モララーとクールがデュエルしている間、コンビニで食料を補給していたタカラとぃょぅが帰ってきた

(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ」

(,,^Д^)「コンビニで色々買って来ましたよ。おや、そちらの女性は?」

( ・∀・)「素直田クールだよ」

(,,^Д^)「ああ、あの…例の少女ですか。まあ、そんなことよりもですね。何にしますか?」

( ・∀・)「そうだね、ランチパックのツナマヨ」

(,,^Д^)「はい」

( ・∀・)「おにぎりのツナマヨ、バームクーヘン」

(,,^Д^)「はい」

( ・∀・)「DAKARA、あとウィダーインゼリー、ガリガリ君とかあるかな」

(,,^Д^)「はい、ちなみに僕はTAKARA」

川||゚ -゚)(;=゚ω゚)ノ「その食べ合わせはない(ょぅ)」

( ・∀・)「全部大好きなんだよね」

川;゚ ◇゚)─z_!「…はっ!(み、未来が見えた!間違いなく悪い未来だ!)」

( ・∀・)モグモグジュルルルルパクパクシャクシャク「どうしたんだい?」

川;゚ -゚)タベテル…モハヤテオクレカ「いや、なんでもありません」

…そして、
時は今から約3日前にさかのぼる。

ニュー速町の某ゲームセンターにて。

Jij ♀∀♀iゞ「ははははは!」

狩野の体を奪ったユベルは、イリガールデュエリストやモララー達、その他の闇のデュエリストの気も知らず、
笑いながらゲームセンターの格闘ゲームをプレイしていた。

しかし、コマンドなどは全く知らないので適当にがちゃがちゃしているだけなのですぐに負けてしまう。

Jij ♀∀♀iゞ「はははは!連コイン連コイン!」

狩野の魂:おい、ふざけんな!まともにやる気がないならやるんじゃねぇよ!

Jij ♀∀♀iゞ「うるさい魂だなぁ…」

狩野の魂:おい!ガードしろよ!ほら、そこコンボ繋げられるだろ!

Jij ♀∀♀iゞ「本当にうるさい…。狩野君さぁ、自分の体奪われてる自覚を持とうよ…」

狩野の魂:まさかてめぇにそんなことを言われるとは思わなかった

Jij ♀∀♀iゞ「僕もそんなこと言いたくないよ。というか、普通に話かけてくるのやめてよね。普通ありえないよ」

狩野の魂:体を乗っ取る乗っ取られる事情なんてしらねーよ

Jij ♀∀♀iゞ「力与えすぎたかなぁ」

狩野の魂:だとしたら自業自得だな

Jij ♀∀♀iゞ「まあいいや、うるさいのなんて冥府じゃ日常茶飯事だからねぇ。亡霊どもがうるさいのなんの」

狩野の魂:しかし、やけにフレンドリーだな。…大体、俺の体を奪って何がしたいんだてめぇは

Jij ♀∀♀iゞ「べっつに君の体じゃなくても人間の体ならなんでもいいよー。冥府はつまんないけどこっちの世界は楽しいからね」

狩野の魂:本当にそれだけか?

Jij ♀∀♀iゞ「うん。何か都合の悪い事でもしてほしいのかい?」

狩野の魂:いや…

Jij ♀∀♀iゞ「冥府はね…本当につまらない場所なんだよ。君達で言ったらそうだね、遊び道具が蟻だけって感じだな」

狩野の魂:蟻?昆虫の蟻か?

Jij ♀∀♀iゞ「うん」

ユベルはゲームセンターを出て近所の公園に向かった。

Jij ♀∀♀iゞ「んーと…ほら、あれあれ」

ユベルが指差す先には小学校低学年ほどの子供がいた。
ペットボトルから水を地面に向けて流している。

狩野の魂:何やってんだ?

