31 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 19:43:37 ID:hsOpYFlU0
ドバババババババ

( ◎н◎)(津波。さっきよりもかなりデカい)

ザッバァアアン

( ◎н◎)(何とか跳べたけど、さすがに重い……)

( ◎н◎)つ=|ニニフ シャガッ

ヒュカッ ヒュッ

( ◎н◎)(壁に窪みを作って)

ガシッ

( ◎н◎)(掴――)


ズルッ


( ◎н◎)「あ」

バシャアアアン


「はい、カットォ」

「内藤さぁん!」

( ◎н◎)「ごめん、マジごめん。もう一回よろしくお願いします」

「リテイク入りまーす」

34 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 19:48:38 ID:hsOpYFlU0
ドバババババババ

( ◎н◎)(津波。さっきよりもかなりデカい)

ザッバァアアン

( ◎н◎)(何とか跳べたけど、さすがに重い……)

( ◎н◎)つ=|ニニフ シャガッ

ヒュカッ ヒュッ

( ◎н◎)(壁に窪みを作って)

ガシッ

( ◎н◎)(掴む)

( ОΜО)ボソッ

( ◎н◎)「――ブッwww」


ズルッ

バシャァァァン


「はい、カットォ。ちょっとちょっと、内藤くん」

( ◎н◎)「いや、だって、モララーくんが!」

「何言ったんですか」

( ОΜО)「僕は別に何も」しれっ

( ◎н◎)「急に何だお! 『壇蜜』って!」

『あのー、僕の台詞言うタイミングなんですけど』

「撮り直し!」

35 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 19:51:17 ID:hsOpYFlU0
「ネガティブ反応、絶えず膨張しています!!」

「こんなの見たことがない! エネルギーモニタが真っ赤に……!」

「なんて大きさなの!?」

(;´∀`)「規模は!」

「貯水施設全域です!」

ξ;゚听)ξ「まずいわ……。さっきの戦闘で二人ともかなり消耗してるはず」

(;´∀`)「その上、どっちも水中戦用には作ってないモナ! 水没すればエネルギーの枯渇より先に溺死する!」

ξ;゚听)ξ「レスキューの水害用ポジティブスーツ隊に連絡を! 酸素ボンベ投入準備して!」

「了解しました!」

「……雨量、増加! 膨張速度、比例しています!」

ξ;゚听)ξ(二人――)

(;´∀`)ブボボモワッ

ξ )ξ「とm、くっwwww」

「モナーさん、トイレ行ってきてください」

(;´∀`)「……はい」

「休憩入りまーす」

37 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 19:57:52 ID:hsOpYFlU0
「喋れたら最期に何か聞くけど」

「ヒュゥ――……ヒュゥ――……」

「……無理か」

チャキッ

「ああ……」

「実に……」

「けつだ……」


パァン


ビカァッ


( ОΜО)「うおっまぶしっ」

「はい、カットォ!! そういうの最近厳しいんだから止めて!!」

( ◎н◎)「ダメ?wwww」

「NG大賞にも送れないです」

38 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:00:45 ID:hsOpYFlU0
「今までのネガティブと何ら違わない、あれは悪だ」

「既に、人を捨てたものだ。殺しても構わない」

「放っておけば、他の誰かが死ぬことになる」

「自分こそが正義だ。自分に背くものが悪だ」

「戦え。そのために自分は戻ってきた」

「殺せ。そのために自分は戻ってきた」

「……」

( ОΜО)「……えーと」


「はい、ほふれ、ね。漢字読めないならちゃんと調べて」

( ОΜО)「すみません、いや、でも台本にはルビ振ったんですけど……」

( ◎н◎)「それ覚えてないってことじゃん。ダメじゃん」

39 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:06:55 ID:hsOpYFlU0
『離れて!』

( ◎н◎)「ぐ、でも、脚が動かな、い。ねむ、い……」

『内藤くん! 拳からネガティブを一気に噴出させるモナ!』

( ◎н◎)
  つ  つ ぐ、ぐぐ

ドッシュゥゥゥゥゥゥゥ!!

( ◎н◎)「!?」グアッ

ドッ ズザザザザザ

ガァン

ガンガラガッシャァン

( ◎н◎)「いってええ!!」

「ちょっと、小道具! 出力!」

「すみません! 最大になってました!」

「やばい、内藤さんが生き埋めになってる!」

『wwwwwww』

「ツンさん笑わない!」

40 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:10:08 ID:hsOpYFlU0


( ◎н◎)「絶対に」


( ● ●)「僕に」


(肉●w●)「逆らうなよ」


「ブフォwwwwww」

(●w●肉)「え、なになに? なんか間違ってたかお?」

「いやwwwwそれwwwww」

「誰だよ書いたのwwwww」

川д川〜♪

.

