- 284 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 09:59:23 ID:AQI3iirY0
- 【川 ゚ 々゚)】
(-_-)「この人が狂本クルウさんかぁ」
ミセ*゚ー゚)リ《はい、サイン会で撮った写真です》
(-_-)「変わったマスクしてるね」
( ゚々゚) 「このマスク格好良くないですか?売ってたんで買っちゃいましたよ」
(*-_-)「似合ってるよ、ミルナ君。それで黒髪ロングのカツラ被ればコスプレ出来るね」
ミセ*゚ー゚)リ《ファンだとしってたら先生の分もマスク買って来たんですが…》
( ゚々゚) 「ってか、先生が望むなら何とかしますよ?ポケットマネーで」
(-_-)「気持ちだけで嬉しいよ、ありがとうね。じゃあ、僕は会議があるからまた明日ね」
ミセ*゚ー゚)リ《さようならー》
( ゚々゚) 「会議がんばってください!」
- 285 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:00:27 ID:AQI3iirY0
('A`)「いやー、校長居ないとスムーズに会議進むな」
(-@∀@)「自宅療養中ですからね、校長先生」
('、`*川「え?ツイッターで『北海道で蟹食べてるなうwww』とか呟いてたけど?」
(-@∀@)「……」
(; ФωФ)「ま、まぁ、元気そうで何よりなのである」
- 286 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:01:09 ID:AQI3iirY0
('A`)「んで、修学旅行の件だが、ネコ色々とありがとな」
( ФωФ)「なぁに、毎度のことである。あっちの牧師仲間や神父様には挨拶したであるから教会巡り楽しんで来てくれなのである」
('、`*川「長崎いいなぁ、私も行きたいわ」
( ФωФ)「学生の時、お主も修学旅行で行ったであろう」
('、`*川「友達居なかったから自由時間に一人でネカフェ行った思い出しかない」
( ;ФωФ)「…あー、今度我輩と2人でいくであるか?」
('A`)「ネコが会議中に口説いてる!!」
( ;*ФωФ)「んにゃ!?そういうわけでは」
('A`)「いやいやいや、いまの完璧に口説いてたな。ヒッキーもそう思うよな?」
(-_-)「…」
('A`)「…おーい?ヒッキー起きてるか?」
(;-_-)「えっ、あ、はい!すいません、なんのお話ですか?」
- 287 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:01:50 ID:AQI3iirY0
('、`*川「私とヒッキー君で新婚旅行行こうって話」
( ФωФ)「…」
('A`)「新婚旅行前に離婚したほうがいいぞ、ヒッキー」
(;-_-)「結婚もしてないのに離婚のお話ですか…」
(-@∀@)「はいはい、会議中に雑談しない」
('A`)「だって今日もう話すことないだろ?お開きにしようぜ」
(-@∀@)「まぁ、そうですね。私もちょっと用事が出来ましたし、お開きにしましょう」
(-_-)「用事って、書類整理とかですか?」
(-@∀@)「いや、北海道にちょっとね」
( ;ФωФ)「お仕置きはお手柔らかにしてあげてくださいなのである」
('、`*川「お土産よろしくねー」
- 288 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:02:30 ID:AQI3iirY0
- (-_-)「うーん…」
('A`)「さっきから考え事してるみたいだけど何かあったのか?」
(-_-)「いや、実は…」
('、`*川「ドクオ、ツンがお迎え来てるわよー」
('A`)「あー、ちょっと待っててもらって」
(-_-)「大丈夫ですよ、大したことじゃないんで。それよりツンさんと帰ってあげてください、こんな時間まで待っててお腹空いてるだろうし」
('A`)「…そうか?んじゃ、今度聞くわ」
(-_-)「はい、お疲れ様でした」
- 289 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:03:11 ID:AQI3iirY0
('、`*川「ヒッキー君、今日は貞子と帰らないの?」
(-_-)「なんか今日は朝から気分が優れないから先に帰ると…」
('、`*川「なるほどね。んじゃ私と久々に飲みにでも…」
( ФωФ)「ペニサス、久々に我輩の奢りで飲みにいかないであるかー?」
('、`*川「奢り!?行く行く!今月金欠なのよ」
( ФωФ)「今月も、であろう。ヒッキー先生もどうであるか?」
(-_-)「素敵なお誘いありがとうございます、でも、今日はちょっと…」
('、`*川「そっかー、残念。じゃあまた明日ね」
( ФωФ)「さようならなのである」
(-_-)「はい、お二人ともさようなら」
- 290 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:03:53 ID:AQI3iirY0
(-_-)「…さて、僕も帰ろうかな」
(゚、゚;トソン「あのー、ヒッキー先生…」
(-_-)「あれ、どうかしましたか?トソン先生」
(゚、゚;トソン「図書室で居眠りして起きない生徒が…」
