- 987 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 20:35:12 ID:ySnd4MNQ0
- 【7月25日】
('A`)「…………」
今の俺は頭を抱えている
目の前には二つの選択肢……
俺はどちらか一方を選んで、もう片方は切り捨てないといけない――
('A`)「ビアンカとフローラ……どちらを取るか……」
それはまさに究極の選択だった……
('A`)「…………」
('A`)「ふむ……」
しばらくの思考の末、俺は決定ボタンをゆっくりと押し込んだ――
- 988 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 20:44:00 ID:ySnd4MNQ0
- 『ありがとう ドクオ。また 一緒に 旅が できるね!』
画面に流れるセリフ、それを目にした俺は――
('A`)(よかった、俺の選択は間違ってなかったんだな……)
ホッと安堵の溜息をついた……
ところで今の俺は何をしているのかというと、前から溜めこんでいたゲームを消化していたのだった
('A`)「…………」
そういえばここ数日は家にずっと一人で引きこもってて誰ともまともに接してなかったなあ……
果たしてこれでいいのだろうか?
目の前に有り余る自由を無駄に使っていないだろうか?
- 989 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 20:45:57 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「…………」
俺は――
1、無駄じゃない
2、とりあえず外に出よう
3、自由安価
安価>>991
- 991 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 20:48:24 ID:0a4GWRhM0
- 3、やべぇ宿題やってねぇ
- 992 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 20:58:38 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「…………」
(;'A`)「あ」
おい、待てよ……
自由が云々以前に俺は――
(;'A`)「やべぇ宿題やってねぇ」
すっかり忘れていた……
本来、自由は義務の上によって成り立っているもの、それを忘れてはいけない
人間は社会という枠組みの中で生きているのだから……
まあ、簡単に言えば――
(;'A`)「いつまでも遊んでばっかりは、いられないか……」
来年からは俺も受験生なんだ
だから、気合を入れないと……
- 993 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 21:02:15 ID:ySnd4MNQ0
- (;'A`)「さて、どうしようか?」
1、おとなしく机に向かう
2、ギリギリまで先延ばし!
4、自由安価
安価>>995
- 995 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 21:19:30 ID:m3hEhrTg0
- 4、その前に、ちょっと抜いとこう…
- 997 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 21:26:16 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「その前に、ちょっと抜いとこう…」
恐らくさっきのゲームのヒロインを思い出したのだろう
急にムラムラしてきた
この状況ではまともに勉強など出来やしないだろう……
('A`)「そうと決まれば……」
やると決めたら即行動がモットーの俺には迷いなど一切存在しなかった
そして、脇に置いてあるティッシュケースへとゆっくりと手を伸ばした――
- 3 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 21:45:02 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「…………」
そして、ベルトに手をかける俺……
そういうわけだが、ネタはどうしよう?
('A`)「さて……」
1、さっきのゲームのヒロイン
2、トソンさん
3、じぃさん
4、ミセリ
5、自由安価
安価>>4
- 4 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 21:45:55 ID:/bs9QqNw0
- 5、渡辺
- 8 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 21:55:20 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「渡辺……」
いつの日か触れたあの埋もれるような胸の感触……
あれは例えるものがないほどに柔らかかった、そして――
(*'A`)「気持ちよかったナア……」
(*'A`)「…………」
('A`)そ「……おっと!」
いかんいかん!
思わず別世界へ飛んで行ってしまうところだった……
気を取り直して――
('A`)「さあ、行くぞ!」
そして、俺はズボンを一気に下ろそうとした――
- 10 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 22:09:23 ID:ySnd4MNQ0
- だが、その時――
从*^ー^从「ふぇぇ、どっくん〜〜〜!」
(;゚A゚)「い”ッ!?」
ドアの開け放たれる音とともに渡辺が部屋に入ってきた……!
俺は焦ってしまって思わずその場にうずくまってしまったが……
从'ー'从「あれ、前かがみになってるけどどうしたのぉ?」
(;'A`)「な、なんでもない……」
从''从「……ふぇぇ、それってわたしに話せないようなことぉ?」
不貞腐れ顔の渡辺……
だが、俺にもプライドがある
だからどうしても俺は話すわけにはいかないんだよ!