41 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:13:55 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)「荷物紐を取り出しまして」
 つ〜⊂

( ´ω`)「首に巻きつけます」

( ´ω`)「左右に引っ張り」

( ´ω`)「左右に、ひっぱ、げっほ」

(;´ω`)「げっほ!! ぐほっ!! うっぷ!」

「オエエエエエエエ!!」ビタビタビタ

「ちょっ、救護班!」

ξ゚听)ξ「あれ、まだ出番……」ガチャ

ξ;゚听)ξ「わっきったな」

「ウゲエエエエエ!!」

43 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:17:34 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)ぱちり

( ´ω`)「んあ、ふう」

( ´ω`)「……視界がぐらつく」

( ´ω`)「効きすぎなのかお。眠剤」

( ´ω`)「階段、気を付けないと」

( ´ω`)「……トイレに下りてる途中でコケて死んだらたま」ズルッ

ドタドタドタドタ バタァン

(  ω )「あ、が、が」

「救護班!!」

「またですか!!」

「誰だよ本物の睡眠薬飲ませたの!!」

「いや、内藤さんがリアリティのためにって」

「プロ意識高すぎるんだよあの人!! 本当に投与すんな馬鹿!」

(  ω )「お、お……」

45 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:22:58 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)(ん)

「……」

( ´ω`)(こんな道通った覚えないぞ)

「……」

( ´ω`)(……)

ヴヴヴヴ

( ´ω`)
  つ日


【ツン:その運転手は危険】


( ´ω`)「降りる」


「……そういうわけにも、いかないんですよ」


( ´ω`)「じゃあ、無理にでも降りる」

「!?」

バタン

ドッサ

ゴロゴロゴロゴロ




   シーン


「内藤さん?」

「救急車ァ!!」

「スタント使えってあれほど言ったのに!!」

47 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:26:14 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)】 ぷつん

( ´ω`)「……」

( ´ω`)「迎え待ってる間何してればいいんだ……」

( ´ω`)

( ´ω`)「小学生の時、ハムスターをドアに挟んで殺しちゃったことがあったな……」

( ´ω`)「獣医さんに母さんが連れてったけど、当時もこんな気分だったような」

( ´ω`)「……なんもできないで待ってるだけ」

( ´ω`)

( ´ω`)「はあ……」

( ´ω`)きゅっ
  つ□

( ´ω`)

(*´ω`)きゅっきゅっきゅうっ
  つ□

「本物いれた馬鹿は誰だァ!!」

从 ゚∀从〜♪

48 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:28:26 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)「さて……。スネークごっこでもするか……」

( ´ω`)「いや、むしろメトロイドフュージョンごっこ、かな」

( ´ω`)「生存者を助けて回る必要がないのは助かるけど」

( ´ω`)「よ、いいいしょっ」

( ´ω`)「ダクトとかに登るには体力が落ちすぎてるんだよな……」

( ´ω`)

( ´ω`)「あ、ごめん、マジで登れない。ちょっと待って」

「……痩せましょう」

52 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:32:10 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)「起動に何かパス必要なわけ」
  つ=|

(‘_L’)「お好きに。籠手さえあれば問題なく使えます」

( ´ω`)「あ、そ」
  つ=|

( ´ω`)「ふん」
  つ=|〜〜〜〜 ヒョロォ

( ´ω`)

(´ω` )

( ´ω` )

「すみませんすみません!!」

「テイクツーいきまーす」

54 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:38:17 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)「起動に何かパス必要なわけ」
  つ=|

(‘_L’)「お好きに。籠手さえあれば問題なく使えます」

( ´ω`)「あ、そ」
  つ=|

( ´ω`)「……万物の根源たる力よ、我が呼び声に応じよ。我、汝の名を呼ぶ」
  つ=|

( ´ω`)「ここに現れ給え!!」
  つ=|

         エクスカリバー
( ´ω`)「約束された勝利の剣!!」
  つ=|ニニニフ シャガッ


「……」

「……」

( ´ω`)「……ちょっと、モララーくーん」

( ・∀・)「スベったのは内藤さんのセンスの問題です」

「あのー、モララーさんは出番まだ先なんで……」

「テイクスリーはいりまーす」

55 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:41:39 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)「起動に何かパス必要なわけ」
  つ=|

(‘_L’)「お好きに。籠手さえあれば問題なく使えます」

( ´ω`)「あ、そ」
  つ=|

( ´ω`)「ふん」
  つ=|二ニニフ ジャパァーン

( ´ω`)

