- 189 名前:同志名無しさん :2014/07/12(土) 23:55:21 ID:mJtWw1PEO
- 第9話 野球民退学!?
職員室
('、`*川「おはようございまーす…」
_、_
( ,_ノ` )y-「おはようございます。」
((-;@∀@))「ななななななななな……」
('、`*川「どうしたんです朝日先生?」
(-#@∀@)つ□「何ですかこれは!?」
('、`;川「何って…入学試験の答案用紙ですけど。」
(-#@∀@)つ□「そんな事は分かっています!」
(-#@∀@)「この野球民という生徒の答案を見て下さい。」
- 190 名前:同志名無しさん :2014/07/12(土) 23:55:53 ID:mJtWw1PEO
- ('、`;川「…国語8点 英語3点 数学2点…」
_、_
( ,_ノ` )y-「社会と歴史が5点で理科が7点か、酷いなんてレベルじゃないな。」
(-@∀@)「意味が分からない…何故こんな頭の悪い生徒が…」
/ ,' 3「ぐっどもーにんぐ。」
(-#@∀@)「校長先生!!」
/ 。゚ 3「ひぃ!!」
/ ,' 3「なんじゃアサピーか…朝っぱらから脅かしやがってこの丸眼鏡野郎!」
- 191 名前:同志名無しさん :2014/07/12(土) 23:58:34 ID:mJtWw1PEO
- (-#@∀@)「何故このような生徒を入学させたんです!?」
/ ,' 3「ん?ああ野球民君か…」
(-#@∀@)「今すぐ退学にするべきです!!」
/ ,' 3「何で?」
(-#@∀@)「なっ…何でって…こんなバカな生徒がいたんじゃ他の生徒にも悪影響ですし学園のレベルも下がります!!」
/ ,' 3「別にいいんじゃね?」
- 192 名前:同志名無しさん :2014/07/12(土) 23:58:57 ID:mJtWw1PEO
- (-#@∀@)「いいって何がです!?」
/ ,' 3「デュエル強いし、渋澤君に勝ったんじゃろ?」
_、_
( ,_ノ` )y-「えぇ…まぁ…」
(-@∀@)「それについてですが…渋澤先生。」
_、_
( ,_ノ` )y-「何だ。」
(-@∀@)「私達に何か隠してませんか?」
_、_
( ,_ノ` )y-「隠し事だと…?知らんな。」
(-@∀@)「あなた…入学試験なのにも関わらず、六武衆デッキを使用しましたね?」
- 193 名前:同志名無しさん :2014/07/12(土) 23:59:39 ID:mJtWw1PEO
- _、_
(;,_ノ` )y-「ッ…!」
/ ,' 3「へ…?試験用じゃなくて?」
('、`;川「(あちゃー…)」
_、_
(;,_ノ` )y-「…証拠はあるのか?」
(-@∀@)「証拠なら…これを見て下さい。」
('、`*川「パソコン?」
(-@∀@)「えぇ、渋澤先生と野球民君とのデュエルが動画サイトでupされてたんですよ。」
('、`*川「撮影禁止のはずでは?」
- 194 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 00:02:00 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「試験は海馬ランドで行われましたからね…恐らく一般人が隠し撮りしたんでしょう。」
/ ,' 3「どれどれ…」
_、_
( ,_ノ` )y-『ザンジを召喚!!』
・
・
・
・
彡(゚)(゚)『よっしゃああああ!ワイの勝ちやーーー!!!!』
_、_
(;,_ノ` )y-「…」
('、`;川「…」
(-@∀@)「どうです?」
/ ,' 3「思いっきり六武衆使っとるのう。」
- 195 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 00:02:30 ID:ceYd/NjcO
- / ,' 3「渋澤君、どういう事か説明してくれんかの?」
_、_
( ,_ノ` )y-「それは…間違えたんです、試験用と私用のデッキを…」
/ ,' 3「なんじゃ間違いかwそれじゃ仕方なi(ry」
(-#@∀@)「仕方なくありませんよ!!」
/ ,' 3「…(メンドくせーなこのメガネ…クビにしようかな…)」
(-@∀@)「…先程見て頂いた通りです、どう見ても彼らのデュエルは不自然だ。」
- 196 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 00:02:54 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「マインドクラッシュの3枚同時発動…サイファー・スカウターによるカウンター、そしてリミッター解除を発動しての攻撃…」
('、`;川「……」
(-@∀@)「どうです?渋澤先生。」
_、_
( ,_ノ` )y-「…何がだ?」
(-@∀@)「あなたは彼の不正を見抜いていたのでは?」
- 197 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 00:04:58 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「あの動画を見る限りデュエルが始まった直後、あなたは自分の手札を見て彼を怒鳴りつけている…」
_、_
( ,_ノ` )y-「…」
(-@∀@)「野球民君はそれを見て満面の笑みを浮かべている…恐らく互いのデッキをシャッフルした時、渋澤先生のデッキに余計なカードを混ぜたのでしょう。」
_、_
(;,_ノ` )y-「…」
('、`;川「それはいくら何でも無理があるのでは…周りには多くの観戦者も居ましたし…」
(-@∀@)「可能ですよ。野球民君のカード捌きがプロのマジシャン並だったとしたら、ね。」
- 198 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 00:05:31 ID:ceYd/NjcO
- _、_
( ,_ノ` )y-「…知らんな!勝手な想像であれこれ言うのは止めてもらおうか!!」
(-@∀@)「では渋澤先生は実力で野球民君に負けたと?」
_、_
( ,_ノ` )y-「…そうだ。」
(-@∀@)
_、_
( ,_ノ` )y-
(-@∀@)「何故そうまでして彼を庇うんです?」
_、_
( ,_ノ` )y-「庇うだと?奴と俺は初対面だったんだ、理由が無いだろう!」
- 199 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 00:07:46 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「プライドの高いあなたの事だ…あえて彼を入学させリベンジするつもりだったのでは?」
_、_
(;,_ノ` )y-「……」
(-@∀@)「ではこうしましょう、私が彼にデュエルを挑みます。」
_、_
( ,_ノ` )y-「何?」
(-@∀@)「私が勝てば彼にはこの学園を去ってもらいます…」
_、_
