337 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:40:19.80 ID:waE8V5Gs0
( ・∀・)スーパーデュエリスト大戦のようです

338 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:40:49.56 ID:waE8V5Gs0

( ^ω^)「また遊びに来たのかお? ほんと飽きないおね、モララーは」

( ・∀・)「……」

( ^ω^)「……? どしたお?」

( ・∀・)「僕はどうして、まだ消えずに存在できているんだろう」

( ^ω^)「は?」

( ・∀・)「どうして、僕はここに存在しているんだ」

( ^ω^)「意味わかんねーお。何言ってるんだお?」

( ・∀・)「だって、おかしいじゃないか。考えてもみろよ、僕たちは『実際にやったデュエルをSSにする』っていう一発ネタのために生み出されたキャラなんだ」

( ・∀・)「さらに付け加えて言うと、僕はオリジナルキャラじゃない。
       ( ・∀・)がデュエルキングを目指すようです とか、
        http://wiki.livedoor.jp/boonyugioh/d/%a1%ca%a1%a1%8e%a5%a2%cf%8e%a5%a1%cb%a4%ac%a5%c7%a5%e5%a5%a8%a5%eb%a5%ad%a5%f3%a5%b0%a4%f2%cc%dc%bb%d8%a4%b9%a4%e8%a4%a6%a4%c7%a4%b9
       ( ・∀・)はデュエルアカデミアの生徒でした。
        http://wiki.livedoor.jp/boonyugioh/d/%a1%ca%a1%a1%8e%a5%a2%cf%8e%a5%a1%cb%a4%cf%a5%c7%a5%e5%a5%a8%a5%eb%a5%a2%a5%ab%a5%c7%a5%df%a5%a2%a4%ce%c0%b8%c5%cc%a4%c7%a4%b7%a4%bf%a1%a3
        といった作品の主人公をトレースして作られたキャラクターなんだよ」

( ・∀・)「よく言えばリスペクト、悪く言えばパクリ。このネタは>>257->>276の1話だけで終了、それに伴って僕というキャラも消滅するはずだった」

( ・∀・)「それなのに、どうして僕は……まだここに存在しているんだ……?」

( ^ω^)「勝手に人の家へ遊びに来といて語ることがそれかお」

( ・∀・)「わからない。僕はいったい……」

339 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:41:22.71 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「その理由を教えてやろうか?」

( ;・∀・)「!?」

(;^ω^)「!?」

川 ゚ -゚)「おまえには、ここで消えてもらう」

( ;・∀・)「何者だ!?」

(;^ω^)「ここブーンの部屋なんだけどどっから入ったんだお!?」

川 ゚ -゚)「おまえはこのスレと共に消える運命にある」

( ・∀・)「……なんだと?」

( ^ω^)「どういうことだお?」

川 ゚ -゚)「そっちのおまえに用はない。消えろ」

( ・∀・)「は?」

( ^ω^.;:…「何を言っ;:......

( ;・∀・)「ブーン!?」

( ^ω...:.;::.. 「あ、あr

(;::: .:.;:もらr....

....

( ;・∀・)「おい、ブーン! ブーン! ブーン!!」

( #・∀・)「……何をした!」

川 ゚ -゚)「今更オリジナルキャラなど出しても出してもこの程度だ。何のバックボーンもないキャラなどこうも簡単に消えてしまう、そんな奴に用などない」


340 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:42:09.69 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「大事なのは、まだ活気があったころのこのスレで生み出された、おまえというキャラクターを葬ること!」

( ;・∀・)「……!?」

川 ゚ -゚)「今のこのスレを見てみろ、1スレ埋めるのに1年かかるような過疎地だ。VIPにスレを立てることなどもはや不可能、滅びの未来は避けられない」

川 ゚ -゚)「しかしまあ、なんだかんだと7年間続いただけはある。今度こそ落ちるか、今回こそ落ちるかと思った時に限って」

川 ゚ -゚)「忘れたころに限って、何かしらの作品が投下される。それで細々と生き延びてきた」

川 - )「だが……もう見ていられない」

川 ゚ -゚)「立つ鳥がこれ以上後を濁すな。いい加減、このようなスレは潰すべきだ」

( ・∀・)「……」

川 ゚ -゚)「そこで、我々は考えた」

( ・∀・)(我々…?)

