―あらすじ―

「貴様らにはこれからバトルロワイヤルをしてもらう―」

学園の生徒たちによるバトルロワイヤルが開始されてから既に三日目・・・

ドクオは既に二人を相手に勝ち上がってきている。

しかし、二人だけでは終わらない・・・

彼は新たに現れる3人目を倒すべく―


〓遊戯王BR〓 「狂詩曲」


どうやら寝坊したようだ。

室内の時計の針は既に12時を回っていた。

いや、寝坊自体はいつもの事なのだが、今日はいつもと少し違った。

頭と肩が重い・・・

十分な睡眠時間をとったはずなのだが、どうも疲れがまだ取れていない。

おまけに、寝起きであるせいか頭が全然働いていない様だ。

机の上の菓子パンを袋ごと囓ってしまった・・・

今日という日は既に半分も過ぎているというのに、身体は一向に目覚める気配が無い。

このやる気の無さは何なのか・・・

だが、不思議と悪い気分ではなかった。

今の俺には、バトルロワイヤルの事など関係無い―

普段、目覚ましと共にぐったりと起き、たいして行きたくもない学校の為に出たくない布団から無理矢理這い出て、もはや栄養摂取以外の意味を持たなくなった朝食を放り込む様にして食べ―

歯を磨き顔を洗った後は、袖のボタンも取れかかりくたくたになったの制服に着替え、目と鼻の先にある学校目指して、眩しい日光を避ける様にやや俯きながら歩を進める―

そんな、当たり前の日常が待っている様な気がしてならなかった。

これから寮を出て、昇降口を通り、教室のドアをくぐり、時計を見るとと丁度昼休みの時間になっていて、自分の席に着き暫くすると、友人が寄ってきて「こんな時間に来て一体どうしたんだ?」と笑いながら声をかけてくる―

そうに違いない。寧ろ他にどんな光景が想像出来ようか。

そんなことを考えながら自分の周囲を見渡す・・・

当然ここは自分の部屋ではない。

ましてや寮内ですらない。

      N   !:::::: : :r': : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヾメ 、
      !::\   !::::: :/::::::::::::::::::::::_::::::::::::: : : : : : : : : : : :\     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        !::::::\ i::::::::::::::::::::::::::::z' ‐=ミー、:::::: : : :\::::::: : : : :!     .|
    ゝ、 !:::::::::::`:::::::::::::::::::::::::T" t-=メ.\:: : :/::: :\:::::: : :!     |  ああ・・・
      `込、\::::::::::::::::::r'"`ヾ:::!   ` `ニ'"``i::ム:::::: : /::::: : !.     <  分かってるさ・・・
      \ ゛`:::::::::::::::/( 'ヘ.ヾ!        N牙ィ:: :/ \: :!      |
        \、::::::::::.\ ヾ耳            /il::/   \i      \__________
       _,.>::::::::::::\ ⊃、 __.    ー / '
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朝食・・・と呼ぶには些か時間が遅すぎるものを摂りながらデッキ調整を終えた俺は、身体の怠さに気が進まないながらも外に出る事にした―

