(*-ー-)「もうすぐ、ここにギコが来るわ」
  _
( ゚∀゚)「っ!」
  _
(* ゚∀゚)「ハハハッ! やっぱりあいつだったんだな! あいつが"俺"を――」

(*-ー-)「でも駄目なのよ」


(*゚ー゚)「ごめんなさい。貴方には話さないと。その必要があるの」


ギコがサテライトとシティを繋げるようです
外伝 第3話『希望』 前編


―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――


  _
( ゚∀゚)「ククク……ああそう、やっぱりな」
  _
( ゚∀゚)「なんか、おかしいとは思ってたんだよな。ずっとよ……」
  _
( -∀-)「だって変だろ。俺がずっと勝ち続けるなんて」



―――デュエルアカデミア

('、`*川『えー、そんなことないよ。ジョルジュ君強いもの』
  _
( ゚∀゚)『強い、俺が? ハッ――』

 『負けたよ。流石にジョルジュは強いな。良い勉強になった』
 『成程、自分のデッキの弱点が少し分かったよ。ありがとう』
 『僕のデッキ弱いのかなぁ〜。いや、負けない! 頑張るぞ!』

デュエリストは負けて強くなる。
明日へ進む活力、困難に立ち向かう勇気、負けて深まる自分の力――
俺にはそれが無い。歩む道が俺には見つからない。
  _
( ゚∀゚)『強いんじゃない、勝っちまうだけだ』

('、`*川『……? それって強いってことじゃないの?』
  _
( ゚∀゚)『あ?』
  _
( ゚∀゚)『なら俺のデッキをお前に見せてやる』
  _
( ゚∀゚)『出来うる限り最大限に対策をしろ。俺を倒す為だけのデッキを作って俺に挑めよ。
     それで勝てばお前のが強いってことだ』

('、`;川『えっ?』
  _
(# ゚∀゚)『勝てば強いってのはそういうことだろ。俺はそれで強いのかよ』

('、`;川『ご、ごめんなさい! 全然、そんなつもりじゃなかったの!』

('、`*川『でもジョルジュ君は自分のデッキ1つだけでずっと勝ち続けてるじゃない。
     私はデュエル弱いから、こんなこと言ったら馬鹿にしてるって思われちゃうかもしれないけど』

('、`*川『ジョルジュ君みたいに自分のデッキを信じて勝てるデュエリストになるのは、私の憧れだから』
  _
(;゚∀゚)『違うんだ、俺は、強くねぇ! そう思えるお前の方が、よっぽどっ……!
     クソッ! 俺は強くなりてぇんだよ! このままじゃ駄目なんだよっ!』

('、`;川『ひっ……!』
  _
(;-∀-)『ちっ、何言ってるんだ俺は! 今日はもう帰るよ』

('、`;川『……ごめんね、ジョルジュ君。あ、』

('、`*川『今度アカデミアにプロランク1位のモララーが来るじゃない。
     アカデミアで1番の成績の人が相手をするから、デュエルするのはジョルジュ君でしょ』

('、`*川『あの、だから、ジョルジュ君強いからいらないかもだけど、
     応援するからね……が、頑張ってね。ごめんなさい』
  _
( ゚∀゚)『……ありがとよ』


―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――

  _
( -∀-)『俺だって、強くなりてぇよ。皆と同じように、大事なカードと一緒に、勝ちながら負けながら少しずつ』
  _
( ゚∀゚)『なぁ、《希望皇ホープ》』

ホープ『(……ジョルジュ)』
  _
( ゚∀゚)『……不思議だな。お前を見るたび、なんつーかこうよ、
     挫けそうなときでも元気が出てくるんだよな。お前と一緒に強くなろうって思えるんだ』