川 ゚ -゚)「かつて黄金期……ではなくとも、それなりの時代を築いた作品たち。それらの主人公に少し手を入れて、今のこのスレに復活させる!」

川 ゚ -゚)「そうして復活したかつての主人公たちを、我々がデュエルで葬れば、それはその作品を葬ったことになる!!」

( #・∀・)「そんなことを…!」

川 ゚ -゚)「唯一の拠り所である、輝かしき過去を破壊してやれば……黄金時代を失ったこのスレは、あとは勝手に自壊する!」

川 ゚ -゚)「そのためにお前は生み出されたのだ。破壊され、葬られるために!」


341 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:42:48.78 ID:waE8V5Gs0

( ・∀・)「……」

川 ゚ -゚)「デュエルで栄えたこのスレを葬る手段……それはやはり、デュエル以外にあるまい」

川 ゚ -゚)「私とデュエルし、そして負けろ!」

( ・∀・)「……ずいぶんストレートに物を言うね。負けろと言われて負けられる行為、それをデュエルとは呼ばないよ」

川 ゚ -゚)「そうか、楽に殺してやろうと思ったんだがな。苦しみながら死ぬのが好みか?」

( ・∀・)「過程の苦楽に価値はないよ。死ぬまでが楽だったか苦しかったかの違いなんて、死んだ瞬間に全部吹っ飛ぶ」

( ・∀・)「と、いうより……そもそも、なんで死ななきゃなんないの?」

川 ゚ -゚)「言っても理解できないとなると、理解させるより他にない」

( ・∀・)「上等だね。いいさ、さっさと始めよう」


川 ゚ -゚)「「デュエル!!」」(・∀・ )




342 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:43:16.45 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「先攻は私だ。ドロー」

川 ゚ -゚)「忍者マスターHANZOを召喚。効果でデッキから超変化の術を手札に加える」

《忍者マスター HANZO》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「忍法」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから「忍者マスター HANZO」以外の
「忍者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

( ;・∀・)「うげ」

川 ゚ -゚)「カードを1枚伏せて、ターン終了、だ」

( ・∀・)(あからさまもいいところ、だよなあ……クソッ、前回といいなんでこんな面倒な相手ばっかり)

( ・∀・)「僕のターン、ドロー!」

( ・∀・)「……ジェネクス・ニュートロンを召喚!」

ATK1800

川 ゚ -゚)「……」

( ・∀・)「……」

川 ゚ -゚)「……」

( ・∀・)「……何もないならターンエンドするよ。エンドフェイズ、ニュートロンの効果発動!」

川 ゚ -゚)「何もしない」

( ・∀・)「(超変化じゃないのか……?)デッキから機械族のチューナー、ロード・シンクロンを手札に」


・TURN 2- 終了時までの状況

川 ゚ -゚) LP:8000 手札:5枚
場:忍者マスターHANZO 伏せ:1枚 

( ・∀・) LP:8000 手札:6枚
場:ジェネクス・ニュートロン 伏せ:なし



343 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:44:05.52 ID:waE8V5Gs0
川 ゚ -゚)「こちらのターン。成金忍者を召喚!」

LEVEL 4 ATK 500

川 ゚ -゚)「成金忍者は手札のトラップカードを捨てることでデッキからもう1体の忍者を呼ぶ、効果発動! 超変化の術を捨てて、忍者マスターHANZOを守備表示で特殊召喚!」

LEVEL 4 DEF1000

川 ゚ -゚)「そしてHANZOは特殊召喚されたとき、デッキから忍者モンスター1体を手札に加える。速攻の黒い忍者を手札に」

(;・∀・)(手札がどんどん整っていく……初手をニュートロンで日和ったのはまずかったかもしれない……!)

川 ゚ -゚)「さて、レベル4成金忍者と今出したHANZOでオーバーレイ! これらはどちらも戦士族、エクシーズ召喚!」

川 ゚ -゚)「西洋に
     かぶれた忍者の
     末路こそ
     かの伝説の
     聖剣なりけり

      ……H−C エ ク ス カ リ バ ー !!」

( ・∀・)(エクスカリバー……耐えられるか?)

川 ゚ -゚)「エクスカリバーの効果発動、オーバーレイユニットを2つ使って攻撃力を倍にする! これにてATK4000ポイント!」

RANK 4 ATK2000→4000

川 ゚ -゚)「そして……リバースカード、オープン! 永続トラップ、忍法超変化の術!」

( #・∀・)「2枚持ってたのかよ! クソ、持ってけよ! 好きにしろよ!!」


《忍法 超変化の術》
永続罠
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体と
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、そのレベルの合計以下の
ドラゴン族・恐竜族・海竜族モンスター1体を
自分のデッキから自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、
そのモンスターをゲームから除外する。


川 ゚ -゚)「ではありがたく。敵フィールドのジェネクス・ニュートロン、自分フィールドの忍者マスターHANZO。これら2体を墓地に送る!」


344 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:44:43.28 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「2体のレベル合計は8。よってデッキから、レベル8以下のドラゴン族モンスター、白竜の忍者を特殊召喚!!」

