( ﾟ∀ﾟ)「だから塩分が重要なんだって」
('A`)「ほー」
( ﾟ∀ﾟ)「だから俺の明日の朝食はこの漬物な」
('A`)「じゃあ俺は納豆巻だ」
二日目早朝
(；ﾟ∀ﾟ)「やべえ…メシ無しで漬物食い続けるの辛い…」
('A`)「納豆巻不味い」
『mkdHuman怒りの薄い本争奪戦のようです』
二日目開始
.
('A`)「今日から薄い本の本番か…」
( ﾟ∀ﾟ)「言っとくが、人やべえぞ」
('A`)「それは知ってる」
( ﾟ∀ﾟ)「例えるなら、満員電車の中を人ごみを掻き分けて進む、そんな感じ」
('A`)「やべえ」
ホテルを出たのは六時半くらい
コミケではこれでも遅いほうだと言うのだから驚きだ
('A`)「うっ」
( ﾟ∀ﾟ)「どうした？」
('A`)「お腹痛い」
ここで問題が発生
お腹弱いことで有名な>>1がお腹を壊す事態に
(；ﾟ∀ﾟ)「おいおい大丈夫かよ…」
('A`)「わからん…いけるとこまでいこう」
(；ﾟ∀ﾟ)「それ漏らすフラグじゃねえか…」
満員電車の中でうんこ漏らすとかテロにも匹敵する好意
俺はクソより役に立たないストッパを口に、なんとか大井町までは持ちこたえた
(；ﾟ∀ﾟ)「お、おう…着いたら連絡しろよ？」
タルを先に行かせ、俺はトイレへ
('A`)「マジかよ…」
これだけ人が集まるイベント
それだけうんこしたい人間も増える
トイレの前には軽い行列が出来ていた
('A`)「こりゃ参るぜ…」
今朝食った納豆巻にファックファックと念じながら、待つこと数分
('A`)「やったああああああああああああああ！！！！！」ﾌﾞｯﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ!!!!!
('A`) ﾌﾞｯﾘｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾌﾞﾘｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ!!!!
('A`)「シコってもいいのよ？」ﾌﾞｯﾘﾌﾞﾘﾌﾞｯｼｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!
事なきを得た
一日目の異常な人口密度に比べ、この日は意外と楽だった
携帯弄れるくらい楽だった
('A`)「でも駅は大混雑だな…」
早速タルに電話
('A`)「どっち行けばいいの？」
『昨日と逆方向』
('A`)「…」
('A`)「西？」※方向音痴
『東な』
人の流れに乗って、ずんどこ進む
もちろん端っこをキープだ
(,,ﾟДﾟ)「はい詰めてくださーい！！ここもっと詰めれますよー！！」
信号待ち中、スタッフが列の整理をする
歩道にギッチギチに詰められたスケベの集団
もしかしたらこれだけで国一つ取れるのではないか？という迫力だったろう
('A`)「やー、大変だろうなぁ」
コミケスタッフは完全ボランティアの集団らしい
利益が出ないのにこれだけ懸命に尽くしてくれるというのは、やはりコミケに対する情熱あってのことだろう
彼らには頭が上がらない
近くの公園では、気球を飛ばすイベントがやっていた
多分この列の八割がよつばと九巻を思い描いたであろう
よつばと、マジ面白い
そんなこんなで会場前(後ろかもしんない)にある広場へ到着
既に前半分は埋まってあり、俺は後ろ半分の列へと回された
(;'A`)「ふう…やれやれ」
やっと一息つける…そう思ってた時期が俺にもありました
('A`)「それにしても暑いなぁ…」
上からは照りつける太陽
下からは熱された砂利
気分はハムエッグのようだった
(;'A`)「水に余裕あるし、大丈夫か…」
その時、俺は飲みかけの500ml＋1Lの水を持っていた
コミケ一日目を乗り越えた俺は、これで足りるだろうと慢心していたのだ…
あ つ い
つーか座ってるより立ってた方が楽ってどういうことだよふざけんな死ね
地面は砂利だから、ケツが痛いのなんのって
俺のケツは毛まみれやわらか仕立てだから、砂利に打ち勝てなかった
