21 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:24:39 ID:F0esvyCA0

MISSION 2 「アライバル」



ピンポーン


('A`)「おっ、来やがったな」

( ^ω^)「おいすー!」

('A`)「ちょうど今インスコしてるとこだ」

( ^ω^)「早速取説見せてくれお」

('A`)「いいけど、コレ2pしかねぇぞ……びっくりしたわ」

( ^ω^)「ふむふむ……これがこうで……」

22 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:25:36 ID:F0esvyCA0

FPSゲームというのは、みんなこのようなものか。
おおざっぱに世界観が描かれ、あとは操作方法しか記述されていない説明書。

それを放り捨てると、ブーンは俺の隣に腰掛けてパッドを握った。

( ^ω^)「とりあえずはやって覚えろって事かおね。おk、まぁなんとかなるかお」

('A`)「おっ、インスコ終了っと。
   キャンペーンは協力して出来るみたいだな。最初はこれやってみっか」

( ^ω^)「うっし、燃えてきたお!」


〜 3 hours later(3時間後)〜


(;'A`)「あっ……アァァァァァルピィィィィィ……ズイィィィィィィーーーッ!!」

23 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:26:57 ID:F0esvyCA0

ドムゥーン チュイーン バチュンッ

(;^ω^)「くっ、8時の方角にスナイパー! 敵装甲車の付近に5〜6人固まってるおッ!」


FPSというものを初めてやった感想は、「とてもおもしろい」だ。

この手のゲームには大きく分けて、スポーツ系、そしてリアル系のFPSがあるそうだ。
どちらも同じく敷居は高いようだが、多くは近未来などが舞台のSFチックが多い前者では、
よくシールドなどのシステムが搭載されているらしい。

初級者と上級者との腕の差は、駆け引きや立ち回りの上で如実に表れていくものと聞くスポーツ系。
だが、後者である本作はたった2〜3発の弾丸が命取りになる、シビアなダメージ表現の作り。
かち合えばどちらかが即座に死ぬようなゲームであるため、それほど”エイム力(りょく)”というものを
気にする必要もなさそうだった。

そして、昨今、日本の大作主義に飼い慣らされてきたライトゲーマーである俺の嗜好。
だが今はそこに、”洋ゲー”という黒船が鎖国を突き破り、熱気をもたらしつつあるのだ。

24 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:27:41 ID:F0esvyCA0

(;'A`)「く……くそッ! お前は先に行け! 絶対に振り返らずにな!」

(;^ω^)「ド、ドクオ……いやさ、グリニッジ中尉ぃぃぃ!」

(;'A`)「どうってことねぇよ。
     なぁに、すぐに追いついてみせるさ」

(;^ω^)「ダメだお、こんな敵兵の数じゃ……」

ランチャーの砲弾や敵車両による機銃掃射が繰り広げられる戦場。
マッギャバン軍曹と上司のグリニッジ中尉は、たった二人で敵補給基地に忍び込んだ。
最重要とされるエリアに爆薬をタイマーにて設置し、今は脱出を試みている段階だ。
だが、追っ手による追撃は苛烈さを極め、ぽつんと置かれたコンテナの傍で、二人は背を向けあい縮こまっていた。
時折敵弾が目の前の地面で弾け、身体のすぐそばをかすめていく光景。

25 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:28:26 ID:F0esvyCA0

絶体絶命を覚悟した俺は、マッギャバンだけでも脱出ポイントへ逃すべく、おもむろに立ち上がり
敵軍のファッキンロシア軍に向き直って闇雲にライフルを乱射した。

この生命、もはや数秒も持つまい。
だが、これでいい。

マッギャバン軍曹、お前を逃がすことが出来れば、それでミッションは―――!!

('A`)(……あばよ……相棒……!)

ドルドドドルドルドドルドルッ!

(;^ω^)「!?」

囮となって立ち上がったこの俺、グリニッジ=コンスタンティンの身体を、機銃の弾丸が駆け抜けた。
そのような音だと思ったが、違うようだ。

26 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:29:20 ID:F0esvyCA0

\ウワー/ \ギャー/ \オウゥフ/

それどころか、敵兵の方がバタバタと倒れていく。
この音は、俺の背後から―――

(;'A`)「こいつは一体―――」

バルバルバルバルバル……

<待たせたな! 見捨てられるとでも思って、震えさせちまったか!?>

(;^ω^)「MH-6……リトルバードだおッ!」

(;'A`)「―――マクマホン少佐か!」

頭ごなしにきつい命令を言いつけるだけの、いけ好かない親父だと思っていた上官。
グレッグ=マクマホンの乗る強襲用ヘリが、ぎりぎりの所で脱出ポイントに間に合ってくれた。
先行したマッギャバン扮するブーンを追いかけ、俺は全力のスプリントをかける。

