- 806 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 00:11:12 ID:gYtrwCrg0
- 私が目を覚ました時、傍らにいたのは私の知る人間ではなく、二頭身の奇妙なマスコットたちだった。
( ^ω^)「おっおっ」
( ´∀`)「モナモナ」
どうやらここに人間はいないらしく、そして私の他には、この二頭身生物しか存在していないようだ。
( ^ω^)「ようこそ、白い荒野へ」
( ´∀`)「ようこそ、白い荒野へ」
彼らがそう言うように、そこには白い地平が続くばかりの何もない場所で……。
加えて言うなら、私は己が何者であるのかも、全く記憶していなかった。
- 807 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 00:16:41 ID:gYtrwCrg0
- 私は一体誰であるのか?
そしてここは何処で、何のために存在する場所なのか?
( ^ω^)「その答えは、この真っ白い地平の遥か彼方にあるお!」
( ´∀`)「さぁ、僕たちと一緒にここを旅するモナ」
二頭身たちに誘われ、私は果てしない大地へ一歩を踏み出す。
滅び去りし者物の足跡を、辿りながら。
- 808 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 00:27:29 ID:gYtrwCrg0
- 道中、彼らの仲間とおぼしき個性的な二頭身生物たちが、私へ向けて問いかける。
ξ゚听)ξ『ねぇ……お兄さん……答えてよ、私たちの質問に……』
川 ゚ -゚)『あなたは我々の問いに答える義務がある』
lw´‐ _‐ノv『何故なら君は、そのためにここへ呼ばれたんだからね』
ノパ听)『逃げるんじゃないぞおおおおおおお!!!!』
時には答えに詰まり、時には遁走したくなる私を支えたのは、いつも私のそばにいてくれた、この二人だった。
( ^ω^)「人間には、二種類の人がいるんだお」
( ´∀`)「それは、真実を求める人間と、己の求める答えを望む人間モナ」
私は果たして、そのどちらに属する人間であったのだろうか。
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- 809 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 00:37:08 ID:gYtrwCrg0
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そして、長い長い荒野の旅路の果て。
私はついに、この白い荒野を支配する、謎の黒石盤モノリスと対峙する。
���『旅人よ』
黒石盤は語る。私の居た世界に何が起こったのか。そして、私は何故ここへ呼ばれたのか。
���『我は汝に問おう』
黒石盤は語る。二頭身たちによって『もう何も起きない場所』と通称された、この白い荒野とは何なのか。
そして、黒石盤は問う……
���『汝が名は、何であるか?』
と。
- 810 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 00:41:42 ID:gYtrwCrg0
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その問いによって、私はようやく、自分自身の名前と、そのあるべき姿を思い出したのだ。
私は、私の名は……
���『名無し』
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- 811 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 00:43:36 ID:gYtrwCrg0
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名も無きAAのようです
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- 812 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 00:45:38 ID:gYtrwCrg0
- 嘘予告書いただけで力尽きたのに本編なんて書けるか!!
誰か拾ってやってくだちい。
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