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ここはとある町にある小さなカードショップ、バーギコ。
店の前にはトラックが数台止まっている。
赤髪短髪、黒髪長髪、赤髪長髪の三人の少女がトラックを見上げている。
(*゚∀゚)「なんだありゃ」
从;゚∀从「ま、まさか俺達が全然カード買わないから破産して借金を抱え込んで、店が差し押さえられてるんじゃ…」
ノハT凾s)「うわああああ!店長おおおお!
いつもデュエルスペースは利用するくせにカードは他の安い店を利用して悪かったあああああああ!」
上から天井院つー、その友人のハインリッヒ高岡、つーの妹の天井院ヒート。
ノハT儺)「店長おおおお!ごべんよおおお!」
ヒートは泣きながら店内へ飛び込んでいった。
(;゚∀゚)「あの馬鹿妹!俺達もいくぞハイン」
从 ゚∀从「あいよ」
つーとハインリッヒも続いて店内に入っていった。
中には何人か黒いサングラスに黒いスーツを来た男がうろうろしていた。
さらにダンボールの箱がいくつか置いてある。
ノハT儺)「うわああ!やっぱりヤの付く人…むぐっ!」
ヒートはつーに口を押さえられた。
そしてヒートの耳元で小声で、
(;゚∀゚)「あほっ、ヤの人を刺激するな!指とか色んな所をツメらるぞ!」
ノハT儺)「むぐっむぐぅ」
その背後でハインは呆れ顔で突っ込んだ。
从;゚∀从「どう見てもカード関係だろ」
ノパ听)(*゚∀゚)「え?」
从 ゚∀从「ダンボールを見てみろ、デュエルモンスターズを作ってる会社のロゴが入ってるだろ」
つーとヒートは山積みになているダンボールを見る。
そこにはカードの裏やパックの裏でよく見るロゴの"OP"という模様がついていた。
(;゚∀゚)「あー…ほんとだ」
ノパ听)「ってことは差し押さえじゃないのか!よかったよかった!」
三人が姦しくしていると、デュエルスペースから店長であるギコが出てくる。
(,,゚Д゚)「やかましいと思ったらやっぱりお前らか」
从 ゚∀从「あ、店長」
(*゚∀゚)「この店が差し押さえられたんじゃないかって心配してたんだよ」
(,,゚Д゚)「ま、確かに売り上げは無いに等しいがな」
从;゚∀从「(なんで潰れないんだろう。というかどうやって生活しているんだ)ははは…」
(;゚∀゚)「(これからはちゃんとこの店で買ってあげよう…)ははは…」
そこにヒートが話題を変えようと疑問に思っていたことを告げる。
ノパ听)「えーっと、そうだ。それじゃあ、あのダンボールとトラックって何なの?」
(,,゚Д゚)「ああ、デュエルスペースいってみれば分かるぞ」
三人は奥にあるデュエルスペースに移動した。
从 ゚∀从「こ…」
ノハ;゚听)「これはあああああああああ!」
(*゚∀゚)「デュエルテーブルじゃねーか!」
ただの机だったものが、デュエルテーブルに変わっていた。
デュエルテーブルとは、デュエルモンスターズ専用のテーブルでモンスターを召喚すると小さいがデュエルディスク同様にモンスターが実体化する。
さらにIDカードを発行してデュエリスト登録していれば
デュエルしたデータがデュエルモンスターズを作っているOP(オープニング)社に送られてデュエリストレベルが変動する。
一旦レジへ戻る。
そして3人は手続き用紙に名前、年齢、住所などを記入して公式のIDカードを発行した。
从;゚∀从「儲かってないんじゃないんですか…」
(,,゚Д゚)「公認店は無料で貸し出ししてるんだよ。まあ、無料というか強制だがな。
電気代がかさむし手入れが面倒臭いから導入したくなかったんだがな…」
