爪'ー`)y-「うわー、どうでもいいー」
（ ´_ゝ`）「えー？俺はやりたいけどな」
( ＞＜)「いいんですか？フォックス君、そんなこと言っちゃってー」
爪'ー`)y-「だってお前のゲームくそつまんねーって貞子が言ってたぞ」
( ;＞＜)「うぐっ…！？で、でも今回はシナリオと監修はクールさんに手伝って貰ったから大丈夫なんです！」
（ ＾ω＾）「おっ？クーが？それは面白そうだお」
爪'ー`)y-「どんなゲームなんだよ」
（ *´_ゝ`）「えっ！？じゃあキューちゃんを攻略できちゃうの！？」
( ＞＜)「できちゃうんです！しかもフルボイスです！」
（ ＾ω＾）「どうやって声手に入れたんだお？」
( ＞＜)「それはまぁ…ミセリさんのソフトを誰かさんにあげる条件で」
爪;'ー`)y-「やっぱり高知の噂はまじなのか…」
（ *´_ゝ`）「で、内容はどんな感じなの？」
( ＞＜)「好きな女の子からバレンタインデーにチョコを渡してもらえるように攻略するゲームなんです。ハッピーエンドでは告白してくれるかも…なんです！」
爪'ー`)y-「…つまり、そのゲームをやれば本番のバレンタインの予備練習ができるということか？」
( ＞＜)「そーいうことなんです」
爪'ー`)y-「よし、そのゲームくれ」
( ＞＜)「1人1本しかないので、キャラ被りはしないようにしてくださいなんです」
（ ;´_ゝ`）「えー！？じゃあ競争率の高いキューちゃんとかリアルファイトになっちゃうじゃん！」
( ＞＜)「いや、それはないかと」
（ ＾ω＾）「全くもっていらないお」
爪'ー`)y-「お前しか欲しがらねぇよ」
（ ´_ゝ`）「嬉しいけど、お前らおかしいよ」
（ ＾ω＾）「おかしいのは兄者だお…」
( ＞＜)つ□「というわけで、どうぞ」
（ *´_ゝ`）「わーい！ありがとう！」
( ＞＜)「いえいえ、プレイし終わったら感想くださいなんです」
（ *´_ゝ`）「おっけー！」
爪'ー`)y-「俺は貞子以外興味ねーよ」
( ＞＜)「貞子さんは人気ですからねぇ…」ﾁﾗｯ
从 ﾟ∀从「ん？」
（ ＾ω＾）「そういやハインも貞子好きだったおね」
从 ﾟ∀从「別に。俺は貞子と貞子の絵にしか興味ないから」
爪'ー`)y-「じゃあゲームは俺が頂くということで…」
( ＞＜)「いいんですか？このゲームのイラスト貞子さんが描いたのに…」
从; ﾟ∀从「な、なんだと！？さささ貞子の描いたイラストがゲームに！？」
爪;'ー`)y-「ちょ、おま、余計なことを…」
从 ﾟ∀从「…十万円で買おう」
爪;'ー`)y-「はぁ！？ちょ、おま、金で片付けるなんて汚ねぇぞ！」
从 ﾟ∀从「リアルファイトより大人な対応だろ」
爪#'ー`)y-「ふざけんな！男なら拳で勝負だ！」
( ;＞＜)「あー、もう！二人で仲良くやればいいじゃないですか。ちゃんと2人のデータ入ってますし」
（ ;＾ω＾）「え、ブーンたちのデータも入ってるのかお？」
( ＞＜)「えぇ、全員分入ってますよ。主人公に誰を選ぶかによって、そのキャラに対する好感度がかわります」
爪'ー`)y-「ほー？じゃあ俺と高岡のどっちが貞子に好意を持たれてるとかもわかるってことか？」
( ＞＜)「そーいうことになるんです」
从 ﾟ∀从「…仕方ない、今日俺の家に来なよ、フォックス」
爪'ー`)y-「チッ、仕方ねーな！お菓子もってお邪魔してやるぜ！」
（ ´_ゝ`）（真面目だ…）
（ ＾ω＾）（フォックスのどこが不良なんだお…）
爪'ー`)y-「ブーンはペニサスが好きなんだからソフトねーだろ」
从 ﾟ∀从「ペニサス先生は女子生徒じゃないもんね」
( ＞＜)「だからペニサス先生の学生時代の写真を元にゲームを作ったんです」
（ ;＾ω＾）「なんですとお！？」
爪;'ー`)y-「み、みたくねぇ…」
（ ;´_ゝ`）「で、でも怖いもの見たさで見てみたいかもしれない…」
( ＞＜)「どーします？と言っても、残りのソフトはクールさんとペニサス先生のしかないんですけど」
爪'ー`)y-「クー、自分のソフトも作ったのかよ…」
（ ´_ゝ`）「絶対攻略できなそうだな…」
( ＞＜)「あれはドクオ先生に取られたんです」
（ ´_ゝ`）「どっくん…。我が担任ながらあっぱれだな…」
( *＞＜)「あ、ちなみにちんぽっぽちゃんのは僕専用なんです！」
爪'ー`)y-「お前…すげぇな…」
（ ´_ゝ`）「この中で一番の物好きかもな…」
( ＞＜)「やっかましいんです！で、ブーン君、どっちにするんですか？」
（ ＾ω＾）「うーん、じゃあ僕は……」
.