LEVEL 7 ATK2700

(;・∀・)「……」

川 ゚ -゚)「バトルフェイズに入る……覚悟! 白竜の忍者とエクスカリバーのダイレクトアタック!」

( ;-∀・)LP:8000→5300→1300「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

(;・∀・)「く、くそ……ダイレクトアタックならブレードハート出せよ……ちくしょう……」

川 ゚ -゚)「ホープレイラインへ自分から踏み込む気はない。ターンエンド」


・状況

川 ゚ -゚) LP:8000 手札:5枚
場:H−Cエクスカリバー 白竜の忍者 伏せ:0枚 罠:忍法超変化の術

( ・∀・) LP:1300 手札:6枚
場:なし 伏せ:なし

( ・∀・)「(ここで1000切ってればワンチャンあったかもしれないのに……くそっ)僕のターン、ドロー!」

( ・∀・)「手札からフォトン・スラッシャーを特殊召喚! さらにこのスラッシャーを対象に、魔法カード発動。モンスター・スロット!」

川 ゚ -゚)「ほう」

( ・∀・)「フィールド上のレベル4モンスター、フォトンスラッシャーを選択して発動。こいつと同じレベル4、ジェネクス・ニュートロンを墓地から除外!」

( ・∀・)「カードを1枚ドローして、それが同じレベル4なら、そのまま特殊召喚できる! ドロー!」

( ・∀・)「……」

( ・∀・)「引いたカードは……シャインエンジェル! レベル4だ、特殊召喚!」

LEVEL 4 ATK2100
LEVEL 4 ATK1400

川 ゚ -゚)「ほう。それで?」

(;・∀・)「(……出したのはいいけど使い道がない)ロード・シンクロンを召喚」」

LEVEL4 ATK1600

( ・∀・)「まあ、いいさ! レベル4の光属性、フォトン・スラッシャーとロード・シンクロンでオーバーレイ!」

( ・∀・)「光の必殺仕事人、輝光子パラディオスをエクシーズ召喚! パラディオスの効果発動!」

RANK 4 ATK2000

345 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:45:35.16 ID:waE8V5Gs0

( ・∀・)「こっちもオーバーレイユニットを2つ使う! 相手モンスター1体の攻撃力をゼロにして、効果を無効化する。食らえ、対象は白竜の忍者!」

川 ゚ -゚)「エクスカリバーではなく、白竜の忍者を?」

( ・∀・)「ハリボテの筋肉に興味はないね。どうせこのターンが終われば元の攻撃力2000に戻る」

( ・∀・)「それより、女の子のやわらかボディのほうが大事! パラディオスで白竜の忍者を攻撃!」

ATK 0 vs ATK2000 !!

川 ゚ -゚)LP:8000→6000「……冗談を飛ばす余裕があるとは」

( ・∀・)「冗談のつもりはないんだけどな。ドストライクだよ白竜ちゃん」

( ・∀・)「同じ光属性なんだし、うちに来てほしいくらいだね……メインフェイズ2、カードを1枚伏せてターンエンド」


・TURN 4- 終了時までの状況

川 ゚ -゚) LP:6000 手札:5枚
場:H−Cエクスカリバー 伏せ:なし 罠:忍法超変化の術 

( ・∀・)LP:1300 手札:3枚
場:輝光子パラディオス シャインエンジェル 伏せ:1枚


( ・∀・)(……とはいえ、カードの枚数では2枚の差がついてしまった。どうにも怪しいところだな……)

川 ゚ -゚)「ドロー。マジック・プランターを発動、場の永続トラップ、超変化の術を墓地に送って2枚ドロー!」

川 ゚ -゚)「よし、速攻魔法サイクロンを発動。その伏せカードを破壊する!」

( ;・∀・)「…チッ! チェーン発動、同じく速攻魔法イージーチューニング! 墓地のチューナーを除外してその攻撃力を場のモンスターに加える!」

( ・∀・)「ロード・シンクロンを除外して……対象は、シャインエンジェル! 攻撃力を1600アップ!」

ATK1400→3000

川 ゚ -゚)「リクルーターの攻撃力を上げるとはな。戦闘破壊されてほしくないのか?」

( ・∀・)「この状況で死んでほしいのは、どちらかというとパラディオスだからね」

川 ゚ -゚)「強がりを。残りライフは1300、攻撃力1400のシャインエンジェルを棒立ちさせると、即死の危険があるからだろう」

( ・∀・)「さあ、どうかな?」


346 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:46:09.09 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「成金忍者を召喚! 手札から安全地帯を墓地に送り、デッキからもう1体の成金忍者を特殊召喚!」

川 ゚ -゚)「さらにこの成金忍者の効果も発動、リビングデッドの呼び声をコストに、忍者マスターHANZOを特殊召喚!」

LEVEL 4 ATK 500
LEVEL 4 DEF1800
LEVEL 4 DEF1000

川 ゚ -゚)「HANZOの効果でデッキから白竜の忍者を手札に」

( ・∀・)「レベル4が3体……」

川 ゚ -゚)「成金・成金・HANZOの3体でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

川 ゚ -゚)「人から竜への超変化、これぞ真なる変化の術。出でよヴェルズ・ウロボロス!」

RANK 4 ATK2750

川 ゚ -゚)「ヴェルズ・ウロボロスの効果発動! オーバーレイユニットを1つ使い、相手モンスター1体を手札に戻す! 消えろシャインエンジェル!」

( ・∀・)「パラディオスを戻せなかったのは残念だね」

川 ゚ -゚)「黙れ。バトルフェイズ、ヴェルズ・ウロボロスで輝光子パラディオスを攻撃する!」

( ;-∀・)「……」

ATK2750 vs ATK2000 !!