Jij ♀∀♀iゞ「蟻の巣を水攻めにしてるんじゃないの」

狩野の魂:あー…俺も小さい頃、やってたなそういえば。今思えば本当にくだらない

Jij ♀∀♀iゞ「あれしか娯楽が無いんだよ、冥府にはさー」

狩野の魂:(なんとなく、こいつの事が分かってきたかもしれない。子供はユベル、蟻は人間。悪魔と人間では認識が違いすぎるということか)

ユベルにとっては人間のことは蟻程度の存在でしかないのだ。
狩野はユベルの事を人間を不幸のどん底に落としいれる事をまったく躊躇うことなく、それどころか楽しんでそれを行う、
邪悪な存在だと認識していたが、まったくの逆。
ユベルはただ子供のように純粋な悪魔だっただけという話だったのだ。

Jij ♀∀♀iゞ「でも、もうああいうのはしないだろうねぇ」

狩野の魂:どういうことだよ

Jij ♀∀♀iゞ「君だってもう蟻の巣を水攻めなんてしないだろう?」

狩野の魂:当たり前だ

Jij ♀∀♀iゞ「僕もそうさ。だって、人間を操って遊ぶより人間が作ったもので遊ぶほうが楽しいからねぇ」

狩野の魂:…俺の体はそのうち返してもらうぞ

Jij ♀∀♀iゞ「やーだよっ。やっとこっちの世界にやってこられたんだからさあ、100年は遊びたいね」

狩野の魂:人間の体はそんなに持たない。ポケットを探ってみろ

Jij ♀∀♀iゞ「ん?」

ゴソゴソとポケットに手を突っ込むユベル。

Jij ♀∀♀iゞ「なんだこれ」

それは狩野がモララーに与え、バトルシティで使われているパーツだった。

Jij ♀∀♀iゞ「弱いけど闇の力を感じるね」

狩野の魂:近いうちに楽しい事が起きるだろう

Jij ♀∀♀iゞ「へぇ…」

ユベルはニコリと笑いながら再びゲームセンターに入っていった。



そして時は戻る。
ユベルはこっそり大会に参加していた。

Jij ♀∀♀iゞ「ふんふんふ〜ん」

狩野の魂:…

Jij ♀∀♀iゞ「ん?」

スキップしながら探索していたユベルの前に一人の男が電信柱の影から現れる。

≦6ll`・ω・)「初めましてと言うべきなのか?やはり参加していたかユベル」

Jij ♀∀♀iゞ「確か狩野の部下だよね、君。僕は楽しい所にはどこへでもやってくるんだよ。ところでずっとそこで待ち伏せしてたの?」

≦6ll`・ω・)「そうか、それは企画者の冥利に尽きるというものだが、うちのボスの体で気色の悪いスキップをそろそろやめてもらおうと思ってな」

Jij ♀∀♀iゞ「単刀直入に言うと?」

≦6ll`・ω・)「俺とデュエルして、俺が勝ったら狩野の体を返してもらおうか!」

Jij ♀∀♀iゞ「いいよぉ。でもさ、一方的な要求じゃ賭けにならないよね?」

≦6ll`・ω・)「俺が負けたら。お前が勝ったら。…何でもくれてやる。何でもだ!」

Jij ♀∀♀iゞ「本気で言っているのかい。悪魔を相手にする約束とは即ち契約だ、その意味が分かっているのかい?」

≦6ll`・ω・)「俺は何でも、と言った。お前は「分かった」と言うだけでいい」

Jij ♀∀♀iゞ「分かっているのかい?ファントムは最強のデュエリストであるデュエルキングで、そいつを僕は倒した」

≦6ll`・ω・)「それがどうした」

Jij ♀∀♀iゞ「さらに、この体は君のボスである狩野の体。体に染み付いたタクティクスも僕は使う事ができる、その意味、分かるよね?」

≦6ll`・ω・)「…分かっている!その上で俺はお前に勝負を挑むと言っているんだ!」

Jij ♀∀♀iゞ「本気のようだね、だったら。分かった。これでいいよね?遊んであげるよ…」

≦6ll`・ω・)「ああ、デュエルディスクを構えろ!」

Jij ♀∀♀iゞ≦6ll`・ω・)「デュエル!」

その言葉を宣言した瞬間、周りが黒い霧につつまれる。

Jij ♀∀♀iゞ「先攻は僕、ドロー。忠義心は結構だけど、君みたいなのをなんて言うか知ってる?」

≦6ll`・ω・)「自分で言うのもなんだが俺は頭がいいほうなんだがね、知らないな」

Jij ♀∀♀iゞ「この世界じゃ犬死にって言うらしいよ」

≦6ll`-ω-)「ふむ、勉強させてもらったよ」

Jij ♀∀♀iゞ「…人間って結構、あれだよね。まあいいや、モンスターをセットしてターンエンド」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー。ライオウを召喚!」

