- 522 名前:名も無きAAのようです :2016/01/11(月) 20:08:37 ID:ZT11ru7g0
- 川д川「最近学校なんか疲れるなぁ…。毎日曜日になればいいのに、そうすればダラダラとテレビを見るだけの生活ができるのに…」ポチッ
□「本日のお手軽クッキング!今日は美味しい昆布だしの取り方をレクチャーしちゃいますよ!」
川*д川「…ふーん、美味しそう」
川*д川「やってみようかな」
川;д川「…って、昆布がない」
川;д川「うーん、どうしようかな…。買いに行くの面倒だけど、舌が昆布だしを求めてるし…」
川д川「…仕方ない、買いに行くかぁ」
- 523 名前:名も無きAAのようです :2016/01/11(月) 20:09:55 ID:ZT11ru7g0
( ´∀`)「毎度ありがとうございましたモナー」
川д川(折角出かけるならと思って、電車まで乗って昆布買いに来ちゃったなぁ…)
川д川「ま、いっか。おかげで欲しかった新刊も買えたし…」
川д*川「さっさと帰って昆布だしを…」
「おい!土井貞子!!土井貞子じゃねぇか!」
川;д川「…そ、その声は」
( ^ν^)「修学旅行ぶりだなぁ、おい」
川;д川「…えーっと、あなたは万年二位の…!」
( ^ν^)「ぶっ殺す」
川;д川「ごめんなさいごめんなさい!た、たしか卯速君でしたよね!?」
( ^ν^)「…ちっ、まぁ、苗字思い出せただけ許してやるか」
川;д川「よ、よかった…」
- 525 名前:名も無きAAのようです :2016/01/11(月) 20:10:51 ID:ZT11ru7g0
( ^ν^)「しかしよく会うな、お前」
川;д川「そ、そうですね…」
( ^ν^)「…何でそんな怯えてんだよ、お前」
川;д川「そりゃこの前暴力振るわれそうになったから、怯えるのも当たり前かと…」
( ^ν^)「怯える…?」
川;д川「はい」
( ^ν^)「…お前、聖vipって大分変わったんだな」
川;д川「え?」
( ^ν^)「前は何を言われても、何をされそうになってもロボットみたいに表情も変えなければ、動揺もしなかったのに」
川д川「……そうでしたっけ?もう忘れました」
( ^ν^)「そうかよ。まぁ、俺のことも忘れてたくらいだからな。忘れてても無理はないな」
川;д川(この人のことは素直に忘れてただけだけど…)
- 526 名前:名も無きAAのようです :2016/01/11(月) 20:12:37 ID:ZT11ru7g0
川д川「私そろそろ行きますね、昼御飯まだ食べてないし…」
( ^ν^)「ちょっと待て」
川д川「なんですか?」
( ^ν^)「この前の白髪の奴、確か高岡とかいってたよな」
川д川「はい、高岡君がどうかしましたか?」
( ^ν^)「あいつ何でシベリアの制服着て、俺の不名誉なあだ名まで知ってたんだ?」
川д川「そりゃ高岡君が元シベリアの生徒だからでしょ」
( ^ν^)「見え透いた嘘つくな」
川д川「嘘じゃありませんよ、だって高岡君は中学から私と同じクラスで…」
- 527 名前:名も無きAAのようです :2016/01/11(月) 20:13:45 ID:ZT11ru7g0
( ^ν^)「…お前、本気で言ってんのか?」
川д川「そっちこそ一体何が言いたいんですか?」
( ^ν^)「お前と中学から同じクラスってことは必然的に俺とも同じクラスってことじゃねぇか」
川д川「そういうことですね」
( ^ν^)「……いなかったぞ」
川д川「えっ?」
( ^ν^)「いねぇんだよ、高岡なんて男子生徒。俺たちのクラスメイトには…いや、シベリアに在学していたことすらない」
川;д川「……はい?」
- 528 名前:名も無きAAのようです :2016/01/11(月) 20:15:30 ID:ZT11ru7g0
( ^ν^)「お前の薄っぺらいシベリア在学中時代の記憶にあんな奴いたのか?」
川;д川「でも、高岡くんが私のこと知ってたし、クラスメイトだって言ってましたし…それに文化祭の冊子だって…」
( ^ν^)「文化祭の冊子なんて手に入れようと思えば簡単に手に入るだろ、馬鹿か?」
川;д川「確かにそうですけど…」
( ^ν^)「まぁ、今の話から察するに、お前の記憶にはないんだろ?あいつの存在は」
川;д川「それは、私が、シベリアの記憶はあんまり覚えてないからで…!」
( ^ν^)「はっ、安心しろよ。あいつの記憶はないのが正解だ。シベリアの奴、だれも高岡なんて知らなかったぜ、当然だけど」
川;д川「そんな馬鹿な、だって、じゃあ高岡君は…!」
( ^ν^)「…なぁ、土井貞子。お前が元クラスメイトだと思ってるあいつは…」
( ^ν^)「一体何者なんだ?」
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