369 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:24:55 ID:nONj0tLY0

( <●><●>)「姉妹校のミッションスクールでの聖書学、中々面白かったですね」

川д川「そうですね、ためになりました」

o川;*゚ー゚)o「はー、まさか修学旅行にまで来て勉強するとは思わなかったね」

( ´_ゝ`)「ドックンなんて爆睡してたしね」

('A`)「疲れが溜まってて、昨日あんまり寝れなかったからつい…」

爪'ー`)y-「ゆうべはお楽しみでしたね」

(;'A`)「ドラクエネタやめんか」

370 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:25:38 ID:nONj0tLY0
(-_-)「午前中はみなさんお勉強お疲れ様でした、午後からはグラバー園を各自で見学してきてください。夕方にはバスに戻ってきてくださいねー」

ミセ*゚ー゚)リ《わーい、グラバー園、来たかったんだぁ!》

( ゚д゚ )「そうなのか?」

ミセ*゚ー゚)リ《うん!建物も素敵だし、ここに住みたいくらいだよ》

( ゚д゚ )「ふーん…いくらくらいなんだろうな、ここ」

( ;><)「ミルナ君、世界遺産登録しようとしている所を買おうとしないでくださいなんです」

( <●><●>)「ミルナが本当にキュートさんに惚れなくて良かったと心から思います」

371 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:26:18 ID:nONj0tLY0


o川*゚ー゚)o「くしゅん!誰かがまたキューちゃんのこと褒めてるのかなぁ?」

( ;´_ゝ`)「キューちゃんモテるから心配だなぁ」

从 ゚∀从「ねぇ、ツンさん。昨日はどうだった?」

ξ゚听)ξ「別に、ぐっすり安眠したけど?」

从 ゚∀从「なら良かった、ドクオ先生午前中ずっと居眠りしてたから昨日は2人とも寝れなかったのかと思ったよ」

ξ゚听)ξ「そうね、先生大丈夫かしら…」

372 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:26:59 ID:nONj0tLY0


川 ゚ -゚)「どこか行きたいとこあるか?」

川*д川「ガーデンカフェ行きたいです」

爪'ー`)y-「いいな、グラバー園のソフトクリームは美味しいって有名みたいだし」

( *^ω^)「おっおっ、それなら500円の価値あるお」

川 ゚ -゚)「ふむ。ガーデンカフェあれかな?」

373 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:27:52 ID:nONj0tLY0

(*-_-)「あ、皆もソフトクリーム食べに来たの?」

爪'ー`)y-「ヒッキー、やっぱり食べてたのか」

(*-_-)「もちろん!食べるミルクセーキも食べたよ!」

( ^ω^)「その太らない体質が妬ましいですお」

川д川「燃費悪いですよね、ヒッキー先生って」

(;-_-)「酷いなぁ」

川 ゚ -゚)「ドクオ先生は一緒じゃないんですか?」

(-_-)「バスで寝てるよ、余程昨日疲れたんだろうね」

爪'ー`)y-「これはやはり…」

川 ゚ -゚)「…ムフフな夜を?」

( ^ω^)「きっとツンとまくら投げでもしてはしゃいでたんじゃないかお?」

川д川「もしかしたら数学の勉強をしてたのかもしれませんよ?」

(-_-)「あ、それはありえるかもね!」

川 ゚ -゚)「クーニャン、みんなが純粋すぎて生きるのがつらい」

爪'ー`)y-「修学旅行まで夜通しで数学やらなきゃいけないほど馬鹿だと思われてるツンの方が生きるのつらいと思うぞ」

374 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:28:35 ID:nONj0tLY0

