- 4 名前:名も無きAAのようです :2011/08/20(土) 07:17:14 ID:O8HBY.jwO
- ―――14歳、夏。
―――幼なじみのぼくらは変わらぬ夏休みを送る・・・
( ^ω^)「おっおー!明日から夏休みだおー!」
ξ゚听)ξ「秘密基地で食べるアイスは格段に美味しいわね」
('A`)「秘密基地っていうか神社だけどな」
(´・ω・`)「ここ森の奥で滅多に人も来ないから、秘密基地みたいなもんだよ」
( ^ω^)「プールに花火に夏祭りに、やりたい事いっぱいあるお!」
ξ゚听)ξ「はいはい。宿題が終わったらね」
('A`)「おい、あれ転校生じゃないか?」
(´・ω・`)「本当だ。こんなところで何してるんだろう?」
川 ゚ -゚)
―――・・・はずだった。
( ゜ω゜)
「ツン!ドクオ!ショボン!兄者!弟者!転校生!!」
- 5 名前:名も無きAAのようです :2011/08/20(土) 07:18:03 ID:O8HBY.jwO
- (*゚ー゚)「ようこそ、オハリノセカイへ」
(*゚ー゚)「ここはカミサマの体内。カミサマの身体は七つの世界で構成されてるの」
(*゚ー゚)「オハリノセカイは、カミサマの心臓」
―――カミサマの体内に吸い込まれた少年少女の運命は、七つの部位に分けられた
ξ゚听)ξ「どうしてこの世界にはわたしがいっぱいいるの・・・?」
ξ゚听)ξ「わたしの世界なんだから、わたししかいなくて当たり前じゃない。わたし以外のわたしがいたらおかしいでしょ?」
「たった一人の『わたし』になる為に、わたし達は殺し合うのよ」
ξ )ξ「わたしはわたしよ・・・そうでしょう?」
ワタシノセカイ―――
カミサマの頭―――
('A`)「また日付が戻ってる。本当に三日間をループしてるっていうのか」
('A`)(一日飛ばしでループする三日間、これを月曜・水曜・金曜としよう。おれが手を出せずに勝手に過ぎる三日間が火曜・木曜・土曜。日曜はなしだ)
川゚д川「以前、どこかでお会いしましたよね?」
( A )「・・・気の、せいじゃないっすか?」
サンループノセカイ―――
カミサマの右手―――
(´・ω・`)「ぼくは16歳だよ」
( ^Д^)「おまえ俺と同じ3歳くらいだろwww16歳まで生きられる人間がいるわけないwww」
「この世界の人間は試験管から産まれ、5歳で成人の体になり成長は止まり、15歳でその命を閉じる」
(´・ω・`)「そんなの、大人でも子供でもないじゃないか・・・」
コドナノセカイ―――
カミサマの左手―――
- 6 名前:名も無きAAのようです :2011/08/20(土) 07:20:34 ID:O8HBY.jwO
- (゚、゚トソン「この世界は生贄にされた人間の命を燃料にして空を飛んでるんです」
(゚ー゚トソン「ちょっとロマンチックだと思いません?」
( 、 トソン「・・・なんてね、さよなら」
川 ゚ -゚)
川 - -)
アオノセカイ―――
カミサマの胴体―――
(`・ω・´)「この世界には双子しか生まれない。双子は16歳になったら殺し合わなくてはいけない」(´・ω・`)
(;´_ゝ`)
( <_ )
lw´- _-ノv「それが出来ないなら、二人とも死んじゃえ」o(゚ー゚*川o
フタゴノセカイ―――
カミサマの右足―――
(-@∀@)「この国にはホモしか生まれない。ホモは16歳になったらksmsしなくてはいけない」(・∀・ )
(´<_`;)
( _ゝ )
(∵)「ゴエゴエゴエゴエゴエゴエゴエゴエ」(∴ )
(´<_` )「はい死にます」
クソミソノセカイ―――
カミサマの左足―――
- 7 名前:名も無きAAのようです :2011/08/20(土) 07:21:31 ID:O8HBY.jwO
- ―――七つの異なる世界、七人の異なる人間
(;^ω^)「見た目はツンだけど、あれはぼくの知ってるツンじゃないお!」
(*゚ー゚)「パラレルワールドって知ってる?」
( ^ω^)「七つの世界は微かにリンクしてる・・・」
(*゚ー゚)「オハリノセカイに始まりがないのも、終わりがないのも、六つの世界が止まったままだから」
「七つの世界の条件を満たしてオハリにすれば、ぼくらは元の世界へ帰れるお」
―――七つの運命を導く一人の少女
(*゚ー゚)「七つの世界にいる七人のあなたは、それぞれが異なる人格を持った別人」
(*゚ー゚)「でも七つの世界にいる七人のわたしは、それぞれが異なる容姿を持ってるけど、みんな同じ人格のわたしなの」
- 8 名前:名も無きAAのようです :2011/08/20(土) 07:22:28 ID:O8HBY.jwO
- ―――七つの物語の結末はオハリノセカイとつながっていた
( ;ω;)「誰かー!聞こえるかおー!」
(;´_ゝ`)「弟者・・・?本物の弟者なのか!?なんで鏡の中に・・・」
(´<_`;)「どうやらおれのいる世界と兄者のいる世界の鏡が一時的につながってるらしい」
( ;ω;)「ぼくだおー!ブーンだおー!みんなー!」
川 - )「きみ達のっ!そういう温かいところが嫌いだと言ったんだ!!」
ξ#゚听)ξ「いいわよ、勝手に嫌ってなさいよ!でもわたし達はあんたの事、嫌ってなんかあげないんだからねっ!!」
( ;ω;)「ぼくは今カミサマの心臓にいるおー!」
('A`)「・・・よう、弱虫。元気だったか?」
(´・ω・`)「・・・やあ、変態。久し振りじゃないけど久し振りだね」
「オハリノセカイで待ってるおー!!!」
―――ぼくらのオハリは始まりか、終わりか
(*゚ー゚.:;,「始まりのない存在なんて・・・こんなの、生きてるなんて言えないよね」
(*^ー∴:.',,「だから、悲しむ事なんてないんだよ」
( ;ω;)
( ^ω^)オハリノセカイのようです
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