从;゚∀从「公認店だったんですか!」
(,,゚Д゚)「まあな、デュエルスペースがそんなに広くないから大会はできないが。
ほら、トーナメントパックもあるぞ」
从;゚∀从「大会ないのにトーナメントパックあるんですか!?」
(,,゚Д゚)「普段入り浸ってるお前らにくれてやっても構わんぞ」
从;゚∀从「ほしいけど…いいですかそれ」
(,,゚Д゚)「しらん」
从;゚∀从「あれ、そういえばアホ姉妹は…」
他の二人はデュエルテーブルにベタベタと触っていた。
(*゚∀゚)「うっひょー!これでこの店も近代的になったってもんよ!」
ノパ听)「うおおおお!燃えてきた!お姉ちゃん、デュエルだ!」
(*゚∀゚)「おうよお!」
从 ゚∀从「あっ、こら!俺もやる!」
ハインもデュエルスペースに戻っていった。
(,,゚Д゚)「ふー…」
≦:::::::::::::::::)「…」
何度か遊んで三人のデュエリストレベルは変化した。
(*゚∀゚)Lv1→3
从 ゚∀从Lv1→4
ノパ听)Lv1→3
(*゚∀゚)「いまんとこハインが一番高いか」
ノハ;--)「三人でグルグル回してるから相性の差がモロに出てるんだよう。私のデッキじゃヴェノミナーガはどうあがいても倒せないもん」
(*゚∀゚)「あれ、お前アレ入れてないのか?あれだよあれほら…なんだっけ」
ノパ听)「ああ…あれか。…何で"あれ"だけで分かるんだあああああああ私!」
(*゚∀゚)「姉妹だからじゃね」
从*゚∀从「いやーヴェノミナーガたんは可愛いなー!」
ハインリッヒはソリットビジョンのヴェノミナーガを眺めている。
≦6ll`・ω・)「フフフ。君達のデュエル、見させてもらったよ」
気づけば観葉植物の隣に一人の男が立っていた。
从;゚∀从「うわっ、いつのまに」
≦6ll`・ω・)「ずっといたさ、君達は気づかなかったようだけどね」
(*゚∀゚)「何者だ!この覗き野郎!」
≦6ll`・ω・)「俺の名前は三沢大地。イリーガルデュエリストのカードハンターだ!」
从 ゚∀从「イリーガルデュエリストだと!?」
ノパ听)「知っているのかハイン!」
从 ゚∀从「噂だけどな…。イリーガルデュエリストってのは違法なアンティやトレードを強引に要求してレアカードを巻き上げてる連中らしい」
≦6ll`・ω・)「ふふふ、その通りだ」
ノハ#゚听)「なにィ!?罪も無い決闘者からカードを奪うなんて…許せん!私が相手になる!」
≦6ll`・ω・)「いいだろう。だが、わかっているよな?」
ノパ听)「ああ、アンティデュエルだ!私はこのカードを賭ける!」
(;゚∀゚)「おい、ヒートそりゃあ…」
ヒートがアンティに選択したカードはヒートのデッキの切札、ヴォルカニック・デビルだった。
ノパ听)「私はこのカードを賭ける!」
从;゚∀从「おいおい、やめとけよ…」
(;-∀-)「無駄だ、こいつがこうなったらオレでも止められねえ」
ノハ#゚听)「私が勝った時は何もいらん!だが、その代わりにレアハンターから足を洗って二度とカードを巻き上げたりしないと誓え!」
≦6ll`・ω・)「いいだろう、それではデュエルを始めようか。お嬢さん方、そこをどいてくれるとありがたい」
(;゚∀゚)「チッ。ヒート、勝てよ」
从 ゚∀从「負けんなよ」
ノパ听)「ああ、私はこんな奴には負けない!」
≦6ll`・ω・)「ふふ…君が勝つ確立は万に一つも無い!」
そう言うと三沢はコートの下からデッキを取り出した。
ヒートはアンティーとなるヴォルカニック・デビルをテーブルの隅に置いた。
そして互いにデッキをデッキゾーンに置く。
ノパ听)≦6ll`・ω・)「「デュエル!」」