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日に比べ、外は大分寒かった。

制服の襟に首を埋めながら、両手をズボンのポケットに突っ込む。

もしかしたらと思い、軽く息を吐いてみる・・・

流石に息が白くなるような気温ではないようだ。

ひとまず、足の向く先は既に決まっていた。

購買だ。

以前購買から沢山持ってきたパンはそろそろ底がつきそうだ。

ここらで補充しておかなければならない。

実のところ、菓子パンにはもう辟易していたところもあった。

せっかくだから辛いものや香ばしい物が食べたい。

あわよくばおにぎりでも手に入れたいところだ。


('A`)「冷えるし急ぐとするか・・・」


俺は小走りで購買へと急いだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

途中、遠くの方から女生徒の悲鳴らしきものが聞こえた―


('A`;)「クソ・・・」

('A`;)「またどこかで殺り合ってるってのか・・・」


自分もこれから同じ事を続けなければならないのは分かっていた。

その台詞に意味など無かった。

ただ、言い様の無い理不尽さと苛立ちを覚え、自然と口から出てしまった・・・


('A`)「早く・・・早くこんな事終わらせねえと―」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

購買の前まで到着すると、ドアを少し開けて中を覗き込む・・・

以前の様に待ち伏せしている輩がいるかもしれない。

しかし中には人がいないようだった。

多少の安堵と共に中へ乗り込む。

若干の警戒心を緩めるのと引換に、行動の速度を上げる。

包装の立てる音など気にせず、急いで食べ物をかき集める。

パンやおにぎり、飲み物等を近くにあったビニール袋に詰め込み、さっさと購買をあとに―



ドアの方に振り返ると、そこには人が立っていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

('A`;)「なッ・・・」


ドクオが声を驚きの発すると同時にデュエルディスクから光が放たれ、円形のフィールドが二人を包み込む・・・


( `ー´)「よぉ」

('A`;)「(クッ・・・こいつ・・・)」

( `ー´)「俺様とデュエルしようじゃねーの?」

('A`;)「(迂闊だった・・・)」

('A`;)「(まぁ、仕方ねぇか・・・)」

('A`) 「いいだろう。一度デュエルディスクが認識してしまった以上どうしようもないからな。」

( `ー´)「素直でいいじゃねーの」


確かに・・・

自分でも少し驚いた。

さっきまでは待ち伏せを警戒していた。

今も、早い内に購買を立ち去ろうと迅速な行動を心がけていた。

だが、いざ新たな敵と対峙した今、僅かな躊躇いも無かった。

このデュエルも、自分の通るべき道なのだと、どこかで受け入れている自分があった。

突然現れた相手がどんな奴であるかなんて関係無かった。

自分が勝てばいい。

勝つしかない。

勝たなければならない。

それだけだった。


('A`)「さぁ、始めようか。」



( `ー´)LP8000「「デュエル!!!!」」LP8000('A`)



( `ー´)「先攻は貰おうじゃねーの?」

( `ー´)「ドロー!!」

( `ー´)「メインフェイズ、俺はダーク・グレファーを召喚!!」



《ダーク・グレファー/Dark Grepher》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で自分のデッキから闇属性モンスター1体を選択して墓地へ送る。

( `ー´)「そして効果発動・・・」

( `ー´)「手札の『ネクロ・ガードナー』を捨て―」

( `ー´)「デッキから『ゾンビキャリア』を墓地へ送ろうじゃねーの」

('A`;)「(闇属性中心のデッキか・・・?それにしてもいきなり『ネクロ・ガードナー』と『ゾンビキャリア』とは・・・」

('A`)「(このまま墓地を肥やされると厄介だな・・・)」

( `ー´)「そのままターンエンドじゃねーの」


( `ー´):LP:8000 手札:4
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「闇変態/ATK1700」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」


('A`)「俺のターン!! ドロー!!」

('A`;)「(クッ・・・、あの妙に高い打点を超えられるモンスターがいない・・・)」

('A`;)「(ここでこのモンスターの効果を使って場を空けたら余計無防備になる・・・)」

('A`)「(なら・・・)」

('A`)「俺はモンスターをセット、魔法罠を1枚セットしてターンエンドだ。」


('A`) :LP:8000 手札:4
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「●/」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「■」2「」3「」4「」5「」


( `ー´)「俺のターンじゃねーの?」

( `ー´)「ドロー!!」

( `ー´)「メインフェイズ、『ダーク・グレファー』の効果を再び発動・・・」

( `ー´)「手札より『ダーク・パーシアス』を捨て―」

( `ー´)「『ダーク・ネフティス』を墓地に送る・・・」

('A`;)「(こいつ・・・、妙に良いモンスターばっか持ってやがんな・・・)」

('A`;)「(そんなに場数をこなしてきたってのか・・・?)」

('A`;)「(どちらにしろこれ以上墓地を肥やされるのはまずい・・・)」

('A`;)「(次こそ・・・!)」

( `ー´)「バトルフェイズ! 『ダーク・グレファー』で伏せモンスターを攻撃しようじゃねーの」

('A`)「『シールド・ウォリアー』が破壊される・・・」

( `ー´)「ならそのままターンエンドじゃねーの」


( `ー´):LP:8000 手札:4
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「闇変態/ATK1700」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」