(;'A`)「いや、本当になんでもないって……」
やっぱり悪いことは考えるもんじゃないな……
今みたいにロクなことになりゃしない
俺はやること為すこと全てが裏目に出るからな……
- 11 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 22:33:27 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「で、どうしたんだよ……俺に何か用事でもあるんだろ?」
从*'ー'从「うんっ!そのことなんだけどぉ……」
どうやら自家発電から話を逸らすことに成功したようだ……
これで一安心だな!
そして、俺の言葉を耳にした渡辺は嬉しそうに話し始めた――
从'ー'从「えっと、実はねぇ、今からみんなで勉強会をしようと思ってるんだけどぉ……」
ちなみにこいつの言う『みんな』というのは恐らくいつもの幼馴染連中のことなのだろうけど……
('A`)「なるほど、それで宿題は早めに片付けるというわけか……」
从'ー'从「うん、夏休みはやっぱりのびのびとした気分で過ごしたいからぁ」
('A`)「ふーん……?」
普段はポンコツのこいつもこういうところは意外とちゃんとしている
まあ、根が真面目なのだろう
- 12 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 22:42:34 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「それで、場所はどうすんだ?」
从*^ー^从「えへへぇ、それはもちろんどっくんの部屋ですっ♪」
(;'A`)「やっぱり……」
ある程度は予想してたけど……
集合場所は俺の部屋、というのは俺たちの間では昔からの決定事項だった
从*'ー'从「そういうわけだから、わたし準備してくるねぇ〜!」
('A`)「あ、おい!」
必要なことを伝えるとすぐに渡辺は駆け足で行ってしまった
相変わらず落ち着きのないやつ……
- 13 名前:名も無きAAのようです :2013/11/13(水) 22:48:04 ID:ySnd4MNQ0
- ('A`)「ふう……」
まあ、一度決まってしまったことは仕方がない……
俺も準備を始めるとするか
('A`)「さて、どうしようか?」
1、ドアの隙間に黒板消しをセット
2、準備なんて俺には必要ない
3、トソンさんたちを誘う
4、自由安価 (BAD END)
安価>>15
- 39 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 01:22:24 ID:hSCip01k0
- ('A`)「ふう……」
まあ、一度決まってしまったことは仕方がない……
俺も準備を始めるとするか
('A`)「さて、どうしようか?」
1、ドアの隙間に黒板消しをセット
2、準備なんて俺には必要ない
3、トソンさんたちを誘う
4、自由安価
安価>>41
- 41 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 01:24:06 ID:hEiBe.eQ0
- 3
- 42 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 01:41:17 ID:hSCip01k0
- ('A`)「よし!」
せっかくだからトソンさんたちも誘ってみることにしよう!
この機会にもっと親睦を深めてみるのもいいだろう
('A`)「さて、と……」
そうと決まればすぐに俺は携帯電話の連絡先を開こうとした――
(;'A`)「あ」
だが、俺はある一つのことを失念していた……
それは――
(;'A`)「電話番号、しらねえ……」
トソンさん、じぃさん、ミセリ……
その中の内の一人も俺は番号を知らなかったのだった……
- 43 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 01:49:59 ID:hSCip01k0
- (;'A`)「万事休す……か」
俺は――
1、直接家に迎えに行く
2、ミセリのバイト先を覗いてみる
3、フサギコに頼る
4、やっぱり誘うのはやめる
5、自由安価
安価>>45
- 45 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 01:56:21 ID:LSKHzf6k0
- 5、4の後姫を誘う
- 46 名前:名も無きAAのようです :2013/11/14(木) 02:09:47 ID:hSCip01k0
- ('A`)「そうだ、姫を誘ってみよう!」
学年トップの成績を誇るその頭脳……
理想としては姫に勉強を見てもらえるのがベストだ!
それに――
(*'A`)「単純に姫と一緒にいたい……」
そんな底なしの下心が俺の中にはあった
('A`)「成功するかどうかは分からないけど……」
やってみる価値はある!
そんな期待と不安が入り混じる複雑な心境で俺は着信ボタンへと指を伸ばしていった――
- 52 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 22:08:26 ID:8lENbCVo0
- ('A`)「…………」
ぷるるる……
ぷるるる……
そんな単調なコール音がしばらくの間繰り返される
そして――
『もしもし……今、寝起きなんだけど……』
(;'A`)「げ」
スピーカーから姫のくぐもったような声が聞こえてくる
もしかすると、ちょっと機嫌が悪いのだろうか?
