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
このカードは表側表示でフィールド上に存在する限り、コントロールを変更する事はできない。
('A`) 「さらに、『アルカナフォース0−THE FOOL』を攻撃表示に変更する・・・」
爪'ー`)y‐「(攻撃力が“0”のモンスターを攻撃表示・・・だと・・・!?)」
('A`) 「そして、手札よりこのモンスターを召喚する・・・」
('A`) 「『セカンド・ブースター』!!」
《セカンド・ブースター/Second Booster》 †
効果モンスター
星3/炎属性/機械族/攻1000/守 500
このカードをリリースし、自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は、エンドフェイズ時まで1500ポイントアップする。
('A`) 「『セカンド・ブースター』をリリースする事で、自身の効果を発動・・・!!」
('A`) 「対象は『不意打ち又佐』だ!!」
('A`) 「さらにその効果にチェーンし・・・、速攻魔法『突進』を発動!!」
《突進/Rush Recklessly》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力はエンドフェイズ時まで700ポイントアップする。
('A`) 「対象は『アルカナフォース0−THE FOOL』だ」
ノ;'ー`)「(チッ・・・、やはり強化してきたか・・・)」
('A`) 「まだまだァ・・・!!」
('A`) 「さらに『突進』にチェーンし・・・、『ダブル・サイクロン』を発動!!」
《ダブル・サイクロン/Double Cyclone》 †
速攻魔法
自分フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚と、相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して発動する。
選択したカードを破壊する。
('A`) 「対象は、そちらの『メテオ・ストライク』とこちらの『突進』だ・・・!!」
爪'ー`)y‐「(もはや意味の無い『メテオ・ストライク』なんか破壊してどうするつもりだァ・・・?)」
('A`) 「まだまだまだまだァ・・・!!」
('A`) 「さらにチェーンし、速攻魔法『奇跡の蘇生』を発動!!」
《奇跡の蘇生(ミラクル・リボーン)/Miraculous Rebirth》 †
速攻魔法
チェーン4以降に発動する事ができる。
墓地からモンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、このカードは発動できない。
('A`) 「俺が選択するのは・・・」
('A`) 「貴様の墓地に眠る『闇より出でし絶望』だ・・・!!」
ノ;'ー`)「・・・・・・」
('A`) 「さぁ、逆順処理だ・・・」
('A`) 「チェーン4『奇跡の蘇生』の効果により、墓地の『闇より出でし絶望』を蘇生!!」
('A`) 「『闇より出でし絶望』よ・・・顕現せよ!!」
『闇より出でし絶望』ATK2800
爪'ー`)y‐「クッ・・・・・・」
('A`) 「さらに、チェーン3『ダブル・サイクロン』の効果により、フィールド上の『メテオ・ストライク』と『突進』を破壊する!!」
爪'ー`)y‐「・・・・・・」
('A`) 「続いて、チェーン2『突進』の効果により『アルカナフォース0−THE FOOL』の攻撃力は700pアップする・・・!!」
『アルカナフォース0−THE FOOL』ATK0→ATK700
('A`) 「そして・・・、『セカンド・ブースター』の効果により『不意打ち又佐』の攻撃力は1500p上昇する!!」
『不意打ち又佐』ATK1300→2800
ノ;'ー`)「(チィッ・・・)」
爪'ー`)y‐「(奴の場には、『不意打ち又佐』、『THE FOOL』、『闇より出でし絶望』の3体・・・)」
爪'ー`)y‐「(俺の場には、守備表示の『偉大魔獣ガーゼット』と攻撃力2400の『フレムベル・ウルキサス』・・・)」
爪'ー`)y‐「(そしてライフはまだ7600p残ってる・・・)」
爪'ー`)y‐「(全ての攻撃を喰らっても、このターンは生き残れるな・・・)」
爪'ー`)y‐「・・・・・・」
('A`) 「俺は・・・、手札に残った最後のカードを発動する・・・」
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\:`ー-ヽ:::::::;r、::l. 丈{J:}` \:: :万 /}ヽ::: :/ヽ::::::.: !