《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、
相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。



≦6ll`・ω・)「いけ、ライオウ!ライトニング・キャノン!」

Jij ♀∀♀iゞ「キラートマトだよ、その効果でデッキより、終末の騎士を特殊召喚するよ。
        そして、終末の騎士の効果でデッキから闇属性モンスター魔族召喚師を墓地に送る!」

≦6ll`・ω・)「…。リバースカードを1枚セットしてターンエンドだ」

状況
Jij ♀∀♀iゞLP:8000 手札:5枚
場:終末の騎士 伏せ:無し

≦6ll`・ω・)LP:8000 手札:4枚
場:ライオウ 伏せ:1枚

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー。…フフフ、ハハハ!手札からおろかな埋葬を発動。落とすカード当然、僕自身!ユベルをデッキから墓地に送るよ」

≦6ll`・ω・)「来るか…」

Jij ♀∀♀iゞ「手札より、生還の宝札を発動!そして、思い出のブランコを発動する!墓地の通常モンスターを…」

≦6ll`・ω・)「そのカードは発動させない!手札のスピリット・バーナーを墓地に捨て、封魔の呪印を発動する!」


《封魔(ふうま)の呪印(じゅいん)/Cursed Seal of the Forbidden Spell》
カウンター罠
手札から魔法カードを1枚捨てる。
魔法カードの発動と効果を無効にし、それを破壊する。
相手はこのデュエル中、この効果で破壊された魔法カード及び
同名カードを発動する事ができない。


Jij;♀∀♀iゞ「んんっ!?」

≦6ll`・ω・)「思い出のブランコを無効化し、破壊!さらに無効化した思い出のブランコはこのデュエル中、発動することができない!」

Jij ♀∀♀iゞ「なんだよそれ…。まあいいや。リバースカードを1枚セットして、終末の騎士を守備に変更してターンエンドだよ」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!いけ、ライオウ、終末の騎士に攻撃だ!」

Jij ♀∀♀iゞ「そのまま通すよ」

≦6ll`・ω・)「リバースカードを2枚セットしてターンエンドだ」

Jij ♀∀♀iゞ「そのエンドフェイズ、リミット・リバースを発動!」

≦6ll`・ω・)「ん」

Jij ♀∀♀iゞ「思い出のブランコを封じたくらいでいい気にならないことだね。僕の召喚手段はあれだけじゃないよ。
        リミット・リバースの効果でユベルを特殊召喚だ!」

≦6ll`・ω・)「(そんなことは知っている)」

Jij ♀∀♀iゞ「生還の宝札の効果でカードを1枚ドローするよ」

状況
Jij ♀∀♀iゞLP:8000 手札:3枚
場:ユベル 伏せ:無し
表:生還の宝札 リミット・リバース

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:8000 手札:2枚
場:ライオウ 伏せ:2枚

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー!手札からダーク・グレファーを召喚」

ATK:1700

Jij ♀∀♀iゞ「手札の闇属性モンスター、ユベル−Das Abscheulich Ritterを墓地に送り、ダーク・グレファーの効果発動!
        デッキの闇属性モンスター、ユベル−Das Extremer Trauふぃ Draぶぇ! 」

≦6ll`・ω・)「…」

Jij;♀∀♀iゞ「長いんだよ!…クソッ、人間め、僕にこんな名前付けやがって…ユベル−Das Extremer Traurig Drachenを墓地に送る!」

≦6ll`・ω・)「それで、どうするつもりかな?」

Jij ♀∀♀iゞ「ユベルを守備表示に変更、リミット・リバースのデメリット効果で蘇生したモンスターが守備表示になった時、そのモンスターは破壊される!」

≦6ll`-ω-)「…」

Jij ♀∀♀iゞ「そして、ユベルが破壊されたことで効果発動!さあ、漆黒に肉体が染まり、第二形態へと…」

≦6ll`・ω・)カッ!「リバースカード、暗闇を吸い込むマジック・ミラー!」

《暗闇(くらやみ)を吸(す)い込(こ)むマジック・ミラー/Shadow-Imprisoning Mirror》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
墓地またはフィールド上で発動した闇属性モンスターの効果を無効にする。

