325 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:03:04 ID:NyJkz7j.0
('A`)「さて、修学旅行当日になったわけだが、無事遅刻者は居ないようだな」

( *´_ゝ`)「俺遅刻しなかったよ、キューちゃんほめてほめてー」

o川*゚ー゚)o「はいはい、えらいえらい」

ξ゚听)ξ「遅刻しないのは当たり前のことでしょ…」

从 ゚∀从「貞子も遅刻しないでこれてるみたいでよかった」

('A`)「んじゃ、今から飛行機乗るからなー。騒ぐんじゃねーぞ、特に兄者!」

( ´_ゝ`)「俺どんだけ信用ないんだよ、ひどいなぁ」

ξ゚听)ξ「教室での行いをみて信用しろっていうのが無理な話よ」

o川*゚ー゚)o「ねぇねぇ、長崎でイケメンにナンパされるかなぁ!ツンちゃん、一緒にイケメン探ししよ!」

('A`)「キュート、ツンをそんなことに巻き込んだら宿題沢山出すぞ」

o川;*゚ー゚)oそ「ガビーン!そんなの職権乱用だー!」

从; ゚∀从「人妻のツンさんを誘うのも如何なものかと…」

( ´_ゝ`)「ってか、キューちゃんのまわりにたかる虫は俺だけで充分だよ!」

从; ゚∀从「自分のこと虫とかいわないでよ、兄者…」

('A`)「早速騒いでるし…。ったく、A組乗り終わったみたいだし、いくぞー」

326 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:04:02 ID:NyJkz7j.0
川 ゚ -゚)「うーむ、飛行機の三人席は中々キツイな」

爪'ー`)y-「あぁ、真ん中のやつのせいでな」

( ;^ω^)「ごめんだお…」

川 ゚ -゚)「少しは痩せるべきだな」

爪'ー`)y-「陸上部のくせにその体型維持できてるのもある意味尊敬だよ」

( ;^ω^)「おーん」

327 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:04:44 ID:NyJkz7j.0
ミセ*゚ー゚)リ シーン

( ><)「ミセリさん、静かですね」

川;д川「いつものメガホン、荷物検査で引っかかったみたいで…」

( ;><)「なるほどなんです」

ミセ*゚ー゚)リ シーン

( ;><)「…あ、なんかやります?トランプとか」

川д川「私ちょっと眠いので…」

( ><)「そ、そうですか。それなら仕方ないんです。じゃあミセリさんは?」

ミセ*゚ー゚)リ シーン

( ><)「……僕も寝るんです」

328 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:05:24 ID:NyJkz7j.0
(-_-)「A組無事全員乗りましたよ」

('A`)「B組も全部乗ったぞ」

(*-_-)「いやぁ、楽しみですね。僕飛行機も初めてだけど、長崎も初めてなんですよ」

('A`)「おれは昔修学旅行でいったからなぁ…」

(*-_-)「カステラに中華料理、たのしみです」

('A`)「…本当に食い意地はってんな。んじゃ、俺は着くまで寝るから」

(-_-)「はい、着いたら起こしますね」

('A`)「おう、おやすみ」

329 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:06:08 ID:NyJkz7j.0



(-A-)zzz

(-_-)「ドクオ先生、起きてください。着きましたよー」

('A`)「…さんきゅ。んじゃ、行くか」

(-_-)「はい、次はバスですね!」

('A`)「吐かなきゃいいんだけど」

(-_-)「そうですね、バスが苦手な生徒もいるでしょうし」

('A`)「いや、俺が」

(;-_-)「が、がんばってくださいね…」

('A`)「おう」

330 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:07:09 ID:NyJkz7j.0
( ^ω^)「このバス、イスがすごいフカフカだお!!」

