190 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:01:16 ID:bITKvGw20

【BAR Dokuo】


(゚、゚トソン「何で非番の日までわざわざ店に来てるんですかね? この残念男さんは」

(;・∀・)「いいじゃないか別に! あと残念男って言うな!」

(゚、゚トソン「残念イケメンの方がいいですか? 毎回毎回付き合っては1ヶ月以内にフラれるモララー先輩」

( ;∀;)「うわああぁぁぁんオーナー! 後輩の筈なのにトソンちゃんが苛めるよおおおぉぉぉ!!」

('A`)「ねえ、今って営業時間中だからね? 非番のモララーはともかくトソンちゃんは絶賛仕事中なんだからね?」

(゚、゚トソン「だって客来ないじゃん。こんなショボい店に」

('A`)「うん、あのね? 俺一応君の上司だからね? それなりの言葉づかいっていうものがね? その、ね?」

191 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:02:43 ID:bITKvGw20
(;・∀・)「あ―あ―本当だったら今頃レモナさんとデートの筈だったのになあ……畜生! どうして僕はいっつも肝心な時にフラれるんだよ!!」

(゚、゚トソン「ルックス以外のスペックが屑だからじゃないですか? まあ、ありとあらゆる点で底辺のオーナーよりはマシだと思いますけど」

('A`)「あれ? 今俺の悪口言う必要あったかな? わざわざ悪態つく必要あったかな? ねえ?」

(゚、゚トソン「オーナー、うっさい。存在が」

(;'A`)そ「存在が!? トソンちゃんの中で俺はどういう存在の訳!?」

(゚、゚トソン「……ゴミ?」

(;'A`)「シンプルに来たね!? ものスッゴいシンプルに存在を全否定して来たよこのバイト!!」

(;‐∀‐)「は―。僕はせっかくの休日になんでこんなボロっちいBARで過ごさなきゃならないんだか」

('A`)「おいこら、見習い。おいこら」

192 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:04:02 ID:bITKvGw20
ドントストップミーナーウ♪

( ・∀・)「あっ、電話だ……ミルナから? 珍しいな」

(゚、゚トソン「ミルナってモララーさんが通ってる激安BARのマスターさんでしたっけ?」

( ・∀・)「大体間違ってるけど大体そんな感じだね。っと『もしもし―どしたの―?』」

('A`)「ねえ、トソンちゃん。どうして見習いのモララーには敬語を使ってオーナーの俺にはタメ口なのかな?」

(゚、゚;トソン「いや、ボクだって人間以外に敬語使うとかちょっと抵抗あるし……」

(;'A`)そ「人外!? まさかの人外なの、ねえ!? ある意味ゴミよりも生々しくて傷つくからね、その言葉!!」

193 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:04:56 ID:bITKvGw20
( ・∀・)「うん。あっ、クールさんも来るのね?分かった分かった。は―い」プチッ

( ・∀・)「オーナー!」

('A`)「ん? どした」

( ・∀・)「ちょっとトソンちゃん借りますね!」

('A`)「……はっ?」

( ・∀・)「んじゃそ―いう事で。行こうトソンちゃん」スタスタ

(゚、゚トソン「分かりました。よく分からないですけど分かりました」スタスタ

(#'A`)「ちょっちょっ! 待て待て待て―――!! トソンちゃん!? 君、仕事中なんだよ!? なに勝手に帰ろうとしてんの!?」

194 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:06:29 ID:bITKvGw20
(゚、゚トソン「いや、ボクちょっと顔面性犯罪者の男と二人っきりとか耐えらんないし」

(;'A`)そ「顔面性犯罪者!? 何そのひたすらに心を抉る言われの無い非難!! っていうかトソンちゃん居なくなったら俺1人で店廻さなくちゃならなくなるんだって!!」

(゚、゚トソン「ど―せ客来ないから大丈夫っしょ。あっ、ボクの給料は定時分までちゃんとつけといてね。じゃなかったら殺す」

「トソンちゃ――ん! 行こ――!」

(゚、゚トソン「んじゃそ―いう事で。お疲れさまです」スタスタ


カランカラン


('A`)「……」

('A`)「……」

(#;A;)「……もう嫌だあの鬼畜バイト」グスン




( ・∀・)「トソンちゃんってオーナーのこと嫌いなの?」

(゚、゚*トソン「いえ、ボクなりのアプローチですよ。ボクってツンデレなので」

( ・∀・)「あれれ〜? 僕の知ってるツンデレとは180°違うよ〜?」

195 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:07:33 ID:bITKvGw20





【糞ったれBAR NEETのようです】


     【OPEN】





.