( ><)「グラバー園、中々広いですね」

( ゚д゚ )「そうだな。ミセリ、他に行きたいところあるか?」

ミセ*゚ー゚)リ《あ、私そろそろレトロ写真館行かなきゃ!女子のみんなと約束してるの》

( <●><●>)「じゃあ私たちもそこに行きますかね」

( ゚д゚ )「そうだな。ちなみにレトロ写真館ってどんな所なんだ?」

ミセ*゚ー゚)リ《それはねー…》

375 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:29:19 ID:nONj0tLY0



o川*゚ー゚)o「えへへへー」

( *´_ゝ`)「キューちゃんめちゃカワユス!!」

从 ゚∀从「へー、レトロ衣装が着れるんだね、まるで貴族のお嬢様みたいだ」

ξ゚听)ξ「キュート似合ってるわね」

从 ゚∀从「キュートさんも似合ってはいるけど、ツンさんほどではないと思うよ」

ξ゚听)ξ「そう?ありがとう」

376 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:30:07 ID:nONj0tLY0


川 ゚ -゚)「なんかこういう格好すると、シンデレラの意地悪なお姉さん役やりたくなるな」

川;д川「えぇー…?そうかなぁ」

( ^ω^)「ピッタリだと思うお、クー」

川 ゚ -゚)「ふふふ、照れるからそう褒めるな」

爪'ー`)y-「照れる所なのか?それ」

(-_-)「貞子さんも似合ってるねー、なんか小説に出てくるお嬢様みたいだね」

川*д川「…ありがとうございます」

爪;'ー`)y-「お、俺だって似合ってると思ってたぞ!貞子!」

川 ゚ -゚)「一足遅れたな、フォックス」

川*ー川「ふふっ、フォックス君もありがとうございます」

爪;*'ー`)y-(さ、貞子の笑顔可愛い…)

爪;*'ー`)y-「お、おう!」

川 ゚ -゚)「良かったな、フォックス」

( ^ω^)「ものすごく嬉しそうで何よりだお」

爪;*'ー`)y-「うっせーやい」

377 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:30:49 ID:nONj0tLY0



ミセ*゚ー゚)リ《わーい!レトロ衣装着たかったからすごい嬉しいなぁ、どうかな?》

( <●><●>)「可愛らしいと思いますよ」

( *><)「可愛いんです!ね、ミルナ君」

( ゚д゚ )「ふーむ」

ミセ;*゚ー゚)リ《に、似合ってないかな?》

( ゚д゚ )「いや、家帰ったら似たような服作ろうかなぁと思ってな。流石にこれは売って貰えないだろうし」

ミセ;*゚ー゚)リ《作るの!?》

( ゚д゚ )「だってこういうの着たかったんだろ?俺が作ればいつでも着れるじゃないか」

ミセ;*゚ー゚)リ《そ、そりゃそうだけど…作るの大変でしょ?》

( ゚д゚ )「別に?ってか、本当にミセリは何着ても似合うな。流石は俺の親友だ」

ミセ*//-//)リ《もう、ミルナったら!そんなに褒めないでよ!》

( ><)「あーあ、リア充滅びないですかねぇ」

( <●><●>)「これで付き合っていないと言い張るのが恐ろしいですね」

378 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:31:31 ID:nONj0tLY0

o川*゚ー゚)o「んじゃ、みんな衣装着たみたいだし、女子全員で写真撮ろう!」

ξ゚听)ξ「そうね、このスマホでだれか写真撮ってくれる?」

( ゚д゚ )「カメラのことなら俺に任せろ」

ミセ*゚ー゚)リ《そうだね、カメラのことならミルナに勝てる人はいないよ!》

川д川「なんかカメラの前に「盗撮」って単語つけたくなりますね…」

( ゚д゚ )「おいこら」

川 ゚ -゚)「まぁ、いいじゃないか。では、頼む」

( ゚д゚ )「おう、んじゃ撮るぞー。はい、チーズ」


カシャ!