( ,_ノ` )y-「お前が負けたら?」
- 200 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 00:08:23 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「これらの件に関して今後二度と追求しないと約束します。」
_、_
( ,_ノ` )y-「…」
(-@∀@)「校長先生、構いませんね?」
/ ,' 3「う〜ん…ムニャムニャ…」
(-#@∀@)「校長先生!!」
/ 。゚ 3「はひっ!?」
(-@∀@)「構いませんね?」
/ ,' 3「うむ!いいじゃろう!!」
(-@∀@)ニヤリ
_、_
(;,_ノ` )y-「校長!!」
('、`;川「校長先生!」
/;,' 3「…(やべぇ!寝てたから何の話か聞いてなかった!ワシ何かマズい事でも言ったんじゃろうか?)」
/ ,' 3「…さて、と…仕事仕事…」
- 202 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:02:59 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「渋澤先生…あなたはデュエリストとして尊敬に値する人ですが教師としては少々、いや…かなり問題があるようですね。」
_、_
( ,_ノ` )y-「…」
(-@∀@)「おっと、もうこんな時間ですか。授業に遅れますので失礼。」
パタン
_、_
(#,_ノ` )y-「ふん!相変わらず生意気な若造だ!!」
('、`;川「でもどうするんですか?このままだと野球民君が…」
- 203 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:03:26 ID:ceYd/NjcO
- _、_
(;,_ノ` )y-「そうだな…」
-食堂-
( ^ω^)「やっと昼飯だおー。」
(´・ω・`)「授業どうだった?」
('A`)「初日だしな、余裕だよ。」
(;^ω^)「よく分からなかったお…」
('A`)「おいおい、大丈夫かよ。」
彡(゚)(゚)「ずっと寝てたわ。」
(;'A`)「おい!?」
Ω「あ、渋澤先生だ…」
('A`)「渋澤?」
(´・ω・`)「レッド寮に何の用だろ…」
- 204 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:03:54 ID:ceYd/NjcO
- _、_
( ,_ノ` )y-「野球民はいるか?」
彡;(゚)(゚)「ギク!」
_、_
( ,_ノ` )y-「おい隠れようとするな、出て来い。」
彡;(^)(^)「へへ、お久しぶりです。渋澤センセ。」
_、_
( ,_ノ` )y-「お前に話があって来た。食事中悪いが表へ出てくれ。」
彡(゚)(゚)「はい。」
彡(゚)(゚)「じゃ、ちょっと行ってくるわ。」
- 205 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:06:14 ID:ceYd/NjcO
- ('A`)「おう。」
( ^ω^)ノ「いってらー。」
(´・ω・`)「大丈夫かな…」
(;^ω^)「まさかイカサマがバレたとか?」
(;'A`)「さぁな…けど用があるなら放送で呼べば済むだろ?わざわざ来たって事は何かあるぜ…」
(;´・ω・`)「……」
_、_
( ,_ノ` )y-「よし、誰もいないな…」
彡;(゚)(゚)「ドキドキ…」
_、_
( ,_ノ` )y-「朝日という教師を知ってるか?」
- 206 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:06:35 ID:ceYd/NjcO
- 彡(゚)(゚)「えっ?イエロー寮長の?知ってるで。」
_、_
( ,_ノ` )y-「奴がお前を退学にしようとしている。」
彡;(゚)(゚)「ファッ!?」
_、_
( ,_ノ` )y-「入学試験の結果があまりにも酷いとの事だ、お前のイカサマもバレた。」
彡;(゚)(゚)「今更そんな…ワイ退学になるんか?」
_、_
( ,_ノ` )y-「今すぐに退学、という事ではない。俺がある程度反論したからな…」
- 207 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:07:05 ID:ceYd/NjcO
- 彡;(゚)(゚)「ホッ」
_、_
( ,_ノ` )y-「奴はお前にデュエルを申し込むつもりらしい。」
彡(゚)(゚)「へ?」
_、_
( ,_ノ` )y-「お前が負けたら退学、勝てば帳消しだ。」
彡;(゚)(゚)「そうか…チャンスはあるんやな…」
_、_
( ,_ノ` )y-「今から俺が言う事をよく聞け、いいか…」
(-@∀@)「おやおや、渋澤先生に野球民君ではありませんか。」
_、_
(;,_ノ` )y- 彡;(゚)(゚)「!?」
- 208 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:10:17 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「こんな所で何してるんです?」
_、_
(;,_ノ` )y-「それは…あれだ…今後のデュエル界の在り方について語ってたんだよ、なぁ野球民君!」
彡(゚)(゚)「そうそう!ワイが退学にならん為の相談してた訳やあらへんで!」
(-@∀@)「ほう。」
彡;(゚)(゚)「あっ」
_、_
(;,_ノ` )y-「バカ!」
(-@∀@)「奇遇ですね、私も野球民君と話がしたくてここへ来たんですよ。」
- 209 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:10:57 ID:ceYd/NjcO
- _、_
(;,_ノ` )y-「朝日先生、悪いがまだ俺達の話が終わってな…」
ピンポンパンポーン
_、_
( ,_ノ` )y-「ん…放送か。」
放送『渋澤先生、今すぐ職員室へ来て下さい』
彡(゚)(゚)「あ、尊師の声や。」
_、_
( ,_ノ` )y-「(無視しよう…)」
放送『5分以内に来ないと夏のボーナス出さないよ〜んw』
_、_
(;,_ノ` )y-「何だとぉ!?くそっ!野球民!話は放課後だ!!」
- 210 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 09:11:28 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「ふふふ…」
彡#(゚)(゚)「ちょ!待てや渋澤センセ!ワイの事より夏のボーナスが大事なんかコラー!!」
彡;(゚)(゚)「あぁ…行ってしもた…」
(-@∀@)「野球民君。」
彡;(゚)(゚)「ひぃ!」
(-;@∀@)「そんなに怖がらなくてもいいでしょう。」
彡;(゚)(゚)「は、話って?」