ホープ『(うん、気持ちは僕も同じだ)』
  _
( ゚∀゚)『明日はプロランク1位の最強デュエリストが来るんだぜ。
     アカデミアの生徒じゃ勝てる訳ねぇくらい強い相手のはずなんだ。俺を前に進ませてくれるに違いねぇ』
  _
( -∀-)『あんなこと言ったけど、対策されたデッキでやられてもしょうがねぇ。
      本気のデッキ同士、本気でやり合ってこそ意味があるはずだ』
  _
( -∀-)『本気でやって勝てないくらいの強敵に立ち向かわねぇと満足できねぇんだよ。
      消えねぇんだ、心臓が焼けて締め付けられるような痛みがよ』
  _
( ゚∀゚)『だから本気でやろうぜ、相棒』

ホープ『(そう、真っすぐ強くなればいいんだ。勝ち続けてしまって、
     君が得体の知れない不安に悩み、苦しみ続けてるのは痛いほどに分かる)』

ホープ『(僕は精霊として君と会話できるほど強い力を持っていないし、
     君もまた僕の存在に気付いてくれるほど強い力はないけど)』

ホープ『(僕らはずっと強い絆で結ばれているから)』

ホープ『(だから僕にはこれくらいしかできないけれど、僕を見るたびに思い出させてあげるよ。
     君が初めて僕を手にして嬉しくなってくれた気持ち、未来に希望を持ってくれた感覚を)』

ホープ『(辛くなった時は僕を見て。僕と一緒に戦った仲間のことを思い出して。
      それが君の仲間だ。僕や仲間と一緒に、きっと君も強くなれるよ、相棒!)』


―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――


―――デュエル当日

( ・∀・)『君が今日の僕の相手かい。悪いけど、手加減はしないよ』
  _
( ゚∀゚)『当たり前だ。本気で行くぞ』

( ・∀・)『まぁプロランク1位の僕には敵わないと思うけど、せいぜい頑張ってくれたまえよ。
      ランク1位ということは、プロの中でも最強なのが、この僕なんだからね』

('、`*川『(頑張ってね、ジョルジュ君……!)』
  _
( ゚∀゚) 『 デュエル! 』 (・∀・ )

( ・∀・)『僕のターン、フォレッセ・ドロー! モンスターとカードを1枚ずつセット、ターンエンド』
  _
( ゚∀゚)『俺のターン! 《魔導戦士ブレイカー》召喚、魔力カウンターを1つ置く!
     そしてカウンターを取り除き、魔法・罠を破壊する! セットカードを破壊!』

( ・∀・)『リバースカードオープン、《クリボーを呼ぶ笛》! デッキから《ハネクリボー》を華麗に特殊召喚!』
  _
( ゚∀゚)『(ハネクリボーだと? デッキが読めねぇな……なら、優先すべきは)』
  _
( ゚∀゚)『ブレイカーで裏守備表示のモンスターに攻撃!』

( ・∀・)『守備モンスターは《素早いビッグハムスター》だ。リバース効果で《X−セイバー エアベルン》を呼ぶ』
  _
(;゚∀゚)『(やべぇな、狙いはモンスター展開か)』
LP8000→7800
  _
( ゚∀゚)『カードを1枚セット、ターンエンドだ』
  _
( ゚∀゚)【LP-7800 / Hand-4 / Monster-《ブレイカー☆4/A1600》 /Magic,Trap-《set》】
( ・∀・)【LP-8000 / Hand-4 / Monster-《ハム太郎☆4/D1800》 《エアベルン☆3/A1600》 《ハネクリ☆1/D200》 /Magic,Trap- 】

( ・∀・)『僕のターン、いくよ! ☆4ビッグハムスターと☆1ハネクリボーに☆3エアベルンをチューニング!』

( ・∀・)+キリッ『王者の鼓動、今ここに列をなす! 天地鳴動の力を見るがいい! シンクロ召喚《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!』

《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算後相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを全て破壊する。
このカードが自分のエンドフェイズ時に表側表示で存在する場合、
このターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上のこのカード以外のモンスターを全て破壊する。