( ;-∀-)LP:1300→550「……う……ッ! だが、パラディオスが破壊されたことで、僕はカードを1枚ドローできる!」

川 ゚ -゚)「だから何になる? 終わりだ、H−Cエクスカリバーのダイレクトアタック!」

( -∀・)「……そうはいかない、ジェントルーパーの効果発動! 相手モンスターの攻撃宣言時、手札からこのカードを特殊召喚!」

川 ゚ -゚)「なに…?」

DEF1000

( ・∀・)「相手モンスターはジェントルーパーにしか攻撃できなくなる。どうする?」

川 ゚ -゚)「どうするも何も、攻撃を続行! エクスカリバーでジェントルーパーを両断!」

( ・∀・)「あちゃー……」

川 ゚ -゚)「パラディオスの効果で防御札を引き入れたか。運の良い奴め」

( ・∀・)「いや、ジェントルーパーは最初から持ってたよ?」

川 ゚ -゚)「何?」

347 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:46:42.08 ID:waE8V5Gs0

( ・∀・)「運はいい方じゃないんだよ、僕」

川 ゚ -゚)「だったら、ウロボロスの攻撃時に使っておけば……」

( ・∀・)「それだと、パラディオスが死なないかもしれない。エクスカリバーじゃ相打ちだし。ドローされるとわかってるなら、攻撃してこなかったんじゃない?」

川 ゚ -゚)「……」

( ・∀・)「現状維持に努めるよりは、多少我が身を削ってでも、ドローからの逆転に賭ける……そういうの、楽しくない?」

川 ゚ -゚)「楽しいだろうな、逆転できれば。逆転で き れ ばの話だが。カードを1枚伏せ、ターン終了だ」

・状況

川 ゚ -゚) LP:6000 手札:3枚
場:H−Cエクスカリバー ヴェルズ・ウロボロス 伏せ:1枚

( ・∀・) LP:550 手札:4枚
場:なし 伏せ:なし


( ・∀・)「それじゃあ期待に応えてみせよう、デュエリストのドローは盤面だけじゃなく、滅びの運命さえ覆す!」

( ・∀・)「僕のターン、ドロ―――!!」

( ・∀・)「……」

川 ゚ -゚)「……」

( #・∀・)(……おい! おい! 僕のデッキ! おい! もうちょっと空気の読めるカードをよこせよ!!)

川 ゚ -゚)「やはり、現実はその程度。ロクなカードが引けなかったと見える」

( ;・∀・)(いや、まあ、引いたんだけども……まあいい、一応正解だ!)

( ・∀・)「魔法カード発動……ブラック・ホール!!」

川 ゚ -゚)「!」

( ・∀・)「フィールド上に存在するモンスターを、すべて破壊する!!」

川 ゚ -゚)「……それがお前の答えか。なるほど」

( ・∀・)「正直、解答としては美しくないけど……まあ逆転は逆転だ! モンスターを1体守備表示、リバースカードを1枚セット! これでターン終了だ!」


・TURN 6- 終了時までの状況

川 ゚ -゚) LP:6000 手札:3枚
場:なし 伏せ:1枚 

( ・∀・)LP:550 手札:2枚
場:裏守備 伏せ:1枚


348 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:47:23.33 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「私のターン。ドロー」

川 ゚ -゚)「速攻魔法、サイクロンを発動。その伏せカードを破壊する」

( ・∀・)「……この試合、つくづくリバースカードに縁がないね。チェーン! ライフを半分払って、異次元からの帰還を発動!」

( ・∀・)「ゲームから除外されているモンスター、ジェネクス・ニュートロンとロード・シンクロンの2体を守備表示で特殊召喚!」

川 ゚ -゚)「壁を作るか。だが、もともと攻撃するつもりはない……速攻の黒い忍者を召喚」

ATK 1700

川 ゚ -゚)「その裏守備モンスターは、おおかたウロボロスでバウンスしたシャインエンジェルあたりだろう。攻撃はしない、ターンエンドだ」

( ・∀・)「エンドフェイズ、異次元からの帰還で特殊召喚したモンスターは再び除外される……」


・状況

川 ゚ -゚) LP:6000 手札:2枚
場:速攻の黒い忍者 伏せ:1枚 

( ・∀・)LP:275 手札:2枚
場:裏守備 伏せ:なし


( ・∀・)「僕のターン、ドロー! お、……、いや……」

川 ゚ -゚)「……」


( ;・∀・)(まいったな〜〜! クソ、なんでそんなにサイクロン引くんだよ! ちくしょう!!)

( ;・∀・)(帰還が消えたら攻め手がないぞ……黒い忍者も……ん〜〜〜〜! こうなりゃヤケクソだ!!)