从 ゚∀从「始まったか…」
(;゚∀゚)「(このデュエル、奴には何のデメリットも無いとはいえ…。なんだあの自身は!なにか引っかかるぞ)」
デュエルテーブルにコインのソリットビジョンが写る。
コインは宙を舞い、チリンと音を立てて落ちた。
表にはヒートの顔が写っていた。
≦6ll`・ω・)「どうやら俺は後攻のようだ」
ノパ听)「よし、私のターンだ、ドロー!ヴォルカニック・エッジを召喚!」
ATK:1800
ノパ听)「先攻1ターン目は攻撃できないが、ヴォルカニック・エッジは起動効果によってダメージを与えることができる!」
ソリットビジョンのヴォルカニック・エッジが火球を吐き出す。
≦6ll`・ω・)LP:8000→7500「しっているさ、何度も見たからね」
ノパ听)「よし!1枚カードを伏せてターンエンドだ!」
≦6ll`・ω・)「ふふふ、俺のターンドロー!」
ノパ听)「(不気味な奴だ!)」
≦6ll`・ω・)「俺はモンスターカードをセットしてターンを終了する」
ノパ听)LP:8000 手札:4枚 デッキ:34枚 EX:3枚
場:ヴォルカニック・エッジ 伏せ:1枚
≦6ll`・ω・)LP:7500 手札:5枚 デッキ:34枚 EX:15枚
場:裏守備 伏せ:無し
ノパ听)「私のターン、ドロー!私は2枚目のヴォルカニック・エッジを召喚!」
≦6ll`・ω・)「ほう…」
ノパ听)「うおおお!燃え上がれ!2体のエッジのダブルエフェクトで1000ポイントのダメージを受けろ!」
二体のヴォルカニック・エッジの火球が三沢に襲い掛かる。
≦6ll`・ω・)LP:7500→7000→6500「この程度、全然平気だ」
ノパ听)「そんなことを言ってられるのも今のうちだ!ターンエンド」
≦6ll`・ω・)「やはり、攻撃をしてこなかったな。今日の君のデュエル回数は7回、
その中でヴォルカニック・エッジが相手の裏側守備表示モンスターに攻撃した回数は数えるほどしかない。
相手モンスターが確実に破壊できるか分からない場合は基本的に効果を使うようだね、
裏守備は大体他のカード効果で破壊している」
ノハ;゚听)「な、なんだお前…」
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー。君はFlame Spirit Ignisや、Royal Firestorm Guardsを使うことで墓地を有効活用する戦術を使うね」
《Flame Spirit Ignis》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1500/守1200
表側表示の炎属性モンスター1体を生け贄にする事で、
自分の墓地の炎属性モンスター1体につき、
相手に100ポイントのダメージを与える。
《Royal Firestorm Guards》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1700/守1200
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の炎族モンスター4体を選択する。
選択したモンスターをデッキに戻し、カードを2枚ドローする。
≦6ll`・ω・)「墓地を肥やされるのはやっかいだ、炎モンスターは手札に戻ってもらうよ。ペンギンソルジャーを反転召喚。
リバース効果でヴォルカニック・エッジ2体を手札に戻す」
ペンギンソルジャーの上腕二頭筋が唸る!
その強力でヴォルカニック・エッジ2体をヒートの手札に投げ飛ばした!
