973 名前:名も無きAAのようです :2012/12/23(日) 23:43:32 ID:ZMOUoZUIO
男には、安らぎが必要だ

暖かい家庭であったり、付き合いたての恋人であったり、毎週木曜日のヤングジャンプであったり、毎週木曜日のキングダムであったり、キングダムであったり、人によって様々だ

俺にとって、その場所はこのバーであった


('A`)「…」


VIP駅から徒歩三分

居酒屋『榊』と軒を連ねる『バーボンハウス』

隣の大衆居酒屋とは違い、シックでアダルトな雰囲気を醸し出すその店は、まさに選ばれし男のオアシスと言えるだろう


ドアを開けると、カランコロンと小気味の良いベルの音と心地よいJazzの音色が俺を出迎えてくれる


(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ」

('A`)「よう」


すっかり顔馴染みとなった店長に軽い挨拶を済ませ、いつもの右端の席へと着く

ここは男の指定席だ、と昔マスターが教えてくれた

974 名前:名も無きAAのようです :2012/12/23(日) 23:44:41 ID:ZMOUoZUIO
('A`)「いつもの」

(´・ω・`)「はいよ」


ワンショットグラスに、クリアな氷が乱暴に放り込まれ、その上から『いいちこ』が注がれる

また君に恋してるでお馴染みのいいちこだ。いいちこ最強


(´・ω・`)「はいよ、おまちどう」

('A`)「おう」


カウンターに置かれた酒を、一口で飲み干す

気分は西部劇の主人公だ。うォォン俺はまるで人間クリント・イーストウッドだ


('A`)「…」


いい感じに酔いが回ってきたら、ここからがお楽しみだ

胸ポケットからタバコを取り出す


銘柄は、『Chikubi』

『男なんてみんなボウヤよ』でお馴染みの『Chikubi』だ


('A`)yー カチッシュボッ

('A`)yー~ スッパァァーッ


Chikubiに火を付け、Chikubiに吸い尽く

Chikubiからほとばしる煙(ミルク)が、母に抱かれる赤ん坊のような心地よさへ導いてくれるのだ


うん、今日も、ナイスChikubi―――

975 名前:名も無きAAのようです :2012/12/23(日) 23:45:58 ID:ZMOUoZUIO







『('A`)グッドテイスト、ナイスChikubiのようです』







連載出来そうなら公開


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