27 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:30:13 ID:F0esvyCA0

乗り込み間際に振り返った先では、そこでMH-6の勇姿に震えるほかなかった。
機銃掃射によって、これまで俺たちを取り囲んでいたファッキン☆ロシア兵どもが、次々となぎ倒されていく。
散り散りに敗走していく奴らの背を見送りながら、ミッションの達成と、無事の帰還に安堵した。

<口の減らないお前らが世話になった礼をと思ったが、連中にはちっとばかし丁寧過ぎたみたいだな!>

(;'A`)「へへ……どうだい、言った通りになったろう」

(;^ω^)「まったくもう、年を考えて下さいお、中尉」

この3時間ばかりで、もう俺達はすっかり世界の警察、ユナイテッドステイツ・オブ・アメリカの一員気分。

新兵器を盗み出しては、外交カードの切り札にしようとちゃちなたくらみを企てる北朝鮮と結託するロシアの小悪党。
まとめて叩き潰し、それらに正義の鉄槌を食らわしてやるのが俺達、世界最強のネイビー・シールズなのだ。

28 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:31:00 ID:F0esvyCA0

〜 8 hours later(さらに8時間後)〜


ラストミッションは、鳥肌が全開に噴き出る程にシネマティックだった。
アメリカから盗み出された最新型衛星兵器のデータを持ち込んだ超巨大空母。
立ちふさがる北・露の連合軍を、こちらも最大の火力と最先鋭部隊を投入して打ち破る、桁外れに派手なミッション。

<お偉がたを説き伏せるのに手間取っちまってなぁ!>

ぼかーん ぼかーん

(*^ω^)「ひゃっほう!」

(*'A`)「ラッキー・ストライクだ!」

空から降り注ぐ戦闘機の対地用ミサイルが、激しくファッキン空母の甲板上をえぐる。
それを取り囲む無数の強襲揚陸艦の中の一艇が、その光景の直後、真っ先に飛び出した。
もちろん、このグリニッジ中尉とマッギャバン軍曹の乗り込む一艇だ。

29 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:31:53 ID:F0esvyCA0

浮足立つノータリンどもの虚を突いて、ワイヤーを手繰って甲板上へ降り立つ事に成功する。

<断りもなしに俺たちの海を荒らしまわったらどうなるか……そのツケを払わしてやれ!>

(#'A`)「イェッサァー!」

(#^ω^)「レンジャー!」

これまでミリタリーものに興味がなかった俺もだが、軍曹もといブーンもあまり軍とかの知識はない。
だが、こんなもんでいいだろう。この戦場での雰囲気を存分に楽しめれば、あとは他に必要なのは、
いかなる状況においてもこの銃を手放さない覚悟と、バディと共にミッションを達成する事への決意だけだ。

セーフティは外れている。
そして引き金は、奴らの眉間の前で。


(#'A`)「You have execute authority. (奴らがクソをするための穴を一つ、額に増やしてやれ)」

(#^ω^)「Yessir!  does he like a sushi!!(はい、彼はスシが好きですか!!)」

30 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:32:56 ID:F0esvyCA0

〜1 hours later(さらに60分後)〜


<チョッ ゴリマチョネッ ウングランルク パラハミーヤーッ!>
 (いいのか? 私がこのボタンをひと押しするだけで、お前たちの本国主要都市がいくつも
  衛星レーザーによって壊滅するのだぞ? こちらの要求を飲んで、軍を引くのだ!)


(;'A`)「くっ……まさか、もう完成させていたとは……」

(;^ω^)「祖国が人質だなんて……!」


ロシア野郎の総大将であったチンコロフ・クラミジーノフは倒した。

だが、兵器発動に必要な認証キーとなるDr.カンジタ・コンジローマの網膜は、今チョンバラヤ将軍の手の中にある。
奴が手元の端末を操作するだけで、神の雷が如き威力の衛星レーザーが、何も知らぬ人々を虐殺せしめるのだ。

空母へと降り注ぐ爆撃に、めらめらと燃え上がる火の手がラストシーンを彩る。

31 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:33:39 ID:F0esvyCA0

考えている時間は無い、奴の眉間を撃ちぬくことは容易だ。
だが、こちらが少しでも動けば―――国が、滅びかねないのだ。

(;'A`)「(どうする……動く、べきなのか)」

(;^ω^)「(いや―――今こそ、奴を仕留める最大のチャンス)」

じっとりと汗が滲む、パッドを握りしめる手。
音を立ててきしむ程の圧力が、両の指に篭められていた。

<アラッ プイヤッ シンゴルズ エイジミー>
 (どうした、早く攻撃を止めさせろ。そろそろ迎えのヘリが太平洋沖を飛び交っている頃だ。
  お前たちが軍を引いたら、私はすぐにこの船から脱出させてもらうとしようか―――
  もはや選択権はお前たちにないと理解しろ。神の裁きは、今この私の手の中なのだからな!!)

