213 名前:名も無きAAのようです :2013/12/20(金) 23:42:11 ID:gO3rbQrw0
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('A`)「みなさん、こんばんは。ブーン系専門レポーターのドクオです」

('A`)「ブーン系というコンテンツが終わったと叫ばれて久しい昨今、いかがお過ごしでしょうか」

('A`)「日々に忙殺されブーン系を忘れてゆく者、プロという次なるステップへ踏み出す者、諦め悪くしがみつく者、その姿勢は三者三様であると思います」

('A`)「しかしながら、終わったと言われるコンテンツであればこそ、そこに蔓延っていた闇を風化させてはいけない。そう考えることは出来ないでしょうか」

('A`)「ブーン系ゴーストライター。アマチュア創作の世界であるはずのブーン系で、有名作者の代わりに筆を取り金銭を要求する、不逞な輩」

('A`)「私ドクオは、ブーン系黎明期から衰退期にいたるまで、独自の取材でその闇に目を凝らし続けて参りました」

('A`)「そして今日、匿名を条件に、数あるブーン系小説の影の立役者と言われる大物ゴーストライターへ、インタビューを敢行することに成功したのです」


( ■ω■) 『こんばんは』


('A`)「こんばんは。本日は宜しくお願いいたします」

※一部音声と画像を加工してありますがご了承下さい。

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214 名前:名も無きAAのようです :2013/12/20(金) 23:43:43 ID:gO3rbQrw0
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('A`)「早速ですが、質問させていただいても良いでしょうか?」

( ■ω■)『はいですお』

('A`)「はい……いや、え?」

( ■ω■)『なんですかお?』

('A`)「……あの、今ですおって言いました……?」

( ■ω■)『それが、何か』

('A`)「……あの、ブーンさん。せっかく声と顔を加工しても、語尾を変えないことには……」

( ■ω■)『……』

( ■ω■)『ですおなんて言ってないんだぜ』

('A`)「……失礼しました。では続けます」

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215 名前:名も無きAAのようです :2013/12/20(金) 23:47:04 ID:uq4W5beo0
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('A`)「まず初めにお聞きしたいのは、何故アマチュア創作の場であるブーン系で、お金を使ってまで代筆を頼むのかということなんですが」

( ■ω■)『一概には言えないけど、ぼk……俺が手掛けた作品の中で一番多かった理由は、読者の期待に応えなければならないから、だったお……だったんだぜ』

('A`)「期待、と言いますと?」

( ■ω■)『今の世の中、コミュニケーションツールは山ほど溢れてるお……溢れてるんだぜ』

( ■ω■)『当然、有名作者であればあるほどブーン系外の交流も盛んになる。そうした中でちやほやされて

       いるうちに、出来ません書けませんなんて言えなくなる空気が出来あがっちまうんだお……んだぜ』

('A`)「なるほど……有名作者であることが、自らの足枷になってしまうのですね」

( ■ω■)『そういうことだぉ……だぜ』

('A`)「その語尾使いづらいんですか?」

( ■ω■)『かなり』

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216 名前:名も無きAAのようです :2013/12/20(金) 23:48:03 ID:uq4W5beo0
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('A`)「では、あなたはなぜそんなブーン系作者に力を貸していたのでしょうか。あなたほどの人なら、オリジナル作品でも充分名を轟かすことはできたのでは?」

( ■ω■)『ブーン系での名声なんてゴミクズほどの価値もないお……ないんだぜ』

( ■ω■)『ぼ……俺が求めていたのは常に金、金だけなんだお……ぜ』

( ■ω■)『考えてもみるんだお……ぜ。たかだかアマチュアの人間が、自分の面子を保つためだけに高い金を払うんだぉ……っぜ』

( ■ω■)『こんなにボロい商売はないとは思わないかお……ぜ?』

('A`)「そんなに儲かる仕事だったんですか?」

( ■ω■)『そうだおぜ。特に俺はクッソスレからシリアスまで幅広い筆致を持っていたから、勢いのある当時は引く手あまただったおぜ』

('A`)「なるほど……結局その中途半端な語尾で統一なさったんですね」

( ■ω■)『うんだおぜ』

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217 名前:名も無きAAのようです :2013/12/20(金) 23:49:36 ID:uq4W5beo0
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実録!ブーン系小説ゴーストライターのようです


途中まで書いてネタが続かなくなったので誰か供養してくだしあ


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