- 4 名前:同志名無しさん :2014/03/30(日) 03:11:53 ID:MuIVhTawO
- 第2話 伝説の六武衆デッキ
彡;(゚)(゚)「このカード抜いてこれ入れて…」
(;´・ω・`)つ「良かったらこのカード使って。」
彡;(゚)(゚)「おぉ、助かるわ!」
_、_
( ,_ノ` )y-「何をしている!不合格にするぞ!!」
彡;(゚)(゚)「今行きます!」
(;´・ω・`)「頑張って!」
_、_
( ,_ノ` )y-「……」
彡(゚)(゚)「えろー待たせてすんまへん、受験番号334番、野球民です。」
_、_
( ,_ノ` )y-「デュエルの前に互いのデッキをカット&シャッフルだ!」
彡(゚)(゚)「ほい。」
(´・ω・`)「……」
( ^ω^)ノ「おいすー。」
('A`)「ショボン、もう終わったか?」
(´・ω・`)「あっ、2人共…うん、僕のデュエルは終わったよ。」
('A`)「んじゃ帰るか?」
( ^ω^)「帰る前に海馬ランドで思いっきり遊ぶお!」
(´・ω・`)「このデュエルが終わるまで待っててくれない?」
( ^ω^)「お?」
(;'A`)「あれは…渋澤…?」
( ^ω^)「え〜早く海馬ランドで遊びたいお!」
(;'A`)「待てブーン、海馬ランドはこのデュエルを見てからにしよう。」
( ´ω`)「おーん…分かったお…」
(;'A`)「見れるかもしれねぇぞ…伝説の六武衆デッキ…!」
- 5 名前:同志名無しさん :2014/03/30(日) 03:16:49 ID:MuIVhTawO
- 彡(゚)(゚) シュッシュッシュッ
_、_
( ,_ノ` )y- シュッシュッシュッ
彡(゚)(゚)「ほい。」
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( ,_ノ` )y-「ん。」
彡(゚)(゚) ニヤニヤ
_、_
(#,_ノ` )y-「(何ニヤニヤ笑ってんだこの野郎…)」
( ^ω^)「おー、あのオッサンが元アジアチャンピオンかお。」
(;'A`)「知らないのお前くらいだぞ。」
( ^ω^)「うるせっ。」
(;´・ω・`)σ「見て、始まるよ!」
( ^ω^)「おっ!」
('A`)「六武衆デッキの力、見せてもらうぜ。」
_、_
( ,_ノ` )y-「「デュエル!!!!!」」彡(゚)(゚)
Ω「お、おい!あれ渋澤じゃないか!?」
Ω「渋澤!?おい行こうぜ!!」
('A`)「ちっ、ギャラリー共が集まってきやがった。」
彡(゚)(゚) ニヤニヤ
_、_
(;,_ノ` )y-「な…何だこの手札は…ワイトに…きのこマンだと!?こんなカード、デッキに入れた覚えが…」
彡(゚)(゚)「プーッ!クスクス!!w」
_、_
(#,_ノ` )y-「はっ…!まさか…カードをシャッフルした時に混ぜたのか…?」
彡(^)(^) ニッコリ
_、_
(#,_ノ` )y-「こっ…この糞ガキがああああああああ!!!!!」
彡(゚)(゚)σ「ぐへへ…渋澤はん、油断したアンタが悪いんやでwww」
_、_
(#,_ノ` )y-「ぶ…ぶっ潰してやる…!!」
- 9 名前:同志名無しさん :2014/03/31(月) 02:12:09 ID:h4jB8jKsO
- 彡(゚)(゚)「ワイの先攻ドロー!」
彡(゚)(゚)「モンスターをセット!更にリバース・カードを3枚セットしてターン終了や!!」
( ^ω^)「お、一気に3枚も…」
(´・ω・`)「大胆だね。」
_、_
(#,_ノ` )y-「俺のターン!ドロー!」
彡(゚)(゚)「バッチ来いー!!」
_、_
( ,_ノ` )y-「…よし!手札から魔法カード“手札抹殺”発動!」
《手札抹殺》
通常魔法 お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから 捨てた枚数分のカードをドローする。