( ・∀・)『キング・フィール! さらに《ヘルウェイ・パトロール》召喚!』

( ・∀・)『バトル! レッドデーモンズでブレイカーに攻撃、アブソリュート・パワー・フォース!!
      さらにヘルウェイ・パトロールでダイレクトアタック!』
  _
(;-∀゚)『くっ』
LP7800→6400→4800

( ・∀・)『1枚伏せてフィールエンド』
  _
( ゚∀゚)『俺のターン! 《魔導騎士ディフェンダー》召喚!
     そして魔法カード《緊急テレポート》でデッキから《サイコ・コマンダー》を特殊召喚!』
  _
( ゚∀゚)『2体のモンスターでシンクロ召喚、《アーカナイト・マジシャン》! バトルだ、アーカナイトでヘルウェイパトロールを攻撃!』
  _
( ゚∀゚)『さらに、この瞬間に罠カード《マジシャンズ・サークル》発動! 互いのデッキから魔法使い族モンスターを攻撃表示で特殊召喚する!』

( ・∀・)『魔法使い族モンスターか……《墓守の末裔》を出すよ』
LP8000→7200
  _
( ゚∀゚)『俺は《黒魔力の精製者》を出す!』

《黒魔力(くろまりょく)の精製者(せいせいしゃ)/Alchemist of Black Spells》 †
効果モンスター
星4/風属性/魔法使い族/攻1200/守1800
1ターンに1度、自分フィールド上に
表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、
自分フィールド上に表側表示で存在する魔力カウンターを
置く事ができるカード1枚に魔力カウンターを1つ置く事ができる。

( ・∀・)『成程ね。だけど、その2体じゃ我がレッドデーモンズには敵わないよ』
  _
( ゚∀゚)『甘いぜ! 俺のバトルフェイズはまだ終わってねぇ! 手札の速攻魔法《超融合》!
     手札を1枚捨て、アーカナイトとてめぇの場の場の墓守の末裔を融合する!』
  _
( ゚∀゚)『出ろ! 《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》!』

《覇魔導士(はまどうし)アーカナイト・マジシャン/Supreme Arcanite Magician》 †
融合・効果モンスター
星10/光属性/魔法使い族/攻1400/守2800
魔法使い族シンクロモンスター+魔法使い族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードが融合召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを1つ取り除く事で、以下の効果を発動する事ができる。
●フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
●自分のデッキからカードを1枚ドローする。
  _
( ゚∀゚)『覇魔導士アーカナイト・マジシャンの攻撃力は3400! レッドデーモンズを攻撃だ!
     続けて黒魔力の精製者でダイレクトアタックだ!』

(;・∀・)『oh...こ、これは』
LP7200→6800→5600
  _
( ゚∀゚)『メインフェイズ2。黒魔力の精製者を守備表示にし、アーカナイトにカウンターを乗せる!
      そしてアーカナイトは俺の場の魔力カウンターを1つ取り除くことで、カードを1枚破壊する!』
  _
( ゚∀゚)『アーカナイトの魔力カウンターを取り除いて、伏せカードを破壊!』

( ・∀・)『それは困るね! 再び速攻魔法《クリボーを呼ぶ笛》! またまたデッキから《ハネクリボー》を特殊召喚!』
  _
(;゚∀゚)『またそいつか……。だがアーカナイトの攻撃力は3400、もうレッドデーモンズには負けねぇ! ターンエンドだ!』
  _
( ゚∀゚)【LP-4800 / Hand-0 /Monster-《アーカナイト ☆10/A3400/C2》 《黒魔力の精製者 ☆4/D1800》/ Magic,Trap-】
( ・∀・)【LP-5600 / Hand-3 /Monster-《ハネクリ ☆1/D200》 /Magic,Trap- 】

