709 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:25:48 ID:WfBcC9460
(;'A`)白『ぼく、さとるくん 今、内藤家の前にいるよプツッ』

(;'A`)「な、なんなんだよ!!」
つ白


(;'A`)「ヒッ!!」
つ白 ヴヴヴヴ

(;'A`)白「もしもし・・・」


(;'A`)白『ぼく、さとるくん 今、君の家の前にいるよ』


(;'A`)白「う、うわああああぁぁ!!!」

(;'A`)つブン  三三三白│壁

俺の名はドクオ 只今怪異に巻き込まれている

711 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:27:01 ID:WfBcC9460
なんで俺がこんなショタ声にメンヘラ電話されなきゃいけなくなったか
事の発端は今日、友達の内藤と本当にあった怖い話2014をSkype実況してたのが始まりだった


(#^ω^)『やっぱ本怖年々つまんなくなってきてるおね!昔の再放送したほうがマシなレベルだお!!』

('A`)「確かに全体的に怖いのは少なかったがタクシーの奴の最後とかビビったけどなぁ…」

(#^ω^)『そりゃ良い話として終わるかなって思わせてたからだお!!所詮小手先の技だって事だお!!!』

(;'A`)「まぁまぁ、落ち着けって…」

( ^ω^)『そういや、ドクオ さとるくんって本当にある都市伝説だって知ってるかお?』

(;'A`)「急激に落ち着くなよ… なんだ突然 さとるくん?」

( ^ω^)『そうそう、あの剛力彩芽が
やってたやつだお』

( ^ω^)+『消化不良だし、いっちょ試してみないかお!?』

712 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:28:06 ID:WfBcC9460
さとるくんを試してみる
今思えばこんな馬鹿な事をせずさっさと寝てればこんな事にはならなかったのだ

('A`)「へー、面白そうだな やってみるか」

('A`)「で、なにすんだっけ?」

( ^ω^)『公衆電話から自分の携帯に電話して、知りたい事を聞くんだお』

( ^ω^)『そしたらメリーさん宜しく逐一今いる場所を連絡してくるんだお』

('A`)「確かもう知ってる事を聞くと怒るんだったな」

( ^ω^)『そうだお くれぐれも簡単に知り得る事は聞くなお』

('A`)「あいあい分かってるよ」

('A`)「よし、10円玉は持ったな?行ってくるぞ」

( ^ω^)『ういおー 僕も行ってくるお。Skypeはこのままにして置くおね』プツッ

713 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:29:16 ID:WfBcC9460
内藤のマイクがミュートにされた音を聞き俺は近所の公園にある公衆電話にむかった。

(;'A`)「…」
怖い話を聞いたあとは幽霊に会いやすいという話が頭によぎり
ふと辺りを見渡したりするが、当然何もない。


【姉木見羽公園】
ものの5分位で公園につく。外灯がほとんど無く、夜中には物音一つしない。


(;'A`)「お、あった…やっぱ夜の公衆電話は不気味だな…」

目当ての公衆電話はすぐに見つかった。暗闇の中ポツンと灯がともり虫たちが涌いており、嫌悪感を煽らせる


(;'A`)ゴクッ

(;'A`)「よ、よし…やってみるか」


虫を躱し、電話ボックスの中に入る。中のムシムシした独特の空気が不快に感じた
自然と10円玉を握る手にも汗が滲み出す

714 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:30:30 ID:WfBcC9460
(;'A`)】「お、おっし」チャリン

10円も入れ、受話器もとった。後は自分の携帯番号を押していくだけである。
俺はしっかりと確認しながら番号を押していった。

【(;'A`)づ「454-5072-1###…と」ポチポチ


(;'A`)】「よ、よし…」
っ白ヴヴヴヴ


(;'A`)】「も、もしもし」
っ白

当然返事などなく、携帯からは俺の少し震えた声が情けなく反復される。


(;'A`)】「ははは、まぁ当たり前だよな…って質問しなきゃ」
っ白

10円分の通話しかできないのだ。質問途中に切れては元も子もない。
俺は急いで質問する。

(*'A`)】「お、俺はいつ彼女が出来ますか…っと」
っ白

('A`)「よし、帰るか」ガチャ
っ白

715 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:31:55 ID:WfBcC9460
質問を終えて帰宅するまでは拍子抜けするほどなにも無かった


('A`)「ただいまーっと」

自宅に帰宅し、内藤に連絡するべくPCの前に急ぐ。暗闇に目が慣れていたからかPCの灯がいつもより明るく感じた
ヘッドセットを装着し、内藤にチャットを飛ばすとすぐに返事が来る


( ^ω^)『おっ、帰ってきたかおー』

( ^ω^)『ちゃんとやってきたかお??』

('A`)「おう、ばっちしやってきたぜ。ブーンは随分早かったみたいだな」

( ^ω^)『まぁ、公衆電話は家の真前にあるおからね そりゃ早いお』

('A`)「さて、あとは待つだけだな」

( ^ω^)『だおねー』



ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ

     ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ

716 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:33:11 ID:WfBcC9460

(;'A`)「うわぁ!!」

(;^ω^)『ど、どうしたおドクオ!?』


突然鳴り出した電話
否が応でも「さとるくん」の都市伝説を考える。

(;'A`)「…」
っ白
携帯は非通知からの着信を表示していた。
意を決して電話に出ようとする



( ^ω^)『ぷ、』


(*^ω^)『ぷあっはっはっはっはっは!!!!』

(*^ω^)『びびってやーんのwwwwwその非通知僕だお僕wwwwwww』

(*^ω^)『え?何??本当にさとるくんだと思った?さとるくんじゃなくてさとるぶーんだおハハッwwwwww』

717 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:34:47 ID:WfBcC9460
(#'A`)「こいつ…」

