シティについた途端、悪魔と呼ばれセキュリティに追いかけられたギコ。
ギコを助ける謎の通信に従って進んだ先は、セキュリティも寄り付かない闇の世界だった
そこでギコを待ち受けるものとは・・・


从 ゚∀从「この先は…盗掘団黒蠍の住処か…悪魔野郎、こんなところに逃げ込みやがって!」

从;゚∀从「俺一人で入るのは危険か…?」

从#゚∀从「…だが…俺は行くぜ!シティ全体を危険に晒す訳にはいかないからな!黒蠍も悪魔も全員牢屋にぶち込めば済む話だぜ!」




ギコがサテライトとシティを繋げるようです
第3話「黒蠍」




(,,゚Д゚)「…灯り一つない、真っ暗だな…。…だが人の気配はする…ここは…」

???「ここはスラム街、普通の奴らは寄り付かない危険な場所だぜ」

(,,゚Д゚)「…俺を呼んだのはあんたか」
  _
( ゚∀゚)「そう、その通り。"俺"が呼んだ…いや、助けた、と言って欲しいな」

(,,゚Д゚)「…あんたは…?」
  _
( ゚∀゚)「クククク…安心しろよ。"俺"もお前と同じで、セキュリティの敵さ」
  _
( ゚∀゚)「"俺"はジョルジュ…ここら一帯に棲んでる盗掘団『黒蠍』の首領だぜ、悪魔さん」

(,,゚Д゚)「黒蠍…?それにあんた」
  _
( ゚∀゚)「『何で俺が悪魔だって知っているんだ?』って顔してるな。…付いて来な、"俺"の家に招待するぜ。ところでアンタ、名前は?」

(,,-Д-)「……」

(,,゚Д゚)「……ギコ、だ」



――――――――――――――――――――――――――――――



( ^Д^)「おかえり、おかしら!」
  _
( ゚∀゚)「おーう、ただいまよ、"俺の"子分達」

(,,゚Д゚)「この人たちは?」
  _
( ゚∀゚)「黒蠍盗掘団の団員よ!捨てられた奴、初めから独りだった奴、そういう奴らを仲間にしてんのさ。
     お前もあの瓦礫の山みてぇな所から来たんだろ?結構居心地いいんじゃねぇか?」

(,,゚Д゚)「…あんたは、俺とセキュリティとのデュエルを見ていたのか」

  _
( ゚∀゚)「つれねぇなぁ。…そうそう、ハッキングって奴だな。"俺の"部下に得意な奴がいるんだ。
     そんで情報を盗む…いや、セキュリティとお前だけが持っている情報を"俺のもの"にしたのさ」

(,,゚Д゚)「…悪魔ってのは」
  _
( ゚∀゚)「おおっと待ちな!そっちばっかり質問ってのはフェアじゃねぇ。こっちも質問させてもらうぜぇ」

(,,゚Д゚)「…」
  _
( ゚∀゚)「イマイチ信じらんねぇんだがよ、お前は本当にあの瓦礫の山から出てきたんだな?」

(,,゚Д゚)「…そうだ」
  _
( ゚∀゚)「じゃあよ!そんなら…」

(,,゚Д゚)「今度はこっちが質問する番だ。あんた何か知ってるんだろ、悪魔ってのは何だ?なんで俺がそう呼ばれるんだ?」
  _
( ゚∀゚)「おおっと、いいねぇ…じゃあ答えてやるぜ。お前の来た場所は、十余年前…"俺"がガキだった頃にデケェ事故があったみたいでな、
     治安維持局によって封鎖されてるんだ。今は誰も入れねぇんだよ。悪魔ってのは、その時から囁かれてる噂話だな。
     あそこも元々は街の一部だったらしいが、それがほんの一瞬でぶっ壊れちまったんだ。
     誰だってその噂を信じて、ビビって誰も近付かねーのさ」

(;゚Д゚)「…は?なんだそれは…ただの噂じゃないのか?」
  _
( ゚∀゚)「そりゃこっちのセリフだぜ!ただの噂だって思ってたのによ!ガキでも知ってる悪魔の話を知らないお前が出てきたんだ!
     こっちの聞く番だぜ!あそこには何かあるんだな?一体何があるんだ?」