Jij;♀∀♀iゞ「な……!?」

≦6ll`・ω・)「このカードはフィールドと墓地で発動する闇属性モンスターの効果を全て吸収する、よって、ユベルの進化は無効となる!」

Jij;♀∀♀iゞ「そんな…クッ、おかしいだろ!なんだよ、そのデッキ!なんなんだよ、お前!」

≦6ll`・ω・)「知らないのか?ならば教えてやる、俺の名前は三沢大地、アンチデッキを得意とする、デュエリストだ」

Jij ♀∀♀iゞ「アンチデッキだって…」

≦6ll`・ω・)「またの名をイリーガルデュエリスト四天王の一人、アンチデッカー三沢。俺の作るデッキはあらゆるデッキを超越する」

Jij ♀∀♀iゞ「なんだよそれ、ずるいぞ!」

≦6ll`・ω・)「ああ、ずるいさ。悪いけどその辺のことは割り切ってるんでね。それに、狩野には大きな借りがあってな」

Jij ♀∀♀iゞ「…あ?」

≦6ll`・ω・)「俺はこの能力が原因で来たある事件で全ての居場所を失った。そんな俺にそいつは居場所をくれた、ほかの仲間達もそうだ」

Jij ♀∀♀iゞ「居場所?」

≦6ll`・ω・)「ああそうだ。狩野は俺の力が必要だと言ってくれたんだ、だから俺は…狩野が必要と言ってくれたこの力で…」

三沢はグッと拳を握り締める。

≦6ll`・ω・)「俺達の居場所を取り戻す!さあ、お前のターンは続いているぞ、ユベル!」

Jij ♀∀♀iゞ「ふーん…。まあいいや、僕はデュエルをするって約束しちゃったからねえ。でもさ」

顎に手を当てて、ニヤリと笑う。

Jij ♀∀♀iゞ「君みたいな三下が、小細工したくらいで僕を倒せると思うなよ?ターンエンドだ」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!ライオウ、ダーク・グレファーにライトニング・キャノンだ!」

Jij ♀∀♀iゞLP:8000→7800「ふん、この程度」

≦6ll`・ω・)「さらにリバースカードを2枚セット。ターンエンドだ」

状況
Jij ♀∀♀iゞLP:7800 手札:2枚
場:無し 伏せ:無し
表:生還の宝札

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:8000 手札:2枚
場:ライオウ 伏せ:3枚
表:暗闇を吸い込むマジック・ミラー

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー。僕の墓地には闇属性モンスターが5枚以上、ダーク・クリエイターを特殊召喚だ!」

≦6ll`・ω・)「ライオウの効果!このカードを生贄にし、特殊召喚を無効化して破壊する!」

Jij ♀∀♀iゞ「いいねぇ、そうするしかないしね。だけど、僕の狙いはこっちさ!手札から死者蘇生を発動するよ!魔族召喚師を復活!」

≦6ll`・ω・)「だが、効果は使えない」

Jij ♀∀♀iゞ「そんなことは分かっているよ。生還の宝札の効果で1枚ドロー。手札からダーク・スプロケッターを召喚!」

星:1 ATK:400

Jij ♀∀♀iゞ「はははは、僕…ユベルが駄目ならこっちから攻めればいいだけの話さ!」

≦6ll`-ω-)「浅はかだな…」

Jij ♀∀♀iゞ「なんだって?」

≦6ll`・ω・)「得意の属性が封じられたらシンクロで別の属性を呼べばいい。そんなこと、分からないとでも思ったか?リバースカード、不協和音!」

《不協和音(ふきょうわおん)》
永続罠
お互いのプレイヤーはシンクロ召喚をする事ができない。
発動後3回目の自分のエンドフェイズ時にこのカードを墓地へ送る。

Jij ♀∀♀iゞ「チッ、だったらそのまま殴る!魔族召喚師で攻撃!」

≦6ll`・ω・)「だから、それが、甘いと、浅はかだと言っているんだ。聖なるバリア−ミラーフォース、お前の攻撃表示モンスターを全滅させる!」

Jij;♀∀♀iゞ「グ…うう…」

≦6ll`・ω・)「既にお前は俺の計算式の上にいる、そんなお粗末なプレイングじゃ俺には勝てない」

Jij ♀∀♀iゞ「(これ、お前のボスの体に染み付いてるプレイングなんだけどな)くそっ…!くそったれ!ターンエンドだよ!」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー。そんな手札じゃもはやシンクロ召喚なんて行えまい。マジック・プランターで不協和音を墓地に送って2枚ドロー
        さらに2枚目のライオウを召喚、攻撃だ!」