( #・∀・)「カオスエンドマスターを召喚!! バトルフェイズにはーーーーいる!!」

LEVEL 3 ATK 1500

川 ゚ -゚)「!」

349 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:47:55.58 ID:waE8V5Gs0

( #・∀・)「カオスエンドマスターで、速攻の黒い忍者を攻撃だァ―――!!!」

川 ゚ -゚)「この私がそんな手を食うか! ブラック忍者の効果を発動、墓地のHANZOとウロボロスを除外!」

川 ゚ -゚)「闇属性モンスター2体を除外することで、このターンのエンドフェイズまで速攻の黒い忍者はゲームから除外される!」

( #・∀・)「それがどうした! これで君のモンスターは消えた、カオスエンドマスターでダイレクトアタック!」

川 ゚ ー゚)LP:6000→4500「フ……それがどうしたはこちらの台詞だ! この程度のダメージが何になる!」

( ・∀・)「……ターンエンド!」

川 ゚ -゚)「黒い忍者が帰還する!」


・TURN 8- 終了時までの状況

川 ゚ -゚) LP:4500 手札:2枚
場:速攻の黒い忍者 伏せ:1枚 

( ・∀・)LP:550 手札:2枚
場:裏守備 カオスエンドマスター 伏せ:なし


川 ゚ -゚)「私のターンドロー! 覆面忍者エビスを召喚!」

LEVEL 4 ATK 1200

川 ゚ -゚)「レベル4エビスと黒い忍者、2体の戦士族モンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」

川 ゚ -゚)「己が心から剣を抜け! エクシーズ召喚、機甲忍者ブレード・ハート!!」

RANK 4 ATK 2200

川 ゚ -゚)「ブレード・ハートの効果発動! オーバーレイユニットを1つ使い、場の忍者モンスター1体の連続攻撃を可能とする」

川 ゚ -゚)「ブレードハート自身を選択。これでこのターン、ブレードハートは2回の攻撃が可能になる!」

( ・∀・)「……けど!」

川 ゚ ー゚)「みなまで言われるのは心外だな。その程度、私は計算ずく! リバースカード、オープン!」

川 ゚ -゚)「速攻魔法、月の書を発動!」

350 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:48:49.89 ID:waE8V5Gs0

( ・∀・)「!」

川 ゚ -゚)「場のモンスター1体、カオスエンドマスターを裏側守備表示にする!」

( ・∀・)「……」

川 ゚ -゚)「その手札もこれで無意味と化す……光属性モンスターといえど、守備表示では意味がない! そう!!」

川 ゚ ー゚)「貴様がさっき引いたであろう、オ ネ ス トも意味を成さなくなる!」

( ;・∀・)「くっ!」

川 ゚ -゚)「バトルだ! ブレードハートで、裏側にしたカオスエンドマスターを攻撃!」

( ・∀・)「破壊される……」

川#゚ -゚)「返す刀で二度目の攻撃、ブレードハートでもう1体の裏守備モンスターを攻撃ィィィ!!!」

( ・∀・)「……オネスト防いでちょっと調子に乗っちゃったのかな。忘れたかい? 君も知っていたはずだよ、このモンスターはシャインエンジェル」

( ・∀・)「戦闘破壊されたことで効果を発動。デッキから攻撃力1500以下の光属性モンスターを特殊召喚する」

川;゚ -゚)「ッ……だが、何を出そうと知ったことでは……」

( ・∀・)「光属性で、攻撃力、1100ポイントの――」




351 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:49:19.70 ID:waE8V5Gs0



( #・∀・)「――オネストを、特殊召喚する!!」




ATK 1100


川;゚ -゚)「オネ……いや、オネストは制限カーd……な、あれ!? なに!?」

( ・∀・)「どうしたんだい?」

川;゚ -゚)「……どういうことだ!」

( ・∀・)「なんてことのない、単純な話さ。僕はオネストなんか持っちゃいなかった、それだけだよ」

川;゚ -゚)「……では!! あの攻撃は……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

( #・∀・)「カオスエンドマスターで、速攻の黒い忍者を攻撃だァ―――!!!」

川 ゚ -゚)「この私がそんな手を食うか! ブラック忍者の効果を発動、墓地のHANZOとウロボロスを除外!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

( ・∀・)「ただのハッタリだよ。別に難しい話じゃないだろ?」

川;゚ -゚)「……」

( ・∀・)「カオスエンドマスターの攻撃力はたった1500。残りライフ6000と比較的余裕のある状況なら、直接攻撃を受けても問題ない」

( ・∀・)「それなら、『持っているかもしれない』オネストの可能性を考慮して、黒い忍者を逃がすだろうね。誰だってそうする、だから僕もこうしたわけだ」

( ;・∀・)(……とはいえ、すっげ―――緊張した!)