- 211 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 17:45:34 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「渋澤先生から大方聞いてると思いますが…」
彡;(゚)(゚)「ああ…ワイのテストの点が低いっちゅう話でっか?」
(-@∀@)「ええ、そうです。」
彡;(゚)(゚)「けど!ワイはもうアカデミアの生徒やで!?後の祭やろ!!」
(-@∀@)「えぇ、その点については学校側のミスです。君を責めるつもりはありません。」
彡(゚)(゚)「じゃあ…」
- 212 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 17:46:02 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「ですがまだ問題がありましてね…これを見て下さい。」
彡(゚)(゚)「ノートPC?」
(-@∀@)「実は入学試験のデュエル…つまり君と渋澤先生のデュエルが動画サイトにupされてたんですよ。」
彡;(゚)(゚)「な、なんやてー!!」
(-@∀@)「早速見てみましょうか、この部分なんですが…」
彡;(゚)(゚)「……」
(-@∀@)「で、ここが…」
彡;(゚)(゚)「……(アカン…)」
- 213 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 17:46:28 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「どうです?君が不正を行ったのは明白だ。」
彡;(゚)(゚)「……(こいつ何者や!?ワイのイカサマを全部言い当てよった!まさか現場に居たんか!?)」
(-@∀@)「野球民君、認めますね?」
彡;(゚)(゚)「うぅ…(ここまで的確に言い当てられたら言い逃れできんな…)」
彡;(゚)(゚)「み、認めます…」
- 214 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 23:31:38 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「そうですか、ふふふ。」
彡;(゚)(゚)「た…退学…?」
(-@∀@)「そう言いたい所ですが私も鬼ではない、君にチャンスを与えましょう。」
彡;(゚)(゚)「……」
(-@∀@)「明日の放課後、デュエル場に来て下さい。」
(-@∀@)「君が私とのデュエルに勝てば退学は取り消し…負ければ退学です。いいですね?」
彡;(゚)(゚)「わかりました。」
- 215 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 23:32:04 ID:ceYd/NjcO
- (-@∀@)「おっと、そろそろ昼休みが終わりますね。では私はこれで。」
彡;>(゚)(゚)>「うわああああ!えらいこっちゃーーー!!!!」
-放課後・レッド寮-
彡;(゚)(゚)「ハァ…」
( ^ω^)「どうしたんだお?」
(´・ω・`)「元気ないね。」
('A`)「渋澤に何か言われたのか?」
彡;(゚)(゚)「かくかくしかじか」
(;^ω^);'A`);´・ω・`)「な…なんだってー!」
- 216 名前:同志名無しさん :2014/07/13(日) 23:32:44 ID:ceYd/NjcO
- _、_
( ,_ノ` )y-「野球民居るか?」
彡;(゚)(゚)「あ、はい。」
_、_
( ,_ノ` )y-「あの話はどうなった?」
彡;(゚)(゚)「どうもこうも渋澤センセの言うてた通りになったで。」
_、_
(;,_ノ` )y-「奴の申し出を受けたのか?」
彡;(゚)(゚)「しゃーないやん…ワイのイカサマ全部言い当てたんやで…」
- 219 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:50:09 ID:W9VSnqzwO
- _、_
( ,_ノ` )y-「奴は現場に居なかったんだ、知らぬ存ぜぬで突き通せば良かったものを…」
(;'A`)「て事は、あんな動画を見ただけでイカサマを言い当てたのか…」
(;^ω^)「実際見てた僕達ですら分からない所があったお…」
_、_
(;,_ノ` )y-「くそっ…朝日の奴、気味が悪い程の洞察力だな…」
彡;(゚)(゚)「なぁ渋澤センセ、ワイ…朝日センセに勝てるやろか?」
- 220 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:50:44 ID:W9VSnqzwO
- _、_
( ,_ノ` )y-「…今日は奴の授業を受けたか?」
(´・ω・`)「はい、受けました。」
_、_
( ,_ノ` )y-「メモリーカードは提出したか?」
彡(゚)(゚)「そりゃ提出せんと授業サボった事になるし、DPも貰えへんし…」
_、_
( ,_ノ` )y-「そうか…」
('A`)「メモリーカードがどうかしたんですか?」
- 221 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:51:30 ID:W9VSnqzwO
- _、_
( ,_ノ` )y-「メモリーカードにはお前達が何時、何処で、誰とデュエルしたか、何のカードを使ったかも記録されている。」
(;´・ω・`)「え…!」
_、_
( ,_ノ` )y-「その情報は教師だけが知ってるパスワードを入力する事で閲覧できる様になっている。」
(;'A`)「って事は…」
(;^ω^)「野球民のデッキ、戦術はバレバレって事かお…」
_、_
( ,_ノ` )y-「それだけじゃない、朝日は元プロデュエリストだ。」
彡;(゚)(゚)「ファッ!?」
- 222 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:52:53 ID:W9VSnqzwO
- (;'A`)「マジかよ…」
(;´・ω・`)「朝日先生が現役の頃に使ってたカードは…」
_、_
( ,_ノ` )y-「奴は対戦相手によってデッキ、戦術を変える…」
(;^ω^)「野球民の弱点を突いて来る…?」
_、_
( ,_ノ` )y-「その可能性は大だ、奴の武器は他にもある。もう分かってるだろうが、あの並外れた洞察力…お前の眉の動き一つ見逃さないだろう…」
彡;(゚)(゚)「……」
- 223 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:53:23 ID:W9VSnqzwO
- _、_
( ,_ノ` )y-「いいか、奴とのデュエル中一切リアクションするなよ。デッキも改造しておけ。」
彡;(゚)(゚)「わ、わかったで…」
_、_
( ,_ノ` )y-「勝てよ野球民、健闘を祈る。じゃあな。」
彡(゚)(゚)「渋澤センセ!」
_、_
( ,_ノ` )y-「何だ?」