爪'ー`)y-「貞子の他の男子に対する好感度も見て見たいよな」
从 ﾟ∀从「俺一人ぐらしだから泊まりでも平気だよ」
爪'ー`)y-「うっし、じゃあ他の男子でもやってみっか、泊りで！」
( ＞＜)「君たち意外と仲良いんですね…」
（ ＾ω＾）「いいことだお、じゃあ僕こっちだから」
（ ´_ゝ`）「んじゃなー、ブーン」
（ ＾ω＾）「じゃあねーだおー」
（ ＾ω＾）「…おっ、クーだお！おーいーす!」
川 ﾟ -ﾟ)「ん？なんだブーンか」
（ ＾ω＾）「ゲーム作りの手伝いなんて楽しいこと1人でしてたなんてずるい奴だおー」
川 ﾟ -ﾟ)「いや、女子生徒みんなも手伝ってるぞ？あれ」
（ ＾ω＾）「なんだ、そうだったのかお」
川 ﾟ -ﾟ)「じゃなきゃ好感度のつけようがないだろ」
（ ＾ω＾）「確かに」
川 ﾟ -ﾟ)「で、ペニサス先生のを選んだんだろ？クリアしたら私にもやらせてくれ」
（ ＾ω＾）「おー、残念だけど僕はそのソフト選んでないお」
川; ﾟ -ﾟ)「は？」
（ ＾ω＾）つ□「僕はこのソフトを選んだんだお」
川 ﾟ -ﾟ)「…それ、私のソフトじゃないか」
（ ＾ω＾）「どうせペニサス先生のソフト、僕には激甘モードに作ったんだお？」
川; ﾟ -ﾟ)「ギクリ」
（ ＾ω＾）「で、誰も選ばないであろう自分のソフトは激ムズモードに作ったんだおね？」
川 ﾟ -ﾟ)「…お前には何もかもお見通しだな」
（ ＾ω＾）「そういうことだお」
川 ﾟ -ﾟ)「バカだなぁ、ペニサス先生のを選べばよかったのに」
（ ＾ω＾）「激甘モードのゲームなんてつまんないお。それに…」
川 ﾟ -ﾟ)「それに？」
（ ＾ω＾）「クーを攻略できる奴なんて僕しかいないお」
川 ﾟ -ﾟ)「…ふっ」
川 ﾟ ーﾟ)「それもそうだな」
（ ＾ω＾）「おっおっおっ」
•(*‘ω‘ *)のソフトの場合
ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ゲームの中ではあの硬派な副会長が甘々とかなの？」
( ＞＜)「仕方ないですね、同じ部活のよしみでツンさんにはハッピーエンドのシーンみせてあげるんです」
ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どれどれ…」
ξﾟ⊿ﾟ)ξ「…なにこれ」
( ＞＜)「小さい頃から毎年こう言われるんです」
ξ;ﾟ⊿ﾟ)ξ「いや、でもこれをハッピーエンドにして何が楽しいの？」
( *＞＜)「ちんぽっぽちゃんはゲームですら攻略できないというのが魅力なんですよ！誰にもなびかない、そこに痺れる憧れるぅなんです！」
ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あんたがドMってことだけはわかったわ」
•ξﾟ⊿ﾟ)ξのソフトの場合
('A`)「…」
(-＿-)「なにやってるんですか？ドクオ先生」
('A`)「いや、ビロードの作ったゲームやってんだけどさ…」
(-＿-)「どれどれ…」
('A`)「俺を主人公にするとどの選択肢選んでもハッピーエンドなっちゃうから、俺以外のキャラで攻略しようとしたら全部これ（バッドエンド）なんだ…」
(*-＿-)「ゲームでも一途なんですね、ツンさん！」
('、`*川「さっさと死ね」
('A`)「んだよ、ソフト売れ残ったからってピリピリしてんじゃねーよ」
('、`*川「うっさいゲロ男が！…ヒッキー君、いらない？このソフト」
(;-＿-)「僕はゲーム苦手で…」
('A`)「お前そう言って貞子のソフト受け取らなかったもんなぁ」
(-＿-)「あはは、まぁ、それに貞子さんは誰にも攻略出来ないイメージですし…」
('、`*;川「わ、私、きっとヒッキー君になら攻略されちゃうかもよ！」
('A`)「お前、必死だな…」
('、`*川「その憐れんだ目やめてくれる？潰すわよ？」