196 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:09:12 ID:bITKvGw20
ガチャ カランカラ―ン


( ・∀・)「お待たせ―。クールさんいる?」

川 ゚ -゚)「やあ、モララー。久々だな」

( ・∀・)「やっほ―。あっ、クールさんはトソンちゃんの事知ってるよね?」

(゚、゚トソン「うわっ! このバーカッコいいなぁ……あっ素直さん。お久しぶりです」

川 ゚ -゚)「やあ都村君。私の事はクールで結構だよ」

(゚、゚トソン「ではボクの事もトソンで結構です」

(*゚∀゚)「あっ! 残念イケメンが彼女連れて来てるぞ!!」

(;・∀・)「モララーだよモララー!! いい加減名前覚えて!! それから彼女は仕事先の後輩だからね!!」

197 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:10:58 ID:bITKvGw20
(゚、゚トソン「どうも、『都村トソン』といいます」

(*゚∀゚)「ウチは赤羽根つーだぞ! モララーの後輩ってことはバーテンダーなのか!?」

(゚、゚トソン「ボクはただのバイトなので簡単な物しか作れませんけどね」

川 ゚ -゚)「君が作る『ダージリンクーラー』は美味いと思うけどね」

(゚、゚*トソン「嬉しいです」

( ・∀・)「そう言えば肝心のミルナは?」

(*゚∀゚)「なんか奥の方で作業してたぞっ! ……あっ来た」

川д川「ようモララー。来やがったなぁ」

( ・∀・)「やっほ―ミルナ。あっ、この娘は後輩のトソンちゃんね」

川д川「ふ―ん、どうもぉ」

(゚、゚;トソン「……あ、どうも」

198 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:12:32 ID:bITKvGw20
川 ゚ -゚)「いきなり君から出来るだけ人数を集めてこの部屋に来い、と電話が来た時は驚いたよ」

(*゚∀゚)「ウチは貞子の家、結構好きだから先輩に誘って貰えて嬉しいぞ!」

川#д川「貞子って言うなこの糞ったれのクソチビのクソガキィ!!」

(;*゚∀゚)「がっ……ガキじゃないもん!! ウチは大人のレディだもん!!」

(゚、゚;トソン「ねえ、先輩。なんであのオーナーらしき男は貞子みたいな髪型でパジャマにスリッパで接客してるんですか?」ヒソヒソ

( ・∀・)「ああ、うん。そこら辺は後でじっくり説明するよ」ヒソヒソ

199 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:13:30 ID:bITKvGw20
川*д川「んじゃぁ、いよいよお披露目と行きますかぁ!」

川 ゚ -゚)「お披露目?」

川*∀川「奥の部屋に来てくれぇ、ケッケッケッ」スタスタ

(*゚∀゚)「何だ何だ―、やけに機嫌よさそうだぞ―?」スタスタ

(゚、゚;トソン「何が始まるんですか?」スタスタ

( ・∀・)「さあ……?」スタスタ

200 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:14:39 ID:bITKvGw20
…………………………………

……………………………

………………………

…………………

……………

………



201 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:18:39 ID:bITKvGw20
川*∀川「ジャジャ――――――――ァンってなぁ! どうよコレェ!?」