( -∀・)『ふふふ、なかなかやるね! アーカナイト、それが君の切り札か。だけど、残念ながらその程度ではまだまださ!』
  _
( ゚∀゚)『なんだと?』

( ・∀・)+キリッ『なぜなら、僕には君のそれを倒す術がある!』

( -∀-)『魔法カード《クロス・ソウル》! これによって僕はハネクリボーと、君のアーカナイトをリリースする!』
  _
(;゚∀゚)『げっ!?』

( -∀-)『光と闇交わりしとき、混沌を制する力が鳴り響く! 覇者の咆哮よ、響け!』

( -∀・)+キリッ『アドバンス召喚! エクストリーム・フィール! 《光と闇の竜》!』

《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)/Light and Darkness Dragon》 †
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
このカードの属性は『闇』としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、
このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。
選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。

( -∀・)『oh...今日も素晴らしいフィールだね。こいつは素晴らしいよ。どんな力でも封殺してしまうんだ』
  _
(;゚∀゚)『っ! そいつがてめぇの切り札――』

( ・∀・)『それは違うよ。僕の手の全てが切り札さ。クロス・ソウルを使ったターンはバトルフェイズを行えない。ターンエンドだ』

( -∀・)『さぁ、アカデミアのトップ君。せめて少しは観客をわかせるエンターテイメントを期待しているよ!』
  _
( ゚∀゚)『俺のターンだ。……さっきてめぇ、アーカナイトを俺の切り札と言ったな』
  _
( ゚∀゚)『そいつは違うな。隠し玉ってのは、最後まで取っておくもんだ。《ライトロード・マジシャン ライラ》召喚!』

( ・∀・)『ん? チューナーもいないで下級を2体並べただけで一体何をすると?』
  _
( ゚∀゚)『星4モンスター2体、黒魔力の精製者とライラの2体でオーバーレイ・ネットワークを構築!
     エクシーズ召喚! 現れろ! 《No. 39希望皇ホープ》!!』

《No(ナンバーズ).39 希望皇(きぼうおう)ホープ》 †
エクシーズ・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。
  _
( ゚∀゚)『いくぜ、相棒!』

ホープ『(よし、いこうジョルジュ!)』

(;・∀・)『うっ!?』
  _
( ゚∀゚)『ホープで光と闇の竜に攻撃!』

(;・∀・)+キリッ『なんだ、驚いたけど攻撃力2500じゃ光と闇の竜には敵わないじゃないか! 余裕のフィール!』
  _
( ゚∀゚)『この瞬間ホープの効果発動! エクシーズ素材を取り除き、ホープの攻撃を無効にする!』

(;・∀・)『な、何の意味があるというんだ!? だけど無効だよ! 光と闇の竜の効果発動!』
  _
( ゚∀゚)『そう、攻撃は続行だ! これで光と闇の竜の攻撃力はホープより下になる!』

(;・∀・)『ふぉ? ……しまった!』

☆光と闇の竜(2800/2400→2300/1900)

(;-∀・)『うぉう!』 LP5600→5400

(;・∀・)『これはちょっとびっくリングだね。だけど光と闇の竜の効果発動!
      光と闇の竜が破壊された時、僕の場を全て破壊し、墓地モンスターを特殊召喚するのだよ』
  _
(;゚∀゚)『(ちっ、モンスターが途切れねぇな)』

( ・∀・)『墓地のレッドデーモンズを再び特殊召喚する!』
  _
( ゚∀゚)『もうカードはねぇ。ターンエンドだ』

  _
( ゚∀゚)【LP-4800 / Hand-0 /Monster-《ホープ ★4/A2500/ex1》 / Magic,Trap- 】
( ・∀・)【LP-5400 / Hand-2 /Monster-《レモン ☆8/A3000》 / Magic,Trap- 】


( -∀-)『ふふっ、君は確かにやるようだ。なかなか楽しいデュエルだったよ。でも、そろそろ終わりにしよう』
  _
( ゚∀゚)『あ?』

( ・∀・)『君の言ったとおりさ。隠し玉というのは、最後の最後まで取っておくものだよ』

( ・∀・)『僕のターン! 墓地のヘルウェイ・パトロールの効果発動!
       このカードを除外することで、手札の攻撃力2000以下の悪魔族モンスターを特殊召喚できる!』

