927 名前: ◆3sLRFBYImM :2015/11/07(土) 17:12:24 ID:73kCNG2g0
■27       - 待ち続けて… -



【時の放浪者】にて、ミ,,゚Д゚彡と行動を共にしていた(*゚∀゚)


彼女は故郷に戻った十年後、
村の者とそのまま結婚し、子を育むという極々平凡な人生を歩む。
はじめの数年ほどはナナシがまた遊びに来てくれることを願っていたがやがてその想いも自然と消えた。

しかし彼と出逢うまでは年齢的問題(当時まだ14歳ほど)もあり、
それほど異性と付き合う意識は芽生えておらず、
ナナシの物腰柔らかな性格、
反して戦闘時にみせる勇ましさを目の当たりにしたことで人格形成に影響が出たのか、
彼女が人生の伴侶に選んだのはいわゆる "男らしい" 相手だったという。

自覚こそないがナナシが初恋の相手だった。


ところで。
話中にも記述した通り、曾お祖母さんの名前は "しぃ"。

928 名前: ◆3sLRFBYImM :2015/11/07(土) 17:13:49 ID:73kCNG2g0

【帰ってきてね】にて、(*゚ー゚)はすでに(´・ω・`)との子を宿している。
ラストでは無事出産してナナシの故郷へとその身を寄せた。


…やがて大陸戦争終結。
ナナシの故郷は戦乱の煽りを受けて壊滅。
村人は皆、他所の土地へと移り住み、しぃもまた一時は避難したものの帰還する。

ようとして知れないショボンの行方を捜しつつも彼女が行ったのが、ナナシの故郷復興だった。
子供を預け、ナナシの帰還を信じて、彼女はたった一人で村の建て直し作業を行い続けた。


( ^ω^)とξ゚听)ξが彼女の前に現れたのはその時期。
川をひき、草木を植え、ナナシの故郷は長い年月をかけて元の姿を取り戻していく。


――【老女の願い】における老女(村の長老)とは、(*゚ー゚)である。


一人きりで復興作業を続けるうち、彼女には
"生きる目的" こそあれど、
"生きたい願望" は薄まってしまった。
 ※顔表示に関してはTtips B (>>886) を参照

復興を遂げ、村の人々が戻ってくる頃、
しぃの中は別の達成感によって心地好く満たされている。
そのため生きる願望が再び戻ることはなく、そのまま後世に継いでこの世を去った…。


図らずもナナシは、
彼女の一族に密着して生きていることになる。



※おまけ
しぃの一族は女性が生まれると名前の意味を継ぐ(男は原則、名前の継承はない)。

 4  → 3  → ナシ → 2
(*゚ー゚)→???→???→(*゚∀゚)
         ↑
       婿養子が入る

この設定がとあるヒントにもなるが、それはまた後に解明される。


<了>


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