彡(゚)(゚)「はい。」
_、_
( ,_ノ` )y-「ふふ…いいカードを引いた!悪いがこのターンで終わらせてもらう!!」
彡(゚)(゚)「フヒヒ」
_、_
(#,_ノ` )y-「フン!そうやって笑っていられるのも今の内だ!!」
_、_
(#,_ノ` )y-「六武衆−ザンジを召喚する!」攻1800
Ω「おおっ…!」
Ω「あれが六武衆か…!」
彡#(゚)(゚)「この瞬間!場に伏せていた3枚のマインドクラッシュが発動するでえ!!」
(;'A`)「はぁ!?何で!?」
《マインドクラッシュ》
通常罠 カード名を1つ宣言して発動する。宣言したカードが相手の手札にある場合、相手はそのカードを全て墓地へ捨てる。宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分は手札をランダムに1枚捨てる。
(;´・ω・`)「無謀だ!」
(;^ω^)「当たるわけねーお。」
- 10 名前:同志名無しさん :2014/03/31(月) 02:14:48 ID:h4jB8jKsO
- 彡(゚)(゚)「マインド・スキャン!!」
彡(゚)(゚)「見える…見えるで…渋澤はんの手札が!」
_、_
( ,_ノ` )y-「下らん…!さっさとカード名を宣言しろ!!」
彡(゚)(゚)「じゃあお言葉に甘えて…まずは、聖なるバリア ミラーフォース!!」
_、_
( ,_ノ` )y-「!?」
_、_
(;,_ノ` )y-「くっ…!」
彡(゚)(゚)「続いて大嵐!そして…大将軍 紫炎や!!」
_、_
(;,_ノ` )y-「当たりだ…3枚のカードを墓地へ送る…!」
彡(゚)(゚)「よっしゃー!www」
Ω「ちょっ…全部当たりかよ!」
Ω「何者だよアイツは!?」
(;'A`)「…ありえねー」
(;^ω^)「こ、これってひょっとして…」
(;´・ω・`)「うん…」
(;'A`)「イカサマだな、どう考えても。」
彡(゚)(゚)「www」
_、_
(;,_ノ` )y-「……(うおおおお!あり得ん!何故だ!?何故俺の手札が分かった!?)」
彡(゚)(゚)「(だいぶ焦っとるなw)」
_、_
(;,_ノ` )y-「(ギャラリーの中に奴の仲間が居るのか…?)」
_、_
(;,_ノ` )y- キョロキョロ
彡(゚)(゚)「(周りを探しても無駄やでw)」
_、_
(;,_ノ` )y-「えぇい!バトルフェイズだ!ザンジで守備モンスターを攻撃!!」
彡(゚)(゚)「受けて立つで!!」
- 11 名前:同志名無しさん :2014/03/31(月) 02:20:34 ID:h4jB8jKsO
- 彡(゚)(゚)「ワイの守備モンスターはこいつや!」
サイファー・スカウター ☆3 守1800
_、_
(;,_ノ` )y-「そのカードは…!」
彡(゚)(゚)「フヒッwモンスター効果発動や!サイファー・スカウターは戦士族モンスターとの戦闘時、攻守が2000ポイントアップするで!」
ザンジ 攻1800 VS サイファー 守1800→3800
(;^ω^)「守備力3800…!」
_、_
(;,_ノ` )y-「うおおっ!」
_、_
( ,_ノ` )y- LP4000→2000
彡(゚)(゚)「一気に半分も減ったなw」
_、_
(;,_ノ` )y-「カードを1枚セットし、ターンを終了する!」
_、_
(,_ノ` )y-
手札0 / LP2000 /ザンジ攻1800 / 伏せ×1
彡(゚)(゚)「ワイのターン、ドロー!」
_、_
(;,_ノ` )y-「…(伏せカードは“激流葬”…だが奴は何らかの手段で俺の手札を覗いている…激流葬の事もバレているに違いない…)」
(´・ω・`)「……」
('A`)「どうした?」