('、`*;川「はぁ！？ってか、教頭あいつ本当にぶっ殺す！」
('A`)「ネコ、お前なんでまたそんな苦行ゲームを自ら…」
（ ФωФ）「付き合い長いであるからな…」
('、`*;川「ってか、変態なの！？元生徒のゲームやりたがるなんて！」
（ ;ФωФ）「んにゃ！？我輩はお主が可哀想だと思ってだなぁ…！と、とにかく、このソフトはもらうである！」ﾊﾞｯ
('、`*;川「あ、返しなさいよー！それはヒッキー君にやってもらうんだから！」
(;-＿-)「いや、僕はゲーム出来ないですからロマネスク先生、どうぞ」
（ ФωФ）「さっそく懺悔室のノートパソコンでやってくるのである」
('、`*;川「ちょ、せめて家帰ってやれっつーの！」
•('、`*川のソフトの場合
（ ФωФ）「…」
('A`)「おーい、ネコ。ペニサスのソフトどうだった？」ｶﾞﾗｯ
（ ФωФ）「この通りである」
('A`)「流石、身の程知らずのペニサスと言われてただけはあるな…。つーか、学生時代は胸寄せあげてないからぺったんこだな」
（ ФωФ）「…懐かしいのである」
('A`)「あぁ、そうか。ネコはペニサスが学生の時しってんだもんな」
（ ФωФ）「この髪留め、ペニサスが学生の時に我輩がプレゼントしたのである」
('A`)「へー、今は使ってないみたいだから上げて損したな」
（ ФωФ）「ははは、そうであるな」
(-＿-)「ペニサス先生、その髪留め似合ってるんだからいつもすればいいのに」
('、`*川「…この髪留め使ってるのドクオとネコには見られたくないのよ」
(-＿-)「ふーん？（ドクオ先生はからかうからって分かるけど、どうしてロマネスク先生
までダメなんだろ…）」
爪#'ー`)y-「おい、ビロード！」
从; ﾟ∀从「話を聞かせてもらおうか？」
( ;＞＜)「なんですか？フォックス君と高岡君」
爪#'ー`)y-「どうやってもこのエンドしかでねーぞ！」
( ;＞＜)「あるえー？そんなバカな…」
从 ﾟ∀从「最初からハッピーエンドないんじゃないのかい？これ」
( ;＞＜)「いや、そんなハズは…」
爪#'ー`)y-「故障でもしてんじゃねーのか？」
( ;＞＜)「可笑しいですね……ハッ！」
爪'ー`)y-「なんだ？なんか心当たりがあるのか？」
( ;＞＜)「いや、まさか、そんな訳は、うん…」
( ＞＜)『ヒッキー先生、貞子さんのソフトやってみませんか？僕、先生のこと好きなんで最初にやらせてあげるんです！』
(-＿-)『気持ちは嬉しいけど、僕はゲーム本当に苦手で…。それに、ゲームだとしても貞子さんは誰にもなびいて欲しくないしね』
( ;*＞＜)『えっ、それって…』
(-＿-)『貞子さんは鈍感なのが魅力だとおもうからさ』
( ;＞＜)『あぁ、なるほど、そーいうことですか…』
( ;＞＜)（まさかあの『期待』がゲームにまでなんて、ありえないことなんです、非科学的なんです！）
爪'ー`)y-「ったく、やっぱりビロードのゲームはろくでもねーぜ…」
从 ﾟ∀从「まぁ、貞子のイラストがみれただけでも良しとするかな…」
•ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘのソフトの場合
川д川「こんにちはー」ｶﾞﾗｯ
ﾐｾ;*ﾟーﾟ)ﾘ《ゲームのハッピーエンドをパソコンの壁紙にしないでよー！》
( ﾟдﾟ )「いいじゃないか、別に」
川д川「やっぱりミセリさんのソフトはミルナ君が貰ったんですね」
( ﾟдﾟ )「それが交換条件だったしな」
川д川「でもフルボイスって、すごいですよね…。どうやって作ったんですか？」
( ﾟдﾟ )「まぁ、素材はいくらでもあるから喋らせたい言葉を喋らせるくらい訳ないさ」
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ《流石ミルナだね！》
川д川「流石変態声フェチのミルナ君ですね…」