379 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:32:11 ID:nONj0tLY0

o川*゚ー゚)o「ありがとうー」

ξ゚听)ξ「みんなに送っとくわね」

ミセ*゚ー゚)リ《わーい!待受にしよっと!》

川 ゚ -゚)「うむ、バッチリ撮れてるようだな」

( ゚д゚ )「ふふん」

川д川「やっぱり普段から撮ってるだけあって上手ですね」

( ゚д゚ )「貞子、お前のは褒めてるように聞こえないんだが?」

(-_-)「はーい、皆さん。いい写真撮れた所でそろそろ時間です、バスに戻りましょうね」

o川*゚ー゚)o「ひきにゃん先生、今日はこの後どこ行くのー?」

(*-_-)「それは行ってからのお楽しみってことで!」

从 ゚∀从「ヒッキー先生が喜んでるみたいだからご飯関係かな?」

爪'ー`)y-「それ以外思いつかないな」

(-_-)「ふふふ、それはどうかなー?」

380 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:33:11 ID:nONj0tLY0


('A`)「ふわぁあ…よく寝た。みんなグラバー園は楽しめたか?」

( ´_ゝ`)「本当にずっとバスで寝てたんだね、ドックン」

o川*゚ー゚)o「レトロ衣装着たよ!ほら、見て見てー!」

('A`)「ほう、どれどれ…」

('A`)「…」

从 ゚∀从「ツンさん似合ってますよね、先生」

ξ゚听)ξ「こら、先生を困らせるようなこと聞かないでよ」

('A`)「バスで寝てたのすげぇ後悔だわ、なんだよこの天使は…。あーあ、生で見たかったし一緒に写真撮りたかったなぁ…」

ξ;*゚听)ξそ「ふわっ!?」

从; ゚∀从「寝起きのせいで本音だだ漏れですね」

o川*゚ー゚)o「いいなー、ツンちゃん愛されてて」

( *´_ゝ`)「キューちゃんだって愛されてるよ!俺に!」

o川*゚ー゚)o「はいはい、ありがとありがとー」

381 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:34:18 ID:nONj0tLY0


(-_-)「長崎の夜景って世界新三大夜景のうちの一つなんだよ」

川д川「へぇ、そうなんですか」

(-_-)「と言うわけで、今から夜景が綺麗な所をバスで巡って行きますー」

爪*'ー`)y-「おおー!ロマンチックだな」

川 ゚ -゚)「あ、早速見えてきたな」

( *^ω^)「おー!教会がライトアップされてるおー」

ミセ*゚ー゚)リ《綺麗だね、ビロード君》

( ><)「ですねー。まぁ、欲を言えばちんぽっぽちゃんと見たかったんです」

382 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:35:11 ID:nONj0tLY0

川 ゚ -゚)「夜景はバスで巡って終わりですか?」

(-_-)「いや、山頂展望台で降りて自由行動があるよ」

ミセ*゚ー゚)リ《あ、もしかして展望台の床に一つだけハートの形をしたイルミネーションがあるとこですか?》

(-_-)「その通り!よく知ってるね」

爪*'ー`)y-「へぇ、楽しみだな!イルミネーション一緒に探そうぜ貞子!」

川*д川「楽しそうですね、一緒に探しましょ」

川; ゚ -゚)(こ、これは!フォックス自然と貞子を誘えてるじゃないか!やりおる…!)

( ^ω^)(貞子を誘うとかじゃなくて、多分本当にハートのイルミネーション探したいだけなんだろうなぁ…)