爪'ー`)y-「本当だ、やべぇな!」

川 ゚ -゚)「学校の椅子もこれくらいフカフカだといいんだがな」

川;д川「みなさん、バスの座席からそのテンションで大丈夫ですか?」

(*-_-)「修学旅行なんだからテンション上がっちゃうのはしかたないよ!」

川д川「先生までテンションMAXでどうするんですか」

(-_-)「あ、そうだった。今日は長崎の教会めぐりをするので、みんな静かにね」

ミセ*゚ー゚)リ シーン

(-_-)「ミセリさん、今から静かにしてるとは偉いなぁ」

( ;><)「ミセリさんが静かなのは偉いとか偉くないとかじゃないんです。どっかでメガホン調達しないと…ん?メールがきてる」カチッ

ミセ*゚ー゚)リ

( ><)「…ミセリさん、ミルナ君が自家用ヘリでメガホン長崎にもって来てくれたみたいなので後で取りに行きましょうね」

ミセ*゚ー゚)リ こくり

331 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:07:49 ID:NyJkz7j.0



(;'A`)「オロロロロロ…」

ξ; ゚听)ξ「先生、もう着きましたからね!」

( ´_ゝ`)「ドックンは本当にどうしようもないな…」

从; ゚∀从「こんな状況でよくババ抜きできるね、2人とも」

o川*゚ー゚)o「ドックンが吐くのなんて日常茶飯事だからねー」

(;'A`)「ツンすまんオロロロ」

ξ゚听)ξ「吐いてても素敵ですから大丈夫ですよ!」

从 ゚∀从「…僕が異常なのかなと思えてきた」

332 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:08:35 ID:NyJkz7j.0


(-_-)「B組まだかなぁ」

('A`)「わり、遅れた」

(;-_-)「ドクオ先生、顔色真っ青ですよ」

('A`)「大丈夫大丈夫。んじゃ、ここからは各々生徒たちの行きたい教会を巡ってきて貰う」

爪'ー`)y-「スタートがこの教会ってことか」

( ^ω^)「綺麗な教会だおー」

('A`)「ゴールは大浦天主堂だ、夕方までには着くように」

(*-_-)「夕ご飯は中華料理だから、みんなお腹ペコペコにしといてね!」

('A`)「健闘を祈る」

333 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:09:16 ID:NyJkz7j.0

川 ゚ -゚)「さて、ではどの教会にいこうか」

( ^ω^)「僕はどこでもいいお」

爪'ー`)y-「浦上天主堂行きたいな、ステンドグラス綺麗みたいだし」

川 ゚ -゚)「貞子は?」

川*д川「行きたい教会沢山ありすぎて困りますね…!」