(;'A`)「あ、あの〜……」
怒らせたら後々面倒なことになるだろう……
そんな俺の口からついて出た言葉は思わず弱弱しいものになってしまった
- 53 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 22:14:54 ID:8lENbCVo0
- 『いたずら電話……?いいかげんに、してよぉ……』
(;'A`)「あ」
これはマズイ……!
このままでは切られてしまう……!
(;'A`)「さて、どうしようか?」
俺は――
1、流されるがままに……
2、自分から切る
3、大声で制止する
4、自由安価
安価>>55
- 55 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 22:20:33 ID:4GpPLQMU0
- 3
- 58 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 22:34:24 ID:8lENbCVo0
- (;'A`)「ま、待って!!姫!!俺ッ!!俺だよ!!」
『…………』
『……ドクオくん?なんだって、こんな時間にふわぁ……』
(;'A`)「…………」
姫が言葉の途中に大きなあくびを挟んでいる
ひょっとして昨日は夜遅くに眠ったのだろうか?
だとしたら、ちょっと悪いことしちゃったかなあ……
『何かしら?用事なら早くしなさい……』
(;'A`)「う、うん……」
この調子じゃ、今日は無理そうかもなあ……
まあ、頼むだけ頼んでみるか
100%ダメだとまだ決まったわけではないし……
- 59 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 22:53:30 ID:8lENbCVo0
- だが――
『嫌よ』
俺の期待とは裏腹にバッサリと一刀両断にされてしまった……
(;'A`)「そ、そこをなんとか〜……」
それでも俺は諦めずにそんな姫に対して必死に説得を試みたが――
『はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜……』
返ってきたのは長い溜め息だった……
まるでうんざりしているとでも言いたげだ
『いい?考えてもみなさい』
『そもそもなんで私が他人のために動かないといけないのよ』
(;'A`)「そ、それは……」
『それに自分の面倒ぐらい自分で見なさい 人をアテしてばっかりで情けないと思わないの?』
(;'A`)「うっ!」
悔しいけどこれじゃあ何も言い返せない……
- 60 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 23:00:45 ID:8lENbCVo0
- 『用事はそれだけね?じゃあ、切るわよ?』
(;'A`)「…………」
俺が何も言わずに黙り込んでいると姫は今にも通話を終了させようとしている
俺は――
1、うん、わかった
2、姫のわからずや
3、トソンさんの電話番号を知らないか聞いてみる
4、自由安価
安価>>62
- 62 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 23:11:13 ID:WeYJJMq60
- 4、今度、一緒にご飯でも行かないか?
- 63 名前:名も無きAAのようです :2013/11/15(金) 23:24:41 ID:8lENbCVo0
- ('A`)「今度、一緒にご飯でも行かないk……
('A`)「あ」
ぶつっ……
そんな乾いた音ともに電話は切れた
流石は姫
俺がまだ話の最中だというのに容赦なく切りやがった……
('A`)「…………」
('A`)「はああああああああああ……」
('A`)「これから、どうしようか?」
このまま考えても埒が明きそうにない
とりあえず俺は重い腰を持ち上げて部屋から出ることにした
- 71 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 22:06:23 ID:9WBMPst20
- 俺が部屋のドアを開けるとそこには――
_
( ゚∀゚)「よう!」
('A`)「お前ら、もう来たのかよ……」
幼馴染連中の姿があった
ミ,,゚Д゚彡「なんだよ、俺らが来たら困るようなことでもしてたのかよ」
(;'A`)「え?してない!してないぞ!俺は!」
ミ,,*゚Д゚彡「…………」
ミ,,*゚Д゚彡「あら、冗談で言ったつもりがひょっとして当たりを引いちゃった?」
そんな俺の慌てようにフサギコはいやらしく口元を歪めている
(;'A`)「あ」
しまった……
思わぬところでボロを出してしまった……
フサギコに馬鹿にされるのだけは死んでも嫌だ
こうなったら――
- 72 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 22:18:05 ID:9WBMPst20
- (;'A`)「と、とにかく中に入れ!さっさと入れ!ほらほら!」
とりあえずこいつらを部屋の中に入れて、さっさと勉強を始めてしまおう
そうすれば自然と話題も別のものに移るに違いない
そんなわけで俺は近くにあった渡辺の腕を思いっきり引っ張る……!