(*-_-)「2人とも見つけたら教えてね」

爪'ー`)y-「ってか、三人で探せばよくね?」

川д川「それもそうですね、人手が多いほうが良いですし」

(*-_-)「そうだね!じゃあみんなで探そっか!」

川 ゚ -゚)「」

( ^ω^)「やっぱりフォックスは馬鹿だお」

383 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:36:20 ID:nONj0tLY0



('A`)「……」

ξ;゚听)ξ「先生ー!!」

o川*゚ー゚)o「展望台までの山路、くねくねしてたもんね」

( ´_ゝ`)「うん、俺でも酔うかと思ったくらいだからね。ドックンには生き地獄だったと思うよ」

从; ゚∀从「ドクオ先生、大丈夫ですか?」

('A`)「……俺のことはほっといて良いから、自由行動してこい。せっかくの夜景なんだから」

从; ゚∀从「でも…」

( *´_ゝ`)「んじゃ、お言葉に甘えて…キューちゃん!俺と一緒に夜景楽しもっか!」

o川*゚ー゚)o「いいよー」

( *´_ゝ`)「じゃあ行ってきまーす!」

从; ゚∀从「なんて薄情なんだ…」

ξ゚听)ξ「高岡くんも皆と一緒に夜景見てきていいわよ。…あ、でも兄者とキュート以外にしたほうがいいかもね」

从 ゚∀从「え?なんで?」

ξ゚听)ξ「兄者、なんか緊張してたっぽいから」

从; ゚∀从「へ?」

384 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:37:33 ID:nONj0tLY0




o川*゚ー゚)o「兄者くん、夜景すっごく綺麗だね!」

( ´_ゝ`)「そうだね、キューちゃんには負けるけど」

o川*゚ー゚)o「言われなくても知ってた」

( ´_ゝ`)「流石キューちゃん!」

o川*゚ー゚)o「へへん、キューちゃんはなんでも知ってるのだ」

( ´_ゝ`)「なんでも知ってるのかぁ」

o川*゚ー゚)o「なんでも知ってるよー!」

385 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:38:31 ID:nONj0tLY0

( ´_ゝ`)「じゃあ俺がキューちゃんのこと好きなのも?」

o川*゚ー゚)o「何を今更。そんなの私じゃなくても知ってるよ」

( ´_ゝ`)「そっかぁ。キューちゃん、大好きだよ」

o川*゚ー゚)o「はいはい、ありがとねー」

( ´_ゝ`)「本当に好きだよ、キューちゃん」

o川*゚ー゚)o「……なんかいつもとノリが違う気がするのは気のせいかな?」

( ´_ゝ`)「俺はいつでも真剣だけど、今日は何時もよりも真剣なノリではあるかなー」

o川*゚ー゚)o「えーと、じゃあ、つまり…」

( ´_ゝ`)「うん、つまりね」



( ´_ゝ`)「一年生の頃からずっとずっと大好きでした。付き合ってください」


o川*゚ー゚)o「…まじ告白ってことかぁー」

386 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:40:25 ID:nONj0tLY0



从; ゚∀从「兄者がキュートさんに告白ー!?」

ξ゚听)ξ「まぁ、おそらく。修学旅行に告白って定番よね」

从; ゚∀从「ふ、振られちゃうんじゃないかな、兄者…」

ξ゚听)ξ「そうねぇ、キュートは誰に告白されても振るし」

从 ゚∀从「え、キュートさんってモテるの?」

ξ゚听)ξ「同学年には性格ばれてるからアレだけど、年下とか年上にはモテモテよ?ファンクラブもあるし」

从; ゚∀从「ええええ!?いや、まぁ、確かに顔はアイドルみたいだけど…」

ξ゚听)ξ「まぁ、性格知ってるとね」

从; ゚∀从「顔が良くても兄者なんて一番キュートさんの性格知ってるハズなのに…」

ξ゚听)ξ「なんか誤解してるみたいだけど…」

从 ゚∀从「誤解?」

ξ゚听)ξ「兄者はキュートの顔じゃなくて性格に惚れたのよ?」

从 ゚∀从「…いやいや、それはないでしょー」

ξ゚听)ξ「ちなみに、高校一年生の時のキュートの写真これね」

从 ゚∀从「どれどれっと…」

【o川@-@)o】

从; ゚∀从「!?」

387 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:41:07 ID:nONj0tLY0


o川*゚ー゚)o「兄者くんは私が眼鏡かけてた時から好きだったよね」

( *´_ゝ`)「うん、眼鏡っ子のキューちゃんも可愛かったなぁ」

o川*゚ー゚)o「全然モテてなかったけどね、私。話しかけてくれる男子なんて兄者くんだけだったし」

( ´_ゝ`)「あの時は幸せだったなぁ…キューちゃん独り占めできたし…」

388 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:41:50 ID:nONj0tLY0

( *´_ゝ`)『キュートちゃん!』

o川@-@)o『あ、流石くん』

( ´_ゝ`)『今日もフルートの練習してるんだね』

o川@-@)o『うん、私上手に吹けないから…』

( ;´_ゝ`)『えぇ!?十分上手だと思うけどなぁ』

o川@-@)o『ありがと、流石くん』

( ´_ゝ`)『ねぇ、今日もフルート聞いてていいかな?』

o川@-@)o『別にいいけど…』

( *´_ゝ`)『ありがとう!』

o川@-@)o(変な人…私のフルートなんて聞いて楽しいのかなぁ)