(,,゚Д゚)「……」

(,,-Д-)「……それを知ってどうする」
  _
( ゚∀゚)「決まってんだろ!"俺の知らないモノ"が有るなんて許せねぇ!"俺のモン"にするぜ!
     ハハハ、安心しろよ!"俺のモン"になったら、お前にも少し分けてやるからよ!」

(;-Д-)「(…俺は何も知らない…だが、この男…)」

( ^Д^)「あっ、おかしら!セキュリティの奴が来たよ!」

(,,゚Д゚)「…!(俺とデュエルした女か)」
  _
( ゚∀゚)「セキュリティ?…わかったわかった。"俺"に任せとけって。ギコ、ちょいと待ってな」


从#゚∀从「うおぉぉぉおおお!!!出てきやがれ悪魔野郎に黒蠍!俺がまとめてとっ捕まえてやる!」
  _
( ゚∀゚)「ハッハッハ、そう急かすなよ、セキュリティさん」

从 ゚∀从「っ…!てめぇは!黒蠍のリーダー、ジョルジュ!」
  _
( ゚∀゚)「首領って言って欲しいなぁ…お嬢さん、こんな所に一人できちゃ危険だぜ。大人しく引いてくれるなら手出ししねぇが…
     そうだ!俺のモンになってくれるってんなら、この"俺"が直々に安全に出口までエスコートしてやるぜ、どうだい?」

从#゚∀从「っざけんなよ!てめぇらなんか俺が!まとめてとっ捕まえてやる!」
  _
( ゚∀゚)「…そうかい、"俺"のものにはなってくれねぇか…ああ、残念だなぁ」

从 ゚∀从「行くぜ!」

  _
( ゚∀゚)「「デュエル!!」」从∀゚ 从

  _
( ゚∀゚)「…まず"俺"の番みたいだな。じゃ、こいつをセットしてターンエンドだ」

从 ゚∀从「随分と消極的じゃねぇか!こっちは初めっからクライマックスで行かせてもらうぜ!俺のターン、ドロー!」

从 ゚∀从「よし、トライデント・ウォリアーを召喚!その効果で召喚した時、手札のレベル3モンスターをさらに特殊召喚するぜ、出てこい、トラスト・ガーディアン!
     さらに!これで場の光属性が2体になったことで、手札からこいつを特殊召喚する!」

(,,゚Д゚)「光属性2体で特殊召喚…、俺とのデュエルでも出してきたモンスターか…!」

从 ゚∀从「光臨せよ!ガーディアン・オブ・オーダー!!」
  _
( ゚∀゚)「ひょー、いきなり最上級モンスターを特殊召喚とは、なかなか渋いじゃねぇか」

从 ゚∀从「ハッ!最上級モンスターが1体だけだと思うなよ…!星4、トライデント・ウォリアーに、星3、トラスト・ガーディアンをチューニング!
     …シンクロ召喚!轟雷で敵を砕け、ライトニング・ウォリアー!!」

(,,゚Д゚)「シンクロ召喚か…あのモンスターの効果は」

从 ゚∀从「守備表示ならダメージが通らないとタカを括ってたんだろうが、そいつは甘いぜ!
     バトルだ!ライトニング・ウォリアーで裏守備を攻撃!ライトニング・パニッシャー!」
  _
( ゚∀゚)「OK、通そう、伏せモンスターはキラー・トマトだ。しかしこいつの効果でデッキから…」

从 ゚∀从「その前に!ライトニング・ウォリアーの効果発動!相手を戦闘破壊したとき、
     相手の手札1枚につき300ポイントのダメージを与える!喰らいやがれ、ライトニング・レイ!」
  _
( ゚∀゚)「成ぁ程、そういうことかい…キラー・トマトの効果で、デッキからもう1体のキラー・トマトを出すぜ」
LP8000→6500

从 ゚∀从「今度はトマトの顔がよく見えるぜ!ガーディアン・オブ・オーダーで、キラートマトを攻撃だ!断罪しろ、ジャッジメント・パニッシャー!」
  _
( ゚∀゚)「おー痛ぇ…だが、キラー・トマトの効果でデッキから首領・ザルーグを呼ぶぜ」
LP6500→5600