( ﾟдﾟ )「はははっ、それほどでもない」
川д川「私は褒めてません」
( ﾟдﾟ )「まぁ、ともかく。あのゲームのハッピーエンド、ミセリのが一番だよな」
川д川「それは否定しません」
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ《他の人はどんな感じのラストなの？》
( ﾟдﾟ )「とりあえず、素直キュートとペニサスはクズだったな」
川;д川「まぁ、それも否定できませんね…」
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ《私も見たかったなぁ》
•o川*ﾟーﾟ)oのソフトの場合
（´<_｀ ）「兄者、ずっとそのゲームやってるな」
（ ´_ゝ`）「キューちゃんが可愛すぎるから仕方ないよね！」
（´<_｀ ）「そのキャラ、その台詞ばっかりだな…」
（ ´_ゝ`）「流石キューちゃん、ゲームの中でもキャラを貫いてて素敵だよな！それに振り込み先の口座は現実世界のキューちゃんの口座だから別にいいし！」
（´<_｀ ）「その口振りは他にも口座に振り込んだことあるんだな？」
（ ´_ゝ`）「キューちゃんが可愛すぎるからいけないよな！さて、これを振り込んで最終場面なはず…」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
（ ´_ゝ`）「ん？お客さんかな？」
（´<_｀ ）「兄者行ってきて」
（ ´_ゝ`）「弟者行ってきてよー」
（´<_｀ ）「ゲームやるために仮病使って学校さぼってんのばらすぞ」
（ ´_ゝ`）「OK、分かった。俺が行こう」
o川*ﾟーﾟ)o「…こんばんわ」
（ ;´_ゝ`）「…えっ、あれ、なん、えぇっ！？」
o川*ﾟーﾟ)o「兄者君、ずっと学校休んでゲームしてたでしょ」
（ ;´_ゝ`）「な、なんで仮病がばれたの！？」
o川*ﾟーﾟ)o「いや、お金が口座に振り込まれてるんだからバレるでしょ」
（ ´_ゝ`）「なるほど、流石キューちゃん！」
（ ´_ゝ`）「え、あれ、これってゲームでキューちゃんが持ってたお菓子…？」
o川*ﾟーﾟ)o「お金、たくさん貰っちゃったから手作りお菓子くらいあげてもいいかなーっていう優しいキューちゃんのお恵みなのだ」
（ *´_ゝ`）「きゅ、キューちゃん…！」ｼﾞｰﾝ
o川*ﾟーﾟ)o「それと…、ゲームばっかりじゃなくて、学校にもちゃんと来なね。そうじゃなくても兄者くん、成績やばいんだからさ」
（ *;_ゝ;）「きゅ、キューちゃんが俺なんかを心配してくれてる…！生きてて良かった、本当よかったぁああ…！」
o川*ﾟーﾟ)o（ま、お金沢山振り込んでもらったし、これくらいのサービスしないとね☆）
（ ;＾ω＾）「おのれクーめぇええ…！」
爪'ー`)y-「なんだよ、クーがどうかしたのか？」
（ ;＾ω＾）「あのゲーム全然クリア出来ないんだお！」
爪;'ー`)y-「まだやってたのかよ！もう一週間も経つというのに…」
（ ;＾ω＾）「だっていきなりRPG始まったりメチャクチャなんだお！」
爪'ー`)y-「あぁ、うん…、でもクーならやりそうだよな」
（ ;＾ω＾）「ムカつくお…今日こそクリアしてやるお…」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
川 ﾟ -ﾟ)「電話…。なんだブーンか」
ﾋﾟｯ
川 ﾟ -ﾟ)「もしもし、なんのようだ、ブーン」
「バレンタイン、チョコケーキだけじゃなくてクッキーも追加してくれお」
川 ﾟ -ﾟ)「ふとるぞ」
「やっかましいお！」
川 ﾟ -ﾟ)「…まぁ、なんだ。ゲームクリアおめでとう。あのゲームをクリアするなんて尊敬に値するよ、クッキーの追加、前向きに考えておこう」
「おっおっ、そうしてくれお」
ﾋﾟｯ
（ ＾ω＾）「…ま、こんなことだろうとおもったお。さっさと寝るおー」
.