从;'ー'从「ふぇぇ、痛いよぉ!どっくん急に引っ張らないでよぉ……」
突然の俺の行動に渡辺が情けない声で非難してくるが――
(;'A`)「う、うるさい!」
これも俺の名誉のためだ
許せ!
- 75 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 22:32:14 ID:9WBMPst20
- _
( ゚∀゚)「それで、まずは何から始めるんだ?」
('A`)「ふむ……」
床の上を覆い尽くすように広げられた夏休みの宿題の数々……
これを効率よく消化するには果たしてどうすればいいのだろうか?
俺たちがそうやって手を焼いていると――
ミ,,゚Д゚彡「…………」
ミ,,゚Д゚彡「あのさあ、俺にいい案があるんだけどさあ……」
('A`)「お……?」
フサギコが自分から提案をしてくるなんて珍しい
参考になるかどうかは分からないがとりあえず聞いてみることにしようか?
('A`)「いいぜ、言ってみろよ」
ミ,,゚Д゚彡「おう!」
その言葉を合図にしてフサギコはその案とやらについて話し始めた
- 76 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 22:50:24 ID:9WBMPst20
- ミ,,゚Д゚彡「とりあえず、まずは見て実感して欲しい!このおびただしい数のテキストを!」
ミ,,゚Д゚彡「お分かりいただけただろうか?この宿題の量……正攻法では時間がかかってしょうがない」
ミ,,゚Д゚彡「俺たちはせっかくこうして四人集まっているんだ!だからこそ!そこを有効に活用しようじゃないか!」
ミ,,゚Д゚彡「そう!今の俺たちに必要なもの、それは!」
ミ,,゚Д゚彡「それは!!」
ミ,,#゚Д゚彡「チ ー ム ワ ー ク だ あ ッ !!」
そういってフサギコは大きく手を広げる……!
こいつは一つ一つの動作がいちいち大袈裟すぎるんだよ……
('A`)「で、お前は何が言いたいんだよ」
ミ,,゚Д゚彡「……ったく、そう焦んなよ じゃあ、ざっとで説明するぜ?」
- 77 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 22:58:31 ID:9WBMPst20
- ミ,,゚Д゚彡「まずは各自担当する教科を決めるんだ」
ミ,,゚Д゚彡「そして、テキストをある程度解けたらお互いの答えを写しあう」
ミ,,゚Д゚彡「これで終了だ!」
ミ,,-Д゚彡b「どうだ?至ってシンプルで完璧な作戦だろ?」
フサギコが親指をこちらに向かってグッと突き立ててくる
白く輝く歯がまぶしい……
('A`)「なるほど」
残念なことにテキストの答えはまだ配布されていない……
そのことを考えると結構いいアイディアかもしれない
正直初めの方は全く期待していなかったが、中々に頭がキレるじゃないか
- 78 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 23:01:12 ID:9WBMPst20
- ('A`)「さて、どうしようか?」
俺は――
1、採用する
2、却下する
3、そんなことより腹ごしらえ
4、自由安価
安価>>80
- 80 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 23:06:17 ID:YYX2UpVs0
- 1
- 81 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 23:20:11 ID:9WBMPst20
- ('A`)b「採用!!」
ミ,,*゚Д゚彡「よしきた!」
('A`)「……というわけだ、早速各自作業に取り掛かれ!」
ミ,,*゚Д゚彡「アイアイサー!じゃあ、俺は国語!」
从'ー'从「ふぇぇ?」
一部作戦の内容が把握出来ていないメンバーがいるが、多分大丈夫だろう
そして、俺たちはすぐさま作業に取り掛かろうとしたが――
_
( -∀-)「ちょっと待て」
ジョルジュが横から口を挟んできた
_
( -∀-)「たしか、全部で五教科だったよな?そして、俺たちは四人……」
_
( -∀゚)「本音を言えば……もう一人メンバーが欲しいところなんだよな」
(;'A`)「…………」
(;'A`)「言われてみればたしかに……」
それも一理ある
どうせなら全教科片付けておきたいが……
- 83 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 23:29:35 ID:9WBMPst20
- ミ,,;゚Д゚彡「……つってもよお、ツンさんやクーちゃんは学年が違うから……」
_
( -∀-)「テキストの内容が全然違うワケだ」
(;'A`)(姫には今朝電話で断られたしなあ……)
ミ,,;゚Д゚彡「…………」
_
( -∀-)「…………」
(;'A`)「…………」
从'ー'从「あれれ〜、みんなどうしたの〜?」
俺たちはしばらくの間黙り込む……
そして、痺れを切らしたようにジョルジュが口を開いた
- 84 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 23:37:46 ID:9WBMPst20
- _
( -∀-)「これからどうするかはドクオが決めろ 俺たちは別になんでも構わねえ」
(;'A`)「えっ?おい!」
何故か知らないが指揮権が俺に委ねられた
多分俺が決めないとこの膠着状態は続いたままなのだろう
ここは観念して腹をきめるしかない……
(;'A`)(さて、どうしようか?)