川 ゚ -゚)「じゃあ、まずは浦上天主堂から行って後は貞子の行きたい教会を片っ端から巡るか」

( ^ω^)「おっおっ、そうするお」

川 ゚ -゚)「…というか、三瀬とビロードは?」

爪'ー`)y-「あいつらなら生徒会長達と周るとかいってたぞ」

川 ゚ -゚)「なるほどな、じゃあ行くか」

川*д川「はい、レッツゴーです!」

爪'ー`)y-「テンション高いなぁ…」

334 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:10:16 ID:NyJkz7j.0


ξ゚听)ξ「スタートから一番近い教会に来たけど、綺麗ね」

从 ゚∀从「そういえばツンさんは結婚式はどんな風にあげたの?」

ξ゚听)ξ「結婚式はまだあげてないわ、高校卒業してからあげようと思って」

从 ゚∀从「そうなんだ、じゃあ今日はツンさんの結婚式をあげるのにふさわしい教会を探そうか!」

ξ;゚听)ξそ「はぁ!?」

o川*゚ー゚)o「何それとっても楽しそう!」

( ´_ゝ`)「それなら俺はこのガイドブックに載ってる教会がいいと思うよ」

从 ゚∀从「よし、じゃあ次はそこにいこう!」

ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと!何を勝手に……!」

o川*゚ー゚)o「さぁ、そうと決まればツンちゃんの結婚式場探しの旅、レッツゴーだね!」

( ´_ゝ`)「楽しくなってきたね!」

ξ;゚听)ξ「あんた達、さっきまでやる気なかったのに何いきなりやる気出してんのよ!」

从 ゚∀从「まぁまぁ、ツンさん。想像して見なよ、素敵な教会で素敵な結婚式をあげる未来像をさ」

o川*゚ー゚)o「そうだよー、それに素敵なウェディングドレス着れるんだよ!」


ξ゚听)ξ「素敵なウェディングドレス…」

335 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:11:38 ID:NyJkz7j.0



o川*゚ー゚)o『ツンちゃん、結婚式おめでとー!!ウェディングドレス素敵だよー!』

ξ゚听)ξ『ありがとキュート、別にいいけど本当は結婚式に白い服着て来ちゃいけないのよ?知ってた?』

o川;*゚ー゚)oそ『ガビーン!そうなの?知らなかった、真っ白いドレスきてきちゃったよ、どうしよう!』

ξ゚听)ξ『全く、あんたは相変わらずなんだから…』


『ツン』


ξ゚听)ξ『!』

336 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:12:18 ID:NyJkz7j.0
o川*゚ー゚)o『あ、ドックンだ!お久しぶりー』