( ´ω`)「なに今の」

「捕まえました!」

从;゚∀从「郷ひろみカッコいいじゃないですか!」じたばた

「音響室にまで忍びこむなアホ!」

56 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:50:21 ID:hsOpYFlU0
ガキン

( ´ω`)「うぐ、ぐぐぐ、ぐぐぐ」

(;‘_L’)「間に合った!」

从;゚∀从「腕がチェーンソウに変身した!? しかもこの感じ……『さやか×杏子派』!?」

( ´ω`)「……え、何このデザイン」

(‘_L’)「まどかマギカ知りません?」

( ´ω`)「いや、そうじゃなくて」

从;゚∀从「フィレンクトさん、その痛チェーンソウ、後でください!」

(‘_L’)「いいですよー」

「はい、馬鹿が二人ー」

「版権厳しいんだからふざけないで」

「フィレンクトさん、無地っていうかシンプルなのでお願いします」

57 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 20:55:24 ID:hsOpYFlU0
('A`)「なあ、俺、何かなくしたっけ?」

川 ゚ -゚)「私には分からないな……」

('A`)「だよな。ごめん」

川 ゚ー゚)「謝らなくてもいい。何かなくしたのなら、一緒に見つけよう」

('A`)「……ありがとう、クー」

川 ゚ー゚)「ん」

('A`)「あ、いや、病室でそういうのは」

川 ゚ -゚)「んー」

('A`)「参ったな……」

ちゅっ

「はい、カット。オーケーです」

('A`)「〜〜〜〜!!」じたばた

「カットですってば!」

川 ゚ -゚)「……ん」

('A`)「ぷはっ! 舌入れる必要あったの!?」

川 ゚ー゚)「サービスサービス♪」

58 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 21:00:01 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)「スーツが暴走した時、手を貸してくれたんだよ。文字通り」

ξ゚听)ξ(文字通り?)

( ´ω`)「ネガティブだけど、理性は保っていた。その点で、まだ放っておいていいんじゃないかと思ってる」

ξ゚听)ξ「でも、組織立って行動されたら厄介じゃないかしら……」

( ´ω`)「……」

( ´ω`)(僕をその組織の頭にしようとしている、とは言えないな)

( ´ω`)「とにかく、あまり心配はいらない、はず。それよりもスーツの暴走の方が問題だお」

ξ゚听)ξ「……ええ」

( ´ω`)「破壊したスーツの中から、こんな物を見つけた」

ξ゚听)ξ「これは――」

ξ )ξ「ブフッwwwww」

( ´ω`)「どうしたんだお、ツン」

ξ )ξ「だってwwwwなんで、今時キン消しwwww」

( ´ω`)「ブロッケンJr.だお」

「内藤さん、怒りますよ」

( ´ω`)「ちぇ」

ξ )ξ「wwwww」

「この人はホントにツボ浅いんだからやめてください」

59 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 21:02:28 ID:hsOpYFlU0
( ´ω`)「よいしょ」
  つ つ ぬぎっ

( ´ω`)クンクン

( ´ω`)「汗臭い……気がする。自分の匂い分からない……」

( ´ω`)「……襟ぐりは明らかに寝汗で臭い」

( ´ω`)「よいしょ」
 ∪  ∪ ぬぎっ

( ´ω`)クンクン

( ´ω`)「あ……股間の部分おしっこくせえ……。あとなんか実家の部屋の匂いする……」

( ´ω`)「ああ……」

( ´ω`)「実に……」

( ´ω`)「うつだ……」

カチャッ

( ´ω`)「……ん」

( ´∀`)

( ´ω`)

(*´∀`)ポッ

( ´ω`)「……」カチャ...

「ちょっと、内藤くん! なんで無言モナ! 笑うとこモナよ!!」

( ´ω`)「キショイ」

60 名前:名も無きAAのようです :2014/01/17(金) 21:06:01 ID:hsOpYFlU0
从 ゚∀从「これはどうです?」

ξ゚听)ξ「あら、ワンピース似合うわね。でも今は寒いから――」


从 ゚∀从「ボーイッシュっていうんですか、こういうの」

ξ゚听)ξ「もう少しガーリーなのもいいかしら――」


从 ゚∀从「レギンスにホットパンツ!」

ξ゚听)ξ「ほう、これはなかなか……――」


从 ゚∀从「私結構、サロペット好きかもしれないです」

ξ゚听)ξ「うーん、私があんまり好きじゃないんだけど――」


从 ゚∀从「コート、赤がいいですかねぇ? それとも無難に黒?」

ξ゚听)ξ「高岡ちゃんのイメージだと――」


从 ゚∀从「スヌードってのも可愛い!」

ξ゚听)ξ「こっちの柄はどう? なかなかシンプルで――」


( ´ω`)きゅっ
  つ□

「おじちゃん、なにのんでんのー」

(*´ω`)きゅっきゅっきゅうう
  つ□

「だからちゃんとチェックしろって言っただろ!!」

「高岡ちゃんいません!」

「ええい、ショッピングモール内しらみつぶしに探せ!!」

「その前に酒を取り上げろ!」

(*´ω`)きゅうっ
  つ□


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