(-_-)「え?」
- 291 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:05:12 ID:AQI3iirY0
(-_-)「まさか君が図書室で居眠りするとは思わなかったよー」
从; ゚∀从「うー…すいません」
(-_-)「でもお陰で一緒に帰れるし良かったよ。それに、貞子さんなんかいつも図書室で寝てるし大丈夫さ」
从; ゚∀从「そうなんですか…。あー
トソン先生にも明日改めて謝らなきゃ…」
(-_-)「あはは、そうだね」
从 ゚∀从「…ヒッキー先生、今日なんか元気ないですね」
(;-_-)「え?」
从 ゚∀从「なんか悩み事でもあるんですか?」
(;-_-)「僕そんなにわかりやすいのかなぁ…」
从 ゚∀从「すごく分かりやすいとおもいますよ。で、何を悩んでるんですか?」
- 292 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:06:34 ID:AQI3iirY0
(-_-)「……貞子さんがなんでこの学校に転校して来たのか、かな」
从 ゚∀从「…」
(-_-)「高岡君は貞子さんと同じ学校だったんだよね、何か知ってる?」
从 ゚∀从「…わかりません。俺が知りたいぐらいです、というかそれを知るために俺は転校して来たと言っても過言じゃありません」
(-_-)「そっか…」
从 ゚∀从「…転校した理由はしりませんが、この学校は好きみたいですよ。この前貞子と話したら、シベリアにいた時よりも今の方が楽しいって言ってましたから」
(*-_-)「そっか、なら良かった!」
从 ゚∀从「…そうですね」
- 293 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:07:15 ID:AQI3iirY0
- (-_-)「それにしても、こんな時間まで図書室にいるなんて、なにか調べ物でもしてたの?」
从 ゚∀从「いや、そういうわけでは…」
(-_-)「じゃあ勉強?」
从 ゚∀从「いえ、ヒッキー先生を待ってました」
(;-_-)「え、僕を?」
从 ゚∀从「はい。先生に前から言いたいことがあったんです」
(-_-)「なにかな?」
- 294 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:08:09 ID:AQI3iirY0
从;-∀从「言いづらいんですけど…」
(-_-)「大丈夫だよ、言ってみて?」
从 -∀从「…ヒッキー先生は」
从 ゚∀从「…ヒッキー先生は、貞子に構いすぎじゃないですか?」
(;-_-)「……え?」
- 295 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:09:05 ID:AQI3iirY0
从 ゚∀从「俺はシベリアに居た時の彼女を知ってますけど、貞子はあんまり干渉されるのが好きな子じゃありません。しかし、先生は必要以上に貞子に関わろうとしているように見えます」
从 ゚∀从「例えば登下校とか。不登校児だったから登下校を一緒にしてるのは分かります。でも、貞子はもう先生が居なくても学校に行けるんじゃないんでしょうか?」
(;-_-)「そ、そうなのかな…」
从 ゚∀从「…まぁ、俺は転校生だし、貞子が不登校だった時を知りません。みんな貞子が不登校だった時を知ってるから何も言わないんだと思いますけど」
从 -∀从「…はたからみたら、ヒッキー先生は貞子を贔屓しているように見えます。それは貞子にとってマイナスになる可能性があります」
(-_-)「貞子さんにとって、マイナス…」
- 296 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:10:08 ID:AQI3iirY0
从 ゚∀从「今はまだ何も言われて居ませんが、誰かが依怙贔屓だとでも言えば貞子が虐められる対象になってしまうかもしれない」
(;-_-)「皆はそんなことしないよ!」
从 -∀从「…あくまでも可能性の話です。でも、そんな最悪な可能性は取り除いておきたいんです。貞子のために」
(-_-)「…高岡君、君はどうしてそこまで貞子さんのことを」
从 ゚∀从「……すいません、俺の家こっちなんで失礼します」
(-_-)「高岡君」
从 ゚∀从「…失礼なこと言ってすいませんでした、でも俺、ヒッキー先生のこと好きです。だからこそ、貞子にもヒッキー先生にも不幸になって欲しくないんです。二人とも大好きだから」
(-_-)「…そっか、ありがとうね。高岡君」
从 ゚∀从「いえ、では、さようなら」
(-_-)「うん、じゃあね」
- 297 名前:名も無きAAのようです :2015/03/20(金) 10:11:57 ID:AQI3iirY0
(-_-)「はぁ…。今日は疲れたなぁ、久々に晩酌でもしようかなぁ、だとしたらお酒買いに行かないと…」
(-_-)「それにしても…」
(-_-)「依怙贔屓、か」
(-_-)「……まぁ、そう言われても仕方ないよね」
(-_-)「だって、僕は」
「彼女のために教師になったんだから」
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