1、余った教科はまた後日
2、ペニサス先生に勉強を見てもらおう
3、トソンさんの家に行く
4、自由安価
安価>>86
- 86 名前:名も無きAAのようです :2013/11/16(土) 23:41:07 ID:umwhfZcM0
- 3
- 91 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 00:06:45 ID:wTlGhg0.0
- ('A`)「トソンさんなんてどうだ?」
_
( -∀-)「ま、それが妥当か……他に頼れそうなやつはいないしな」
ミ,,゚Д゚彡「……んじゃあ、これからどうするよ?」
('A`)「そうだな、まずは……」
俺は顎に当てている手を一旦離して――
('A`)「トソンさんの家にレッツゴー!」
上にグッと掲げてガッツポーズの姿勢をとった……!
そして――
('A`)「なにしてんだ、渡辺?さっさと行くぞ」
从'ー'从「あ……」
从'ー'从「う、うんっ!」
ボケーっと突っ立っている渡辺を連れて行くことも忘れない
- 94 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 00:28:45 ID:wTlGhg0.0
- ▼#・ェ・▼「キャウンキャウンッ!!」
今の俺たちの目の前にはいつかの番犬たちがいた
まるでこちらに向かって今にも噛みつきそうな程の気迫だ
まあ、鉄格子に邪魔されているので実際はどうすることもできないのだが……
从;ー;从「ふぇぇ、どっくん!この子怒ってるよぉ!」
(;'A`)「お、おう……」
渡辺は相当に怖いのだろうか?
涙目で俺のシャツの裾を握りしめてくる
だが、その時――
ミ,,゚Д゚彡「おうおう、今日も相変わらず威勢がいいじゃねえか」
フサギコが鉄格子の間をくぐって、ゆっくりと番犬たちに向かって手を差し伸べる――
- 95 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 00:40:54 ID:wTlGhg0.0
- (;'A`)「ば、馬鹿ッ!!噛みつかれるぞ!!」
こいつはこの前に散々追い回されたのにまだ懲りていないのか?
俺はすぐにでもフサギコの手を引こうとしたが――
ミ,, Д 彡「邪魔をするなっ!」
(;'A`)そ
それは鋭い一声によって直前で引き止められることになった
ミ,, Д 彡「いいか?よく見てみろ」
ミ,, Д 彡「こいつらは面が怖いだけで性根は優しいやつらなんだよ その証拠にほら……」
从'ー'从「あ……」
言われたとおりに俺たちがフサギコの手に目を向けると――
- 96 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 00:52:09 ID:wTlGhg0.0
- ▼・ェ・▼「すんすん……」
フサギコの手の平に向かって鼻をひくつかせる番犬たち……
そして――
▼*・ェ・▼「く〜〜〜〜〜ん♪」
味方として認識したのだろうか?
すぐにペロペロと舌で舐め始めた
_
( -∀-)「こいつはたまげたぜ……お前いつの間にこの番犬たちを手名づけてたんだよ」
その様子にはいつもは冷静なジョルジュも思わず驚嘆するほどだった
ミ,,゚Д゚彡「まあ、色々あったんだよ……それよりも」
ミ,,゚Д゚彡「これで俺たちは問題なく先に進めるだろ?」
('A`)「まあ、そうだけど……」
……いまいち納得がいかないのはどうしてだ?
