- 2 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:09:30 ID:XxKTrglI0
- ('、`*川「今日はドクオとネコがいないから平和ねぇ」
(-_-)「そういえば今日は二人どうしたんですかね?」
('、`*川「ドクオは修学旅行のしおりを印刷会社に頼みに行ったみたい。ネコは教会の信者さんで、今年洗礼を受ける人が居るからその人に勉強教えてるみたいよ」
(-_-)「洗礼って、沐浴のことですよね?最近やっとキリスト教用語がわかるようになってきましたよー」
('、`*川「ミッションスクール出身じゃなきゃ分かんないわよねー、私は高校の時ネコに色々叩き込まれたからアレだけど」
- 3 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:10:33 ID:XxKTrglI0
- (-_-)「ペニサス先生とロマネスク先生って仲良しですよね」
('、`*;川「ちょ、やめてよ!仲良しなんかじゃないわよ」
(*-_-)「えー、僕、聞いちゃいましたよー?ペニサス先生がドクオ先生とロマネスク先生がいない時だけ付けてるその赤い髪留め、ロマネスク先生にもらったんですよね?」
('、`*;川「うわああああ!誰に聞いたのよ!ネコね?ネコなのね!?」
(-_-)「いえ、ミルナくんがロマネスク先生がその話をしてたのをたまたま聞いたみたいですよ」
('、`*川「それ絶対たまたまじゃないわよ、ヒッキー君」
- 4 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:11:14 ID:XxKTrglI0
- ('A`)「んあー、疲れた…。これからまた電車乗って学校行くのとかだりぃな、サボっちまおうかな」
( ФωФ)「教師になってからもサボりグセは直ってないようであるな、ドクオ」
(;'A`)「うおっ!?なんでネコがこんなとこに!」
( ФωФ)「vip教会がこの近くにあるのを忘れたのであるか?」
('A`)「あぁ…なるほどな」
( ФωФ)「我輩もこれから学校に行くから話ながら一緒に行こうである」
(;'A`)「お前の話って、宗教関係の話しかねーじゃん…」
( #ФωФ)「失礼な!」
- 5 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:11:54 ID:XxKTrglI0
- ('A`)「事実だろ……あ!じゃあ、ペニサスの学生時代の話してくれよ」
( ФωФ)「ペニサスの学生時代の話であるか?かまわぬが…」
(*'A`)「んじゃ、家庭科実習の話してくれよwww」
( ФωФ)「あぁ、あの授業中に弁当作って、普段お世話になっている人に渡すという行事であるか」
(*'A`)「あいつ自分で食いたくなくてアサピーに食ってもらってたんだろwww?」
( ФωФ)「懐かしいであるな、あれは悪い事をしたである…」
('A`)「ん?どーいうことだ?」
( ФωФ)「いや、実はだな…」
- 6 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:12:36 ID:XxKTrglI0
( ФωФ)『二泊三日の出張は中々疲れたであるなぁ…、やはり住み慣れた土地が一番である』
('、`*#川『ネーコー!!!』
( ;ФωФ)『ん?どうしたのであるか、ペニサス』
('、`*#川『私に黙ってどこ行ってたのよ!!』
( ;ФωФ)『出張にいってたのである』
- 7 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:13:17 ID:XxKTrglI0
- ('、`*#川『ネコがいない間に家庭科実習あったんだからね!!』
( ;ФωФ)『なんと!じゃあ自分で食べたのであるか?!』
(;、;*川『…自分で食べるのだけはプライドが許さなかったから、アサピーに食べさせたわよ!』
( ;ФωФ)『ペニサスがアサピー先生に頼むとは…本当にすまなかったである』
(;、;*川『3年目にしてこんな仕打ちを食らうなんて…!今までの2年間はネコに渡すことで回避して来たのに!』
- 8 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:14:00 ID:XxKTrglI0
( ;ФωФ)『我輩も残念だったである。ペニサスのお弁当、毎年楽しみにしてたであるから…』
('、`*川『……そんなおべっか使って機嫌取ろうとしたって無駄なんだからね』
( ФωФ)『おべっかなんて使わないである。我輩は真実しか言わないであるからな』
('、`*川『……ふん』
- 9 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:14:40 ID:XxKTrglI0
('A`)「なんだ、じゃあアサピーにお弁当あげたのはネコがいなかったせいだったのか」
( ФωФ)「そうなのである。申し訳ないことをしたである」
('A`)「でも、お前もペニサスの弁当食べずにすんでよかったじゃねーか。あいつの料理、お世辞にも美味しいとは言えないし」
