- 225 名前:名も無きAAのようです :2015/03/16(月) 23:54:41 ID:rbdQhDG.0
- 川д川「…よし、と」
(-_-)「貞子さん、おまたせ」
川д川「あぁ、先生。お疲れ様です」
(-_-)「あれ、問題集解いてるの?」
川д川「はい。ちょうど全部解き終わったところです」
(*-_-)「流石だね。じゃあ、ご褒美にケーキを奢ってあげるよ」
川д川「先生が行きたいだけでは?まぁ、奢ってくれるなら行きますけど…」
(-_-)「よし、決まりだね。では、トソン先生、お先に失礼します」
(゚、゚トソン「はい、お疲れ様です。貞子さん、美味しかったら感想よろしくお願いしますね」
川д川「分かりました。では、さようなら」
- 226 名前:名も無きAAのようです :2015/03/16(月) 23:55:27 ID:rbdQhDG.0
- -_-)「はい、じゃあ後ろ乗ってー」
川д川「はいはい…」
(-_-)「それにしても貞子さんは本当に勉強できるよね。今日の数学の小テストも満点だったじゃない」
川д川「まぁ、勉強してますので」
(*-_-)「うんうん、貞子さんは本当に努力家だよね」
川д川「…努力家、ですか」
(-_-)「うん、努力家だと思うよ。だれよりもね」
川д川「…」
- 227 名前:名も無きAAのようです :2015/03/16(月) 23:56:23 ID:rbdQhDG.0
『土井の奴、また全教科満点だってさ』
『化け物かよ』
『いくらシベリアが進学校だからって、アイツ桁違いすぎるだろ…』
『シベリアの授業なんてアイツにはレベル低すぎるだろ…』
『なんだかなぁ、あーいう天才が身近にいると努力する気失せるよな』
『そうだよな。俺たち凡人がいくら努力したって、天才には勝てないんだからな…』
『きっとアイツからみたら俺らなんか虫ケラみたいに見えるんだろうな』
『そりゃそうだろ。だから何時も1人で居るんだろ、俺たちと関わるのなんてアイツにとっては無意味なことなんだろうからさ』
『先生たちも持て余してるみたいだぜ?』
『自分より勉強できる生徒なんか邪魔でしかないだろうしな』
『あーあ、どっか行ってくんないかなぁ』
- 228 名前:名も無きAAのようです :2015/03/16(月) 23:57:06 ID:rbdQhDG.0
- 川д川「…」
(;-_-)「…貞子さん?おーい、貞子さん?」
川;д川「え、あ、はい!」
(-_-)「ケーキ屋さん、着いたよ」
川д川「いつの間に…」
(-_-)「ぼーっとしてた見たいだけど大丈夫?」
川д川「…大丈夫ですよ」
(*-_-)「そっか、なら良かった。あ、そうそう!ここのケーキ屋さん、チョコケーキがオススメなんだって!」
- 229 名前:名も無きAAのようです :2015/03/16(月) 23:57:58 ID:rbdQhDG.0
川д川「先生」
(-_-)「ん?」
川д川「…先生って、いろんなこと知ってますよね」
(*-_-)「おいしい食べ物屋さんのことだったら学校の誰にも負けないよ?」
川д川「勉強だって、いろんな教科できるし」
(*-_-)「そりゃ教師だからね。あ、悪いけど、貞子さんにだって負けないよ?」
川ー川「…私も先生には勝てる気がしません」
(;-_-)「まぁ、ゲームは勝てる気しないけどね」
川д川「あと常識面でも負ける気しませんよ」
(;-_-)「何それ!酷いなぁ」
川д川「良いから早く入りましょう、チョコケーキ大好物なんです」
(-_-)「うん!」
- 230 名前:名も無きAAのようです :2015/03/16(月) 23:59:03 ID:rbdQhDG.0
(-_-)「…ん?」
川д川「どうかしました?」
(-_-)「いや、なんか視線を感じた気がしたんだけど…」
川;д川「え、怖いこと言わないでくださいよ」
(;-_-)「ごめんごめん、気のせいだったみたい。早く行こう」
ガチャン
「…」
「…」
「…貞子」
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