ヘッドセットから内藤の怒気を誘う笑い声が響く

(*^ω^)『ふぅー久しぶりに笑ったお…都市伝説は中々起こらないから都市伝説だって誰かが言ってたお』

(*^ω^)『だから今日はさっさと寝る事にしようお さとるくんも来ないだろうし』

(#'A`)「お前なぁ…誰がやろうっt「おやすみおーばいぶー」あっくそ切りやがった」

(#'A`)「あーもう、人をおちょくりまくりやがって…」


(*'A`)「…俺もかけてやろうか」
っ白

二番煎じで内藤が怖がるとは思わないが、やってやらなければ気が済まなかった
184設定して内藤の番号を入力していく
が、

ヴヴヴヴ

その非通知着信で打ち消された

.

718 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:36:17 ID:WfBcC9460
(#'A`)「またかよ!」
っ白


流石に二度目は驚く要素がなく、電話に出て文句を言ってやろうと思った

(#'A`)白「ブーン、いい加減にしろ!つーか寝るんならさっさとオナニーでもして寝ろ!!」

(#'A`)白『…ぼく、さとるくん 今駅前にいるよ』プツッ

(;'A`)白「…は?」

(;'A`)「今の、誰だ??」
っ白


内藤とは似つかないショタ声に困惑する。
しかしボイスチェンジャーでも使ったんだろうと考え、内藤に電話をかけることにした。
先程の着信で途切れていた番号を再び入力し、発信する。


(;'A`)白プルルル ピッ

( ^ω^)『もしもーし、どうせドクオだお?怖がらせようったってそうはいかんお』

(;'A`)白「うるせー、バレる事は承知の上だ。つーかお前こそ2回もかけてくんなよ!流石にうざったいぞ」

719 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:37:15 ID:WfBcC9460
(;^ω^)『…は?』

(#'A`)白「だーかーら!何回も電話してくんのやめろっての!しかもボイスチェンジャーなんて凝ったもの使いやがって!!」

(;^ω^)『え?あ、あのドクオ?僕が電話したのはSkype中にやった一回だけだお?』

(;^ω^)『それに電話に使えるボイスチェンジャーなんて本格的なモノ持ってるはずないお』

(#'A`)白「はぁ!?まだ怖がらせるつもりかよ、いい加減にしろ!」

(;^ω^)『え、ちょっ』プツッ

(#'A`)「ったく、とぼけやがって…」



('A`)「…はぁ、寝るかちくしょう」

,

720 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:39:14 ID:WfBcC9460
家の戸締まりを確認し電気を消して、俺は寝床に入る
その時


ヴヴヴヴ** ヴヴヴヴ** ヴヴヴヴ


(;'A`)「…またか」
っ白 ヴヴヴヴ

また非通知からの着信
今は深夜だ、流石に普通の間違い電話がかかってくる時間ではない

(;'A`)白「もしもし」

(;'A`)白『ぼく、さとるくん 今吉野家の前にいるよ』プツッ

どんどん近づいてくる
どうせ内藤の悪戯だ。そう考えてはいるがもしかしたら本当にさとるくんが来ているのではないか、
質問の答えを教えに来ているのではないか、
その考えが頭をよぎってしまう。


(;'A`)「…くそっ、朝まで電源切っとこう」
っ白ピッ♪

(;'A`)「…さっさと寝るか」

721 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:39:59 ID:WfBcC9460








      ヴヴヴヴ** ヴヴヴヴ** ヴヴヴヴ     







ここで、冒頭に戻る

722 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:40:48 ID:WfBcC9460
(;'A`)「なんなんだよこれ…」

電話の電源は切ったはずだ
何故、この電話は繋がっているのか
恐怖が言いようも無いモヤになって背筋に纏わり付く

((白))** ヴヴヴヴ** ヴヴヴヴ

(;'A`)「確か…この後は」

確か、本怖では自宅の前に来た報告のあとの着信はさとるくんが自身の後ろに立ってるという合図のはずだ


白 <ボク,サトルクン** イマ....


(;'A`)「うわあぁぁぁぁぁ!!!」

ふと、部屋の窓が視界の端に映った
しっかりと閉めたはずの窓は開いており、カーテンがゆらゆら夜風に揺らめいている

(;'A`)「な、なんでっ…」


しとっしとっしとっ

俺の後ろから裸足でフローニングを歩くような音

(A*�* ))

ゆっくりと振り向く
そこには

723 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:43:58 ID:WfBcC9460





((゚A゚)「なんでだよ!!!!!!!!!!」

724 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:45:07 ID:WfBcC9460
俺は手順をひとつ抜かしていた
それは質問をする前に「さとるくん」と三回言わなければならなかったのだ

その手順を抜かした場合来てしまうのは
暗闇に佇む…

725 名前:名も無きAAのようです :2014/08/17(日) 23:45:49 ID:WfBcC9460


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