389 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:42:40 ID:nONj0tLY0

o川*゚ー゚)o「毎日フルート聞きに来てたよね」

( ´_ゝ`)「キューちゃんのファンクラブ出来てからは聞きにいけなくなっちゃったけどね…」

o川*゚ー゚)o「兄者くん、ファンクラブの人たちに目つけられてるもんねぇ」

( ´_ゝ`)「別にどうでもいいけどね、俺にとってはキューちゃんさえいればいいし」

o川*゚ー゚)o「あー、一年生の時もそんなこと言ってたね」

390 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:43:21 ID:nONj0tLY0


( ´_ゝ`)『いやぁ、今日も綺麗な音色だなぁ…』

o川*@-@)o『さ、流石くん。良かったら今度の吹奏楽部の演奏会来ない?』

( ;*´_ゝ`)『え!?いいの?』

o川*@-@)o『うん、これチケットだから…』

( *´_ゝ`)『嬉しいなぁ!一生の宝物にするよ!』

o川;@-@)o『いや、そのチケット出さないと会場入れないから…』

( ;´_ゝ`)『そ、そうか。残念…』

391 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:44:11 ID:nONj0tLY0



( *´_ゝ`)『キュートちゃん!演奏会良かったよ!フルート最高だった!』

o川*@-@)o『ありがとう、流石くん。私は下手だったけど、先輩とかの演奏上手だったでしょ?』

( ;´_ゝ`)『あー…ごめん、他の人の演奏は分かんない』

o川;@-@)o『え?分かんないって?』

( ;´_ゝ`)『他の人たちの演奏は全然興味なかったから見ても無いし、聞こうともしなかったんだ。キュートちゃんのフルートの音色だけは聞いてたけど…』

o川;@-@)oそ『ガビーン!?それじゃ演奏会の意味無いじゃん!』

( ´_ゝ`)『あー、そうだね。他の楽器うるさいなぁとしか思わなかったし…キュートちゃんのフルートさえ聞ければ俺は良いかな』

o川;*@-@)o『冗談でもそんなこと言われたら照れちゃうよ…』

( ´_ゝ`)『え、冗談じゃないよ?』

o川;*@-@)o『むむむ…』

392 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:44:59 ID:nONj0tLY0



从; ゚∀从「うーん、ビックリ。今と見た目全然違うね」

ξ゚听)ξ「でしょ?昔のままのキュートだったらあの二人今頃普通に付き合ってたと思うわ」

从 ゚∀从「それがどうしたらあんな関係に…」

ξ゚听)ξ「なんていうか、うん…それはね…」

393 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:45:40 ID:nONj0tLY0

( *´_ゝ`)『キューちゃん本当可愛い…』

ξ゚听)ξ『本当にキュート好きなのね』

( ´_ゝ`)『うん、結婚したい』

ξ゚听)ξ『まず付き合ってからにしなさいよ…』

( ´_ゝ`)『なんて告白すれば良いかなぁー』

ξ゚听)ξ『キュート、アイドルヲタだからキュートの好きなアイドルの曲歌いながら告白とか?』

( ´_ゝ`)『絶対に振られるよ、フラグばきばきだよ』

ξ゚听)ξ『じゃあ「君ならアイドルになれるよ」とか言えば?』

( ´_ゝ`)『…うーん、それちょっと良いかも言ってみる!じゃあね、ツンたん!』

ξ゚听)ξ『え、冗談だったのに……。ま、いいか』

394 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:46:45 ID:nONj0tLY0

ξ゚听)ξ「あれは本当に失言だったわ…」

从 ゚∀从「大した失言ではないんじゃない?」

ξ゚听)ξ「いや、その助言した次の日からキュート変わっちゃったのよ。眼鏡外して、一人称も「私」から「キューちゃん」になったし」

从; ゚∀从「そんなに一気に人が変わるような発言かなぁ、それ」

ξ゚听)ξ「さぁ?兄者がなんてキュートに言ったかわからないけど、あの日からキュートはモテはじめて今みたいな関係になったのよ」