从 ゚∀从「黒蠍の首領か…だが、最上級2体の前じゃ何も盗めねぇぜ…!ターンエンドだ!」

  _
( ゚∀゚)【LP-5600 / Hand-5 /Monster-《首領・ザルーグ(A1400)》 /Magic,Trap- 】
从 ゚∀从【LP-8000 / Hand-3 /Monster-《ライトニング・ウォリアー(A2400)》 《オーダー(A2500)》/Magic,Trap- 】

  _
( ゚∀゚)「クックック…ギコ、まだ"俺"の番は終わってねぇぜ?」

从#゚∀从「あぁ?何を言ってやがる?」
  _
( ゚∀゚)「まだ"俺が問う番"だ、ギコ」

(,,゚Д゚)「(…さっきの会話の続き、か)」
  _
( ゚∀゚)「質問っつーよりも提案なんだがよ…ギコ、お前、"俺のモノ"になんねぇか?」

(;,゚Д゚)「ハァ?」
  _
( ゚∀゚)「お前がどうしてここに来たのかは知らねぇが、何も知らないのに悪魔だの何だの言われて追われるなんて辛いだろ?
     ここにいればセキュリティもそう易々とは手出しは出せねぇし、ここは独りだった奴の集まりなんだ。ここの誰もがお前を受け入れる」
  _
( ゚∀゚)「もちろん"俺"もだ。どうだ?」

从#゚∀从「黒蠍、てめぇ!悪魔を手中に加えるつもりか!」
  _
( ゚∀゚)「お譲ちゃんには聞いてないんだがぁよ」

从#゚∀从「うるせぇ!俺とのデュエル中だろ!!好き勝手はさせねぇ!!」
  _
( ゚∀゚)「はいはい、"俺"のターンだっけ、と。ドローね、ドロー」

(,,゚Д゚)「……」

  _
( ゚∀゚)「ま、考えといてくれよ。このデュエルが終わったら答えを聞くからよ、その後は歓迎祝いにパーっとやるか」
  _
( ゚∀゚)「じゃ行くぜ。魔法カード黒蠍団召集を発動」

《黒蠍団召集/Mustering of the Dark Scorpions》 †
通常魔法
自分フィールド上に「首領・ザルーグ」が表側表示で存在する時に発動する事ができる。
自分の手札から「黒蠍」という名のついたモンスターカードを全て特殊召喚する事ができる。(同名カードは1枚のみ)
  _
( ゚∀゚)「出ろ、野郎ども!棘のミーネ、罠はずしのクリフ、強力のゴーグ!を特殊召喚」

从;゚∀从「一気に3体のモンスターを特殊召喚だとぉ!?だが、そのどれもこっちに敵わないみたいだな!」
  _
( ゚∀゚)「だからこうすんのよ…棘のミーネを手札に戻すことで、A・ジェネクス・バードマンを特殊召喚。
     さらに、手札からBF−疾風のゲイルを召喚して効果発動!ライトニング・ウォリアーの攻守を半分にするぜ」

☆ライトニング・ウォリアー 攻2400/防1200→攻1200/防600

从;゚∀从「くっ、ライトニング・ウォリアーの攻撃力は半分の1200になるが、それでもオーダーは2500!負けねぇ!」

  _
( ゚∀゚)「星5―強力のゴーグに、星3―A・ジェネクス・バードマンをチューニング!
     死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の竜は放たれる!シンクロ召喚!出でよ、《インフェルニティ・デス・ドラゴン》!」

《インフェルニティ・デス・ドラゴン/Infernity Doom Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2400
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分の手札が0枚の場合に相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択した相手モンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターンこのカードは攻撃する事ができない。

※バードマンは自身の効果で特殊召喚したためゲームから除外される

从;゚∀从「な、攻撃力3000だとぉ!?」
  _
( ゚∀゚)「ハハハハ、どうよ」

从 ゚∀从「ちぃ…!(だが、俺の手札にはオネストがいる!どんなに攻撃力が高かろうと、返り討ちにしてやる…!!)」
  _
( ゚∀゚)「さらにぃ」

(,,゚Д゚)「…!」
  _
( ゚∀゚)「星4―首領・ザルーグ、星3―罠はずしのクリフに、星3―疾風のゲイルをチューニング、シンクロ召喚だ!
     星10!A・O・J ディサイシブ・アームズ!」