川 ゚ -゚)「……残りライフ275……後のない、切羽詰まった状況で、そんな奇策を打てるとはな……」

( ・∀・)「いや、違うかな。後がなかったからだよ」

( ・∀・)「あんまり手札も良くないんだよね、今。ライフもガンマンで終わるどころか火の粉で即死寸前まで来たし、そっちのライフもまだ多い」

( ・∀・)「正直に言うと、この試合は勝てないと思ってるよ、僕は。今でもね」

川 ゚ -゚)「なに……?」

352 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:49:55.01 ID:waE8V5Gs0

( ・∀・)「このままズルズルと守勢に回っても勝てないだろうと思う。だから」

( ・∀・)「こうでもしなきゃ勝てないと思った、せめてこのくらい通さなきゃ、勝てないだろうと思ったよ。だから虚勢を張れた……ところで、ターンは?」

川 ゚ -゚)「……ターン、エンド……」

( ・∀・)「僕のターン、ドロー! オネスト出すには出したけど、安心しなよ! 効果を使うあてはない!」

( ・∀・)「ネタばらしのために出しただけさ……ZW−一角獣皇槍を召喚!」

LEVEL 4 

川;゚ -゚)「レベル4が2体……くそっ!」

( ・∀・)「レベル4の一角獣皇槍とオネストでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

( ・∀・)「現状維持の保守的思考は、ただ踏み台となって散る! No.39 希望皇ホープ! そしてこのホープをエクシーズ素材に、カオス・エクシーズ・チェンジ!」

( #・∀・)「"逆転"という針の穴、そこに希望の刃を通す! ワンチャンスの帝王、CNo.39! 希望皇ホ ー プ レ イ!!」

RANK 4 ATK 2500

川;゚ -゚)「く……!!」

( ・∀・)「期せずして、前回と同じ手だ。ホープレイの効果発動、オーバーレイユニットをすべて使い!」

( ・∀・)「ホープレイの攻撃力を1500上げ、ブレードハートの攻撃力を3000下げる!」

( #・∀・)「食らえバトルフェイズ! ホープ剣・一転攻勢スラァ――――ッシュッ!!!!!」

ATK 0 vs ATK 4000 !!

川; - )LP:4500→ 500「う……ッ、ああああああああ!!」

( ・∀・)「これで終わってれば完璧だったんだけどね。僕はこれでターンエンドだ」


・TURN 10- 終了時までの状況

川 ゚ -゚) LP:500 手札:2枚
場:なし 伏せ:なし 

( ・∀・)LP:275 手札:2枚
場:CNo.39 希望皇ホープレイ 伏せ:なし


353 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:50:24.09 ID:waE8V5Gs0

川;゚ -゚)「う……私の、私のターン、ドロー……」

( ・∀・)「偉そうな態度が行方不明だね。ちゃんと表情を作りなよ、高圧的なセリフはどうした」

川 ゚ -゚)「……舐めるなよ。ホープレイの攻撃力は1ターンしか持たない、今はたったの2500! 300に満たないライフを削り飛ばすことなど造作もない!」

( ・∀・)「そのセリフ、ドローしたカードを見る前に言ってればかっこよかったのにね」

川#゚ -゚)「黙れ!! 墓地から速攻の黒い忍者及び機甲忍者ブレードハートの2体を除外して、手札からモンスターを特殊召喚!」

( ・∀・)「黒い忍者は闇属性、ブレードハートは風属性……となると」

川 ゚ -゚)「出でよ怪鳥ダーク・シムルグ!」

LEVEL 7 ATK 2700

( ・∀・)「シムルグ……攻撃力2700か。ホープレイがやられてもライフは75残る。準超鉄壁とでも言おうかな?」

川 ゚ -゚)「残すと思うか? さらにモンスターを召喚する、チューナーモンスター…デルタフライ!」

LEVEL 3

( ・∀・)「む……」

川 ゚ -゚)「このまま2体で攻撃してもいいがな。ここは、より確実なほうを選ぶ」

川 ゚ -゚)「デルタフライの効果発動! 1ターンに1度、自軍モンスター1体のレベルを1つ上げることができる。ダーク・シムルグのレベルを8に。そして!」

川 ゚ -゚)「レベル8となったダークシムルグに、レベル3デルタフライをチューニング!」

( ・∀・)「レベル11。となると出てくるのは、僕も愛用する最上級ドラゴン……」

川 ゚ -゚)「シンクロ召喚。星を食い星を模すその姿、人の手に余る巨大龍! この地球へと姿を現せ――――星 態 龍 !!」

《星態龍》
シンクロ・効果モンスター
星11/光属性/ドラゴン族/攻3200/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードのシンクロ召喚は無効化されず、
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない。
また、このカードが攻撃する場合、
このカードはダメージステップ終了時まで、
このカード以外のカードの効果を受けない。

354 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:50:51.59 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「星態龍の召喚時は、私もお前もカード効果を発動することができない。そしてさらに、攻撃をする時の星態龍は、カード効果を一切受け付けない!」

川 ゚ -゚)「星と見まごうほどの竜、人の手による干渉など無意味! これで終わりだ、バトルフェイズ!」

( ・∀・)「……」

川#゚ -゚)「星態龍よ! 希望皇ホープレイを……攻撃しろ!!」

ATK 3200 vs ATK 2500 !!