彡(゚)(゚)「初めてセンセの事見た時、ただ頑固オヤジかと思ったけど…」
_、_
(;,_ノ` )y-「やかましい!」
- 224 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:53:53 ID:W9VSnqzwO
- 彡(^)(^)「アンタええ人やな、ワイの事心配してくれてありがとうな。」
_、_
( ,_ノ` )y-「…フン!礼など勝ってから言え!!」
彡(゚)(゚)b「おう!」
_、_
( ,_ノ` )y-「お前ら、デッキを組むの手伝ってやれよ!」
(´・ω・`)「はい!」
( ^ω^)「勿論だお!」
('A`)「よし、早速始めようぜ!」
- 225 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:55:39 ID:W9VSnqzwO
- -翌日・放課後-
彡(゚)(゚)「よっしゃ…ほな行くで!」
( ^ω^)「僕達も行くお!」
('A`)「ぜってー勝てよ!」
(´・ω・`)「頑張って!勝ったらレッド寮で祝勝会だよ!!」
彡(゚)(゚)「おう!まかせとけや!!」
-デュエル場-
ΩΩΩ「「ワァァァァア!!!!」」
彡;(゚)(゚)「ひっ!」
(;^ω^)「おぉっ…すっげー人だお…」
(;'A`)「ほぼ全生徒居るんじゃね?これ…」
- 226 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:56:56 ID:W9VSnqzwO
- (;´・ω・`)「きっとみんな見たいんだよ…“元プロ”と“渋澤を倒した奴”のデュエルを…」
Ω「オラー!さっさと負けろやイカサマ野郎ー!!」
Ω「退学だ退学ー!ぎゃはははは!!」
Ω「1ターン目にサレンダーしろよーw」
彡#(゚)(゚)「やっかましいコラァーーー!!!!」
Ω「あぁ!?早くリングに上がれやレッドのクズがー!!」
- 227 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:57:25 ID:W9VSnqzwO
- Ω「おー怖い怖いwレッドの奴はバカなだけじゃなく野蛮なんだなーwww」
彡#(゚)(゚)「黙れコラァーーー!!!!」
(;^ω^)「野球民!落ちつくお!!」
(;´・ω・`)「そうだよ!これは絶対に負けられないデュエルなんだ!勝負前から冷静さを欠いちゃいけないよ!!」
彡#(゚)(゚)「内藤…ショボン…けどアイツら…!」
- 228 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:59:08 ID:W9VSnqzwO
- ('A`)σ「野球民、あそこの客席見てみ。」
彡(゚)(゚)「え?」
从;゚∀从「うわぁ、すっげーヤジ…」
川;д川「居ずらいですね…」
(,,-Д゚)「…」
(-_-)「…」
彡;(゚)(゚)「あ…レッドの奴らが…」
ΩΩΩ「「野球民ー!!応援に来たぜーーー!!!」」
彡;(゚)(゚)「……」
(-_-)「スゥー…」
(#-_-)「野球民くーーーん!!!!」
(,;゚Д゚)「うおっ!びっくりした!!」
- 229 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 12:59:47 ID:W9VSnqzwO
- (#-_-)「僕は君がイカサマしたなんて信じてないからー!お願いだ、勝ってくれーーー!!」
彡;(゚)(゚)「小森…」
ΩΩΩ「「野球民ー!お前は俺達レッドの希望なんだー!!勝ってくれーーー!!!!」」
('A`)「ひひひwあいつら全員、お前が実力で渋澤に勝ったって信じてんだよ。こりゃ負けらんねぇな?」
彡;(゚)(゚)「マジかいな…」
- 230 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 13:00:21 ID:W9VSnqzwO
- ΩΩΩ「「こんなとこで消えんじゃねーぞー!頑張れー!!」」
(*゚A゚)「コラァーーー!!負けたら承知せぇへんでーーー!!!!」
从 ゚∀从「男なら気合い見せろーーー!!!!」
川д川「が…頑張って下さい…!」
ΩΩΩ「「野球民くーん!私達レッド女子一同応援してるよー!頑張ってーーー!!」」
(;^ω^)「おおっ!?野球民に黄色い声援が…」
彡*(゚)(゚)
('∀`)「羨ましい奴だなこの野郎!」
(´・ω・`)「オシリス・レッド全員、君の味方だよ。」
- 231 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 13:01:57 ID:W9VSnqzwO
- ('A`)「周りの雑音、まだ気になるか?」
彡*(゚)(゚)「いや…」
彡(゚)(゚)「…よっしゃ!ありがとうなお前ら!ほな行ってくるわ!!」
( ^ω^)「お!」
('A`)「俺達も客席から応援するからよ!」
(´・ω・`)「焦っちゃダメだよ、どんな時も冷静にね。」
彡(゚)(゚)「おう!」
ΩΩΩ「「早く始めろー!!」」
彡(゚)(゚)「へへ、待たせてすんまへん。」
- 232 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 13:02:28 ID:W9VSnqzwO
- (-@∀@)「いえいえ構いませんよ、君の最後のデュエルになるかもしれませんからねw」
彡(゚)(゚)「……」
('、`*川「野球民君!頑張ってね!!」
_、_
( ,_ノ` )y-「……」
(;><)「…(野球民君…)」
(-@∀@)「では、始めましょうか。」
彡(゚)(゚)「おう!」
彡(゚)(゚)「「デュエル!!!!」」(@∀@-)
彡(゚)(゚)「ワイのターン!ドロー!!」
彡(゚)(゚)つ
彡(^)(^)「ふひひwww」
- 233 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 13:02:56 ID:W9VSnqzwO
- (-@∀@)「……」
_、_
(;,_ノ` )y-「あのバカ…!リアクションするなと言っただろう…!!」
(-@∀@)「嬉しそうですねぇ野球民君。いいカードでも引きましたか?」
彡(^)(^)「いや別に?」
(-@∀@)「例えば“風林火山”とか…」
彡;(゚)(゚)「ファッ!?」
(-@∀@)ニヤリ
- 234 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 15:23:18 ID:W9VSnqzwO
- 彡;(゚)(゚)「カードを2枚伏せ…モンスターをセット!ターンエンドや!」
(-@∀@)「ふふ、私のターン、ドロー。」
(-@∀@)「(さっきの野球民君の反応…あの2枚の伏せカードのどちらかが“風林火山”と見て間違いなさそうだ…)」
(-@∀@)「(しかしこのカードがあれば如何なるトラップカードも無力と化す…!)」