ノハ;゚听)「…」
≦6ll`・ω・)「そのリバースカードだが、何度か見てこの場面で使えそうなのはミラーフォースか魔法の筒、ファイヤー・ウォールといったところだ。
先攻で攻撃力の高いモンスターを召喚したのだからファイヤー・ウォールを伏せているとは考えにくい。
そして序盤でミラーフォースを伏せて序盤に強力カードを失うようなタクティクスはしない。
よって考えられるカードは魔法の筒!」
(;゚∀゚)「…」
≦6ll`・ω・)「ペンギンソルジャーを生け贄に氷帝メビウスを召喚!誘発効果でそのリバースカードを破壊する!」
ATK:2400
リバースカードはメビウスの放つ冷気で凍りつき砕け散った。
三沢の言う通りリバースカードは魔法の筒だった
从;゚∀从「…」
≦6ll`・ω・)「ふっ、予想通りだ。直接攻撃をする!アイス・ランス!」
メビウスはヒートに向けて氷の槍を放つ。
ノパ听)LP:8000→5600「…」
≦6ll`・ω・)「完璧だ…!1枚伏せてターンエンド!」
ノハ;゚听)「…きもい」
≦6ll`・ω・)「え?」
ノハ;゚听)「なんだこいつうううううううう!気持ち悪っ!」
从;゚∀从「確かに気持ち悪い…」
≦6l;`・ω・)「な、なんだと!俺の美しい戦術がきもいだと…!!」
(;゚∀゚)「戦術とかそういう問題じゃねええええ!!」
ノハ;゚听)「なに隅々まで人のデッキ知り尽くしてるんだよおおおおおおお!
鳥肌立ってきたぞおおおおおお!しかもデュエル中にぶつぶつとおおおおおお!
お姉ちゃん代わって!」
(*゚∀゚)「やだよ!」
≦6ll´・ω・)「これだから最近のJKは…」
从;゚∀从「JK関係ないわ!」
ノパ听)LP:5600 手札:6枚 デッキ:33枚 EX:3枚
場:無し 伏せ:無し
≦6ll`・ω・)LP:6500 手札:4枚 デッキ:33枚 EX:15枚
場:氷帝メビウス 伏せ:1枚
ノパ听)「私はこんな奴には絶対に負けないぞ!私のターン、ドロー!」
从 ゚∀从「でも奴の場には上級モンスター、ヒートの場はがら空き…」
(*゚∀゚)「大丈夫だ、勝つ!こいつはオレの妹だからな!」
从;゚∀从「どういう根拠だよ」
ノパ听)「再びヴォルカニック・エッジを召喚して効果発動!」
≦6ll`・ω・)LP:6500→6000「ふっ、この程度…」
ノパ听)「さらに強制転移だ!」
≦6ll`・ω・)「…!」
从 ゚∀从「うまい!ヴォルカニック・エッジは効果を使ったターンは攻撃できないが…」
ノパ听)「相手に贈りつけてしまえば関係ない!氷帝メビウスとヴォルカニック・エッジのコントロールを入れ替える!」
ヒートはヴォルカニック・エッジを、三沢は氷帝メビウスを相手の場に置いた。
ノパ听)「いくぞ!氷帝メビウスの攻撃…」
≦6ll`・ω・)「そうはいかない!エネミー・コントローラーで表示形式を変更する!」
巨大なコントローラーが出現、三沢はコマンドを入力して氷帝メビウスを操って守備表示にした。
DEF:1000
ノパ听)「う…ターンエンド」
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー。ハイドロゲドンを召喚する!」
ATK:1600
≦6ll`・ω・)「メビウスは上級モンスターだが、その強力な効果ゆえにか守備力は低い。
バトルだ!ハイドロゲドンでメビウスに攻撃!」
ハイドロゲドンは口から水を吐き出してメビウスの脛にぶつけた。
メビウスは脛を押さえて呻きながら消滅していった。
从;゚∀从「守備力が低いって弁慶の泣き所かよ!」
≦6ll`・ω・)「そしてハイドロゲドンの効果発動!」
ハイドロゲドンは分裂した。
≦6ll`・ω・)「ハイドロゲドンは相手モンスターを戦闘破壊した時にデッキから同名モンスターを呼び出す!
