- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:06:15.25 ID:i7zvKTL+0
- (;^ω^)「遅刻だおー!」タッタッタッタ
(;^ω^)「目覚ましセットし忘れるなんてブーン一生の不覚だお!」タッタッタ
(;^ω^)「とにかく急ぐんだおー!」タッタッタッタ
(;'A`)「ブーン!」タッタッタッタ
(;^ω^)「ドクオ!ドクオも寝坊かお?」タッタッタ
(;'A`)「あぁ!昨日遅くまでブーン系小説読んでたら……」タッタッタ
(;^ω^)「はまってるおねー」タッタッタ
(;'A`)「おもしれーからな!」タッタッタ
(;^ω^)「……これがブーン系小説だったら」タッタッタ
(;'A`)「ゼヒィ……ん?」タッタッタ
(;^ω^)「パンをくわえた女の子と曲がり角でぶつかったりするかもしれないおね!」タッタッタ
(;'A`)「そうだな!多分美少女で幼なじみだな!」タッタッタ
(;'A`)「そんで体が入れ替わったりしてな!」タッタッタ
(;^ω^)「おっおっ!そんなわけあるわけないおね!」タッタッタ
(;'A`)「そうだぜ!ブーン系小説じゃあるまいし!」タッタッタ
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:09:26.87 ID:i7zvKTL+0
- (;^ω^)「おっ!?」
(;'A`)「んあっ!?」
ξ;゚听)ξ「きゃあっ!!」
ドカッ
(;^ω^)「……あいてててて……」
ξ;゚听)ξ「いたたた……」
(;^ω^)「お……ツンかお?」
ξ;゚听)ξ「あ、ブーン……おはよう」
(;^ω^)「ごめんおー!よくみてなかったお」
ξ゚听)ξ「ううん、私もいきなり飛び出しちゃったから」
( ^ω^)「立てるかお?」
ξ゚听)ξ「うん……」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:13:00.30 ID:i7zvKTL+0
- ( ^ω^)「あれ、ドクオ? ドクオ?」
('A`)
( ^ω^)「ドクオ!?」
('A`)
ξ;゚听)ξ「え……動かない……」
「いってぇ……」
(;^ω^)「お!?」
ξ;゚听)ξ「ドクオの声!」
('A`)シーン
(;^ω^)「でもドクオは仰向けに倒れたまま……」
「なんだよ全く……男二人とぶつかるんなんて欲張りなヒロインだな!」
(;^ω^)「ドクオがいるとことは違う方向から声が……」
ξ;゚听)ξ「いったい何が……」
「なにぼけっとしてんだよ」
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:15:10.21 ID:i7zvKTL+0
- _
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「俺ならここにいるじゃねーか」
.| :::|:|
( ^ω^)
ξ゚听)ξ
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:|
.| :::|:|
(;゚ω゚)「えーーーーーーーー!?」
ξ;゚听)ξ「えーーーーーーーーーー!?」
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「え?」
.| :::|:|
(;゚ω゚)「ドクオがパンに!? えっ!? ドクオのトーストまずそう!」
ξ;゚听)ξ「ほんとに! ってそうじゃないでしょ!」
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:18:53.00 ID:i7zvKTL+0
- (;゚ω゚)「どういうことだお!?どういうことだお!?」
ξ;゚听)ξ「……まさか、ぶつかった衝撃で私がくわえてたトーストと入れ替わったとか!?」
(;゚ω゚)「まさか!?」
ξ;゚听)ξ「まっさかー!?」
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「どうしたんだよ?」
.| :::|:|
(;゚ω゚)「いや、あの、ドクオさん……」
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「ん?」
.| :::|:|
(;゚ω゚)9m「あれを……」
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「?」
.| :::|:|
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:22:00.13 ID:i7zvKTL+0
- ('A`)
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:|
.| :::|:|
('A`)
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:|
.| :::|:|
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「え?」
.| :::|:|
(;゚ω゚)「落ち着くんだおドクオ」
ξ;゚听)ξ「ブーン、あんたもよ……」
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:24:26.34 ID:i7zvKTL+0
- (;゚ω゚)「落ち着くんだおドクオ」
ξ;゚听)ξ「ブーン、あんたもよ……」
(;゚ω゚)「これが落ち着いていられるかお!」
ξ;゚听)ξ「矛盾してるわよ!」
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:|「落ち着けよお前ら」
.| :::|:|
(;゚ω゚)ξ;゚听)ξ『お前が言うな!!』
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「まぁなんだ。入れ替わっちゃったみたいだな、トーストと」
.| :::|:|
(;゚ω゚)「なんで落ち着いてんの!?」
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:28:40.98 ID:i7zvKTL+0
- _
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:|「そりゃお前、ブーン系小説読んでる俺にとっちゃ日常茶飯事だぜ」
.| :::|:|
(;゚ω゚)「ここは現実だお!?」
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「そんなことより遅刻するぜ! まずは学校だ!」
.| :::|:|
(;゚ω゚)「学校!? 自分の体をとりあえずおいといて学校!?」
ξ;゚听)ξ「動けるの!? ていうか動けるの!?」
_
(⌒⌒⌒).)
.| 'A` |:| 「遅刻しちゃうぜ!」
.| :::|:|
_
(⌒⌒⌒).) 三
.| 'A` |:| 三
.| :::|:| 三 ピュー
(;゚ω゚)「動いたァーーーーーーーー!!
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:32:41.90 ID:i7zvKTL+0
- ξ;゚听)ξ「ブーン……どうすんのよこれ……」
(;゚ω゚)「……」
(;^ω^)「と、とりあえず遅刻しちゃうから学校に……」
ξ;゚听)ξ「ドクオの体は?」
(;^ω^)「見なかったことに……」
ξ;゚听)ξ「そういうわけにはいかないでしょ……」
(;^ω^)「だおね……」
ξ;゚听)ξ「も、もってく?」
(;^ω^)「そうするしかないお……」
(;^ω^)「よいしょっと……軽っ!!」
ξ;゚听)ξ「ガリガリねー……」
(;^ω^)「今のドクオはカリカリに焼けてたお」
ξ゚听)ξ「こうみえても、トーストを焼くことに関しては自信あるの」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:39:37.13 ID:i7zvKTL+0
- ( ^ω^)「ツン……」
ξ゚听)ξ「?」
( ^ω^)「毎朝ぼくのためにトーストを焼いてくれないかお?」
ξ*゚听)ξ「そ、それって……」
( ^ω^)コクッ
ξ///)ξ「も、もう! た、たまには焼いてあげてもいいんだからね!!」
( ^ω^)「ははは、こやつめ」
ドクオへ
君のおかげでツンに告白できました
お互いこれから大変だと思うけど、ぼくたちなら乗り越えられると思います
ありがとう。そして、いただきます
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/06(木) 23:41:19.73 ID:i7zvKTL+0
- くぅ〜疲
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