- 59 名前：以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします ：2011/02/22(火) 23:58:29 ID:Pku07etEO
国々の間で起こる戦いは草花を枯らし、動物すらも殺した。
終焉へ近付く世界に現れたのは、
( ω )
魔王
- 60 名前：以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします ：2011/02/23(水) 00:17:08 ID:TT60TIDQO
魔王が魔王であるように、魔王は暴虐の限りを尽くした。
国ひとつを丸ごと潰し、配下を巧みに操り、人を騙し。殺し。犯し。
魔王の存在は、世界に災いしか齎さない。
この事態を受け、各国の首脳は―――
「―――では、頼んだぞ」
魔王を討伐させる者を、民衆から選び出した。
それが、彼らだ。
('A`) VIP国の青年【勇者】
シベリア国の少年【格闘家】(,,ﾟдﾟ)
川 ﾟ -ﾟ)したらば国の娘【魔術使い】
ラウンジ国の男【盗賊】( ･∀･)
- 61 名前：以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします ：2011/02/23(水) 00:23:56 ID:TT60TIDQO
- 「よく来たな、勇者よ」
「世界の平和を守るため、俺たちは貴様を倒す！」
―――ありふれた、【魔王】と【勇者】の言葉
「……魔王を殺せば、この世界は破滅するわ」
「…どういう意味だ？」
しかし―――
(;'A`)「一緒にここから脱出しよう！」
ξﾒ⊿ﾟ)ξ「嫌よ」
- 62 名前：以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします ：2011/02/23(水) 00:29:01 ID:TT60TIDQO
- ξﾒ⊿ﾟ)ξ「あなたたちは魔王を殺した。もう終わりよ。二度と魔王は復活しない。…だって、」
ξﾒ⊿ﾟ)ξ「世界が終わるから」
(;'A`)「……？」
―――意味深な言葉を遺し、崩れゆく城へ姿を消した魔王の配下。
ξﾒ⊿ﾟ)ξ「せいぜい頑張りなさいな、【勇者さま】」
彼女が言った意味が分かるのは、魔王が死んで直ぐのことだった―――
- 63 名前：以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします ：2011/02/23(水) 00:36:15 ID:TT60TIDQO
―――この物語は、ハッピーエンドにはなりません―――
それでも、この物語を読みますか？
ＹＥＳ ＮＯ
- 64 名前：以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします ：2011/02/23(水) 00:36:47 ID:TT60TIDQO
( ω )魔王がいた世界のようです
20000年 7月
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