ハイドロゲドン、ヴォルカニック・エッジで直接攻撃だ!」
ノハ;゚听)LP:5600→4000→2200「こいつ…強い!」
≦6ll`・ω・)「ターンエンドだ!」
ノパ听)LP:2200 手札:5枚 デッキ:32枚 EX:3枚
場:無し 伏せ:無し
≦6ll`・ω・)LP:6000 手札:4枚 デッキ:31枚 EX:15枚
場:ハイドロゲドン×2 ヴォルカニック・エッジ 伏せ:1枚
ノパ听)「私のターン、ドロー…モンスターとリバースカードを伏せてターンエンドだ」
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!俺はオキシゲドンを召喚!」
ATK:1800
ノパ听)「リバースカード発動、激流葬!」
フィールドの中心がビシビシとひびが入り、巨大な穴となった。
そこから水が溢れ出し、激流となってフィールド上のモンスターを全て飲み込もうとする。
≦6ll`・ω・)「おっと、俺が何の対策も無しにモンスターを展開すると思ったかい?」
ノパ听)「え?」
≦6ll`・ω・)LP:6000→4500「速攻魔法、我が身を盾に。このカード効果でライフを1500ポイント支払って激流葬を無効化する!」
激流は中心の穴に吸い込まれていった。
≦6ll`・ω・)「バトルだ!ハイドロゲドンで裏守備に攻撃!」
ノパ听)「少し予定が狂ったけど…。まあいいか!裏守備は火口に潜む者だ!」
《火口(かこう)に潜(ひそ)む者(もの)/The Thing in the Crater》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1000/守1200
このカードが破壊され、フィールド上から墓地に送られた時、
手札から炎族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
≦6ll`・ω・)「モンスターの戦闘破壊に成功したことでハイドロゲドンの効果が発動、もう一体を特殊召喚だ!」
ノパ听)「だけどこっちもモンスター効果を使う!」
火口に潜む者が破壊された後、フィールドにはブクブクと煮えたぎるマグマが残った。
マグマの中心が盛り上がってきた。
ノパ听)「手札からヴォルカニック・ハンマーを特殊召喚だ!」
マグマの中からヴォルカニック・ハンマーが這い上がってきた。
ATK:2400
≦6ll`・ω・)「攻撃力2400か…。メインフェイズ2に移る!ヴォルカニック・エッジの効果発動だ」
ノハ#゚听)LP:2200→1700「くうう!飼い犬に手を噛まれるとはこういうことかああああ!」
从;゚∀从「自分で送りつけといてよく言うよ」
≦6ll`・ω・)「カードを1枚伏せてターンを終了とする」
ノパ听)LP:1700 手札:3枚 デッキ:32枚 EX:3枚
場:ヴォルカニック・ハンマー 伏せ:無し
≦6ll`・ω・)LP:6000 手札:3枚 デッキ:31枚 EX:15枚
場:ハイドロゲドン×3 オキシゲドン ヴォルカニック・エッジ 伏せ:2枚
ノパ听)「私のターン、ドロー!ついに来たぞ!」
≦6ll`・ω・)「む…!?」
ノパ听)「永続魔法、ブレイズ・キャノン発動!」
《ブレイズ・キャノン/Blaze Accelerator》
永続魔法
手札から攻撃力500ポイント以下の炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。
ノパ听)「手札のヴォルカニック・バックショットを捨てて効果を発動!」
≦6ll`・ω・)LP:6000→5500「そうはいかない、リバースカードを使うよ。ライフを500支払ってツイスター!」
弾を装填したブレイズ・キャノンは突風で倒れてしまった。
ノハ;゚听)「ななな…!だが、ブレイズ・キャノンの効果の炎族を墓地に送る効果はコストじゃなくて効果だからバックショットは無駄にはならないぞ!