- 235 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 15:23:52 ID:W9VSnqzwO
- (-@∀@)「行きますよ!手札から魔法発動!“デビルズ・サンクチュアリ”!!」
(-@∀@)「メタル・デビルトークンを特殊召喚!」
デビルズ・サンクチュアリ
通常魔法
効果
「メタルデビル・トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を自分のフィールド上に1体特殊召喚する。このトークンは攻撃をする事ができない。「メタルデビル・トークン」の戦闘によるコントローラーへの超過ダメージは、かわりに相手プレイヤーが受ける。自分のスタンバイフェイズ毎に1000ライフポイントを払う。払わなければ、「メタルデビル・トークン」を破壊する。
彡;(゚)(゚)「…」
(-@∀@)「メタル・デビルトークンをリリースし…」
Ω「おお!いきなり上級モンスターが出てくるぞ!!」
- 237 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 20:57:33 ID:W9VSnqzwO
- Ω「流石は朝日先生だぜ!」
(-@∀@)「“人造人間サイコ・ショッカー”を召喚!!」
人造人間-サイコ・ショッカー
効果モンスター
レベル:6
属性:闇
種族:機械族
攻撃力:2400
守備力:1500
効果
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いに罠カードの効果は発動できず、フィールド上の全ての罠カードの効果は無効化される。
- 238 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 20:57:57 ID:W9VSnqzwO
- (;´・ω・`)「サイコ・ショッカー!」
(;^ω^)「野球民の予想通り、本当に出てきたお!」
(;'A`)「けど大丈夫なのか?1ターンで召喚されるなんて予想外だぜ!」
(-@∀@)「ふふ、どうです野球民君?こいつさえあれば君のトラップなど…」
(-;@∀@)「あ、あれ?」
彡(゚)(゚)「www」
Ω「お、おい見ろ!サイコ・ショッカーが消滅していくぞ!!」
- 239 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 20:59:39 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「ぶひゃひゃひゃwトラップカード“昇天の角笛”発動やー!!」
(-;@∀@)「んなっ…!?」
昇天の角笛
カウンター罠
効果
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。
彡(゚)(゚)「へへ、いくらサイコ・ショッカーの効果が強力でも、召喚そのものを無効にされたら何の意味も無いわなw」
(-;@∀@)「く…!」
彡(゚)(゚)「“お互い引きが良すぎた”みたいやなぁ?朝日センセ!!」
(-;@∀@)「何…?(まさか…僕がサイコ・ショッカーを使うのを予測していた…?まさかな…)」
(-;@∀@)「バトルフェイズを終了し、カードを2枚セット!ターンエン…」
彡(゚)(゚)9m「おっと!トラップカード発動や!!」
(-;@∀@)「!?」
- 240 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:36:38 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「“シン・ツェン・フー”!!」
心鎮壷(シン・ツェン・フー)
永続罠
効果
フィールド上にセットされた魔法・罠カードを2枚選択して発動する。
このカードがフィールド上に存在する限り、選択された魔法・罠カードは発動できない。
(-;@∀@)「(しまった…!)」
Ω「朝日先生のリバース・カードが壷に封印された!?」
Ω「野球民いいぞー!」
- 241 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:37:07 ID:W9VSnqzwO
- (-;@∀@)「くそ…!(2枚共“風林火山”じゃないだと?まさかこの僕が、こんなレッドの落ちこぼれに出し抜かれるとは…!)」
彡(゚)(゚)「ふひひwワイのターン、ドロー!」
彡(゚)(゚)つ【撲滅の使徒】
彡(゚)(゚)「これは…(“リビングデッドの呼び声”を根こそぎ破壊する為に入れたカード…)」
- 242 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:37:59 ID:W9VSnqzwO
- (-;@∀@)「くそ…!(2枚共“風林火山”じゃないだと?まさかこの僕が、こんなレッドの落ちこぼれに出し抜かれるとは…!)」
彡(゚)(゚)「ふひひwワイのターン、ドロー!」
彡(゚)(゚)つ【撲滅の使徒】
彡(゚)(゚)「これは…(“リビングデッドの呼び声”を根こそぎ破壊する為に入れたカード…)」
(´・ω・`)「朝日先生のフィールドにはモンスターが存在しない、チャンスだよ!」
('A`)「あぁ、大ダメージを与えたい所だな…」
( ^ω^)「いけるおー!!」
彡(゚)(゚)「(さて、どうしよか…いつシン・ツェン・フーが破壊されるかもわからんしな…あのどちらかが“リビングデッドの呼び声”の可能性もある…使うか!)」
- 243 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:39:52 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「手札から魔法カード発動や!“撲滅の使徒”!!」
撲滅の使徒
通常魔法
効果
フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊し、ゲームから除外する。それが罠カードだった場合、お互いのデッキを確認し、同名カードを全てゲームから除外する。
- 244 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:41:36 ID:W9VSnqzwO
- (-;@∀@)「(こ、こいつ…!)」
彡(゚)(゚)「どっちのカードを破壊するか…」
彡(゚)(゚)「よし!右のカードや!!」
(-;@∀@)「!!」
(;^ω^)「破壊したカードは…?」
(;´・ω・`)ノ∞「…リビングデッドの呼び声だ!」
(´・ω・`)ノ∞←双眼鏡
(;'A`)「マジかよ…ドンピシャじゃねーか!」
彡;(゚)(゚)「は…ほんまに当たった…」
(-;@∀@)「……」
- 245 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:42:05 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「よっしゃ、朝日センセ!デッキの確認タイムといこかw」