( ・∀・)『僕は☆3チューナーモンスター《ダーク・リゾネーター》を特殊召喚!
      そして、☆1のチューナーモンスター《ハネワタ》を通常召喚!』

( ・∀・)+キリッ『レッド・デーモンズ・ドラゴンに、2体のチューナーモンスターを、ダブルチューニング!
         爆誕せよ! 僕のバーニング・フィール! 《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》!』

《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン/Red Nova Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000
チューナー2体+『レッド・デーモンズ・ドラゴン』
このカードの攻撃力は自分の墓地に存在するチューナーの数×500ポイントアップする。
このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果では破壊されない。
また、相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをゲームから除外し、
相手モンスター1体の攻撃を無効にする事ができる。
エンドフェイズ時、この効果で除外したこのカードを特殊召喚する。

( -∀・)-☆『これが最強の僕の最強のフィールさ』
  _
(;゚∀゚)『(っ!? こいつ、この野郎っ……!)』

( -∀・)『スカーレッド・ノヴァの攻撃力は墓地のチューナーの数×500ポイントアップする!
      僕の墓地のチューナーは3体! よって攻撃力は5000だ!』

( ・∀・)『スカーレッド・ノヴァで希望皇ホープを攻撃! 燃え盛れ! バーニング・フィール!』
  _
(  ∀ )『ホープの効果発動! 素材を取り除くことで、攻撃を無効にする』

( -∀・)『フフ……そうだね! 君のホープにはそれがあった! ならば僕はターンエンドだ。
      しかしこの完璧とも言える強さを持つスカーレッド・ノヴァに、君の切り札は対抗できるかな?』

( -∀・)-☆『スカーレッド・ノヴァを撃破出来なければ、次のターン、素材のなくなったホープはなす術もなく倒れてしまう。
        次が君のラスト・チャンスだ! さぁ頑張ってくれたまえよ!』
  _
(# ゚∀゚)『……てめぇ、ふざけんじゃねぇ! 手ぇ抜きやがったな!』

(?・∀・)『ん? 何のことかな』
  _
(# ゚∀゚)『素材の無くなったホープは攻撃対象に選択された時破壊される、てめぇはそれを分かっていやがった!』
  _
(# ゚∀゚)『レッドデーモンズとチューナー2体のまま攻撃していれば、今の時点ですでにホープは破壊され、俺はダメージを受けていたんだ!』
  _
(# ゚∀゚)『何のつもりだ! 俺が学生だからってナメてんのかよ!』

('、`;川『ジョルジュ君……』

(;・∀・)『な、なんだい急に怒りだして。それに決して僕は、手を抜いていた訳ではないよ。君には分からないかなぁ?』

( -∀・)-☆『ホープは君にとってのエースモンスターのようだからね。
        単なる下級モンスター風情が君のエースを破壊してしまうなどということはあってはならない』

( -∀・)+キリッ『デュエルにおいて盛り上がるのは、やはりエース対エースのぶつかり合い!』

( -∀・)『君の絶対的な不利な状況ではあるが、エースが未だに君の場にいることで観客は最後の最後まで目が離せない!
      プロを目指しているのなら覚えておくといい! これがエンターテイメントに必須の脚本なのさ!』
  _
(# ゚∀゚)『何だよ……結局のところ、手を抜いてるんじゃねぇか! ざけんなよ!
     自分のカードを信じて全力でぶつかり合うのがデュエリストじゃねぇのか!』
  _
(# ゚∀゚)『プロだとっ、俺はこんなものを目指してたんじゃない! 俺は、俺はっ……!
     こんな奴相手に負けてたまるか! 俺のターン! 魔法カード《貪欲な壺》! 墓地の5体(※)を戻し2枚ドロー!』
(※アカナイト、覇カナイ、サイココマンダー、マジカルコンダクター、魔導戦士ブレイカー)
  _
(# ゚∀゚)『魔法カード《フォース》! スカーレッド・ノヴァの攻撃力を半分にし、その数値をホープに加える!』