从 ゚∀从「なんだかなぁ…ますます告白してたら失敗してるんじゃないかと思えてきた」

ξ゚听)ξ「…そうねぇ」

395 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:47:58 ID:nONj0tLY0


( ´_ゝ`)「キューちゃんとの昔話もいいけど、そろそろ告白の返事欲しいなぁ」

o川*゚ー゚)o「私が兄者くんとねぇ…」

( ´_ゝ`)「うん、俺だけのアイドルになってよ、キューちゃん」

o川*゚ー゚)o「…んー、悪いけど兄者くん、それは無理かなぁ。キューちゃんはみんなのアイドルだからさ」

( ´_ゝ`)「…そっか、そうだよね。キューちゃんは絶対にアイドル歌手になれるよ!ごめんね、変なこと言って」

396 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:48:51 ID:nONj0tLY0
o川*゚ー゚)o「私がアイドル歌手になるのは、まあ、確定だとしてさー。一つ問題があるんだよね」

( ;´_ゝ`)「え?どんな問題?」

o川*゚ー゚)o「いくらキューちゃんでも、いつまでも皆のアイドルではいられないんだよね。飽きられちゃうだろうし、年齢的にもキツくなるだろうし」

( ´_ゝ`)「キューちゃんはずっと愛されるアイドルでいられるとおもうし、どんなに年を重ねても可愛いと思うけどなぁ」

o川*゚ー゚)o「ないない、現実は厳しいんだよ。きっと私も皆のアイドルでいられなくなる時が来るよ」

( ´_ゝ`)「キューちゃん…」

397 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:49:45 ID:nONj0tLY0

o川*゚ー゚)o「…だからその時、皆に飽きられて誰も私のことを見てくれなくなった時、そんな時が来たら兄者くんだけのアイドルになってあげてもいいよ?」

( ;*´_ゝ`)そ「きゅ、キューちゃん、それって、いつかは俺だけのアイドルになってくれるってこと!?」

o川*゚ー゚)o「まぁ、いつになるかわからないし、もしかしたらおばあちゃんになってからかも知れないけどねー」

( *´_ゝ`)「キューちゃんがおばあちゃんになったとしても、キューちゃんはいつまでもたっても俺のアイドルだよ!やったあああ!!」

o川*゚ー゚)o「…馬鹿みたい、ずっと待つ気なの?」

( *´_ゝ`)「もちろん!だって俺は本当にキューちゃん、君さえいれば何にもいらないくらい君のことが大好きなんだから!何年でも何十年でも、ずっとずっと待ち続けるよ 」

o川*゚ー゚)o「…なるべく早く、アイドル歌手になるように努力するよ」

( *´_ゝ`)「キューちゃんの夢が叶うように俺も応援するよー!」

398 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:50:30 ID:nONj0tLY0

o川*゚ー゚)o「あ、そろそろバスに戻らないと」

( ´_ゝ`)「バスの場所まで手繋いでくれてもいいんだよ?」

o川*゚ー゚)o「いくら払う?」

( ;*´_ゝ`)「繋いでくれるの!?ちょ、ちょっと待って、お財布の中身確認するから!」

o川*゚ー゚)o「…」

ギュッ

( ;*´_ゝ`)「…え?」

o川*゚ー゚)o「まぁ、どうせいつかは兄者くんだけのアイドルになるんだし、手くらいタダで繋いであげるよ。ファンサービスの一つとしてね」

( *;_ゝ;)「もう俺死んでもいい…」

399 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:51:11 ID:nONj0tLY0


('A`)「…はっ、今何時だ?」

ξ゚听)ξ「帰りのバスの発車時刻ですよ、先生」

从 ゚∀从「いっそホテルに帰るまで寝てれば良かったのに…」

o川*゚ー゚)o「全くドックンはどうしようもないねぇ」

( ´_ゝ`)「まぁ、そんな所がドックンのいい所でもあるけどね」

从 ゚∀从「二人ともいつも通りだね」

ξ゚听)ξ「そうね、いつも通りね」

ξ゚听)ξ(兄者の奴、告白しなかったのかしら…?)