Jij;♀∀♀iゞLP:7800→5900「ぐへぇ」

≦6ll`・ω・)「リバースカードを1枚セット。ターンエンドだ」

状況
Jij ♀∀♀iゞLP:5900 手札:1枚
場:無し 伏せ:無し
表:生還の宝札

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:8000 手札:1枚
場:ライオウ 伏せ:2枚
表:暗闇を吸い込むマジック・ミラー


Jij ♀∀♀iゞ「ドロー…。ターンエンド」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!王虎ワンフーを召喚」

ATK:1400

Jij ♀∀♀iゞ「王虎…ワンフー…」

≦6ll`・ω・)「効果は知っているかな?こいつは召喚・特殊召喚された攻撃力1400以下のモンスターを破壊するのさ」

《王虎(おうこ)ワンフー/King Tiger Wanghu》 †
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1700/守1000
このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、
召喚・特殊召喚した攻撃力1400以下のモンスターを破壊する。


Jij;♀∀♀iゞ「徹底的…ってことかい」

≦6ll`・ω・)「いけ、ワンフー、ライオウ!ユベルにダイレクトアタックだ!」

Jij;♀∀♀iゞLP:5800→4100→2200「うう…。全っ然楽しくない…狩野め…騙したな…」

≦6ll`・ω・)「この大会は楽しいだろうさ。だがな、俺とデュエルする奴は皆、そう言うんだよ。ターンエンド」

状況
Jij ♀∀♀iゞLP:2200 手札:2枚
場:無し 伏せ:無し
表:生還の宝札

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:8000 手札:1枚
場:ライオウ ワンフー 伏せ:2枚
表:暗闇を吸い込むマジック・ミラー

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー。はぁ、手札抹殺」

手札:思い出のブランコ書ける→墓地へ

≦6ll`・ω・)「1枚墓地へ送ってドロー」

手札:ならずもの傭兵部隊

Jij ♀∀♀iゞ「…。リバースカードをセットしてターンエンド」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー。さあ、ボスの体を返して貰おうか、バトル!王虎ワンフーでダイレクトアタック!」

Jij ♀∀♀iゞ「リバースカード、サイクロン。暗闇を吸い込むマジック・ミラーを破壊するよ!」

≦6ll`・ω・)「王宮のしきたりを発動!永続罠カードは破壊されない」

《宮廷(きゅうてい)のしきたり》
永続罠
フィールド上に表側表示で存在する
「宮廷のしきたり」以外の永続罠カードを破壊する事はできない。
「宮廷のしきたり」は、自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。

Jij ♀∀♀iゞLP:2200→500「ちぇ、まあいいや。この瞬間、場でも墓地でも無い場所からモンスターを召喚する」

≦6ll`・ω・)「まさか…!」

Jij ♀∀♀iゞ「そう、手札から!出でよ、冥府の使者ゴーズ!」

ATK:2700

Jij ♀∀♀iゞ「さあてと、どうする?」

≦6ll;`・ω・)「(悪いタイミングで出てきたな…。ならず者が墓地に送られてしまったってのに!)ターンエンド…」

状況
Jij ♀∀♀iゞLP:500 手札:無し
場:ゴーズ 伏せ:無し
表:生還の宝札

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:8000 手札:2枚
場:ライオウ 伏せ:2枚
表:暗闇を吸い込むマジック・ミラー

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー。バトル、まずはそのめざりなにゃんこだ。死ね!」

≦6ll;`-ω・)LP:8000→7000「ぐっ…!」

Jij ♀∀♀iゞ「ははは、こんなもんかい?攻撃力高いモンスター一体出てきたくらいでさぁ!ははははは!ターンエンド!」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!ライオウを守備表示に変更してターンエンド」

状況
Jij ♀∀♀iゞLP:500 手札:1枚
場:ゴーズ 伏せ:無し
表:生還の宝札

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:7000 手札:3枚
場:ライオウ 伏せ:1枚
表:暗闇を吸い込むマジック・ミラー 王宮のしきたり