`ニ=-::::::〈 ハV _,.  ̄` ゞ ̄ {' V:/ ヽ:::.:|
 ̄``丶、::::::`>'´ | rニニ} ノ V ∨:! 俺が戦ってきた者達・・・
>'´ |、 {‐-、_{ / V 俺を助けてくれた者達・・・
__ヽ. |_`丶.` ̄ イ``ー--、__
,r'´ヽ `丶、 L ̄ ̄`´ ̄! /
/ ヽ  ̄ ̄/―‐!、 /
/ ヽ 〈 ,.-、 ヽ. <`丶、. そいつらの願いも・・・・
/ ', />'´ 丶 ヽ.``ー┴-、_ 力も・・・
〈 '. f´/ ヽ /ヽ / 希望も・・・
/ } / ,_| 〉 ', /
/ // /{ノ / ', /
/ /,イ{ ヽ、 / '. !.
/ ,. '´{ '、 `丶<.! /!| '. 全て俺が受け継ぐ・・・!!
/ ,.-'´ '、 \. ,.-'´| {| '.
/ ,.-'´ \ >'´ ! || ',
f -‐'´ >く. | |! /7ァ、
| ,.-'´ )/ | | / \__ 勿論お前もだ!!
| ,.-'´ 〉′ | / | ,/ `丶、
丶. ,.-'´ く |/ ト、 /
` ー─‐'´ /ヽ. /′_ 〉ヽ〈
/ / ̄| | ̄ ̄ ̄ |、ヽ.丶、
('A`) 「魔法カード『受け継がれる力』を発動・・・!!」
《受け継がれる力/Gift of the Martyr》 †
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送る。
自分フィールド上のモンスター1体を選択する。
選択したモンスター1体の攻撃力は、発動ターンのエンドフェイズまで墓地に送ったモンスターカードの攻撃力分アップする。
('A`) 「場の『闇より出でし絶望』をリリースし―」
('A`) 「『不意打ち又佐』の攻撃力を『闇より出でし絶望』の攻撃力分アップ!!」
『不意打ち又佐』ATK2800→5600
爪'ー`)y‐「攻撃力5600の2回攻撃能力持ちモンスター・・・だと・・・!?」
ノ;'ー`)「・・・・・・」
('A`) 「終わりだな」
爪'ー`)y‐「・・・・・・」
('A`) 「・・・・・・」
爪'ー`)y‐「一つ・・・、質問をさせてくれ・・・」
爪'ー`)y‐「お前は・・・、何故俺に闘いを挑んできた・・・?」
爪'ー`)y‐「俺にまんまと騙されたあの間抜けな男のダチか・・・?」
爪'ー`)y‐「仇討ちってかァ・・・?」
('A`) 「さぁ・・・、アイツとは言葉を交わしたことすら無いさ・・・」
爪'ー`)y‐「じゃあ・・・何故・・・?」
爪'ー`)y‐「単純に相手として俺を狙ってた訳じゃないだろう・・・?」
('A`) 「言ってもお前には分からんさ・・・」
爪'ー`)y‐「お前はさっきもそう言ってきたなァ・・・おい」
('A`) 「俺は、あの壁に書いてあったトレードに乗ったんだ・・・」
爪'ー`)y‐「・・・・・・!!」
爪'ー`)y‐「クックックッ・・・」
爪'ー`)y‐「何だァ・・・?お前も間抜けかァ・・・?」
('A`) 「ああ、そうかもな・・・」
('A`) 「当然俺は相手の事なんか信用してなかった・・・」
('A`) 「バトルロワイヤルなんて・・・、自分以外の全員が敵になってもおかしくないような状況で、人を信用しろって方が無理な話だ・・・」
('A`) 「だから、賭けのつもりだったんだ・・・」
('A`) 「相手がちゃんとトレードしてくれたならラッキーだと思う程度の・・・」
('A`) 「だが、相手はそんな俺の賭けに応えてくれた・・・」
('A`) 「お前みたいに決闘目的で騙す奴がいる事だって考えられるのに・・・」
('A`) 「俺を信じて・・・、自分の姿を晒してまでトレードを果たしてくれた・・・」
('A`) 「俺は一切アイツの事を信じてやれなかったのに・・・」
('A`) 「だから・・・、コレはその償いと礼なんだよ・・・」
('A`) 「俺なりのな・・・」
爪'ー`)y‐「フン・・・、やっぱりテメェも間抜けじゃねェかァ・・・」
('A`) 「悪かったな」
爪'ー`)y‐「だが・・・、お前みたいな奴は嫌いじゃねェ・・・」
爪'ー`)y‐「心底理解出来ない性格をしている事は確かだがなァ・・・」
('A`) 「そうか・・・」
