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前半のあらすじ。
奪われたヒートのカードを取り返すべく、アンチデッカー三沢に勝負を挑むモララー。
三沢のアンチカードに圧倒され、モララーはモンスターのダイレクトアタックを受けてしまう。
ソリットビジョンなのにもかかわらず、モンスターの攻撃により苦しみだすモララー。
ギコによるとモララーは昔、ある事件でソリットビジョンに対するトラウマ(正確には違う)ができたらしく、
ソリットビジョンの攻撃をまともに受けるとショック症状が発生するということだった。
だが、モララーはあえて勝負を続行、さらにアンティの追加を要求した。
三沢はモララーの症状について知っていた、もしかしたら自分に掛けられたこのトラウマを治すヒントが手にはいるかもしれないからだ。
3つの質問を三沢に問い、アンティカードを3枚差し出す。
三沢はそれを承諾し、デュエルは続行した。
( ・∀・)LP:2500 手札:0枚 EX:9
場:メンタルスフィア・デーモン クィーンズ・ナイト サイレント・ソードマンLV5 伏せ:無し
≦6ll`・ω・)LP:4100 手札:無し EX:14
場:A・O・J カタストル 伏せ:無し
从*゚∀从「すげぇぞモララー!この猛攻で奴にはもうカタストルしか残ってねえ!」
( ・∀・)「(カタストルはこのターンには仕留められなかったけど次のターンには奴を守るカードは無いはず)」
≦6ll`・ω・)「流石にできるな…。おそらく普段の俺が戦ったら手も足も出ないのだろうな」
( ・∀・)「い、いきなりなんだよ…」
≦6ll`・ω・)「お前たちにの目にはこの俺が意地もプライドも捨て去った卑怯なアンチデッカーとして映っているのだろう。
間違いではない、俺はデュエリストとしての意地もプライドを捨て、このアンチデッカーというデュエルスタイルを貫いている。
だが、アンチデッカーにはアンチデッカーの意地とプライドがある!アンチした以上負ける事は許されない!」
(;・∀・)「(この気迫…さっきとはまるで別人!)」
≦6ll`・ω・)「分からないだろうな、分かってもらおうとも思わないし分かられても困る」
(;・∀・)「(あえて口に出すことで自分の闘志を燃え上がらせているんだ)」
三沢は目を閉じ、そっとデッキに手を添える。
≦6ll`-ω-)「俺のターン…」
( ・∀・)「今から集中する、だから一人にしてほしい。それに…できれば、これからは見せたくない」
从 ゚∀从「え?」
モララーと付き合いの長いギコはモララーの言葉の意味を理解していた。
すぐに他のメンバーを連れて場を離れようとする。
(,,゚Д゚)「…分かった、いくぞお前ら」
(*゚∀゚)「あ、ああ…」
ギコは他のメンバーを連れてその場を離れようとする。
モララーはヒートを呼び止た。
( ・∀・)「ヒート」
ノパ听)「うん」
モララーはヒートの顔を見る、いつも元気なヒートらしからぬ不安そうな顔。
自分のせいで始まったこのデュエルの勝敗でいつもの日常が変わってしまうのかもしれないという不安。
( ・∀・)「カード、絶対に取り返してあげるから安心して待ってなよ。
戻ってきたら全て元通りだよ」
そういって頭をくしゃくしゃと撫でてやる。
ノパ听)「うん……。うん!待ってるからな!」
ヒートはニコっと元気を振り絞って笑った。
全員が部屋を出た後、三沢は閉じていた目を開いた。
≦6ll`・ω・)「俺のカード、俺のデッキ、こんな主にお前達は失望しているかもしれない
だが、俺の作り出したアンチデッキ、厳選してデッキに投入したカード、俺はお前たちの事をこの世の何よりも信頼している!
だからこの一瞬だけでいい俺に力を貸してくれ!…カード、ドロー!!」
( ・∀・)「(確かに奴はデュエリストではないのかもしれない…。だが、このデュエルは間違いなく真剣勝負だ!)」
≦6ll`・ω・)「…来たぞ。デッキを1枚墓地に送ってアームズ・ホールを発動する!」
キラートマトが墓地に送られる。
≦6ll`・ω・)「召喚権を放棄する代わりにデッキから装備魔法を1枚手札に加える!俺は早すぎた埋葬を選択して手札に加える!」
一瞬、モララーは三沢の気迫に押されそうになった。
(;・∀・)「(一瞬傾きかけたこの状況を奴の意地とプライドが引き戻したというのか!)」
≦6ll`・ω・)LP:4100→3300「早すぎた埋葬を発動し、墓地のサイクロン・クリエイターを特殊召喚する!」
(;・∀・)「さらなるシンクロ召喚…!」
≦6ll`・ω・)「レベル5、A・O・J カタストルにレベル3、A・O・J サイクロン・クリエイターをチューニングする!