('A`)「俺のターン、ドローだ。」

('A`)「(こいつは・・・)」

('A`)「メインフェイズ、俺はコイツを召喚するぜ!」

('A`)「現れよ!『戦士ダイ・グレファー』!!」

《戦士ダイ・グレファー/Warrior Dai Grepher》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1700/守1600
ドラゴン族を操る才能を秘めた戦士。過去は謎に包まれている。

( `ー´)「ほう・・・、面白いじゃねーの?」

('A`)「バトルフェイズ! 『戦士ダイ・グレファー』で『ダーク・グレファー』に攻撃だ!」


『ダーク・グレファー』ATK1700 VS 『戦士ダイ・グレファー』ATK1700


( `ー´)「お前のモンスター共々仲良く破壊されようじゃねーの」

('A`)「どうかな?」

('A`)「ダメージ計算時、俺は墓地の『シールド・ウォリアー』を除外し、効果を発動!」

('A`)「『戦士ダイ・グレファー』はこの戦闘では破壊されない!」

('A`)「そしてこの効果は自分・相手ターンを問わずに使用出来る!」

《シールド・ウォリアー/Shield Warrior》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 800/守1600
戦闘ダメージ計算時、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動する事ができる。
自分フィールド上に存在するモンスターはその戦闘では破壊されない。


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               l: : ::::::/: : : :::::',: : :::// ィ 7   V::| ハ.)ヽ:::::::::::::::'´:::::::::/
               l: : :::〈: : : :.:::::::;ハ:::::/ィセソ ′   V!刀.ノ/:::::::::::::::::::::/
               | : :::::ハ: : ::::::左テ!/           V {__ノ::::::::::::::::::∠.-ェ=‐
               |: :::::::::ハ: :.:::::ハ ヽ   __       ハ::::::::::::::::::::::;.-'´     「闇を切り裂け!『ダイ・グレファー』!!」
               | :::::::/ V :::リ {、  '´        /  ヽ::::::::;.-<
_               j.:::/  V::リ'´:.:`:.、              Y´::.::.::.:: ̄:.:.‐-.
:. ̄:.:.‐-..._          /   ,.-'´Vミ=、:.:.:.:.:.`:.、    /     ∨::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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 ̄¨ ─―‐-  _::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.::.::,'::.:.:.:.:.:`丶、:.:.:.:.:ハ、           V:.:.:.:.:.
               ̄  ─-  _::.::\::.::./::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、:.:.ハヽ、        V:.::.:.
                    ̄¨ヾ‐'::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.、',ヽ、`        V:.:/
                           ヽ::.::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',  ` 、         Y:.: 

(;`ー´)「なっ・・・そうなりゃ話は別じゃねーの?」

(;`ー´)「俺は『シールド・ウォリアー』の効果にチェーンして、コイツの効果を発動しようじゃねーの。」

《ガード・ヘッジ/Hedge Guard》 †
効果モンスター
星3/地属性/植物族/攻 0/守2100
戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から墓地へ送って発動する。
自分フィールド上に存在するモンスターはその戦闘では破壊されず、攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで半分になる。

( `ー´)「『ダーク・グレファー』の攻撃力はエンドフェイズまで半分になり、この戦闘では破壊されなくなる。」

( `ー´)「一方的にやられるなんて黙ってらんないじゃねーの?」


『ダーク・グレファー』ATK1700→850 VS 『戦士ダイ・グレファー』ATK1700


('A`)「だが戦闘ダメージは受けてもらおう!!」

( `ー´):LP8000→7150

( `ー´)「大したダメージじゃないじゃねーの?」

('A`;)「(厄介なモンスターを長居させちまったぜ・・・」

('A`)「俺はそのままターンエンドだ」


('A`) :LP:8000 手札:4
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「変態/ATK1700」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「■」2「」3「」4「」5「」