私はヴォルカニック・ロケットを召喚!」
ATK:1900
≦6ll`・ω・)「ほう、回収カードを用意してあったか。ロケットがあるということはさっきの"ついに来たぞ!"とはブレイズ・キャノンではなく、
ヴォルカニック・バックショットのことだったようだね」
ノパ听)「墓地のブレイズ・キャノンを回収して再度発動だ!」
≦6ll`・ω・)「おっと、サイクロンだ、もう一度破壊!」
ノハ#゚听)「ぐううううううううう…」
≦6ll`・ω・)「ブレイズ・キャノンの制約効果でこのターン、君が攻撃することができない」
ノパ听)「分かってるやい…。リバースカードをセットしてターンエンド」
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!攻撃力はそっちが上だからまだ大丈夫などと考えているんじゃないかな」
ノパ听)「考えてる!超考えてる!」
≦6ll`・ω・)「浅はかな考えだ…手札からボンディング−H2O」
《ボンディング−H2O(エイチツーオー)/Bonding - H2O》 †
通常魔法
自分フィールド上に存在する「ハイドロゲドン」2体と
「オキシゲドン」1体を生け贄に捧げる。
自分の手札・デッキ・墓地から
「ウォーター・ドラゴン」1体を特殊召喚する。
はやみちゃんが精霊会議で墓地より復活する。
≦6ll`・ω・)「出でよ、ウォータードラゴオオオオオオン!」
酸素1と水素2が化合、水が精製された。
《ウォーター・ドラゴン/Water Dragon》
効果モンスター
星8/水属性/海竜族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
「ボンディング−H2O」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
炎属性と炎族モンスターの攻撃力は0になる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在する
「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を特殊召喚する事ができる。
ノパ听)「なっ…!」
≦6ll`・ω・)「ウォター・ドラゴンの効果で場のの炎族と炎属性モンスターの攻撃力は…」
ヴォルカニック・ハンマーATK:2400→0
ヴォルカニック・ロケットATK:1900→0
ヴォルカニック・エッジATK:1800→0
≦6ll`・ω・)「0となる!バトル、これで終わりだ、アクア・パニッシャー!」
ノパ听)「そうはいくかああああああ!聖なるバリア-ミラーフォース!-」
聖なるバリアがウォーター・ドラゴンの攻撃を反射、三沢の場のモンスターを粉砕した。
≦6ll`・ω・)「ふっ、だがウォーター・ドラゴンの効果発動、精霊会議!」
ハイドロゲドン2とオキシゲドン1が場に守備表示で特殊召喚された。
ノパ听)「でもこれで攻撃力はまたこっちが上回ったぞ!」
≦6ll`・ω・)「リバースカードをセットしてターンエンドだ」
ノパ听)LP:1700 手札:1枚 デッキ:31枚 EX:3枚
場:ヴォルカニック・ハンマー ヴォルカニック・ロケット 伏せ:無し
≦6ll`・ω・)LP:5500 手札:2枚 デッキ:31枚 EX:15枚
場:ハイドロゲドン×2 オキシゲドン 伏せ:1枚
ノパ听)「私のターン、ドロー!ヴォルカニック・ハンマーの効果を発動!」
ヴォルカニック・ハンマーは口に炎を含み、
ノパ听)「墓地のヴォルカニック一枚に付き200のダメージを与える!」
炎を吐き出した。
≦6ll`・ω・)LP:5500→5300「おや、攻撃よりこんな微妙なダメージを選ぶとは、そんなに俺のカードが怖いのかい?」
ノパ听)「そんなわけないだろ!さらにニトロ・シンクロン召喚!」
《ニトロ・シンクロン/Nitro Syncron》
チューナー(効果モンスター)
星2/炎属性/機械族/攻 300/守 100
このカードが「ニトロ」と名のついたシンクロモンスターの
シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
≦6ll`・ω・)「チューナーモンスターか…」
ノパ听)「そして、ヴォルカニック・ハンマーのレベルは5だ!