正義の闇よ、全てを照らし、闇を排除する光を全て喰らい尽くせ!シンクロ召喚、A・O・J ライト・ゲイザー」
3つのリングの中を5つの星が潜り、最強のA・O・Jが誕生する。
《A・O・J(アーリー・オブ・ジャスティス) ライト・ゲイザー》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2400/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、相手の墓地に存在する
光属性モンスターの数×200ポイントアップする。
≦6ll`・ω・)「ライト・ゲイザーはお前の墓地の光属性の力を喰らい、力を増す!」
まるで宇宙船の様な形をした最強のA・O・J ライト・ゲイザーは威風堂々と光臨した。
そしてその顔に当たる場所からモニターを映し出す。
モニターにはモララーの墓地の光属性モンスターが映し出された。
シャインエンジェル、ロケット戦士、サイレント・ソードマンLV3、オネスト、ジャックス・ナイト、カオスエンド・マスター、黄金のホムンクルス。
墓地と言うだけあり、全て力尽きたように横たわっている。
(;・∀・)「僕の墓地の光属性は7枚か」
映し出されたモニターのモンスターの中から光の粒子が漏れ出し、それは天に飛び立っていった。
ライト・ゲイザーがその粒子を吸収していく、忌むべき光の力を吸収し、ライト・ゲイザーは起動した。
周りを囲む浮遊リングにより地を離れ、天へ昇っていく。天に浮かび、他者を見下ろすその姿はまるで神のようだった。
( ・∀・)「ソリットビジョンとはいえ…。あまりこういうのはいい気分じゃないね」
ATK:2400→3800
≦6ll`・ω・)「ライト・ゲイザーの攻撃!メンタルスフィア・デーモンを破壊しろ」
複数の発射口から打ち出されるレーザー光線はメンタルスフィアデーモンを粉々に焼き切り、蒸発させた。
その凄まじい破壊力にモララーは圧倒された。
(;・∀・)LP:2500→1700「くうううう…!これがお前の意地とプライドか。
(凄まじい破壊力だ、この戦闘ダメージで体に痛みが走るなんて)」
モララーは体の痛みで戦意が少し喪失しそうになるが、歯を食いしばり何とか耐えて見せた。
このデュエル、一瞬でも隙を見せたが最後、敗北がまっていると分かっているからだ
≦6ll`・ω・)「そうだ、その象徴とも言える俺のデッキ最強のモンスター、A・O・J ライト・ゲイザー!ターンエンドだ!」
( ・∀・)「確かにアンチデッカーにも意地とプライドがあるかもしれないね…だが!こっちにはデュエリストとしての意地とプライドと誇りがあるんだ!
アンチデッキには負けるわけにはいかない。僕のターン、ドロー!」
ドローしたカードと他のカードを見つめて何度か作戦を考えたが、今の持ち札ではライト・ゲイザーを倒すことは出来なかった。
( ・∀・)「(神剣を非常食で食べてから回収すればライト・ゲイザーの攻撃力が下がり3400…
サイレント・ソードマンLV5に神剣を装備しても2600で全然攻撃力が届かない。)
サイレント・ソードマンLV5に神剣を装備する」
ATK:2300→2600
( ・∀・)「(守備表示にすると弱小モンスターに倒される恐れがあるからね)これでターンエンドだ」
( ・∀・)LP:1700 手札:1枚 EX:9
場:クィーンズ・ナイト サイレント・ソードマンLV5 伏せ:1枚
表:神剣−フェニックス・ブレード(サイレント・ソードマンLV5)
≦6ll`・ω・)LP:3300 手札:無し EX:13
場:A・O・J ライト・ゲイザー 伏せ:無し
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!ライト・ゲイザーでサイレント・ソードマンに攻撃だ」
ライト・ゲイザーは照準をサイレント・ソードマンに合わせ、レーザーを発射しようとする。
サイレント・ソードマンLV5は神剣を構え反撃を試みるも、天高くから攻撃をしてくるライト・ゲイザーには届かず、焼き払われた。
(;・∀・)LP:1700→500「うぐ…」
≦6ll`・ω・)「サイレント・ソードマンLV5が墓地に送られたことでさらに攻撃力が上昇する」
ライト・ゲイザーが映し出すモニターの墓地にサイレント・ソードマンLV5がゴロンと転がり落ちてきた。
ATK:3800→4000
( ・∀・)「僕のターン、ドロー!カオスエンドマスターとジャックスナイトを除外して神剣を回収する!」
モニターに映し出される墓地からカオスエンドマスターとジャックスナイトが消滅する。