その時、無線から聞こえた声が、稲妻の如く脳へと鼓膜をつきやぶり、直接脳へと伝達された。

32 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:34:21 ID:F0esvyCA0

<こちらマクマホン、すでに衛星レーザーの中継基地は抑えた―――!
 今、ジエイタイとSASがソウルの秘密基地を、そしてレジョンとコマンドーが中東の秘密基地を同時攻撃している!>

('A`)「!!」

言っている意味は、すぐに解った。

ありがとう、マクマホン少佐。
今この場で、俺達が何よりも聞きたかった言葉だった。


<―――まだ、レーザーは撃てない!―――>

( ^ω^)「!!」

その言葉にいち早く反応したマッギャバン軍曹が、即座に小銃の銃口をチョンバラヤ将軍へと向ける。
だが、それとほぼ同時に奴もまた腰から拳銃を抜き出し、マッギャバン軍曹へと向けていた。

パンッ!

33 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:35:49 ID:F0esvyCA0

乾いた音が、ただ一発鳴り響く。
奴の額に向けていたマッギャバンの狙いは逸れて――――
代わりに崩れ落ちる彼の胸に、チョンバラヤが放った銃弾が突き刺さる。

(; ω )「―――はず……しちまった……―――」

(#'A`)「ま……マッギャヴァアアァァァァァァァンーーーーッ!!!」

<チンピルケルス! シンデミメンテレ!>
 (お前たち二人はここで終わりだ! この私をなめるなよ!)

赤く染まり、歪み崩れ落ちていくマッギャバンことブーンの目の前(分割画面下)

マッギャバンが先に動いて、作り出してくれたチャンスだった。
ファーストミッション以前のコンバットトレーニングでは、ターゲッティングの成績はいつも奴の方が上。
俺は、部下に銃の腕を誇れない、ダメな男だった――――しかし、この瞬間だけは譲れない。

34 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:36:20 ID:F0esvyCA0

マッギャバンが撃たれ、チョンバラヤが今度は銃口を俺に向けようとしている。
怒りに叫ぶ俺の狙いは、だがおかげで既に、貴様の眉間にしっかりと定まっている。

(  ω )「グリ……ニッジ中尉―――イカせてくれお……”一発で”」

あぁ、終わりにしようとも。

(# A )「これが――――お前の欲しがっていた”神の裁き”だ」








たんっ

35 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:36:59 ID:F0esvyCA0

〜それから〜


最後のエピローグミッション。
マッギャバンの身を抱えて、崩れ落ちる巨大空母からの脱出を図る。
揺らぐ視界、あちこちで巻き起こる引火による小爆発と、浸水。

移動速度が通常の50%以上も減退している状態で、スプリントも効かない。
たとえ甲板に辿り着いて救助を待とうにも、もはやその頃には爆発して、海の底に沈んでいるだろう。
ましてや、燃え上がる火の手に救助部隊は近づく事もままならない。

(;'A`)「ミッション……達成だな」

(;^ω^)「ええ―――思えば、えらくこき使われた記憶ばかりですお」

(;'A`)「あぁ、お前なんかは俺以上にな。
     帰ったら……一発マクマホンを殴ってやらねぇと」

(;^ω^)「………中尉」

ちゃきっ

36 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:37:41 ID:F0esvyCA0

もうじき甲板に辿り着く。
度重なる炎や転倒、障害物との接触によるダメージで、目の前は真っ赤だ。
それでも、もうすぐ外へとたどり着ける。

なのに、なぜ――――背負ったこいつは、俺のこめかみに銃口を当てているのか。

(;'A`)「……何の真似だ……?」

(;^ω^)「僕を置いて、歩けない僕をこの場に置いて……中尉だけでも逃げて下さいお」

(;'A`)「………」

(;^ω^)「このままじゃ……もう二人とも助からない……だけど、今から走れば、まだ―――」

(;'A`)「なぁ、お前はこんなことを考えた事があるか?」

(;^ω^)「?」

37 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:38:13 ID:F0esvyCA0

(;'A`)「コンバットトレーニングでも抜かれ、咄嗟の度胸でも出遅れて……
    そうして、最後の時には、バディである部下を見捨てて逃げる、どうしようもないクズの気持ちって奴を」