☆(スカーレッド・ノヴァ ATK5000→2500)
☆(希望皇ホープ ATK2500→5000)
  _
(# ゚∀゚)『ホープでスカーレッド・ノヴァを攻撃!』

( -∀・)『ふっ……勝つ、君が? それは無理な話さ。プロ1位の僕は、ただのエンターテイナーじゃない!
      どんな時でも最高の演出をし、そして最後には美しく勝つ! それが僕さ! スカーレッド・ノヴァの効果発動!』

( ・∀・)『このカードをゲームから除外することで、相手モンスター1体の攻撃を無効にする!
      そしてスカーレッド・ノヴァはエンドフェイズに帰ってくる!』

( ・∀・)『君がどんなに盛り上げようと、最後に立っているのは僕のスカーレッド・ノヴァなのさ! ホープの攻撃は無効だ!』
  _
(# ゚∀゚)『おかしい……こんなのがデュエルだってんなら、プロもアカデミアも、てめぇらみんな狂ってやがる!
      俺は真っすぐぶつかって、カードと真っすぐ強くなりてぇのに、本当の強さでぶつかって勝負が決するなら満足できるのに!』
  _
(# ゚∀゚)『なのに、俺より強ぇ奴が沢山いるのに、また俺はこうして勝っちまうんじゃねぇか!』
  _
(# ゚∀゚)『速攻魔法《ダブル・アップ・チャンス》!!』

《ダブル・アップ・チャンス》 †
速攻魔法
モンスターの攻撃が無効になった時、そのモンスター1体を選択して発動する。
このバトルフェイズ中、選択したモンスターはもう1度だけ攻撃する事ができる。
その場合、選択したモンスターはダメージステップの間攻撃力が倍になる。

(;・∀・)『っ!?』
  _
(# ゚∀゚)『これによりホープはもう1度攻撃が可能になり、そのダメージステップ中は攻撃力が倍になる!』

☆(希望皇ホープ ATK5000→10000)
  _
(# ゚∀゚)『これで終わりだ! 希望皇ホープ!』

(;・∀・)『そ、そんな! 馬鹿な、嘘だ! こんな素人に僕が……!』

LP5400→0
  _
(# ゚∀゚)『(嬉しくもねぇ、こんな形で勝っても強くなれねぇんだ! くそうッ!)』

( -∀・)-3『……ちょっとガッカリだ。どうやら君は、プロには向いていないようだね』
  _
(;゚∀゚)『こんなのがプロなら、こっちから願い下げだ』

( ・∀・)『ははっ、プロデュエリスト養成所とも言えるこのアカデミアで、君は何を言っているんだい』
  _
(;゚∀゚)『今やっと分かった。俺の求める世界はここにはない。 俺はここを出ていく! 俺はプロにはならねぇ!』

('、`;川『じょ、ジョルジュ君。そんな!』
  _
(;゚∀゚)『うるせぇ! 俺に寄るな! 文句あるのなら、誰か俺に勝ってみせろよ! 俺に勝てる奴が1人でもいるのかよ!』

( -∀・)-3『……やれやれ。僕は帰るとするよ。さようなら』

('、`;川『ジョルジュ君……』
  _
(;゚∀゚)『(何だよ、誰もいねぇのかよ! 誰も止めてくれねぇのかよ……!)』

ホープ『(落ち着くんだジョルジュ。僕を見て!)』
  _
(;゚∀゚)『いい、もういい! 俺は俺のやり方で、俺の道を見つけてやる……!』


ギコがサテライトとシティを繋げるようです
外伝 第3話『希望』 前編
おわり

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