( ФωФ)「それはお主が料理上手だからである。ペニサスも人並みの料理の腕をしてるである、それにお弁当は後日改めて貰ったのである」
('A`)「え、後日改めて貰ったってどういうことだよ」
( ФωФ)「あれは卒業式の時だったのである…」
- 10 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:15:21 ID:XxKTrglI0
( ФωФ)『…あれ?』
/ ,' 3『どうかしたかの?』
( ;ФωФ)『いや、ちょっと、ある女子生徒に用があったのですが、教室にも廊下にもいなくて…』
/ ,' 3『ふぉふぉふぉ、その女子生徒とやらは、ペニサスじゃろ?あの子がこの学校で一番のお気に入りの場所は教室ではないじゃろ』
( ФωФ)『まぁ、教室には確かに居場所ない子ですし…。じゃあ、何処に…』
/ ,' 3『杉浦先生よ、灯台下暗しじゃよ』
( ФωФ)『……まさか』
- 11 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:16:03 ID:XxKTrglI0
('、`*川『…』
( ФωФ)『ペニサス』
('、`*川『遅いわよ、ネコ。あんたが鍵持ってるんだから、あんたが居なきゃ入れないでしょうが』
( ФωФ)『まさか卒業式の後に懺悔室にくる生徒が居るとは思わなかったのである』
('、`*川『うっさいわね、私の高校生活の思い出は此処ぐらいしかないのよ』
( ФωФ)『まぁ、そうであるな』
- 12 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:16:46 ID:XxKTrglI0
- ('、`*川『……はい、これ』
( ФωФ)『ん?それはなんであるか?』
('、`*川『…お弁当よ、お弁当』
( ФωФ)『お弁当?』
('、`*川『……3年目の家庭科実習の時、お弁当渡せなかったから』
( ФωФ)『…ありがとうなのである、ペニサス』
('、`*川『弁当箱はいつか取りにくる予定だから、洗って懺悔室にちゃんと置いと来なさいよね』
( ФωФ)『そんなことしなくてもちゃんと届けるであるが?』
('、`*川『うっさいわね!私がそうしろって言ってんだから、そうしなさいよ』
( ;ФωФ)『わ、分ったである』
- 13 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:17:26 ID:XxKTrglI0
- ('、`*川『…んじゃ、三年間お世話になったわね』
( ФωФ)『あ、待つである』
('、`*川『何よ』
( ФωФ)『これ、プレゼントである』
('、`*川『……センスの悪い髪留めね』
( ;ФωФ)『気に入らなかったであるか?女の子にプレゼントを買うのは初めてだったからすまんのである、ペニサスに似合うと思って買ったのであるが…』
('、`*川『…ふん』カチッ
( *ФωФ)『お、つけてくれるのであるか?やっぱり似合ってるであるよ!』
('、`*川『折角貰ったんだから、今日くらいはつけてあげるわよ』
- 14 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:18:44 ID:XxKTrglI0
- ('A`)「そん時から可愛気なかったんだな、あいつ」
( ФωФ)「今も昔もペニサスは可愛いと思うであるが?」
('A`)「はいはい、博愛主義者のネコからしたらそーだろうな」
( ФωФ)「…というか、お主とペニサスは似たもの同士だと思うのであるが?」
(#'A`)「似てねーよ!」
( ФωФ)「ははは、怒るでない。それに学校ついたであるよ」
('A`)「うし、猫まっしぐら女ってペニサスのことからかってやろーっと」
( ;ФωФ)「やめんか!」
- 15 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:22:02 ID:XxKTrglI0
- ガチャ
( ФωФ)「…ふぅ、やっぱり懺悔室は落ち着くのである」
( ;ФωФ)「ドクオの奴、本当にペニサスのことからかいよって…」
( ;ФωФ)「おかげで我輩のおごりでペニサスを飲み屋に連れて行く羽目になってしまったではないか…まったく」
( +ω+)「しかし、ペニサスの卒業式。懐かしいであるな…」
- 16 名前:猫まっしぐら、沐浴 :2014/12/10(水) 04:22:45 ID:XxKTrglI0
( *ФωФ)『あ、最後だし写真撮らないであるか?セルフタイマー付きだから撮れるのである!』
('、`*川『ったく、仕方ないわね。分かったわよ』
( ФωФ)『…よし、セット完了である!後、十秒後に撮れるであるよ!』
('、`*川『…』
( ФωФ)『ほら、ペニサス!ちゃんと笑顔をするであるよ!』
('、`*川『…三年間』
( ФωФ)『ん?』
(;、`*川『三年間、本当にありがとう、ございました』
( ФωФ)『…ペニサス』
(;ー;*川『ロマネスク先生』
パシャッ
【( ФωФ)(;ー;*川】
←その59 / 戻る / その61→