(;^ω^)「!?―――そんな、グリニッジ中尉は……いつだって、僕の目標で……」

(;'∀`)「へっ。なら……もう少し格好つけさせろよ。
     せめて―――最後の間までくらいはな」


足を引きずり、マッギャバンを背負い歩きながら、やがて轟々と燃え盛る甲板上へと辿り着く。
もはや船体も見る影のないほどに傾き、沈没までももう間もなくだ。

空と海を眺めながら、このまま終わるのも悪くないかも知れない。
そんなことを考えていた俺の耳に、またけたたましく無線から声が響いた。

<ザザッ――ザッ―――き……えるか>

('A`)「こちらグリニッジ」

<聞こえているか! 二人共!>

38 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:39:23 ID:F0esvyCA0

('A`)「マッギャバンは撃たれ重傷、俺は片足をやっちまった」

<もう時間がない!そちらの船首側を残して、沈みかけている!
 しんがりの敵空挺部隊と交戦中の今は、後々の救助になど人員は割けん!
 今脱出しなければ、キルゾーンに取り残される事になる!>

('A`)「………だと、さ」

( ^ω^)「………」

無線からの声を聞きながら、俺とマッギャバンは顔を見合わせた。
お互いに表情は決して諦めではなく、戦い抜いた男の、それだ。

もういい、もう十分だ。
俺達は、よく戦った。


<だから――――一度だけだ!>

39 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:40:02 ID:F0esvyCA0

<一度だけ超低空で、お前たちのそばにリトルバードを飛ばす!
 ……墜落覚悟だがな、それを逃したら、もうチャンスはない!>

('A`)「マクマホン……」

<合図で行くぞ、しっかりとどっかに掴まれるよう、気合を入れとけ!>


バックグラウンドに、メタルバンド「アイロンマーダー」の「Ace fighter(邦題:戦場の狼)」が聞こえ始めた。
最高潮に盛り上がるラストシーンを、俺達はパーフェクトなラストショットで決めなければならないようだ。

♪デデデン ♪デデン ♪デンデデンデデデン
(イントロ)

40 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:40:40 ID:F0esvyCA0

♪デデデン ♪デデン ♪デンデデンデデデン
(振りかかる火の粉 自分で払うだけ)


<いいか――――3――――>

('A`)「マクマホン少佐、あんた」


♪デデデン ♪デデン ♪デンデデンデデデン
(撃鉄を起こし 薬室に命を吹き込んで)


<――――2――――>


('A`)「あんたやっぱり」


<――――1――――>

41 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:43:07 ID:F0esvyCA0

♪デデデン ♪デデン ♪デンデデンデデデン
(セーフティを外したら 命の限り戦え)

♪デデデン ♪デデン ♪デンデデンデデデン
(なぜならお前は エースファイター×32)

♪デデデン ♪デデン ♪デンデデンデデデーン
(戦場の狼のように)


('∀`)「最高の上司だぜ(お)」( ^ω^)

<――――言ったろう? お前たちを見捨てないって――――>


♪ベベンッ ♪テュルテュル……
(アウトロ)

42 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:44:38 ID:F0esvyCA0

本国では、戦勝に沸く国民たちの盛り上がりが、全世界に実況中継されている。
俺たちの様子も街頭モニターに映しだされ、無事の帰還を願う声も聞こえた気がした。

どうやら―――全世界に注目されてまで、俺達は生き延びなければならないようだ。

………バラバラバラバラバラバラ

限りなく近づいてくるヘリに、俺達二人が手を伸ばしたところで、目の前は黒く沈んでいく。

果たしてこの手は縄梯子に届いたのだろうか―――それすらもわからぬまま、スタッフロールを迎えた。
祖国を敬い、讃える声だけは、いつまでも鳴り止む事がないままに。





カーテンコールは、是非ともお断り願いたいもんだ。

43 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:45:14 ID:F0esvyCA0







 アニヴァーサリーフューチャーソルジャー:モダンオプス3
 【レッド】日本語吹き替え版(初回封入特典コード付き:特典コード.SMGゴールドクラス)
 ……のインストールから13時間後〜


( ゚A゚)

( ゚ ω゚)

44 名前:同志名無しさん :2013/10/30(水) 08:48:04 ID:F0esvyCA0

俺とマッギャバン軍曹は、やはりパッドをきしませるほどの圧力で握りながら、ただスタッフクレジットを見ていた。
押し寄せる疲労は心地よく、このうえ無くハードでスリリングな戦場の疑似体験を済ませた俺たちは、
ロシア野郎と北朝鮮のクズどもの陰謀を打ち砕いた達成感の余韻に浸りつつ、食い入るように画面を見つめていた。

今になってFPSの感想はと聞かれれば、きっと当初とは違ってこう答えることだろう。





わが母国、ユナイテッドステイツ・オブ・アメリカに幸多かれ。


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