(;・∀・)「これって……」

川; ゚ -゚)「もしやビールサーバーか?」

川*∀川「ケッケッケッ! 正解だぁ!! 隣の部屋まで壁をぶち抜いてビールサーバーようの部屋を作ったんだよぉ!!」

(;・∀・)「これ、下手なBARよりよっぽど設備整ってるよね。個人宅にこんなしっかりしたビールサーバーってあんた……」

川; ゚ -゚)「君の酒への情熱にはいつも驚かされるよ。それにしても中々種類も揃っているな」

川*д川「とりあえず日本ビールは『ヱビス』だなぁ。あとは俺の好みでぇ『ハイネケン』『バドワイザー』『ギネス』『デュベル』『ホブゴブリン』だぁ!!」

(;*゚∀゚)「なんかよく分からないけど凄いっていうのは分かるぞっ」

(゚、゚;トソン(ボクのバイト先がものすっごいショボく思えてくるんですけど)

202 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:20:34 ID:bITKvGw20
川*∀川「つ―訳でぇ! ビアルームの開設を祝って乾杯しようぜぇ!! もちろんビールでなぁ!」

川*∀川「さぁオーダーを聴くぜぇ! 今日は好きなだけ飲んでくれよぉ!!」

川 ゚ -゚)「ビーフィーターで『ドッグスノーズ』」

( ・∀・)「僕は『ミント・ビア』」

(*゚∀゚)「ウチは『パナシェ』―」

(゚、゚トソン「あっ、じゃあローゼスの黒で『ボイラー・メーカー』を」

川#д゜川「なぁんでテメェらどいつもこいつもカクテルばっかりなんだよ糞ったれがああああああぁぁぁぁ!!」

川; ゚ -゚)「いや……そうは言われても」

(*゚ぺ)「ウチも先輩もビールはあんま好きじゃないんだぞ―」

( ・∀・)「僕も基本的にいつもハーブリキュールと混ぜてるからな―」

(゚、゚;トソン「ビール単体だとお酒飲んだ気がしないんですよ。度数弱すぎて」

203 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:21:17 ID:bITKvGw20
【ドッグスノーズ】


<参考レシピ>

・ドライ・ジン…45o
・ビール…適量

冷やしたグラスにドライ・ジンを注ぎ、よく冷えたビールを適量注いで軽くステアする。


『ドライ・ジン』に『ビール』を加えたシンプルなビアカクテル。
度数は11度前後だが作り方も簡単なので度数の調整も簡単。

見た目はビールと変わらないが、ジン独特の刺激的かつ華やかな香りと味わいが加わっているため、かなりハードな飲み口となっている。

自宅でも簡単に作れるので、普通のビールに飽きた人に是非とも試して頂きたい1杯。

204 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:21:57 ID:bITKvGw20
川 ゚ -゚)「うむ、まあたまに飲むにはいいな。ジンの華やかさにビールの炭酸に、この苦味」ゴクゴク

川 ゚ -゚)「欲を言えば真夏に飲めたら最高なのだが……まあ仕方ないな」

(* ・∀・)「いやぁ―甘くて苦くて最高だね―。やっぱりリキュールはハーブ系だね」ゴクゴク

(* >∀・)「ミントの爽やかとビールの組み合わせって言ったら、たまんないね!!」

205 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:22:50 ID:bITKvGw20

【ミント・ビア】


<参考レシピ>

・ビール…適量
・グリーン ペパーミントリキュール…15ミリ

冷えたグラスによく冷やしたビールを適量注ぎ、グリーン ペパーミントリキュールを加えて軽くステアする。


ミントの清涼感がたまらないビアカクテル。
アルコール度数は6°前後だが、これも簡単に調節が可能。

同じハーブ系リキュールのビアカクテルとして知名度では『カンパリ・ビア』に劣るものの、根強いファンがいるカクテルであり、ビアバーなどでよく飲まれている。
色合いは淡い緑色で見た目もなかなか面白く、好みがハッキリと別れるカクテルである。

ちなみにグリーン ペパーミントリキュールは『JET 27』がおすすめ。
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207 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:23:48 ID:bITKvGw20

【パナシェ】


<参考レシピ>

・ビール…1/2
・レモネード…1/2

冷えたグラスによく冷えたビールとレモネードを同時に注ぐ。


「混ぜ合わせる」という意味のフランス語が名前の由来であるビアカクテル。
アルコール度数は2°前後なのでお酒に弱い方でも安心だ。

本来はレモネードを使用するのだが、日本ではレモン風味の炭酸飲料で代用することが多い。
機会があったらレモネードから自作するのも面白いかもしれない。

作り方のポイントとしては、大きめのグラスにレモネードとビールを同時に注ぐのがミソ。

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208 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:25:26 ID:bITKvGw20
(*゚∀゚)「ビール単体じゃ飲めないけどこれならウチでも美味しく飲めるぞっ!」チビチビ

(*^∀^)「名前も何だか可愛くてオシャレだし。大人のレディーのウチにピッタリだなっ」

( ・∀・)(あの娘の中の大人のレディー像はどうなってんだろ?)