力の供給源が減ったライト・ゲイザーは少し地面に近づいた。
ATK:4000→3600
( ・∀・)「リバースカードをセットしてターンエンドだ」
( ・∀・)LP:500 手札:1枚 EX:9
場:クィーンズ・ナイト 伏せ:2枚
≦6ll`・ω・)LP:3300 手札:無し EX:13
場:A・O・J ライト・ゲイザー 伏せ:1枚
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!バトルだ、ライト・ゲイザーでクィーンズ・ナイトを攻撃する」
(;・∀・)「通るよ」
ライト・ゲイザーは難なくクィーンズ・ナイトをレーザーで焼き殺す。
これで身を守る壁が全てなくなり、モララーはライト・ゲイザーと真正面から向き合う形となり、少しの恐怖感を覚えた。
( ・∀・)「くっ…」
≦6ll`・ω・)「フフフ、お前を守る騎士達は全滅、さらに攻撃力が上昇する、ターンエンドだ」
ATK:3600→3800
( ・∀・)「(厄介だ、シンクロモンスターは攻撃力は3000以下のモンスターで占められているけど奴は自身の効果でそれを突破している…。
ここは耐えるしかないね)僕のターン、ドロー!モンスターをセット、さらにリバースカードをセットしてターンエンド」
( ・∀・)LP:500 手札:1枚 EX:9
場:裏守備 伏せ:3枚
≦6ll`・ω・)LP:3300 手札:1枚 EX:13
場:A・O・J ライト・ゲイザー 伏せ:1枚
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!
(さっきまで伏せていた2枚のカードはブラフだと分かっている一枚は非常食と分かっているからもう一枚は神剣だろう)
手札からサイクロンを発動する!さっき伏せたカードを破壊する」
( ・∀・)「チェーンしてゴブリンのやりくり上手を発動!」
≦6ll`・ω・)「!!」
( ・∀・)「セットされた神剣とやりくりを食べて非常食を発動する!」
≦6ll`・ω・)「しくじったか?いや、最良の選択だった」
( ・∀・)LP:500→2500「さて、どうかな?やりくり上手の効果で2枚ドローして手札の1枚をデッキの1番下に戻す」
≦6ll`・ω・)「なぜならこのターンで勝負が付くからだ!リバースカード発動、閃光を吸い込むマジック・ミラーを発動!」
《閃光(せんこう)を吸(す)い込(こ)むマジック・ミラー/Light-Imprisoning Mirror》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
墓地またはフィールド上で発動した光属性モンスターの効果を無効にする。
全ての光を吸収する巨大な鏡が出現する。
≦6ll`・ω・)「これでモンスター効果は発動できない!そして闇王プロメティスを召喚する!」
《闇王プロメティス/Prometheus, King of the Shadows》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1200/守 800
このカードの召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する闇属性モンスターを任意の枚数ゲームから除外する。
このターンのエンドフェイズ時まで、この効果で除外したカード1枚につき、
このカードの攻撃力は400ポイントアップする。
≦6ll`・ω・)「その効果で墓地のA・O・J サウザンド・アームズ、アンノウン・クラッシャー、サイクロン・クリエイター、カタストル、
キラートマト、見習い魔女を除外して攻撃力を上げる」
プロメティスの体が墓地の闇属性モンスターを除外していくに連れて巨大化していく。
ATK:1200→3600
≦6ll`・ω・)「お前の残りライフ2500ではどっちの攻撃が通っても俺の勝ちだな、プロメティスで裏守備に攻撃!」
プロメティスは両手を掲げ、巨大な闇の塊を作り出し、裏守備に叩きこむ。
攻撃を受けた裏守備は押しつぶされ、捻じ曲がり、最終的には弾けとんだ。
( ・∀・)「効かないよ」
≦6l;`・ω・)「なっ?!」
弾けとんだかのように見えた、が守備モンスターはぴんぴんとしていた。
何故ならば、
( ・∀・)「マシュマロンだからね。捻じ曲がろうが押しつぶされようが痛くも痒くも無い。マジックミラーで効果ダメージは無いけど」
閃光を吸い込むマジックミラーはあくまでも発動した無効化するカード、マシュマロンのような戦闘では破壊されない永続効果は無効化する事が出来ない