( ・∀・)「原典での僕なら、こんなときどうしたのかな。なんて言ったのかな?」

川 ゚ -゚)「ずいぶん余裕の態度だな……さあな。原作に貴様の死亡シーンなど存在しない。遺言に何を言うかなど、我々にわかるはずないだろう」

川 ゚ -゚)「死に際くらいは原作を抜きに、おまえの好きにさせてやる。気兼ねなく死んでゆくがいい!」

( ・∀・)「いや、そういうことじゃなくてね。オリジナルの僕なら、こういう時どんなセリフでキメるかってことなんだけど……あ、思い出した」

川 ゚ -゚)「?」

( ・∀・)「ずいぶん余裕に見えるって言ったね。そうだよ、余裕ってのはね…」

( ・∀・)「万全の状態を整えてから出すものなんだよ、手札からアルカナフォースXIV−TEMPERANCEを墓地へ!」

川;゚ -゚)「!?」


《アルカナフォースXIV−TEMPERANCE》
効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2400/守2400
戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時 
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
●裏:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。


( ・∀・)「一度だけ戦闘ダメージを0にする!」275→275

川;゚ -゚)「クソっ……そんな手を!!」

( ・∀・)「星態龍の耐性なんか関係ない、僕へのダメージをカットするだけだから。そいつに触るつもりはないよ」


355 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:51:17.85 ID:waE8V5Gs0

( ・∀・)「しかしこれ、原作だと僕の18番ってイメージだったんだけど、見直してみるとあんまり出てきてないね。3回くらいか」

川 ゚ -゚)「……知ったことか。そもそも、ダメージを防いだだけで勝った気になるな!」

川 ゚ -゚)「貴様の手札はわずか1枚、それでどうやって逆転する! これで私はターン終了!」

・状況

川 ゚ -゚) LP:500 手札:1枚
場:星態龍 伏せ:なし 

( ・∀・)LP:275 手札:1枚
場:なし 伏せ:なし


( ・∀・)「さて、どうするかな。僕のターン、ドロー……おっ」

( ・∀・)「よし、いいカードを引いたよ。サイバー・ヴァリーを召喚!」

《サイバー・ヴァリー》
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 0/守 0
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
このカードを除外して発動できる。
デッキからカードを1枚ドローし、バトルフェイズを終了する。
●自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードと自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して除外し、その後デッキからカードを2枚ドローする。
●自分のメインフェイズ時に、
自分の墓地のカード1枚を選択して発動できる。
このカードと手札1枚を除外し、その後選択したカードをデッキの一番上に戻す。

川;゚ -゚)「……くっ!」

( ・∀・)「ついでにカードを1枚伏せて、ターン終了と行こうかな」

・TURN 12-

川 ゚ -゚) LP:500 手札:1枚
場:星態龍 伏せ:なし 

( ・∀・)LP:275 手札:0枚
場:サイバー・ヴァリー 伏せ:1枚

356 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:52:22.07 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「私のターン、ドロー!」

川#゚ -゚)(……サイバー・ヴァリーもテンパランスと同じ。バトルフェイズを終了するだけで、星態龍には干渉しない効果……くそっ!)

川 ゚ -゚)「手札から、速攻の黒い忍者を召喚! バトルフェイズ!」

ATK 1700

川 ゚ -゚)「さっさと消えろ、星態龍でサイバーヴァリーを攻撃!」

( ・∀・)「サイバー・ヴァリーの効果発動! このカードを除外してカードを1枚ドローし、バトルフェイズを強制終了させる!」

川 ゚ -゚)「……だが壁は取り払った。私は、これで」

( ・∀・)「おっと。ちょっと待った」

川 ゚ -゚)「なに?」

( ・∀・)「それでターンを終了するなら、君はもうゲームオーバーだよ」

川 ゚ -゚)「……は?」

( -∀-)「さて……なんて言おうかな。ん〜、やっぱ、あれだね」

( ・∀・)「リ・コントラクト・ユニバース!! 重なった熱き思いが、世界を希望の未来に再構築する……ってね!」

川 ゚ -゚)「何を言っている?」

( ・∀・)「滅びの未来を書き換えてやるって言ってるのさ。君は今ミスを犯したよ」

川 ゚ -゚)「……なんだと?」

357 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:53:11.66 ID:waE8V5Gs0

( ・∀・)「速攻の黒い忍者を召喚したことと、さらに言うならサイバー・ヴァリーを攻撃したこと」

川 ゚ -゚)「……」

( ・∀・)「墓地には闇属性のHANZOが2体いるから、いざとなれば速攻の黒い忍者は自身の効果で逃げることができる」

( ・∀・)「サイバー・ヴァリーにしてみたって、放置しておくといつまでも突破できないし、さらなるドローや素材に使われる恐れがある」

( ・∀・)「だから一見、間違っていないように見えるけど……面白いことにね、これが2つともやっちゃいけないことだったんだ」

( ・∀・)「面白いよね、ほんと。まるで――――僕に、勝利が引き寄せられているみたいで」

川 ゚ -゚)「……強がりを。星態龍に通用しなかったリバースカードと、たった1枚の手札で、一体何ができるというんだ!」

( ・∀・)「"たった1枚"じゃあなくて、"1枚になってしまった"んだよ。リバースカード、オープン! 手札の救援光を捨てて、速攻魔法、発動!」









《超融合》
速攻魔法
手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールド上から融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードの発動に対して、魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できない。