(-;@∀@)「くそっ…」
デュエル・ディスクの画面に互いのデッキリストが表示される。
彡(゚)(゚)「…(やっぱり思った通りや…サイコ・ショッカーにリビングデッドの呼び声、両方共3枚積みしとる…)」
(-;@∀@)「…(く…こいつのデッキ…明らかに僕のデッキを意識して構築されている…!)」
- 246 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:42:28 ID:W9VSnqzwO
- (-;@∀@)「(しかし何故分かったんだ…僕が野球民のメモリーカードの情報を閲覧したのがバレたのか…?)」
_、_
( ,_ノ` )y-
(-@∀@)「…!」
(-;@∀@)「(そうか…渋澤先生が教えたのか…!)」
彡(゚)(゚)「よし!確認終わり!」
(-;@∀@)「はっ…!」
彡(゚)(゚)「深刻な顔してどないしたんや?w」
- 247 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:46:14 ID:W9VSnqzwO
- (-;@∀@)「い…いえ別に…」
彡(゚)(゚)「隠さんでええやん。」
彡(^)(^)「メモリーカード提出した時にワイのデッキ見たんやろ?」
(-;@∀@)「(やはり…)」
(-;@∀@)「…渋澤先生から聞いたんですね?」
彡(゚)(゚)「そうや、現役時代の朝日センセの戦法もな。」
(-;@∀@)「くっ…」
- 248 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:46:58 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「へへ、確実にワイを倒すデッキを作ったつもりなんやろうけど…裏目に出たようやなw」
(-;@∀@)「…(僕が構築した、対・野球民君用のデッキ…彼は僕がこのデッキを構築すると予測して今のデッキを作った…)」
(-;@∀@)「(確かに僕が彼の立場でも同じ事をしただろう…だがこれはプロの試合でもなければ授業でもないんだ…負ければ退学になってしまう、たった1度きりのデュエル…)」
(-;@∀@)「(そんなリスキーな事…普通するか?僕ならしない…いや、できない…!)」
Ω「野球民負けろー!!」
Ω「退学だ退学ー!!」
彡(゚)(゚)
(-;@∀@)「(そしてこの会場の空気…ここにいる約9割の人間が彼を罵倒している…味方なんて殆ど居ない…その上対戦相手は元プロの僕だ…)」
(-;@∀@)「(こんな条件下で…何故こんなにも落ち着いていられる?)」
- 249 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:50:16 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「まだワイのターンやったな!」
彡(゚)(゚)「手札から魔法発動!“死者蘇生”!!」
死者蘇生
通常魔法
効果
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
(;'A`)「(もう使うのか!?)」
彡(゚)(゚)「ダブルコストンを特殊召喚や!」
ダブルコストン
効果モンスター
レベル:4
属性:闇
種族:アンデット族
攻撃力:1700
守備力:1650
効果
闇属性モンスターを生け贄召喚する場合、このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。
Ω「なんだよあのザコモンスターはw」
Ω「手札事故かぁ?w」
(-@∀@)「そのモンスターは…!」
- 250 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:50:57 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「知ってるんか?流石は元プロやな、ちゅう事は…これから何が起こるか想像つくやろ?」
(-;@∀@)「……」
川д川「ダブルコストンを特殊召喚したという事は…」
从 ゚∀从「ああ…“最上級モンスター”が出るぜ!」
彡(゚)(゚)「ダブルコストンをリリースし…」
(-;@∀@)「……」
彡(゚)(゚)「“暗黒の侵略者”を召喚や!!」
暗黒の侵略者
効果モンスター
レベル:8
属性:闇
種族:悪魔族
攻撃力:2900
守備力:2500
効果
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は速攻魔法カードを発動する事ができない。
- 251 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:52:23 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「ひひっwこいつさえあれば“リミッター解除”の一撃も怖くないで!」
(-;@∀@)「ぐ…!」
彡(゚)(゚)「バトルフェイズや!いくでぇ!!」
(*゚A゚)「ぶちかましたれーーーっ!!」
彡#(゚)(゚)9m「“暗黒の侵略者”で攻撃!くらえやあああああああ!!!!」
ATK2900
(-;@∀@)「うわああああっ!」
(-@∀@)LP4000→1100
ΩΩΩ「「ワァァァァァァア!!!!」」
(;´・ω・`)「やった…!」
- 252 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:53:08 ID:W9VSnqzwO
- ( ^ω^)「あと一撃だお!」
彡(゚)(゚)「ワイのターンは終了や!!」
(-;@∀@)「う…(攻撃力2900だと!?これは想定外だ…!)」
彡(゚)(゚)「ふひひwどうや!」
(-;@∀@)「たかが1バトル制したくらいで…あまり調子に乗らない事です!」
(-@∀@)「僕のターン、ドロー!」
(-@∀@)「カードを1枚伏せ…“人造人間7号”を召喚します!」
人造人間7号
効果モンスター
レベル:2
属性:闇
種族:機械族
攻撃力:500
守備力:400
効果
このカードは相手プレイヤーを直接攻撃する事ができる。
彡(゚)(゚)「そんなカード怖くないで!」
(-@∀@)「更に魔法発動!“機械複製術!!”」
機械複製術
通常魔法
効果
自分フィールド上に表側表示で存在する攻撃力500以下の機械族モンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターと同名モンスターを2体まで自分のデッキから特殊召喚する。
- 253 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:54:49 ID:W9VSnqzwO