(゚、゚*トソン「まさかヱビスビールでボイラーメーカーが飲めるとは……贅沢だね」ゴクゴク

(ー、ー*トソン「お―美味しい。幸せ―」

川#д川「結局みぃんな混ぜ物しやがってよぉ……糞ったれがぁ」

( ・∀・)「ミルナだってよく『シャンディガフ』とか飲んでたじゃん」ゴクゴク

川;д川「いや、まぁよぉ。そうだけどよぉ」

209 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:26:41 ID:bITKvGw20

【ボイラー・メーカー】

<参考レシピ>

・バーボン ウイスキー…45ミリ
・ビール…適量

冷やしたグラスにバーボンを注ぎ、よく冷えたビールを適量注いで軽くステアする。


『ドッグスノーズ』のウイスキーバージョン。
度数も大体同じで、調整も簡単。

ボイラー技師がすぐに酔っぱらうために缶ビールの中にバーボンを突っ込んだ事が始まりだと言われているが詳しい事は不明。

バーボン独特の香りや重厚な甘みがビールの苦みとうまくマッチングしている。
こちらも是非、自宅で試して頂きたい。

ちなみに作中でトソンが飲んでいるものはバーボンが2倍入っているかなりハードなドリンク。

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210 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:29:38 ID:bITKvGw20
川 ゚ -゚)「しかし、つー。よく『パナシェ」なんか知っていたな」ゴクゴク

(*゚∀゚)「大人のレディーになるために色んなお酒を調べたんだぞっ」

川; ゚ -゚)(お酒詳しい=大人はちょっと違う気がするのだが)ゴクゴク

川д川「っていうかよぉ、トソンだっけかぁ? かなああぁぁり濃いめに作ったけど大丈夫なのかぁ?」

(゚、゚*トソン「あっ大丈夫です。ボク、1日でウイスキー丸々1本は余裕で飲みほしちゃう人なんで」ゴクゴク

(;・∀・)「あいっ変わらず怖いくらいの酒豪だよね……」

川д川「(ボク?)そりゃあ凄いわなぁ。ふだんはウイスキー飲んでるのかぁ?」

(゚、゚トソン「基本的にはそうですね。スコッチもバーボンもカナディアンも大好きです。もちろんそれ以外も」ゴクゴク

211 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:31:21 ID:bITKvGw20
( ・∀・)「ウチの店でバイトしている理由もウイスキーが好きだからって理由だもんね―」

川д川「お前んとこのバーはウイスキーが強いんだっけぇ?」

(゚、゚トソン「基本的にスコッチとジャパニーズ推しですね。オーナーの趣味で」

( ・∀・)「ハコもここと比べたら狭いけどね―。種類もあんまり無いかもしれないけど」

川д川「自分で言うのも何だけどよぉ、あんまりウチと普通のバーを比べない方がいいぜぇ?」

(*゚∀゚)「貞子の家はそこら辺のバーなんて目じゃないからなっ」

川#д川「だぁかぁら貞子言うな!」

(゚、゚;トソン「ん? 家? 店じゃなくて?」

( ・∀・)「ああ、そこからだよね。ええとだね……」

212 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:32:08 ID:bITKvGw20
……………………………………

……………………………

……………………

………………

…………

……



214 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:38:49 ID:bITKvGw20
(゚、゚;トソン「信じられない……」

( ・∀・)「まあ、最初はそんな反応になるよね」

川 ゚ -゚)「まるで始めてここに来た時の私のような反応だな」

(゚、゚;トソン「なんでそんなにお金があるんですか!? いや、そもそもどうしてそこまでお酒に詳しいんですか!? っていうか何でニートやってるんですか!?」

川д川「ん―、まあ色々あってなぁ。ちなみにニートなのは働くのがダルいからだぁ」

( ・∀・)(毎回これ聞かれると、はぐらかすよね。普通に教えちゃえばいいのに)

