- 286 名前：名も無きAAのようです ：2012/03/11(日) 21:58:29 ID:3p0pk.XQO
- ( ･∀･)「えっ？ なぜ僕が人形が好きで、人形を作るのかって？」
( ･∀･)「うーん、それに対する一番分かりやすい答えは、僕が日本人だからかもしれないなあ」
( ･∀･)「日本人の根底には神道の考え方、アニミズムが潜んでいるからね」
( ･∀･)「ああ、アニミズムというのは端的に言うと、無機物にも魂が宿るって考え方だよ」
( ･∀･)「もし人形に魂が宿ったとして、それは人間と何が違うのかなあ」
( ･∀･)「えっ、ああ、そうだね。キリスト教圏の人間は、僕の人形を怖がるだろうね」
( ･∀･)「彼等は好きだよね。近未来でロボットが反逆をおこして、人間がロボットの支配下におかれるってやつ」
( ･∀･)「でも本当にロボット、人形は人間以上の存在になりたいのかなあ？」
( ･∀･)「案外彼等が本当になりたいのは、人間なのかも知れないよ」
( ･∀･)「だから僕は実験してみるんだ。様々な者に、僕が作った可愛い娘達を渡して」
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- 287 名前：名も無きAAのようです ：2012/03/11(日) 21:59:11 ID:3p0pk.XQO
- ある者は私利私欲に使うだろう
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( ﾟ∀ﾟ)「他の人形使い共をぶち殺せば、いくらでも望みの金が手に入るんだろ？」
川 ﾟ -ﾟ)「イエス、マスター」
_
( ﾟ∀ﾟ)「そんな美味い話に俺が乗らない訳がねえ！」
ある者は友人として迎えるだろう
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「私、闘うよ。なんでも願いがかなうなら、トソンを人間にすることだってできるんでしょ！」
(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ「私のことなんてどうでもいい、私は君が心配なんだ」
ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「楽しいことも、そして辛いことも分かち合う。友達になるとき、そう決めたよね？」
(-、-ﾄｿﾝ「ミセリ……」
- 288 名前：名も無きAAのようです ：2012/03/11(日) 22:00:06 ID:3p0pk.XQO
- ある者は性欲の捌け口として扱うだろう
从 ﾟ∀从「こっちこいよ。また今日も遊んでやるからさ」
ζ(ﾟーﾟ*ζ「で、ですがマスター、私は人形で、こういうのはよろしくないかと」
从 ﾟ∀从「何がよろしくないんだ？ こう見えても俺は女だぜ、人形遊びをして何が悪い」
ζ(////*ζ「ああ、そんな乱暴に、痛っ!? 痛いですぅ、マスタぁ……」
从 ﾟ∀从「ふん、痛くされて喜んでる変態はどこのどいつだよ」
ある者は恋人として絆を結ぶだろう
（ ＾ω＾）「ツンは僕が守るお。誰にも壊させたりしない！」
ξﾟ⊿ﾟ)ξ「馬鹿、私のことよりまずは自分のことを心配しなさいよ。あなた弱いんだから」
（ ＾ω＾）「でも、僕は男だし、好きな子は守りたいお」
ξ*ﾟ⊿ﾟ)ξ「ば、馬っ鹿じゃないの！ なにそれ、そんなこと言われて私が喜ぶとでも思ってるなら、頭に蜘蛛の巣でも張ってんじゃない！」
（ ＾ω＾）「ツンが喜ぶかどうかは関係ないお。これは僕が自分に誓っただけだから」
ξ////)ξ「……ほんと、馬鹿なんだから」
- 289 名前：名も無きAAのようです ：2012/03/11(日) 22:01:42 ID:3p0pk.XQO
- ( ･∀･)「願いを何でも叶える。この条件程人間の欲望が見える瞬間はないね」
( ･∀･)「でもさ、滑稽だよね。人形使いだと、自分を人間だと思っている側も、本当は僕が作った人形なんだから」
( ･∀･)「あはは、もし願いが叶う瞬間にあなたは人形ですって知らせたら、やっぱり彼等は人間になりたがるのかなあ？」
( ･∀･)「狂ってる？ そうなのかな。僕はただ自分で作った人形で遊んでいるだけなのに」
( ･∀･)「ああ、君はキリスト教圏の人間なのか。それならそう見えるよね」
( ･∀･)「僕が神になろうとしてると」
( ･∀･)「人形に魂が宿れば人間、人間は神にしか作りだせないか」
( ･∀･)「おや、怖いなあ。銃なんて向けないでよ、そんなことされたら――」
「うあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
人をの形をした何かのようです
( ･∀･)「あはは、嘘だからね。投下なんてないんだよ」
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