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー。ククク、ははは!どうやら流れは僕に向いてるようだねぇ。ザ・カリキュレーターを召喚!」

《ザ・カリキュレーター/The Calculator》
効果モンスター
星2/光属性/雷族/攻 ?/守 0
このカードの攻撃力は、自分フィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターのレベルを合計した数×300になる。

LVEL:2+7=9
ATK:2700

Jij ♀∀♀iゞ「ゴーズでライオウを攻撃、そしてザ・カリキュレーターでダイレクトアタックだ!レベル9分の電流を流し込んでやれ!」

≦6ll;`・ω・)LP:7000→4300「うおおおおお!」

Jij ♀∀♀iゞ「痛いだろう?苦しいだろう?ざまぁないねぇ!」

≦6ll`・ω・)「まだだ…」

Jij ♀∀♀iゞ「諦めが悪いなあターンエンドだよ」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!王宮のしきたりを墓地に送り、マジック・プレンターを発動。2枚ドロー。
        タイムカプセル発動、デッキのカード1枚を除外する。そして、2枚カードをセットしてターンエンド」

《マジック・プランター/Magic Planter》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
永続罠カード1枚を墓地へ送って発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。


状況
Jij ♀∀♀iゞLP:500 手札:1枚
場:ゴーズ ザ・カリキュレーター 伏せ:無し
表:生還の宝札

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:4300 手札:2枚
場:無し 伏せ:3枚
表:暗闇を吸い込むマジック・ミラー タイムカプセル

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー!いけ、ゴーズ!ダイレクトアタックだ」

≦6ll`・ω・)「リバースカード、月の書!冥府の使者ゴーズを守備表示に変更する」

ATK:2700→600

Jij ♀∀♀iゞ「なるほどねぇ。ゴーズが裏になったからザ・カリキュレーターの攻撃力が減っちゃう訳か。
        ザ・カリキュレーターを守備表示にしてリバースカードを1枚セットしてターンエンド」

≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!死者転生を発動し、暗闇を吸い込むマジック・ミラーを捨ててライオウを回収。
        ライオウを召喚、ライオウでザ・カリキュレーターに攻撃だ!」

Jij ♀∀♀iゞ「おっと、そうはいかないよ。手札のモンタージュ・ドラゴンを捨ててサンダー・ブレイクだ!」

≦6ll`・ω・)「だろうな。俺は最後にカードをセットしてターンエンド」


状況
Jij ♀∀♀iゞLP:500 手札:無し
場:裏守備(ゴーズ) ザ・カリキュレーター 伏せ:無し
表:生還の宝札

封魔:思い出のブランコ

≦6ll`・ω・)LP:4300 手札:無し
場:無し 伏せ:3枚
表:暗闇を吸い込むマジック・ミラー タイムカプセル

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー。ゴーズを反転召喚してバトルだ!」

≦6ll;`-ω・)LP:4300→1600「ぐうっ…!」

Jij ♀∀♀iゞ「これで終わりだ、ザ・カリキュレーター!!」

ザ・カリキュレーターが三沢の腕を掴む。

Jij ♀∀♀iゞ「ジ・エンド」

≦6ll`・ω・)「それはどうかな。非常食を発動する!」

Jij ♀∀♀iゞ「!」

≦6ll`・ω・)LP:リバースカード1枚と暗闇を吸い込むマジックミラーを墓地に送り、ライフを2000ポイント回復する!