《A・O・J ディサイシブ・アームズ》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻3300/守3300
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールドに光属性モンスターが表側表示で存在する場合、1ターンに1度、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手フィールド上にセットされたカード1枚を破壊する。
●手札を1枚墓地へ送る事で、相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
●自分の手札を全て墓地へ送る事で、相手の手札を確認して、その中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。
 その後墓地へ送った相手モンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。

从;゚∀从「さらに攻撃力3300のモンスター…だと…!?」
  _
( ゚∀゚)「ディアシシブ・アームズの第3の効果を発動、手札全部ってもミーネ1枚だが、墓地に送ることで、
     お前の手札の光属性モンスターを全て墓地へ送り墓地へ送った相手モンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える」


☆ハインの手札 つ《オネスト(A1100)》 《異次元の女戦士(A1500)》 《クィーンズ・ナイト(A1500)》


从 ゚∀从 LP8000→3900

从;゚∀从「なっ…!?!手札のオネストが…!!」
  _
( ゚∀゚)「ハハハハハハ、どうも光属性が多かったみたいなんでなぁ、、お前の手札を盗み見てやろうと思ったが、どうやら大当たりだったみたいだな」

从;゚∀从「くそっ、こいつ…!」
  _
( ゚∀゚)「そして手札が0になったことで、インフェルニティ・デス・ドラゴンの効果発動、
     ガーディアン・オブ・オーダーを破壊し、攻撃力の半分のダメージを与える…インフェルニティ・デス・ブレス!」

从;-∀从「……うっ……ガーディアン・オブ・オーダー…!」 LP3900→2650
  _
( ゚∀゚)「これでお前の場は貧弱になったライトニング・ウォリアーだけだな…攻撃させて、貰うぜ?お嬢ちゃんのライフを!
     ディサイシブ・アームズで、ライトニング・ウォリアーを攻撃!」

从;゚∀从「うわぁぁぁぁぁあああぁぁ!!!!」 LP2650→550

从;゚∀从「くそ、だが…!チューナーモンスター、トラスト・ガーディアンの効果発動…!!」
  _
( ゚∀゚)「んー?」

《トラスト・ガーディアン》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/光属性/天使族/攻 0/守 800
このカードをシンクロ素材とする場合、レベル7以上のシンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターは、1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
この効果を適用したダメージステップ終了時、そのシンクロモンスターの攻撃力・守備力は400ポイントダウンする。

从 ゚∀从「…ライトニング・ウォリアーは…攻守を400ポイント下げることで、戦闘では破壊されない!」

☆ライトニング・ウォリアー 攻1200/防600→攻800/防200
  _
( ゚∀゚)「ハハハ、そうかい!しかし、随分と弱くなっちまったなぁ、そいつ!」

从#゚∀从「くそっ…!馬鹿にしやがって…!知ってやがったなこいつ」

(;゚Д゚)「(…この男、強い…!俺やセキュリティの女とは比べ物にならないくらい、圧倒的に…!いや、強さよりも…)」
  _
( ゚∀゚)「さらに攻撃…っといきたいところだが、効果を発動したインフェルニティ・デス・ドラゴンは攻撃出来ねぇんだな、これが。ハハハ、ターンエンドだ」

从;-∀从「俺の…ターン…!ドロー!」

从;-∀从「……ライトニング・ウォリアーを守備表示に、モンスターをセット。…ターンエンドだ」
  _
( ゚∀゚)「ハハハハハハ!!いいカードは引けたかい?"俺"のターンだな!ドロー…こっちはいいカードを引いたぜ!
     俺の墓地には…トマト×2、ゴーグ、ミーネ、クリフ、ザルーグ、ゲイル。合わせて7体居ることだし、こいつを発動だ!終わりの始まり!」

《終わりの始まり/The Beginning of the End》 †
通常魔法
自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する闇属性モンスター5体をゲームから除外する事で、自分のデッキからカードを3枚ドローする。
  _
( ゚∀゚)「墓地のトマト×2、ゴーグ、クリフ、ゲイルを除外して3枚ドロー!…ヒャヒャハハハハ!またいいカードだ!!うほほー!」
  _
( ゚∀゚)「そんじゃ行くぜぇ!ディサイシブ・アームズの効果を発動し、嬢ちゃんの裏守備モンスターを破壊する!
     そんでまた首領・ザルーグを召喚するぜ!!」