(;'Aﾟ)「ああ…」
タオルを頭に乗せて耐えていたら、( ﾟ∀ﾟ)から電話
どうやら、荷物さえ置いていれば列から抜け出してもいいようだ
(；ﾟ∀ﾟ)「やべえよな…この近くにはコンビニも無いし…」
(;'Aﾟ)「コミケマジ地獄…」
タルとお喋りしてタバコ吸わせてたら、8時半に
列移動が始まる時間なので、それまでに戻らないとスタッフさんに怒られるのだ
500mlは既に飲み干し、残りは１L足らず
コレはもう我慢しかねえなと耐える事に
しばらくすると
('Aﾟ)「…」
汗が止まった
これまで熱中症を経験したことの無い俺だったが、これはヤバいと感じた
汗が止まるということは、体が流せる水分が無くなって来たということなのだから
('Aﾟ)(アカン)
急いで水を飲むと、またすぐに汗が流れ出た
(;'Aﾟ)(これ本格的にマズイぜ…)
このとき、俺にとってはとってもタイムリーだったスレ
『（＊＾ω＾）ブーンが熱中症で死ぬようです』
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1376148480/l50
を読んでいた為、最悪の結果を避けれたんだと思う
ありがとう、ラプチャー先生
じゃあおしっこ飲めばいいじゃねえかって、下ネタ大好きなお前らはそう思うだろうけど、何万人もが整列する中でチンコだしておしっこ飲むってのは流石の俺でもハードプレイ過ぎて無理だった
(;'Aﾟ)（今あるうちで誤魔化し誤魔化しやってくしかねえ…）
この時、俺の意識はそうとう朦朧としていた
数列離れた所にいたタルから聞いた話によると、参加者の一人が熱中症で倒れて、そこにいた大勢の人たちが
( ﾟ∀ﾟ)「スタッフゥー！！スタッフゥー！！」
と、某ラーメンつけ麺ぼくイケメンﾎｩｹｨｰ!!で御なじみのゲイ人の真似をしてスタッフを呼んでいたらしい
結構大きな声で叫んでいたから、多分俺がいた列にも聞こえてたらしいんだが
(;'Aﾟ)（チンコ出したい）
俺には全く聞こえてなかった
それくらいヤバかった
そんなこんなで10時になり、コミックマーケットC84二日目が開始
何万人もの猛者たちが拍手で祝福する
(;'Aﾟ) ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
どれだけしんどくても、この一体感だけはいい気持ちで迎えることができた
(;'A`)「やっと入場できたか…」
遂に戦地の最前線へ赴くことが出来た
もうしんどいとか言ってらんない
(;'A`)「今日の目当ては！！！」
・pixivでフォローしていたファンサークルのオリジナル創作本
・艦これ本数冊
(;'A`)「以上だ！！！！」
この二日目は、主に『漫画・アニメ』の二次創作を取り扱っているらしい
コミケでもっとも込み合うのはこのジャンルで、本来ならば三日目に開催されるらしいのだが
今回は、誰にでも都合がつき易い日曜日の開催になったのだそうだ（タル情報）
(;'A`)「つーかやっぱり人SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE！！！！！」
人、人、人の群れ
下手したらこれ沙耶の唄っぽい光景なんじゃねーかと思えるほどの肉密度1000％
(;'A`)「もう何がなんだかわかりゃしねえよ！！」
人の波に乗りながら、お目当ての同人誌を販売するスペースまでたどり着かなければならない
(;'A`)「うおおおおおおおおお！！！！」※叫ばないでください
(;'A`)「買えたあああああああああああ！！！！！！」※叫ばないでください
(;'A`)「ひょおおおおおおおおおおううううううううううう萌ええええええええええええ！！！！」※叫ぶなっつってんだろぶっ殺すぞ
(;'A`)「うおおおおおおおおおおおおおお！！！！」
創作本もゲット
作者さんを目の前にすると実際緊張する
('A`)「いやー、買えた買えた」
('A`)「ブラブラするか」※決してちんこの話ではない
決してちんこの話ではない