ヴォルカニック・ハンマーにニトロ・シンクロンをチューニング!」
ニトロ・シンクロンと露骨に嫌そうな顔をしたヴォルカニック・ハンマーがシンクロした。
ノパ听)「シンクロ召喚、ニトロ・ウォリアー!さらにニトロ・シンクロンの効果で1枚ドロー!
そしてバトルだ!」
≦6ll`・ω・)「ふふふふ…手札の炎属性モンスター、炎龍を除外してエレメンタル・アブソーバー発動!」
《エレメンタル・アブソーバー/Elemental Absorber》
永続罠
手札のモンスターカード1枚をゲームから除外する。
この効果によって除外したモンスターと同じ属性を持つ相手モンスターは、
このカードがフィールド上に存在する限り攻撃宣言をする事ができない。
≦6ll`・ω・)「これにより炎属性モンスターは攻撃することができなくなる!」
(*゚∀゚)「なっ…」
从 ゚∀从「砂塵、サイクロン、ウォーター・ドラゴンと来て極め付けにはエレメンタル・アブソーバー…。
なんかおかしくねえか!」
≦6ll`・ω・)「フフフフ、言い忘れていたね…俺の名前は三沢大地、イリーガルデュエリストのカードハンター。
またの名を338個のデッキを持つ男、アンチデッカー三沢!」
(*゚∀゚)「338個…だと」
从 ゚∀从「ねーよwwwwwww」
ノハ;゚听)「アンチデッキだとおおおお!?汚いぞ!」
≦6ll`・ω・)「これが俺のやり方でね。
それにデッキを見られていたと分かっていたのにもかかわらず勝負を挑んだ君にも非があるんじゃないのかな?」
ノハ;゚听)「くぅ…。私は…」
从;゚∀从「ヒート…」
ノハ;゚听)「リバースカードをセットして…ターンエンド」
≦6ll`・ω・)「俺のターン、ドロー!もはや君の持ち札に役に立つカードなど残されていない。そのリバースカードは…ブラフだ」
ノパ听)「…ッ」
≦6ll`・ω・)「終わらせてやろう、この最初から勝敗が決していた無意味なデュエルを。
再びボンディング−H2Oを発動!俺の場の水素2と酸素1を生贄に出でよ…ウォーター・ドラゴン!
喰らえ、アクア・パニッシャー!」
ノハ;゚听)LP:1700→0「うわぁ!」
ノパ听)「負けた…」
≦6ll`・ω・)「それでは、アンティルールとしてヴォルカニック・デビルを貰うよ。
おっと、なんだい君たち、その目は。俺はルールに則ってアンティルールをしただけだよ。
それに仕掛けてきたのは君たちのほうじゃないか」
从 ゚∀从「くっ…」
(*゚∀゚)「こうなりゃ俺が相手だ!アンティカードは…」
≦6ll`・ω・)「(ふふふ…)」
三沢の口元が緩む。
イリーガルデュエリスト、三沢大地はこうやってレアカードを稼いできていたのだ。
アンティールールを持ちかけ、アンチデッキで勝利する。
しかしデュエル中に明らかに相手が有利な条件と分かり取られた側は気に入らない。
だからカードを取り返そうとしてくる、奪ったカードを使ってさらにアンティールールを持ちかけてやる。
「待ちたまえ!」
つーがアンティカードを取り出そうとした瞬間、どこからともなく声がした。
从 ゚∀从(*゚∀゚)ノパ听)「!?」
3人の少女が声の主を探して辺りを見渡すが誰もいない。
≦6ll`・ω・)「何奴だ!」
「ふふふ、ははははははははは!」
≦6ll`・ω・)「ど、どこから声が…」
「上だあ!」
4人は天井を見る。
そこには想像を絶する光景が待ち受けていた。
天井
モララーが吊らされていた。
从;゚∀从(;゚∀゚)ノハ;゚听)「なにやってんだお前!」
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