('A`)『おう、今日は来てくれてありがとうな。…それと結婚式には白い服着て来ちゃいけないんだぞ、しってたか?』

o川;*゚ー゚)o『夫婦で注意しないでよー』

('A`)『まったく…。それより、ツン』

ξ*゚听)ξ『は、はい』


('A`)『ウェディングドレス、似合ってるぞ』

337 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:13:10 ID:NyJkz7j.0


ξ*゚听)ξ「……いいわね」

从 ゚∀从「でしょ?」

ξ*゚听)ξ「うん、絶対似合うわ」

o川*゚ー゚)o「私も似合うと思うよ!」

ξ*゚听)ξ「えぇ。絶対似合うわ、タキシード」

从; ゚∀从「…タキシード?」

o川;*゚ー゚)o「ツンちゃん、タキシード着るの?」

ξ*゚听)ξ「違うわよ。ドクオ先生よ、きっとタキシード姿もかっこいいわ!普段着でもあんなにかっこいいのに殺人級よ!」

( ´_ゝ`)「前提条件として、ドックンがカッコいい姿が思いつかないんだけどなぁ」

o川*゚ー゚)o「ある意味殺人級かもしれないけどね、あのルックスは」

ξ゚听)ξ「あ、そうそう。キュート、結婚式に来る時は白い服着て来ちゃいけないのよ、知ってた?」

o川*゚ー゚)o「え、そうなの?知らなかった!」

ξ゚听)ξ「やっぱりね…」

o川*゚ー゚)o「なんでいきなりそんなことを?」

ξ゚听)ξ「なんとなくよ。いいから教会巡りしましょ」

o川*゚ー゚)o「?」

338 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:14:02 ID:NyJkz7j.0

(-_-)「大浦天主堂立派ですねぇ」

('A`)「あー、ホテルここから近いし、生徒来る前まで寝てようかな」

(;-_-)「駄目ですよ」

('A`)「にしても大浦天主堂かぁ、高校の時にもきたなぁ」

(-_-)「大浦天主堂と言えば、日本で居なくなったと思われていたキリスト教徒が発見された場所ですよね」

('A`)「あー、そういやそうだったな。信徒発見って奴だったけかな?」

(-_-)「そうですよー」

('A`)「長崎初めてのわりにはよく知ってんなー」

(-_-)「こうみえても日本史の教師でもあるので…」

(;'A`)「倫理と化学と古典の教師だけじゃなくて日本史の教師でもあるのか…多才すぎるぞ」

(*-_-)「勉強が好きなので、つい…」

339 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:14:42 ID:NyJkz7j.0

('A`)「…そういやさっきから本もってるけど、それも勉強の本か?」

(-_-)「いやだなぁ、聖書ですよ、聖書。せっかく来たんだからこの機会に最初から全部読み切ろうと思いまして」

(;'A`)「二泊三日で読み終わるようなもんじゃないと思うんだがな…」

(-_-)「それはどうでしょう?」

('A`)「んじゃ、生徒たちが戻って来る前までに創世記からルツ記まで読み終わったら飯おごってやるよ。絶対無理だけど」

(*-_-)「ご飯…!その言葉、後で取りやめたりしないでくださいね!」

('A`)「へいへい、男に二言はねぇーよ」

340 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:15:24 ID:NyJkz7j.0



( ´_ゝ`)「にしても色んな教会があったなぁ」

从 ゚∀从「そうだね、ツンさん。どこか結婚式をあげるのによさそうな教会あったかい?」

ξ゚听)ξ「全部綺麗だったから悩ましいわね…。それに私は先生のタキシード姿が見れればそれでいいし」

从 ゚∀从「ドクオ先生は愛されてるなぁ…」

( ´_ゝ`)「あ、どっくんとひきにゃん見えて来た」

o川*゚ー゚)o「どっくーん!」

('A`)「」

ξ;゚听)ξ「な、なんか生気が抜けてる…!?」

341 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:16:23 ID:NyJkz7j.0
(*-_-)「いやぁ、ルツ記いいですねぇ。やはり聖書っておもしろいですね!」

川д川「やっと大浦天主堂ついたと思ったらなんかヒッキー先生のテンションがやたら高い…」

( ^ω^)「対照的にドクオ先生のテンションがどん底っぽいお」

(;'A`)「嘘だろ…なんでそんなに読むのはえぇんだよ、普通聖書そんなに早く読めねーぞ…」

(*-_-)「いやぁ、面白かったのでつい…。あ、ドクオ先生!約束通り今度ご飯おごってくださいねー!」

爪;'ー`)y-「ヒッキーに飯おごる約束するなんて…!」

( ;^ω^)「神をも恐れぬ行為だお…!お財布空っぽにされちゃうお」

ξ゚听)ξ「先生…付き合いでおごるのは構いませんけど、ちょっとはおごる相手と家計のこと考えてくださいね?」

(;'A`)「ごめんなさいごめんなさい」

342 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:17:23 ID:NyJkz7j.0
( ><)「なんかドクオ先生がツンさんに説教されてるんです」