≦6l;`・ω・)「なッ…?!いや、可能性にはあった、何を驚いて…俺…は」
( ・∀・)「勝負を焦りすぎようだね。可能性はあった、だが、そうじゃない可能性もあった。だから全てのカードを使い、攻撃したんだろうね。
デュエルする者全てが目指す先には勝利がある。だが君はゴールへたどり着くための道を間違えてしまったようだ」
≦6l;`・ω・)「…ターンエンドだ」
吸収していた闇の力が体から噴出し、まるで穴が空いた浮き輪のようにプロメティスは縮んでいった。
ATK:3600→1200
( ・∀・)「僕のターン、ドロー。まあ、結果論なんだけど、君は前のターンに二つのミスをした。
これは結構致命的で鉄壁を誇っていた君の空間に巨大な歪が生じた。
僕は今からその穴に剣をぶち込んで君のライフをエグり取ってあげるよ」
≦6ll`・ω・)「ば、馬鹿な…こっちのライフはまだ3300もあってさらには攻撃力3600のライト・ゲイザーと1200のプロメティスがあるんだぞ!?」
( ・∀・)「出来るんだよ…これがね面白いんだ。君のさっきのターン、サイクロンを使ってさらにプロメティスを召喚したよね。
その両方がね、やってはいけない事だったんだよ。まるでさ…そうだね」
僕に勝利が引き寄せられているようだったよ。と、モララーは薄ら笑いを浮かべながら言った。
( ・∀・)「このデュエルは僕の中では素晴らしいものだったよ。
不利になった状況を引き戻すほどのアンチデッカーのプライド、意地、燃えさせてもらったよ。久々に僕の中に火が灯った。
でもさ、君はやっちゃいけない事をしたんだ」
モララーは人差し指を立てる。
( ・∀・)「僕の仲間を傷つけた。増援を発動しライトロード・パラディン ジェインを手札に加えて召喚!」
ライトロードの名を冠する聖剣士が召喚される。
ATK:1800
中指を立てる。
( ・∀・)「それも僕とデュエルするために…今後ヒートと気まずくなったらどうするんだい。
アサルト・アーマーをジェインに装備し、さらに装備を解除する」
ジェインの体をオーラの様な物が一瞬包み込む、それを一瞬で解き放なった。
薬指を立てる。
( ・∀・)「普段はふざけてる僕でも、結構気にするんだよ、人間関係は。馬鹿なことやって突っ込んでくれる友人が何よりも大切な訳だよ。
墓地の神剣の効果を発動、墓地のサイレント・ソードマンLV5とLV3を除外して手札に戻す」
小指を立てる。
( ・∀・)「君たちが他所で何しようと勝手だけどさ、今後僕の仲間にちょっかい出したらただじゃ済まないよ。
手札の装備魔法を捨ててアームド・チェンジャーを発動、ジェインに装備」
ジェインの右腕が取り外され、まるで怪物のような腕が装着される。
最後に親指を立てる。
( ・∀・)「再び神剣の効果を発動墓地の黄金のホムンクルスとロケット戦士を除外して回収する」
怪物の手と人間の手でジェインは神剣を握りしめた。
ATK:1800→2100
計四枚のカードが除外され、ライト・ゲイザーはさらに地面に近づいた。
ATK:3800→3000
( ・∀・)「ふふふ、もはや攻撃力なんて関係ないけどね」
この瞬間、三沢は全てを悟り、青ざめる。
( ・∀・)「バトルだ、ジェインで闇王プロメティスに攻撃!」
ジェインは神剣を握り締め、魔王へ攻撃する。
神剣はジェインの力が加わり、光の力を持つ大剣へと変化する。
ATK:2100→2400
( ・∀・)「ジェインの効果発動!戦闘時に攻撃力が300ポイント上昇する、これは誘発効果ではなく永続効果だ。マジック・ミラーでは止められない。
アームドチェンジ・オブ・フェニックス・スラッシャー!!」
横一線、光と炎の力を宿したフェニックス・ブレードがプロメティスを切り裂く。
悪魔の肉体を持つ闇の王、プロメティスは聖なる炎に焼かれ、消滅した。
≦6l;`・ω・)LP:3300→2100「うおおおおおお!」
( ・∀・)「ジェインはアサルト・アーマーの効果で連続攻撃が可能となっている。
さらにアームド・チェンジャーの効果も発動する」
《アサルト・アーマー》
装備魔法
自分のモンスターカードゾーンに戦士族モンスター1体のみが
存在する場合に、そのモンスターに装備する事ができる。
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
装備されているこのカードを墓地に送る事で、このターン装備モンスターは
1度のバトルフェイズ中に2回攻撃をする事ができる。
《アームド・チェンジャー/Armed Changer》
装備魔法
自分の手札から装備魔法カード1枚を墓地に送って発動する。
