- 262 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:28:16 ID:a1qA4jyg0
ニューソク町。
ここは各地から手のつけようがないと見放された者。
所謂「不良」が集まる学校が多く存在している。
猛者たちは日々覇権を争い、街中での喧嘩は日常茶飯事。
いつしかその町はこう呼ばれていた。
「不良天国」と。
そんな町に存在する学校。
私立ニューソク学園。
その校門の前に一人の男が立っていた。
(;'A`)「ここが悪名高きニューソク学園・・・」
校門の円柱にはカラースプレーで「夜露死苦」と描かれている。
昇降口へと続く扉の窓は割れ、ガムテープで補修されている。
漫画から抜け出してきたかのような荒れている学校がそこにあった。
(;'A`)「入りにくい・・・」
- 263 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:29:49 ID:a1qA4jyg0
(,,゚Д゚)「ヤンチャしてーなら、筋は通すんだな」
大人になりきれない子供達は
- 264 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:30:57 ID:a1qA4jyg0
(´・ω・`)「・・・いつまでもガキのままじゃいられない。
それくらい分かってる・・・」
ただ、力と
- 265 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:33:13 ID:a1qA4jyg0
( ´_ゝ`)「タイマン張る度胸もないのに、ガキだと?
笑わせてくれるな」
拳を持って
- 266 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:34:10 ID:a1qA4jyg0
( ・∀・)「不良なりによ、譲れねー生き方くらいあんだろ」
自己の存在を
- 267 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:35:45 ID:a1qA4jyg0
( ゚∀゚)「拳を振り上げたってことは、覚悟はできてんだろうな?」
証明する。
- 268 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:37:17 ID:a1qA4jyg0
( ^ω^)「・・・あんまりボーッとしないほうがいい。
ここでは、舐められたら負け・・・だお」
辺りに蹲る不良達。
転がる猛者達の中心に、その男は立っていた。
その姿は恐ろしく、それでいて美しかった。
(;'A`)「あ・・・あ・・・」
震える腕。
怯え?いやこれは・・・。
武者震い。
自分もあんなふうになれたら、という憧れ。
('A`)「・・・強く、なりたい」
その思いが、少年を強くする。
- 269 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:39:00 ID:a1qA4jyg0
( ^ω^)「チーム・・・かお?」
('A`)「不良っていったら、そういうイメージがあるんだけど」
(´・ω・`)「まぁ、あくまでイメージだろ。
・・・けど、たまにはそうやってツルむのも悪くない、かもな」
(,,゚Д゚)「俺は強い奴と戦えればそれでいいが!」
( ´_ゝ`)「縁あって一匹狼の連中ばかりがこう集った訳だ。
これもまた運命かもしれんな」
( ゚∀゚)「もちろん頭は俺だろォ?おィ?」
(;・∀・)「おいおいマジかよ・・・」
('A`)「それじゃあチーム名は・・・」
- 270 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:40:01 ID:a1qA4jyg0
「VIP」
- 271 名前:みんな、まだまだガキのようです。 :2012/03/07(水) 15:41:29 ID:a1qA4jyg0
――――彼等の青春は、誰よりも熱く輝いている。
「みんな、まだまだガキのようです。」
近日公開
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