( <●><●>)「会話の内容から察するに、大食いで有名なヒッキー先生に奢る約束をしてしまったことを怒られているのはワカッテマス」

( ゚д゚ )「俺だったらヒッキー先生のお腹を毎日満足させてあげられる財力あるのに…。あーあ、ヒッキー先生、俺の家に永久就職しないかなぁ」

ミセ*゚ー゚)リ《ミルナ…、それすごく誤解を招くセリフだよ…》

( <●><●>)「ミルナがヒッキー先生の声を毎日聞きたいくらい好きだからその発言をしているというのは腐れ縁なので分かりますが他の人から見たらただの変態ですよ」

川 ゚ -゚)「生徒会、放送委員会チームも来た見たいですね」

(*-_-)「それじゃあ皆そろったみたいだし夕ご飯食べに行こうー!中華料理中華料理ー!」

川;д川「本当に頭の中食べることばっかりなんですね…」

( *^ω^)「おっおっ、ご飯楽しみだおー!」

343 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:18:28 ID:NyJkz7j.0

(-_-)「ここが皆の泊まるホテルですよー」

爪*'ー`)y-「おおお…フロントからして立派だ…!」

( ;*^ω^)「流石私立高校の修学旅行だお、こんな豪華なホテルに泊まれるなんて…」

( ゚д゚ )「豪華かぁ?俺ん家の系列のホテルだぞ、ここ」

( <●><●>)「このボンボンが…」

o川*゚ー゚)o「……きゅーちゃん、ミルナ君と結婚しようかなぁ」

( ;´_ゝ`)そ「そ、そんなぁ!?」

( ><)「ミルナ君にはもうミセリさんが居ますから残念でしたね」

ミセ;*゚ー゚)リ《えっ!?》

川д川「二人は相思相愛ですもんね」

ミセ;*゚ー゚)リ《相思相愛って、そんなことないよ!?ねぇ、ミルナ!》

( ゚д゚ )「そんな否定しなくても……」

( <●><●>)「ミルナがすねてるのはワカッテマス」

344 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:19:08 ID:NyJkz7j.0

('A`)「はいはい、恋バナは置いといて、飯の用意もう出来てるみたいだから皆ヒッキーと一緒に先にたべててくれ」

ξ゚听)ξ「先生は一緒に食べないんですか?」

('A`)「俺はちょっとやることがあるからな」

o川*゚ー゚)o「ツンちゃん、早く行かないとひきにゃん先生に全部たべられちゃうよー!」

ξ;゚听)ξ「そ、そうね。じゃあ先生、お先に…」

('A`)「おう、食ってこいー」



('A`)「…さてと、校長の思惑通りになんてさせねーぞ」

345 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:20:08 ID:NyJkz7j.0


(*-_-)「いやぁ、中華料理美味しいねぇ、貞子さん!もっと食べなよー」

川д;川「先生と一緒に食べてたせいでもうお腹一杯ですよ。先生の食べっぷりを見てるだけで食欲が失せます」

(;-_-)「えぇー、酷いなぁ」


从 ゚∀从「相変わらず仲良さそうだなぁ…あの二人」

( ´_ゝ`)「まぁ、あそこはコンビみたいなもんだしな」

从 ゚∀从「コンビねぇ…」

( ´_ゝ`)「弟者とお前もはたから見てるとあれくらい仲良しに見えてたぞ」

从 ゚∀从「そりゃ俺たちは親友だからね!」

( ´_ゝ`)「お前が転校して大層つまらなそうに学校に通ってるぜ、弟者」

从 ゚∀从「…そっか」

( ´_ゝ`)「なぁ、ハイン。友達想いのお前が親友の弟者との別れを選んでまで転校して来た本当の理由って一体…」

从 ゚∀从「本当の理由も何も、俺が転校して来た理由はただ一つ。貞子に会いに来た、それだけだよ」