Jij;♀∀♀iゞ「チッ…」

ザ・カリキュレーターは右腕から三沢に電流を流し込む。

≦6ll;`・ω・)LP:1600→3600→900「…グウウウ!」

三沢は煙を出しながらよろめく。
だが、立っていた。

≦6ll`・ω・)「ふう…危機一髪ってところかな」

Jij ♀∀♀iゞ「リバースカードを1枚セットし…」

≦6ll`・ω・)「速攻魔法、サイクロン!」

Jij;♀∀♀iゞ「ああっ!」

≦6ll`・ω・)「体を切られ、体が焼けるような感触を二度も味わい、体はボロボロ、立っているのがやっとという状態だが…気分は最高だ」

Jij ♀∀♀iゞ「どういうことさ…」

≦6ll`・ω・)「何故ならば、俺の勝利が確定したのだからな」

Jij ♀∀♀iゞ「そんな馬鹿な!手札0で場にはタイムカプセルだけなんだぞお前は!そのカプセルにそんな大層なカードが入っているとでも…」

≦6ll`・ω・)「危なかったよ。お前がモンスターを後一体、召喚するだけで僕は危険な賭けに出る必要があった」

Jij#♀∀♀iゞ「答えろよ!カード1枚で何ができる!お前は次のドローに賭けるしかないはずだ!」

≦6ll`・ω・)「すぐに分かる。もはや俺にはドローなど必要ない」

Jij ♀∀♀iゞ「バーンカードなんかでも入ってるなんて言わないよな…そんなご都合主義な…」

≦6ll`・ω・)「そんなカードは入れないさ、凄く惜しいけどな。さてと、俺のターンだな、ドローはしない…」

三沢は墓地に手を当てる。

≦6ll`・ω・)「ドローはしないが…代わりに墓地よりこのカードを手札に加える。装備魔法、スピリット・バーナー!」

Ji; ♀∀♀iゞ「スピリット…バーナー…?」

≦6ll`・ω・)「そう、スピリット・バーナー。封魔の呪印の効果で捨てられ、今、俺の手札に戻ってくる」

《スピリット・バーナー》
装備魔法
1ターンに1度、装備モンスターを守備表示にする事ができる。
装備モンスターがフィールド上から手札に戻る事によって
このカードが墓地へ送られた時、
相手ライフに600ポイントダメージを与える。
このカードが墓地に存在する場合、自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、
このカードを手札に加える事ができる。


≦6ll`・ω・)「さらに、タイムカプセルの効果で除外されていたカードも俺の手札に戻ってくる」

Jij;♀∀♀iゞ「まさか、まさか、まさかあああああああ!」

≦6ll`・ω・)「装備魔法、スピリット・バーナーを冥府の使者ゴーズに装備。リバースカードをセットターンエンドだ」

Jij;♀∀♀iゞ「う…ううう…」

≦6ll`・ω・)「さて、と。サイクロンを引けばお前の勝ちなんだけどね。残念だな、サイクロンは既に使っていたな」

Jij ♀∀♀iゞ「僕のターン、ドロー…」

つリミット・リバース

≦6ll`・ω・)「強制脱出装置発動!!対象はもちろん、冥府の使者ゴーズ!」

Jij ♀∀♀iゞ「あう…」

≦6ll`・ω・)「冥府の使者ゴーズが手札に戻ったことでスピリット・バーナーは墓地へ置かれる…効果発動!」

墓地から蒼い炎が噴出し、ユベルを焦がす。

Jij ♀∀♀iゞLP:500→0「熱ッ!」


                 ・ ・
≦6ll`・ω・)「さあ、ユベル。約束だ、返して貰おうか。うちのボスの体を」

Jij ♀∀♀iゞ「分かったよ…うう…」

ユベルはその場に前のめりに倒れこんだ。

そして…


そのまま…

動かなくなった…


≦6ll;`・ω・)「なん…だと…」


三沢は焦り、前のめりに倒れている狩野をひっくり返す。

Jij;`ー´iゞ「いやー…ははは」

≦6ll`・ω・)「ちゃんと戻ったようだな…。意識があるならちゃんと起きてくれ、焦っただろ」

Jij `ー´iゞ「いや、ちゃんと…じゃないんだな、これが。ユベルに体を乗っ取られてても意識は一応あったから意識ははっきりしてるんだが…。
      全身筋肉痛だ…ユベルの野郎、俺の体酷使しやがって…もう26だぞ…一週間ぶっ通しで遊び通せる年齢じゃねえ!」