( `ー´)「ドロー!!」

( `ー´)「メインフェイズ、三度『ダーク・グレファー』の効果を発動しようじゃねーの。」

( `ー´)「手札の『黒曜岩竜』を捨て―」

( `ー´)「デッキから『ダーク・ホルス・ドラゴン』を墓地に送る・・・」

('A`;)「(クッ・・・いいように墓地を肥やされちまってる・・・)」

('A`;)「(早いところアイツを何とかしねぇと・・・)」

( `ー´)「そのままターンエンドじゃねーの」


( `ー´):LP:7150 手札:3
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「闇変態/ATK1700」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「」2「」3「」4「」5「」


('A`)「ドロー!!」

('A`)「(来たか―)」

('A`)「メインフェイズ、俺は手札より『馬頭鬼』を召喚!!」

《馬頭鬼/Mezuki》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。

('A`)「(力を貸してくれフォックス!)」

( `ー´)「ほう・・・良いカード持ってるじゃねーの?」

('A`;)「(お前が言うんかい・・・)」

('A`)「バトルフェイズ! 『馬頭鬼』で『ダーク・グレファー』に攻撃!!」

( `ー´)「俺は墓地の『ネクロ・ガードナー』を除外して効果を発動!」

( `ー´)「『馬頭鬼』の攻撃を無効にする!」

('A`;)「なッ・・・」

( `ー´)「『馬頭鬼』と相打ちなんて癪じゃねーの」

('A`)「ならば・・・、『戦士ダイ・グレファー』で『ダーク・グレファー』に攻撃!!」


『ダーク・グレファー』ATK1700 VS 『戦士ダイ・グレファー』ATK1700


キィィィィィィン!!!!

二人の戦士の持つ剣がぶつかり合い、衝撃が波となり空間を伝わる―


('A`;)「グッ・・・」

(;`ー´)「ッ・・・!!」


二人の戦士は剣を交えたまま硬直し、同時にさらさらと消えてゆく・・・


('A`;)「今度こそ倒したか・・・」

( `ー´)「お前のモンスターも死んでんじゃねーの」

('A`)「ふふ・・・、確かに今の戦闘は相打ちだった・・・」

('A`)「だが・・・!!」

('A`)「リバースカードオープン!『奇跡の残照』!!」

《奇跡の残照/Miracle's Wake》 †
通常罠
このターン戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。

('A`)「蘇れ!『戦士ダイ・グレファー』!!」

『戦士ダイ・グレファー』ATK1700

(;`ー´)「チッ、やるじゃねーの?」

('A`)「正義は必ず勝つって言うだろ?」

('A`)「さぁ、バトルフェイズは続行だ・・・!」

('A`)「『戦士ダイ・グレファー』!!ダイレクトアタックだ!!」

(;`ー´)「ク・・・」

( `ー´):LP7150→5450

('A`)「メイン2、魔法罠を1枚セット・・・」

('A`)「そしてターンエンドだ」


('A`) :LP:8000 手札:3
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「変態/ATK1700」 2「馬頭鬼/ATK1700」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「■」2「」3「」4「」5「」


( `ー´)「ドローしようじゃねーの」

( `ー´)「クックッ・・・」

( `ー´)「ようやっと暴れられるじゃねーの?」

('A`;)「何だ・・・?」

( `ー´)「メインフェイズだ」

( `ー´)「俺の墓地に存在する闇属性モンスターは6体・・・」

( `ー´)「このモンスターは、自分の墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分の場にモンスターが存在しない場合のみ手札より特殊召喚出来る・・・」

( `ー´)「現れよ・・・『ダーク・クリエイター』!!」

《ダーク・クリエイター/The Dark Creator》 †
効果モンスター
星8/闇属性/雷族/攻2300/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合に特殊召喚する事ができる。
自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、自分の墓地の闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

('A`;)「出てきやがったか・・・大物が・・・」

( `ー´)「『ダーク・クリエイター』の効果を発動・・・」

( `ー´)「墓地の『黒曜岩竜』を除外し―」

( `ー´)「墓地より『ダーク・ネフティス』を特殊召喚する!!」

《ダーク・ネフティス/Dark Nephthys》 †
効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600
自分の墓地に闇属性モンスターが3体以上存在する場合、その内2体をゲームから除外する事でこのカードを手札から墓地に送る事ができる。
この効果で墓地に送られた場合、次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。
このカードの特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在する魔法または罠カード1枚を破壊する。

