- 416 名前:名も無きAAのようです :2012/08/12(日) 11:01:52 ID:1WK2MvSI0
( ^ω^)「それで、僕の母さんが……」
( ^ω^)
( ´ω`)「ふぇ……」
ブワッ( >ω<)ヘプチッ!
ξ;゚听)ξ「うぶっ!あ、あんた!"ハネビト"だからって、くしゃみの度に羽広げるの止めなさい!」
(;^ω^)「ご、ごめんだお!これ無意識だからどうしようも……」
ブワッ( >ω<)ヘブッ!!
ξ;゚听)ξ「おおーい!!」
- 417 名前:名も無きAAのようです :2012/08/12(日) 11:04:59 ID:1WK2MvSI0
(;´∀`)「はぁ、はぁ、ふぅー……今の100mタイム、結構良かったモナ?」
( ´_ゝ`)「ほれ」
(;´∀`)「やったモナ!自己べスト更新だモナ!!」ワーイ
( ´_ゝ`)「……そうだな、ただの人間のお前にしちゃいいタイムだ」
( ´∀`)、「でもやっぱり"ネコビト"のフーンには勝てないモナねぇ。遠いモナー」シミジミ
( ´_ゝ`)(……運動神経に長けるネコビトの俺のタイムと少ししか違わねぇ)
(#´_ゝ`)(気に食わん、才能あるくせに腹が立つほど天然に謙遜しやがる)ムカッ
( ´∀`)「?」
- 418 名前:名も無きAAのようです :2012/08/12(日) 11:06:32 ID:1WK2MvSI0
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ 〜♪
ミセ*゚ー゚)リ 〜♪♪〜〜♪〜〜ピタッ
ミセ;゚ー゚)リ「あ!と、トソン!もー、いるならいるって言ってよねー!」ワタワタ
ミセ;゚ー゚)リ「描いてるとこ見られるの恥ずかしいのにー」ワタワタ
(゚、゚トソン「……幻想的ですね。何描いてるかわからないですけど」
ミセ*´ー`)リ「あ、そう?えへへ、褒められちゃった」テレ
(゚、゚トソン「"ミミビト"の描く世界はやはり独特です。私なんかまだまだですね」
ミセ*^ー^)リ「そうかな?私、トソンの絵、大好きだよ!すっごく綺麗で!」
(゚ー゚トソン「……ふふ、ありがとう。ミセリさん」
- 419 名前:名も無きAAのようです :2012/08/12(日) 11:09:33 ID:1WK2MvSI0
"亜人"
飛べる羽を持つ者、猫のような長い尻尾を持つ者、長く尖った耳を持つ者――
人間であって人間でない者達。
それら全ての人間を総称する言葉。
総人口約60億人。うち、人間50%。残り50%、亜人。
彼らの高校の在校生は同じ比率であり、世界の縮図として度々比喩される。
人間と亜人は相対するために存在しているのではない。
そのことを示すためにここは存在している。
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- 420 名前:名も無きAAのようです :2012/08/12(日) 11:12:58 ID:1WK2MvSI0
(;^ω^)「ツうううぅぅぅぅン!!僕は!僕はやっぱり――」
(#´_ゝ`)「いいか!覚えておけモナー!!俺に――」
(゚ー゚トソン「ね、ミセリさん。聞いてほしいんです。私――」
時に悩み、迷いながら。ぶつかり合いながら。互いに認めながら。
――彼らは歩み寄る。
これはどこにでもいる普通の高校生達の、後に"青春"として振り返られる日々の話。
私立第三人亜高等学校のようです 公開日:ずっと後
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