- 1 名前: ◆c/ljsslVXs :2013/05/06(月) 20:58:47 ID:MdemA.0k0
- 能力者と言っても一言では言い表せない。
自分の野望のために悪用する者、それと反対に世界を救うヒーローみたいな正義を振りかざす者。
偉業を成し遂げ有名になる者、自分が能力者であるという事を明かさずに寿命を迎えようという者。
何に能力を使おうと誰かが咎めるわけでもない。
自分に危害が加わる以外なら何が起こってもいいと思ってる者もいる。
俺、名前はドクオ、はそんな人間だ。
('A`)は能力者のくせに特殊能力無しで最強らしいようです
- 2 名前: ◆c/ljsslVXs :2013/05/06(月) 21:00:02 ID:MdemA.0k0
第一話 ('A`)「もうこれは体質なんじゃないかと」
('A`)「面倒なことになってしまった…」
昨日だかにそこらへんのチンピラみたいなのに絡まれた(今月三回目、去年の月平均は四回である)。
うざかったのでちょっと痛めつけて帰してやったら増えて待ち伏せしてやがった、畜生。
(#^Д^)「てめーの所為で顔に傷が付いちまっただろうが!慰謝料だけじゃ足りねえから半殺しにしてやる よ!」
何か吼えてるが今のが昨日絡んできた奴である。
俺は顔に傷が付いてる方が男前だと思うよ、うん。
そもそもそっちから絡んできたんだから自業自得だろ…。
('A`)「いや知らんし、あんたが絡んでくるのが悪いんだし」
あ、声に出しちまったまあいいや。
(#^Д^)「うるせぇ!俺らに楯突いた事後悔させてやる!やっちまえお前ら!」
やっぱ良くなかった、まあそりゃそうだわな。だけど仕返しなら一人で来いよ、五歳ぐらいだって一人でお使いできるんだぜ?
そんなことを考えているとかなりの人数がショッカーの掛け声が良く似合う格好で突っ込んできた。
- 3 名前: ◆c/ljsslVXs :2013/05/06(月) 21:01:28 ID:MdemA.0k0
結構広い道…広場?まあいい、なのですぐに囲まれた。
囲んだことで余裕が出たのか目の前から一人飛び掛ってきたが、顔に一発入れて撃退。続いて後ろと左右から一人ずつ来たのでしゃがんで足払いする、この隙に蹴りが襲ってくるのを地面に着いた片方の手で防ぎ立ち上がる勢いで上に上げてひっくり返してやった、頭を打ったようだ、ご愁傷様。さて得物を持った奴が来た、鉄パイプであったので振り下ろすのに合わせて蹴りで相殺、鉄パイプが折れた。驚愕しているアホ面に足を戻す反動でもう片方の足を上げて蹴りを入れる。後ろから羽交い絞めにされるが体を思いっきり前に倒し投げ飛ばす、数人ほど巻き込んでいった。近くに廃車寸前のバイクが在ったので投げ飛ばす、…整備すれば使えたと思うが気にしない。殺陣みたいな光景と倒れていく仲間達を見て数人逃げたがもっと気にしない。
しかしこうやって続けていくのはあまりにも疲れるのでもう終わりにしよう。ついでにさっきから空中を飛んでこっちを見ている見知った顔を見つけたので目的であった所に一緒に行くとしよう。
思考が終わると同時に絡んできた野郎への道を塞いでいる奴らを数人倒し絡んできた野郎(傷つき)に向かう。
(#^Д^)「昨日は油断したが今日は違う!俺は能力者だ!」
絡んできた(ryが叫ぶと絡んで(ryが手から炎を火炎放射器のように噴射した。いや俺だって能力者だ、ついでにあんたよりもっと強いパイロキネシストをごまんと見てきたと言うのは野暮なので言わないでいいだろう。しかし、本当にコイツは馬鹿だな、目の前に炎を出すもん、しかも手から、死角いっぱいだよ。
- 4 名前: ◆c/ljsslVXs :2013/05/06(月) 21:02:53 ID:MdemA.0k0
('A`)「そうか、まあ俺も能力者だけど、しかもお前より強いことは明らかなんだけども」
俺ファック、言わないって言ったのにね、最近考えたことを口走ってしまうのは年取った所為か?いや…俺まだ二十代だもんそんな年寄りじゃないもん、ドックンはピチピチの二十代だよ。だけど聞こえてなかったらしい、良かった。
噴き出す炎を避けてがら空きの腹に一発入れて顔が下がったところにパンチで吹き飛ばしてやったら大人しくなったので見知った顔に声を掛ける。
('A`)「おいブーン!手貸してくれても良かったんだぞ?」
( ^ω^)「いや一人で大丈夫だろうと思ったからだお、そもそもドクオが一般人に負けるとかありえんお」
空中に浮いてた男はゆっくりと下りて来て着地しながら言った、この笑顔が張り付いたような顔したのはブーンという名前でこいつも能力者である。そんなことはどうでもいいが、それもそうかと納得してしまった俺ファックこんな奴の言うことに納得しちゃうなんて…。
('A`)(悔しい!でも感じちゃう)ビクンビクン
あ、でも一人だけ能力者いたけど。
- 5 名前: ◆c/ljsslVXs :2013/05/06(月) 21:04:21 ID:MdemA.0k0
('A`)「そういえばお前ショボンの所に行くつもりだったのか?」
( ^ω^)「そうだお、そしたら何か人が囲まれてたから興味本位で近づいてみたらドクオだったんだお、っていうかいつ気づいたのお前」
('A`)「ちょうど良かった、俺も行こうと思ってたら待ち伏せされてたんだ」
( ^ω^)「次にお前は『絡まれたから痛めつけてやっただけなのに』と言うお!」
('A`)「絡まれたから痛めつけてやっただけなのに……ハッ!?って馬鹿やってねーで行くぞ」
( ^ω^)「そうだおねってさりげに質問一個スルーしやがった」
('A`)「後お前今からショボンの所まで飛ぶなよ」
( ^ω^)「」
( ^ω^)「そんな殺生な」
そうして俺らはショボンが店主である店『バーボンハウス』に向かい一緒に歩き出した。
─数十分後─
(#^Д^)「…っていう訳なんですよ!」
ドクオに絡んだ男は気絶はしておらずブーンとの会話を聞いていた。そしてドクオが殺陣を繰り広げたことを特徴的な眉毛の男に話したのだ。
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( ゚∀゚)「でお前は負けたっていうのか、そういうことだろプギャー?」
(;^Д^)「えぇ…まぁ…だからジョルジュさんにこうやってお願いしてる訳なんですが…」
ジョルジュと呼ばれた男は少しの間考えてプギャーと呼んだ男に言った。
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( ゚∀゚) 「ふん…そいつは今何処にいるんだ?」
( ^Д^)「たしかショボンとか言う奴の店に行くって話してました、で調べたところバーボンハウスって店があるそうです」
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( ゚∀゚)「バーボンハウスねぇ…」
第一話 終
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