('A`;)「一気に最上級が2体も・・・」

( `ー´)「そしてさらに、『ダーク・ネフティス』が特殊召喚に成功した時、誘発効果が発動する・・・」

( `ー´)「お前のそのセットカードを破壊しようじゃねーの?」

('A`;)「クッ・・・、『弱体化の仮面』が破壊される・・・」

( `ー´)「ほう・・・、破壊しないままバトルを行っていたら危なかったじゃねーの。」

('A`;)「ぐぬぬ・・・」

( `ー´)「さて、俺はまだ通常召喚を行ってないじゃねーの?」

( `ー´)「手札より、『ダーク・アサシン』を召喚!!」

《ダーク・アサシン/Dark Hunter》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守 400
自分の墓地に存在する闇属性モンスターの数によって、このカードは以下の効果を得る。
●1枚以下:このカードの攻撃力は400ポイントダウンする。
●2〜4枚:このカードの攻撃力は400ポイントアップする。
●5枚以上:このカードを墓地に送る事で、相手フィールド上に裏側表示で存在するモンスターを全て破壊する。

( `ー´)「俺の墓地に闇属性モンスターは4体・・・」

( `ー´)「よって2番目の効果が適用され、攻撃力が2000となるじゃねーの!」

('A`;)「・・・・・・」

( `ー´)「さぁ、バトルフェイズといこうじゃねーの?」

( `ー´)「『ダーク・ネフティス』で『戦士ダイ・グレファー』に攻撃!!」

('A`;)「くっ・・・『ダイ・グレファー』・・・!!」

('A`):LP8000→7300

( `ー´)「『ダーク・クリエイター』!!『馬頭鬼』を抹殺しろ!!」

('A`;)「ぬぅ・・・」

('A`):LP7300→6700

( `ー´)「『ダーク・アサシン』でダイレクトアタックじゃねーの!!」

('A`;)「ッ・・・グッ・・・!!」

('A`):LP6700→4700

( `ー´)「フン・・・、カードを2枚セットしてターンエンドじゃねーの?」


( `ー´):LP:5450 手札:0
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「闇創世神/ATK2300」 2「闇鳳凰神/ATK2400」 3「闇暗殺者/ATK2000」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「■」2「■」3「」4「」5「」


('A`)「ドロー・・・!!」

('A`;)「(よりによって今・・・)」

('A`;)「(くッ・・・、こいつがさっきのターン手札にいたなら・・・!)」

( `ー´)「クックックッ・・・」

('A`)「(いや、だが・・・待てよ・・・!?)」

('A`)「(これならこのモンスターの効果が通っても通らなくても・・・)」

('A`)「よし・・・いくしかねぇ!!」

('A`)「メインフェイズ、俺はこいつを召喚する!!」

《ファイヤー・トルーパー/Fire Trooper》 †
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、このカードを墓地に送る事で、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。

('A`)「こいつの召喚成功時、コストとしてこのカードを墓地へ送る事で貴様に1000pのダメージを与える!!」

('A`)「さぁ、燃え尽きろ!!」

( `ー´)「その程度のダメージとはいえ、効果ダメージなんて喰らってたらダセーじゃねーの?」

( `ー´)「リバースカードオープン!『痛魂の呪術』!」

《痛魂の呪術/Spell of Pain》 †
速攻魔法
相手が自分にダメージを与えるカードの効果を発動した時に発動する事ができる。
自分の代わりに、相手はその効果ダメージを受ける。

( `ー´)「人を呪わば穴二つ・・・。ダメージはその身に受けてもらおうじゃねーの?」

('A`)「(きたか・・・)」

('A`)「だが・・・、その入念な読みが仇となったようだなァ・・・!!」

( `ー´)「・・・!?」

('A`)「ひとまず俺はそのまま1000pのダメージを受けよう・・・」

('A`):LP4700→3700

('A`)「だが、プレイヤーを守る物が何も無くなったとき・・・」

('A`)「その絶体絶命の危機に冥府の死者が駆けつけるッ・・・!!」

('A`)「我がもとに降臨せよ!『冥府の使者ゴーズ』!!」

《冥府の使者ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》 †
効果モンスター(制限カード)
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。

