- 815 名前:名も無きAAのようです :2013/10/02(水) 21:09:14 ID:nZ/WqFmg0
- 「キュートに言われてしまったよ。あなたが男だったら良かったのに、って」
「そうか」
「やはり幾ら仲良くなっても『友達』なんだな」
「そうか」
「もしも…もしも私が男だったらキュートは振り向いてくれたのだろうか」
「……」
「もしもキュートが男だったら、普通に恋愛も出来たのか」
「……もしも俺が女だったらお前は俺の方を見てくれるのか」
「……お前は男だが、お前の事は見てるだろう」
「……お前がキュートを見ている目で」
「……ふむ、それはつまり、告白ととって良いのか?」
「ああ、そうだ。俺はお前のことが好きなんだよ……。言わせんな恥ずかしい」
「そうか……じゃあゲームをしよう」
「ゲーム?」
「お前の言葉をはぐらかしている訳じゃない。」
「じゃあ、なんだよ」
「賭け、と言っても言いな。……私と付き合おう」
「私と1ヶ月付き合って、私を惚れさせてみろ。」
俺とクールの、奇妙な始まりを告げた、奇妙な関係が始まった。
---川 ゚ -゚)どこにでもある、奇妙な話のようです('A`)---
戻る