( ´_ゝ`)「そうか、青春だな…」

从 ゚∀从「まぁね」

346 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:20:58 ID:NyJkz7j.0

o川*゚ー゚)o「どっくん遅いねぇ」

ξ゚听)ξ「えぇ、バイキングだから先生の好きな食べ物は確保しといたから一応平気だけど」

o川*゚ー゚)o「ツンちゃんは出来るお嫁さんだなぁ」

爪'ー`)y-「料理は出来ないけどな」

ξ゚听)ξ「うっさいわよ、フォックス」

('A`)「…はぁ」

ξ゚听)ξ「あ、先生!」

o川*゚ー゚)o「なんかさっきより顔死んでるけど、どうしたの?」

347 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:21:49 ID:NyJkz7j.0

(;'A`)「ツン、俺はさっき受け付けの人と大人のお話をしたんだけどな、うん、努力はしたんだけど、駄目で…」

ξ゚听)ξ「何が駄目だったんですか?」

(;'A`)「えーと、お前の部屋割りのことなんだけど…」

o川*゚ー゚)o「あぁ、どっくんとツンちゃんはスイートルームなんだよね」

ξ;゚听)ξ「え、そうなの?」

o川*゚ー゚)o「部屋割り見てないの?」

ξ゚听)ξ「てっきりキュートと同じものだと思ってたから確認してなかったわ」

(;'A`)「ごめんな、ツン!校長の悪ふざけのせいでこんなことに…」

ξ゚听)ξ「んで、先生はなんで謝ってるんですか?」

('A`)「え、だって俺と同じ部屋だなんて…」

ξ゚听)ξ「別に夫婦なんだから今更気にしませんけど?」

爪'ー`)y-「そーだそーだ、どーせいつも同じ部屋でねてるんだろ?」

ξ゚听)ξ「え?寝てないけど」

爪'ー`)y-「え?」

ξ゚听)ξ「え?」

348 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:22:29 ID:NyJkz7j.0
o川;*゚ー゚)o 「新婚夫婦なのに同じ部屋で寝てないの!?」

(;'A`)「うるせーよ、お前ら宿題出すぞ!」

ξ゚听)ξ「まぁ、でも夫婦なんですし同じ部屋で寝るの嫌がることなんてしませんから気にしないでください」

(;'A`)「そ、そうか。分かった…」

爪'ー`)y-「修学旅行中なんだから変な気起こすなよ、ドクオ」

('A`)「フォックス、お前修学旅行終わったら補講な」

爪;'ー`)y-「お、横暴だぁ!!」

349 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:23:11 ID:NyJkz7j.0

川 ゚ -゚)「そろそろご飯の時間も終わりだな」

( ^ω^)「お?もうかお?」

川 ゚ -゚)「ヒッキー先生がほとんど食べ尽くしたからな」

( ^ω^)「あぁ、そういう…」


(-_-)「はーい、みなさん食事の時間は終わりみたいなので後は自分の部屋に戻ったり、各自自由行動してくださーい」

350 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:23:52 ID:NyJkz7j.0

ミセ*゚ー゚)リ《貞子ちゃん、露天風呂あるから入りにいこう》

川д川「いいですよ」

o川*゚ー゚)o「あ、私たちも行くー!」

ξ゚听)ξ「クーも行きましょ」

川 ゚ -゚)「あぁ、もちろん」

351 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:24:42 ID:NyJkz7j.0
( ゚д゚ )「俺らも風呂入りに行くか」

