- 829 名前:名も無きAAのようです :2012/10/22(月) 23:45:24 ID:KoYwRMsIO
――世界には、必ず“ルール”が存在する。
ルールと言っても、スポーツのルールだとか、偉い人が勝手に決めた法律だとか、そんなチャチなルールでは断じてない。
リンゴを上からコンクリートに落とせば、リンゴ砕けて破片が散らばり、果汁がコンクリートを汚すみたいに、その世界に存在する物じゃ“変えようがない物”と言う意味でのルール、絶対的な物と言う意味でのそれだ。
もちろん、そういった世界のルールは、僕にも当てはまる。
もっとも、そのルールは、君達が住む世界のルールとは、少し違った物だけどね。
- 831 名前:名も無きAAのようです :2012/10/22(月) 23:47:27 ID:KoYwRMsIO
――1つ――
( ^ω^)「……………………」テクテク
( ^ω^)「……………おっと、」
チリンチリン〜♪
(;^ω^)「ふぅ、何もないからって蛇行運転なんかすんじゃねぇお」
――生物に干渉してはいけない(例外を除く)――
――1つ――
( ^ω^)「……やっぱセナは早ぇお」
ソレデサー
エーマジー
(;^ω^)「うぉっとぉ!?」
アレ、イマアソコノホンウゴカナカッタ?
エー?カゼジャナイノー?
(;^ω^)「……行ったか、お?」
( ^ω^)「ふぅ……そろそろここも危ないおね」
――自分の存在を誰かに知られてはいけない(例外を除く)――
- 832 名前:名も無きAAのようです :2012/10/22(月) 23:48:58 ID:KoYwRMsIO
- ――1つ――
(;^ω^)「はぁ、はぁ、はぁ……」
∴∵∴∵|
ズズズ…
(;^ω^)「くそっ、いい加減にどっか行けお!」
∴∵|
ズズ…
|
ズ…
(;^ω^)「ひぃ、ひぃ、ひぃ…………ふぅっ、漸く諦めたかお」
(;^ω^)「全く……あいつら最近多いお」
(; ω )「そろそろ、ここともおさらばかもおね……」
――“鬼”に捕まってはいけない(例外は無い)――
……僕の名前は『内藤ホライゾン』世間でいう“幽霊”といった存在だ。
- 833 名前:名も無きAAのようです :2012/10/22(月) 23:49:37 ID:KoYwRMsIO
- 元々、人間だったという感覚はあるけど、いつ、僕がなぜ死んだのかといった生前の記憶は、いくら考えても思い出せない。
何で死んだはずの僕がまだこの世に留まっているのか。どうして僕はあの世に行けないのか。
もしかしたら、僕はもの凄い大罪人で、あの世から受け入れ拒否をされているんだとか。
もしかしたら、この世に残した未練があって、未練を無くすまであの世に行けないんだとか。
なんて事を考えてながら、僕は今日も此処にいる。
いつかは行けるであろう、あの世の事を考えながら。
全く、生きる、というのは大変だ。
( ^ω^)「まぁ、僕死んでるんだけどね」
――( ^ω^)はデッドマンなようです――
――作者がデッドマンになったら執筆予定――
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