400 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:52:22 ID:nONj0tLY0

川д川「はー、クタクタですよ」

ミセ*゚ー゚)リ《でも、ハートのイルミネーション見つかって良かったね》

川д川「そうですね!」

o川*゚ー゚)o「今日は疲れたからお風呂も最高だねぇ」

川 ゚ -゚)「キュート、兄者となんかあったか?」

o川*゚ー゚)o「別にー、いつも通りだよ」

川 ゚ -゚)「なんだつまらん。さっさと告白すりゃいいのに」

o川*゚ー゚)o「なんで私が告白しなきゃいけないのよー」

401 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:53:20 ID:nONj0tLY0
川 ゚ -゚)「他の男からの高価なプレゼントとかは受け取らないくせに、兄者からのプレゼントは受け取ったりしてるから特別扱いしてるのかなぁと」

o川;*゚ー゚)o「そ、そりゃ友達だからね!」

川 ゚ -゚)「この前お前んちいったとき、兄者からもらったプレゼント大事そうに保管してたように思えたが?」

o川;*゚ー゚)o「私の恋バナより、ツンちゃんに話聞きなよ!」

川 ゚ -゚)「確かに。昨日はどんな夜を過ごした?」

ξ゚听)ξ「秘密」

川 ゚ -゚)「なんだよー、ケチケチするなよー」

o川;*゚ー゚)o「ほっ…やっと解放された」

o川*゚ー゚)o(…)

402 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:54:48 ID:nONj0tLY0


( ;*´_ゝ`)『キュートちゃん!』

o川@-@)o『流石くん、今日はやけにテンション高いね』

( ´_ゝ`)『キュートちゃん、アイドルとか好きなの?』

o川;*@-@)o『え!?あ、まぁ、うん…。私と正反対でいいなぁって…』

( ´_ゝ`)『なにいってるのさ、キュートちゃんなら他のどのアイドルよりも皆に愛されるアイドルになれるよ!!』

o川;@-@)o『えぇ!?私がアイドル?』

( ´_ゝ`)『うん!皆に愛されるアイドル歌手とかなれるよ』

o川;@-@)o(流石くんって、もしかしてアイドル歌手とかがタイプなのかな…?)

( ;´_ゝ`)『…あー、でも皆にキューちゃんとられるのいやだなぁ…。やっぱり取りやめ!キュートちゃん、俺だけのアイドルになってくれない?!』

o川@-@)o(皆に愛されるようなアイドル歌手になれば流石くんも…)

( ´_ゝ`)『…おーい?キュートちゃん、聞いてる?』

o川@-@)o『うん、私頑張って皆に愛されるアイドル歌手になるよ!』

( ´_ゝ`)『いや、あの、だからそれは…』

o川*゚ー゚)o@-@『そのためには、この眼鏡はもう卒業かなぁー』

( ;´_ゝ`)『!!??』

o川*゚ー゚)o『頑張って皆のアイドルになるよ、流石くん…、いや、兄者くん!じゃあ、コンタクト買いに行かなきゃだから今日はもうかえるねー!』

( ;´_ゝ`)『あの、ちょ、まっ…!』


『キューちゃーん!!』

403 名前:修学旅行2日目 :2015/07/01(水) 06:55:40 ID:nONj0tLY0


o川*゚ー゚)o「皆のアイドルになったら、その時はきっと…」

川д川「きっと?」

o川;*゚ー゚)o「なななんでもない!あは、あははは!」

川д川「変なキュートちゃん…」


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