- 107 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 20:59:08 ID:r1QBdkV60
- ('A`)「…………」
('A`)「あ」
その違和感の正体に俺はすぐに気がついた
そして、番犬たちとじゃれ合ってるフサギコに向かって一言告げる――
('A`)「フサギコ」
ミ,,゚Д゚彡「え?」
('A`)「さっさとチャイム、押せよ」
ミ,,゚Д゚彡「…………」
ミ,,;゚Д゚彡「…………」
ミ,,;゚Д゚彡「そう、でした……」
こうして先ほどまでのフサギコの見せ場は一瞬にしてただの茶番へと変わった……
- 109 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 21:13:58 ID:r1QBdkV60
- チャイムを鳴らしてからしばらくすると――
爪゚ -゚) 「おや……?」
箒を片手に構えたじぃさんによって玄関の扉が開け放たれる
彼女の本業は屋敷のメイドさん……
もしかして今は掃除中だったのだろうか?
爪゚ -゚) 「……なんでしょうか?」
(;'A`)「あ、えっと……」
俺たちの顔を見るとすぐに迷惑そうだといった様子で顔をしかめた
じぃさんの辛辣な態度は毎度のことだが、思わず気おくれしてしまう
いい加減慣れようとは思うけどこれが中々に難しい……
- 110 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 21:20:05 ID:r1QBdkV60
- _
( -∀-)「ドクオ……モタモタしてねえでさっさと用件を言ってやれよ」
(;'A`)「お、おう……」
ジョルジュに背中を押されてしまった……
そうだよな、ここは提案者の俺がしっかりしないといけない
気を取り直して――
('A`)「あのー……」
1、トソンさんいますか?
2、掃除手伝いますよ!
3、やっぱなんでもないです……
4、自由安価
安価>>112
- 112 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 21:25:27 ID:0FaylSx.0
- 1
- 113 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 21:36:06 ID:r1QBdkV60
- ('A`)「トソンさんいますか?」
爪゚ -゚) 「…………」
爪゚ -゚) 「お嬢様はただ今外出の最中ですので……」
(;'A`)「え、そうなんですか?」
マジかよ……
これじゃあ……ただの骨折り損じゃないか
(;'A`)「…………」
ミ,,;゚Д゚彡「戻るかあ……」
そして、俺たちが諦めて帰路に着こうとしたその時――
- 114 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 21:46:02 ID:r1QBdkV60
- (゚、゚トソン「……あれ?」
(゚、゚トソン「……ドクオ、さん?」
ドアの隙間からトソンさんの顔が覗いた
(;'A`)「あれ?トソンさんどうして……」
今、外に出かけてるはずじゃ……
俺が予想外の展開に戸惑っていると――
(-、-トソン「…………」
(-、-トソン「……じぃ?」
トソンさんがいつもよりちょっと低めの声でじぃさんを呼ぶ
そして――
(-、-トソン「……嘘はめっです」
爪;゚ -゚) 「う!」
じぃさんが珍しくバツの悪そうな顔をしている
じぃさんのあんな顔、初めて見たぞ
- 117 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 21:57:34 ID:r1QBdkV60
- ('A`)「あ」
今はそんなことよりも――
(;'A`)「嘘、だったんですか……」
どうしてそんなことを……
トソンさんが来なかったら俺たちはみすみす帰るはめになったんだぞ
だが――
爪゚ -゚) 「…………」
爪゚ -゚) 「私はこれで失礼致します」
じぃさんは小さく礼をしてその場から急いで去って行った
謝罪の言葉一つも無しで……
('A`)「…………」
('A`)「なんだってんだよ……」
俺には理解できなかった
- 118 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 22:19:54 ID:r1QBdkV60
- (゚、゚トソン「…………」
(゚、゚トソン「……それで、今日はどうして私の家に?」
('A`)「あ」
そういえばトソンさんには事情を説明してなかったな
まあ、いきなり押しかけてきたらびっくりするか
('A`)「いや、夏休みの宿題をみんなでやるからトソンさんも一緒にどうかなって……」
俺がそんな風に説明をすると――
(゚、゚トソン「しゅく、だい……?」
( 、 トソン「……あ」
( 、 トソン「そう、ですよね……」
トソンさんの顔がみるみるうちに青ざめていく……
これはもしかして――
('A`)(宿題、全然やってないのか?)