(´・ω・`)「いや…何か渋澤の足元が光って見えるんだけど…」
('A`)「え?」
( ^ω^) ジーッ…
(;^ω^)「…鏡だお…」
(;'A`)「鏡?」
(;^ω^)「オッサンの足元に手鏡が落ちてるお。」
(;´・ω・`)「ま、まさか鏡で手札を覗いてたって事?」
(;'A`)「それしか無いだろ…」
(;´・ω・`)「でもあの2人、3メール以上も離れてるよ。色でカードの種類は判別できても何のカードかは分からないんじゃないかな。」
(;'A`)「うーん…だよなぁ…」
( ^ω^)「あいつとんでもないイカサマ野郎だおwww」
彡(゚)(゚)「(ぐへへw伏せカードは“激流葬”やな…そろそろ終わりにしよかw)」
- 12 名前:同志名無しさん :2014/03/31(月) 02:22:54 ID:h4jB8jKsO
- 彡(゚)(゚)「ワイのターン!ドロー!!」
(;^ω^)σ「…あいつ手札多くね?」
(;'A`)「え…?」
(;´・ω・`)「ほんとだ…1枚多いね…」
彡(゚)(゚)「フヒヒ…(袖の中にカード仕込んでるからな…)」
彡(゚)(゚)「(デッキからドローすると同時に薬指と小指を袖に入れてカードを引く…この技を修得するのには苦労したで。)」
(;'A`)「相手の手札枚数を確認するのは常識だ…けど渋澤は…」
_、_
(;,_ノ` )y- ブツブツ「何故だ…どうやって俺の手札を…わからない…」
(;^ω^)「全然デュエルに集中出来てないお。」
(;´・ω・`)「マインドクラッシュが効いたのかな…」
(;'A`)「ああ、そのせいで渋澤は気が動転している…だから奴に明白なイカサマを仕掛けられても全く気付く事ができないんだ…」
(;^ω^)「なるへそ…」
(;'A`)「相手の心理を上手く利用しやがる…ただのイカサマ野郎だと思ったが、まさかあんなデュエリストがいたとはな…」
(゚A゚*)「おーやっとるやっとる、隣ごめんやで。」
('A`)「?」
(´・ω・`)「(あ…関西弁だ…友達かな。)」
( ^ω^)「ドクオが増殖したおwww」
(;'A`)「おい!?」
- 13 名前:同志名無しさん :2014/03/31(月) 02:25:15 ID:h4jB8jKsO
- 彡(゚)(゚)「手札からマジックカード“戦士抹殺”を発動や!!」
《戦士抹殺》
通常魔法 フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターを全て破壊する。
_、_
(;,_ノ` )y-「ぐうっ!」
(;´・ω・`)「ザンジが破壊された!」
(;^ω^)「おお…」
(;'A`)「だが渋澤にはリバースカードが残っている!」
彡(゚)(゚)「サイファー・スカウターを攻撃表示!バトルフェイズや!!」
_、_
(;,_ノ` )y-「モンスターを召喚しないだと…(激流葬が発動できない!)」
彡#(゚)(゚)9m「サイファー・スカウターでダイレクトアタック!!!!」
_、_
(;,_ノ` )y-「くっ…サイファー・スカウターの攻撃力は1350…まだ終わりでは無い!!」
彡#(゚)(゚)9m「甘いんじゃあ!この瞬間!!速攻魔法“リミッター解除”発動!!!!」
《リミッター解除》速攻魔法 このカード発動時に、自分フィールド上に表側表示で存在する 全ての機械族モンスターの攻撃力を倍にする。この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
(;^ω^)「リミッター解除!」
(;'A`)「サイファー・スカウターの攻撃力は倍化する!」
(;´・ω・`)「って事は…」
彡#(゚)(゚)「ワイの勝ちやー!死にさらせえぇぇぇぇ!!!!!」
サイファー・スカウター ATK1350→2700