元々、買うものは少なかったので早々に買い物終了
後はもう見て回るくらいだと思ってた…
(;'A`)そ「は、はうあ！！」
なんと、『ねこぐるい美奈子さん』の番外総集編の厚い本を発見！！
その厚さたるや、およそ1.8センチ！！実際厚い！！
お値段も1500円と激アツだった！！！ふざけんな！！！
つづけて、『ワンパンマン』でお馴染みのONEさんと
『アイシールド21』の作画の村田雄介さんと
あと一人だれか知らんけど有名な漫画家さんの合同誌を発見
『地球の怪獣』というタイトルで、ONEさんらしいヒーロー漫画だった！！！！
団扇もついて1000円くらいした！！！！
(*'A`)「いやぁ…大収穫じゃねこれ…」
漫画オタにはたまらない収穫もあったところで、タルから連絡が
一度合流しようとのこと
どうやら向こうの買い物もひと段落下らしい
(#'A`)白「だからどこにいるんだよ！！」
『喫煙所だって言ってんだろ！！！！！』
そしてまた迷う
('A`)「おー、おつかれ」
( ﾟ∀ﾟ)「収穫どう？」
('A`)「まーまー」
タルはタバコ吸ってた
( ﾟ∀ﾟ)「これとー、これ…」
(;'A`)「…なんでそんな買えてんだよ」
( ﾟ∀ﾟ)「いや、ふつーに見回ってたらあるもんだぜ？」
野郎は俺の二倍くらいの量の薄い本を買ってた
艦これ本も多くてなんか悔しい
( ﾟ∀ﾟ)「あとは、ほれこれ」
なんと、艦これのラバーストラップまで手に入れてやがった！！
(;'A`)そ「なにそれ欲しい！！！ズルイ！！！！」
( ﾟ∀ﾟ)「いやー、金剛無かったからあんまりいい収穫じゃないんだけどな」
どんだけ金剛好きなんだお前
( ﾟ∀ﾟ)「あったぞ」
('A`)「ちょっと行って来るわ」
( ﾟ∀ﾟ)「おー、俺ももうちょい買うもんあるから、また後で集合な」
(#'A`)白「おい売り場見つかんねえぞ！！ふざけんな！！」※また迷う
『だから出入り口付近のかき氷屋近くだって言ってんだろ！！」
福引形式の販売方法で、10人くらいが並んでいた
('A`)「天龍ちゃん欲しい…」
価格は600円
1200円払って二回引く事にした
結果
('A`)「メガネと不幸姉妹(姉)か…」
霧島と扶桑をゲット
もう一度並んで買う元気は無かったので、天龍ちゃんは諦める事に
('A`)「なんで金剛ないのにメガネはあるんだよ…」
初の金剛型が霧島だったのに、この言い様である
( ﾟ∀ﾟ)「あー、その様子じゃダメだったみたいだな」
('A`)「あー」
( ﾟ∀ﾟ)「そんじゃ、ホテル帰るか」※決してラブなホテルではない、決して！！！
('A`)「うん」
ぶっちゃけ帰りの電車が一番辛い
( ﾟ∀ﾟ)「どーよ、コミケは」
('A`)「すっげー楽しかったよ」
( ﾟ∀ﾟ)「だろ？」
過酷さの分、目当てのものを手に入れた喜びは計り知れない
宝探しの達成感を味わっているようだった
俺は今まで、『なんであんな人がクソ多いところまでいってエロ本買わなきゃなんねえんだよ』なんて考えていたけれど
実際に参加してみて、その楽しさが身に染みて、一つ成長できた気がした
('A`)「腹減ったな」
( ﾟ∀ﾟ)「お前が行きたいっつってた蕎麦屋いこーぜ」
('A`)「いいねえ」
こうして、俺が本格的にコミケに参加した、過酷で楽しい二日目が終了したのであった
二日目
おわり
その後の('A`)と( ﾟ∀ﾟ)
部屋で艦これMAD見てたら、急にカラオケ行きたくなる
('A`)「俺、喉痛めてたわ」
( ﾟ∀ﾟ)「おまｗｗｗｗｗｗｗ」
咳き込みながらも二時間のカラオケを歌いきるアホ
('A`)「夕飯はカレーにしようぜ」
( ﾟ∀ﾟ)「俺、ココイチでバイトしてんだけど…」
駅の近くにあったココイチでカレー購入
調子に乗って大盛り頼んで、吐きそうになる
(;'A`)「おうっふう…辛い…」※残さず食べました
深夜1時、シャワーを浴びる俺
ヽ('A`)ﾉ
( ) 製品版では無修正で俺のチンコを見ることが出来ます
ﾉ●|
翌朝、タルに『夜中にシャワー浴びてんじゃねえよ』とめっちゃ怒られた