真面目そうなトソンさんにしては意外だなあ……
実は結構だらしないのだろうか?
- 119 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 22:43:02 ID:r1QBdkV60
- ( 、 トソン「…………」
( 、 トソン「……ごめん、なさい」
( 、 トソン「……私、宿題終わりましたから」
( 、 トソン「……だから」
('A`)「え?」
トソンさんは小さくそんな言葉を口にした
すると――
ミ,,*゚Д゚彡「え、じゃあ〜……そのテキスト俺たちに見せてくれないカナ〜?ね?ね?」
フサギコがトソンさんの周りに調子よくまとわりつく
その気持ちも分からないでもない
宿題を手っ取り早く終わらせる方法が目の前に転がっているのだから……
だけど――
- 121 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 22:54:23 ID:r1QBdkV60
- ( 、 トソン「……ごめん、なさい」
( 、 トソン「……今、ミセリに貸してますから」
ミ,,*゚Д゚彡「…………」
ミ,,゚Д゚彡「…………」
ミ,,゚Д;彡「そ、そうですか……」
フサギコがガックリと肩を落とす
何事もそう都合よくは行かないということだな
('A`)「…………」
('A`)「しょうがない、帰るかあ」
宿題が終わってるんだったら仕方がない
これ以上俺たちに付き合わせるのは野暮ってもんだ
今度こそ俺たちは帰ることにした
- 122 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 23:18:28 ID:r1QBdkV60
- ('A`)「じゃあな、トソンさん そういうわけだから俺たちは帰るよ」
そして、俺が背を向けると――
( 、 トソン「……ドクオ、さん」
(;、;トソン「……ごめん、なさい」
そんな声が背中に伝わったような気がした
それは今にも消えてしまいそうな程に儚げで弱弱しかった……
('A`)「…………」
('A`)「トソンさん……」
……泣いてるのか?
俺は振り返って確かめたかったけど結局最後まで何も出来なかった
なぜなら――
('A`)(今の俺には……そんな資格があるのか?)
俺たちはお互いに距離感を測りかねている……
なんとなくだが、そんな気がした
- 125 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 23:39:20 ID:r1QBdkV60
- (おまけ)
('A`)「はあ……」
ミ,,゚Д゚彡「結局、無駄足だったかあ……」
从'ー'从「だねぇ……」
_
( -∀゚)「なんだよ、お前ら……揃いも揃ってお通夜モードじゃねえか?」
ミ,,゚Д゚彡「だってよお……」
_
( ゚∀゚)「……ったく、しょうがねえ……いいか?今日はパアーッと行くぞ!パアーッと!」
从'ー'从「ふぇぇ、宿題は〜?」
_
( -∀゚)「決まってるだろ?んなもん後回しだ!」
ミ,,*゚Д゚彡「そ、そうだよな!流石ジョルジュッ!!子どもは風の子!元気な子!俺たちは風だあああああ!!」
从;'ー'从「あ、ちょ、ちょっとぉ!待ってよぉ!」
('A`)「…………」
('A`)「あれ?」
俺たちの今日の予定って……
- 101 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 01:54:02 ID:6IZegBbA0
- 乙
そういやツンやじぃ胸大きいみたいだが
各ヒロイン+トソン+じぃって何カップぐらいあるんだ?
- 105 名前:名も無きAAのようです :2013/11/17(日) 20:25:40 ID:r1QBdkV60
- >>101
暫定で作ってみました
左から身長・バスト・ウエスト・ヒップ・推定カップの順です
从'ー'从 157cm 82cm 53cm 81cm Eカップ
ξ゚听)ξ 159cm 87cm 57cm 86cm Eカップ
ζ(゚ー゚*ζ 165cm 82cm 58cm 82cm Cカップ
川 ゚ -゚) 155cm 75cm 55cm 77cm Aカップ
(゚、゚トソン 145cm 67cm 48cm 70cm Aカップ
爪゚ -゚) 167cm 92cm 59cm 91cm Fカップ
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