- (-@∀@)「デッキから2体の“人造人間7号”を攻撃表示で特殊召喚します!」
彡;(゚)(゚)「ファッ!?」
(;^ω^)「モンスターが3体も並んだお!」
(-@∀@)「バトルフェイズ!“人造人間7号”で攻撃!!」
彡(゚)(゚)「そんなザコモンスター返り討ちに…」
彡;(゚)(゚)「!?」
彡(゚)(゚)LP4000→3500
(;-_-)「“人造人間7号の攻撃”が…」
- 254 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:55:20 ID:W9VSnqzwO
- (;´・ω・`)「“暗黒の侵略者”をすり抜けて野球民を攻撃した!?」
(;'A`)「モンスターが存在しても直接攻撃できるのか!?あれは厄介だぞ…」
(-@∀@)「ふふ、更に残りの2体で野球民君を攻撃!!」
彡;(゚)(゚)「ぐう…!」
彡(゚)(゚)LP3500→3000→2500
Ω「まだ大丈夫だー!」
Ω「そうだ!次のターンで破壊してやれー!」
- 255 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:55:52 ID:W9VSnqzwO
- 彡;(゚)(゚)「へへ、せやな。あんなモンスターすぐに破壊したるわい!!」
(-@∀@)「ターンを終了します。」
彡(゚)(゚)「ワイのターン!ドロー!!」
彡(゚)(゚)「(伏せカードが気になるけど…あと一撃で勝てるんや!行くで!!)」
彡(゚)(゚)9m「バトルフェイズ!“暗黒の侵略者”で“人造人間7号”に攻撃!!」
(-@∀@)「かかりましたね、トラップ発動!“ディメンション・ウォール”!!」
ディメンション・ウォール
通常罠
効果
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。この戦闘によって自分が受ける戦闘ダメージは、かわりに相手が受ける。
彡(゚)(゚)「!?」
彡;(゚)(゚)「ぎゃああああああ!!!」
彡(゚)(゚)LP2500→100
- 256 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:57:25 ID:W9VSnqzwO
- (;'A`)「こいつぁヤベーぞ…」
(;´・ω・`)「そんな…」
(;^ω^)「一気に逆転されたお…」
川;д川「…残りライフ…100…」
(;-_-)「……」
从;゚∀从「お前ら沈んでんじゃねーよっ、まだ負けたわけじゃねーだろ!?」
_、_
(;,_ノ` )y-「…(もう後が無いぞ…)」
('、`;川「(野球民君…)」
彡;(゚)(゚)「カードをセット…ターン終了や…」
(-@∀@)「僕のターン、ドロー!」
- 257 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:57:57 ID:W9VSnqzwO
- (-@∀@)「これで終わりです!“人造人間7号で”ダイレクトアタック!!」
彡;(゚)(゚)「“攻撃の無力化”発動!!」
攻撃の無力化
カウンター罠
効果
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
Ω「危ねー…」
Ω「ヒヤヒヤして見てらんねーよ…」
- 258 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 21:58:23 ID:W9VSnqzwO
- (-@∀@)「時間稼ぎに過ぎませんよ、もう1体の“人造人間7号”を守備表示に変更、カードを伏せてターン終了です。」
彡(゚)(゚)「ワイのターン、ドロー!」
彡(゚)(゚)「手札から魔法発動!“守備封じ”!!」
『守備』封じ
通常魔法
効果
相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にする
- 259 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:00:00 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「“隼の騎士”を召喚してバトルフェイズや!」
隼の騎士
効果モンスター
レベル:3
属性:地
種族:戦士族
攻撃力:1000
守備力:700
効果
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
彡(゚)(゚)「“隼の騎士”で“人造人間7号”に攻撃!」
(-;@∀@)「く…」
(-@∀@)LP1100→600
彡(゚)(゚)「(よっしゃ通ったで!!)」
- 260 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:01:12 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「更に“隼の騎士”で攻撃や!」
(-@∀@)LP600→100
彡;(゚)(゚)「(あと一発!通るか!?)」
(-@∀@)「……」
Ω「野球民やっちまえー!」
Ω「いけー!」
彡#(゚)(゚)9m「“暗黒の侵略者”でダイレクトアタックやー!!」
(-@∀@)「トラップ発動!“次元幽閉”!!!」
次元幽閉
通常罠
効果
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体をゲームから除外する。
(;'A`)「次元幽閉!!」
(;´・ω・`)「最上級モンスターが簡単にやられた…」
彡;(゚)(゚)「くっそ…えげつないカード持っとるな…」
(-@∀@)「ふふ、次のターンで攻撃力1100以上のモンスターを引く事ができれば…僕の勝ちです!」
彡;(゚)(゚)「…ターン終了…」
(-@∀@)「おやおや、口数が減りましたね。流石に焦ってきましたか?」
彡;(゚)(゚)「……」
(-@∀@)つ「ラストターンです!ドロー!!」
- 261 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:02:54 ID:W9VSnqzwO
- ・・・・・
(´・_ゝ・`)「ほんっと誰もいねーな…」
( ゚д゚ )「あぁ、既に現役引退したオッサンとルーキーのデュエルなんか見て何が楽しいんだか…」
(´・_ゝ・`)「相手、誰だっけ?」
( ゚д゚ )「野球民とかいう関西弁の奴だ。」
(´・_ゝ・`)「あー…はいはい、あの声のデケー馬鹿ね…」
( ゚д゚ )「暇だし俺達も見に行くか?」
- 262 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:03:55 ID:W9VSnqzwO
- (´・_ゝ・`)「はは、そうだな。負け犬の面でも拝むとするかw」
-デュエル場-
( ゚д゚ )「やけに静かだな…」
(´・_ゝ・`)「全然盛り上がってねーじゃん。」
<ヽ`∀´>「あっ、センパイ。」
(=゚ω゚)ノ「ここの席空いてますょぅ。」