装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊した場合、
装備カードのコントローラーは自分の墓地から
装備モンスターの攻撃力以下のモンスター1体を手札に加える事ができる。
( ・∀・)「当然手札に加えるのこいつだ!」
モララーは墓地のオネストを回収する。
力の供給源が急激に減り、ライト・ゲイザーは煙を上げながら何とか宙に浮いているという情けない状態だった。
ATK:3000→2800
( ・∀・)「アサルト・アーマーの効果でジェインの連続攻撃だ!君の意地とプライドをこの一撃で叩き壊してやる」
ジェインにオネストの翼が生える。神剣を構えながら天へ飛び立って行く。
高く、高く、高く、天を目指しジェインは飛ぶ。
そしてライト・ゲイザーをも越えていった。
( ・∀・)「これがラストバトル!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ジェインの攻撃!オネスティ・フェニックス・エクスカリバー!!!!!!」
≦6;;`・ω・)「ああああああああああああああああああ!」
ジェインは剣を天に掲げ、力の限り振り落とした。
ATK:2400→5200
ジェイン・フェニックス・ブレード・オネストの三重の力でライト・ゲイザーを真っ二つに叩き割った。
半分になったライト・ゲイザーは墜落し、爆発した。
そして三沢のライフも尽きた。
≦6ll`・ω・)LP:2100→0「俺の負け…か」
( ・∀・)「僕の勝ちだ、アンティルールだカードは返してもらうよ」
≦6ll`・ω・)「分かっている」
三沢はヴォルカニック・デビルのカードを手渡した。
≦6ll`・ω・)「後は…何故知っているか、何の用なのか、OP社とイリーガルデュエリストの関係だったな。どの順番で話そうか」
( ・∀・)「好きな順番で構わない」
≦6ll`・ω・)「そうだな…。では、簡単な質問から答えておこうか。何故知っているか…については簡単だ。
俺たちのボスがお前のその、呪い?みたいなものを刻み付けられたデュエルを見ていたからだ。
他の連中は気づかなかったがボスには分かったらしい」
( ・∀・)「なるほどね…次を」
≦6ll`・ω・)「OP社とイリーガルデュエリストとの関係だが、こっちも簡単だ。イリーガルデュエリストにOPの内通者がいる。
そこそこ偉い役職で好き勝手出来るらしい。それが誰か…は言う必要無いな」
( ・∀・)「構わないよ、それについては聞いて無いし興味も無いしね。最後のを頼むよ」
≦6ll`・ω・)「…分かっ──」
その瞬間、どこからともなくデュエルディスクが飛んできた。
(;;・∀・)「!!!」
デュエルディスクは三沢の頭にクリーンヒットし、三沢は気絶して倒れた。
???
(;・∀・)「え…あぁー…ん?」
頭に三個ほぼハテナマークがついているモララーの横を一人の女性が通り過ぎていった。
lw´‐ _‐ノv「よっと」
年は20代前後だろうか。
髪は肩まで伸びていて、細目の美人だった。ついでに言うと巨乳だった。
右腕にはデュエルディスクが付いている。
( ・∀・)「…」
女性は三沢にクリーンヒットしたデェルディスクを拾い上げ、左腕に装着した。
両腕にデュエルディスクを装着している女性はまさに…
( ・∀・)「もしかしてあなたは──」
まさしく…
(;・∀・)「ガルーザスさんですか!?(…って違うだろ!)」
動揺していたモララーは自分でボケて自分で突っ込んだ。
lw´‐ _‐ノv「そう呼んでくれて構わない。4人…あと3人倒したらいい」
ガルーザス…もとい女性は意味深な言葉を放った後、三沢を背負う。
女性が何かを念じると、女性と三沢の体がざらざらと米に変化していき、崩れていく。
呆然としながらその様子を見ていたモララーが我に返ったときには大量の米だけが残されていた。
(;・∀・)「…ッ!い、一番重要な所だけ訊けなかった…それにしても何で米なんだ…」
イリーガルデュエリスト
≦6ll`・ω・)アンチデッカー三沢×
?????
?????
?????
何かが起こるまで残り3人。
何かヒントになりそうなものが残されていないかと三沢のいた席と米を調べる。
もしかするとさっきの衝撃で三沢の所持していた物が落ちたかもしれない。
( ・∀・)「何だこれ」
米の山に手を突っ込んでみると何か硬い感触があった。
取り出してみると小さな部品のような物だった。
( ・∀・)「とりあえず貰っておくか…」
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