从;゚∀从「…裏守備の封魔の伝承者が…!くっ、そんな効果まで…!一斉攻撃されたら、俺の…負け…そんな…!?」
  _
( ゚∀゚)「ハハハハ!!バトル!ザルーグでライトニング・ウォリアーを攻撃!デスリボルバー!!」

从;゚∀从「くそっ…!チクショウ…!!トラスト・ガーディアンの効果発動!」

☆ライトニング・ウォリアー 攻800/防200→攻400/防 0
  _
( ゚∀゚)「メインフェイズ2!!カードを2枚セットしてターンエンドォ!!」

(;゚Д゚) 「 「…なっ!!?」 」 从∀゚;从
  _
( ゚∀゚)「お前のターンだぜ、早くしろよお嬢ちゃん!」

(;゚Д゚)「(今の時点で、デス・ドラゴンとディサイシブで攻撃すれば勝てていたのに…こいつ、もしや…!)」

从;゚∀从「…舐めやがって……俺のターン、…カードをセットし…ターンエンド」
  _
( ゚∀゚)「俺のターンだ!ディサイシブの効果でセットカードを破壊!」

从; ∀从「…聖なるバリア−ミラー・フォース−」
  _
( ゚∀゚)「さらに黒蠍−逃げ足のチックを召喚!バトルだ!ザルーグでライトニング・ウォリアーを攻撃!デスリボルバー!」

从; ∀从「…トラスト・ガーディアンの効果を発動…」

☆ライトニング・ウォリアー 攻400/防 0→攻 0/防 0
  _
( ゚∀゚)「ハハハハハ!!最上級モンスター形無しだぜ!!ターンエンド!!」

从  ∀从「俺の…ターン…」


ここからは同じような展開が続き、ジョルジュは何かを待つようにただただ時を進めていく。
棘のミーネを引いたときのみ場に召喚し、遂にジョルジュの場は5体のモンスターで埋められた。
その後も同じように、反撃の手すら与えず、時間のみが過ぎていく・・・


(;゚Д゚)「(こいつは初めに、大人しく引くなら手出しはしないと言っていた…
      だから最初は、セキュリティがサレンダーするのを待ち、大きな問題にしないようにするのかと思っていた…)」

(;゚Д゚)「(…だがこいつは違う、そんな人間じゃない!こいつは…セキュリティを見ていない…全く相手にしていない…!ジョルジュが見ているのは"自分"のみ!
      その結果、誰を傷付けようとも、決してそれを躊躇わない…!いつだって終わらせられるこの状況で、自分の為だけに周りを巻き込み続けさせている)」

(;゚Д゚)「(この人間は…ジョルジュは…!あまりにも危険な存在だ…!俺やこのセキュリティでは…絶対に敵わない…そう感じさせるほどの…完全なる自己満足!!)」



从  ∀从

  _
( ゚∀゚)「"俺"のターン…おっ!来たぜ!こいつでようやくライトニング・ウォリアーを倒せるってもんよ!ザルーグでライトニング・ウォリアーを攻撃!」

从  ∀从「……トラスト・ガーディアンの効果を……」
  _
( ゚∀゚)「メインフェイズ2に入るぜ、インフェルニティ・デス・ドラゴンをリリースして、強力のゴーグをアドバンス召喚!カードをセットしてターンエンドだ!」

从  ∀从「俺のターン…ドロー…」
  _
( ゚∀゚)「リバースカード、罠発動!魔のデッキ破壊ウイルス!ディサイシブ・アームズをリリースして、相手の場と手札の攻撃力1500以下のモンスターを全て破壊する!」

(;゚Д゚)「(ディサイシブ・アームズを取り除いた!?)」
  _
( ゚∀゚)「ハハハハハ、おい、早く手札を見せろよ」

从  ∀从「……やがれ」
  _
( ゚∀゚)「あん?」

从# ∀从「ここまで俺をコケにしたこと…!後悔しやがれ!俺のドローしたカードは…!封魔の伝承者!こいつは攻撃力1700!破壊されねぇ、そして召喚する!」


《封魔の伝承者/Disciple of the Forbidden Spell》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 800
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する「封魔の伝承者」の数だけ属性を宣言する。
このカードが宣言した属性のモンスターに攻撃を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。