(;`ー´)「なッ・・・!!」

('A`)「それだけじゃねぇ・・・」

                                  /: : :|       ,...=‐- 、
                       ヽ.、      /:: : :│   ,....=:'´: : : : : : :`: : . . .、_
                        ヽ`.、   /:: : : :_;!=::'´:::: : : : : : : : : : : : : : : : : : :`: : :‐-. .
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                     l  /     "ー`─- 、._ト、       `ヽ 「   ` ー┐|:.,'      `:ゝ
                     l. /     ー┬‐ ''''、- ,,,,,フ ` ー-、 ,r'´|  ` ー- _   ハX
                   」/       ノ ヽ  \. ヘ.       {    /  ,' i        
                </       /     i   \ ヘ         V  ,/   ,' |_      「人を呪わば穴二つ・・・だったよなァ・・・?」
                「(|     /    j     ヽヘ.        V /    / j/ |
               _| ` 、   |\    /        ヘ       ∨     f /_,.=''ヽ.
                ハj   `ー<! ヽ ,/          ヘ____   -‐V   | '´    \
                 / \     ` 、)^ 、.         ヘ/////  ∨  :!、       \
                  〈     `丶、    /   、        ヘ//      ∨  :! \        \ 

(;`ー´)「・・・!!」

('A`)「このカードが特殊召喚に成功したとき、受けたダメージと同値のダメージを相手にも与える!!」

('A`)「さぁ、その身に味わえ!!」

(;`ー´)「ぐぅッ・・・」

( `ー´):LP5450→4450

(;`ー´)「(伏せカードを使用させつつ、結果的に目的のダメージを与え、さらに上級モンスターを特殊召喚するとは・・・)」

(;`ー´)「(こいつ・・・)」

('A`)「これだけで済むと思うな・・・」

('A`)「バトルフェイズ!!」

('A`)「『冥府の使者ゴーズ』で攻撃!!対象は貴様だ!!『ダーク・クリエイター』!!」

(;`ー´)「チッ・・・」

( `ー´):LP4450→4050

('A`)「俺は1枚セットしてターンエンドだ」


('A`) :LP:3700 手札:1
デッキ: 墓地: 除外: フィールド:
モンスター:1「冥府の使者ゴーズ/ATK2700」 2「/」 3「/」 4「/」 5「/」
魔法・罠:1「■」2「」3「」4「」5「」


( `ー´)「ドロー!!」

( `ー´)「ククク・・・」

( `ー´)「お前はよくやったじゃねーの」

( `ー´)「だがここまでじゃねーの?」

('A`)「やれるもんならやってみやがれ!!」

( `ー´)「初めからお前が勝つことなんて出来なかったんじゃねーの?」

('A`;)「てめぇ・・・なに言ってやがるッ・・・!?」

( `ー´)「メインフェイズ・・・、俺は魔法カード『死者蘇生』を発動・・・!!」

《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

('A`;)「なッ・・・」

('A`;)「(何でそんなカードまで持ってんだこいつは・・・ッ!)」

( `ー´)「俺は『ダーク・クリエイター』を蘇生する・・・」

('A`;)「(だ、だが・・・)」

('A`;)「させるか!!」

('A`)「リバースカードオープン!『ロスト』!!」

《ロスト/Disappear》 †
通常罠
相手の墓地のカード1枚をゲームから除外する。

('A`)「『ダーク・クリエイター』を除外する!!」

( `ー´)「ククク…」

('A`;)「何がおかしいんだよ・・・」

( `ー´)「お前の行動パターンもデッキも全てお見通しじゃねーの?」

('A`;)「どういうことだ!!」

( `ー´)「チェーン『リビングデッドの呼び声』!!!!対象は『ダーク・クリエイター』!!!!」

《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠(制限カード)
自分の墓地からモンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