三沢は狩野に肩を貸し、起き上がらせる。

≦6ll`・ω・)「ふう、一段落って所か…」

Jij `ー´iゞ「何言ってやがる。三沢大地、現状報告をしろ」

≦6ll`・ω・)「ああ、モララー、タカラ、ギコは参加させておいた。ファントムとのデュエルで負傷者が出ているが死人は出ていない」

Jij `ー´iゞ「そうか…」

≦6ll`・ω・)「そうだ、お前には朗報がある。内藤ホライゾンと素直田クールは無事に保護したぞ」

Jij;`ー´iゞ「なにっ!?」

≦6ll`・ω・)「ユベルがファントムに止めを射そうとした瞬間、エクストの奴が奴をギリギリで逃がしたのは知っているか?」

Jij `ー´iゞ「ああ、その時もユベルに乗っ取られてたが薄っすらだが意識があった」

≦6ll`・ω・)「そのとき、偶然か意図的にかは知らないが内藤と素直田の体が解放された。ファントムは別の誰かの体を乗っ取った」

Jij `ー´iゞ「そ、そうか…」

狩野は一瞬、二人の級友が助かった事に心の底から安堵したような表情を見せたが、すぐに引き締める。

Jij `ー´iゞ「二人はどうしてる?」

≦6ll`・ω・)「内藤は意識が戻ったが、おそらくまだ病院だ。素直田は外傷も何もなかったからピンピンしてる、体は17才の時のままだけどな…」

Jij `ー´iゞ「そうか…内藤の精神はどうなってる?俺はユベルに支配されていても意識があったがあいつはどうだったんだ?
      8年間の間の意識は…」

≦6ll`・ω・)「残念だが、何も覚えて無いらしい。
       自分の体と周りの変化にかなりショックを受けていたよ。素直田も同じだが、体に変化が無い分まし…なのかな」

Jij `ー´iゞ「8年間意識が無いまま26歳の体になった内藤と8年間一切成長せず、意識も無かった素直田…。どっちもどっちだな」

≦6ll`・ω・)「素直田の方は以外と冷静だったがな、今日もこの大会に参加している」

Jij;`ー´iゞ「まあ、クー…ルはそういう奴だ…って参加してるだと!?」

≦6ll`・ω・)「ああ、だが、一試合目で敗れたがな、モララーに」

Jij `ー´iゞ「そうか…。しかし、何で参加させた」

≦6ll`・ω・)「本人の強い希望だ」

Jij `ー´iゞ「…なら何も言うまい」

ユベル:ねえねえ

Jij `ー´iゞ「なんだよ…今忙しいんだ…後にしなさい」

ユベル:僕さぁ、どうすればいいの?このまま冥府に帰ればいいの?嫌だなぁ…もっとこっちの世界に居たかったよ…

Jij `ー´iゞ「…いや、俺の部下になれ」

ユベル:つまり、契約だね。代価さえ払えばいいけど、けっこー高いよ、僕

Jij `ー´iゞ「ゲーム機一台くれてやる。家庭用じゃなくてゲーセンの奴だ」

ユベル:え、嘘、いいの?!いいよいいよー!

≦6ll;`・ω・)「(この悪魔…意外と安いな)なんでまたそんな事を。確かにユベルの力は魅力的だが、こいつはお前の体を…」

Jij `ー´iゞ「必要だからだ、こいつが、俺に。特に今はな。こいつが俺に与えてくれるアドバンテージを考えれば俺の一週間なんて大した問題じゃない」

≦6ll`・ω・)「必要…か」

Jij `ー´iゞ「ああ」

≦6ll`-ω・)「…ふっ。俺が口出しすることじゃないか。ボス、次の指示を」

Jij `ー´iゞ「ファントムの現在地を割り出せ」

≦6ll`-ω-)「ああ…そう言うと思って情報については全て、ノートパソコンに入れておいた。少し疲れた、休ませてもらうぞ」

そう言って三沢は倒れこんだ。
狩野は三沢を壁にもたれさせ、携帯で仲間にメールで連絡をしておく。

Jij `ー´iゞ「よくやったよ、お前は」

そして、一息付く。
三沢のもっていたデータを見る狩野は遠い目をしながら口元を吊り上げ、笑う。

Jij `ー´iゞ「面倒事を終らせてやる。まったく、本当に面倒な話だがこれで一つ終わりだ」



その頃、モララー達は。

(,,^Д^)「まーだーでーすかー」

(=゚ω゚)ノ「自業自得すぎるょぅ…。好きな物ばかり食べているとこうなるんだょぅ…」

(;・∀・)「ああああああっ!神様仏様マンジュゴッド様どうかこの私めに慈悲を!神様神様神様!お願い神様神様あああああああああ!!」

トイレに篭っていた。

川;゚ -゚)「(あーあ…)」


続く

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