(´・_ゝ・`)「おう。」
( ゚д゚ )「今どんな状況なんだ?」
(-;@∀@)「攻撃!」
彡;(゚)(゚)「トラップ発動や!」
<ヽ`∀´>「互いにライフ100で手札0、一方が攻撃したらもう一方がトラップで破壊…」
(=;゚ω゚)ノ「そんな状況がもう5ターン以上も続いてるんですょぅ。」
(´・_ゝ・`)「なんだそりゃ?ありえねーw」
<ヽ;`∀´>「でも事実ニダ。」
( ゚д゚ )「ま、もうすぐ終わるだろ。」
(-;@∀@)「僕のターン…ドロー!」
- 263 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:05:33 ID:W9VSnqzwO
- (-@∀@)つ【奈落の落とし穴】
(-@∀@)「カードをセットし、ターンエンド…」
彡(゚)(゚)「ワイのターンやな…」
(-;@∀@)「…君、いい加減しつこいですよ。」
彡;(゚)(゚)「ひひwそれはお互い様ちゃうか?疲れたんやったらサレンダーしてくれや。」
(-;@∀@)「サレンダーなどするわけがない…勝つのは僕だ…君には学園を去ってもらう!」
- 264 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:06:29 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「そんなに馬鹿な生徒がキライか?」
(-;@∀@)「ええ、馬鹿な上に不正を行うような生徒はもっと嫌いです。」
彡;(゚)(゚)「随分嫌われたもんやなぁ。」
彡(゚)(゚)「けどワイも負けるわけにはいかんねや…さぁ行くで!」
彡(゚)(゚)「ドロー!」
彡(゚)(゚)つ
彡(゚)(゚)「ワイはこいつを召喚や!」
D.D.クロウ
効果モンスター
レベル:1
属性:闇
種族:鳥獣族
攻撃力:100
守備力:100
効果
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。相手の墓地のカード1枚を選択し、ゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(-;@∀@)「!(攻撃力たったの100…?奈落の落とし穴が発動できない…!!)」
彡(゚)(゚)「バトルフェイズ!“D.D.クロウ”で攻撃!!」
彡#(゚)(゚)9m「くらえやあああああ!!!!」
(-;@∀@)「う…うわあああああ!!!」
(-@∀@)LP100→0
彡;(゚)(゚)「勝った…?はは…」
彡*(゚)(゚)「ワイの勝ちやーーー!!!!!」
ΩΩΩ「「ワァァァァァァア!!!!」」
- 265 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:07:49 ID:W9VSnqzwO
- (*^ω^)「やったおー!野球民が勝ったおーーー!!」
('∀`)「あぁ!すげーよあの野郎!!」
(*´・ω・`)「おめでとー!!」
Ω「マジかよオイ…」
Ω「朝日先生が負けるなんて…」
彡#(゚)(゚)凸「見たかボケ共がー!これがワイの実力じゃあ!!ぶひひひひwww」
Ω「くそ…あの野郎調子に乗りやがって…!」
(-@∀@)「……」
- 266 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:08:17 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「朝日センセ!これでワイの退学は取り消しやな!!」
(-;@∀@)「えぇ、約束ですからね…」
彡(゚)(゚)「またやろうや!」
(-@∀@)「は?」
彡(゚)(゚)「朝日センセとのデュエル、最っ高に緊張したけど最っ高におもろかったで!!」
彡*(^)(^)「へへ!!」
(-@∀@)「……」
彡(゚)(゚)「っと、忘れる所やった…渋澤センセ!」
_、_
( ,_ノ` )y-「?」
- 267 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:08:52 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「アンタのお陰で何とか勝てたわ!ホンマありがとうな!!」
彡(^)(^)9m「サンキューガッツ!!」
_、_
( ,_ノ` )y-「ふ…」
川 ゚ -゚)「…(どうやら彼の実力は本物のようだ…イカサマはデマだったか?)」
川 ゚ ー゚)「…」
<ヽ#`∀´>「ウリを差し置いてあんなに目立つとは…許せないニダ!」
(=゚ω゚)ノ「先輩!みんなであの野郎潰しますかょぅ?」
- 268 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:10:27 ID:W9VSnqzwO
- (´・_ゝ・`)「お前らバカか?勝手にやってろよ。」
<ヽ;`∀´>「え…でも…」
( ゚д゚ )「何故俺達があんな三下を相手にしなければいけないんだ?」
(=゚ω゚)ノ「けど朝日に勝ったょぅ…」
(´・_ゝ・`)「ラッキーパンチだろ。」
(=゚ω゚)ノ「…(途中からしか見てないくせに…)」
彡(゚)(゚)「よっしゃ!ほなレッド寮に戻るで!!」
ΩΩΩ「「おー!!」」
- 269 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:10:55 ID:W9VSnqzwO
- 彡(゚)(゚)「へへ!今日は気持ちよく眠れそうやな!!」
( ´∀`)「ちょっと待つモナ。」
彡(゚)(゚)「ん?」
( ´∀`)「やぁ。」
彡(゚)(゚)「おっ、アンタは歓迎会の時のセンパイやないか。」
( ´∀`)「驚いたモナよ、まさか朝日先生を倒すなんて。」
彡(゚)(゚)「そりゃどーも、ワイに何か用でっか?」
( ´∀`)「うん、ちょっと忠告しに来たモナ。」
彡;(゚)(゚)「ほう?」
- 270 名前:同志名無しさん :2014/07/14(月) 22:11:45 ID:W9VSnqzwO
- ( ´∀`)「君は少し目立ちすぎだモナ。」
彡(^)(^)「…ジェラシー?w」
(;´∀`)「いや…そうじゃなくて…君の事を良く思ってない連中が多いモナよ。ブルーの生徒達とか特に。」
彡(゚)(゚)「…で?」
( ´∀`)「まぁ朝日先生を倒した君なら大丈夫だと思うけど…」
( ´∀`)「“Cyber-Zard”の連中には気をつけた方がいいモナよ。」
彡(゚)(゚)「サイバー…?」
( ´∀`)ノ「僕が言いたかったのはそれだけだモナ。じゃ。」
( ^ω^)「野球民早く来いおー!」
('A`)「食堂のおばちゃんが料理作って待ってるぞー。」
彡(゚)(゚)「おう!今行くわ!!」
彡(゚)(゚)「(サイバーザードって何や…?ちょっと調べてみよか…)」
第9話 終わり
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