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(;,_ノ` )y-「ぐっ…うおおおおおっ!!」
_、_
( ,_ノ` )y- LP2000→0
- 14 名前:同志名無しさん :2014/03/31(月) 02:27:14 ID:h4jB8jKsO
- 彡#(゚)(゚)「よっしゃああああ!ワイの勝ちやーーー!!!!!」
\ワアアアアア!!!!/
ギャラリー共「すげぇ!あいつ渋澤に勝ちやがった!!」
ギャラリー共「しかもノーダメージだ!!」
(;´・ω・`)「か…勝っちゃったね…」
(;'A`)「六武衆…ちょっとしか見れなくて残念だぜ…」
( ^ω^)「…(早く海馬ランド行きたい。)」
_、_
(;,_ノ` )y-「う…嘘だろ…元アジアチャンピオンのこの俺が…こんな無様な負け方を…」
彡(゚)(゚)「渋澤はん、いいデュエルやったな。」
_、_
(;,_ノ` )y-「……」
彡(゚)(゚)「これ…ワイの命の次に大事なカードや、受け取ってくれへんか?」
彡(゚)(゚)つ
_、_
( ,_ノ` )y-「これは“異国の剣士”…?」
《異国の剣士》
効果モンスター 星1/地属性/戦士族/攻250/守 250「異国の剣士」の攻撃を受けたモンスターは、5ターン後に破壊される。
_、_
( ,_ノ` )y-「何故このカードを…?」
彡(゚)(゚)「え?だって…」
彡(^)(^)「渋澤はんの“ヘッポコ侍デッキ”には丁度ええカードやろぉ?(笑)」
_、_
(#,_ノ` )y-「殺す!!!!!!!」
彡(^)(^)「ぎゃはははは!次はアカデミアで会おうや!!」
- 15 名前:同志名無しさん :2014/03/31(月) 02:36:05 ID:h4jB8jKsO
- 彡(゚)(゚)「っと、忘れる所やった!そこのしょぼくれ!!」
(´・ω・`)「?」
彡(゚)(゚)つ「借りてた“戦士抹殺”返すわ!」
(´・ω・`)つ「あ、うん。」
彡(゚)(゚)「お前のおかげで勝てたで!」
彡(゚)(゚)9m「サンキューガッツ!!!!」
(;´・ω・`)「う、うん!おめでとう!!(あれだけのイカサマを見せ付けられたせいか、素直に喜べないよ…)」
_、_
(#,_ノ` )y-「待てコラァァァァ!!!!」
┏彡#(゚)(゚)┛「待つかボケェェェェ!!!!」
('A`)「はは、騒がしい奴だぜ、俺達も帰るか?」
(#^ω^)「海馬ランド!海馬ランド!!海馬ランド!!!」
(;'A`)「わかったわかった。」
('A`)「行こーぜ、ショボン!」
(´・ω・`)「うん!」
(´・ω・`)「(これからどんな学園生活が待ってるんだろう…)」
(*´・ω・`)「ふふ、楽しみだな。」
( ^ω^)「ショボーン!早く来いおー!」
('A`)「置いてくぞー。」
(;´・ω・`)「あ、待ってよブーン!ドクオ!」
(*゚A゚)「さて…と、ウチも帰るかー。」
(*゚A゚)「あいつ相変わらずやったなぁ。(けど…アカデミアで同じ手が通用すると思てたらアカンで…)」
ドン!
(*゚A゚)「いてっ。」
???「す、すみません!急いでるんで!」
(*゚A゚)「…帰ろ。」 _、_
( ,_ノ` )y-「ハァ…今日はとんだ厄日だった…」
???「ハァ…ハァ…す、すみません!受験番号333番!今到着しました!」
_、_
(#,_ノ` )y-「遅刻か…今年の受験生はろくな奴がいないな!」
???「事故で電車が遅れて…」
_、_
(#,_ノ` )y-「言い訳は聞かん!さっさとかかって来い!!」
???「よろしくお願いします。」
_、_
(#,_ノ` )y-「「デュエル!!!!」」???
第2話 終わり
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