从#゚∀从「墓地に封魔の伝承者は1体!俺は闇属性を宣言する!こいつは闇属性なら全て破壊できる…つまり、てめぇのモンスター全てぶっ壊せるんだよ!」

从#゚∀从「まずはそのウザってぇ首領・ザルーグをぶっ壊してやる!封魔の伝承者で攻げ…」
  _
( ゚∀゚)「あーあ」

(,,゚Д゚)「…!」
  _
( ゚∀゚)「リバースカード破壊指輪、ザルーグを破壊し、互いに1000のダメージを受ける。終わりだ」
LP5600→4600

从#゚∀从「……!……くそっ、畜生、チクショウ……!!」
LP550→ 0
  _
( ゚∀゚)「あーあーあと1体出せてりゃなー、こいつを使えてたのによう」


そう言ってジョルジュは、終わりの始まりでドローしたセットカードの、破壊指輪でない方を捲った。


っ《必殺!黒蠍コンビネーション》

  _
( ゚∀゚)「使いたかったなぁ」

(;゚Д゚)「(こいつ…勝敗が決しても…こんなことの為だけにデュエルを続けていたのか…)」

从# ∀从「…っ……!!」
  _
( ゚∀゚)「さぁて、止めといくか」

从;゚∀从「ぐ…クソっ…!」

(;゚Д゚)「おい、ジョルジュ!そいつをどうする気だ!」
  _
( ゚∀゚)「どうって、殺すのさ。"俺のモン"にならないなら要らないだろ」

(;゚Д゚)「……チッ!(嫌な予感がする、あまりにも…危険すぎる!…こいつの考えは…!こいつの存在は…!!)」

(;-Д-)「待てジョルジュ!…さっきの答えだ!黒蠍…いや、"あんたの"手下になるかどうか…!」
  _
(*゚∀゚)「おお、そうか!この華麗なデュエルを見て"俺の"モンになる気になってくれたのか……っ!?」


ジョルジュが振り向いた瞬間、ギコは眩い光を放つ照明弾を足元に投げた
用心して周囲の位置を常に確認していたギコは、
閉ざされた視界の中でもハインを掴み、Dホイールに乗ることができた。

  _
(;゚∀゚)「…なっ!?…ギィコォ!!てめぇ!!」


(,,゚Д゚)「…一つ言っておく。サテライトにはお前の望むものはない。そして、俺はアンタに何も望まない。
     ついでに、アンタは首領ってガラじゃないな。それじゃ、ただの我がままなガキ大将だ」
  _
(#゚∀゚)「ギッ…!ギィィコォォォォ!!てめぇ!"俺"の!ものになんねぇってのか!!!」
     それどころかっ!"俺"を!"俺"を否定しやがった!!
     憶えておけよギコ!お前を逃がさねぇ!"俺"を!絶対に忘れられないようにしてやる!!」




从;゚∀从「…悪魔野郎…何で俺を…」

(,,゚Д゚)「…悪党と手を組む気はない。…それに、あの男の近くにいるのは危険だ。アンタのバイクがあるな…ここで下すぞ」

从;゚∀从「っ…!待ちやがれっ…!」

(,,゚Д゚)「…そしてアンタに捕まる気もない…俺にはシティとサテライトを繋げるという目的がある」

从; ∀从「……!サテ…ライト……?なんだそりゃ…悪魔野郎」

(,,゚Д゚)「……俺の名前はギコだ。悪魔じゃない……じゃあな」



从  ∀从「(……チクショウ…!俺は…完全に…!完全に…負けた…!!)」

从  ∀从「強く…!!なってやる……!!絶対に……!!!」



(,,-Д-)「あのジョルジュとかいう男…また会うことがあるのだろうか…何故だ、奴の最後の言葉が、頭から離れない…」




(,,-Д-)「……」

(,,゚Д゚)「……治安維持局、か……」



ギコの感じたジョルジュに対する嫌な"予感"は、ギコが彼と戦うそのとき、不可避の"現実"となって襲いかかることになる…
そう遠くない未来に…



第三話 完


次回予告(タイトル未定)

(´・ω・`)「さて…」

(´・ω・`)「僕もそろそろ、"彼"に会いにいかなければ」

(´・ω・`)「ギコよ…どうか無事でいてくれ…」

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