( ☆∀☆)「 超 ☆ 融 ☆ 合 !! このカードの発動は、絶対に! 絶対に!! 絶対に!!! 誰にも止めることができないし、誰にも逃げることはできない! もちろん、黒い忍者もだ!」

川;゚ -゚)「な……! な、なんだそれは!?」

( ・∀・)「なんだそれはと言われてもね。原作だと3回使ってるよ、これ」


358 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:53:41.64 ID:waE8V5Gs0

川 ゚ -゚)「それは知っている……だが、原作で出したのはユーフォロイド・ファイターとアルカナ ナイトジョーカーの2体のみ! この状況で、何を出すつもりだ!」

( ・∀・)「それは、アレだね。時を超えた絆の力ってやつさ……ブラック忍者は逃げられない。相手フィールドから、戦士族・速攻の黒い忍者とシンクロドラゴン・星態龍を融合!」

( ・∀・)「僕1人ではどうにもならない。そんな時には、もう1人の僕が! 作品の壁を軽々越えて、力を貸してくれるのさ!  融合召喚、波動龍騎士ドラゴ エ キ テっ……」

( #・∀・)「……あっちの僕は噛まなかったんだけどね。知るか!! 出でよ、波動龍騎士ドラゴエ ク ィ テス!!」

《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》
融合・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
相手のカードの効果によって発生する自分への効果ダメージは代わりに相手が受ける。

川;゚ -゚)「……!!」

( ・∀・)「これでそっちのフィールドは尽きた。そして君の手札は残り1枚」

( ・∀・)「けど、それは確か白竜の忍者だったよね? HANZOの効果でサーチしたカードだ」

川;゚ -゚)「……そんな、そんな!」


・FINAL TURN

川 ゚ -゚) LP:500 手札:1枚(白竜の忍者)
場:なし 伏せ:なし 墓地:なし

( ・∀・)LP:275 手札:0枚
場:波動竜騎士ドラゴエクィテス(ATK3200) 伏せ:なし


359 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:54:15.83 ID:waE8V5Gs0


( ・∀・)「というわけで、もうやることはないよね。僕のターンだ、ドロー」

( #・∀・)「最後のバトルフェイズ。この一撃で未来は変わる! 仲間がひとりでもいる限り、この世界はまだ滅びない!」

( ・∀・)「波動龍騎士ドラゴエキっ……エキテs、……エ ク ィ テスのダイレクトアタック! これで終わりだ!」

( #・∀・)「 ス パ イ ラ ル ・ ジ ャ ベ リ ン !」

川; - )LP:500→ 0「そんな……はずはああああああああああぁぁあぁぁぁあああああ!!」





――――――――――――――



360 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:54:47.70 ID:waE8V5Gs0


川; -゚)「う、く……」

( ・∀・)「ケンカを売ってきたのはそっちだ。死ぬのも逃げるのも勝手にすればいいけど、その前に教えてもらわなきゃならないことがある」

川; - )「ぐっ」

( ・∀・)「消したブーンを今すぐ元に戻してもらおう。できないとは言わせない」

( ・∀・)「それと、君はいったい何なんだ? 何のつもりでこんなバカな真似を?」

川 - )「……」

( ・∀・)「だんまりか。それも許可しない」

川; ー )「……ふ……ククッ……」

( ・∀・)「?」

川; ー .;:…「私ひとりを倒した程度で、得意にならないことだ……おまえたちに破滅が訪れるのは、確実なこと……」

川; ;::: .:.;:「それまで、せいぜい馴れ合っているがいい……!」

;::: .:.;.....

( ・∀・)「……テンプレまんまの捨て台詞で消えていったね」

361 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2013/12/20(金) 19:55:20.24 ID:waE8V5Gs0

( ^ω^)「う、うーん……」

(;・∀・)「ブーン!?」

( ^ω^)「あ、モララー……また遊びに来たのかお、ほんと飽きないおね」

(;・∀・)「大丈夫だったのか!?」

( ^ω^)「……何が?」

( ・∀・)「え?」

( ^ω^)「どうも頭がぼーっとするお……何かあったのかお?」

( ・∀・)「……いや、別に」

( ・∀・)「ちょっと、面倒事が増えただけさ……」





――完――


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