664 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:11:13 ID:QxGNvITI0




 彡⌒ミ
(#`_ゝ´) 「離婚してやるッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!?!!」



 ―――ある日、父者がキレた―――




(;´_ゝ`) 「父者が怒った?!あの温厚な父者がぁ?」

(´<_`;) 「なにがあった、なにがあった?!とうとうハゲきったのか?」

l从;・∀・ノ!リ人 「あ、あてに聞くでない!!しらんもんはしらんのじゃ!!」

∬´_ゝ`) 「どうしたのぉ母者?」



∬´_ゝ`)( ´_ゝ`) :::  ま 母者にボコ殴られてしまいだろうな…  ::: (´<_` ) l从-∀-ノ!リ人



 ―――どうせいつものこと と楽観視する子供たち―――

665 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:11:59 ID:QxGNvITI0

 @@@
@ _、_@
 (;_ ノ`)  「……お、おまえさ」

 彡⌒ミ
(#`_ゝ´) 「もういい!!!!!!!堪忍ならん!!!!!」

 @@@
@ _、_@
 (;_ ノ`)  「ご、ごめ」

 彡⌒ミ
(#`_ゝ´) 「謝ってすむ問題か!!!!!謝意一つで帳消しできるような問題だとおもってるのか!!!!!」

 彡⌒ミ
(#`_ゝ´) 「もうワシは知らん!!!!!もうこの家から出ていってやる!!!!!」

 @@@
@ _、_@
 (;_ ノ`)  「あ、え」

 彡⌒ミ
(#`_ゝ´) 「バーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 ―――そう言い残し、父者は家から荷物をもって出ていった―――

666 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:12:55 ID:QxGNvITI0


∬´_ゝ`)( ´_ゝ`)(´<_` ) l从・∀・ノ!リ人

 @@@
@ _、_@
 (;_ ノ`) 「お…」


 @@@
@ 、_@
 ( _ ノ;)  「…おまえさんん…」シクシク


 ―――座り込む母者の前に残されたのは、父者の名前が記された離婚届け一枚だけだった―――




∬´_ゝ`)( ´_ゝ`)(´<_` ) l从・∀・ノ!リ人




∬;´_ゝ`)(;´_ゝ`) ::: あれ…?::: (´<_`;) l从・Д・;ノ!リ人




 ――― しだいに、子供たちは、気づき始めてきた ―――

667 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:13:38 ID:QxGNvITI0








 この事態には、深い傷と、黒い糸が、あまりにも複雑に絡み合っていることを。






.

668 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:16:51 ID:QxGNvITI0

(;´_ゝ`) 「父者ぁッ!どうして離婚なんかするんだよ!!」


彡⌒ミ
(#´_ゝ`) 「うるさい!!!」

彡⌒ミ
(#´_ゝ`) 「ワシを…ワシのことを父者と呼ぶんじゃあない!!!」


(;´_ゝ`) 「ち…父、者?」


―――――――――怒る父者 当惑する兄者


l从・∀・ノ!リ人 「…いま、なんで言ったのじゃ?」

(´<_`;) 「……仮の話だ……。だが、もしも、僕が父者だったら……」

(´<_`;) 「ハッキリ言って、離婚もやむを得ない状況…だ」


―――問う妹者、答える弟者

669 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:17:36 ID:QxGNvITI0

∬#´_ゝ`) 「ばっかみたい!!」

∬#´_ゝ`) 「父者も母者も、変なところに執着しすぎよ!!」

∬#´_ゝ) 「もういっそ…別れちまったほうがお互いのためよ!!」

 @@@
@  、_@
 ( _ ノ;)  「私は…私は…」


―――正道を追い求める姉者 呪縛から抜け出せない母者


l从;∀;ノ!リ人 「いやじゃ…いやじゃぁあ…」


l从;Д;ノ!リ人 「父者と…母者が離ればなれになるなんで…」

l从 Д ノ!リ人 「妹者はいやじゃぁっぁああああああああ―――ーーッ!!!!」



―――悲痛の叫び

670 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:19:04 ID:QxGNvITI0

 @@@
@ _、_@
 ( _ ノ`) 「本当はね、父者との結婚は……望まれたモンじゃなかったんだよ」

 @@@
@ _、_@
 ( _ ノ`) 「父者の子じゃないのに、さもあんたの子だと、言いくるめてしまったんだよ」

(´<_` )

(´<_` ) 「ん…ん? んん??」

 @@@
@ _、_@
 (;_ ノ`) 「…兄者、あいつに父者の血は入ってない」

(゚<_゚ )