爪'ー`)y‐「デュエル中に下らない質問しちまって悪かったなァ・・・」
爪'ー`)y‐「さァ・・・続けるといい・・・」
('A`) 「ああ、お前を倒して俺は生き残る」
爪'ー`)y‐「クックッ・・・」
('A`) 「バトルフェイズ・・・!!」
('A`) 「『アルカナフォース0−THE FOOL』ATK700で『偉大魔獣ガーゼット』DEF0を撃破・・・!!」
('A`) 「トドメだ・・・」
爪'ー`)y‐「・・・・・・」
('A`) 「『不意打ち又佐』ATK5600でニレンダァ!!」
『不意打ち又佐』ATK5600 VS 『フレムベル・ウルキサス』ATK2400
『不意打ち又佐』ATK5600 VS 爪'ー`)y‐:LP4400
爪'ー`)y‐「グッ・・・ガハッ・・・」
爪'ー`)y‐:LP4400→0 ピーッ
爪'ー`)y‐「・・・・・・」
ドサッ・・・
('A`) 「・・・・・・」
('A`) 「お前も・・・、俺が必ず救ってやる・・・!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うつ伏せに倒れたフォックスの身体を仰向けに直した。
そして、デュエルディスクからデッキを取り出し眺める・・・
('A`) 「(何だかんだこいつも・・・、ここまで苦労して来たんだよな・・・)」
('A`) 「(力を貸してもらうぜ・・・フォックス・・・)」
自分のサイドデッキと見比べつつ、必要なカードを加えていく・・・
少しの間、集中してカードを吟味していると、そいつらは突然現れた―
ザッ・・・
真後ろから足音がしたかと思うと、大きな影が俺の影を覆った。
振り返ると、そこには黒服の男達が4人程立っていた・・・
思いがけない出来事に発すべき言葉が思い付かずにいると、一番近くに立っていた黒服の男が徐に口を開いた・・・
( ´_ゝ`)「彼の身体を回収に参りました。彼の側から離れて下さい。」
('A`;)「なッ・・・!?回・・・収・・・!?」
( ´_ゝ`)「そうです。理解して頂けましたら、直ちにそこを退いてください。」
('A`;)「まっ・・・、ちょ・・・、ちょっと待ってくれ・・・」
('A`;)「今、そいつに決闘で勝って、カードを選んでるところなんだ・・・」
( ´_ゝ`)「認められません。すぐにそこを退いてください。」
('A`;)「いくらなんでも急過ぎる・・・!!」
( ´_ゝ`)「こちらの指示に従って頂けない場合は、その場で失格とさせて頂きます。」
('A`;)「なッ・・・」
( ´_ゝ`)「ご理解頂けましたら、至急そこから離れてください。」
('A`;)「ク・・・」
( ´_ゝ`)「ご協力感謝します。」
俺がフォックスの倒れているところから離れると、黒服の男達が二人がかりでフォックスの身体を持ち上げた。
そして男達は辺りをひと通り見回すと、先程話しかけてきた男がフォックスの身体を抱えた二人を先導するように歩き出し、残りの一人が後方観察をしながらその後を追った・・・
('A`;)「待て・・・ッ!!」
('A`;)「そいつを・・・、何処へ連れていくんだ・・・!?」
('A`) 「お前たちは一体何者なんだ・・・!?」
('A`) 「目的は何なんだ!!」
咄嗟に叫んでいた。
しかし、返事は無かった・・・
代わりに、一番後ろを歩いていた男が黙ってこちらに向かって振り向いた。
黒いサングラスをしたその眼差しが、果たして俺の方を向いていたのかは定かではなかった。
だがそれは、“絶対についてくるな”と俺に念を押しているように思えた・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
黒服の男達が立ち去った後、俺はすぐに理科棟に戻った。
化学準備室に着いたところで、すぐに椅子に腰掛けた。
いや、もはや身体を投げ出したという表現の方が近かった・・・
そのくらい身体に疲れが溜まっていた。
今日は色々な事が有り過ぎた・・・
暫くの間、手に入れたカードを眺めつつ、デッキの調整を試みようと思ったが―
気がついた時には、重たい瞼に従う様に眠りの底の落ちていた・・・
結局、その日の夜中に誰かの悲鳴が宵闇に反響したのかどうかは分からなかった。
そして、望むと望まざるに関わらず、次の日はやって来る―
to be continued…