714 名前:名も無きAAのようです :2012/09/25(火) 20:41:54 ID:BcDW6iRY0
昔々の噺にございます。
人喰い鬼が住むとされる、名前もない山に、一人の乙女が迷いこんだ。
乙女の胸中は知らぬ。
何か悩みがあったやもしれぬ。
一寸した遊び心かも分からぬ。
とにかく、花も恥じらう齢十六の生娘は、何をとち狂ったか、二輪車に跨り山道を登ったのです。
そして案の定、車輪は小石に躓いて、山奥へと転がり落ちてしまいました。
まあ、なんやかんや故あって、彼女は出会ったのでございます。

(;,,゚Д゚)   (゚ー゚*;)

鬼と恐れられた、世間知らずな一人の青年に。


(,,゚Д゚)「俺は鬼子(ぎこ)、擬古山のぎこ」

(*゚ー゚)「私は華族・猫屋敷の一人娘が椎奈よ」

(,,゚Д゚)「カゾクって何だ?薬草の一種か?」

(*゚ー゚)そ「えっ」

(;,,゚Д゚)そ「えっ」

【時は大正 古きと新しきが吹き荒れる浪漫の嵐!】

(,,^Д^)「゛ジテンシャ゛って凄えなー!しぃは何時もこんなのを乗り回してんのか!ギコハハハ!」

(;*゚д゚)「ぎこさん、前、前ェーーーーーー!」

【過去に取り残された”鬼子”青年と】

(;*,,゚3゚)「何だこれっうまっ!?これが『けえき』かっ!?」

(;*゚ー゚)「世間知らずも困りものですわ……」

【未来を憂うお転婆”お嬢様”との】

(*,,^Д^)「教えてくれ、しぃ!俺はもっと、世界を知りたい!」

(*゚ヮ゚)「……ええ。なら行きましょう、一緒に!自転車に乗って!」

【自転車一つで世界を巡る 大 正 冒 険 浪 漫 譚 !】


(,,゚Д゚)旭丸を転がすようです(゚ー゚*)

近日、公開?


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