( <●><●>)「そうですね」

( ´_ゝ`)「もしかして高知、女子風呂に監視カメラ設置してたりするの?」

(; ゚д゚ )「馬鹿か!覗きなんかするわけないだろうが!」

爪'ー`)y-「ちぇっ、使えねーな」

从; ゚∀从「君たちねぇ…」

( ><)「ちんぽっぽちゃんのならともかく、他の女子のみてもなんも面白くないんです」

( ^ω^)「そうだお、ペニサス先生の以外なんてみても意味ないお」

(;-_-)「すごい会話してるね、皆…」

('A`)「まぁ、健全な高校生男子の会話だな、うん」

352 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:25:39 ID:NyJkz7j.0

川д川「ミセリちゃん、お風呂でもメガホンもってるんですね」

ミセ*゚ー゚)リ《ミルナが防水用に作ってくれたの》

o川*゚ー゚)o「愛を感じるね!」

ミセ;*゚ー゚)リ《愛っていうか、私たちは親友だから…》

o川*゚ー゚)o「親友だからってだけじゃないと思うけどなぁ、ミルナ君のミセリちゃんに対する熱い視線は」

川д川「ミルナ君は眼力すごいですもんねぇ」

o川*゚ー゚)o「いや、そういうことではなくてね…」

川 ゚ -゚)「キュート、貞子にその手の話を振っても無駄だぞ」

o川*゚ー゚)o「ちぇー、じゃあクーちゃんは好きな人とかいないのー?」

川 ゚ -゚)「ふふふ、恋バナは夜部屋でするのが相場と決まってる。今はノーコメントだな」

ξ゚听)ξ「クー、キュートの好きな人聞いといて、私部屋違うから聞けないから。キュートの奴、いつも人のことばかり聞いて来て自分の話全くしないのよ」

o川;*゚ー゚)o「ギクリ」

川 ゚ -゚)「ほほう、心得た」

o川;*゚ー゚)o「さーて、お風呂も入ったし、早く上がってさっさとねないとだねー!」

川д川「お風呂上がったらコーヒー牛乳でも飲みましょうか」

ミセ*゚ー゚)リ《そうだね!》

353 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:26:33 ID:NyJkz7j.0

('A`)「はー、いい湯だなぁ」

(*-_-)「ですねぇ」

( ><)「そういえばワカッテマス君は好きな人とかいないんですか?」

( ゚д゚ )「確かに。長い付き合いだが聞いたことないな」

( <●><●>)「うーん、恋はしたことがないので…」

爪*'ー`)y-「恋はいいぞー!ぜひするべきだぞ!」

( <●><●>)「ふむ、では、貞子さんにでも恋して見ますかね」

爪;'ー`)y-「おぉい!?」

从; ゚∀从「なんで貞子!?」

( <●><●>)「私の知っている中では一番モテているように思えますので…」

(-_-)「へぇ、貞子さんってモテるんだー」

( ^ω^)「そういうヒッキー先生はペニサス先生にアプローチされてるとか聞いたことがあるお、羨ましすぎて禿げそうだお」

(-_-)「いやだなぁ、ペニサス先生にはロマネスク先生がいるじゃないか」

('A`)「あの2人は親子って感じだけどな」

( ;^ω^)「おー…ライバル多いお」

('A`)「どこが良いんだ、あんなダメ教師」

( ^ω^)「ドクオ先生にだけは言われたくないですお、生徒に手だしたロリコン教師にだけは」

('A`)「泣くぞ」

(;-_-)「まぁまぁ…そろそろ上がりましょうか」

( <●><●>)「そうですね、泣かれても困りますし」

('A`)「お前らの俺の扱い酷くね?」

爪'ー`)y-「何を今更」

354 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:28:37 ID:NyJkz7j.0



川д川「コーヒー牛乳美味しかったですね」

ミセ*゚ー゚)リ《だね!》

o川*゚ー゚)o「よーし!お風呂上がって部屋に戻ってきたわけだし、寝よっか!」

川 ゚ -゚)「お前の好きな人聞くまでは寝かせんぞ、キュート」

川*д川「私も気になります」

ミセ*゚ー゚)リ《私もー!》

o川;*゚ー゚)o「じゃあ貞子ちゃんとミセリちゃんが言うなら言うよ!」

川д川「寝ましょうか」

ミセ*゚ー゚)リ《そうだね!》

川 ゚ -゚)「おい」

o川*゚ー゚)o「ってか、クーちゃんは好きな人いるの?」

川 ゚ -゚)「お前が言ったら言う」

o川*゚ー゚)o「おやすみ、クーちゃん」

川 ゚ -゚)「仕方ない、なら他の2人の好きな人は…」

川д川「スヤァ…」

ミセ*゚ー゚)リ 《あ、メガホンの電池切れそうだから寝るね!おやすみー》


川 ゚ -゚)「お前ら全員シャイか…」

355 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:29:40 ID:NyJkz7j.0
爪'ー`)y-「修学旅行、夜やることといえば…!」