(゚<_゚ ) 「………ん??? んん??? んんん〜〜〜〜んん???」


―――語られる、子供に聞かせてはいけない真実


彡⌒ミ
( ;_ゝ;) 「ごめんなぁぁぁごめんなぁぁあああ兄者ぁぁあ…まっとうに愛してやれなくてよぉぉぉおおおおお」

(;´_ゝ`) 「あーもう酒飲み過ぎだって」

彡⌒ミ
( ;_ゝ;) 「ごめんなぁぁぁぁぁあああああああ」

( ´_ゝ`) 「はいはい背中さすりさすり」

彡⌒ミ
( ;_ゝ;) 「ごめんなぁぁぁ兄じゃぁぁあろろろろぇぇええええええええええ」

(*´_ゝ`) 「それにしてもこの酒うめー。はじめて飲むけど酒ってうめー」ゴッキュゴッキュゴッキュ


―――はじめて飲んだ酒、酔う父者 酔わない兄者

671 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:20:28 ID:QxGNvITI0

l从;д;ノ!リ人 「………? 誰なのじゃ?」

「私のこと?そうねぇ…」

J( 'ー`)し 「みんなからは『聖麗拳』のカーチャンとよばれているよ」


('A`) 「カーチャン、やめてー。その聖とかいうのやめてー」

              ラ イ バ ル
J( 'ー`)し 「母者とは、永遠の好敵手だったよ…いまもこの拳が疼くよ、フフフ」

('A`) 「はやくスーパーいって野菜かおうよー。白菜かって鍋にしようよー。ねーってっばー」


―――母者の過去を知る者


∬´_ゝ`) 「…あんただね?」

∬´_ゝ`) 「兄者の…ホントの『父』」

「………」

「それで…どうするんだ?」

∬´_ゝ`) 「とりあえず、ついてきてもらうわよ」


∬´_ゝ`) 「…あと、あんた、酒くさい」

( ゚"_ゞ゚) 「酔わないから、良いんだよ」


―――触れてはいけない秘密を、触れた姉者

672 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:21:15 ID:QxGNvITI0

 @@@
@  、_@
 ( _ ノ;) 「父者ぁぁぁぁああああああああああぁぁああああああ!!!!」

 @@@
@  、_@
 ( _ ノ;)  「あの日のことなんかどうでもいい!!もう関係ない!!今は本当に…本当に…」

 @@@
@  、_@
 (* _ ノ;) 「お前のこと愛してるぞぉぉぉおおおおおぉぉおぉぉおぉぉおおお!!!!」 

彡⌒ミ
(  _ゝ ) 「―――ーッッ!!」


―――打算の為の嘘を捨て、痛みの伴う愛を選んだ、彼女の思いは―――



( ゚"_ゞ゚) 「…バカだ。お前はバカだ…。あんな誰でもわかる嘘を…」


( ゚"_ゞ゚) 「お前も見捨てればよかったんだ、そうすりゃあそんな―――」


彡⌒ミ
( ´_ゝ`) 「もういい」


彡⌒ミ
( #゚_ゝ゚) 「死ね」


――― 青春時代に置き忘れてしまった、怒りを 殺意を 憎悪を そして ――――

673 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:23:13 ID:QxGNvITI0

彡⌒ミ
(;´_ゝ`) 「こ…この『拳気』は…!!まさか…!!」

                          ハハジャ
(;:::::ゝ::::) 「いる…のか!!『豪魔拳』の『覇破者』と肩を並べた、もう一人の最強、アイツがッ!!」



J( 'ー`)し 「あらあら、さすがにこの昂ぶる気は抑えきれなかったねぇ…」


彡⌒ミ           カーサン
(;´_ゝ`) 「『聖麗拳』の『過愛様』!!!」

(;:::::ゝ::::) 「なぜ貴様がそんなところに!!」


J( 'ー`)し 「母者とはライバルでもあるけど、たった一人の友達でもあるんだよねぇ。だから…」

J( ゚ー゚)し 「 ダ チ を な か し た ヤ ツ ぁ 全 員 ぶ ち 殺 し ま す わ よ ? 」ドドドドド…

彡⌒ミ
(;´_ゝ`) 「く…共同戦線をはるぞ!!拳気を全開にしろッ!!」 ゴゥッ

彡⌒ミ
(#´_ゝ`) 『満秒拳』ッ!!!  マンビョォーーンッ!!


(;:::::ゝ::::) 「貴様と肩を並べる日がくるとはな…?!―――いくぞ!!」 ドゥッ!!


(#:::::ゝ::::) 『凄山拳』ッ!! セッザァァアンーーッ!! 


J( ゚ー゚)し 「みせてあげるよ。最強の慈悲のさらに奥の力を、真の慈悲深き『虐殺』を―――」


J( ゚ー゚)し 『――― 聖 麗 犯 涜 拳 ―――』

674 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:24:14 ID:QxGNvITI0

―――――――――拳と拳が交されッ!!

    ―――――――――血を血で洗い、肉を肉で塞ぐ激戦ッ!!


J( ゚ー゚)し 「弛い ゆるい ユルイ YUーRUーEッEEEEEyyyyyyyyyyyyYoooooooooooッッッ!!!!」


 @@@
@ _、_@  オトコノコ
 ( _ ノ`) 「 ザ コ はみな下がってな…」 ザッ…


 @@@
@ _、_@
 ( _ ノ`) 「あたいが、引き起こしたこの戦いは、このあたいが終わらせる」


J( ゚ー゚)し 「できるかぃ?!戦線から身を引き、ただの一人の母に成り下がったお前にそんなことが?」

J( ゚ー゚)し 「あんたの拳が!魂が!!命が!!!全てが!!!!存在全てがぁッッッ
       母者、あんたは泣いているよっ!!泣き虫ちゃんに勝利はこないんだよぉぇッッ!!!」

彡⌒ミ
(; _ゝ ) 「血は血を洗い、肉は肉で塞ぐならばー 涙はー―――」

彡⌒ミ
(  ;_ゝ;)  「この涙でともに流し―――」



――― 命は

     ―――命で

          ―――連れ添おう

675 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:25:41 ID:QxGNvITI0

(;:::::ゞ゚) 「―――ばかやろぉ…… だからお前らは―――」



              ―――お似合いなんだよ。








           彡⌒ミ   離婚するようです   @@@


                   ― 近日 ―


                 ― 大 公 開 ―

676 名前:名も無きAAのようです :2012/09/20(木) 02:27:19 ID:QxGNvITI0

('A`) 「カーチャン、お家帰ろうよぉー。白菜買ったんだからはやく鍋にしようよぉ―――。
    そんなオーラ出して浮かんだりしてないで早くいこうよぉ〜〜〜。ねーってっばぁぁ〜〜〜〜〜」


('A`) 「え?公開?連載?しませんよ。ウソ予告ですもん。それよりもお鍋ですよー!!!」


('A`) 「お鍋ェーーーーッ!!!」


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