(゚、゚;トソン「うわぁ、勝ち組って本当にいるんですね。ボク、嫁いでもいいですか?」

川д川「お断りだぁ、女にゃ興味ねぇよぉ」

215 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:40:50 ID:bITKvGw20
(゚、゚;トソン「……ソッチ系の方?」

川#д川「ぶちのめすぞ糞ったれぇ!! 単純に恋愛ってもんに興味が無いんだよぉ!!」

(*゚∀゚)(貞子の口から恋愛とか聞くと何か笑えるな)

川 ゚ -゚)「まだ若いのに、随分とストイックなんだな」

川д川「ケッ! 金があると薄汚い女が寄って来るんだよぉ、クールだって分かるだろぉ?」

川 ゚ -゚)「私?」

川д川「お前、そこら辺の女優なんか目じゃねえ程に美人じゃねぇかよぉ。そうすっと外ズラしか見ない鬱陶しいのが寄って来るだろうにぃ」

川д川「ったくよぉ、災難だよなぁお前もぉ。美人過ぎんのも大変だわなぁ」

川 ゚ -゚)「……」

(;・∀・)「相変わらずだよね、ミルナ」

(;*゚∀゚)「うわあ……」

(゚、゚;トソン「天然ですかね? いや、確かにクールさん美人ですけど」

川д川「あぁん?」

216 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:42:17 ID:bITKvGw20
川 ー -ー)「……いや、気にしないでくれ。うん、君にそんな気が無いのは分かってる」

川д川(俺、何か変な事言ったかぁ?)

(゚、ートソン「先輩もこんな風に自然に口説ければ残念男の称号を返上できるんじゃないですか?」

(;・∀・)そ「うぐっ!?」

川д川「??」

川 ゚ -゚)「あぁ、そう言えば新しい彼女とはどうなったんだい? 確か有名女子大のお嬢様だとか」

( ;∀;)「……先日、フラれました」グスン

川;д川「まぁた失恋したのかよぉ」

(# ;∀;)「うるしゃいうるしゃい! 畜生! どうして僕はいっつもこうなるんだ!!」

217 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:43:40 ID:bITKvGw20
(*゚∀゚)「ルックス以外が残念だからじゃないのか?」

(゚、゚トソン「先輩は昔っから中身がスカスカなんですよ。優しさをはき違えているタイプですね」

川 ゚ -゚)「ああ、優しいイイ人だけど友達止まりってやつか。なるほど」

( ;∀;)「うわああぁぁんミルナ―――!!」

川#д川「泣くな喚くな糞ったれえええぇぇぇ!!」

( ;∀;)「みんなが苛めるよおおおぉぉ慰めてミルナ――!!」ダキッ

川#д川「だぁかぁらぁ! 引っ付くな気色わりぃ!!」

218 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:45:57 ID:bITKvGw20
(゚、゚;トソン「もしかして……やっぱりそうなんですかね?」ヒソヒソ

川 ゚ -゚)「うむ、ミルナも女性に興味が無いと言っていたしな」ヒソヒソ

(*゚∀゚)「モララーってイケメンだからなっ。イケメンにはホモが多いって言うし」ヒソヒソ

(゚、゚トソン「夜はどっちが女なんですかね? やっぱり先輩かな?」ヒソヒソ

(*゚∀゚)「友達の腐女子が言うには普段ツンツンしていよ奴ほど夜は弱いらしいぞっ」ヒソヒソ

川 ゚ -゚)「なるほど、そういう世界があるのか」ヒソヒソ




( ;∀;)「ミルナミルナミルナ―――!!」ギュウッ……!

川#д゚川「気色わりぃ事言ってる暇があったら俺を助けやがれ糞ったれどもがあああああぁぁぁぁぁぁ!!」

219 名前:名も無きAAのようです :2015/03/24(火) 13:46:50 ID:bITKvGw20







     【CLOSE】







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