- 623 名前:名も無きAAのようです :2013/08/12(月) 09:23:22 ID:Ds2XyRL20
- その名前、どんな意味がこめられてるのか聞いたことある?
('A`)「これとこの配線で、、、」
ブォォォォォォ!
うなりをあげるエンジン音。ここは彼の憩いの場。油の匂い、辺りには鉄くず、腰にはいつも七つ道具。周りは隙間だらけの木の板壁。なにからなにまでお手製だ。
('A`)「よぉし、いい子だ!」
前々から夜通し造ってきた。なぜなら今日は特別な日。
('A`)「さて、試運転といきますか。そろそろ少年Bもくるころだ」
( ^ω^)「Dーーーー!」
予想通り。壊れそうな勢いでこの場へやってきた。
('A`)「来たな、少年B!さぁ!乗れ!式の前に試運転だ!」
( ^ω^)「!!できたのかお!かっくいいお!」
('A`)「さぁ!行くぞ!」
ガシャン!ガシャン!
乗り心地最悪。けれど視界は高く、動作、音、匂い、申し分ない。
( ^ω^)「D、すごいお!動いたお!」
('A`)「たっりめーだ!メカニックなめんなよ!今日の式典の目玉なんだからな!気合い充分!二人乗り歩行ロボットD37、ついにおひろめだ」
(*゚ー゚)「じゃあ行ってくるねお母さん」
「行ってらっしゃい、今日は待ちに待った名付けの日ね、村長にいい名前貰えるといいわねS」
(*^ー^)「うん!」
今日は名付けの日、この星ではみんな15歳になるまでちゃんとした名前はない。
待ちに待った今日、この村の15歳になる少年少女たちは村長から立派な名前を貰うのだ。
- 624 名前:名も無きAAのようです :2013/08/12(月) 09:24:15 ID:Ds2XyRL20
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(;^ω^)「こんなところでなにやってるんだお!センターでメカニックを極めるんじゃなかったのかお!」
('A`)「私は清掃員DD4971」
何者かによって付けられた捻れた名前。
(;*゚ー゚)「私はあなたたちなんかに頼んだつもりなんかない!」
从 ゚∀从「おめぇらのヒーローごっこはここまでだ、墓標に刻む名前は俺が考えてやるから安心しな」
一体誰がなんのために名前を奪ったのか。
( ´∀`)「昔は七色の風が吹いていたんだモナ」
( ^ω^)「おっお、じゃあ七色の風を集めれば名前は皆のもとに?」
鍵を握る七色の風。
( ^ω^)「ボクたちに力を貸して欲しいんだお!」
川 ゚ -゚)「私は藍の風、そなたらの望みには答えられない」
集めよ、七色の風
取り戻せ、本当の名前
救え、この星を
( ^ω^)〜少年Bから始めよう〜のようです('A`)
日本の最高気温が50度になったら書く
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