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ミ.        \ヽ゛` ‐-- 、    ゝミ‐-=._j、.:.:,へ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;ィ'"
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   ゝ、` 、  (    r=ヽ丶/ヽ ゛`丶--‐ 'ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:/
     `ヽ`ヽ、ゝ、  ゝ、 ゛i ヽヘi、ヘ ヘ ヘヘ へ 、:.:./:.:./ 

('A`;)「おい・・・待てよ・・・」

( `ー´)「どうした・・・?まだ何かチェーンでもあるのか・・・?」

('A`;)「違ーよ!おかしいだろッ!!どう考えてもおかしいだろッ・・・!!」

( `ー´)「何のことかさっぱりじゃねーの?」

('A`;)「とぼけんじゃねーよ!何でテメーはそんなに強いカードばっか持ってんだよ!何でテメーにそんなに集中してんだよ!どんな確率だよおい!テメーは一体何人倒してきたんだよ?どんだけだよ!答えろよ!!!!」

( `ー´)「さぁな・・・」

('A`;)「さぁな・・・じゃねーよ!このバトルロワイヤルで配布されたカードは全種各1枚ずつなんだろ?おかしいじゃねーかよ!!」

( `ー´)「いい加減うるせぇじゃねーの?」

('A`;)「いいから答えろよ!!!!」

( `ー´)「負け際になったからって往生際悪くなりやがって・・・」

( `ー´)「敗者は何も知らなくていーんじゃねーの?」

( `ー´)「黙って死んでろ」

('A`;)「・・・・・・ッ!!」

( `ー´)「さて、チェーン処理の結果『リビングデッドの呼び声』により『ダーク・クリエイター』を蘇生に成功した・・・」

( `ー´)「俺は『ダーク・クリエイター』の効果で『ダーク・パーシアス』を除外する事により、『ダーク・ホルス・ドラゴン』を蘇らせる・・・」

《ダーク・ホルス・ドラゴン/Dark Horus》 †
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手のメインフェイズ時に魔法カードが発動された場合、自分の墓地からレベル4の闇属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

('A`;)「くそッ・・・!!クソっ・・・!!何だよこれ・・・ッ!!おかしいだろ・・・」

( `ー´)「バトルフェイズ!!」

('A`;)「くそ・・・・・・」

( `ー´)「『ダーク・ホルス・ドラゴン』で『冥府の使者ゴーズ』に攻撃!!」

('A`;)「クッ・・・」

('A`):LP3700→3400

( `ー´)「続けて『ダーク・クリエイター』で攻撃!」

('A`;)「っ・・・このやろうッ・・・!!!!」

('A`):LP3400→1100

( `ー´)「トドメだ・・・『ダーク・ネフティス』でダイレクトアタック!!」

( `ー´)「Flame of Darkness!!」

('A`#)「クソがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

('A`):LP1100→0 ピーッ

('A`)「こん・・・な・・・」


モンスターの攻撃が通ると同時に、急に身体の力が抜けていった・・・

立てない・・・

負けた・・・

何かがおかしい・・・

皆を助けるとか一人で意気込んで・・・俺は馬鹿じゃねぇか・・・

様々な感情が、嵐の後の濁流の様に押し寄せる・・・

だが、声にもならなければ表情にも表わせない・・・

ただ一筋、無表情なその顔に涙が流れた・・・

そして―


( `ー´)「〜〜〜〜対象〜〜撃破〜〜〜の〜〜〜はい〜〜〜・・・・・・」


薄れ行く意識の中・・・

先程の対戦相手が何者かと連絡を取っているのを確かに確認した・・・


ドサッ・・・


俺は・・・終わらn・・・!


・・・・・
・・・・
・・・
・・




学園の敷地内のどこかで・・・


( ^ω^)「『A・O・J ディサイシブ・アームズ』の攻撃!Armageddon Force!」

???「ぐぁぁああぁぁあああああぁぁああ!!」


ドサッ・・・


( ^ω^)「ドクオ・・・!ショボン・・・!皆・・・!待ってろお!!」


to be continued…

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