( ^ω^)「まくら投げと相場が決まってるお!」

( ><)「えー、まくら投げなんかより恋バナでもしましょうよ」

( ´_ゝ`)「キューちゃんの可愛さを朝まで語っても良いなら」

( <●><●>)「ミルナはミセリさんとはいつ結婚するんですか?」

(; ゚д゚ )「付き合ってもないのに結婚の話に吹っ飛ばすなよ」

从 ゚∀从「…」

爪'ー`)y-「なんだよ、ハイン。眠いのか?」

从 ゚∀从「いや、ツンさんとドクオ先生今頃どうしてるかなぁと」

爪'ー`)y-「どうしてるってそりゃ…」

( ´_ゝ`)「新婚夫婦が旅行ですることなんて決まってるじゃないか」

( ^ω^)「おっおっ、そうだお!まくら投げに決まってるじゃないかお!」

( ´_ゝ`)「だからどうしたらそんなに純粋なままで成長できるの?なんなの?」

( ;^ω^)「お?」

356 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:30:56 ID:NyJkz7j.0

(-_-)「はーい、みなさん見回りですよー。ちゃんと寝てくださいね」

爪'ー`)y-「あ、ヒッキー!お前も一緒に寝よーぜ!」

(;-_-)「え?」

( ´_ゝ`)「一人で寝るのさみしいでしょ?一緒に寝よ寝よ!」

(-_-)「うーん、そうだね、見回りもちょうどおわったし…」

(* ゚д゚ )「先生、俺の布団一緒にシェアしましょ!」

(;-_-)「あ、ありがとうミルナ君。でも、布団余ってるのが有るみたいだからそれを使うよ」

( ゚д゚ )「そうですか……」

( ><)「そのうちミセリさんにも本当に誤解されますよ…ミルナ君」

357 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:31:41 ID:NyJkz7j.0



('A`)「……はぁ」

ξ゚听)ξ「先生、どうしてソファで丸まってるんですか?」

('A`)「それはこの部屋にベッドが一つしかないからだよ、ツン」

ξ゚听)ξ「でも大きいから2人で寝れますよ?」

('A`)「うん、そうだな。サイズ的にはな」

358 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:32:32 ID:NyJkz7j.0
ξ゚听)ξ「…先生は、私と一緒に寝るの嫌なんですか?」

(;'A`)「ばっ、嫌なわけないだろ!」

ξ゚听)ξ「でも、普段も別々の部屋だし…新婚夫婦なのに」

(;'A`)「そりゃそうだが、それはお前のためを思ってのことで…!」

ξ゚听)ξ「…私のためを思ってくれるなら一緒に寝てください」

(;'A`)「いや、でも」

359 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:33:16 ID:NyJkz7j.0

ξ゚ -゚)ξ「…私だって、して欲しいのに」

(;*'A`)そ「はぁああああ!?つ、ツン、お前自分が何言ってんのか分かってんのか!?」

ξ゚听)ξ「分かってますよ」

(;'A`)「お前なぁ…」

ξ゚听)ξ「…ダメ、ですか?」

(;'A`)「…わかったけど、どうなってもしらねーからな」

360 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:35:25 ID:NyJkz7j.0




ξ*゚听)ξ「えへへ」

('A`)「…えーと、ツン。お前がして欲しかったのってこれか?」

ξ*゚听)ξ「はい!念願の先生からの腕枕です!」

('A`)「はぁー…」

ξ;゚听)ξ「や、やっぱりワガママいい過ぎましたか…?」

('A`)「いや、そんなことはない。ただ自分自身に呆れただけだ」

ξ゚听)ξ「?」

('A`)「ほら、良いから早く寝ろ。明日も早いんだから」

361 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:37:03 ID:NyJkz7j.0
ξ*゚听)ξ「でも、こんな幸せなのに、寝るのなんか勿体無いなぁ…」

('A`)「……ツン、お前そういう表情と発言は俺以外の男の前でやるなよ?」

ξ゚听)ξ「え?」

('A`)「それと、腕枕が好きなら毎日してやるから今日は寝ろ」

ξ*゚听)ξ「本当ですか!?やったぁ!」

('A`)「約束は守る。って、わけでおやすみ」

362 名前:修学旅行1日目 :2015/06/29(月) 03:38:00 ID:NyJkz7j.0

ξ゚听)ξ「あ!寝る前に一つ、いい忘れてました」

('A`)「ん?何だ?」

ξ*゚听)ξ「大好きですよ先生、おやすみなさい」

('A`)「…おう」



('A`)(……絶対今日寝れる気がしねぇ)


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